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僕の大好きなお姫様。あなたは誰を見ているの?

最近なんか・・・どうにもこうにも落ちつかねぇ・・・
包丁持つ手も覚束無い位だ。まぁ落ち着かない理由ははっきりしてるんだけどよ。

ナミさんだ。最近、前にもましてすげぇ可愛い。あの顔は・・・恋してる顔なんだよなぁ・・・
あの人をずっと見てるからわかる。前までは時々、寂しそうな表情で海の向こうを眺めてた。

でも、今はそれがない。いつでも太陽みたいな、俺の大好きな笑顔で笑ってる。
それ自体は大歓迎なんだが・・・その顔をさせてるのが誰なのかわからないんだよな・・・
それが落ち着かない理由。わかってるけど。聞けないだろ?
「あなたが恋している人は誰ですか?」なんてよ・・・「あなたよ」なんて言われたら、俺どうしよう・・・

あの人はどんどん綺麗になっていく。恋する女の顔になっていく。

僕の大好きなお姫様。あなたが見つめるのは誰ですか?

ナミさんは今、俺の後ろで航海日誌つけてる。風呂上りなのか肌が上気してすげぇ色っぽい。
「お風呂上りに冷たいデザートをどうぞ。レディ?」「ありがと。サンジ君」
太陽みたいな笑顔。抱きしめてぇ・・・まぁ紳士な俺としてはそんなことしないけどな。
ナミさんは俺の作った蜜柑のアイスをおいしそうに口に運んでる。
いいねぇ・・・美味しそうに食べてくれるとコック冥利に尽きるってもんだ。
食事の後片付けが終わり。黙ってナミさんの前に座ってタバコに火をつけた。
・・・かわいいよなぁ・・・真剣な表情で日誌をつけてる彼女の顔をポーっとした瞳で見つめてると
「ん?どうしたの?なんかついてる?」「いえいえ。素敵なレディに見とれていただけです。」
「あら?お上手ね♪」まんざらでもない顔で笑ってる。あぁ・・・キスしてぇなぁ・・・なんてボーっと考えた。
この人の眼は誰を見つめているんだろう。誰を愛しているんだろう。願わくば・・・願わくがその相手が・・・

クソマリモでない事を祈ろう。




う〜ん・・・なんかばれてるかも・・・最近サンジ君のあたしを見る目が以前と違う。
気のせいかなぁ・・・ばれないようにしてるのが帰って不自然なのかも。

あの夜以来、あたしとゾロは事あるごとに体を重ねた。もちろんみんなが寝静まった後に。
誰にもばれてはいないと思う。すっごい気をつけてるし。声だって出来るだけ出さないようにがんばってるんだから。
ゾロが時々意地悪するのが最近の悩み。もぅ!あんなにされたら声なんて我慢できないわよ・・・
あたしが必死で声を我慢してるのをニヤニヤしながら見てる。あいつ結構むっつりだったのね・・・
だからって嫌いになんかならないけど・・・むしろ・・・好き

あ!今そんなこと考えてる場合じゃなかった・・・そう!サンジ君気づいてるっぽいのよ!
少なくてもあたしにいい人が出来たのは間違いなく感づいてる。
誰かの特定が出来てないだけ・・・そんな感じ。少し・・・控えたほうがいいのかな・・・
あれ以来、あいつと俺は何度も肌を重ねた。
思いは強くなるだけ。飽きるなんてありえない。
気がつけば見つめてる。ラブコックの気配に気を張りながら隙があれば
あいつのオレンジ色の髪を撫でる。ほかの仲間が寝静まった後に、
あいつと俺の時間が始まる。お互い何も言わず、見つめあい。
それが合図。どちらからともなく唇をあわせ。
あいつの首筋にキスして。柔らかな胸に顔を埋め。ただ貪る様に愛を確かめ合った。
ずっとこのままで・・・らしくもなくそんなことを思う。

でもな・・・最近あいつがやけに俺と距離を保つようになった。
理由を聞こうにもすぐに逃げていく。らしくない。怖いんだ。
あいつが俺から離れていっているようで。すごく・・・怖い。



あぁぁ・・・最近ゾロと話してないなぁ・・・でもなぁ・・・あんまり仲良くしてると・・・サンジ君が・・・
ばれたら、烈火のごとく怒り狂うわよねきっと・・・本気で刃傷沙汰になりかねないもん。
我慢するしかないよなぁ・・・でもなぁ・・・
抱いて欲しい・・・あの力強い腕で触れて欲しい。
乱暴なくせに優しく包み込むような。耳元であの人が私の名前を囁くあのひと時が。
ものすごく愛しい。そろそろ限界かも。体が疼くのを感じてあたしは一人で顔を赤くした。

ありえねぇ・・・なんだこの光景は。
真夜中。船底。倉庫。二人。男と女。
緑とオレンジの髪。・・・ありえねぇ・・・なんだよこれ・・・


珍しく日誌をつけるナミのそばにあのラブコックがいない。
背中から。「おい?サンジは?」「ん〜?なんか眠いって。
めずらしいわよね〜サンジ君がこんなに早く寝るなんて。」
「ほかの奴らは?」
「ルフィとチョッパーは夢の中。
ウソップは工房に篭ってなんか作ってたから明日の朝まで出てこないんじゃない?
ロビンは見張り。」「そうか・・・」台所から酒を探し首尾よく見つけ封を切る。
「あ!あんたそれ高いのよ!あんまりがぶ飲みしないでよね!」
「うるせぇな。酒なんかなに飲んでも一緒なんだよ。」
「あんたにはもったいない!あたしが飲む!」いいながら俺の手から酒をひったくる。
「おまえ!飲ませろよ!」「うるっさいわねぇ・・・あんたなんかそこにあるのでも飲んでなさい!」
指差す先は・・・料理酒の樽。あぁめんどくせぇ。アレでいいか。

「ねぇ?ゾロ?」「何だよ?」「ゴメンね?」「なにが」

大体言いたいことはわかった。この言葉だけで俺の不安は杞憂だと気付く。
だけどよ。聞きてぇじゃねぇか。だから・・・背中向けてしらばっくれた。

「最近・・・あたしあんたのこと避けてたでしょ?」「そうか?」
「・・・うん。サンジ君がね?気づいてるっぽくて。」「だから?」
「ばれたら。なんか大変そうじゃない。だから。我慢してたの」「なにを」
「あんたに・・・抱かれること。」・・・今は絶対振り返れない。多分・・・真っ赤な顔してる。

「ねぇゾロ・・・あたしさ。あんたのこと愛してる。」そりゃよ・・・はじけんだろ?
振り返ると。酔ってるのか顔が上気して。潤んだ瞳で愛しい女が見てた。
我慢できるか?気付いたら抱きしめて唇に吸い付いてた。
さすがにラウンジでしたらまずいわよ。だからゾロに頼んで船底の倉庫に移動した。
だっこで。お姫様抱っこ。ゾロの首にしがみ付いて。運ばれてる間、何度もあたしから唇をかさねた。
好き。大好き。ずっと一緒にいるんだ。この人と。離れないよ?絶対。

倉庫に着くと。重ねたシーツの上に下ろされて。抱きしめられた。
キスされて。あの無骨な手があたしの体をまさぐる。
あたしの体。頭の先から足の指先まで、触れていないところを探すほうが難しい。
でも・・・触れられて、名前を呼ばれると、あたしの体はすぐに熱くなる。
この人を受け入れる準備を整える。もどかしく思いながら愛しい人のぬくもりを感じる。


何度みても惚れ惚れする。引き締まったウエスト。大きいのに崩れていない張りのあるふくらみ。
しなやかな指先。やわらかい蜜柑の匂いのするオレンジ色の髪。
いい女だ。俺の愛しい女。こいつと夢と天秤に掛けるなら。間違いなくこいつを選ぶ。
もう俺の心はそこまでこいつに奪われきった。離せない。離れられない。
膨らみの先端に口付け甘いと息が漏れるまでゆっくりとじらすように舐る。
背中を撫でながら耳元で愛しい名前を何度も囁く。
口付け下を絡めながら太腿を撫でると一瞬体を強張らせる。
優しくゆっくりと中心に向けて指を滑らせる。切なそうな息遣いが俺の理性を脅かす。
もっともその理性だってもう無いようなもんだけどな。

中心に指を這わせた。溢れてる。何度も味わったジュース。
指についた液体をゆっくりと口に運ぶ。「あんた・・・なんか変態っぽい」「うるせぇ」
生意気な女の足を大きく開き。溢れる泉に唇を落とす。
「んぁ・・・ゾロぉ・・・気持ちいぃ・・・」とまらないジュースを音を立ててすすり陰核を強く吸う
「ひぁ・・・ちょ・・・声でちゃ・・・」びくびくと体を痙攣させ、俺の頭を抱え込む。
「ね・・・ゾロ・・・もう・・・あたし・・・」「イケよ・・・」「ん・・・んぅ・・・んふぅ・・・ん!あぁ!!」
背中をのけぞらせ一気に体が弛緩する。絶頂ってヤツだ。
泉から溢れるしずくを舌で舐めとると、正面から抱きかかえ膝の上に乗せる。
まだ意識の朦朧としたナミの中心に欲望を一気に突き入れる。
「んぁぁぁぁ!!!」声・・・我慢することなんできない。
イったばかりなのにいきなり入ってきた感覚にもう理性なんか保てない。
ただ必死に。傷だらけの愛しい男の体にしがみ付いて。首筋にかかるゾロの荒い息がくすぐったくて
あたしの中心を思う様蹂躙する、熱いものの感覚があたしを支配していく。
快感とぬくもりだけが今のあたし。
ぬちゅぬちゅといやらしい水音が倉庫に響く。これ・・・あたしのよね・・・すごい。恥ずかしいよぅ・・・
でも・・・気もちいぃ・・・もう・・・なんでもいい・・・愛しい男の胸の傷に何度も口付け。
ずっとこのままこんな時間が続いて欲しいと願った。


早く寝すぎたか。夜中に目が覚めた。水でも飲むかとラウンジに出ようとすると。
船底から苦しげな声が聞こえる。何事かと思うだろ?
気になって様子を見に行った。船底に下りると声の場所はどうやら倉庫らしい。
誰だよ?大丈夫か?なんて思いながら倉庫の扉を静かに開けた。

まじかよ・・・間違うわけない。あそこで苦しげな・・・いや・・・甘い声を上げてるのはナミさんだ・・・
相手の男も間違いようが無い。クソマリモ・・・まじかよ・・・まじかよぉ・・・
何より気に入らないのはナミさんがあいつを見る目だ。
完全に・・・間違いなく・・・否定できないほどの愛する人を見る目。
愛している男に抱かれ、幸せの絶頂。そんな瞳だ。
俺のお姫様は・・・隣の国の剣士を愛していたらしい。
絶望ってヤツか・・・今すぐ倉庫に飛び込んであのくそ剣士をぶっ殺してやりてぇ
お姫様を連れて愛の逃避行。そんな妄想が頭をよぎる。
でも・・・でもよ・・・あの瞳をみたら・・・勝ち目なんか無いこと一目瞭然じゃねぇか。
たとえ今、俺のお姫様を連れ出したところで。あの瞳は絶対に俺を見ない。
だから・・・俺は黙って倉庫を後にした。
甲板にあがる。夜の海の風は心地よかった。
なんでだろう?ほっぺたがやけに風を感じる。
ぬぐってみると手の平が濡れた。・・・ハァ・・・女々しいねぇ・・・
でも・・・今は誰も見てないよな・・・



見張り台から見るともなしに甲板を見るとコックさんが出てきた。
何をするでもなくぼーっと海を見つめてタバコをふかしている。
どうしたのかしら?なんだかひどく痛々しいけれど。
何があったのか知らないけれど、今度ゆっくり話を聞いてみようかしら。
男泣き。つらいことがあった。今は黙って見守っていることにしよう。
若い仲間達の悩みを、あたしが解消できるといい。
私を仲間といってくれる彼らの役に立てたらいい。たとえどんな形でも。
そう思った。

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