女を縄で縛って遊ぶSM緊縛Wiki

                         
文部科学省非推薦図書



悪の僧窟 後日譚

未亡人の憂鬱


原作・絵 nawashi

脚本・構成 嶋文吾

関西言葉監修 京太郎






京都吉田山に近い北小路家の屋敷の庭は、秋の深まりとともに紅葉が色づき、緑の芝生と晴れた青い秋空に一段とその美しさを際差たせていた。
あの忌まわしい事件以来、女のところには菩提寺の住職からも毒島からも何の連絡もない。日常生活に戻れた安堵感に女の緊張も徐々に和らいでいった。

北小路家は、先代からの執事と三人のメイドが交代で詰めていた。夫の没後は訪ねてくる人もなくなり、使用人も所在無げな様子だったので、住み込みから通いの勤務に切り替えた。執事は平日に通いで勤務、メイドも週末は休みをとらせた。女は、週末だけは他人の目を意識する生活から解放された。


ピンポーン・・・
晴れた土曜日の午後、外門のチャイムが鳴った。
こんな時分に誰かしら、メイドがいないので女がインターホンにでると、
「わしや、毒島や、門開けてくれるか?」
女は動揺した。
来るべきものが来た、ああ、あの日のことは全部夢だったらよかったのに。
ピンポーン・・・
「早よ開けてんか。人目につくわ」
女は渋々、外門の自動ゲートの開ボタンを押した。
重厚な門が開くと、毒島は車を中に乗り入れた。
砂利道を走って車寄せに着けると、女はすでにそこに立って待っていた。

「いやあ、広い敷地やな、これやったらゴルフもできるな」
「いらっしゃいませ」
女は丁重に頭を下げた。
「いや、近くまで来たついでに、あれからどないしているかと思てな。元気そうでなによりや」
毒島は勝手に玄関のドアを開けると中に入っていった。
「あのちょっと、御用の向きは?」
「何言うてんねん、あんたとわしの仲やないか。心配になって見に来ただけや」




靴を脱いでずかずかと上がりこむ。
女は慌てて後を追った。
「豪勢な家やな。さすがは北小路家や。おい、どっちへ行ったらええねん」
「右の両開きのドアが客間でございます」
「そうか、うわっ、また大きな部屋やな」
天井の高い広々とした客間だった。革張りのソファが20脚ほど置いてあり、曇り一つない大きな窓から庭の紅葉が一望のもとに見渡せた。
女はドアを閉めると、厨房へ下がって飲み物を用意した。

お茶を運んできた女に、
「あれから何の連絡もないさかい、どこぞカラダの具合でも悪いんかと思うてな」
「ご心配かけて申し訳ございません。私はこの通り大丈夫でございます」
「そんなら、よかった。それにしてもそうやって黒のドレス着てるとむちゃくちゃセクシーやな。おっぱいの膨らみがたまらん。エロ坊主が狂ったのもわからんではないわ」
「はい?」



お茶をグッと一口飲むと、
「いや、それでな、この前はあんたの頼みを聞いて、あのエロ坊主のところから助け出したやろ」
「その節は、ほんとうにありがとうございました。おかげさまで助かりました・・・」
「だからや、この前はあんたの頼みを聞いて危ない橋を渡ったんや。そやから今度はわしの頼みを聞いて欲しいんや」
「どのようにすればよろしいので?」
「ちょっと言いにくいんやけどな」
「あの失礼ですが、お金でしたら仰っていただければご用立ていたします」

さすがの毒島も厶っとした。
「あのな、うちはあんたんとこみたいに大金持ちやないけど、金の無心をするほど落ちぶれてはおらんで」
「これはたいへん失礼をいたしました。そんなつもりで申し上げたのではごさいません。どうぞ、お気を悪くなされませんよう」

「わしの頼みはこれや」
ボストンバッグの中から、なにやら取り出すと女の前にドサッと投げ出した。
「これは・・・・」
「そや、縄や。これであんたを縛りたいんや。あの日からあんたが縄で縛られている姿が目に焼き付いて困っとるんや。もう一度縛らせてもらいたいんや。嫌とは言わさへんで」






毒島はすばやく女の背後に廻ると、女の両手をつかんで後ろ手に捩じ上げた。
「ちょっと待って、お願い」
「今日は使用人が誰もおらんことはわかっとる。全部調査済みや」
「嫌っ、離して」
両手首を縄で縛ると、黒いドレスの上から女のカラダに縄を掛けていく。
女の肉の膨らみとくびれが縄で卑猥に強調された。
「だめっ、縛らないで」
「へっへ、このために危ない橋を渡ったんや。いまさらダメもイヤもないで」
「お願いです、縄を解いてください」
「服の上から縛っただけやろが。この前みたいに素っ裸で縛られたいんか?」



 



服の上からギッチリ縛られた女は
「これでは、毒島様もご住職と同じではありませんか?」
「あんなエロ坊主と一緒にしてくれるな。わしはあんたと楽しみたいだけや。見世物にしたりはせえへん。わしの女になってくれたらそれでええんや」
「私はまだ亡き夫の喪も明けてないんですよ。それをこんな無体な」
「亡くなった旦那はんもあんたがこうやって喜んでたら成仏できるやろ」
「そんな無茶な」
「どれ、どんだけ喜んでるか、ちょっと見てみよか」
「それにしても こんなだだっ広い部屋やとムードも何もあらへんな。あんたの部屋へ案内してんか」
「エッ?」
「そやからあんたの部屋。二階やろ。さっさと歩かんかい」
毒島は女の縄尻を取ると尻を叩きながら客間を出て正面にある階段を上がらせた。
「うわっ、二階もまたぎょうさん部屋があるな」
廊下の一番奥まった突き当たりにドアが向かい合わせに二枚あった。女はその前で立ち止まると俯向いたまま動かない。
「ここがあんたの寝室か。ほな向かいの部屋は?」
「・・・・・・主人の部屋です」
「へぇー、夫婦別々に寝とったんか。それやったら、あんた寂しかったやろ。独りで慰めてたんか?」
「はい?」


 


毒島は はたと思いついたように、
「気が変わった。こっちの旦那さんの部屋がええわ」
女は気が動転した。夫の部屋は用事で呼ばれたとき以外は、彼女も入ったことがない。夫が失くなったあとも部屋は生前のままにしてあった。
毒島は無造作にドアを開けると、縄尻を引いて女を引き摺りこんだ。
「やめてっ!この部屋はだめ」
そんなことで後に引くような毒島ではない。
「かまへんやないか。旦那さんもどこかで見てはるかもしれへんしな」

毒島は女の足に縄を結ぶと高々と引上げて、大きく広がった女の股間に頭を突っ込む。
「なんや、すっかりネチョネチョやないか」
「あんたがいくら澄ました顔しても、オメコは正直なもんや」
女は唇を噛みながら羞恥に震えた。
亡き夫の寝室で、他の男に凌辱されるという言うに言われぬ罪悪感とおぞましさに身の毛がよだつ思いだったが、そんな女の心の奥底に、寺で覚えた縄と肉の快楽を求める悪魔が潜んでいるとは、女自身もまだ気がつかなかった。


 


毒島は指で女の下唇をグイと広げた。そして腰に巻き付けた縄を股に潜らせ 割れ目にしっかりと埋め込むと ゆっくりと前後に揺すり始めた。
「そんなことダメ。アァッ いや、止めて」
「フフッ、思い出したやろ。寺で自分から腰揺すってええ思いしたことを」
肉の割れ目に咥えこんだ縄をゆるゆると動かす、と思うとピタリと止めた。
「ああん、ダメ」
「どっちやねん?動かしてもダメ、止めてもダメ。わしはどないしたらええねん」
「・・・・」

女は口が裂けてもどうしてほしいとは言えない。
毒島は何くわぬ顔で縄尻を握ったまま知らん顔を決め込む。
女の我慢が限界に達した。
「お願いです。意地悪しないで」
「わしはあんたに親切にしたことあっても意地悪したことあらへん。どないして欲しいんや?」
「縄で・・・縄で虐めて」
毒島は得たりとほくそ笑んだ。
『ついにこのお高くとまった女がおねだりしよった。これやから縄遊びはやめられへん』

女の肉が咥えた縄を再びゆるゆる動かし始めた。最初は弱く、それからだんだん強くするとピタッと止める。
女は生殺しにされているようなものだった。
「ひと思いに・・・」
言い終わらぬうちに女は腰を激しく前後に動かし始めた。片足を吊られた不自由な姿勢で腰をくねらせ縄を貪る女を見て
「そうや、フフフ。これが北小路夫人のほんまの姿や」
勝ち誇ったように毒島が笑った。


 


吊った縄をほどいて女をベッドの上に座らせると、毒島は自分もズボンを脱いだ。
『あなた、赦して』
女は観念した。縄で縛られて抵抗する術もなく、助けを呼ぶ相手もいない。


日が傾くまで、何度犯されたことだろう。
飽くことのない毒島の肉欲に、女のカラダは今まで経験したことがない肉の反応を示した。
「ああ、こんなこと」
女は満たされた自分の肉の余韻に深いため息を漏らした。



 



「どや、よかったやろ」
「考えてみたら、あんたも気の毒やな。金は掃いて捨てるほどある、名門北小路家という名誉もある、けど女の悦びを知らんかった。亡くなった旦那さんも罪作りやな。あんたみたいなええ女を放ったらかしにして」

女の縄を解くと、
「大汗かいた。シャワー浴びよか」
「一緒に来るんや」
女の手を引くとシャワー室に入った。
「カラダ洗え」
女は言われるまま、男のカラダをシャボンで洗い始める。明るいシャワー室で生まれて初めて見る男のカラダだった。
シャボンまみれのまま、女はまた犯された。
女の肉は素直に反応した。
「ああ、私ったらこんなに淫らになって」
そう考える間もなく、奥まで突き上げられて頭の中が真っ白になった。
「アッァァァ、逝きます」



 



シャワー室から出ると、
「ああ、さっぱりしたわ。あんたもスッキリしたやろ、いろんな意味で」
毒島はカラカラと笑うと、
「腹減ったな。何か食べに行こか。この前の店どうや。あそこの女将があんたのこと、エライ別嬪やって褒めとったで。近寄り難い気品がある言うてベタ褒めや」
毒島のことをいつもボンボン扱いするあの女将の鼻を明かしてやったことが、愉快この上なかった。

女が京友禅の着物に着替えると、毒島のメルセデスで店に向かった


店に着くと女将が上がり口で三つ指ついて出迎えた。
「毒島様、ようこそお越し下さいました。まあ先日のお連れ様も。さっ、どうぞお上がりやす」
女将は女の顔を見ると愛想のいい笑顔で出迎えた。
「ここの女将も別嬪やろ」
四十を少し越えた美しい細面の女将を見ながら毒島が女に言うと、
「何を仰いますやら。綺麗なお連れ様の前で、冷や汗出るようなこと堪忍しておくれやす」

そう言いながらも、女将は女の品定めするように素早く目を走らせた。
『毒島はんが今までに連れてきた女たちとは格の違う女や。立ち居振る舞いといい貫禄といい、どこぞの名家の女に違いない』
職業柄、多くの女を見てきた女将の目は即座に女の素性を見破っていた。
『それに、この前は喪服で殺伐としたお顔してはったけど、今日はまるで別人のような輝くお顔。お召になってはる京友禅も逸品やわ』

そんな女将の探るような目線などまったく意に介する様子もなく、女は鷹揚に会釈を返した。
「よろしゅう」
女将は、そんな女の所作を見て、自分の見立てに間違いがないと確信した。




女将に案内されて磨き上げた廊下を奥に進むと、ガラス戸越しに手入れの行き届いた庭園が見える。夕闇に暮れていく庭を眺めながら、女は自分に言い聞かせるように呟いた。
『これでいいんだわ。今日が私の新しい人生の始まり。もう誰も頼らない、怖れない。私は北小路家の女当主として私の好きなように生きていくわ』
夫の亡き後、心の拠り所を見失っていた女は、今はっきりと自分が生きていく方向を見定めた。

「結構なお庭ですこと」
女の凛とした声に女将は恐縮した。
「畏れいります」

庭の鹿威し(ししおどし)が かーんと響いた。









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