2chエロパロ板ワンピーススレSSまとめサイトです。

 小汚いガキだった。

 海賊船を恐れて闇の中を出航した商船を騒がしくしたのは、恐れていた海賊ではなかった。

 船乗りに憧れて潜り込む子供は後を絶たない。
商船、戦艦、海賊船に関わらず。貧しい島から一攫千金を求めて、あるいはつまらない日常から逃げ出す為に。

 その子供もそういった類の密航者だろう。
何をして船乗りを起こらせたかは定かでない。海の男は気が荒い。
「このガキ!」
怒声に目を覚まして次々と乗組員が目を覚ます。
何が起きたのかと数人が駆けつけた時には、怒声の主はうめき声を上げていた。

「あなた達のボスは誰?」

 暗闇に響く涼しげな声に男達は仰天する。
大の大人を倒した声の主は、どう聞いても子供、しかも女だった。
「女?!まだガキじゃねぇか」
男達に動揺が走る。小汚いガキとはいえ、女である。
海上の密室に投げ込まれた餌に反応するのも無理はなかった。
倒された仲間達も、餌にありつく順番を争った仲間割れだろうと思い込む。
我先に少女に手を伸ばす。

「ぎゃあああああ?!」
男達の腕が有り得ない方向へ曲がっていた。動揺が走るのを見計らって少女が声をだす。

「急いでいるの。ボスの所まで案内して」
少女はこんな状況には慣れていた。逆に男達は慣れていなかったが、危険を察知して大人しくボスの下へ案内した。

その船は一見商船だったが、海賊からも海軍からも逃げなくてはならない理由があった。
子供専門の奴隷商船だったのである。
どんな犯罪者同士でも子供に手を出す奴は嫌われる。
海軍だろうと海賊だろうと、見つかったら乗組員達に一片の情けもかけられないことを、当事者達が一番よく知っていた。
 一等船室のような豪奢な部屋の扉からすすり鳴きが聞こえて、少女は眉をひそめた。
気づいた男が無数の手に拘束された体を捩って少女に下卑た視線を送る。
「へへ・・・ここが船長の部屋だ。お嬢ちゃんには刺激がつよ・・・っ?!」
鈍い音を立てて男の首が折れる。同時に扉を勢い良く開かれる!

 そこはこの世の地獄だった。
醜く太り、剛毛だが所々抜け落ちた頭髪が異様な男が船長だった。
が、何よりもこの男を醜く見せているのは彼が裸だからではない。
裸の醜悪な男の手には鎖が数本握られている。

 その先には首輪に嵌まった少女達が必死になって男の一物に舌を伸ばしていた。
「・・・騒がしいガキだな。何だてめぇは」
男は侵入者に動じることもなく、逆に少女を値踏みするように見た。
『汚い格好はしてるが、洗えばかなりの上玉だ』男の口の端が上がった。

「もう忘れたの?私のこと」
「ああん?子供の相手は数え切れないぐらいしたからな。一々覚えてられるかよ。
 オマエもオレのにハメられてえのか?」
「・・・相変わらずね」船乗り達を一蹴した手が襲い掛かる!
首輪をした子供達が逃げ惑う。豪奢な部屋には侵入者である少女と裸の男の二人きりだ。

醜い男と話すのも億劫と感じたのか、少女は無数の手で男を拘束する。
首をがっちりと小さな手に押さえられながらも、男は嘯いた。

「なんだ?オレの全身をこの手で撫で回してぇのか?」
少女が冷たい目で答えた。
「そんなこともあったわね」
「あぁん?」脂汗を流しながらも男は少女を見つめた。

 通った鼻筋、漆黒の髪、薄汚れてはいるが象牙のような不思議な白さの肌。
そして何より印象的なのは、冷たく切り込まれた瞳。
「てめぇ・・・あの学者一家の小娘か・・・」
男が口から泡を吹きながら笑う。
「思い出した?あなたにお礼がしたくて来たのよ」少女の声はあくまで冷たい。

 男は思い出した、一年もしない前に、惨殺された学者一家の娘を手にいれ、弄び、売り飛ばしたのだ。

 「生きていたのか・・・?」
「そうね、自分でも不思議。あんなことがあったのに生きているなんて」
男も少女も同じ時間を共有していた。

 一人は支配者として、一人は奴隷として。
略奪と殺戮の嵐だった。
 高名な学者一家が何者かに惨殺されたのかはわからない。
が、ハイエナが価値のある美術や遺物を目当てに血の匂いを嗅ぎ付けた。

 一つの高価な遺物があった。天空の城から落ちてきたと言い伝えられる水で動く大きな時計である。
大掛かりな水車の仕掛けがないと動けないその時計は、時を刻むことが出来ない時計であったが、止まった針よりも目を見張る美しい工芸品と、伝説の天空の文明の遺物という事で十分すぎる価値があった。

 そして少女にも価値があったのである。
彼女は学者一家の生き残りだった。何故彼女が生き残れたのか?それはこの時計の中に逃げ込んだからだ。
 彼女はその時計ごと奴隷商人に売り飛ばされたのである。
惨劇の学者一家の生き残りという付加価値が彼女の値を釣り上げた。

 奴隷商人でもあるボスは彼女が気に入った。

「そうらお嬢ちゃん。隠れてないで出ておいでぇ」
下卑た男達の笑い声。震える少女がどんなみ身を縮めても無情にも引きずり出されてしまった。
 ヒュウッと口笛が鳴った。
 見目麗しい少女だったのだ。ボスだけでなく、どんな男でも欲情させるに十分な容姿だった。
「いやっ!」
少女が部下の手を振り払った。逃げてもすぐに捕まった。いや、しばらく少女をわざと逃がして、また捕まえるという残酷な遊びを楽しんだ。
 それにも飽きると男達はボスの前に引きずり出した。ボスは遊びを眺めて座っていたが、少女が目の前に放り出されるとゆっくりと立ち上がり、倒れた少女にかがんで言った。
「今から何をされるかわかるか?お嬢ちゃん」
男の体臭も嗅げる距離で囁かれ、少女は鳥肌が立った。震えながら男を見上げる。
「いや・・・いや・・・」何も考えられない。
「オマエを女にしてやるんだよ」

 言うなり男の太い腕が少女の頭を押さえつける。片腕で頭を絨毯に押し付けられる。片腕で少女の服を引き裂いた。
「いやぁあああ!やめてぇえ!」泣き叫んでも男は構うことはなかった。手間取る事もなく全裸にすると、少女の顔を上げさせた。

「オマエの名前は?」男の視線が突き刺さる。少女は生まれたままの姿で男達の視線に晒された。かつて経験した事もない屈辱。
「・・・」少女が涙の浮かんだ目で男を睨む。こんな男に自分の名前を呼ばれるのは嫌だった。
「言いたくねぇのか、まそのうち嫌でも言うことを聞きたくなるだろうよ」

 少女が千切れた衣服で体を隠そうとすると、男の張り手が飛んだ。吹き飛ばされ、壁に体を打ち付ける。
「・・う、げほっ」男達の笑い声が遠く聞こえる。
「おーおー大事なあそこが丸見えだぜぇ」「ホラホラ、お洋服はこっちですよ」少女が傷みで体を隠す余裕がないことを知りながら囃す。

「オラ、船長の相手をするんだよ!」男達が少女の足首を掴む。片方ずつ足首を掴まれ、逆さに吊るされる。
少女はあまりの格好に悲鳴をあげた。男がわざと少女の足を広げると身を捩って足を閉じようとする。
「やっぱり綺麗なおま○○だよな」「ああピンク色してやがる」下卑た笑い声と共に、ボスの前に運ばれる。

 ボスは吊り下げられた少女を満足そうに眺めた。恐怖で歪んだ顔でも彼女は美しかったからだ。
黒い髪がサラリと刷毛のように広がる。部下に少女を逆さづりにさせたまま、ボスは己の服を脱ぎ捨てた。
異様な裸体に相応しい屹立した一物。逆さに吊るされた少女が身を捩る。
 部下は少女の美しい黒髪をまるで刷毛のようにして、醜いボスの体を撫でる。少女が悲鳴を上げる。
「ふぅー。ふぅー」
ボスは自分の一物を逆さから眺め、男達に秘所を見られながら刷毛として扱われる少女に興奮した。
 腕を伸ばして少女の秘所に指を入れる。
「あー!」
「・・・・さすがに濡れてねぇな。おい、濡らしてやれ」ドサリと下ろされる少女に男達が群がった・・・

「あ、いやっ。お願い、やめて・・・・」すすり泣く少女の声。ぴちゃぴちゃと響く淫猥な音。荒い男の息遣い。
少女のまだ固い蕾を濡らそうと、部下が彼女の割れ目を嘗め回す。仰向けに寝かされた少女に無数の手が這い回る。
「いや、お願い。触らないで・・・あああっ!」首も耳も髪にも男の無骨な手が這い回る。
「痛い!いやぁああ」まだ小さい彼女の乳房を揉みしだく手、小さな果実のような乳首を引っ張る手。
無数の手に弄ばれ、無数の舌に嘗め回される。
『私・・・このまま食べられちゃうの・・・』性行為も知らない少女にはただ気味の悪い感覚に耐え、むさぼり食らわれる錯覚に必死で正気を保とうとしていた。
 指の間に男の舌が群がり、粘液を引く唾液にまみれたかと思うと、今度は指を一本一本しゃぶられる。
無数の手が少女の視界にゆらめく。少女にとって男達の手は恐怖の対象でしかなかった。のばされた腕に囚われ、嬲られる。
 夢中になって少女の股間を嘗め回していた男が舌を尖らせて少女の襞に差し入れた。
ビクンッ!
 少女に今までと違った反応が出たことに男達は狂気する。我先に少女の股間に舌や指を差し込もうとすると、ボスが一括した。
「このガキの処女はオレのものだ」

 正気を保った部下はすぐに退いたが、まだ少女に未練のある男達が彼女を嘗め回すのをやめない。
 ドンッ!
「きゃぁああああああ!」少女が叫ぶ。今まで自分の股間を嘗め回していた男の首が吹っ飛んだのだ。一瞬の後に鮮血を浴びる。
最早ボスは恐怖の対象でしかない。処女が散らされる前に、股間を男の血で染めた少女は、そのままボスの体の上に運ばれた。
・・・無数の手に拘束されて・・・
「もう十分濡れたころだろう。どれ・・」ボスの指がくちゅ、と入った。
「あ、あ・・・」くちゅ、くちゅ。と指が一本抜き差しされる・・・
「二本は楽勝だな・・・」人差し指がゆっくりと襞を撫で回し、少女の粘液を引いて抜かれる・・・入り口のところで微妙に円を描くと
「やんっ」少女が指を引き抜かれるのを嫌がった。
「くくく・・・」中指と薬指を侵入させる・・・男達から唾を飲み込む音が立て続けに聞こえる。少女の腰が揺らめく。
「・・・あ・・・・」ゆっくりと指を二本飲み込んでいく・・・・しばらくそのままにして少女が物足りなげな顔をするのを待つ。
「どうした?どうして欲しい」ボスが楽しそうに言う。少女がきっと睨み付ける。この男のいい様にされていても、最後までプライドは捨てないつもりだった。

「指を抜いて・・・あうっ!」二本の指が少女の膣内で勝手に蠢く。少女の生意気な台詞にボスがおしおきをしたのだ。
「あ、いやっ!動かさないで!やめてぇっ・・・」少女が体を揺らめかせて指を引き抜こうとしても、無数の手が押さえつける。
「お願い、やめて、動かさないで・・・変になっちゃう・・・」男はその言葉を待っていたのだ。
「やめてやってもいいぜ?オマエがもう少し素直ないい子になったらな・・・」男は快楽に戸惑う少女を笑いながら見つめる。
「え、い、い・・・子って?あぅっ」じゅぷじゅぷと股間から音が立てられるのに少女は頬を染めながら尋ねた。
「先ずはオマエが親から貰った名前を言え」

 少女の顔が青ざめる。きゅっと男の指が締め付けられる。少女の体が緊張したのが伝わってきた。
『お父さん・・・お母さん・・・』”親”という言葉が少女に惨劇を思い出させる。血の匂い、逃げ惑う両親・・・
「ほら、オマエの死んだお父さんとお母さんに教えてやらなくちゃいけないだろう? 立派な女になったってなぁ」

 爆笑する男達。放心する少女の体を犯す指と手。体だけでなく心まで蹂躙して楽しむ男達。
「いやぁああああああ!」泣き叫ぶ少女に容赦なく男達が囃したてる。
「ほらお嬢ちゃん、天国からお父さんとお母さんが見てるよ?!」「もっと色っぽく腰振ったらどうだい」

 ボスは泣き叫ぶ少女から指を引き抜くと、怒張した一物を突き入れた!

「あーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

その後、さんざん犯された少女は、ボスに蹂躙された後売春組織に売られていった。
少女は最後まで自分の名を明かさなかった。

「あのガキがまだ生きていやがってたとはな・・・」ボスの顔が青ざめる。
「テメェの目的は何だ?」

 少女は呆れたようにボスを見て言った。
「ホントに馬鹿な人ね。決まってるでしょう?」

その時!耳をつきぬける轟音と共に船体が激しく揺らいだ。暗闇の海上を炎が赤々と染め上げる。
「テメェ何しやがった!」最早ボスに余裕はない。あちこちから悲鳴と船体が崩れる音が聞こえる。

「一つ忘れたことがあったのよ・・・あなたに名前を教えてあげる」
しかしその言葉が男に届いたのかどうか。彼女が自分の名を告げるよりも早く、無数の手が男の視界に入った。

『狂い咲き』

 かつて少女を陵辱した手よりも遥かに多い手がボスも部下も船も飲み込んだ。

 燃え盛り、沈み行く船を眺めながら少女は一人脱出用の小船の上で呟いた。
「私の名前は、ニコ・ロビン。ちゃんと聞いてくれたかしら・・・?」

 復讐の炎に照らし出された少女は、狂ったように美しい。
タグ

Wiki内検索

メンバーのみ編集できます