2chエロパロ板ワンピーススレSSまとめサイトです。

オレ達…ロビンちゃんの何を知っている…?

目を惹くほどの姿形や、時々嬉しそうにクスクス笑う声じゃなく…。
いつも難しい本を広げていること?
美しい仕草でお茶を飲む姿?
あぁ、もちろんそんなことなんかじゃない。
チョッパーがオレの問いに黙っている間、オレは立ち上る煙草の煙をぼんやりと眺めながら、ほんの数日前の
事を思い出していた。

オレはロビンちゃんのために、見張り台に差し入れを持って行っていた。
その日は珍しく空一面の星空で…
あぁ、随分前にもこんなことがあった。
そのときオレは、初めてこの場所でロビンちゃんを…
抑え切れない感情をそのままロビンちゃんにぶつけて、そして、オレは彼女を抱いたつもりだった。
だけど、それは違っていた。
柔らかな胸に包まれ、髪を撫でられて先に眠ってしまったのはオレの方だ。
思い出す度、オレにとっては少し苦い思い出になってしまっていた。
それでもその後オレ達は、クルーの目を盗んでは束の間の逢瀬を楽しんでいた。
少なくとも、オレにはなくてはならない時間になっていた。
今夜の彼女も、いつものような優しい笑顔だ。
「ロビンちゃん、差し入れです。」
「いつも悪いわね。」
「オレもあがっていい?」
「お仕事は…終わったの?」
そういうと彼女は座っていた場所を少し動いた。
ねぇ、あなたもオレと同じようにあのときの事を思い出してくれている?
こんなオレとの時間を楽しんでくれている?
何度その身体を抱き締めても、ふと不安になってしまう。
いつも遠くを見ているような眼差しが、オレを不安にさせているんだ。
「随分気候が安定しているわね…」
「島が近づいて来たってことか…。次はデカイ街がいいなァ。いい加減まともな食料を調達したいよ。」
「ふふ、コックさんらしいわね。」
「もし、デカイ街だったら…たまには陸の宿にでも泊まりたいなァ。」
「たまにはそれもいいわね…でも航海士さんがなんていうかしら」
「大丈夫、ナミさんだってきっと賛成してくれるさ。そしたら…」
「そしたら?」
オレはさらさら風になびく黒髪を撫でた。
「ロビンちゃんをちゃんとしたベッドで抱きたいんだ」
あまりにストレートすぎるオレに、さすがのロビンちゃんもしばし言葉を失っていた。

「驚いたわ…いきなりそんなこというから…」
「ごめん」
するとロビンちゃんは少し微笑んだ。
「次は大きな街だといいわね…私も楽しみだわ。」
けれど、そういってロビンちゃんはまた遠くを見ている。

いつもこうしてオレがその顎をこちらへ向けないと、あなたはいつまでも遠くを見ている。
次の島も何も、まだ何も見えてはいないのに…。
漸くオレの方へ向いた瞳を見つめながら、やっと触れるくらいのキスをする。
「次の島まで待てなくて、ゴメン。」
軽く背に回していた腕で力を込めて抱き締めると、微かに溜息が聞こえた。
「待つ必要なんて、ないわ…」

前にも同じセリフを聞いたことがあった。
次がくる保証なんて、海の上ではないからだと彼女は言っていた。
シャツブラウスのボタンを外しながら、オレはそんなことを思い出していた。
こうして淡い闇の下でこんな時間を過ごせるのも、あと何度あるかわからない。彼女はそう思っているんだろうか。
ぴったりと全身の素肌を重ねて、オレは彼女の奥へ中指を滑り込ませた。
熱く熱を帯びてはいるものの、まだ時が早いようだった。
強く唇を吸い、舌を絡ませると、自然に呼吸が早くなって没頭していくのがわかる。

「はぁ、ぁ…」
ぽっと身体が熱くなったのを感じ、オレは自分の固くなったものを彼女の隙間に押しあてた。
「……っ!」
一瞬ぴくん、と彼女がはねる。
オレはそのままゆっくり何度かそこを往復させ、上の突起がかたちを変えるほどに攻め立てた。
「はぁ…っ…ん……!!」
彼女の冷静な顔が切羽詰まったように歪み、捩る身体の上で双丘が大きく揺れている。
やがてそこは蜜のように滑らかな液体が絡み、ささやかな音を立てはじめていた。
ちゅっ、くちゅっ…くちゅっ…ちゅ…。
オレは自身をその蜜を溢れさせている所へ押しあて、ゆっくりと深く腰を沈ませた。
「…ぁあッ……!」
艶のある声が一瞬大きく響く。
中はいつものようにきつく、オレは額に汗をかきはじめていた。
「はぁっ、あっ……うッ……」
頬に感じる柔らかい感触、舌に感じる小さな突起の感触、背中に感じる爪の感触…
耳をくすぐる甘い吐息、髪を撫でられる感触、足が絡まる感触、腿を擦りあわせる感触…
そして熱く膨張して滑る、痺れにも似た恍惚。
もう何がなんだかわからない。
見えているのは一つの頂上だけだった。
「いやぁ…っ!…ダメっ……はあっ……あっ、あぁ…っん!ぅ……っ…あ…ぁん!!」
声と同時にオレに絡む彼女の脚の力が強くなってくる。
見張り台の床板がギッと音を立てた。
オレも限界が近づき、勝手に身体が早くて強いリズムを刻む。
やがて、ぎゅっと絞られるような締め付けに、抑えていたものを抑え切れなくなって、オレは彼女の中で自分を放った。
激しく痙攣するものを引き抜き、敏感になった彼女の紅い突起に再びそれで触れた。
触れた感触に刺激されてそれは再び精を放ち、彼女の身体が嬌声と共に大きく反った。

やがて呼吸が元に戻って、オレはロビンちゃんのシャツブラウスのボタンを一つ一つはめている。
時々キスをしながら。
キスをすると彼女は少しくすぐったそうに微笑む。
その顔が見たくて、はるか遠くを見つめる横顔を見たくなくて。
「…ずっとこうしていたいくらいね…。」
そんな彼女の言葉にオレは素直に喜んだ。
ただ素直に喜んだんだ。
彼女の言葉の、本当の意味なんて解らずに…。


なぁ、オレ達は……
いやオレは、一体彼女の何を知っている…?
何も、何も知らないままだったじゃねェか…。
だけどこのまま会えないなんて筈がない。絶対に見つけてみせる。
そう、絶対だ。
たとえ…たとえ船長命令に背いてでも。

***end******

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