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カリファ×ルッチ エロ少な目 カリファ→アイス エロなし

すき。

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「おーい!カリファ!飲みにいくぞー!」
大きな声。仕事が終わり、帰路に着こうと一番ドックの門を潜ろうとした時。

偽りの笑顔。胸の前で小さく「×」を作り
「ごめんなさい。失礼します。」

「ブッ!カリファてめぇ!性懲りも無くそんなハレンチな!!」
「止さんかパウリー。見なければ良かろう。」
「さっさといくぞ。クルッポー。」
いつものにぎやかな日常。



すこし笑った。

その夜。私の部屋でみた何時もの背中は。
職人の背中だった。市長として働く今も、彼は自分の居場所をそこに求めていた。
情事の後。何時も私に向ける背中。広くて多きな背中。

「ンマーカリファ。今日はどうしたんだ?」
振り向かず。背中だけで問いかけてくる。彼の声。

「質問の意味が分かりかねます。」
何も身につけていない体にシーツをまいて。
何時ものように彼にお茶を入れる為にベッドから降りる。

「いや…なぜかな。すごく遠く感じた。腕に抱いているのに。」

少し。カップに注ぐアールグレイが音を立てる。

「気のせいですわ。何時もどおり。私は貴方を愛しています。」
自分でも分からない。この言葉が嘘なのか。真実なのか。

「…そうか。ならいい。」
背中から聞こえる声。広くて大きな背中から。

私の使命。私の5年。私と彼の5年。短いようでやっぱり長い。
心に穴が空く。
自分の考えと浮かんだ言葉が妙にぴったりで。
また少し笑った。
「ニコ・ロビンが現れた。」
「バスターコールの権限が長官に。」
「決行はもうじきじゃな。」
「奴の持ち物の場所はいまだ知れない。」
「じゃあ…」
「ちょうどいい。罪を被らせるに相応な人材と言える。」
「カリファ」
「大丈夫です。」
「…本当か?」
「疑われる意味が分かりかねます。」
「なら…いい。」

一昨夜の事。

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呼び出されたのは彼の部屋。
めったに聞くことの無い彼の声。
「呼ばれた意味は?」
「検討はつきます。」
「確かめさせてもらう。」
「拒んでも無駄でしょう。」
「わかってるじゃないか。それでいい。」
月の光だけが差し込む部屋。明かりはより無いそれだけ。
彼が私に求めるソレはひとつしかなかった。
私の心が彼に。アイスバーグに揺れていないかを確かめるため。

「脱げ。」
「乱暴ですね。」
「愛情でもほしいのか?」
「貴方にソレを望むのは無駄です。」
じっと彼を見つめながら。1つずつ上着のボタンをはずしていく。
「わかってるじゃないか。」
音も無く近づく彼の腕が乱暴に上着を引き裂いた。

「時間が惜しい。」
突然のことに思わず露になる胸を腕で隠す。

「羞恥心は私にも。」
睨んだ。彼にとって意味など無いと分かっていても。

「コレも確認の為だ。5年前ならそんなことはしなかった。」
胸を隠す私の腕を強引に開き。
「今さら俺に隠すものでもないだろう?」
肩を強く押される。ベッドに倒れこんだ。

「乱暴ね。相変わらず。」
それでも。私は気付いている。私の中心が求めていることを。

「俺に優しさを求めるようになるとはな。お前やっぱりアイス…」
「くだらないこといわないで。」
語気を荒げ。彼の言葉をさえぎった。
「時間が惜しいんでしょ?早く…確かめて。」
体がうずく。脱ぐのももどかしく。ストッキングを自分で引き裂いた。

「愛撫は?」
「必要ないわ。」
ベッドの上で足を開き。見せ付けるように指で開いた。
「…たしかに。」彼は私の中心を無感動に眺める。
「必要なさそうだ。」彼はベルトをはずし。懐かしいソレを露にする。
「咥えろ。」目の前にあるソレは懐かしい匂い。
雌の私はそれを頬張る。無上の喜びを感じながら。

亀頭の先端を舐めあげる。
裏筋を丁寧に舐り、軽く口に含む。
ちゅぅっと音を立てて吸ったあと。笛を吹くように舌を這わせ。
睾丸を含み舌の上で転がした。陰茎を唾液で濡らした右手で刺激しながら
付け根に噛み付くように吸い付く。
息も荒げない彼が少しもどかしい。
先端からゆっくりと窄めた口に滑り込ませ。口内で弄ぶ。
がまんできず自らの中心を空いた左手で慰める。
声が漏れる。息が苦しい。それでも目の前にある硬く熱をもったそれを離すことが出来なかった。

「もういい。」
彼。ルッチが言う。
「ベッドに四つん這いになって尻を突き出せ。」
言われるがまま。私は従う。
ギシリとベッドが二人分の重みに悲鳴を上げる。
下半身に触れるルッチの手は冷たかった。
引き寄せられる。中心に熱を感じた。
「久しぶりだな。お前の…膣も。」
ぼそりというと一気に奥まで貫かれた。

「ん・・・ぁ!」

「どうだ?アイツとどっちがいい?」
ベッドの悲鳴が遠く聞こえる。
「んぁ!や…はげ・・・し・・・」
確実に私を刺激するそれをどうしようもなく欲する体。
「どうなんだ?」
冷たい声。熱い中心。
「あ・・・あな・・・たの・・・あぁ!!」
遠く聞こえる金槌の音。
「決行は明後日だ。」
冷たい声。波の音。溶けていく5年。
「もぅ…ダメ・・・ぇ・・・ぁ!」
薄れていく意識。遠くなる彼の笑顔。
「勝手にイケ。俺はもう少し愉しませてもらう。」
「ん!あぁああ!!!」

ぶしゅっと音が聞こえる。体が悲鳴を上げる。
止まらない快感。辛いだけの快感。地獄のような快楽。
「や!もうだめ!くるし・・・壊れる!こわれ・・・ぁああ!!」
その後の私は。意味を持たない叫びを上げるただの雌でしかなかった。
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彼が帰った後。少し呆然としていた。
ふと時計を見ると。彼がドアを開け出て行ってから数時間がたっていた。
意識も無く。部屋を見渡しても。何も無い。彼はいない。
耳に聞こえる波の音。遠く響く金槌の音。
少しだけ残った彼の残り香に微笑む自分。
「…5年。長すぎたかしら…。ちょっと…失敗しちゃったかも…ね。」
呟いた。口元が綻ぶ。

バスタブに湯も張らず。頭から熱いシャワーを浴びる。
彼との情事で濡れた体を洗い流す。
頬にお湯とは違う流れを感じた。

目の前がぼやけた。
シャワーを止める。
ぱたぱたと床に落ちる水の音。
自分を抱きしめるようにしゃがみこんだ。
抱いた膝に。雫が落ちる。


…そっか。私ずっと。
泣きたかったんだ…


自分の気持ちに気がつく。
彼とは違う優しさに満ちた情事を与えてくれた彼に。
あの広い背中に。
職人らしい指先に。
カリファと名を呼ぶあの声が。

すき。
好き。
大好き。

アイスバーグの暗殺未遂ニュースが待ちを駆け巡る中。
子電電虫が鳴る。
「決行は今夜だ。」
「分かりました。」
「愚かだな。お前は。」
「自分が一番良く分かっています。」
「くだらん情に流されるなよ?」
「分かっています。」

そして。私は偽り続けた5年を脱ぎ捨てる。
彼への思いと共に。

**fin**

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