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MISS MOONLIGHT



砂漠の街の夜は肌を冷やし、酔い醒ましには丁度いい。
砂に埋もれた昔の街も、浪漫に浸るには上等だ。
「……少し飲みすぎたかな」
ナミは一人、砂の道を歩く。さらさらと絡みつく砂は幾重の歴史を超えてきたもの。
その一粒一粒に、重みがあった。
「どこ行くの?」
闇夜に響く低い声。
ポートガス・D・エース。ルフィの実の兄である。
「あんたこそ何やってるのよ」
「夜のお散歩」
愛用のテンガロンハットを押さえながら、崩れた壁面を蹴ってナミの近くに飛び降りた。
炎の実の能力と強さを持つこの男。
指先から小さな明かりを出して、ナミの足元を照らす。
「こーゆーこともできるのよ、俺」
「器用ね。馬鹿じゃない男は好きよ」
並んでさくさくと歩きながらとりとめも無い話を少しだけ。
「馬鹿じゃない男よりも、お金が好き。それって変かしら?」
「ナミらしいね」
笑った顔はどこかルフィに似ていた。少し癖のある髪と、そばかすの愛嬌がある顔。
ただ、この兄弟は似ているようで根本的なところが似ていない。
言葉で言うのは難しいが。
「俺の弟はどう?」
「どうって?」
「海賊王、目指してるのかってことだよ」
月が照らすこの砂漠は、砂の海のようで。
だから、普段は話せないようなこともこの男にこぼしてしまう。
「先が見えなすぎるってのも辛いわね……」
座り込んで膝を抱える。
同じように座り込んだエースが子供の頭でも撫でるように並の頭を優しく撫でた。
無骨ながら、大きく暖かいは警戒心を解くには十分な感触だった。
「少し、疲れたわ。いろんなことがありすぎて」
「頑張ってきたもんね……」
緊張の連続の日々。弱音を吐くことは彼女のプライドが許さなかった。
強く、知性的な航海士。
一度付いた看板を取り払うのは困難で、ナミは人知れず暗い気持ちを抱えていた。
「俺なら甘えさせられるよ、ナミ」
ナミの頬を両手で包む。
「………」
「口は、堅いよ。俺」
こつんと額がぶつかった。
ゆっくり重なる視線はナミの動きを奪うには十分で、エースはそのままナミの唇に自分のそれを重ねる。
軽く触れる程度。
重ねるごとに深く。離れることにはつっと銀糸が繋いだ。
「意外と慣れてる?」
「…あんた程じゃないわ……」
ナミは少し自嘲気味に笑った。



少しだけ、傷のある指がナミの身体をまさぐっていく。
柔らかい肌はしっとりと指に馴染んで、その感触に吸い寄せられる。
手に余る豊満な乳房に指が食い込み、乳首に歯を立てるとナミの身体がぴくんと反応した。
乳房に落とされた歯型。
円を描くように揉みながら、舌で先のほうを転がしていく。
「……ぁ…ん……」
噛み付くようなキスは流石にルフィの兄と言うべきか。
唇が刺青に落ちて、小さく歯形を残す。
「度胸のある女も好きだぜ」
「背中に物騒なものしょってるくせによく言うわね」
そういうとナミはエースの背に手を回す。
お互いにわけありの身体だ。
くびれた腰に噛み付いて、唇を下げていく。
既に蕩けたそこに下を捩じ込むと、ナミの声が高く上がった。
ぴちゃぴちゃと淫音が上がり、溢れる体液が腿を伝う。
「ああんっ!!」
慣れた身体は快楽に従順で、エースの指を容易く飲み込んでいく。
内側を押し上げられる感覚に酔いながら、脚を絡ませた。
「…も、いいかな……」
腰を抱いて、一気にナミを突き上げる。
「ああっ!!!!」
「…あっつ……ナミの中……」
慣れた腰つきでエースはナミを追い込んでいく。
そのたびにぐちゅぐちゅという音が耳に響いてくる。
「なぁ……ルフィなんてやめてさ、俺とこないか……航海士の腕、買わせてくれよ」
「ひぁ…ん!!」
エースとナミはどこか似ている。
前線には出ないで補佐に回る。しかし、その存在を欠くことは出来ない。
それはお互いが本能で理解していた。
「な…あんっ…!…言った…のぉ…っ…!」
「俺と一緒にイコウぜって言ったの」
自分の上で笑う顔。その顔がルフィに重なった。
あの日、自分に差し伸べた手を裏切ることは出来ない。
「だぁめ……」
笑う顔にエースは少し寂しげに笑った。
「やっぱし……?」
エースの頭を抱き寄せて、そのままキスをする。
繋がったままのディープキスは体中の力を奪うには十分で。
「っは……ん!!!」
入り口で浅く出入りを繰り返したかと思えば、奥まで入り込んでくる。
「じゃぁ、せめて今だけテンゴクに一緒にイッテよ」
「ちょっ……あっ!あああんっ!!!」
不規則な動きにナミの意識が翻弄される。
二人の呼吸と腰の動きが重なり、駆け抜けていく。
「ああああっ!!!!!」
一際強く突き上げられてナミはその身体を投げ出した。
同じように、きつく締まった奥地にエースは白濁を迸らせた。



「やっぱ慣れてんじゃん」
煙草に火を点けながらエースはちらっとナミを見る。
エースのマントを毛布代わりに二人は壁にもたれて寄り添っていた。
「うるさいわね。あんただってそうじゃない」
「まぁな」
「女が一人で生きてくのには色々あるのよ」
ぽふぽふとエースの手がナミの頭を撫でる。
「何よ」
「ナミはいい子だよ。よくがんばってる」
まるで子供をあやす様な手つき。
「………」
「そんなにがんばらなくたっていいんだぜ」
「……ありがと。なんか…嬉しいわ……」
小さな火を何個か作り、エースはそれを宙に漂わせた。
「綺麗ね……」
優しいその色は、懐かしい人のことを思い出させる。
(ベルメールさん、私、がんばってるよ……)
「たまに、夜の散歩も悪くないと思わない?」
「そうね……悪くないわ」
この船はいつも厄介ごとばかり。
金にもならないことばかりだけれども、不思議と嫌なことは無い。
「もうちょっとだけ、肩貸してくれる?好意に甘えさせてもらうわ」
走って、走って、ここまで来たから。
少しだけ休ませて……そう、呟いた。
「いいよ……いくらでも使いなよ」



日が昇る少し前、エースはまたどこかへと去っていった。
すこし熱くなり始めた砂に足をとられながらナミはルフィたちのところへ向かう。
去り際のキスが一番優しくて、一瞬だけ付いていきたくなる自分が居た。
(ちょっとだけ……いい男かな……)
さらさらと砂は足に絡みつく。
何も無かったかのように。
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