及川雫データベース - Ehre

メンバー

白雪千夜
結城晴
木村夏樹
木場真奈美

概要

2021年1月31日から2月8日の期間に行われた「第58回ドリームLIVEフェスティバル」内で雫が組んだユニットであり、通算49番目。今回ユニットを組んだ4人とはデレマス・デレステ通じて完全に初顔合わせであり、雫の初登場から9年近く経ってなお共演したことのないアイドルが存在しているという事実には素直に驚かされるところだろう。2018年12月以降に追加されたアイドル(千夜)とも今回初めて共演を果たしている。
今回雫と組んでいる4人を改めて見ると、やはり「クール」とか「男性的」と言ったイメージがまず思い浮かぶだろう。実際に晴・夏樹・真奈美の3人はそれぞれの持つ男性性が強調されることの多いアイドル(ファンからはよく「イケメン」と評される)であり、千夜も普段のクールな立ち居振る舞いはどちらかと言えば男性的である。ここまで男性性を前面に出したアイドルのみで編成されたユニットに雫が参加するのは初めてのことであり異質なことと思われるかもしれないが、雫が女性性だけでなく一定の男性性についても自分のものとしたというのは以前にホーリーナイト特訓後にて解説したとおりであり、そう考えると雫がこのユニットの一員となっているだけでなくセンターに座している理由も見えてくる。ユニット名のEhre(エーレ)とはドイツ語で「名誉」という意味があり、名誉とは能力や行為についての優れた評価のこと。他の4人はアイドルとしてデビューした時点で(メタ的に言えばゲーム中に登場した時点で)男性性を前面に出していたのに対し、雫はただ1人、努力によって男性性を前面に出せるようになったアイドルなのだ。Ehreとは5人の発揮している男性性、わかりやすく言えばイケメンムーヴに対する称号のようなものだが、その男性性をアイドルとしての地道な努力の中で培ってきた雫が、Ehreという「アイドルユニット」のセンターに位置するのは当然の帰結と言えるのかもしれない。

登場イベント

第58回ドリームLIVEフェスティバル(2021年1月31日〜2月8日)

状況セリフ
出現時(晴)ナイトって騎士だよな?千夜さんたちはわかるけど…オレもか?
(真奈美)フフ…キミも、キミが守りたいものを守るといい。適性はありそうだ
LIVE開始時(雫)私も、キリッとしますよー
(千夜)笑顔は不要…なるほど
勝利(雫)私も、キメる時はキメますよー!野生の勘を、呼び覚ましますー!
(真奈美)クールな仮面に隠した、獣の情熱か…何とも頼もしい顔触れだ
引き分け(晴)派手でかっけェステージだよなっ!このフィールド、しっくりくるよ!
(夏樹)ハハッ、可能性の塊だな。晴も、この5人も。柄にもなくワクワクするぜ!
敗北(千夜)この5人…どうやら寄せ集めではなさそうですね。何かの実験か。
(夏樹)アタシたちに作れる何かが…勝ち目ってのがあったんだろうな
千夜の言葉から察するに、このメンバーでユニットを組むという事実には千夜はじめ他のユニットメンバーにも若干の驚きや戸惑いがあったようだが、それを可能性の塊と開き直れる胆力の強さはさすがというところか。雫もいつもの笑顔は封印してホーリーナイトと同様に「キメ」ている様子を見せているが、その内面に獣の情熱を秘めているというのはいかにもパッション属性らしく、それを見抜くのが真奈美というのも、最年長で人間的により大きな度量を持つ真奈美ならではであろう。この5人の普段の会話というのもふと見てみたくなる、そう思わせてくれる点においても「可能性」を感じさせる良ユニットであった。

第69回ドリームLIVEフェスティバル(2022年10月31日〜11月13日)

状況セリフ
出現時(千夜)やるべきことは、ひとつ…誇りと栄誉に、相応しき振る舞いを
(晴)守りたいものを…守る。仲間と、ファンと…大事なヤツを!この手で!
LIVE開始時(真奈美)若き騎士の目覚め、かな
(夏樹)いい目だな…頼もしいぜ
勝利(千夜)…仁王立ちの似合う人たちですね。自信の表れ…でしょうか
(雫)千夜ちゃんも姿勢がキレイですねー。私もビシっと決めましたよー♪
引き分け(雫)野生の勘、フルパワーです〜!ワイルドに、きりっとしゃきっと〜!
(夏樹)いいね。直感っていうのは、時に技術を超えた熱さを生むからな
敗北(晴)ヘヘッ!最っ高のハットトリックで、会場中を沸かせてやったぜ!
(真奈美)集う度に、可能性を昇華させる…フフッ、面白いユニットじゃないか!
まさかの再登場。セクシーギルティやB.B関連以外で雫の所属ユニットが再登場するのは珍しいが、このユニットが雫にとっても、そして我々にとっても最後となるドリームLIVEフェスティバルに改めて登場したというのは、非常に意義深いことでもあろう。ピンキーチェックガールズやサンセット・パッションを例に挙げるまでもなく、最後にして未だ未知なる可能性を打ち出してくる今回のイベントにおいて、雫の所属ユニットの中でEhreが選ばれたという事実は、以前の登場時にも重要な要素であったメンバー内の「可能性」がさらに広がっていくであろうことが示唆されたと言える。今回会話の中心になっているのは千夜と晴だが、ちょうど直前にデレステの方で自分の可能性をさらに広げるイベントをこなしたばかりの雫にとっても、重要なタイミングでのユニット参加だったに違いない。…語尾の長音符が安定していないのはどうしようもないが。