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『情火の法則』

気がつくと目で追っている。
追っている最中は、余計なことは考えない。ただ、追っている。
さらさらと潮風に流れる黒髪だとか、白いシャツの背中だとか、くびれた腰のあたり、するりと伸びた脚などを。
そうして、その顔が振り向いてこちらに気がついたとき。
ああ、俺はあいつを見ていたんだな、と思う。

何、見てるの。

唇の動きだけで聞いてきやがるから、見て悪いかよ、と睨んじまう。
そうすると小さく笑って、微かに視線を外しながら、こちらに寄ってきたかと思うと、横をすりぬけて行く。
あの日嗅いだのと同じ、香水の香りを感じて、呆然とした。
…今は話すことはないってか?
思わず振り向くと、ラウンジに入っていって。コックが歓迎の言葉を吐いているのが聞こえる。
あいつ調子に乗ってやがる。…ナミとキスしたくらいで。

あの夜、あの女を抱いたことで、いきなりそういったことに目が働くようになった。
なんてことはない、あいつらはとっくに出来ていた。ただ、両方が、見ててじれったくなるような、煮え
切らない様子で。
要するに、キス以上の関係になるのに、二の足を踏んでやがるんだ。…ガキか、あいつら。
別に優越感とかそういうんじゃねぇ。苦労もなしに女を抱けたからといって、別に自慢にもならないだろう。
むしろ、簡単にそういう関係を結んじまったことのほうが、俺には焦れる感じがした。
どうしたって本意が見えねぇ。あいつは俺の目が好きだと言った。だから俺は見る。
…もっと好かれたがってるんだろうか、俺は。
本当は、抱きてェだけなんじゃねぇだろうか。
あいつの体は、俺に合った。何故かはわからねぇ。それでも、感じてしまったことは、否定できない。
自分の心が理解しがたく、惑う。
なのに、あの女はそんなのはどうだって良いようなふりをして目をそらすのだ。
これ以上踏み込まれたくねぇと、心では望むのに、一方で。
俺は焦れている。


あの女が出て行くのを確認すると、俺はラウンジに向かった。
らしくもねぇ、迷いを振り切るためにむきになって、ノルマより余計に鍛錬に励んだおかげで、喉がカラ
カラだったのだ。
だが、扉を開いて、キッチンに目をやって驚いた。
コックが虚ろな表情で、シンクの中に置いたボウルに一杯、大量のタマネギを芯まで全部剥いて、うず
たかく積み上げていたのだ。
その異様な光景に、思わず聞いてしまう。
「…その大量のタマネギが、今夜の晩飯なんじゃないだろうな?」
「あァ?!………あ。…あー……いや、カレーに使うから良いんだ」
奇行を見られたことに気がついたやつは、苦しい言い訳を吐きながら、次に俺を罵った。
「何しに来やがった。用を済ませてさっさと出てけ。汗臭ェんだよ筋肉バカが」
水を飲みに来ただけだ、と言うのに、不機嫌な様子を隠さない。
一体なにを悩んでいる。
あの日、口づけを交わしていた二人は、それほど不幸に見えなかった。
ナミはうっとり目を閉じてそれを受け止めていた筈だ。焦っているのはこいつだけなんじゃないだろうか。
ふと思いついて口に出してみる。
「お前よ、さっさとナミを抱け」
「いや、脈絡ねェな。……つうかなんだそれァ!!!」
「すっきりすんぞ」
多分そうだ。確信はないが、俺と違って、きちんと手順を踏んだのならなおさらだ。
そう思ったから言ったのに、やつはキれた。
「!!!お前の腐れチンポの都合と一緒にすんな!大体いきなりなんだ、命令されてするこっちゃねェ、
ふざけんな!」
…おい。俺のこれは助言じゃねぇか?俺がだぞ?なんで、こいつにそんなことする必要がある?それをだ。
感謝されこそすれ、どうしてキれられなきゃなんねェ。
…ああ、やっぱり話し掛けるんじゃなかった。
水を飲んでいる俺の顔を、コックは見ていた。グラスを置いて、何だよ、としかめて見せると、唇を噛む。
その内、肩がブルブル震え出した。やばい、もうひとキれされるかもしんねぇ。
さっさと退散することにした。

だが。好きなのに抱けないあいつと、抱いたのに自分の気持ちが確信できない俺とは、どっちが不幸だろうか。

「ふー…。…うし、終わり!」
ダンベルを床に下ろすと、柵にかけたタオルで体を拭った。
不寝番の時はトレーニングに時間をかける。適度に疲れている時のほうが、むしろ目が冴えるし、酒も美味い。
傍らに待機させていた酒瓶を手に取ると、俺は見張り台に上った。
碇を下ろした夜の海は、静かだった。ずるをして寝てしまっても、まったく問題はないような気がする。
迂闊にこういうことを言うと、ナミなどは危機管理がなってないと、ぎゃあぎゃあ喚くのだろうが…。
と。
ラウンジの明かりが消えて、コックがみかん畑に登り、腰をおろして一服しているのが見えた。
向こうからこちらは見えないのだろうが、こちらからは丸見えだ。風呂に入って男部屋に戻る、その前に、こうして休憩をとっているのは、実は見慣れた光景だった。だが、最近はそこへナミがやってくるのが目に
付くようになった。
ああ、また。
これで見るのは二度目だ。僅かに会話を交わしている。その後、唇を重ねた。
…悪趣味、なのかもしれねぇな。こうして覗いているのは。
けれど、手を握り合ってお互いの唇を吸っているその光景は、酷く羨ましく見える。
じり、とした。
あんな風に、あの女に口づける日が俺には来るだろうか。
ぼんやりと思っていたときのことだ。
ナミがコックの手を離し、すんなりと伸びた腕が、やつの首に絡んで。
口づけを深くした、その後。やや暫くして、コックの手が、震えながらナミの胸に触れるのを見た。
まさか、昼間の俺の言葉に煽られて?!
いや、まったくこれじゃデバガメだ。うろたえながらも、思わず見入っていたその時。

やつらはとんでもない大喧嘩を始めた。
ナミが上着を脱いで、上半身裸でコックを罵るのに、慌ててやつは自分の上着を被せた。揉み合いながら、
激しい口論を繰り広げている。
な。なんなんだ、ありゃ…!
呆気に取られて見ていると、やがて。
…あろうことか、コックが泣き出してしまったのらしい。

……………あんなのありかよ?

もう、見ちゃいられないと思った。
ズルズルと見張り台の柵に凭れながら、気取られないように溜息をついた。
コックが、ガキみたいに嗚咽を漏らしているのが、遠く聞こえる。
色恋をろくに知らなくても、あれが異常だってのはわかる。いや、なにが正常かはわからないが。それでも。
どうしてそんなに苦しむ必要があるんだ。
…理解できねぇ。

暫くして、話し合いは終わったのだろう。何か、一言二言、話した声が聞こえた後。二つの扉が閉じる音がした。
「…あら。こっちも悩み事」
「うわっ!!!」
いきなり頭上から声がかかって、俺は寝転がった姿勢から跳ね起きた。
覗き込んでくる、黒い瞳。何時の間に…!
「何だよ!」
「…航海士さんが酷く悩んでるようなの。一人になりたいようだから…ふふ、居場所がなくて」
「あ、ああ…」
「見てたのね」
柵を跨いで、昇ってくる。話をしたいと思っていた、相手。
「…見えたんだよ」
「それで?」
言いながら、横に腰を下ろした。ふわりと、香水の匂い。懐かしいようで挑発的な、あの匂い。
「…情報を改める」
「何かしら」
「…あいつら、出来てた。もうとっくだ、多分」
「……それで?」
女は唇の端を上げる。逆に俺の下唇は、突き出されていく。
「なんとも思わなかった」
「そんな顔に見えないわ」
「だから、そういう意味じゃねェ………俺はナミを好きじゃねぇよ。やっぱり」
「まぁ」
「…からかってんのか?!」
腕を掴む。それなのに、口元だけで笑いながら、目は僅かにそれている。
…酷く焦れた。
何故だかわからず、乱暴に顎をつかんで、唇を合わせた。そして。
「こういうことをしてる、あいつら見ても。嫉妬だとかは感じねぇ」
「…そう?」
「じれったいってだけで…」
言う、俺の唇を、女の指がなぞる。なぜだか、そこからひりつくようだった。
抵抗するように、爪の先を噛むと、小さく笑って逃げる。
「…なぁ」
「何かしら」
「お前一体、何がしたいんだ。俺を…どうしたいんだ」
「欲しいと思っただけ」
「っ…モノじゃねェぞ!俺ぁ!」
「ゾロ」

…俺の名前を、呼んだ、その声音に。
身動きが取れなくなる。

「あなた、女を愛せなくてはだめよ」
「…何を」
「あなたはとても優しい人だけれど、それだけじゃぁだめ」
「…?」
「恐いんでしょう?」
「あァ?!」
「あなた、女を恐がってるわ」
「いつ恐がった!俺が?!女を恐がってるだって?!」
「ずっとよ。わかったもの。怒らないで聞いて頂戴。…あなた、恋愛を必要のないことだと思い込んでいた
でしょう」
「…過去形かよ」
「だと良いと思っただけよ。どうしてそうなったのかは聞かないわ。けれど、知らなくてはだめ。今までは
良くても、これからは」
「……何でだ」
「それがあなたを強くするからよ。……抱いて」
「…俺に命令するな」
言いながらも、女の体を抱き寄せ、再び唇を吸うために、腕が動く。
シャツの上から乳房を撫でまわしながら、女の溜息の温度を上げるためだけに、乳首を抓り上げた。
やはり下着をつけていない。
途端に、望みどおりに湿った息を吐くのに、俺は酷く焦れて。ボタンを毟るようにシャツを開き、豊麗な
乳房の先端の彩りに、むしゃぶりつくようにした。
「あっ…あ…」
「言え、…よ。俺をどう、したい…」
「…ん………何をそんなに、焦っているの…」
「…お前が……!」
言葉を無理に飲み込み、やけくそのように音を立てて乳首を吸うと、女の体はビクリと跳ねた。
頭を抱え込み、柔らな肌が押し当てられる。
舌先で転がしながら、尖っていく乳首を、俺は余すとこなくしゃぶり、吸って、舐め上げた。
「ん…食べられてしまいそう…」
「……食っちまいてェんだよ」
「嬉しいわ………」
「…………イカレてる」
パンツと下着をまとめて引き下ろしながら、ふわりと淡い絨毛を掻き分けた。
薄く紫色のかかった花びらを掻き分けると、とろりと濡れた内側が現れる。
大きく腿を割って唇を寄せると、ひくりとそこは蠢いた。
何を考えている。何も考えていないのか、俺にこうされながら!
「あ、ァ…好い…………」
女の声に、カッとなり。八つ当たりのように、尖らせた舌先をのめりこませた。舐ると次第に熱い蜜が
溢れてくる。
芯を指で剥いて、舐め上げれば甘い悲鳴。俺の頭を狂わせる。
足りない。足りない。もっとだ。もっと…!
狂人のようにそこを啜り上げながら、どんどん渇いていく自分がいる。
こんなにも唇は舌は喉は濡らされているというのに。
「ッ…あ、入れて、欲しい。……ね、剣士さん」
「…なんだ」
「悲しい顔を、しないで。私、は……ああッ!」
続きを聞く前に抱えなおして挿入してしまった己を、悔やむ暇もない。
女の内側は熱く、焼け付くような蜜を滴らせながら、差し込んだ俺の欲望に絡みつく。
「…っは!あ、あああっ」
「……お前、はっ………」
「ん、ふっ………あァ、な、に…」
「………クソッ…」
腰を震わせるほどの快美感に、思考は千切れ、言葉は揮発する。
溜息の組み合わせで俺の名を呼ぶ女の体を掻き抱き、強く首筋を吸いながら、ゆっくりと抜き差しした。
女の肌の上に無数の赤い花が散る、その光景は俺をますます昂ぶらせ。
わけもわからず、擦りつけるように唇を重ね、口腔を舐った。
切れ切れに息を吐きながら、それでも女はお喋りを止めない。

「ぁ…、好い…。あっ…あなた…こんなに、上手に…女、を……抱ける、のに……」
「………っ………」
「ん、ん…あァ…。…そんな、顔、しないで……ぁっ…」
「どんな顔だろうと…俺の、勝手、だろッ…」
強く突き上げると、黒髪を振り乱しながら、背中に回された女の手が、爪を立てる。いくらそうしたところ
で、俺の肌には何も残せねぇだろうに。
欲望に熱く絡む肉襞は、それを知っているかのように、貪欲に飲み込んでいく。
まるでそこでしか何も刻めないような感覚。
深く突き入れながら、目の裏に火花が散るような、激しい熱を感じた。きゅうと膣口がすぼまっていく。
…食いちぎられちまいそうだ。
「あ、あ、あ、行く…」
「っ…、…行っち、まえ…」
「ん、ぁ…行く、あ、あっ!あぁ…アァァッ…!」
叫び様、じゅっ、と音が立つほどに締め付けると、女の体はガクリと弛緩した。
それでも俺は抜き差しを止めずに、乳房に顔を寄せ、その先端を舐め上げる。
ぼう、とけぶった瞳を閉じて、切なげに眉根を寄せると、女は俺が与える刺激に集中するように息を詰めた。
声を上げさせたい俺は、隆起した乳首を執拗に吸い上げ、抉るように欲望を突き動かしながら、右手を
伸ばして膨張した陰核を擦る。
「あァ!はっ…ァ、ダメッ…!ん…あ!そんなにっ…!」
艶かしく抗議の声を上げるが、今更聞けない。淫猥な水音を立てながら、敏感な箇所を探り、揺り動かし、
擦りつけた。
充血し、ぽってりと膨れた陰唇が、俺の欲望を舐めまわすようにひくつき、内壁の収縮は止まるところを
知らないようで。
脳裏に鋭い閃光が走る。強く額を擦り合わせながら、ぶつけるように口づけ、熱病に浮かされたように
互いの名前を呼んだ。
ただ、埋めてしまたい隙間がそこにあった。
滑稽な形に脚を絡ませながら、揺すぶりあい、粘膜を擦り合わせ、まるで獣じみた情交。
だが、一体誰がそれを笑える?
できるとしたら、それを共有している互いだけだ。
思い至った時、絶頂の予感がした。
骨が軋むほど抱きしめているのに、女の体はどこまでも柔らかく、どうかしたはずみに逃げちまいそうな
気がした。
だが、他にどうしようもなく。間抜けな音を立てながら、打ち付けを早く、強くしていく。
「ッ…、…ロ、ビン……あ、ァ、…行、く……」
「来ッ……あ、………お、ねが……」
まとも声も出せないほどに昂ぶっているのがわかった。内側がせりあがり、吸い尽くさんばかりに締め付ける。
強く目頭を引き絞り、呼吸を忘れた女の体は燃えるように熱く。焼け石に触れたように俺の上体は弾かれた。
ガクガクと揺すぶりながら、もう、堪えようもない。
「あッ、あァッ…!!行くッ…」
「……………………ッ!!!」
欲望がついに最奥に突き当たり、俺は爆ぜた。

…朧な視界の隅で、女の腕が、俺の首の後ろを抱くために、伸ばされたのが見えた。
暫くして。
ふと、女の香水と、俺の唾液、そして互いの汗が混じった匂いを感じて。
頭を胸に抱え込まれているのに気がつき、らしくもなく動揺した。
ガキじゃねぇだろ、おい。…安心してやがった。俺としたことが。
「…離せ」
「いやよ」
「またヤりたくなんだろ」
「それでも良いわ」
「俺ぁ良くねェ。なぁ…聞かせろ。強くなるためには女を愛せないとだめだって、どういうことだ」
「いずれわかるわ。今は…いいの。難しいことは考えないで」
「…勝手だな」
床に腕をついて、無理に体を引き離すと、寂しそうな顔をする。
悪いことをしたような気分になり、それも腹立たしく。よくわからないまま唇を合わせた。
「…したくないなら、しなくて良いのよ」
「決め付けるな」
「そう?」
小さく笑ったそのままの唇で、口づけを返してくる。粘度のないそれは、意外に心地好かった。

そうだ。
こんな具合に逃げて行きやがる。あの夜も。今日も。
抱き合わなかったこの数日でさえ。
そうだ。いつもだ。…だから。

「…わざとか?」
「何が?」
「とぼけるな。…俺に追わせようとしてるんだろ」

聞くのに、答えないのは返事として十分だった。
こんな簡単な手管にかかった自分が腹立たしい。
片手で顔を覆って、ズキズキ病み始めたこめかみを揉むと、女は何故か溜息をついた。
「上手に誤魔化してあげられたら良かったのだけど…」
「…あ?」
「私もそれほど器用ではないということよ」
「………嘘つけ」
「さぁ?」

困ったような微笑を浮かべる女の頬に、軽く手を触れた。手のひらに感じる、華奢な骨。
このまま顎を握り締めれば、簡単に割れちまいそうだ。
そうしたら、欠片でも手に入れられるのだろうか。
危険な想像を脳裏に過ぎらせたのを、感じたのか。
女は重みを感じさせない仕草で俺の手を外すと、散らかった衣服を拾いはじめた。

「…待てよ」
背後から抱きしめ、うなじに鼻を寄せる。女の香りを胸に吸い込み。
胸をまさぐりながら、白い貝殻のような耳に、脅すように囁いた。
「俺は納得してねェぞ」
「…わかるまで、抱いて」
「底なしめ」

下卑た言葉を吐きながら柔らかく押し倒し、女の体に再び火をつける。
そうしてのめりこんで行く、自分を笑えるのは。

俺だけなんだろう。

                                             end.
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