ONEPIECEエロパロ保管庫 - 8/698-700(ルッチ×ロビン)
「CP9です…」
路地へと誘われ、仮装を手渡される。
仮面など、被らなくても私の表情は既に冷たく凍っているのに。
悪魔の子といつしか呼ばれる様になって、世界のお望みのまま翻してきた反旗。
私の選択してきた命は、歴史の本文を拠り所に育って、今。

私の名を呼ぶ、コックさんの声が聴こえた。
先導する熊の仮装をした男が悪魔の実の能力で空間に扉を繋ぎ、早く来い、と手招きをする。
船医さんは叱られてしまうかしら、ぼんやりと思いながら、促されるまま中へ入った。


「ニコ・ロビンを連れてきた」
ぱたん、と扉を閉めるとそれは跡形もなく消えた。中には二人の男と鳩が一匹。
アイボリーの絨毯の敷き詰められた広い殺風景な部屋。
アンティーク調のワインレッドのロングソファが二脚に、間にオークのテーブル。
年期の入った壁掛け時計が素敵で、少し触れてみたくなった。
まだ、14時過ぎを指しているのに、カーテンが閉められて、室内は薄暗い。
「ほう、美人さんじゃのう。のう、ルッチ」
愛想の好い声が響く。一人が、深くソファに腰掛けたまま、深く被ったキャップを持ち上げこちらを伺うように見た。
長鼻君に負けないくらいに長い鼻、くっきりと開かれた瞳、まるで人の好い顔立ち。そして、言葉遣いより断然若い。
彼がCP9の一人であることに少なからず驚いた。
「ニコ・ロビン、手短に、話を」
ルッチ、と呼ばれた男がソファの淵に腰を掛け、鳩を撫でながら言った。
どこかで、見たことがある。そう思ったが思い出せない。
緊迫した場面で思い出せないなら、どうでもいいことかもしれないが、少しだけ引っかる。
しかしそれよりも、表情がまるで自分を見ているみたいで寒気がして、酸素が薄くなったような感覚がした。
「そうね、取引を」
私はできるだけ平静に、穏やかな笑顔で答えた。



「ニコ・ロビンを除く麦わら一味の6名が無事ウォーターセブンを出航すること」
「ええ」


協定を結び、私に計画を待つだけの時間が訪れた。
ソファに座り、ひとつ息を吐く。
「珈琲を、頂きたいのだけれど?」
ルッチという男だけが見張りの為か部屋に残った。向かいのソファに座るその彼に申し出る。
「おまえを抱きたい」
と、返され、反射的に私は、ふふ、と笑った。
男の目的はセックスではなく別にある、と感じて、違和感はあるが
生きるために抱かれるのは馴れていたから、その言葉に特に驚きはしない。
「どうぞ、お好きに」
真意と距離を測るように微笑んで男の目を見た。
ずっと、ずっと、私を射抜くかのように彼はこちらを見ていた。
私が現われてからずっと。意味も持たず感情も伝わらない、私と同じ瞳で。
穴が、開いてしまうわ?と目を逸らしても、男はこちらを見続けている。
私をどうこうしようと動く気配は微塵もない。
「おまえの存在は罪だ」
「そうね」
「全てを政府に搾り取られ、死ぬ」
「ええ」
耳を塞ぎたくなる程に、二十年間言われてきた言葉。
しかし、意味を持って響く今、それは空虚に私を傷つけることはない。
心は冴える様に、穏やかな、穏やかな、心持ちになっていく。

男が、音もなくロビンの眼前に居た。ふんわりと料理人と同じ銘柄の煙草の香り。
「あなた、真っ黒ね」
そう言って輪郭を縁取る髪に指で触れると、男はロビンの腰を横にずらし覆いかぶさるように組み敷いた。
ギシ、と椅子が軋む音がして、ゆっくりと男の顔が下りてくる。
「何故…」
独り言の様に男が呟いた。何か?と尋ねようとしたがくちびるを塞がれる。
それから口付けを何度も何度も繰り返す。男は、儀式の様に目を閉じて、角度を変えて唇をついばむ。
今までの道具としての扱いをしてきた男たちとは違う、優しいキスに、胸が鳴ってしまいそう。
男の手が頬に触れて、片手で足を撫でられた。
お互いの吐息で湿ったくちびるが命を持ったように熱く痺れて、ロビンは肩を震わせる。
「何故…」
今度はロビンが呟いた。何故、私を、傷つけないの。
顎を持ち上げられ、答えも得られぬまま、次に深い口付け。
艶かしい舌が侵入し、歯列をなぞられ、苦しいほどに喰らい付かれた。
腿をルッチの掌が上り、スカートの裾から中へと手が伸びる。
下着をずらし、茂みを探る。
「んんっ」
男の指がロビンの敏感なところを撫で上げ、ロビンの腰が揺れた。
声をあげると合わさった唇から互いの唾液が伝った。
固い指がくるくると陰部をなぞり、執拗に絶えず動かすと、応えるようにロビンの蜜壷はじんわりと湿っていく。

「すぐに濡れるのか」
冷たい声が響く。
顔を背けようにも、顎を抑えられて男の視界から逃れられない。
指でひだを拡げられ、穴に指が添えられる。クリトリスをつままれながら
ファスナーの音がして、すぐに、準備も整わないそこに予告もなくペニスを挿入された。
「あぁ……!」
張り裂けてしまうような痛みと、窮屈な感覚に堪えきれずロビンが声をあげる。
ず、ず、と性器が擦れ、男もきついのか眉を歪めながら腰を進める。
奥まで貫いて、再びゆっくりと、腰を動かす。
ぎゅうぎゅうとしめつけられながら、ペニスが抜けないよう腰をぎりぎりまで引いて、一気に奥へ突き刺す。
「…はぁっ…ん…」
身体ごと揺すられて、ロビンは短く息を吐くだけで精一杯だ。
不安定な体勢を保つようにルッチの首筋に白い両腕を伸ばす。警戒され、拒まれるかと思っていたが
男は何も言わずに身体を重ねた。服を隔てつつも体温を与え合いながら
ペニスを乱暴に何度も打ちつけられ、しばらくしてロビンの性器がとろとろに潤んでいき、ねっとりと肉と絡み合う。
いつしかぬぷぬぷといやらしい音が、擦れるたびに部屋中に鳴り響いていた。
伴って快感もまたじわじわと競りあがってくる。
腹筋や背筋、強靭に作られた男の身体は、自在にペニスを小刻みに膣内で蠢かし、掻き回す。
痛いくらいの激しい性器の汚し合い。じゅぷ、じゅぷとどちらのものともいえない体液が
決して交わることのない未来の変わりに、交わり溶け合っていく。



男は私を一度も傷つけようとはしない。
計画を遂行し、海列車にのりこんだ。
海賊たちが、私を助けようと、私を苦しめる。
エニエス・ロビーへ辿り着いて、私の凍りついた仮面にヒビが入っても。

退路を塞ぐように、私を映す鏡のように、そこに居る。
そうして私の願いを護るのだ。

何故、私を傷つけないの?

そう尋ねることは許されない。

許されない、ルッチ、あなたも。


恐れもせず、私に酷い仕打ちをする、船長、ルフィ

自分を重ねて、私を傷つけない、正義の名を背負う、ルッチ
自分を重ねて、あなたを傷つけない、悪魔の子として生きる、私

ああ、きっと、私たち、解放、されてしまうのに、麦藁の、あの子に。