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バイバイベイビー

あいつと初めて会ったときは──何年前だったかな?
後のMr.8と共にやって来たあいつは、えらく品のいい見かけの割に鼻っ柱が強くて、こんなんでやっていけるのか?と思った覚えがあるよ。
「初めまして、ミスター」と微笑んで片手を差し出す仕草は、まるで王侯貴族。
その姿が印象的で、おれはバロックワークス社で働く間のキャラクターとして、偽の王冠を被った "王様" を選んだって訳。
白くて透き通るような肌、銀青色の長い髪、灰青の澄んだ瞳。芯の強そうな顔の少女。
ああ、あの時におれは恋をしたのかもしれないな。

コードネームのナンバーも、最初は21番だったか後ろの方だったのが、徐々に上に上がっていって、気づいたときにはおれはMr.9と呼ばれるようになり、彼女はミス・ウェンズデーと呼ばれるようになって。
仕事を終えると、なんだかひどく苦しそうな顔をして、ひとりでどこかに行っ
てしまうのが印象的だった。
一緒に行動しながらも単独行動をしがちなやつで、いつアンラッキーズに目を付けられるんじゃと冷や冷やしたよ。
あいつ、本当は王女様だったんだな。
知らなかったよ。
シャレでおれも "王様" キャラやってたけど、まさかパートナーが正真正銘の王女様だったとは。
おれたちのウイスキーピークがあの海賊たちに潰された夜に、故郷のなんと
かって島に戻っていったけど、無事だったのかな?
それが元で、今やバロックワークス社もない。
社長は逮捕され、幹部たちもあの海賊たちに敗れ去った。
おれにはもう関係ないけどさ。
おれは会社に刃向かってパートナーを逃がして以来、本来の職業に戻っている。
殺し屋。金さえ積まれれば、どんなことだって請け負う裏稼業だ。
今度は王様キャラは返上して、髪も黒く染め、黒づくめのスーツに身を固め、静かな殺し屋をやっている。
え?なんでだって?
人づてに聞いた話だから定かじゃないが、どうもあいつは死んだらしい。
そりゃそうだろう。グランドラインの入り口から、バロックワークス社の本部のある島までかなりの距離がある。
あの海賊たちがたどり着いたとしても、いくらおれのパートナーとして非合法活動をしていたとはいえ、あいつの体力なら渡りきるのも困難だったはず。
それにあいつの国はバロックワークスと反乱でしっちゃかめっちゃかだったらしいから。
生きていたとしたら、そりゃ奇跡だ。
ま、そういう訳で黒スーツだ。
そういや、あいつの本名、一度も聞かなかったな──
なんて、名前なんだろう?
おれはいつものように仕事を請け負い、その島へと向かった。
依頼主は、今回のターゲットの商売敵、というか近くの島の王族だ。
最近力を付けてきたその島の王が邪魔らしい。
王族どもの腐りきった権謀術には興味はない。しかも、今回の依頼人からは何もかもがお膳立てされてるから楽な仕事だ。
王と聞いてあいつのことを思い出しちまったが、いくら楽な仕事だからと言って、そんなセンチメンタルな気分に浸っていられるほど甘い仕事じゃない。
さっさと済ませて金を貰って、高飛びするか。
今度はどこに行こうか…グランドラインを離れようか。
どこだって一緒だが。もうあいつはおれのそばにはいないんだから。

王が集まる会議が終わって、親善の舞踏会が行われていた。
豪華なシャンデリアの元に、さまざまな顔ぶれが揃っている。
酒を呑み交わす者。ダンスに興じる者。外の暗がりでしっかり女を口説く者。
植え込みの影で乳繰り合う者。
政治から経済に至るまで、世界を動かす者たちの中枢がここにいた。
おれのターゲットは、黒髪黒髭のオヤジ。だが、この場にはいない。
人影から人影、影から影へと場所を移動しながら、ターゲットを探す。
だが、決してその姿を悟られちゃならない。
闇に生きる者の独特の慣れた足取りで、フロアを渡る。
目の端に、ひときわ輝く銀青色の豪華な髪を見た気がした。
おれは一瞬、仕事を忘れて振り返る。
──見間違えか?
おれは慌てて気配を消す。
今朝あいつのことを思い出していたせいで、幻覚まで見るようになっちまったらしい。
落ち着け、落ち着け。
用心深く気配を断ったまま、周りに目を配る。
誰もおれに気づいていない。
こんな時のためにと、依頼人から宿泊リストも貰っている。
ターゲットの宿泊先は、別棟の3階。
華麗なシャンデリアの放つ、眩しいほどの光が作る影を選びながら足を滑らせ、おれは静かに闇を行く。
マントの下に隠した銃を意識しながら。

得意のアクロバットで、おれは容易にそこへ到達する。
ベランダから部屋の中を窺う。
たしかに人影がある。ベッドに誰かが寝ている。
おれは気配を殺したまま部屋の中に静かに降り立った。
月明かりに照らされた部屋は明るく、部屋の細部が見渡せた。
豪華な調度品の数々。さすが王たちの集う会議の宿泊場所だけはある。
くるぶしまで埋まる絨毯にやや苦労しつつも、気配をたったまま音もなくターゲットのそばへと向かう。
ターゲットは布団を頭まで被って眠っていた。
規則的な寝息が聞こえる。
心の底でかつてのキャラクターの頃の口癖を呟く。

"バイバイベイビー"

マントの中に隠し持っていた銃を構えた瞬間、なにかに鋭く弾かれる。しまった!
慌ててターゲットを見ると、そこには──瞳を真円に見開いた、懐かしい顔。
「ミス・ウェンズデー!」
「Mr.9、あなたなの?」
先ほどのは見間違えではなかったのだ。
懐かしく愛おしい、我がパートナー。
無事だったのか?
その灰青色の美しい双眸に涙を溜めて、唇を振るわせている。
変わらない。あの頃とちっとも変わらない。
おれにだけ時たま見せる優しい笑顔の、出会った頃の彼女のままだった。
「Mr.9…!」
彼女の武器、孔雀スラッシャーを落として、おれの腕の中に飛び込んできた。
小さな肩。細い腰。
ナイトドレスが開けっ放しの窓からの風を受けてはためいた。
爽やかで甘い香りを鼻腔いっぱいに吸い込んで、おれは胸が詰まって何も言えなかった。
「どうして?」
涼やかな大きな瞳に見つめられ、おれは今の自分を呪う、お姫さまには話すことが出来ないほどに、今のおれの闇は深い。
ターゲットは彼女の父親だったのだと、今さらながらに知る。
何かの手違いで、彼女と父親の部屋が変わった、もしくは彼女が名代として来たのだろう。
多分後者だ。
ターゲットは無効だ。さて、どうする?
「おれはあんたに会っちゃいけなかった」
「どうして、Mr.9…?」
「頼む、忘れてくれ…」
「何故?」
大粒の涙がはらりと一粒こぼれ落ちる。
「ずっと、ずっと会いたかった。あなたのおかげでウイスキーピークを離れることが出来たけど、あなたはMr.5に挑んでいったきりだったし…あれからずっと探していたのよ?」
なんだって?おれを探していた?
「折角逢えたと言うのに忘れろと言うの?」
おれは混乱していた。
お姫さまが無事だったということと、ずっと恋してた彼女が、おれを探してたなんて言うもんだから。
おれは仕事中だと言うことも、ここが世界会議の会場だと言うことも、部屋の外にはSPがわんさと待機しているだろうとか、もう何もかも全て忘れて、彼女を抱きしめていた。
あまりにきつく抱き締めていたもんだから腕の中で彼女が「痛い」と小さな声を漏らすことで、ようやく我に返った。
おれは時間を食いすぎた。
ターゲットが間違っていた時点で去るべきだった。
もしおれたちの会話を部屋の外で待機している警備兵に聞かれたら?
じんわりと嫌な汗が背を伝う。
今回は目立たないことが条件だったから、おれは武器の仕込みバットを持ってきていない。
多勢に囲まれればアウトだ。
「Mr.9?」
腕の中の彼女がそのこぼれ落ちそうな大きな瞳を見開いて、おれの顔を覗き込む。
ミス・ウェンズデー時代の険のある美貌はもう消えて、持てる純真さと清らか
さを瞳いっぱいに溢れさせいる。
出会った頃のままだというのは間違いだ。
もっと、綺麗になっている。
光り輝くほどに。
闇に生きるおれには眩しすぎるほどに。
月光の蒼白い光に照らされて、月の下で咲く花のように彼女は微笑んだ。
「もう、どこにも行かないで…」
おれは耳を疑った。
「ずっと私のパートナーでいて」
もう、おれは何も言えなかった。何も考えることが出来なくなった。
溢れる想いに身を任せ、おれはその小さな花弁のような唇に己のそれを重ねていた。

夢中で唇を吸い、舌を絡めた。
柔らかな唇の感触に目眩がしそうになる。
細い腰を抱き寄せると、その細さに胸が痛くなる。
なんて華奢なんだ?
涙を溢れさせ、懸命におれに応える彼女が愛おしい。
清らかな彼女の唇がおれが思っていたよりも肉感的で、その柔らかい舌の感触があまりに性的で、おれはこのまま押し倒してしまいたい欲求と必死に戦った。
匂い立つ彼女の香りが強くなって、おれの中で猛り狂う野獣を宥めるので精一杯だ。
「ビビ様、何かありましたか?」
ドアの向こうの声がおれの行動を押しとどめた。
ぎくりと固まって、動けない。
「何もありません。下がりなさい、ペル」
「しかし…人の話し声が聞こえましたので」
「私の独り言です。あなたがそばにいたら眠れないわ。ペル、今晩は階下のイガラムの元で待機してくれませんか?」
「しかし、ビビ様!」
「私は自分で自分の身を守ることが出来ます。ペル、下がりなさい」
「ははっ、ビビ様」
ドアの向こうの配下の声は不満を残したままだったが、彼女──ビビの命令に渋々引き下がっていった。
ドアの向こうの気配は消えた。
「Mr.9…いえ、ネーブルでしたっけ?」
「どうしておれの名を…」
「調べたのよ?私…」
ビビは凛とした気品を漂わせ、おれの瞳をまっすぐに見つめた。
「あなたが再び私のパートナーになることが叶わないのなら、せめて──せめて今夜だけでもそばにいて…」
「お前、何を言っているのか分かっているのか?」
「ええ、分かっているわ。あなたが今、どんな職業に就いているのかも。あなたが銃で私を狙ったその時から」
「分かっていて…何故?」
「ずっとあなたを愛していたわ、ネーブル。あなたのパートナーとして活動できたことだけがバロックワークスの中にいた時の喜びだった。
その活動はあまりに悲惨なものばかりだったけど」
"王様" キャラで自分を隠すしかできなかったおれを何故?
結局海賊どもに彼女を守らせたおれなんかを一体何故?
「初めて会ったときから好きだった。あなたの明るさと優しさだけが私の救いだった」
「おれもだよ、ビビ…」
感動のあまり思わず口走る。
「初めて会ったときから惚れていた。なんて綺麗な女の子なんだろうって」
「ネーブル…」
「ビビか…綺麗な名前だな」
「あなたの名前も素敵だわ。髪の色によく合っていたのに…何故染めてしまったの?」
「きみが死んだって聞かされていた」
「え…?」
「おれなりに喪に服そうと。守ってやれなかったから…」
「あなたのおかげで生きてるわ」
「海賊どものおかげだ」
「あなたが守ってくれなかったら、ウイスキーピークを抜け出せなかった」
再びこぼれ落ちそうな大きな瞳に涙が溜まる。
「あなたのおかげよ、ネーブル。あなたの捨て身の行動が私を守ったの」
ビビはおれにその細い腕を差し出した。
初めてあったあの時のように。
「私を抱いて、ネーブル」
おれは思わず跪く。
髪に口づけするので精一杯だ。
「返事は?」
花のような微笑みがおれに降り注ぐ。
遠くでワルツの楽の音。
「喜んで、姫君──」
差し出された指先に口づけした。
薄絹を一枚一枚はがしていく。
月光に透き通るような肌が少しずつ現れるごとにおれの心臓は早鐘を打つ。
最後の一枚をはぎ取ると、そこには月の女神もかくやと思われる、ほの白く輝く裸体が現れた。
「綺麗だ…すごく…」
感動で言葉が出ない。
触った瞬間消えて無くなってしまいそうな気がして、そっと抱き締め、髪に口づけする。
腕の中で彼女が小さく震えているのを感じて、おれは顎(おとがい)に手を掛け、瞼に口づけた。
「怖いか…?」
「ううん…大丈夫」
鈴のような声を聞くと、胸を掴まれたかのように痛くなった。
「優しくする」
「ありがとう…」
「キス、していいか?」
「そんなこと、聞かないで」
ビビとのキスは特別なものだった。
自分の中にこんな気持ちがあったことに驚かされる。
おれの全ての思いを込めて口づけする。
最初は唇。啄むようにお互いに唇を求め合う。
継いで瞼、頬、耳、首筋、鎖骨…
おれが口づけを注ぐたびに、小さく震えていた少女は微かに、ほんの微かだがぴくんっと躰が震える瞬間があって、おれを興奮させた。
「は……ぁ………ふぅん…」
背筋に唇を這わせる頃には、彼女の吐息が甘くなっていた。
「ねぇ……ネーブル…」
「なんだ?ビビ…」
「私…なんだか…へん……」
「大丈夫だよ……ビビ…綺麗だよ」
「あ…あんっ……」
全身を震わせて甘い吐息を吐くその姿は、何とも愛らしく扇情的だった。
彼女をめちゃめちゃにしたい気持ちと、大事にしたい気持ち、これらがせめぎ合って息が詰まる。
背中に口づけながら豊かな双丘に指を伸ばす。
「あぁ……ん……」
やわやわとその感触を楽しみながら、そっと優しく愛撫する。
下から持ち上げるようにしてこね回す。
「ネーブル…」
おれを呼ぶ、彼女の切ない声。
おれは彼女を抱き上げ、また口づけを交わした。
羽毛のように軽い躰。
淡く色づく先端に舌を這わす。
さらに甘くなる吐息。
「や……恥ずかしい……」
「なんで?こんなに綺麗なのに…」
本当に。
この世のものとは思えない。月の光に淡く輝くしなやかな四肢は、まるで夢のように美しい。
「怖い?」
「いいえ………嬉しくて…恥ずかしいの…自分が自分じゃないみたい…」
「好きだよ、ビビ」
「私も…ネーブル」
彼女はおれに再び口づけを求め、おれはそれに積極的に応えた。
口づけを交わしていると、彼女の舌の動きが大胆になるのを感じた。
最初はおずおずとおれに応えているだけだったのが、貪欲に快感を求めるよう
になってきた。
ビビの中に女を感じて、おれはまた胸が痛いほどの切なさを感じる。
ビビはおそらく…生娘だ。
なるべく、感じるべき痛みを和らげさせたい。
あわよくば、気持ちいいと感じて貰いたい。
彼女とおれの、最初で最後の夜だから。
この特別な夜のために、悲惨な思い出など残したくない。
縦長のちいさなくぼみの下に口づけする頃、おれの頭部に回した指先に緊張が走るのを感じた。
「ごめんよ、ビビ。怖がらせたか?」
「…大丈夫……続けて…」
「全然大丈夫じゃねェ」
ビビをふわりと抱き上げて、腰の上に落とした。
小さな子供をあやすように、横向きに抱いて頭を撫でた。
「おれは、きみを怖がらせる気はないんだ」
「うん…わかってる」
「怖かったら怖いって言って」
「本当に、大丈夫なの、ネーブル。でも恥ずかしくて…あなたに私の躰が全部見られてしまうのは」
「どうして?どこもかしこも全部、とっても綺麗なのに」
「ああ、ネーブル、なんて言ったらいいの…」
おれの胸の中でもじもじとビビは頬を赤らめて俯いた。
「あのね、ネーブル…驚かないで……私、すごく濡れてしまっているの…」
「へっ?」
おれはさぞかし間抜け面を晒したに違いない。
それ程、彼女の告白は衝撃的であり、おれはなんと反応していいのか分からなくなった。
「まるで…そのう、洩らしたかのように…あそこが濡れていて…そのう…」
最後の方は消え入りそうな声になりながら、彼女は己の秘密を告白した。
なんて!
おれは感動するやらおかしいやらで、思わず笑い出した。
「非道いわ、ネーブル!」
頬を膨らませ、真っ赤になって怒る彼女がなんとも愛らしくて、おれは笑いの発作と必死に戦った。
「いや…悪い、悪い。ビビ、別にそれは変でもなんでもないんだよ」
「どういうこと?」
「それは正常な女性としての反応で…おれのこれを受け入れるために、膣壁が柔らかくなって潤滑油にするために濡れる訳。ビビ、自分のここ、触ったことあるか?」
「え…お風呂の時に洗う程度で…そんないろいろ触る場所でもないでしょう?」
「触ってみろよ。ほら、ここ」
と彼女の白い繊手をそっと濡れそぼった花弁へと導く。
「これが、クリトリス。真っ赤になってもう顔を出している。大きく膨らんでいるのが分かるだろ?」
「あんっ…」
「ここはすごく敏感な場所なんだ。そしてこの奥にあるのが膣。ここにおれのこれが入るのがセックス」
と、今度はおれのものに手を導く。
「え?これが?」
「ああ…きみがあんまり色っぽくて素敵だから興奮して勃起している。普通の状態の倍ぐらい大きくなっているよ」
「えっ…こんなに大きなものが…私の中に?」
「そうだよ、ビビ。やめるなら今のうちだ。きっとこの中を触ってしまったらもう、おれは我慢できなくなる」
「ネーブル、あなたこそ私が処女で、イヤ?」
「とんでもない。おれこそビビの初めての男になるなんて嬉しすぎて、どうにかなっちまいそうだ」
おれはにやりと唇を歪ませる。
心を決めた。
「将来、君の伴侶になる王様には悪いが、もう遠慮しねぇ。ビビの処女、おれが貰うぜ」
「…嬉しいわ」
さすが王女の身でMr.8とふたりだけでバロックワークス社に潜り込んだだけある。
先ほどまで、震えていた小さな少女とどちらが本当の姿なんだろう?
たぶんどちらも真実で、彼女の中では無秩序のようで整合性を持って存在している複数の顔なんだ。
凛として、清楚で、大胆不敵で、可憐で、剛胆で。
あまりに色々な顔を持つこの少女はなんて魅力的なんだろう。
おれはできるだけ優しく髪を撫でながら、ビビの唇を吸った。

銀青色の陰りをの奥の桜色をした小振りの花弁は、シーツを濡らすほどに濡れそぼっていた。
そっと指で掻き分けると、もう愛芽は顔を出していて切ないほどに膨らんでいる。
指先に蜜をたっぷりとすくって、愛芽に塗る。
蜜に指先を滑らせるようにして愛芽を転がした。
「あぁ……あぁ……」
敏感過ぎるほどの反応。
切なそうに頬を染めて、躰を捩らせる。
「どう?気持ちいい?」
「……わからない…躰が、すごく熱いの…溶けちゃいそう…あっ…」
「ビビ……」
もうとろとろにとろけきっている蜜壺に指をそっと埋没させる。
中は十分柔らかくなっているが、やはりきつい。
「痛いか?」
「いいえ…あのね…なんか変な感じ…」
「痛かったら言って」
返事を待たず、そっと動かす。
くちゅっくちゅっと音をたてながら、指に襞がやわやわと絡んでくる。
「あ……あ……ネーブル……」
甘かった吐息が熱くなる。
あまりに興奮して、おれも頭が沸騰しそうだ。
おれの背に回された指先に力がこもる。
もっと気持ちよくさせたい…ビビ…
おれは指を埋没させたまま、花弁に舌先を潜り込ませた。
「はあんっ…!」
びくびくびくっと体を震わせる。
舌先で刺激したり、吸ったりしながら、指をもう一本増やす。
まだきついが、どんどん柔らかくなってきた。
そっと動かしていると、舌先に鉄臭い苦みを感じた。
口を離してみると、出血していた。
出血量は、それ程多くはない。少しシーツを汚す程度だ。
本人はそれに気づいていないようだった。気持ちよさそうに、息を弾ませている。
「ビビ…」
指を抜いて、ビビの額に口づけた。
「愛してるよ…」
「ネーブル…」
そのままそっと足を絡めて、腰を沈ませた。
「あ…ああっ…!」
暴走しそうな自分を全力で制して、ゆっくり、できるだけゆっくりとビビの中に己を埋没させた。
「大丈夫か?ビビ…」
少し、辛そうだ。
「大丈夫…」
「今。半分ぐらい入ったよ」
「ほんと?」
「ああ…」
ビビのそこはぬるぬるとおれに絡んでいる。
奥の方はまだきつい。
慎重に腰を進め、ようやく全部を埋め込んだ。
「全部…入った……」
「ああ……嬉しい…あなたと一つになれたのね…」
ビビは夢のように柔らかく微笑んで、おれの唇を求めた。

「動くよ…」
「はぁ……んっ…んっ………」
「痛いか?」
「少し…でも、躰の奥が…熱いの……」
舌を絡め合う。
ああ、ビビ、おれも…嬉しいよ…
「あぁ…ぁ…ぁ…はぁ……ん……」
切なすぎてもう全身が爆発しそうだ。
「ビビ…もう、いくぞ……」
「…イク?……何…?」
「ビビ……ビビ……!!」
「あ…あああっ!ネーブル!」
「っ…ぁ…ぁ…ああぁ…!」
おれは一生、忘れない。
素敵な贈り物をありがとう。

ビビの長い髪を指で梳く。
いい匂いのする髪にそっと口づけする。
情事の後、ビビは幸せそうに微笑み、おれの胸の中で眠ってしまった。
ビビが眠ってから、おれの痕跡は全て消した。
シーツも部屋の隅のもの入れに入っていた換えと取り替え、夜着も下着も全て元通りに着せ、布団を掛けた。
部屋の中にはおれが存在した証は、もうなにひとつ残っていない。
これは全て夢。そう思って貰えればいい。
おれの心の中にだけ残っていればいい。
おれは闇、きみは光。お互い相容れぬ世界に住んでいる者が、この美しい月明かりの中でだけ、交わることが出来たのだ。
これは月夜が見せた夢。朝になれば消えてしまう、夢。

ビビ──愛している。 さよなら、おれの姫。
おれは万感の思いを込めて、低い声でそっと呟いた。

「バイバイベイビー」


< FIN >
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