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| 礼子 | みんな、準備はできたかしら？ |
| 麻理菜 | もちろんバッチリよ♪ 久しぶりのパーティーだし、 気合い入るわ！ |
| 泉 | 私は……少し緊張してるかも。 学生だし、大きなパーティーって、あんまり経験ないから。 |
| 彩華 | だ〜いじょうぶ♪ みんなで楽しくお話しするだけだよぉ。 |
| 麻理菜 | そうそう！ 社会経験だと思って、気楽にね♪ |
| 涼 | おっ、みんな、華やかなカッコだね。 何かイベントでもあるのかい？ |
| 彩華 | あ、涼ちゃんだぁ！ これからね、礼子さんとパーティーに 行くところだったの〜♪ |
| 礼子 | せっかくの夏ですもの。 いろんなオトナの経験を したいでしょう？ |
| 礼子 | よかったら、涼ちゃんもどう？ 大勢のほうが、私も楽しいし♪ |
| 涼 | ありがとう。 でも、気持ちだけ受け取っとくよ。 |
| 涼 | ああいう場所は、 どうにもガラじゃなくてさ。 |
| 麻理菜 | そう？あ。もしかして 涼ちゃんってパーティー慣れしてる？ 行き飽きちゃったとか！ |
| 涼 | いやいや。 昔、小さなヤツにちょこっとね。 飽きたとかじゃないよ。 |
| 泉 | ってことは、 あんまり好きじゃないんですか？ |
| 涼 | そんなとこ。 ほら、パーティーって華やかなトコ だからさ、気後れするんだよ。 |
| 涼 | あとは…… 礼儀正しくお淑やかにってのが、 どうにも窮屈でさ。 |
| 礼子 | あら……。 でもそれだと、今の涼ちゃんなら また違ってくるんじゃないかしら？ |
| 涼 | ん？どういうことだい？ |
| 礼子 | 昔より大人になって、 型にはめられるだけの貴方じゃ なくなったっていう話よ♪ |
| 礼子 | オトナになると、 しがらみが増えるという人もいるけど、 そうじゃない人だっているでしょう？ |
| 麻理菜 | ふふっ♪ それ、なんとなくわかるかも！ |
| 麻理菜 | 経験を積んだ今だからこそ、 自分らしく、自由に楽しめる… そういうことが増えたもの。 |
| 彩華 | パーティーって、 楽しむことが一番大切ですよねぇ♪ |
| 涼 | たしかに。 今のアタシだったら……あの時の 窮屈なパーティーは抜け出してるよ。 |
| 涼 | それで、広い会場内を探検して…… って、それじゃあ主催の人に悪いか。 |
| 礼子 | ふふ、いいのよ。それに今は、 自由なパーティーだって多いの。 ふらっと休憩や買い物に行けたりね。 |
| 泉 | そうなんだ……。 それなら、慣れてない私でも 気後れはしないかな。 |
| 彩華 | うんうん！ それに今日はあやかたちもいるし、 心配いらないって〜♪ |
| 麻理菜 | ええ、お姉さんたちがついてるわ！ 肩の力を抜いて、楽しみましょ♪ |
| 泉 | そっか。 よかった、ちょっと緊張がとけたよ。 なんだか楽しみになってきたな。 |
| 礼子 | というわけで、改めて 涼ちゃんも一緒にどうかしら？ |
| 麻理菜 | それにね、実は…… 今日のパーティーは、 礼子さんが主催なの♪ |
| 泉 | ちょっとした プライベートパーティー、だって。 |
| 彩華 | きっと華やかですよねぇ〜♪ それに、お料理もこだわってそう！ |
| 麻理菜 | それだけじゃないわ。 礼子さんのことだもの、何か お楽しみが用意されてるんじゃない？ |
| 礼子 | ええ、もちろん♪ 誰も退屈させないって約束するわ。 |
| 涼 | ははっ♪ そこまで言われちゃ、 行かなきゃ損だよな♪ |
| 彩華 | それじゃあ……！ |
| 涼 | 礼子さん、招待ありがとう。 喜んで行かせてもらうよ。 |
| 礼子 | そうこなくっちゃね♪ |
| 泉 | それじゃあ、 涼さんのドレスも準備しないとだね。 私、衣装室の鍵を借りてくるよ。 |
| 涼 | サンキュ、泉。せっかくだし、 型破りなドレスでも着てみようかな。 アタシらしく、さ。 |
| 彩華 | はいはーい！ じゃあ、メイクアップは あやかに任せてねぇ〜♪ |
| 彩華 | 涼ちゃんの髪、キレイだから。 ずっと盛ってみたいって 思ってたんだぁ〜♪ |
| 涼 | ああ。 お手柔らかに頼むよ。 |
| 礼子 | にぎやかなメンバーで、 楽しいパーティーになること 間違いナシね……♪ |
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