海老原菜帆

2014年11月7日〜12日開催のツアーイベント「LIVEツアーカーニバル 戦国公演 天魔の乱」中で雫が組んだライバルユニット。一部では共演が待望されていたとも言われるプニョフワアイドルの菜帆と正式に組んだ初のユニットであり、雫の所属ユニットとしては通算10番目となる。
縁日で遊んでいる最中に殿様と出会うと言う設定なので2人とも［浴衣祭り］特訓前の浴衣姿で登場しているが、町娘の名称通り公演の登場人物としては端役に位置している役柄なので、メインのストーリーに直接絡むことはないのが少々残念なところ。時代劇に出てくる町娘と言えば気風のいい激しい性格になりそうなものだが、このユニットの場合どちらものんびり屋であったりスローペースであったりという個性の持ち主なので、ある意味で時代劇らしからぬ独特の雰囲気が醸し出されているのが特徴と言えるだろう。
なお本ユニットのイベント登場当初は雫と菜帆のセリフがすべて逆に、つまり本来は雫のセリフであるはずのものが菜帆に、菜帆のセリフが雫になっているという珍現象が発生していたことも付記しておく（セリフの吹き出し位置や長音符の違いでわかる。終盤はセリフ位置が修正された）。

状況	セリフ
出現時	（雫）あらーぶつかっちゃいましたー。ごめんなさい、大丈夫ですかー？ （菜帆）お喋りに夢中になって、前方不注意になってましたね〜
LIVE開始時	（雫）怪我はしてないですかー （菜帆）大丈夫みたいですね〜
勝利	（雫）あれーお殿様でしたー。そうだ、お詫びにこれあげますねー （菜帆）縁日があったんですよ〜。らむねとか気にしたらダメですよ〜
引き分け	（雫）私の方はもー平気ですよー。身体には自信ありますからー （菜帆）勢いはありましたけど、ぽよんって感じでしたもんね〜
敗北	（菜帆）よく見たらお殿様じゃないですか〜何かお急ぎでしたか〜？ （雫）ご用事がないなら、私たちと一緒にお喋りしましょうですー

一見すればわかるとおり非常に他愛のないセリフのやり取りであり、この役柄が端役であることがよくわかるというものである。殿様とぶつかった雫が大したことなく済んだのは本人も自信を持っているその身体だったからこそのようだが、雫の自信と実際に「ぽよん」となった箇所とは微妙にずれがあると思われる。お詫びにと殿様に上げようとしているのはカードイラストでも持っているラムネだが、本来の戦国時代には存在していない物の存在が「気にしたらダメ」の一言で許されるのは、良い意味で大らかなLIVEツアーカーニバルの空気を体現していると言えるのかもしれない。