及川雫データベース - [愛の癒し系]及川雫

特訓前

ステータス

属性パッション(Pa)レアリティSR
レベル上限60親愛度上限40
初期攻撃値5240初期守備値3820
最大攻撃値13755最大守備値10028
コスト19移籍金10950
特技愛情ドクドク
効果クール・パッションタイプの攻 ランダムで特大〜極大アップ
入手方法愛の癒し系3STEPチャンスガチャ(2014年1月10日〜1月16日)

概要

2014年1月10日から16日にかけて行われた「愛の癒し系3STEPチャンスガチャ」にて初のガチャ限定SRとして登場を果たした、通算二度目のSR。同ガチャでは限定Rの[ファンシースパイシーア]関裕美が一緒に登場しており、裕美とはシンデレラガールズ劇場第226話にて共演も果たしている。
限定SRなのでSTEPガチャが終わった現在では当然ガチャで入手することはできず、例によってフリートレードに上がってくるのを待つしかないのが残念なところ(関裕美の方は後に恒常化している)。フリトレの相場は2017年9月時点でスタドリ200本前後と限定SRとしては比較的安価ではあるが、出回ること自体がそれほど多くないので見つけたらすぐ手に入れておきたいところ。登場から約3年後の2017年3月22日にボイスが追加されており、パラメータの傾向は攻特化、同時期のSRパッションアイドルの中では三本の指に入るほどのパラメータを誇っていた。
ガチャの実施時期に合わせて季節は冬。プロデューサーと一緒に実家の牧場の雪かき(雪おろし?)を行っている中途、小休止として小屋の中で暖を取っている様子を切り取ったイラストとなっており、厳密には牧場独特の仕事と言えるか微妙ではあるものの、マーメイドパラダイスの際に口にしていた「プロデューサーの逆スカウト」という雫の希望が一応叶った形になる。汗で体が濡れているだけでなく髪にまで水滴が付いているのは、雪かきを行っている中で髪についた雪が解けたためであろうか。窓の外に景色が描かれず白一色で満たされているのも雪が光を反射している故、つまり外は雪が一面に降り積もっていることを暗に示している秀逸なデザインとなっている。
小屋の中では古めかしい型のストーブに当たっているという、いかにも田舎といった風情の一葉である。被っているニット帽がいかにも純朴な雰囲気を醸し出しているのとは対照的に、着用している薄いシャツはかなり際どい部分まで汗で透けてしまっており、うっすらと肌色が確認できるほどというかなり危なっかしい状態になっている。汗でシャツが濡れていることは理解しているものの、シャツが透けるという点について雫自身がそれについてあまり気にかけていない様子なのはプロデューサーに全幅の信頼を寄せているからか、それともそもそもそういう状態になっていることに気づいていないからなのだろうか。ここは敢えて「両方」と考えたいところである。
ちなみにあまり目立たないが雫の背後には先ほどまで着ていたと思しき上着が置いてあり、地味な色のズボンと合わせてこれもN特訓前のものとは別の雫の「作業着」なのだと思われる。オーソドックスな配置ながら、その作業着を着て雪かきをしている雫の姿が容易に想像できる一助となる、優れた構成と言えるだろう。
イラストピックアップ
防寒を重視したと思しき洒落っ気のないニット帽をつけているところがいかにも雫らしい。わずかに残った雪や髪の水滴が直前までの作業を想起させる。下着を着けているかどうかすら怪しいほどに肌色が確認できるシャツ。胸の谷間の自己主張ぶりはもはや言うまでもないだろう。室内の埃が窓から差し込む光を受け所謂「幾何反射」を起こして煌いており、その静的なイメージがひと時の休息という穏やかな雰囲気を強調している。雪かき中に着ていたと思しき上着や手袋が見える。小物によってイラスト外の行動を予想させる構成はデレマスによく見られるもの。年季の入った風な石油ストーブ。その若干古めかしいデザインは「牧場の小屋の中」という場所のイメージにぴったり嵌っている。

セリフ集

状況セリフ
ガチャコメント1両親もプロデューサーさんを気に入ったみたいで、いつでも待ってるって言ってましたー。また来ましょうねー♪
ガチャコメント2あったかいですねー。私、冷えちゃってるみたいで…ちょっと触ってみますかー。ほらぁ、手がこんなにー
アイドルコメントふぅー、ひと休みですー。牧場の雪かきは大変ですけど、いつものことですからー。冷えた指先が温まったら、また行きますー。○○さん、雪国の冬をゆっくり楽しんでくださいねー
マイスタジオ1あたたかさって、大切ですよー
マイスタジオ2生きてるって感じますねー
マイスタジオ3ホットミルク、沸かしましょうかー?
マイスタジオ4雪かきしないと牛舎の屋根が落ちて、牛さんが困りますよねー
マイスタジオ5
(親愛度MAX)
○○さん、素朴な暮らしもいいなって思いませんかー?
お仕事1大きな愛、感じてほしいですー
お仕事2みんな、いい人ばかりですー
お仕事3休憩ですー。暖を取りましょー
お仕事4牧場ではしぼる方なんですけど、仕事場ではしぼられますー
お仕事5(親愛度MAX)聞いてくれますかー、○○さん。冬の牧場ではですねー
LIVEバトルもぉー寒くないです♪
お仕事(親愛度UP)○○さん、もぉーっとくっついて、あたたまりましょう
親愛度MAX演出寒い時のつらさを知ってるから、温かさのありがたみがわかるんですよねー。私、都会に戻っても浮かれずアイドルやりますからー
雪かきの休憩中という状況のためか「あたたかさ」に触れるセリフが多いが、ここでは同じ言葉を「温かい」「暖かい」「あたたかい」と3種類の表記で言い表している点に注目すべきだろう。
一般的には気温のように体全体で感じる場合は「暖かさ」、体の一部分で感じたり心で感じたりする場合に対して「温かさ」という漢字を用いるようだが、それを踏まえてセリフを見返してみると漢字表記よりも平仮名表記になっている方が多いことがわかる。意図的に平仮名表記にしていると仮定してみると雫がどちらの意味であたたかいという言葉を使ったのか敢えてぼかしているということになり、それぞれの場合においてこの言葉を発した時の雫が何を思っていたのか考えてみるというのも彼女の内面を知る一助になるかもしれない。
ある意味では曖昧とも取れる言い回しを重ねていることにもなるわけだが、だからこそ親愛度MAX時のセリフにおいて「温かさ」という言葉を使ったという事実に注目すべきだろう。本来は「寒い」の対義語として「暖かい」を使うべきところに敢えて「温かい」という言葉を当てたという点が雫の心情を象徴していると言えまいか。
さらに言えばゲームのプレーヤーたる我々は雫のセリフを字面で見ることができるから彼女の気持ちを「漢字の使い方」として容易に気づくことが出来るが、雫本人やプロデューサーにとっての現実世界たるゲーム内では彼女の言葉を音声で聞くのみなのだ。雫の胸中を推し量るどころか彼女の心情に微妙な差異が生じていることにすら気づかないかもしれない。
ここに雫らしい控えめないじらしさを感じられないだろうか。牧場の仕事に誘ったり両親も気に入ったと告げたり少々過激とも取れる発言に注意を向けがちではあるが、このセリフ、引いてはそこに隠された控えめないじらしさ・健気さこそが雫という少女の本質のように感じられるのである。


特訓後

ステータス

属性パッション(Pa)レアリティSR+
レベル上限70親愛度上限300
初期攻撃値6288初期守備値4584
最大攻撃値20830最大守備値15185
コスト19移籍金16425
特技愛情ドクドク
効果クール・パッションタイプの攻 ランダムで極大〜絶大アップ

概要

特訓後。特訓前の雪積もる牧場から打って変わって、都会の広場での献血キャンペーンイベントに参加している様子を切り取ったイラストとなっている。献血のイベントにふさわしく純白のナース服を模した衣装を着こんでおり、牛乳大好きな雪国育ちの雫にふさわしい衣装(後年付与された設定でも雫のイメージカラーは「白」)であるが、共通衣装なのか胸がきつそうになっているのはもはやお約束というところ。なお他のキャンペーンガールのナース姿を見るにスカートの短さは元からのものらしい。
今回の衣装はナース服、というよりイベント用の衣装である点が最大の特徴と言え、これまでの特訓後衣装に共通していた「ステージ衣装」とは趣を異にしたものとなっている。尤も実家の牧場のマスコットガールとして宣伝活動をしていたという過去の実績(デレステ設定)もあるので、当人にしてみれば慣れたものなのだろう。見ようによっては単なるコスプレとも取れなくはないが、後々雫本人のイメージカラーとなる白色のみを前面に押し出した衣装を初めて纏ったという点で、この衣装は及川雫というアイドルの歴史において欠くべからざる重要な位置を占めるものとなっている、のかもしれない。ポイントとしてデザインされたハートマークや首にかけた聴診器も衣装に見合ったらしさをうまく強調している。
キャンペーンガール効果かは不明であるがそこそこ集客も良さそうで、雫も集客や献血の案内をそつなくこなしている様子が見て取れる。特技が「愛情ドクドク」と少々不穏な感じの擬音を混ぜた名称を使っているからか、雫も思わず「血しぼり」という物騒な言葉をポロっと口にしてしまっているが、そこは御愛嬌というところだろう。ナース姿を獣医に見立てて牛に思いを馳せており、どんな時でも牛や牛乳のことを忘れないといういつもの雫らしい個性はライブ以外の仕事の場でも健在だったようだ。
イラストピックアップ
よく見るとインナーシャツもかなりキツキツの状態になっていることがわかる胸元。聴診器のベルを当てた部分のへこみが雫の豊満ぶりを表している。胸や袖口にもつけられているハートマークがポイントのナースキャップ。元々ショートヘアなので髪を結う必要もなくキャップがすっきり収まっている。空を舞っている鳥は白い鳩なのか、それとも太陽の光を受けて白く見えているだけの別の鳥なのか不明だが、澄んだ青空にふさわしいガジェットと言えるだろう。色とりどりの風船は通行中の子供たちにプレゼントしているようだ。普通の形に混ざってハート形の風船もあるのがいかにも子供向けらしい。

セリフ集

状況セリフ
アイドルコメント今日は乳しぼりじゃなくて血しぼりですよー。っていうと怖く感じますねー。大丈夫ですよー、献血ですから。元気があまってる人はくださいねー。助け合いの輪を、もぉーっと広げましょうー
マイスタジオ1あたたかさって、大切ですよー
マイスタジオ2生きてるって感じますねー
マイスタジオ3聴診器は…ただの小道具ですー
マイスタジオ4私、心音が聴こえにくいって言われてて。本当でしょうかー?
マイスタジオ5
(親愛度MAX)
この聴診器で、○○さんの心の声も聴きたいですねー
お仕事1大きな愛、感じてほしいですー
お仕事2みんな、いい人ばかりですー
お仕事3つぎの方ー、どうぞー
お仕事4獣医さんみたいですねー。この格好、牛さんも喜ぶでしょうかー
お仕事5(親愛度MAX)○○さんは献血なしでも、いつも元気をくれてますー
LIVEバトルもぉーっと、ご協力をー
お仕事(親愛度UP)私のドキドキ聞きたいですかー? 耳を当ててもいいですよー
親愛度MAX演出献血するとジュースがもらえますよー。でも○○さんには、もぉーっといいもの飲ませてあげますからー。はい、牛乳ー♪
いつものように特訓前と共通のセリフもいくつか含まれているが、「あたたかさ」とか「いい人」という言葉の対象が特訓後は献血に協力してくれる不特定多数の人へ向けられたものに変わっているのが大きな特徴か。牧場の娘からアイドル的視点に変わって周囲を見ているということが如実に示されたセリフ回しと言える。
聴診器は小道具と言っているが、他のキャンペーンガールは持っていないようなので雫が個人で用意したものと思われる。心音が聞こえにくい→耳を当てて聞いてもいいという二連コンボ的会話の流れはいつもの性的な面に無頓着な個性が発揮されたように見えるが、特訓前セリフから察せられる雫の繊細さを考えると…?このセリフを口にした時の雫の気持ちを色々類推してみるのも一興だろう。

肩書

ローディング