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「平和な夜だなぁ」
見張り台の上、今日の不寝番はサンジだった。優しい月明かりと穏やかな波。
紺色に染まった海を見ながらサンジは煙草に火をつける。吐き出した煙が中に舞うのをぼーっと眺めていた時
カツン
下の方で物音がしたのに気付いた。月明かりにうっすら見えるオレンジ色の髪の毛。
「ナーミさーん」
声をかけると、当の人物は怪訝そうな顔で上を見上げる。サンジはそれに気付きながらもいつもの調子で話し掛けた。
「どうしたの?まさか俺に会いに来てくれたとか?」
「…そうね」
明らかに不機嫌そうな口調。
−俺、何かしたかなぁ?
不安を抱えつつも、つけたばかりの煙草を消し、見張り台から下に降りていく。待ち構えていたナミの手にはウイスキーの入ったグラスが2つ握られていた。
ナミが腰掛けた横にサンジは腰掛け、今日は寒いよ、と毛布をかける。
ナミは持っていたグラスの内1つを何も言わずにサンジの方へと差し出した。
「飲むの?」
サンジがそう言いながら受け取ると、相変わらず何も言わずに自分が持っているグラスに入ってるウイスキーを一気に飲み干した。
−こりゃ、完璧怒ってるなぁ・・・。でも、こういう時のナミさんは自分で言うまで待ってないといけないんだよなぁ。
そんなことを考えながら、一口、ウイスキーを口に運ぶ。
ぷはぁっ、と酒臭い息を吐き出し、持っていたグラスを乱暴に床に置くと、ナミは
「サンジくん!!」
と、いきなりサンジの方を睨んだ。
「は、はい!」
何を言われるのかとビクビクしながらサンジは返事をする。
「どうして、あたしだけナミ『さん』なのよ!?」
「…………はい?」
何かで怒られるのかと思っていたので拍子抜けして間抜けな返事を返した事が、更にナミを苛立たせたようだ。
「だからぁ!ビビとか、年上のロビンまでも『ちゃん』付けなのに、どうしてあたしだけ『さん』なのよ?」
「どうしてって…」
「なんか、あたしだけ特別みたい…」
いつものナミらしくない嫉妬にサンジは内心喜んでいた。しかし、それを露骨に表現するとまた叱られる事も知っていた。
「だって特別だもん。それはナミさんだってわかってるだろ?」
「そうじゃなくて、他人行儀みたいな感じがするのよ」
「じゃあ、ナミさん聞くけど、どうして他の連中は呼び捨てで俺だけ『くん』が付くの?」
今まで自分がしていた質問と同じ事を逆に聞かれ、ナミは言葉に詰まった。しばらく考えて言いづらそうに言葉にする。
「……だって、気付かない内に仲間になってて、気付かない内に助けててくれてて…なんか他の連中とは違うんだもん」
特に意味は無い、と言われたようなもので、サンジの肩ががっくりと落ちる。
「俺にとっては初めてナミさんを見た時から、俺の中ではナミさんは特別だったのになぁ。だから、今まで出会ってきた他の女の子達と同じにしたくなかったんだ」
「…じゃあ、その特別な女の子がいるのに、他の女の子に対してもでれでれするのは何で?」
−あぁ、そっか。ロビンちゃんが船に乗り込んできて、俺の態度を見て怒ってるのか。
サンジはそんなナミすらも可愛いと思っていた。
「まぁ、それはねぇ…」
ただ、言葉には詰まってしまった。そんなサンジを見て、ナミはサンジの持ってるグラスを奪い取り、くいっと飲み干す。
「大体ねぇ、あんた、あたしの何処が好きなのよ!?」
喧嘩腰に問い詰めるナミにサンジは笑みをこぼし答えた。
「全部」
「…!!」
即答され、ナミは一瞬言葉を失った。しかし、その言葉だけで誤魔化されそうになる自分を抑える。
「ぜ、全部って何よ?全部って言う程、あたしのこと知らないでしょ?」
「うん、知らない」
飄々と答えるサンジにナミは段々イジになってきていた。
「そうよ、あたしのことなんてそんなによく知らないのよ。それなのに、何よ、あれ『知らないナミさんも素敵だぁ』とか。わけわかんないじゃない」
そんなナミの様子を見て、サンジはますます喜びを感じていた。彼女が発する言葉全てが、自分の事を好きだと言ってる様な気がしてならないからだった。
「だって、そう思うんだから仕方ないだろ」
「何よ、それ!あー、もう知らない!」
そう言って立ち上がったナミの手をサンジは引っ張り自分の方へと引き寄せた。
ナミはふらついて、そのままサンジの膝の上に座り込む形になり、サンジはそれを後ろから抱きしめる。
「いいから、聞いてくれよ」
サンジは短くなった煙草を消すと、新しい煙草を取り出し火をつけた。深く吸い込み、そしてゆっくりと煙を吐き出す。
最初は確かにナミさんの笑顔を好きになった。でも、色々あって、村の人を守ろうと必死で戦ってきたナミさんも、辛さを今まで1人で耐えてきたナミさんも、
クルーの連中にするどい突込みを入れてるナミさんも、指示を出してる時の燐としたナミさんも
知らない事を知らないと言えるナミさんも、知らない事を照れくさそうに隠すナミさんも
……全部好きなんだよ」
サンジの言葉に少しずつナミの耳が赤くなってくるのをサンジは嬉しそうに見ているのを、サンジに背中を向けた状態のナミは気付いていなかった。
「で、でも、それって!今までサンジくんが見てきた私、でしょ?まだサンジくんの知らない面だってあるだろうし」
「うん。でも、俺は今まで見てきたナミさんの全部が好きだし、これから見るナミさんの全部も好きになる自信があるよ」
−どうして、この男は臆面もなく、こういうことをさらっと言えちゃうんだろう…?
ナミは自分の鼓動が高まっていくのを感じていた。サンジの体が触れている部分が熱くなってくる。
「ナーミさん」
ナミの様子を感じ取り、サンジの顔に思わず笑みがこぼれる。
そんなサンジの声すらも、今のナミにとっては愛撫の1つとなっていた。ナミは自分の中から溢れ出る何かを止める事が出来なくなっていた。
「こっち向いて」
ナミはサンジの腕の中でゆっくりと体の向きを変える。頬は桃色に染まり、その瞳は僅かながら潤んでいた。
サンジはくわえていた煙草を携帯灰皿に揉み消すと、月明かりに照らされたナミの顔にそっと触れる。
「ナミさんは?俺の何処が好き?」
「……わかんない」
「わかんない?」
「うん…でも、好きだと思う。それじゃ…ダメ?」
「いいよ。俺にはそれで充分」
どちらからとも言わないキス。舌をからめあう音が二人を包む。
「ナミさん、触って」
サンジがナミの手を握り、自分の股間へと導く。そこには既にズボンの中で張り詰めたものがあった。
「俺、ナミさんじゃないと、こんなにならないよ」
「…嘘」
「本当」
サンジは再びナミの唇を塞いだ。長いキスを交わしながらサンジの手がナミの服の中へと入り、胸へと伸びる。
柔らかい膨らみを優しく撫でると、ナミの口から甘い吐息が洩れ始める。その一方でナミも先ほど触らされたサンジの誇張したペニスをさすっていた。
サンジの指がそっと胸の突起に触れると
「あんっ…」
ナミは堪えきれずに唇を離した。胸の突起を掴まれこすられ、快感が波の様に広がっていく。
「あっ…あっ…あんっ…」
サンジはその器用な手で、ナミの服をまくりあげブラジャーを外した。姿を現した大きく柔らかい膨らみは、その白い肌を既にうっすらと桃色に染めていて
その先端の突起は痛そうな程硬く、尖っていた。サンジがその突起を舌で舐めあげる。
「ひあっ!」
強い刺激にナミの体が震える。サンジがその先端を唇でくわえ、舌で転がす度にナミの体が小刻みに揺れる。もう片方の胸へも指での刺激が与えられ続けられていた。
「あんっあんっ…あはぁっ…」
−ダメ、そんなにされたらっ…
キスの前から濡れ始めていたナミの秘所は既に自分でも判る位に愛液で溢れ返っていた。サンジの膝の上に跨っている状態の為、
このままではサンジのズボンまでも濡らしてしまう…そんな不安がナミの頭をもたげた。
「ね、サンジくん…ダメ」
「どうして?」
胸の先端から唇を離し、サンジが聞く。しかし、指での刺激は止まってはいなかった。
「あたし…もう……あっ…このままじゃ…あっ…」
「何?ナミさん、ちゃんと言って」
「サンジくんの…ズボンまで、あんっ…汚しちゃう…!」
「何で?」
「やあっ…言わせないでぇ…」
顔を真っ赤にして今にも泣き出しそうなナミにサンジは愛撫の手を一度止めた。ナミを両脇から抱え、自分の脚の間へと移動させる。
「これなら平気?」
「…うん…あっ!!」
まだ立ち膝状態のナミの脚の間にサンジが手を滑り込ませる。充分に潤ったそこに待ち焦がれた刺激を与えられた事でナミの体が激しく震えた。
「すごい、ナミさん」
「やっ…」
ナミはサンジの両肩に手を置いて、立ち膝のまま、サンジから与えられる快感に打ち震えていた。
サンジがショーツを引き降ろすと、月明かりに照らされた愛液が糸を引いて光っていた。
膝までショーツを下ろした状態で再度サンジはナミの秘所へと手を伸ばす。
親指でクリトリスに触れ、そのまま中指をナミの中へと埋め込む。
「ああっ!!」
2箇所に一度に与えられた刺激で逃げようとする腰を余った手で自分の方へ引き寄せる。
「んっ…んあっ…あうっ…」
サンジが指を動かす度に激しい快感がナミを襲う。自分の発する淫らな水音に耳を塞ぎたくなるが
それよりも、そこから全身に広がる快感にそのまま溺れたい気持ちの方が強かった。
サンジの両肩を掴んでいる手に力が入ってきて、絶頂が近い事を教えていた。
「あんっ…いいっ…気持ちいいよぉ…」
「んっ」
ナミの言葉に煽られ、更に激しく指を動かす。
「あはっ…あっあんっ…やっ…あんっ…あっダメッ…あっあっあっ…んああああっ!!」
膣がサンジの指をきつく締め上げ、ナミは矯正を上げると、サンジの方へと倒れ込んだ。
「ナミさん…」
ナミは頷き、膝に引っかかっていたショーツを脱ぎ去ると、サンジのズボンを脱がしにかかった。
赤黒く誇張したペニスの先は透明な液がてらてらと光っている。ナミはそっとそれを舐めとる。
「んっ…」
ずっと勃起したままだった、サンジのそれは、少しの刺激にも敏感になっていた。
ナミは先ほどとは逆にサンジの両足の上に跨ると、ペニスの根元に手を添え、ゆっくりと腰を下ろしていく。
「あっ…んふっ…あぁっ…」
「あぁ…」
サンジの口からも溜息が洩れる。軽い口付けを交わし、ナミがゆっくりと上下に動き始めた。
結合した部分から溢れ出る液体の出す音が回りに響いている。
「やらしい音聞こえる?」
「やっ…」
ナミは両手で顔を覆う。
「そんなこと言っても腰動かすのはやめないんだね」
「だって…んんっ…気持ちいいんだもん…」
「じゃ、これは?」
サンジは自分の脚の間にそっと手を滑り込ませた。ちょうどナミの一番感じる部分に指が置かれる。
「あんんんんっ」
ナミが一際激しく声をあげる。サンジは何もしていない。ただ、そこに手を置いているだけなのだが、ナミが自分で動く度に自分への快感を与える結果となっていた。
「サンジくんっ…それ、…ああっ」
「気持ちいい?」
「んんっ…き…気持ちいいよぉっ」
「いいよ、もっと気持ちよくなって。ナミさんが気持ちいいと思うように動いて」
「あんっ…ああっ…んんんっ」
サンジの言葉はもうナミの耳には届いてない。与えられる快感に本能のままに動くナミ。
ナミの動きが激しくなり、サンジのそれを締め付ける力が強くなり、サンジを絶頂へと導いていく。
「んっ…きつっ…ナミさん、すげぇ、気持ちいいっ…」
「んっ…あたしもっ…」
「ごめっ…俺、もう…」
「うん…一緒にっ…んっ…ああっ!」
「ナミさん!」

「はぁっはぁっはぁっ…」
達したままの体勢で抱き合いながらお互いに、その快感の余韻に浸っていた。呼吸が整い始めると、ナミはゆっくりとサンジから体を離し、その瞳を見つめる。
「信じて」
「…うん…」
真っ直ぐなサンジの瞳に引きつけられるかの様に、ナミは顔をサンジに近づけ、その唇にキスをした。
翌日。
−……何よ、あれ。
相変わらずロビンにでれでれしながらお茶を振舞ってるサンジの様子をナミは遠巻きに見ていた。平静を装いながらもしっかりと耳は二人の会話に耳を澄ましていた。
「いつもありがとう。コックさんって本当、お料理上手よね。ふふ、コックさんなんだから当たり前なんだけど」
「ありがとう」
「いいお嫁さんになりそう」
「お嫁さんですか?でも、ロビンちゃんがもらってくれるなら、俺ぁ、性転換しても構いませんよ」
「私もいただけるかしら!?」
いつの間にか近づいてきたナミが乱暴にロビンの横に座る。
「ウィ、ナミさん」
わずかに口元を引きつらせながら、サンジが新しいカップを用意し、紅茶を注ぎ始める。
「ねぇ、航海士さん、コックさんみたいなお嫁さんってどう?」
ロビンが二人の関係を知ってか知らずしてか、いつもと変わらない穏やかな笑顔でナミに聞く。
「そうそう、ナミさん、こんなお嫁さん、どう?」
用意された紅茶をナミの元へと運びながらサンジが聞いた。
「そうね…料理が上手なのは確かに認めるわ。だから、嫁でも何でも勝手に何処へでも行けば?」
「ナミさぁ〜ん」
サンジは泣きだしそうな表情をしてから、紅茶をナミの前に差し出しながらそっとナミに耳打ちをした。
「上手なのは料理だけ?」
途端にナミの顔が真っ赤になる。
「こんの、バカサンジ!!」
サンジがナミに殴られる様子をロビンが微笑ましそうに見ていた………。
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