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夜明け前の夢

「ロビンちゃんの初めっていつ?」
サンジが煙草をすいながら隣の女を見やった。「気になる?」
屈託なく笑うのはニコ・ロビン。
ほんの少し前までバロックワークスのNO2を勤めていた女。
「そうねぇ…」
ロビンは少し遠いことを思い出すように目を瞑った。


それはまだ、彼女が13の頃。すでにハナハナの実の能力でりっぱな賞金首になって
数年がたとうとしていた。
自分の能力を高く買ってくれる相手を探して酒場に通い詰める。
決して能力者だとは悟られないように目深く帽子をかぶって。
少女と女の狭間の香り。
「赤髪が来てるってよ」
今夜の酒場はその話で持ちきりだった。
若き海賊頭赤髪のシャンクス。海を渡る者で彼の名を知らないものは居ない。
(将来有望そうな海賊なら、私の力を買ってくれるかしら?)
海賊はあらゆる海を渡る。
未知の遺跡にも。
確率を計算すれば彼ほど自分の理想に当てはまる相手が現状ではないことは確かだった。
(会ってみるしかないわね)
奥のテーブルで酔いつぶれている男のそばにロビンはかつんかつんとブーツを鳴らしながら
近付いていった。
はじめまして。お頭さん」
「んぁ?」
「お願いがあるの、私の力を買って頂戴」
シャンクスの目はとろりとしている。
漂う息も相当に酒臭い。
「んぁ?」
「だから、私の力を買ってほしいの。このハナハナの実の能力を」
おもむろにシャンクスはロビンの細い手首を掴む。
「分かった。買ってやる」
猫用な眼がにやりと笑う。
その瞬間脱兎のごとロビンを抱き上げシャンクスは路地裏の歓楽街に消えていった。


「きゃっ!」
乱暴にベッドに下ろされ被さってくるシャンクスを腕で押しのけようとする。
首筋を甘く噛まれて体が竦む。
無精髭が奇妙にくすぐる感覚。
「離して!」
咲き乱れる手でシャンクスの体を引き離す。
「なんだよ〜。私を買ってって言ったじゃネぇか」
「ハナハナの実の能力を買ってって言ったのよ」
ぼりぼりと頭を掻きながら「あ〜〜」とシャンクスは唸る様な声をあげた。
「お前名前は?」「ロビン。ニコ・ロビンよ」
「年は?」「13よ」
炭酸水に手を伸ばしてコップに注ぐ。
ロビンに手渡しながらシャンクスは笑った。
「処女だろ、ロビン」
にししと笑う。
真っ赤になって飛び掛ろうとするロビンを抱きしめる。
「なぁ、俺じゃ駄目か?どっちにしろ海に出るなら早いに越したことはねぇぞ
変な相手に犯られるよりかましだとは思うんだけどさ」
「………」
「海賊ってのは女っ気無いからな。いい女みればやりたくなる」
「私、いい女?」
「ん〜、まだ、わかんねぇな。でも、これからいい女になれる素質はあるってとこかな」
「………」
「俺が大海賊になれるように、ロビンもいい女になれるってことさ」


シャンクスの手が服のボタンを外していく。
「私は?」
「ん〜、じゃぁ、俺を脱がして」
サッシュに手を回してぎこちなく解いていくロビンに対してシャンクスは簡単に彼女を全裸にした。
少し小ぶりな胸がまだ発達途中の証拠のように慣れの目に映る。
「あ…」
若くても海賊。
体に縦横無尽に走る傷にロビンは声を詰まらせる。
ーーーーーこの男にこれから抱かれる。
行為そのものは知識として入っていても、実体験がない。
不安な色を目から読み取ったのかシャンクスは子供にするよなキスをロビンの頬に落とした。
なだらかな体の線をなぞられ、くすぐったそうに身を捩る。
顔に似合わずに男は経験が多いようだ。
賞金首の男に群がらない女は居ない。
いつだって強いオスを探すのがメスの性なのだから。
大きく無骨な手が柔らかい胸を揉みしだく。
「ぁ…」
反応を見ながら耳朶を噛み、唇を落としていく。
首筋、鎖骨、順番に。
乳首を軽く噛み、吸い上げるとロビンの体が震えた。
腰に回されていた手は腿の付け根に移動して、内壁をゆっくりと這う。
(この感覚って何…?)
分からずにされるがまま。
指先が秘裂に進入して来る。
「!」
思わぬ痛みに現実に引き戻される。
「あぁ、悪ぃ。初めてだったんだもんな」
言葉とは裏腹にシャンクスは彼女の薄い重に顔を埋める。
「〜〜〜っ!!」
舌先が執拗に肉芽を責め上げていく。
押しのけようとしても肝心の手はおろか、体全体に力が入らない。
「ああああぁぁっっ!!!」
生まれて初めての絶頂に意識が途切れそうになる。
そこで初めてシャンクスは自分が組み敷いた少女を品定めするように見つめた。
黒髪に柔らかい色調の肌。
素材としては申し分ない顔立ち。
「ロビン、お前いい女になれるぜ」
口腔を蹂躙するようなキスにロビンはめまいを憶える、
舌を吸われて同じように返す。
汗と潮の匂い。
「俺が保障する」
足首を掴まれて膝を折られる。
シャンクスの前に濡れそぼった花園が晒され、ロビンは目を瞑った。
「…力、抜いてろよ…」
低い声が耳の裏で囁く。
最初の男がこの男でよかったとロビンは思った。

感触を確かめるようにシャンクスはロビンの内部に侵入していく。
未使用のそこは行く手を阻むようにきつい。
(そういや、初めての航海のときもこんな感じだったかな…)
少女の身体で男は自分の過去を少思い出した。
柔らかいからだと熱い秘部は海そのもの。
女の身体は海原だといった誰かの言葉が過ぎっていく。
きついながらも少しずつ進み、ある一点に到達する。
「………?」
自分に被さる男をロビンは涙目で見上げた。
「覚悟…いいか?今から女になるってこと…」
言葉にはせずにこくりと頷く。
ロビンの頭を優しく撫でてシャンクスは一気に突き上げた。
「!!!!!!」
声にならない痛みと少女が女になった証が腿を伝い、シーツを染める。
奥まで繋がってシャンクスは軽く腰を動かし、ロビンの胸を吸う。
ぼろぼろとこぼれる涙を、傷だらけの指がそっと払う。
同じように泣きそうな顔でシャンクスは笑った。
「…どうして貴方までそんな顔をするの…?」
「…色々思い出したんだ…」
目元に降るキス。
男を受け入れたそこはじんじんと痛む。
手を伸ばして首を掻き抱く。
読み聴きしたような快感とは離れる現実。
それでも、同じように、甘い現実。
自分を気遣い、いいようにとしてくれる男の唇。
自分の身体が女なのだということを実感させてくれる。
「…っ…悪ぃ…俺もそんなにもたなそうだ…」
抜き差しの速度が上がっていく。
男の息が荒くなるのと同じように身体の奥底で生まれるじんわりとした奇妙な感覚。
突かれるたびにそれがふつふつを湧き上がってくる。
(…何…これ…?…私…どっかおかしいの?)
息が絡まり、喘ぎ声が響く。
ぬるぬるになったそこから溢れ出たものがぴちゃぴちゃと厭らしい音を上げる。
噛み付くようなキス。
逢ったばかりのこの男が愛しいとロビンは感じた。
「ああっ…!」
堪えきれずに零れる声。
少女は立派に女に変貌を遂げた。
「…シャ…クス…」
脚を絡ませてより奥まで男を誘い込み、受け入れる。
今更ながらに感じる男の熱さ。
「悪ぃ…先にイかせてもらうわ…」
ずんっと奥まで突き刺さり、熱い奔流が注がれる。
ぼんやりと意識の中でロビンは考えること止めて目を閉じた。



何回かそうやって身体を重ねて、シャンクスは思いたったようにロビンに聞いた。
「そいうや、なんで能力を買ってほしいんだ?」
「私、考古学者になりたいの。でも…」
「でも?」
「海軍に手配されてるからまとな船には乗れないし…」
「海軍…」
いつぞや見た手配書。そこにあったのは幼い少女が一個師団を全滅させたという
前代未聞の話。
「あーーーー!!お前まさか、ニコ・ロビン!?」
「はじめにちゃんと言ったわ」
ロビンは少しふくれた顔になる。
「確かにまともな船には乗れねぇだろうなぁ…」
シャンクスは切り揃えられたロビンの前髪を軽く摘まみながらうんうんと一人で納得する。
「俺の船に乗るか?」「いいの?」
シャンクスはぎゅうとロビンを抱きしめ、
「こんないい女逃す手はねぇよな。まぁ、男ばっかでむさいけども来いよ」
「ありがとう…」
ロビンはシャンクスの胸に顔を埋めた。


彼女がバロックワークスに入るのはまだまだ先のことである。

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