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『Piece of My Wish』

彼は私を背中から抱いて、耳元で囁く。たとえば彼が不寝番の時、気まぐれにマストの天辺で逢引したときなど。
「ああ、あの光。切り取って君の首に飾ってあげたい」
それは大概、目指す島の光だったり、遠くの船の明かりだったりするのだけれど。
私はそれに酔いしれた。
だって、男の胸に抱かれて、そんな甘やかな台詞、『愛されている』と酔ってなければ、どうして信じられる?
「素敵ね」
「本当だよ、どうにかならないかなぁ」
彼も大概寝ぼけているから、そんな子供のような物言いをして、私を苦笑させる。
「でも私、本物の金のネックレスの方が好きよ」
「違いないな」
そう言ってため息をつくと、彼は私のつむじにキスを落として、やっと体を離す。
その瞬間の、やるせない感じが、私は、少し好きだ。
満足に過ごせない夜の不便さは、次に一緒に過ごす時間への期待を膨らまさせる。
明日には新しい島に着く。前の島で聞いた情報が確かなら、結構交易の盛んな島らしい。海軍と出くわさなければ、それなりに楽しめる
はず。それを思えば、自室へ戻る足取りも軽い。マストの天辺からの視線を感じながら。
ログにしたがって着いた島は、割と栄えた感じの春島だった。港を避けて、適当な入り江に船をつけると、ルフィは探検にいくと言い、
ウソップが慌ててそれに着いて行った。ロビンとチョッパーは一緒に出かけるらしい。島に本屋があれば良い、と笑っていた。昨日からの
不寝番のサンジくんは、仮眠を取ると言って男部屋に戻り。自然、船番になったゾロは、私に出かけて良いと言ったその口で、いびきを
かいた。
島の地図と、情報を得るために立ち寄った店で、この島のログがたまるのが3日、というのと、海軍はあまり来ない、というのを聞いて、
私は少しほっとした。懸賞首が3人もいる船では、海軍がいるのといないのとではまったく緊張の具合が違う。
2日宿を取れるなら…と考えて、思わず頬が緩んだ。一日は怠惰に過ごしてもいいのだ。
何をして過ごそうか。のんびりショッピングに、ちょっと洒落たカフェで一休みして……それとも。
もうひとつの案を考えて、少し顔が熱くなったけれど。煩悩を振り払うと、私は一軒のアクセサリーショップに目を留めた。
店と言うより露店に近い構えだが、扱っているのは本物の金だとすぐ分かった。店の奥が工房になっているらしく、店主らしい白髪の職人
が、私の視線に気が付いて目を上げた。
「いらっしゃい。なにか探し物かな?」
「ごめんなさい、ひやかしなの。良い?」
「構わないよ。気に入った物が見つかると、こっちにとってはありがたいけどね」
そういうと、主人は元の作業に戻った。私が元泥棒だと知ったらそんな真似絶対できないはずだけれど、私はその姿勢が好ましく思えた。シンプルで、だけど手抜きのない仕上げの商品を見れば、職人の心根が分かる。そんな中で、どうしても目に留まってしかたのない
ネックレスがあった。四角いプレートに細い鎖のつながった、特に珍しくもないデザインだけれど、角が90度ではなくて、少しいびつな
感じがする。ふと、手にとって眺めてみれば、裏に文字が彫ってあった。だが、途中で切れてしまっている。
「ああ、それはペアなんだ。隣にあるのと合うようになってる」
と言われて見れば、同じような四角いプレートの付いたネックレスがもうひとつ。
私は両方を手にとって角を合わせると、裏の文字を読んだ。
部屋割りは「いつもどおり」、ルフィとゾロ、ウソップとサンジくんとチョッパー、ロビンと私。この「いつもどおり」は大人の事情に
よって夜には変わってしまうのだけれど。ま、建前、ってやつよね。
ゾロの部屋に行く、というロビンを見送ると、ルフィはウソップたちの部屋に行き、ところてん式に私の恋人は、私の元にやってくる、
というわけ。だから今日も。ほどなく、knock、knock。
「俺」
「だァれ?」
「あなたのサンジです♪」
「どうぞ」
くすくす笑い声、を、ふさぐ、甘いキス。熱い体を、じらすように、キス。キス。キス。
今日一晩で蕩かせて、明日、どうするつもりなの?
「お風呂に入ろ?頭を洗ってあげる」
泡をたっぷり立てたバスタブに肩まで沈めさせて、私は背後に回るとシャンプーを丁寧に泡立てた。この男の子の、潮風で傷んだ、金髪
を洗うのが私は大好き。適度に長さがあるのも、洗いがいがあるというもの。地肌を優しくマッサージしながら、たっぷりした泡で
洗って行くと、憎たらしいほど綺麗なブロンドが現れる。私は彼がおとなしくしているのを良い事に、大きな犬を洗っているような
気持ちになって、ちょっと乱暴にわしわしわしっ!と描き混ぜる。その間、彼はなすがまま。思わずニヤニヤしちゃう。
その後、丁寧にシャワーで流すと、やっと顔をぬぐって、「きゅぅん」とすねたような顔をした。
「だぁめ、リンスがまだよ」
「はーい」
んん、よいお返事。私はご機嫌でリンスを手にとって、彼の髪に塗り……。
「んでも、そのあとで、『ナミさんも』洗うからね?」
「……」
「返事は?」
「えっち!」



タオルで頭や体を拭い合いしながら、甘いキス。俺は、さっき「ナミさん」を綺麗にして差し上げたおかげで、相棒がタオル
を押し上げてる始末。ナミさんはと言えば、普段届かないところまで洗われちまって、ちょっとだるそうに俺の首にしなだれ
かかってる。一回イかされてちゃあ、無理もない話だけど、夜はまだ、これからだぜ?なんてな。
「なんか飲むかい?ビール?」
「ん、頂戴」
宿の小さな冷蔵庫から小ビンを出すと、栓を捻って手渡す。バスタオルを素肌に巻いただけのしどけない姿で、ソファへ
体を沈めると、
ナミさんはビールをビンから直接飲んで、一息ついた。そして、ふと思いついたようにベッドへ腰掛けた俺の顔を見て、じっと
思案顔になった。ん?と首をかしげると、ナミさんは少し意地悪そうな顔になって、にっこりと笑った。
「ねーぇ?明日の事なんだけど、丸一日空いてるわけじゃない?」
「ん?ああ、どこか行きたいところがあるなら付き合うけど」
「んーん、じゃなくてね?ちょっと賭けない?」
「ナミさん相手じゃ勝負にならないよォ」
「わからないわよ?ね、聞くだけ聞いてよ」
と、ベッドの隣に、するっと滑り込んで、ばっちり臨戦態勢の俺の相棒をタオル越しにつかんだ。
「なっ?何?」
「これに関しては私の方が一点ビハインドなんだから」
「え……そういう勝負?」
「そ♪」
とにっこり笑ってオレンジの髪をそっと耳の後ろにかけると、俺の腰のタオルを奪いにかかった。
「ちょ、待った!それで勝ったらどうなるわけ?」
「私から素敵な賞品が」
「負けたら?」
「明日丸一日荷物もちで、私のショッピングに付き合う」
「……それって俺に損はないような気がするんだけ……とわぁっ!」
あーだこーだ考えてる隙に腰のタオルは奪い取られて、ナミさんは俺の相棒を握りこんで、体をかがめたかと思うと、パクリと
咥えちまってた。にゅるん、と美味しそうに舌を絡めて、ちゅっと天辺にキスをする。
「悪くないでしょ?」
「そりゃ……」
「じゃ、勝負よ♪」
「は、うわっ……」
ちゅる、ちゅっ、と裏筋をなぞるように音を立てて舐めながら上目遣いで挑発する、その視線だけで俺はやられちまいそう。
ナミさんは、やわやわと玉袋を弄びながら、俺の相棒をアイスキャンディのように唇と舌で可愛がる。かと思ったら、ぱくりと
咥え込んでにゅるにゅる舌を絡めながらのバキューム。既に臨戦態勢だった俺としてはそれだけでもう昇天しちまいそうだ
けれど…………。
「きゃ、ぁん!」
俺の腰の辺りに身をかがめていたナミさんの体から、バスタオルを剥ぎ取って、ぷるん、と勢い良くあらわになったおっぱいの
先っちょをくにくにすると、可愛いベビーピンクがつん、と硬く尖ってくる。
「あんっ、もぉ」
「どうせ一点取られるなら、こっちでも攻められたいなぁ?なんて?」
「んもっ…ぁん、えっち…」
なんて、まんざらでもない顔。「こーぉ?」と大きなおっぱいの谷間でむにゅっと相棒を挟んで。尖らせた舌で、ちろちろ、なんて
天辺の敏感なところを攻めてくる……うは、たぁまんねぇ、この感触。……でも……。
猫みたいにぷりんと上がった格好の良いヒップを見てたら、ただ黙って一点あげちまうのは惜しい気がして。
そろーっと手を伸ばして、するん、と撫ぜると……さっき洗ったおかげでヒートしちまったのか、スリットがすっかりぬめっている。
「ん、ぁん……」
「ヌルヌルだよ、ナミさん。俺のしゃぶってこんなに濡れちゃったのかい?」
「そんなこと…ぅん」
「ほら、指も簡単にはいっちまう、一本……二本……ああ、ここも」
と、大事な大事な小さなスイッチをぷちゅん、と剥くと。
「ひゃぁあん!」
ぶるぶるっと体震わせて、ぺたん、と腰を落としてしまう。こうなったら、形勢逆転。
ぐるんと体をひっくり返して、あんよも上げてっと。ぜぇんぶ丸見えの恥ずかしい格好に。秘密のスリットがぱっくり口を開いて、
妖しくひくひく蠢いている。もう今すぐに挿れちゃいたい。でも。ここでもう一点とっとくのもアリかな?なんてさ。
ちゅ、ちゅ、と軽く音を立てて可愛い乳首にキスしながら、中指と薬指で、すっかり熱くなったナミさんの中を探索。親指で
プリプリにしこってるクリトリスをこね回す。それだけでもう、すすり泣きのような可愛い声で啼くんだからたまらない。
「声だけでイっちまいそうだよ、ナミさん、もっと啼いて」
「ぃやっ!あ、あぁんっ…バ、カ、ぁんっ……」
うう、もう挿れちゃいたいなぁ、どうする?俺?どうするよ、って言いながらもう、ぬるぬる先っちょでこすったりなんかして
るんだけど。
……むふふ、ここは向こうから言って欲しいところだよなぁ。
「あっ、あ、ね、……ねぇん。サンジ、くぅん?」
「なぁに?」
「ん、んもぉ……挿れて、欲しいっ……」
うーん、もう一声っ!
「ん?何を?」
「もぉ〜〜〜〜サンジくんのぉ…っ…コックさんっ!」
「了解っ☆ミ」
散々じらしたスリットは、ぬぷぅっ…と飛び切りイヤラシイ音を立てて俺の相棒を飲み込んだ。熱くて、ヌルヌルで、
めちゃくちゃサイコー。浅く数回、深く一回、リズムを刻むと、ナミさんは腰をくねらせながら、応える。全身で抱き合いながら、
舌を絡めてキスし合って、息も絶え絶え。
「っ……気持ち、イイ?ナミさんっ……」
「んっ、ん、ん、イ、ィのォっ……もっ…イッ…ちゃぅん……っ」
ぶるぶるっと太腿が痙攣して、内側がきゅううんとせり上がってくる。これは一点いただき、かも?ずちゅずちゅ音を立てて、
突き動かすと、ぶるんぶるんと大きなおっぱいが暴れて……。
「あ、ァッ!アアァッ!」
と、叫ぶと、ビクビクゥッとナミさんの全身が跳ねた。きゅんきゅん締め付けられて、俺もキツいけど、ここはガマンして
二点目ゲット、…と。
「はぁ、はぁっ…、ぁ、あん…もっ……」
「ん?もっと?」
「ゃっ…ちょ、待って、ずるぅい…」
「最初に持ち掛けたのはナミさんだぜ?」
ずるっ、と一度引き抜くと、「あっ」と短く叫んで、困ったような顔になった。
「これで終わりにしたら俺の勝ちだね?」
「え…でも、だって……」
「だって?」
「サンジくん、まだイってないのに…」
ん?俺はまたなんか愉快な勘違いをしたか?大体、一点負けてる勝負(しかもセックス)で俺に勝とうなんて、無謀な事……。
「ナミさん?」
「…………なによ」
「ナーミさん♪」
「……なによう」
「最初っから勝つつもりなんかなかったんだろ」
「…………」
沈黙が何よりの答え。彼女は「素敵な賞品」を俺にプレゼントする為にわざと負ける勝負をふっかけたんだ。くーっ、参ったね。
俺の色男!
「ねぇ、ナミさん、『素敵な賞品』ってなんだい?」
「……明日一日怠惰に過ごす権利」
「ほんとに?」
「そうよ?」
「ほんとにー?」
背後からガバッと抱きついて、オレンジの髪をのけて、耳元へ口付けると、俺は直接囁いた。
「嘘つき」
「なっ…ひゃんっ…」
耳の穴を舌先で抉って背中側から彼女の体を愛撫する。そうしているうちに、燻っていた火種が炎を上げるように、
ナミさんはまた感じ始めた。背面座位の姿勢でもう一度挿入すると、たちまちきゅんきゅん引き絞ってくる。両手で大きな
おっぱいをゆさゆさ揺すぶりながら、ピストンを早めていくと、ナミさんは、くなくなイヤラシク腰を揺らして。潤んだ瞳を
振り向かせて、キスをねだる。すっかり紅潮した頬のあたりのいやらしいことったらねぇ。くちゅくちゅ舌を吸いながら、ぐっ
と右腿下から持ち上げで、横臥位にすると、右腕を首の後ろに回させて、脇の下から乳首までを舌先で擽って。左の乳首も
くにくにさすりながら、右手は可愛いピンクのスイッチへ。イイところ全部攻め立てて、可愛い嘘つきにお仕置きを…なんてな。
ぬぷぬぷヤラしい音立てながらイイところへ擦れるように角度を変えると、子猫みたいな甘い甘い声で啼くからたまらない。
すっかり蕩けた熱いお肉は、俺の相棒を咥え込んで離さないし、俺もそろそろ限界…かも。まぁ、どのみち、この勝負、
俺の勝ちだけど……。
「ナミさん、俺も…そろそろ……」
「んっ、んっ!来て、来てェ!熱いの、いっぱい…!」
朧な瞳でオネダリする、ナミさんの可愛さに、あっという間にイキそうだけど…。じゅぶっ!じゅっ!とひときわ激しい音を
立てて、ラストスパート。ピストンを早めて、より深く、より奥に……!
「ああ、グリグリ当たってる、奥、痛い?」
「ううん、うゥん、気持ち、イイっ…すごく、いぃのォっ……!」
その言葉どおりに、膣口がきゅううんと窄まってくる。あ、あ、やばい、もうこれ以上は………!
「イクッ………」
「んっ…サンジ、くぅううん!」
不意打ちみたいに名前を呼ばれて、ナミさんの、一番奥で、ドビュッ、と弾けた……。

翌日。カーテン越しの眩しい光に昼近くまで眠っていたのか、と気が付いて。まさかほんとに、一日怠惰に過ごす
権利だけが賞品…?と訝りながら、体を起こして。しゃらん、と胸元に何かが下がったのに気が付いた。
ふと見れば、それはペンダント。
金のチェーンに、いびつな四角いプレート。不思議に思って裏を見ると、『DREAMS』と刻まれていた。
「『夢…は』?」
その瞬間、シャワーの音に気が付いた。俺の考えが間違いじゃなければ、これの片割れは、きっと彼女がつけている。
無作法に押し入らなくても、きっと出てきた彼女の首にかかったプレートに、この言葉の続きは刻まれているはず。
ベッドサイドを探って、タバコとマッチを手に取ると、火をつける指が震えていた。
らしくない、「おそろい」のアクセサリーに、彼女がこめた思いを知る権利、まで。コミじゃなきゃ、俺、グレちまうよ?


end.
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