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『暗闇に金魚』

「おおおーーー!祭りだぁーーー!」
「こら、ルフィ!走らないの!食べ物買ってあげないわよ!」
船から飛び降りて、さっさと行こうとしていたルフィが、ナミさんの一言で止まった。恨めしそうにこっち
を振り返る。
まったくせっかちな奴だ。
「お前さっき夕飯食ったばかりじゃねぇかよ。よく入んなァ」
「それとこれとは別だ!なぁ早く行こうぜ!」
「急がなくたって露店は逃げないわよ。明日の朝までお祭りだっていうんだから」
「逃げるかもしんねぇじゃんか!はーやーくーー!!」
「ちっと待っとけ!ナミさん大丈夫かい?」
「ん、平気…よっ、と」
カラン、と音を立てて船橋から下りる。その足元は、赤い鼻緒の黒の塗り下駄。

一昨日着いたこの秋島で、今日から明日にかけて島をあげての夏祭りがあるってんで、ログは溜まったん
だが一日滞在を伸ばすことにした。秋島で夏祭りっつのがよくわからねぇが、聞けばこの島は、なにかっ
つうと祭りを開くらしい。ネタはなんでも良いらしく、個人の出産から葬式まで全部祭りになっちまうっ
つうんだから驚きだ。またそれで経済が成り立っているらしい。ずいぶんめでたい島だよな。
そんなわけで、ナミさんとロビンちゃんは昨日買った、仕立てあがりの浴衣を着て、カラコロ下駄を鳴らして歩いている。
野郎どもはいつも通りの格好だが、唯一祭り半纏を買ってもらったチョッパーは、ギャロップ踏みながらご機嫌だ。
…それにしても。いいねぇ、浴衣。やっぱり祭りときたら浴衣だろ。俺ぁ割と様式美にこだわるほうなのよ。
肌の露出は少ないが、色気って点では、敵う服装は他になかなかねぇな。
ナミさんは白地に桔梗。緋赤の兵児帯を蝶々に結び。髪をアップにまとめて、珊瑚の簪で飾っている。
ロビンちゃんは藍地流水に萩。白紬の半幅帯を深緑の帯締めで吉弥結びにしている。横流しに結んだ髪が
なんとも色っぽい。
一風入れた襟から、するりと伸びたうなじだとか、裾から覗いた踝だとか、パーツのエロスっつうのかね。普段とは一味違った趣でこれがまたソソるわけだ。風流を解さないアホどもには無用の長物だがな。

露店が並ぶ祭り会場についた途端に、ルフィはあっちへ行ったりこっちへ行ったり大忙しだ。もれなく
食い物の店なんだが。
トナカイも初めて見る光景にキラキラ目を輝かせている。ウソップが拳を上げてそれに話しかける。
「よぉーしチョッパー!俺の華麗なる金魚すくいテクを見せてやろう!」
「金魚救いってなんだ?金魚がピンチなのか?」
「…まぁある意味ピンチだが…おい、ウソップ、すくうだけにしとけよ。持って帰っても水槽なんかねぇ
んだから」
「へいへいわかってますよーだ。行くぞチョッパー」
ウソッチョ組が人混みに消えていくのを見送って、振り返るとルフィがナミさんを引っ張って、あれもこれ
も買ってくれとまるっきりガキ化している。ゾロはビールを売っている店を見つけたらしい。全く反対方向
に歩いていくんだが…おい。
「大丈夫よ。私がついていくから」
「あ、ああ。頼むよ。悪いね」
ロビンちゃんが察したのか、にっこり笑って手をふると、小走りに追いかける。
…とりあえずは迷子回避か。む、マリモとロビンちゃん二人きりにすんのか?ちっともったいねぇな。
いや、しかしこっちが……。
「ぽうばんび!ぼうびばぴおみもっびば」
「小鹿ちゃんか俺は。何言ってんのかわかんねェよ、飲み込んでから話せ」
「あー、もう大変…。なんで夕食済ませた後にこんなに食べられるのよ」
言いながら戻ってきたナミさんの手にも、イチゴ味のフラッペが握られてる。食べる?と差し出してくる
のに、食べさせて?と口を開けると、カップごと押し込んできた。テレ屋なんだからなぁ、もう。
頭キーンとなりながら、気がついたんだが。
…せっかくの祭りの夜に二人でルフィのお守りかぁ。
しょうがねぇか。こいつ一人で行かせたら、持たせた分だけの小遣いに止まらず無銭飲食やってのけ、挙句
の果てにトラブル手土産に帰ってくるのが関の山だ。
フランクフルトとたこ焼きと焼きとうもろこしと焼きそばを一度に食べるという奇行を披露している船長を
呆れて見ていると、くん、と袖を引かれた。
「もう少ししたら、花火大会が始まるって。それまでそのへん見て回りましょ?」
ナミさんが小首を傾げて見上げてくる。…ま、コブつきでもたまには良いか。せっかく一緒に歩けるんだからな。
ルフィはすっかり食べ終えた残骸をゴミ箱に放って、爪楊枝をくわえている。
「さーて次は何食いにいくかな!」
「「まだ食う気か!」」
怒鳴られても一向に気にせず、すたすた勝手に歩き出すルフィを追おうとして。ナミさんが袖口を抓んだ
ままなのに気がついた。あり?と振り向くと、
「…逸れたら困るでしょ」
…………かっ………!
いや、その通りなんだけど。逸れたら困るんだけど。セックスも何度もしてるのに、こういうとこで
なんだって初心な態度とってくれちゃうんだかなー!あー!もー!クソクソクソ、可愛いっ!
思わず勢いで肩抱こうとしたら、避けられちゃってスカーッ!だってよ。………俺ぁ何を一人で大回転だ。
ナミさんが小走りに向かう先で、ルフィがぶんぶん手を振っている。
「おいサンジ!先行くぞー!」
うお、やべ。置いていかれるとこだった。

射的に輪投げにスマートボール。俺はほどほど、ナミさんは下手くそ。ルフィが一番上手かった。
ナミさんは時々、意外なくらいガキっぽいものを欲しがって、俺どころかルフィまで驚かせる。おもちゃの
指輪を全部の指に贈ると、ケタケタ笑いながら肩を叩いてきた。
ヨーヨー綿あめチョコバナナ。ノスタルジーの形はそうそう変わらないもんだ。誰もが通過する風景。
こんな時代だからかね。変わってないと思えば、安心するな。
いつのまにか、自然に俺はナミさんの手を握って。あんず飴三個取るぞ!とかルフィが叫んでるのに笑って
いたんだが。
突然、ナミさんがピタ、と立ち止まった。
「…痛い」
「どうした?」
「ん…右足が、ズれちゃったみたい。気にはなってたんだけど…」
「見せて」
足元にかがみこみ、肩に掴まらせて下駄を脱がせて見れば、親指の下のあたり、鼻緒が当たっていたところ
が剥ける寸前になっている。…うわ、こりゃ確かに痛そうだ。
「下駄直そうか」
「できるの?」
「んー…新しいから障るんじゃねぇか?鼻緒の中身って紙だろ、ほぐせば多少いいはずだよ」
「…知らなかった」
「急だったしな」
両手でぐじぐじ鼻緒を揉みほぐしながら見上げると、唇を尖らせている。
「何」
「こういうので白けるの、嫌なのよ」
思わず吹き出すと、ますます拗ねた表情になった。
「ゴメン。でも痛いの堪えるのも損だろ。…これでどう?」
「…すごい、大分楽かも。ありがと」
「どういたしまして♪左もやっとこう。貸して?」
「うん………あっ?!」
「ん?どうした?」
「ルフィ、いなくなっちゃった!」
「………………あー…」
この平和は明日の朝まで持たないかもしれねぇ。
ルフィが行きそうなところを探して歩いていたんだが、この人混みじゃあ見つけるのは無理そうだ。
せめてトラブル起こさないでくれることを祈るばかりだが…。
と。
ナミさんの横をすれ違った男が、手に持っていた酒瓶を落とした。ガシャン、と砕けて破片が飛び散る。
「きゃ!何?」
「オイ、危ねぇな!」
「あァ?そっちがぶつかって来たんだろ。おいコラどうしてくれんだ、ズボンが濡れちまったぜ」
…何時の時代のチンピラだ。手が古いんだよ。そもそもぶつかってねぇじゃねぇか。
美男美女のカップルは辛いねェ、歩いてるだけでやっかまれてよ。まぁ、今日のナミさんは特別綺麗だ。
ちょっかい出したくなるのもわからなくはねェが、それにしたって他に方法考えろ、アホが。
でかい声張り上げて、数人が騒ぎ出したのに、周りが避けて通りだす。
ルフィの心配してこっちがトラブルに巻き込まれてちゃ世話ねぇぜ。かまうこたねぇ。ほっておこう。
「ナミさん、行こう」
「う、うん」
「おう、待てやコラ!」
手を伸ばしてナミさんの肩を掴んで来ようとするのを、引き寄せて庇った。睨みつけると、チンピラどもは
ちょっとビビったような顔をしたが、次の瞬間ニヤニヤと口元を歪めた。
「へ、ケンカも買えねぇ優男がナイト気取りか。金玉ついてんのか?アァ?」
うわぁ…。聞いてるこっちが恥ずかしいぜ。どうしてこうベタベタな煽り方しかできねぇんだ。もしかして
教科書でもあんのか?つうか伝統芸か何かなのか?
…思わず気の毒そうな目で見ちまった。言い返すよりも、さらに癇に障ったようだ。ああ、やべぇな。
囲まれたか。
背中にしがみついているナミさんを振り向くと、ダメ、と首を振る。
わかってますって。いや、でも逃げるにしてもこの人の多さじゃ…。
「お嬢ちゃん、そんな軟弱野郎ほっといて俺たちと遊ぼうぜ」
「ちょっと!触んないでよ!」
ずい、と近寄ってきた野郎が腕を引っ張ろうとするのを、ナミさんは思わず突き飛ばす。勢い余って尻餅を
ついた男の背後が開いた。抜けるとしたら、ここしかねぇ!
「ナミさんちっと我慢してくれ!」
「え?…きゃぁっ?!」
体を肩に担ぎ上げ、下駄を手に持って尻餅野郎の上を跳び越えた。そのまま人混みの中をすり抜けるように
して走る。背後からチンピラどもの追って来る声が聞こえた。ナミさんはきゃあきゃあ騒ぎながら、落ちないようにしがみついている。道ゆく人たちが振り返るが、その中に「人さらいか?!」と言う声を聞いて、俺は密かに傷ついた。
俺のどこが人さらいだよ!どう見たってチンピラに追われてる可哀想なカップルだろうが!助けろよ!…いや、助けなくていい!とにかく道を開けてくれーーーー!!!


「サンジくんサンジくん、もう大丈夫!振り切ったわ!」
「痛ッ!マ、まじ?」
バンバンと背中を叩いてくるのに、ようやく歩を緩めた。さすがに息が切れて苦しい。立ち止まって下駄を置き、ゆっくりナミさんを下ろすと、二人してハーーーーッっと息をついた。つ、疲れた…。
思わずナミさんの肩に寄りかかるようにして額をつけると、耳元でくつくつ笑い声が聞こえる。
「…どしたの」
「おっ…かし。あの、追っかけてくる時のチンピラたちの顔…すごいんだもん」
…騒いでた割には怖がっちゃいなかったのな?ナミさんは一体何がそんなにツボなのか、肩を震わせて笑い続けている。
ちょっと。俺、必死だったのに酷いよ。
あんまり笑いが止まらないから、唇で塞いだ。
「…笑いすぎ」
「…ゴメン。ありがとね」
ナミさんからも返してくれる。…おお?なんか良い雰囲気。………つかここ、どこよ。
はたと気がついて、あたりを見回すと、祭りの会場は遥か彼方。河沿いの道に入っていたらしい。民家も
なく、どうやら畑が広がっているようだ。リリ、リリ、と虫の声が聞こえる。
こんな暗い道をよくまぁ無事に走ってきたもんだな。
呆れていると、ヒュー、という音が聞こえて。振り返ると頭上で、どぉん、と花火が咲いた。
「わぁっ…!」
「おおっ?…すげェ」
もうそんな時間だったのか。花火が次々に打ち上げられていく。幅の広い河の中洲が丁度、打ち上げ場所に
なっているらしい。はー…、ここ特等席じゃねぇか。祭り会場が近い、向こう岸の方に見物客が集中して
いるみてェだ。こっちに人影は見あたらない。所謂穴場なのらしい。
ナミさんを見ると、嬉しそうに空を見上げている顔が、赤や緑に照らし出されて。…せっかくだ、ここで
花火見物していくか。
土手に下りて、草の上にジャケットを敷くと、そこへナミさんを座らせた。隣へ座って見上げると、色とり
どりの光が、夜空いっぱいに広がる。
「音、すごいね。骨に響いてくるみたい」
「ああ…しかし盛大だな。さすが祭り好きの島だ」
こんな見事な花火はそうそう見られるもんじゃねぇ。菊に牡丹に椰子、昇竜。星にハートに舞扇。加えて
連射連発のオンパレード。川面に映る光で、豪華さはさらに倍増だ。
二人して、ガキみたいに歓声あげながら見入っていたんだが。
水中花火なんかの仕掛けものが始まったころ、ナミさんが肩に頭を凭れさせてきた。
上を見すぎて首が疲れたかな、と思って、顔を窺うと。
ナミさんは花火じゃなくて俺の顔を見ていた。

………あれ?
…な、なんか…これは…その…。またえらく良いムードに…。

「…さっき」
「へぁ?!」
じいっと見つめていたかと思ったら、突然ナミさんが言うのに、間抜けな声上げちまう。や、やば。なんで俺。
こんなに心臓バクバクしてんだ?!
「私、わざと逸れようとした」
「えっ?」
「下駄。我慢できない痛さでもなかったの」
いや、十分痛そうだったぞ?…ていうか…あれ?わざと?
いつもトラブル嫌がって、ルフィを一人で行かせないナミさんが…わざと??

肩を抱き寄せて顔を近づけると、ゆっくり目が閉じていく。
数度啄ばむように唇重ねて、深く合わせるとナミさんの方から舌を差し入れてきた。熱っぽく絡ませながら
、胸にしがみついてくる。
…うわ。まずいよ、それ。
肩を抱く手に力が入って、完全に抱きしめちまった。すげぇ、良いムードだけど…外はまずいだろ、外は。
…つか、いや…でも…その。俺のコックさん、フライングですっかり臨戦体勢に入ってるんですが…。
息を吐いて唇を離すと、濡れた瞳に花火の光が映りこむ。
「…それって、俺とふたりっきりになりたかったってこと?」
聞くと、返事代わりにまた重なってくる。ああ、そう。そうなんだ…。
でも、それにはもれなく、あんなことやこんなことが付随してくるんですが。…いいのか?
唇を吸いながら、右手を胸元に差し込むと、いきなり素肌にさわった。肌襦袢とかじゃねぇんだ。
スリップ?…つか。
「…やっぱノーブラなんだ…」
「あっ…ん…サンジく……」
「何?」
「んっ、…あっ……こ、こで?…っ」
「…ゴメン、止まんねぇ…」
ふにゅふにゅ乳首を捏ねると、甘えるような声を出す。ぷくんと立ち上がってきたそれを、爪の先で掠る
ようにして揺すぶると、肩が震えた。くちゅくちゅ音立てながら舌を吸って、唾液のやり取り。草の匂いと
花火の音が、嫌でもここが野外だと知らせてくるんだが。………人、通らねぇよな…?
「ナミさん…着付け、できんだよな?乱しちゃっても平気…?」
「んっ…ふ、…へ、平気…だけど…っ…」
「こっから手、入っちゃうの知ってた…?」
「あ、あっ…ん、ぅっ…」
身八ッ口(胸の脇)から両手を差し入れると、中でスリップをずり下ろしておっぱいをまさぐった。浴衣が次第にはだけて、中でたぷたぷ躍らせるくらいに緩んでくる。下乳を揉みながら、浴衣の生地に乳首が擦れるように揺らすと、可愛い声をあげた。
…やばい。脱がしたい…けど。人が来た時にフォローできないほどにしちまったら流石に…。
「あ、っ…ん、ね…吸って…ほしい…」
……マジで?!

左腕に背中を抱えた状態で、右前をはだけていく。まぁるくて格好のいいおっぱいが片方、露になって。首筋からなぞるようにして先端に向かって唇を滑らせると、くふんと鼻をならして、頭を抱え込んできた。どうしちゃったの?すげェ積極的。…久々、だっけ?
ちろちろと舌先で乳輪をなぞりながらたどり着いた乳首を、唇で挟んで、優しく噛む。吸いながら舌で転がすと、熱い溜息を吐きながら、俺の髪の中を指先がまさぐった。
裾をめくって左右に開くと、膝を擦り合わせるようにしているのが見える。腿の間に手を滑り込ませた。肌は汗ばんでしっとりと濡れている。奥に進むと、既にぬめっている小さな布切れに指先が触れた。
「…こんな細いタンガ穿いてんだ…」
「あっ…だって…透けちゃうじゃない…んっ…」
「はみだしちまうよ、ほら…」
くん、と前に引っ張って、食い込ませると、ひぁ、と小さく悲鳴をあげる。くちゅ、と卑猥な音を立てて、濡れた花びらが真ん中で割れた。二三度揺すぶるように引っ張ると、
「やっ、やっ…あっ!しちゃ…」
「すげ、ヤらしい顔…。なぁ、ぐちゅぐちゅだよ…指、簡単に入っちまう…」
「あっ、ア、あ!やっ…あぁっ…」
いきなり二本飲み込んで、ぬろぬろ絡みついてくる。熱い内側からはジュースが溢れ出して。…浴衣、濡れちまうんじゃないかな。帰りの心配をしたほうが良いかも知れねぇ。
「ナミさん、こっち、跨って……」
「…う、…ん……」
下駄を脱がせて横に転がすと、俺の耳に熱い溜息を吹き込みながら膝立ちになって、肩にしがみついて来た。
「膝、痛くねぇ?」
「…平気…ね、……触って…もっと…」
唇を吸いながら、開いた腿の間に手を差し込んで、タンガのクロッチを横へずらした。人差し指を埋め込んでかき混ぜながら親指でスイッチをくちくち捏ねる。
ナミさんは身悶えて、激しく頭を振って。珊瑚の簪が抜け落ち、オレンジの髪が花火のように散った。その向こうでどぉん、と大きな音を上げながら、枝垂れ柳が大きく広がる。
ビリビリと痺れるような音を背中で受け止めながら、ナミさんは俺の指に追い立てられ、絶え間なく蜜を滴らせた。
切なげに眉を寄せる、その表情を見ながら、俺は中指をそっと後ろの蕾に触れさせる。
「あっ…!ダメ!」
「…嫌?」
「んっ…だ、ぁって……汚、い……ん…」
「汚くなんかないよ…ナミさんの体で、汚いとこなんかない」
く、と力をこめると、逃げるように腰が浮く。追いかけるとますます逃げる。腰を捕まえて揉み解すようにすると、
途端に泣きそうな顔になった。
「ヤだ、サンジくんっ!…ダメ……んッ…ヤ、…やぁ、よぉ…」
「ほんとに?」
「ダメ、だめ…お、願い……ヤだ…」
「ん…じゃ、いつかさせて。ナミさんの好いとこ、全部知りたい♪」
「っ……知らないっ…」
「…すげぇ可愛い顔になってるよ?」
「意地悪…っ!」
目尻に涙が一粒にじむ。ちゅ、と唇で吸い取って。
中指をどけて、埋め込んでいた人差し指で膣壁を擦るように動かした。たちまち、ガクリと腰が落ちる。
「んぅっ……あ!サンジ、く…あ、ア!……そこっ…イ…」
Gスポットを攻めると、甘い悲鳴をあげながら、くなくなと揺れ始めた。たぷん、と胸の先が唇の端に触れる。
奥で膨れ上がった箇所を強く擦りながら、ねろねろと乳首を舐め上げた。
「ナミさん…こっち、どんどん好くなるね。クリトリスより好いんじゃない?もう」
「っあ!し、…知らな、…あ!…や、や、あ!ダメ!ヤ、…ぁあっ!!」
掻き出すように動かすと、堪えきれずに噴出してしまう。指の間に海が生まれて、零れて滴り落ちた。
首に縋りついている耳を軽く噛みながら、パンツのジッパーを下ろす。相棒をナミさんの手に握らせると、
肩を小さく震わせながら、嬉しそうな顔をした。とろんとした目つきで、唇をちろりと舌で湿らせて。
「…口で…する?」
なんて魅力的なお申し出をしてくれちゃうんだが、さっきからもう突っ込みたくてしょうがねェ。
腰を抱き寄せると、ビショ濡れでひくついているソコに、先っちょぐにぐに押し当てた。
「もう、入れたい…」
「んっ…あ…ん」
はだけてズルズルになっている浴衣の肩を脱がせて、おっぱいをまさぐっていると、ナミさんの方から腰を
沈めてくる。
ジュプ、と卑猥な音がして、根元まですっかり飲み込んだ。ヌルヌルの内側がヒクヒク締め付けてくる。
キつくて熱い…。
「ナミさん…裾、もっとめくって。…入ってるとこ、見せてよ」
「ん、んっ…あ……こ、こぉ…?」
両手で開くように裾を割って、つながってるところを露出させる。隠れてるのは、殆ど帯のとこだけになっちまって。
させといてなんだが、お外でこんなヤらしい格好、いいのかい?ナミさん。
ガマンができないのか、自分から動いて、熱い溜息漏らしながら、ゆっくり抜き差ししている。
暗闇の所為で大胆になってるな…。
その時。
ふと、打ち上げ花火の音が止んで。点火の音が聞こえた次の瞬間、ぱぁっとあたりが明るくなった。
「あ、あっ…やっ……何っ…?!」
「うわ、すげ…」
幅のバカに広い、ナイアガラ。突然明るくなった視界に、飛び込んでくるのは滅茶苦茶エロい格好のナミさん。俺のをズッポリ咥えこんだまま、身動き取れずに固まってる。
「ほら、動かなきゃ」
「あっ!や、やァんっ…!見ちゃ…っ」
見るなっつうほうが無理だって。俺はわざと体を後ろに倒すと、ひっくり返らないようにナミさんの両手を地面に着かせた。
俺の上に覆い被さる姿勢になって、ぷるんとおっぱいが揺れる。膝を立てて、下からゆっくり抜き差しをすると、切ない声を上げた。乳首を捏ねながら、片手でヘアを掻き分けて、すっかり固くなったスイッチを揺すぶる。
「ナミさんのイイとこ、花火の所為で全部丸見え…ここも、ここも…」
「はぅ…ん、…ヤ、あ!そこ、弄っちゃ…あっ、あァっ…!」
腰をくねらせながら、唇喘がせて、目がだんだん朧になっていく。ズン!と深く突き上げると、肘がガクリと折れて、
俺の肩に顔を埋めた。…このままじゃイくには体勢きついかも…。
背中を抱いて反転させると、腕を首にしがみつかせて、俺は抜き差しの速度を早めていった。
「んぅっ…すご、イィ、んっ!…あ、ァ、サンジ、く…っ」
「あー………イイ…すげ……」
左足を肩に担いで、角度を変えて揺さぶる。背後で再び連射の花火が上がった。赤や青の光を受けながら、リズムを合わせるように激しく突くと、ナミさんもとびきりヤらしい声で叫び。
ヌジュヌジュ卑猥な音立てて、きゅんきゅん締め上げてくる。
あ、すげェ、キつい…
「あっあっ、ア!…ダメ、サンジく…私、私…!」
「…イって…良いよ、ナミさん、俺も…」
「イ、…あ、アアァアアッ!」
ビクビクッと体を震わせて、絶頂に跳ねたナミさんの一番奥に、俺は花火を打ち上げた…。

「あれ、サンジ、ナミ。お前らどこ行ってたんだよ」
「お前まだ食ってんのか!…それよりウソップ、金魚持ってくんなって言ったろう」
「いやぁ、チョッパーがどうしても欲しがってよ。金魚鉢も買ったから大丈夫だ。ひっくり返らないように仕掛けを作らなきゃなんねぇが」
祭り会場に戻ってみると、なんとルフィはウソップたちと一緒にいた。俺たちと逸れた直後に偶然会ったらしい。
まだ食い足らないのかイカ焼きを頬張っている。ゾロとロビンちゃんは一足先に船に戻ったらしい。チョッパーは小さなビニールに入った黒い出目金と赤い流金をナミさんに見せてニコニコ笑っていた。
「二匹しかすくえなかったのか?」
「バカ言え、五十匹はすくったぞ。でもそんなにいてもしょうがねぇからな。連れてきたのはあれだけだ」
「ふーん」
「チョッパーがお前とナミみたいだってよ」
「はぁ?おい、俺のどこが出目金だ?」
「スーツじゃねぇか?ナミは…ほら、あれだ」
ウソップが指差した先には、ナミさんの赤い兵児帯。…なるほど。トナカイの割には上手いこと言うもんだ。
感心してるとウソップが笑いかけてくる。
「なぁ、それより花火見たか?すごかったよなぁ」
「あ?!…あー…ああ、スゴかったな」
「どこで見た?河川敷か?」
「あー……まぁそうだ」
「ところでサンジ。スーツになめくじ這ったみたいな跡があるんだがどうした」
「…………………さ、帰るか」
…アウトドアってのは準備が大事なもんなんだと痛感したぜ…。
微妙に皺の寄っちまったナミさんの浴衣を眺めながら、俺は過ぎ行く夏を惜しんだ。

                                                    end.

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