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星の降る夜

星が瞬く夜空を眺めてみる。
自然界の中でも全く謎の存在―星。
自分が呼んだ本の中でも詳しくその正体を確かめたものはない。
星に関する本は星座の本ぐらいしかない。
あとは航海術の本だ。しかしそれも方位を知る為の知識ぐらいで殆どない。
甲板の上で星を眺めていたロビンは、いつもその絶える事のない探究心で星を見つめていた。
そして、純粋な気持ちで見ていた。

「・・・綺麗。何故、夜の空がここまで綺麗なの・・・?」

それが星に心奪われた動機だ。
綺麗な星が、なぜ空に―。

「ふ、あああぁぁ〜〜・・・。・・・・・・ん?」

緊張感の欠片そら存在しない声が、船質から聞こえてきた。
ロビンはその声で即座に誰であるか理解した。
「あら、どうしたのかしら?船長さん・・・。」

麦わら帽子を被った少年が目を擦りながら船室からゆっくりと(そしてフラフラと)出てきた。

「なんかよぉ〜、腹が減って・・・食いモン探してんだよぉ〜・・・。」

そういうと即座に腹の虫が並みの人間には考えられない程の「鳴き声」を上げた。
ロビンは呆れながらも、この少年の飾り気の無さ(単純とも言うが)が気に入っていた。

「呆れた。私が何か作ってあげるから、待ってなさい。」

「マジかぁ!?」

「ええ、マジよ。そのかわり静かにね。みんな起きちゃうわ。」


ロビンは目の前に座り、落ち着きの無い食事をしている麦わらの少年を眺めていた。
よく考えれば、自分はこの少年より10も年が離れているのだ。
もちろん、他のクルー達とも同じくらい離れている。まるで場違いで、まるで仲間とは思えない。それはロビン自身の言葉遣い、物腰からも自覚していた。
ルフィを他人行儀に「船長さん」と呼ぶ。どんなに楽しくても自分は一歩引く。
仲間の輪の中に自分はいない。自分はその輪の外側にいる。

(でも・・・)

この目の前の少年は違う。
自分が彼に「この船において」と言った時、他のクルーが驚いていた時に一人だけケロっとこう答えた。満面の笑顔で。
「いいぞ。」
普通は簡単にそう言えない。自分は彼らが戦っていた「バロック・ワークス」の副社長であり、敵だった。
その「バロック・ワークス」が無くなったとはいえ、そう簡単に友好的な態度を取れるものではない。
だが、ルフィは違った。
それがあの一言であった。
と、突然空になった皿が視界を遮った。

「おかわり!」

「・・・もう無いわ。」

「えええええ!!??」

「明日まで我慢しなさい。朝になればコックさんが作ってくれるから。」

「ちぇっ!」

本当に子供だ。
でも、そんなところが自分を疎外感から守ってくれている。
この麦わらの少年のおかげで、段々少しずつだが仲間とも打ち解けている。
仲間―それを与えてくれたのが、このルフィだ。

「・・・ん?」

ロビンは自分の細い手でルフィの唇についたソースを拭い取った。
そして、おもむろに自分の舌で拭い取ったソースを舐めとった。
ロビンには、その行為があまりにも官能的に感じられた。
そして、自然に口から言葉が出てきた。
まるで自分の言葉ではないような、セリフが。
「・・・船長さん・・・。そのまま動かないで・・・。」

「ん?なんでだぁ?」

ロビンはテーブルに身を乗り出し、ルフィの口元に自分の舌をゆっくりと這わせた。
ソースの味と、ルフィの唇の感触が、舌に広がり心地よい快感が身体を伝わらせる。
ロビンは止めることなく、舌をルフィの唇の這わせつづけた。
舌でなぞるように舐め、時々軽く唇同士をくっつけ合わせる。
いつしかロビンの身体はテーブルに這うように四つん這いになるほど身を乗り出していた。
舌を伝う快感は次第に増していき、快感物質によりロビンの意識は次第に呆けていた。

(何故・・・こんなに年の離れている彼にこんなこと・・・。)

ロビン自身理解できなかった。だが一つだけ該当することは、彼に、ルフィに好意を抱いていたということだった。
今まで、自分が生きるために好きでもない男と身体を共にしたこともあった。
だが、ルフィは違う。本気で自分のことを大事に思ってくれる。
今まで生きていた中で、これほど嬉しいことはなかった。
ふと、こんなことをしてしまっている自分を彼はどう思っているのか、と目線をルフィの顔を見た。
真っ直ぐに、自分を見ている。あまりにもハッキリと見つめられているので、恥ずかしくなって目を背けてしまった。
こんな事をして嫌われないだろうか。他のクルーに言いふらされてしまうのではないか。
急にそんな不安がロビンを襲った。

(・・・こんなに後悔するなら、最初からしなければよかった・・・。彼の声を聞くのが怖い・・・。)

ロビンが顔を伏せると、ルフィの声が聞こえた。
「・・・な、なぁ・・・。いつまで動かないでいればいいんだぁ・・・?」

ロビンは思わずルフィの顔を直視した。
そういえばさっきから何一つ動いていない。
本気で「そのまま動かない」でいたのだ。
そういえば、顔は引きつって汗をかいている。足元は動くことが出来ずわずかに震えている。
あまりの肩透かしにロビンは脱力した。

(驚かさないでよ・・・ビックリするじゃない・・・。)

「なぁ、いつまで動かないでいればいいんだよぉ〜!?」

その時、ロビンの心に悪戯心が芽生えた。

「そうねぇ〜・・・、こういうのはどうかしら?」
ルフィはテーブルとは逆の向きに向かされていた。
その視線の先には、服を脱ぎ、下着姿になったロビンの艶姿。
月光が船室内を照らし、ロビンの整った素肌を光らせる。
ロビンは目を点にしているルフィに向かって歩きだし、ルフィのズボンのチャックから膨張した肉棒をゆっくりと取り出した。
ロビンの冷たい手に、ルフィは身を震わせた。

「フフ、動かないでね・・・?」

ロビンはルフィの肥大した肉棒を根元からゆっくりと舌を這わせていった。
汗で塩辛かったが、逆にそれが快感を増長させていた。
ルフィは身を硬くして、ロビンの静かだが濃密な攻撃にじっと耐えていた。
ロビンはゆっくりと竿の根元から舌をカリ首まで走らせると、亀頭をゆっくりと口の中に包み込んだ。

「ぐっ・・・あ・・・。」

ロビンの口膣は溜めておいた唾液でヌルヌルになっていた。
唾液が亀頭を包み、口内の肉壁が亀頭の先端を刺激する。
2・3回上下に口を動かし再び竿を口から出すと、ゆっくりと溜めていた唾液を亀頭に垂らし始めた。
口の中の唾液を亀頭に出し尽くすと、今度は犬のように竿を上下にいやらしく舐めまわした。

「んんっ・・・あああっ・・・!ロビンっ・・・。」

ルフィはかつてない強敵と戦っていた。
その苦戦ぶりはクロコダイルを上回っていた。
ルフィはロビンと交わした約束を覚えていた。
『私が勝ったら、私が船長よ?』
何をどう勝つのかはわからなかったが、どにかく負けられなかった。

「んっ・・・船長さん・・・気持ちいいかしら?」

「き、気持ちいい・・・・・・けど負けられない・・・。」

「フフ。それじゃあ、これはどうかしら?」

ロビンは立ち上がり、ルフィに見せつけるように下着を脱ぎとった。
上のブラジャーを取るとその大きな乳房がいやらしく揺れ、下のパンティーを取ると、薄っすらと茂った陰毛の中から淫猥な光沢を放つ蜜を垂らす艶やかな淫唇がのぞいた。

「ゴ・・・ック!」

思わずルフィは生唾を飲み込む。
それほど、ロビンの身体は女性として完璧なプロポーションだった。
下着を全て取り去り、身体を覆う物が何も無くなると、ロビンの顔からも次第に恥ずかしいという気持ちが芽生えてきた。
だが、それを凌駕する気持ちがある。

「さぁ・・・、船長さん・・・。」

ロビンは再び自分の唇を想い人の肉棒に這わせると、一気に喉奥にまで咥えこんだ。
竿の先から出てくるカウパー汁を味わいながら、激しく上下にしごき始めた。
快感がお互いの理性をタガを外し始めていた。
ルフィは声にならない気持ちよさに息を荒くし、ロビンは淫猥な自分の行動に酔っていった。
ロビンの股の間からはともどもなく愛液が溢れ出し、床を汚していた。

「せ・・・船長さん・・・。お願い・・・、来て・・・。」

「お、おう・・・。」

ロビンは肉棒から口を離すと、ゆっくりとテーブルの上に仰向けに横になった。
ルフィもテーブルにあがり、ロビンの両足を両腕で支えた。
ロビンの淫唇は今にもルフィの禍禍しいまでの肉棒に犯されようとしていた。

(来る・・・船長さんのが・・・私の中に・・・。)

愛しの男に自分を捧げる。
これほど恥ずかしいことはなかった。
だが、それ以上に、喜びがあった。

「行くぞ・・・?」

そう言うやいなや、ルフィは自身の肉棒をロビンの淫唇に一気に突き入れた。
気を取られていたロビンの身体を痺れるような快感が襲った。
快感は一気に全身を伝わらせ、理性を麻痺させた。

「はあぁっ・・・・・・・!!!!!!・・・・・・あぁ・・・あ・・・。」

ロビンの口からは声にならない声が、喉を震わせて聞こえてきた。
あまりの快感に、ロビンの目からは薄っすらと涙が滲んでいた。
ロビンの膣内ではルフィの萎えることのない肉棒が内部の肉壁を押し広げていた。
淫唇からはお互いの循環液が漏れ出し、テーブルにシミを作っていた。
「は・・・あぁ・・・。る、ルフィ・・・、気持ちいい・・・かしら・・・?」

「おう・・・脳みそトロケるぐらいな・・・。」

普段聞こえる子供っぽい言動ではない、すこし大人びた声をルフィはしていた。
ルフィらしくない、と思ったが、自分もルフィを名前で呼んでいたことに気付き、自分らしくないと思った。
腕をルフィの首にまわそうとしたが、力が入らず出来なかった。
それに気がついたルフィはロビンの腕を自分の首に回して、彼女の身体を抱きかかえた。

「フフ・・・、優しいのね・・・。嬉しいわ・・・。」

「気にすんな♪」

ルフィの優しい気遣いにロビンは嬉しさを覚えた。
ロビンは目を閉じ、精一杯の力でルフィに抱きついた。

「動くぞ・・・?」

「いいわ・・・。」

ロビンを抱きしめたルフィは、自身の欲望のままに、ロビンの肉壁を突きまくった。
亀頭が肉壁を擦り、愛液で塗れた花弁を擦り刺激する。
亀頭が真っ直ぐにロビンの子宮口を突くと、彼女はいいようない感覚に身悶えした。
余りにも強い腰の動きに、ロビンの意識は薄くなっていった。
(まるで・・・、犯されてる・・・。でも・・・優しい・・・。)

ロビンの口からはだらしなくヨダレが流れ出ており、口からは声にならない声で快感を表した。

(呆けた表情で、ヨダレを垂らしながら・・・。今、私ってイヤラシイ顔してるのね・・・。)

快感に意識をかき乱される中で、わずかにロビンの冷静な思考がそう感じていた。
でも、ロビンはそれでもいいと思っていた。

「う・・・あ・・ああ・・・!」

「ロビン・・・いいか?気持ちいいか?」

「い・・・いいっ!ルフィ・・いいわ・・・。」

ロビンの言葉に、飾り気もなにもない。
その口から出てくるのは雌としての本能からの声だけであった。
雄の精子を求める、雌の本能。

「ルフィ、あなたも気持ちいい・・・?気持ちいい・・・?」

「ああ・・・ロビン・・・。サイコーに気持ちいいぜ・・・。」

「ああ・・・、嬉しい・・・。あンっ!イクッ!イッちゃう!」

ロビンもルフィも限界に近づいていた。
ルフィは快感を増すためにその動きを早くしていく。
ロビンはそんなルフィの肉棒を少しでも気持ちよくさせようと自然と膣内の肉壁で締め付けていた。
愛液が溢れ、ぐっちゅぐっちゅと船内に響きわたる。

「あああっ!ルフィっ!イく・・・イクっ!」

「んっ・・・あああ!!」

膣内で肉棒が大きく脈打つと、暖かい精子がロビンの膣内に飛び交った。
二度三度と脈打ち、その度に膣内に精液を放出した。
ロビンは精液の流れ込んでくる熱い快感に身をよじらせた。

「ん・・・あぁ・・・。」

ロビンは呆けながらも自分の愛しい男を見つめた。
その男は自分を抱きしめながら、頭を撫でている。
素直にその優しい行為に嬉しくなった。
ロビンは続く余韻に悶えながらも、愛しい男の肉棒を惜しげに自分の淫唇から抜き取った。
テーブルから床に立つと、股から自分が受け止めた精液が床に流れ落ちた

「あ・・・勿体無い・・・。」

ロビンは自分の淫唇に付着した精液を掬い取り、唇に運んだ。
苦いが、濃厚な味がした。

「おい、風邪引くぞ?」

ルフィはそう言うとゆっくりとロビンの身体を後ろから抱きしめた。
ロビンは自分を抱きしめてくれている腕に自分の手を重ねた。

「ええ、そうね・・・。」

ロビンは少しばかり、この状況が名残惜しかった。

ロビンはコーヒーを片手にマストの上で毛布に包まりながら星空を眺めていた。
今夜は何時にもまして星空が綺麗だ。
先ほどまでの情事の余韻だろうか、マストの上でも気分は心地よかった。

(あ・・・。)

ロビンは空を見上げたまま、目を奪われた。
そして何を思ったか、突然ハナハナの実の能力を使った。
船室内で再び眠りについたルフィを含め、全員を起こし始めた。
海図を描いた途中で眠りについたナミには肩を優しく揺らして。
マットで爆睡していたルフィ他男メンバーには手荒に。
クルーは船室から目を擦りながら顔を出した。
その視界に、流れる星空が見えた。
クルーの表情からは寝ぼけた顔は消え去り、驚きと興奮に満ち溢れていた。
ロビンはそのクルー達を見て、ニッコリと微笑んだ。
そして、興奮ではしゃぎ回っているルフィに向かって、ロビンは小さく呟いた。

「船長さん・・・、愛してるわ・・・。」

幼稚な言葉だと思いながらも、ロビンはそう言わずにはいられなかった。

ルフィとロビンの勝負がどうなったか。
それはルフィもロビンもすっかり忘れていたりする。

END

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