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『弄られ侍』

「…ちぃちぃぱっぱと、うるせェんだよ、お前らは。もうちっと静かに呑めねぇのか」
「あァ?てめぇこそ俺とナミさんのストロベリータイムを邪魔してくれてんじゃねぇよ、クソマリモ」
「はいはいケンカしないの。ほらサンジくんの番」
「ゲェ!そ、そうくる〜?ナミさんもうちょっと手加減してくれよォ」
「甘ーい!ほらほら隙だらけよ〜♪」
「あーー!タンマ!ちょっと待って!」
「勝負に待ったはありません〜」
「………だから。うるせ」
「お前がだぁってろ!」

…おもしろくねェな。
チェス盤挟んでじゃれあってるナミとコックを眺めながら、俺は酒を呑んでいた。
ほんとにうるさいと思うんなら、さっさと出てけばいいんだが。まぁ、こいつらが喋くってんのなんか日常だ。
うるせぇ言うのは合いの手みてぇなもんで。ここにいりゃ、つまみも出てくるしな。

こうやってラウンジで集まって酒を呑むのは、そうそう珍しいことでもない。
上手い具合に、なんかしらの島に立ち寄って、食料やら酒やらたっぷり積み込んだ後だとか。
アテがあるから、今日は在庫処理!とかナミが宣言した日だとかな。
…まぁ、そういう時は、だいたい晩飯の後、引き続き、つう感じになる。
そうだな、小せぇ祭りみたいなもんだ。
ルフィやウソップはそう強くない。早々に酔っ払って騒ぎ散らした挙句、へろへろになって退場する。
チョッパーなんぞ、ビールの何が美味いのか理解できないと言って、ナミの果実酒なんかを
分けてもらってるんだが、そっちのほうがよほど強いもんだから、これもまたあっというまに潰れる。
抱えられて運び出されたことが何度もあるもんだから、自重してあまり積極的に呑まない。
あの女は…あれも結構呑むクチなんだが、協調性がないんだか知らんが、調べ物があるから、と言っては
残念がるコックを軽くあしらって、途中で部屋に帰っていく事が多い。
そうすっと、自然この三人が残るって具合なんだが…。
俺とナミはまぁ、自分で言うのもなんだが、人並み外れた酒呑みで、リッター単位で呑むクチだ。
晩飯の後片付けを済ませてから、コックもやっと呑み始めるんだが、こっちのほうがむしろ先に酔っ払う。
…するとだ。
酒癖悪ィのかなんなのか、いつもの口説きに拍車がかかって…つうより、野郎のくせに、ベタベタ
甘えたがりになるんだよ。傍で見ててイライラするぜ。
しかもそれを時々覚えてないらしく、翌朝教えたら青ざめてたことがあったが。

まぁな。
なんのかんの言ってもしょうがねぇ。ぶっちゃけ話をしちまえば。
俺とコックは、なんの因果か穴兄弟だ。
どっちが兄だか弟だか、はっきりしねぇが、まぁその穴…じゃねぇ、相手は目の前でケタケタ笑い転げてるこの女。
バカやってると思うぜ?一人の女を共有だなんてよ。まったく狂気の沙汰だな。
ナミに言わせりゃ、
「両方好きで両方必要」
…強欲なのにも程があるってんだ。それに甘んじてる俺らもどうかと思うが。
それじゃあカラダはどうかと言うと、
「激しくスパッとヤりたいときと、じっくりダラダラヤりたいときとがあんのよねー」
…だそうだ。どっちがどうとか聞くなよ。どのみちこっちも強欲だ。
まぁ、かち合っちまうことは不思議なことに滅多にねぇ。
俺はもともと淡白だし、回数もコックに比べりゃ少ねぇだろう。
そのコックも、誘われなきゃ手を出さねぇと決めてるようだ。


ただ…酒呑んでると、雰囲気でおっぱじめそうになることがあるからよ。
目が離せねぇというか…半分監視してるというか。
ああ、ほら。
テーブルの下、足絡ませて遊んでやがる。
ったく人が見てねぇとでも……いや、見せ付けてやがんのか?これァ。
ガン!とテーブルの裏を膝で蹴飛ばすと、二人揃ってきょとんとして。
…ニヤーっと目を三日月にしやがる。
「やっだぁーナミさん、ロロノアくんジェラってますよォ♪…キモち悪っ!」
「男の嫉妬はみっともないわよー、ゾロ」
「うるせぇ、お前らもうちょっと恥を知れ!」
「うわぁ……………。モラリスト気取られた。よりによってマリモに。ショックぅー」
「やだぁ。可哀想、サンジくん」
「ナミさァ〜ん」
「アホか!!」
ナミの肩にぴったり頬をひっつけて、コックはちらっとこっちを見てきた。そして。
ふふん、と笑う。
こんっっ……………っっの!!!!
「撲殺絞殺刺殺斬殺どれがいい今すぐ選べ」
「どれもヤだ。つーかよォ、お前白ける。楽しく呑んでんだから水差すようなことすんなよォ」
「そうよ野暮天」
「うぐっ!」
な、なんだ?俺、邪魔者か?!…ああそうかよ悪かったなくそ!
「アホ二人で好きなだけ乳繰り合ってろってんだ!」
席を立って、出口に向かう。
だが。
ガン!と音を立てて、高く蹴り出した足が、行く先を封じた。
コックの野郎が睨むでもなくこっちを見て。
「出てけなんて一言も言ってねぇぞコラ。そしてナミさんはアホではない」
「…お前は何がしたいんだ?」
「まぁ席に戻れさっさと戻れ今すぐ戻れ」
「俺に命令するな!」
「じゃあお願い♪」
「気色悪い!!!」
…すたすた離れて席に戻ると、ナミがテーブル叩いて笑い転げていた。
なんか笑いどこあったか?今の。
コックがチェス盤を片付け始める。……結局、勝負ついたのか?
酔っ払って覚束ないのか、駒をポロポロ落としてるんだが。
「なぁ、ナミさんマジでやるの?楽しくないんだけど、俺」
「だって、サンジくん負けたじゃない」
「あー、そうなんだよなー。俺負けちゃったんだよなー」
はー、と溜息つきながら、ネクタイをゆるめて…。
あ?
…そうだ。おかしいと思った。
こいつ、酔っ払ったら、いつも真っ先にネクタイとっちまう筈…

「ゾロ悪ィ、ナミさんの命令だ」
俺の背後に立つな、と言おうとした瞬間だ。……コラ、何してる!
気がつけば、ナミがテーブルの下をくぐり抜けて、足元に来ていた。
膝に擦り寄って、うふふと笑いながらこっちを見上げてくる。
…もしや。まさかとは思うが。…こっちの方が酔っ払いか?
「…何のマネだ?」
「うぅーーーーーん?イヤガラセ?」
「は?!…あっ?!な、何だこれァ!?」
ナミに気をとられてたら、ロープで椅子ごと縛り上げられていた。コックの仕業か!
「悪ィな。俺がさっきの勝負、負けちまったもんで」
「なんでお前が負けて俺が縛られんだ!」
「何ィ!?俺はお前が縛られずに済むようにと死闘を繰り広げたんだぞ!?」
「じゃれ合ってたのが死闘かよ!しかも負けてんじゃねェか!!!」
「あァ?!お前は結果だけが全てなのか!?」
「!てめぇはもうちっと会話を成立させようたぁ……ぅあっ!!何しやがる!ナミ!!!」
「んん?」
いきなり触られて、ぬめった感覚に慌てて下を見れば、ズボンの前が開けられて、ナミが萎えたままのを口に含んでいた。
横で何事もなかったように、コックが煙草に火をつけている。…うぁ!み、見んな!見るんじゃねぇ!!!
「何しやがるって…フェラ?」
「フェ?!っおい!ふざけんな!!」
「なんかふざけてる?ナミさん」
「んん(ない)」
「そんでお前は何を見てんだ!!!」
「……フェラ?」
「だぁっ!そうじゃねぇ!どうして見てんだって言ってんだ!!」
「あァ。後学のため」
「…んん?何、それって私がいつかサンジくんも縛るかもしんないってこと?」
「あれ?しないの?」
「バカね、しないわよ。サンジくん、縛っても喜びそうじゃない」
「えェ、それって俺がマゾだってことかい?」
「違う違う。ムードで楽しんじゃって、苛められてるって実感しないっていうか?」
「あー、被虐の本質にたどり着かないってことか。ふむ、そりゃつまんないかもな。なるほど」
「そ。わかってるじゃない」
「………てめぇら…」
人のチンポほったらかしにして何を議論してやがる!
いや、ほっといてくれて一向にかまわねぇが…つか、萎えチン晒してるほうの身にもなれよ!
ペラペラペラペラ喋りくさって……くそ…!
「それにしても大きくならないわねぇ、コレ」
「!!!コレ呼ばわりかよ!」
いきなりこんな目にあって、ホイホイおっ勃ててたら体がいくつあっても足らねぇよ。
大体なぁ!即フェラごときで…人目もあんのに!
くっ…!顔…熱ィ………。
ほにゃほにゃ舐められて、玉を揉まれて、畜生、コックの野郎が見てる前で、そんな醜態晒せるか!一生の恥だ!
…あ?いやまて…どっちが恥だ?勃起するのとしないのと…この場合…。
混乱してる間にも舐められ弄られもみくちゃで。
頭ん中が、カーっと熱くなってきた。いかん!心頭滅却、心頭滅却………!

「…ナーミさん、ちょっと失礼♪」
「あっ…ちょっと、何…ァん!」
あァ?!?!
声に驚いて見れば、コックがナミの後ろに回って、服の上から胸をまさぐっている。
「ぁん、ちょ…何よう!邪魔!」
「いやいや、ちっと気の毒になってきて」
「あ、コラ!やんっ………な、何が気の毒…んっ…」
それは俺が聞きたい!つうか何だ!
一体全体、どうしてこの状況でサカれるんだ、このコックは?!
「だからね、こいつアホだから、視覚の刺激がねェと勃起しねぇんだよ、多分」
「は?視覚?」
「男は大概そんなもんさ。まぁ俺は妄想でもイける口なんだが…こういう、ね。…刺激♪」
「きゃ!やだっ!」
ナミのタンクトップが捲り上げられ、ブラもずらされ、胸が片方ブルンと飛び出した。
……おい!ありがた迷惑っつうのはこういうことじゃぁねぇか?!
頼んでねぇし、第一勃たせてぇなんて思ってねェ………!
「あ、ヤァ…ん、ダメ、サンジくん…あん…ぃやっ…」
コックの指が、乳首を捏ねまわして、ナミはたちまち甘い溜息を漏らす。
下乳をやわやわ揉んで、見せつけるようにわざと大きく揺らしたり………
「や、やっ、もぉ、そんなにしたら…っ」
「こんなにしたら?」
「わ、たしがしたくなっちゃうから…ぁん…」
「それはそれで大歓迎♪」
背中に口づけ、体中を撫でまわしながら、あっというまに上半身を裸に剥いてゆく。
な、なんつう手際の良さだ…。
首筋やら背中やらを舐められながら、乳房を弄りまわされ、ナミは甘ったれた声を上げ、脚がだんだん開いてゆく。
スカートの裾から、僅かに覗く下着の真ん中が、じわりと湿っていくのが見え。

…思わずごくりと唾を飲んだ。

…………!

「…ほら、ナミさん」
「あ…ん?…………あら、ホント…」



…………………………………俺は…一体……。
「ゾロ…そうだったの。気がつかなくってごめんねェ?」
「ちが…言うな!第一勃ったの勃たないのが問題なんじゃねぇよ!」
そうだ、縛られて身動きできねぇで好き勝手やられるのが…!
…………………………!!!
ぐあっ、今ごろ気付くか?!俺!!!
「な、な…あ…」
言葉もない俺の顔を見て、ナミはにやりと笑った。
「…ふふっ…私の美技に酔いしれるといいわ…」
………………………………………………………鬼がいる……!

…なんつう動きだ…。
ナミは、俺の、立ち上がったモノを横に咥えて、チロチロと舐めながら唇をスライドさせている。
ぢゅ、と先端を啜り、傘の裏側をぐるりと舐った。裏スジを何度も舐め上げ、鈴口を舌先で抉るようにしてくる。
「んっ、ん…」
動きに合わせて体をくねらせて、わざと胸を揺らして見せ付け…。
「っく……ち、痴女め…」
「ん、ふ。その痴女に好いようにされてる気分はどーぉ?」
「…最悪、だ……」
「んっ……その割には……ますます大きくなってきてるけど…?」
口つけながら喋んなっ!くそっ……一方的にやられてるんじゃ気に食わねェ!何か反撃する方法は…。
…………足、届くか…?

「おっと。ナミさんに足マンしようなんて百万年はやいぜ」
「んぎっ!」
コックにつま先踏まれて、思わず声上げちまった。
「"んぎ"って言った、この人」
「…ぷふっ」
ナミがサオ握り締めながら、笑いを堪えて震えている…。
……ここは一体どこの地獄だ!殺せ!もういっそ殺せ!!!
「あぁ、ゴメンねゾロ。でも私も足でされるのはイ・ヤ♪」
手のひら全体を捻るようにして、上下に擦ってくる。カリ首のあたりで時々引き絞るようにして…ナミはコックと喋り続ける。
「あれぇ?ナミさん、じゃあ指なら好いの?」
「んーーー、……こっちの妨げにならない程度なら」
「して欲しい?」
「…うふっ…したい?」
「させて♪」

………この鬱陶しい会話を聞かされながらコスられてる俺は一体何なんだ!!
足の間に座ったナミの背後から、コックがするりと手を伸ばす。
脇腹を撫で上げながら、たどり着いた丸い乳房の先端をさわさわと撫でるように指を動かす。
逆に撫で下ろしていったもう片方は、ぺたりと座って、軽く開いた太腿を撫で、スカートの中に滑り込む。
上からは見えない。
おまけに、忌々しいことに俺のつま先を足で踏みつけたままだ。時々ギリ、と力を加える。
末端の痛みに体が硬直した。
そういう反応には気にも止めず、コックの愛撫に、ナミは次第に情感味を帯びた溜息をつき、俺のモノに縋りつく。
夢中で咥え、唾液をたっぷり絡ませながら、ネロネロと舌を這わせた。
「ぅぁ………ぐっ!」
耐え切れずに声を上げると、すかさずコックが踏みつけ。
ち、くしょう…!

ナミが押し売る快感、コックから食らう苦痛、ナミを好きにできるコックに対する羨望、二人からまとめて浴びせられる哄笑。
異常だ、こんな、イカれたやつらに…縛められた挙句良いようにされて…!
なにもかもが屈辱だ……!
「あ、ね…サンジく、ん、入れて…欲しい…」
口を離してコックのほうへ振り向いても、ナミの手は休まらない。ずるん、ずるんと擦り上げる。
目を向ければ、スカートの下にすっかり水溜りができていた。
コックの指はそんなに好いのか、ナミ…!
俺はせめてイかないようにと歯を食いしばって堪える。縛り上げられた腕が、ジリジリと痺れて。
「あれ、もぉ?…早いね、ナミさん」
「ん、…だってスゴい、興奮しちゃう。スゴい、イイの…欲しい」
「ナミさんのエッチ。…でもスキ」
「んふ、私も」
………!こいつら、人をなんだと思っているんだ!
完全に俺を無視して、ナミ、お前が握ってるコレは、コックのモノじゃあねぇだろう!
嫉妬と屈辱に狂いそうになる。
コックの指が、スカートの前を捲り上げ。下着をずらされ、散々玩ばれてぐしょ濡れになったナミのソコが露になった。
「…お前なんかに見せるのはもったいねぇんだが…俺ぁ哀しいかな、サービス業が身に染み付いててね」
俺の方を見てニヤリと笑う。
言いながら、軽く持ち上げたナミのケツの後ろから、滑り込ませたモノが、ヌルリヌルリと擦っていて。
「あ…は……はやく…入れて…」
「せっかちだなぁ…ホラ」
ヌジュゥ、と粘着質な音を立てながら、ナミの花びらは押し広げられて、コックのペニスを飲み込んでゆく。
クネクネ腰を動かしながら、ナミはまた、俺のモノに吸い付いた。
「んっ、んっ、んっ…」
「好きに動いていいよ」
「ぷぁ、ん、…やだァ、触って…」
「どこ?」
「ん…あン…わかってる、くせ、にィ…」
「フルコース?」
「ん…シてぇ…」
…こいつら…いつもこんなエロい会話を…。
俺とするときは、喘ぐばかりで好いも悪いも言わないナミが、自分からは動かないコックの上で、じれったそうに腰を振る。
むにゅむにゅと乳房を捏ねられ、太腿をさすられ、たまらないと言った顔で、熱い溜息を俺のモノに吐きかけた。
うっとり瞼を閉じながら、深く咥えて首を左右に激しく振って…ああ!何だその動きは!
「う…く………………ぁっ…」
「出すときゃ言えよ」
「っ!お前が、指図するな…!足…離せ!」
「いやだね。ねェ、ナミさん、どーぉ?具合は」
「んぅ、ん…ふ、もう……ちょっと…」
何がどれがもうちょっとだ!俺か?!俺なのか?!
あ、あ!
「俺もそろそろ動きたい」
すぅと背筋をなぞられて、ナミの体がビクンと跳ねる。歯、歯があた…
「待って…」
ぐっと握り直すと、猛烈な勢いで吸い上げながら、ジュパッジュパッと激しい音を立ててラッシュをかける。
妙な捻りを加え、啜って回して吸い付いて…
ああ!
ダメだ!もう……!
「で、るっ…………!」
ナミの口ン中で、ゴブッ!とくぐもった音が聞こえた。喉を鳴らして飲み込まれ、髄まで吸い取られてゆく…。

あ、あ……

「良く出来ました♪」
「ア、あァンッ!!」
うっすら重たい瞼を開けてみれば、靄のかかったような視界の向こうで、太腿を大きく広げ、胸を揉みしだかれながら、剥かれた核を擦られているナミが見えた。狂ったようにいやいやと首を振り、身悶えて腰を振る。
このまま見てたらまた勃起しかねない。思わず目を閉じちまった。
…それでも声は否応なしに聞こえてきて…。
「あぁあ!イイッ!イイのぉッ!」
「…何回イきたい?」
「ア、ア、あ、わ、かんなっ…ヒ…アァッ!」
「おっと………あー…スッゲぇイイよ…」
「………ん、あっ…たし、もっ……アッ…!」
「…もう一回?」
「んっキてっ…ヤ、あ、あ、ダメッ…」
「…どっち?」
「や、ちがっ…アァ、やっ…またっ!ダメ、…あッ、ハァアっ!」
激しい息遣いと、嬌声。ヌブ、ヌブと出し入れの音。いつになったら終わるんだか、さっぱり見当がつかねぇ。
畜生…やっぱり…勃ってきた…。
やがて体位を変えたのか、スパン、スパンと叩きつけるような音が聞こえ始めた。ナミはますます激しく声をあげ…
「アァン!ふッ、んッ、ヒぅン!」
「ナミ、さん……イく?もう…」
「ん、ん!キてっ?キテ?!おねが、あァッ!スゴイ、イィのぉ!イっちゃ、ア、や、アアッ…!」
「…んっ…………………!」
勃ったままの自分を、どうすることもできずに、頭の中が真っ赤になっていく。
ピストンのスピードを速めたのか、断続的な音が間隔を短くして。
ナミは解読不可能な叫び声を上げながら、また絶頂へと跳ねた。
その後すぐに、小さく息をつめる声と、コックが中にぶちまけたのらしい音が、遠く聞こえた…。




……………俺は一体いつまでこのままだ。

衣擦れの音が聞こえ、人が動く気配がする。
目を開けると、二人ともすっかり身支度をすませて、ナミはキッチンでうがいをしていた。
一服していたコックが気がついて、俺の前に近づいてくる。
俺はといえば、まだズボンの前を開けられたままの格好で。
おまけに、放置食らってたってのに、…まだ半分おっ勃てちまった状態で。
……この上…何を……。
あまりの屈辱に、顔が見られず俯いた。
どっちがどうじゃなくて、すっかりお開きになってる場面で、自分だけまだこの有様っつうのが堪えがたい。
…ああ、悔しすぎて何考えて良いかわからねぇ。

「ゾロ……あー…まぁ、そう落ち込むな?」
「はァ?!!おめェがフォローすんのかよ!!!」
「いやァ、悪ィ。だがな、こういうのは所詮お遊びだ。演出にすぎねェ」
「遊びで縛られてたまるか!早くほどけ!」
「そうカッカすんなよ。ところでゾロ」
「なんだ!」
「本気で嫌なら逃げりゃぁいいのに、なんでお前逃げなかった?」
「は?!お前自分で縛り上げといてなに言ってんだ!逃げれるわけねぇだろう!」
「………………あのな。俺、足は縛ってないんですケド。頑張って立ち上がれば逃げられるんですケド」
「あァ?!何言って…」
………。
……………………………………本当だ。
縛られてねェ。
「………」
「………」


コックは、ははは、と朗らかな笑顔を見せた。思わずつられて笑いそうなほど。
だがしかしだ。

次の瞬間、すっと目を眇めて顎を上げ、俺を見下ろして言った。



「真性の犬だな」



……………………!!!!!!!!!

「てめェええええええええ!!!!!!!!!ぶった斬ってやる!!!!!!」
「うわはははははは!チンポ丸出し緊縛椅子男が追っかけてくるぞーーーーー!!」
「ほどきゃーがれぇええええええ!!!!!」
「いーーやーーだーーーーーーーーー!!」
「ちょっと!あんたたちうるさい!皆起きるじゃないの!」

ナミの一発で無理矢理ことは納められたが、それで俺が納得するはずもなく。
いつかあいつを殺してやろうと目下画策中なんだが。
……………動機を仲間に問われたら、なんて答えたら良いんだ。
頼む、誰か教えてくれ……!
                                                   end.
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