オリロンパwiki - ガガガロンパ チャプター2 学級裁判
528 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/02(水) 23:06:03.52 ID:LK7znzQq0
加賀「…」

始まる。始まってはいけない、裁判が。

顔を見渡しても、誰が犯人かなんて分かりようがない。

…そんなのは最初から判っていた筈だのに。


犯人を暴く、ということは誰かが死ぬ可能性が高い、ということになる。

自らの命を守るために、暴く。

合理的なようにそれは思えても、やはりその末路は非道である。

加賀「…やっぱり悪趣味だよ」

誰に言うでもなく呟く。




事件を紐解く。それがただ、今私に出来ること。

529 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/02(水) 23:19:52.44 ID:LK7znzQq0
  議論開始


コトダマ
【モノクマファイル02】
【ピアノ線の血痕】
【現場検証】
【書庫整理】
【打ち捨てられたドライバー】


新島「…議論を始めましょう」

大江「『国大君と典羽矢君』は『書庫』で殺されてた…んだったよね?」

露寺「…ていうかなんで書庫だったんだろ、別にそうである必要なかったよね?」

芦本「そんなものは犯人に聞け…」

露寺「だって別に『何かしてた』訳じゃないんでしょ?ますます訳判んないじゃん」

狭野「あれじゃね?敢えて人目の付かない場所でやれば発見が遅れると思ったとか」

イモニア「その結果…確かに死亡推定時刻からファインドまで『テンアワー』は経過していたネ」

不知火「みつかっちゃったらぜんぜんいみないのに…」

芦本「…見つかる見つからないよりも『残虐性』を意識した所為かも知れんな」





加賀(あの発言にはおかしな点がある…)

↓1 論破する発言とコトダマを選択

530 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/03(木) 02:00:15.96 ID:iTrKmPSOO
『何かしてた』←【書庫整理】

531 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/03(木) 23:05:23.93 ID:LahdmN8w0
コトダマ【書庫整理】

露寺「だって別に『何かしてた』訳じゃないんでしょ?ますます訳判んないじゃん」



加賀「それは違う…!」

露寺「違う?何が?」

加賀「何もしてなかった訳じゃないよ」

露寺「…?」

加賀「昨日…書庫を因幡君、イモニア君、城須賀君、紡さんの四人で片付けていた…」

加賀「だから何もしてなかった、ってのはおかしいの」

露寺「…え、そんなことしてたの?」

加賀「…だよね、紡さん」

紡「う…うん…国大君に頼まれて…」

露寺「他の二人も頼まれたの?」

イモニア「Yeah…別にディナイする理由もないしネ…」

城須賀「僕も…断る理由は無かったですし…」

露寺「…なるほどねぇ」

532 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/03(木) 23:18:27.93 ID:LahdmN8w0
コトダマ
【台車に繫がれたピアノ線】
【金属扉の殴打痕】
【現場検証】
【赤黒く染まった生物図鑑】
【ピアノ線の血痕】



亜堂「書庫で国大さんは片付けをしていたってのは事実か…」

亜堂「にしてもどうやって国大さんを?」

芦本「…『何も無しに』因幡を拘束したとは考えがたいな…」

不知火「つよそうだもんね」

新島「…例えば、『薬品か何か』で眠らせた上で拘束したという線があるわね」

樫月「『棚に頭を打ち付けて』気絶させた…?」

城須賀「『何か固い物…書庫だから本』か何かで…」

紡「確か書庫にあった…『ロープで首を絞めて』…とか…」



加賀(この中なら、あの人の意見が一番可能性が高い…)

↓1 賛同する意見とコトダマを選択

533 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/03(木) 23:36:14.62 ID:rzjYkObP0
『何か固い物…書庫だから本』【赤黒く染まった生物図鑑】

534 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/04(金) 00:01:23.81 ID:AxJfE9ro0
コトダマ【赤黒く染まった生物図鑑】
城須賀「『何か固い物…書庫だから本』か何かで…」



加賀「…私もそう思う…」

城須賀「やっぱり…そうですかね」

大江「レベル1でも物理で殴ったってことかー…」

狭野「そう言える証拠でもあんの?」

加賀「…書庫には生物図鑑があって…」

狭野「そりゃ書庫だからあるっしょ」

加賀「…遮んないで。その生物図鑑には…血かどうか分かんないけど、赤黒い液体が付着していたの」

狭野「怒られたー…」

紡「でも…それが血だって断定できてない…よね…?」

加賀「…それだけじゃない、近くに血溜まりもあって…」

狭野「…それならまあ決まりか」

芦本「つまり…衝動的な犯行の線が強まるな」

新島「そうね…その場にある物を使っている以上、因幡君の死はイレギュラーだった可能性も視野に入れる必要があるわね」

535 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/04(金) 00:08:22.83 ID:AxJfE9ro0
コトダマ
【死体状況:飯田】
【足に結ばれた本の束】
【エレベータの稼働範囲】
【ピアノ線の血痕】
【死体発見のアナウンスの条件】



イモニア「カーペンターの死がイレギュラー…So、ノリの死も?」

芦本「その可能性を探るにはまず飯田に議論を移さねばならぬ」

不知火「ノリもクニといっしょで『しょこ』でしんでたんだよね…」

大江「『凶器不明』だっけ?尤も『刺傷』があるから『鋭利な物』であることは間違いないと思うけどね」

樫月「『タンクトップに血も』付着してましたしね」

狭野「『背後から』『壁際に追い込んで』グサッたんでしょ?それ、なんつーか壁ドンじゃなくて壁グサだよねー」

芦本「…不謹慎だぞ」

狭野「不謹慎も何も事実言ってるだけじゃん?」


加賀(あの人の発言は…状況から鑑みて不可解だ…)

↓1 論破する発言とコトダマを選択


536 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/04(金) 00:10:18.45 ID:YVoON+BB0
『壁際に追い込んで』【死体状況:飯田】

537 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/04(金) 00:21:07.56 ID:AxJfE9ro0
コトダマ【死体状況:飯田】
狭野「背後から『壁際に追い込んで』グサッたんでしょ?それ、なんつーか壁ドンじゃなくて壁グサだよねー」



加賀「それは違う…!」

狭野「は?何が違うの」

加賀「確かに飯田君は背後から襲われたと考えた方がいい…」

狭野「なら…」

加賀「でも…壁際に追い込んだ、というのは考えにくい」

狭野「何で?」

加賀「遺体の状況を見ればそれは明白…」

加賀「飯田君は壁の方に頭を向けてはいたけれど、壁自体からは離れていたの」

加賀「それに…背後から壁際に追い込む、というのは若干考えにくい」

加賀「壁際で刺されたのなら、俯せではなく仰向けになるはず」

露寺「あー…確かにねぇ。靴にも摩擦はあるし、だったらモーメント的に後ろにいくね」

狭野「なるほど…」

538 : 今日この辺で終わるかも知れません ◆MHdQKyTE3k  2016/11/04(金) 00:35:54.53 ID:AxJfE9ro0
コトダマ
【固く結ばれたロープ】
【工具セットの中身の差異】
【書庫整理】
【モノクマファイル2】
【台車に繫がれたピアノ線】



亜堂「ということは、典羽矢さんに関しては『衝動殺人』の線は薄い訳か」

城須賀「でも…どうして犯人は因幡さんを拘束したんですかね」

芦本「…『残虐性』の為だろう。ないし『何処にも逃がさぬ為か』」

芦本「…モノクマのポイントとやらの弊害に過ぎん」

樫月「しかし、拘束はよろしくないかと…」

新島「拘束も立派な手段よ…ご丁寧に『猿轡』までされてるんだから」

新島「まるで人質ね」

大江「…でもさ、拘束されてたとしても、国大君の『力を以てすれば解けた』んじゃ…」

新島「仮にそうだとしたら、犯人は相当な下手を打ったことになるわね」



加賀(…あの人の発言は私の知る限りの情報にそぐわない…)

↓1 論破する発言とコトダマを選択

539 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/04(金) 00:50:31.44 ID:YVoON+BB0
『力を以てすれば解けた』【固く結ばれたロープ】

540 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/04(金) 23:47:19.91 ID:AxJfE9ro0
コトダマ【固く結ばれたロープ】
大江「…でもさ、拘束されてたとしても、国大君の『力を以てすれば解けた』んじゃ…」




加賀「それは…無理ね」

大江「無理?国大君の力を以てしても?」

加賀「確かに他人が縛られているのを解くのであれば可能な範囲かも知れない」

加賀「でも考えてみてよ…因幡君は後ろ手に縛られていた」

加賀「…そもそも私が解いてみようとしても解けるような緩さじゃなかったんだよ」

大江「まあ…確かに後ろじゃ解きようがないか…そんなに固かったの?」

加賀「結構…」

芦本「…そもそも拘束を解く、という発想がナンセンス過ぎる」

芦本「因幡の腕力を過信しすぎだ」

大江「…なんかごめん」

541 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/05(土) 00:00:50.86 ID:agbcrXsO0
コトダマ
【モノクマファイル02】
【打ち捨てられたドライバー】
【金属扉の殴打痕】
【現場検証】
【書庫整理】



狭野「被害者が二人いるとコロコロ議題が変わって面倒くさくない?」

狭野「んで次はハヤ、と」

芦本「…ならば飯田を殺害する際用いられた凶器の特定をするべきか」

大江「鋭利な物、ってのは間違いない…『ペティナイフ』?」

紡「ベタに…『筆記具』か何かで…」

不知火「あー…『せんまいどおし』とか」

亜堂「『工具セット』辺りも怪しいっちゃ怪しいけど…流石に足が付くか?」

イモニア「So…アイシクル…もとい『氷柱』ならば足は付きませんネ」



加賀(考えられるのは、あの人の意見一択…!)

↓1 賛同する発言とコトダマを選択

542 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/05(土) 00:25:12.84 ID:B3tWvh7d0
『工具セット』【打ち捨てられたドライバー

543 : 今日ここまで ◆MHdQKyTE3k  2016/11/05(土) 00:38:27.97 ID:agbcrXsO0
コトダマ【打ち捨てられたドライバー】
亜堂「『工具セット』辺りも怪しいっちゃ怪しいけど…流石に足が付くか?」




加賀「それに違いない…!」

芦本「…断定するということは何らかの証拠がある、ということだな?」

加賀「うん…現場となった書庫の棚の下に」

加賀「血の付いたドライバーがあったの」

露寺「あ、それはあたしも確認したから。証人二人」

紡「で、でも…もしそれが偽装工作だとしたら…」

亜堂「確かに…別の凶器で刺殺してから、フェイクの為にドライバーを使った可能性も…」

加賀「それは…有り得ない」

新島「有り得ない?」

加賀「…そうだよね、露寺さん」

露寺「うんうん、それは有り得ないね。なんてったってノリやんの背の傷口の径はドライバーにほぼ一致していたし」

露寺「流石に犯人に開けた穴を埋める超能力みたいなのがあるとは到底思えないし、ドライバーより細い物、というと千枚通しはそうだけど…」

露寺「正直千枚通しの丈じゃ一発で心臓まで持ってけるかは微妙なとこだし」

露寺「他に傷はなかったから、まあ…そういうことと見なして良いと思う」

544 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/05(土) 20:52:26.17 ID:agbcrXsO0
コトダマ
【台車に繫がれたピアノ線】
【固く結ばれたロープ】
【○○のドライバー】
【現場検証】
【死体発見アナウンスの条件】



狭野「はい次ナバ!」

芦本「おい」

狭野「なんだよ!」

芦本「何故にお前が仕切る…!」

狭野「予定調和だろどーせ!話す気満々だったくせして!」

芦本「お前が仕切って良い理由にはならぬ!」

新島「痴話喧嘩は向こうでやって頂戴!…因幡君の頸部について議論するわ」

紡「切断…されてた…あれ…?」

新島「ええ…何を以て切断されたのか、それを議論するわ」

城須賀「えっと…あれって『斧で』切り落としたんじゃ…」

イモニア「…『チェーンソー』?」

不知火「『ほーちょー』!」

大江「怖いこと言わないでよ真理華ちゃん…あ、ロールケーキを紐で綺麗に切ることはあるけど、流石に『紐状』の物はないか…」

亜堂「あ、『レーザー』とか?」



加賀(意見が錯乱してる…でも答えはあれしかない!)

↓ 賛同する発言と使用するコトダマを"上記"から選択

545 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/05(土) 20:56:58.44 ID:4y6iqFFm0
『紐状』に【台車に繫がれたピアノ線】

546 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/05(土) 21:33:06.59 ID:agbcrXsO0
コトダマ【台車に繫がれたピアノ線】
大江「流石に『紐状』の物はないか…」



加賀「…いや、あり得る!」

大江「えっ!?あり得るの!?」

加賀「現場には…斧も、チェーンソーも、包丁も…ましてやレーザーなんてなかった」

亜堂「レーザーは別に持ち去れるだろ」

新島「普通に考えて…レーザーなら切断部に焼け焦げが残るはずよ」

新島「そのような記述はモノクマファイルには見られなかった、つまりそういうことよ」

亜堂「何か腑に落ちねぇな」

加賀「…ただ紐状の物なら…因幡君が書庫整理に使うために持ってきていたロープもある」

亜堂「流石にロープで首は切れねぇだろ」

加賀「…ピアノ線もある」

加賀「しかも台車に繫がれていた状態で、だよ?」

亜堂「あー…そう来るか」




イモニア「…Why?悪いけどコンセントはしかねますネ」

547 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/05(土) 21:50:00.03 ID:agbcrXsO0
コトダマ
【死体状況:飯田】
【工具セットの中身の差異】
【書庫整理】
【ピアノ線の血痕】
【モノクマファイル02】




イモニア「台車にピアノ線が繫がれていた…?Yeah、I see it…」

イモニア「But…why?それがフェイクだと考えない?」

イモニア「そもそもピアノ線でボディーを切断するなど常人には考えがたきことネ」

イモニア「勿論書庫整理の時確かにピアノ線はあった、それは違いない」

イモニア「でも…elevatorの中の台車と…書庫の中のCorpseを結びつける要素は?何もないネそんなもの」

イモニア「何故Youはそれを勝手に結びつける?Because…you are criminal,aren't you?」

イモニア『If you have any evidences,please present!』

イモニア「...Does it make sense?」



加賀(この反論は斬って出る…!)

↓1 コトダマを選択

548 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/05(土) 21:56:00.82 ID:4y6iqFFm0
【ピアノ線の血痕】

549 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/05(土) 23:34:53.83 ID:agbcrXsO0
コトダマ【ピアノ線の血痕】


加賀「…この証拠で斬って出る!」




加賀「…証拠ならあるよ」

イモニア「Umm?」

加賀「台車に繫がれていたピアノ線…先っぽが輪っか状になってたの」

イモニア「…それで?」

何かすごい喧嘩腰だな…。

加賀「その先端にはね…血が付着していたの」

加賀「これってさ…十分な証拠になり得ると思わない?」

加賀「因幡君をこのピアノ線を使って殺害した十分な証拠に」

イモニア「…」

新島「…これを頸部に掛けて何らかの強い外力の下引っ張ったなら…当然血痕も付くでしょう」

新島「何らかの外力の中身の特定は出来ていないけれど」

イモニア「Ah...I see,I see...」

加賀「納得してもらえた?」

イモニア「オーケー、オーケー」


550 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/05(土) 23:54:05.29 ID:agbcrXsO0
コトダマ
【足に結ばれた本の束】
【異常のないエレベータ内】
【○○のドライバー】
【工具セットの中身の差異】
【モノクマファイル02】


狭野「で?次はまたハヤ?」

芦本「いや…まだ因幡について議論を続ける。お前は黙っていろ」

狭野「んだよそれ」

不知火「ユッチしずかに」

狭野「えー…ヌイヌイまでそれ言うの?」

新島「無視しましょう…因幡君は『拘束された』状態で発見された」

大江「拘束する意味なんてあったのかな?」

芦本「似たような内容は先に議論した筈だ…」

大江「手についてはしたけどね?」

露寺「あー、足はまだか。手を拘束してる時点で『その場から逃げられない』のは自明だしねぇ」

芦本「扉が完全に閉まらない可能性も考慮すべきだ」

樫月「だから…『別のロープで国大さんの体を上部で固定した』…」

亜堂「そうすることで逃げられるのを避けたってことか?ただでさえ逃げらんねぇのに」

城須賀「『首にピアノ線が』巻かれたのなら、その衝撃を緩和するために何かやれるかもしれませんし…」

城須賀「そういう『延命行動』すら阻止したかったのかもしれません…」

亜堂「ホント趣味悪いな…」




加賀(あの発言には穴がある…)

↓1 論破する発言とコトダマを選択

551 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 00:40:04.87 ID:P692JD8U0
『別のロープで国大さんの体を上部で固定した』【足に結ばれた本の束】

552 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 00:58:38.42 ID:ssb1NvA90
コトダマ【足に結ばれた本の束】
樫月「だから…『別のロープで国大さんの体を上部で固定した』…」



加賀「それはおかしいよ…!」

樫月「おかしい…ですか?」

加賀「うん…因幡君の体はロープで上の方に固定されていた訳じゃない」

加賀「足元に本…多分書庫の物だと思うんだけど、それを幾冊か積んで縛った上で結ばれてたの」

加賀「因幡君の遺体の位置が高かったのはそのせいだよ」

樫月「…本を積んだ?」

加賀「そう、分厚い本を中心に…多分因幡君が処分する予定で纏めてた物だと思う」

樫月「成る程…では、何故にそのように犯人はしたのですか?」

加賀「えっ?」

樫月「意味もなくそのような労力を割く必要はありませんよね。でしたら…何か理由があるはず」

樫月「理由なき犯行にしては不可解ですし、偽装工作として考えても何の役にも立っていません」

樫月「…何故に、と思いますか?」

加賀「えっと…」






A.ドア の ○ょう○○○ が 壊れないようにするため








↓1 ○に入る適切な文字

553 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 01:11:45.40 ID:P692JD8U0
ち つがい

554 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 01:17:58.88 ID:ssb1NvA90
加賀「それは…」

加賀「ドアのちょうつがいが壊れないようにするため…かな?」

加賀「もしあの蝶番が壊れちゃったら…ドアも外れちゃうだろうから」

加賀「そうすると…因幡君を殺めるには不足すぎる」

加賀「本で固定してしまえば…どう行くにしても、蝶番に当たる可能性は下がる」

加賀「先に首が刎ねられるか…大きすぎる外力で足が折れるか…」

加賀「固定しなかった場合そうも行かないから、ね」

樫月「…成る程」

樫月「ご名答…かどうかは、私ではなく犯人が一番知っているのでしょう」

555 : 今日ここまでかも知れません ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 01:24:45.22 ID:ssb1NvA90
コトダマ
【エレベータの稼働範囲】
【現場検証】
【金属扉の殴打痕】
【異常のないエレベータ内部】
【モノクマファイル02】



芦本「…蝶番が壊れる、か…その発想は無かったな」

新島「…つまり、『ピアノ線は扉の隙間から』出入りしていた、という仮説が有力になるわね」

城須賀「蝶番って…そうそう簡単に壊れる物なんですか…?」

新島「現実的に考えたことはないけれど…その可能性はゼロとは言えないわね」

亜堂「あ、だったら『ピアノ線と台車』が良い感じに結びつくな…『エレベータも』何か関わってきそうな感じ」

芦本「…つまり台車はエレベータごと『下の階に』下ろして…因幡は殺害されたということで決まりか」

大江「…あっ、てことは一階でボタン押して決行したってこと…?それなら不自然じゃない…よね」

大江「尤も犯行は『夜時間』だし人目に付くことはなかったかもしれないけど」




加賀(あの人の発言は…知っている情報と照らし合わせると違和感がある…)

↓1 論破する発言"一つ"とコトダマ"二弾"を選択

556 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 01:37:42.45 ID:P692JD8U0
『下の階に』【エレベータの稼働範囲】【金属扉の殴打痕】

557 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 08:05:10.33 ID:ssb1NvA90
コトダマ【エレベーターの稼働範囲】
芦本「…つまり台車はエレベータごと『下の階に』下ろして…因幡は殺害されたということで決まりか」


加賀「それは違う!」

芦本「…違う?何故そうなる?エレベーターは一階と二階間を行き来するものだろう?」

加賀「確かに…降り立つという点ではそう。でも…」

加賀「…三階より上にも上がれるのよ。先に進めやしないけどね」

芦本「…上がれるのか」

狭野「とんだ欠陥品じゃんそれ」

芦本「…だがそれだけでは上に上げて使った証拠には足りぬ…」

加賀「金属扉の凹みがきっとそのことを証明してくれるはずだよ」

芦本「凹み?…どう例証する」

加賀「上に引きずられたときに体の重みがかかって…」

芦本「それほど大きな圧力がかかったのなら俺とて気付くはずだ。話しぶりから大きいものと思われても、気付かなかったということは実際小さかったのだろう?ならばその理論は適用できぬ」

加賀(何か間違えたのかな…だったら…)

↓1 コトダマを選択

558 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 08:23:44.28 ID:lMWsUftI0
【異常のないエレベータ内部】

559 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 09:26:16.18 ID:ssb1NvA90
コトダマ【異常のないエレベータ内部】


加賀「…これだ!」


加賀「一階に下ろして使われた可能性が低くなる証拠はある!」

芦本「…何だ?」

加賀「エレベーターの内部には…傷一つ無かったのよ」

芦本「…それが何を示す?」

加賀「考えてみてよ…もしエレベーターが下ろされて使われたのなら…」

加賀「…首が切れる前に液晶に台車が当たって傷が付くか…」

芦本「…成る程な、切れた衝撃で地面に強く叩きつけられるため」

芦本「『傷一つ無い』に反する訳か」

芦本「やや強引な推理ではあるが…大きな矛盾を生ずる訳でもなし」

芦本「三階以降に上げて使われたと考えるには十分な要素だな」

560 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 09:58:21.47 ID:ssb1NvA90
コトダマ
【台車に繋がれたピアノ線】
【打ち捨てられたドライバー】
【工具セットの中身の差異】
【金属扉の殴打痕】
【モノクマファイル02】



狭野「で、次は?」

芦本「黙っていろと言った筈だ」

新島「…因幡君の状況を整理しましょう」

新島「犯人に『後頭部を殴られた後』」

新島「『因幡君自身が持ってきた』『ロープ』で『拘束され』」

新島「そして『ピアノ線』で殺害された」

城須賀「その点って…断定しちゃっていいんでしょうか?」

新島「というと?」

城須賀「順番が…逆かもしれませんよ」

城須賀「『既に撲殺…いえ、殴られたことで出血死』した後に切断…されたかもしれません」

城須賀「血だまりがある説明にもなりますしね…」



加賀(少し妙な発言が…状況と合っていない!)

↓1 論破する発言とコトダマを選択

561 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 10:44:29.51 ID:lMWsUftI0
『既に撲殺…いえ、殴られたことで出血死』に【モノクマファイル02】

562 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 11:37:23.25 ID:ssb1NvA90
城須賀「『既に撲殺…いえ、殴られたことで出血死』した後に切断…されたかもしれません」
コトダマ【モノクマファイル02】


加賀「それは違う…!」

城須賀「…違うんですか…?」

加賀「モノクマファイルには出血死、ないし外傷性ショック死と書かれている…」

加賀「確かに血だまりが書庫にはあった…でもそれが殴られたときに生じたものとは…」

城須賀「…でも加賀さん、本には血が付いていたって…」

加賀「それは…」

城須賀「その理論は僕の意見を封殺するに足りませんよね?」

城須賀「殴られて、多量出血した。これは説明になり得ます」

城須賀「足元の血だまりは頭部からの出血と見なすことだってできます」

城須賀「これだけ『見なし』を取れる以上、これらを上回る証拠が必要ですよ…」


加賀(だったら…)

↓1 コトダマを選択(論破する発言は正解です)

563 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 12:02:59.15 ID:P692JD8U0
金属扉の殴打痕

564 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 12:19:49.40 ID:ssb1NvA90
コトダマ【金属扉の殴打痕】


加賀(これだ!)


加賀「因幡君が拘束されていた時点…より正確に言うのなら、彼が首を切断されて息絶えるまで…」

加賀「少なくとも彼の意識は失われていなかった証拠はある」

城須賀「…と言いますと?」

加賀「さっき金属扉に凹みがある、って言った」

加賀「その凹みが…因幡君の抵抗によって付けられた物なら?」

城須賀「…」

加賀「あの扉は確かに硬い、硬いけれども…」

城須賀「…だったら…因幡さんが抵抗したその証拠は?」

城須賀「それがなくては机上の空論に過ぎませんよ…」

城須賀「…本当は別の何かで殴ってつけたフェイクの可能性だって有るわけですから」

加賀「…その答えは…」


↓1 コトダマを選択

565 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 12:28:49.31 ID:H6HtFAgDO
モノクマファイル02

566 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 14:35:22.73 ID:ssb1NvA90
コトダマ【モノクマファイル02】


加賀「…その答えは…ここにある!」



加賀「…モノクマファイル」

加賀「そこに…因幡君の外傷が書かれている…」

城須賀「頸部切断…要因不明」

城須賀「後頭部に殴打痕有り…凶器特定できず」

城須賀「…両手小指の骨折…要因不明…」

城須賀「…これが何、か…?」

加賀「これと…扉の凹み…」

城須賀「…!まさか…叩いた…!」

加賀「金属扉が破られることはなかった…でも因幡君は自らの死への恐怖によって…」

加賀「無心に扉を殴り続けた…例え…小指が折れようとも…」

加賀「小指の骨折の説明はこうじゃなきゃできないし…」

567 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 15:00:19.54 ID:ssb1NvA90
狭野「…」

芦本「とうとう何も言わなくなったな」

狭野「黙れつったの誰だよ」

芦本「そもそも…何故飯田は俯せになっていたのだ?」

狭野「無視か!」

芦本「まさか端的に『俯せになれ』などと犯人に言われたわけでもあるまい」

狭野「床を舐めろとか?」

芦本「お前の思考回路は常人とかけ離れすぎだ…理解に苦しむ…」

新島「ならば『使役』ね…」

新島「犯人に出来ず飯田君に出来たこと…そしてそれはあの場所である必要があった…」

新島「彼が適任であったかどうか…それは分からないわ、でも…犯人からしてみればそれは最善策だったのかも」

新島「飯田君の警戒心無しに決行したとなれば…」

加賀(あの場所…書庫で…使役…)


1 棚下の何かを取る
2 最上段の本を取る
3 本を整理する


↓1

568 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 15:19:54.41 ID:GGSSnh0C0
2

569 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 15:43:37.74 ID:ssb1NvA90
加賀「書庫だから…例えば最上段の本を取って貰うようにお願いした、とか」

新島「…そうね…その線は有力…他にあるとしたら棚下の物を取るようにお願いされる、というケースだけれど」

露寺「考えにくいよね…ノリやんスポーツマンだけあって腕太かったから手が入んないだろうし」

露寺「そもそも上に誰かが来たら警戒しまくりだし…」

新島「その点…背後からなら怪しまれずに…あくまで比較的にだけれども…接近できる…」

狭野「…え?本取ってって頼まれてグサってこと?…なんつーかすげー無警戒…」

新島「…そこまで考慮する必要は今あるかしら」

大江「そこまでって?」

新島「情の話よ」

新島「…でもこれである程度、犯人の絞り込みが出来るわね…」

加賀「絞り…込み…」



加賀(…なら、状況を加味した上での…犯人の条件は…)


1 飯田より背が低い人物
2 飯田より目が悪い人物
3 飯田より頭の良い人物


↓1

570 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 15:44:19.52 ID:H6HtFAgDO


571 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 16:13:37.46 ID:ssb1NvA90
加賀「…犯人の条件は…飯田君より背の低い人…」

イモニア「…Why?」

加賀「もし飯田君より背が高いなら…本を取って、なんてお願いは不自然になる」

加賀「自分の方が高いのだから自分で取れば良いと飯田君は突っぱねてもおかしくない」

加賀「でも…彼はそうしなかった。自分より背が低い人の頼みなら聞かない訳にはいかない、から…」

芦本「この中で飯田より背が低かったであろう人物は…」

芦本「大江、樫月、城須賀、露寺、加賀、紡、不知火、狭野…絞り込みになっていない…」

亜堂「…詰んでねえか、これ…」

芦本「簡単に諦めるな…!」

亜堂「けど…もう手がかりもないし万策尽きたって言うか…」

亜堂「そりゃ何かあれば別だぜ?」





加賀(…この弾丸で突破口を開く…!)

↓1 発射する"未使用の"コトダマをリスト(>>526)から選択 必要ならば誰かに援助を求めてもよい

572 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 16:32:37.30 ID:lMWsUftI0
○○のドライバーで新島の補佐あり

573 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 16:43:12.12 ID:ssb1NvA90
加賀「まだ…手詰まりなんかじゃない…!」

亜堂「どこに突破口が…!」

加賀「ドライバーは…飯田君を殺害した凶器だったはず…」

亜堂「はぁ?それがなんだよ」

加賀「…新島さん、そろそろ教えてくれてもいい頃でしょ…?」

新島「…」






加賀「ねぇ新島さん、誰のドライバーが無くなってたの?」

574 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 16:52:17.00 ID:ssb1NvA90
新島「…まあ、私が犯人という説はさっきの絞り込みからほぼ無くなったし」

新島「別に私が真犯人を庇う理由も何もない…」

新島「…何故貴女にも伝えなかったか、それはこういうことよ…私への疑いを全て晴らさないと妄言と思われてしまう」

新島「…困れば私に頼る貴女に明かせば、絞り込む前に話してしまいそうで怖かったのよ」

加賀(図星だ…)

新島「…じゃ、ドライバーが無かった人を明かしましょうか…いいのよ?別に今この場で名乗り出てくれても…犯人が一番知っていることでしょうしね」

…誰も声を上げることはない。

新島「そちら側から明かさないのなら…ええ、こちら側から明かすまで…」

新島「これでさっきの八人じゃなかったのなら…本当に迷宮入りだったわ…」













暫しの静寂の後、新島さんが口を開く。

新島「…ねぇ?紡さん」

新島「貴女の工具セットからドライバーは消えていたわ…」

紡「…!」


575 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 17:24:43.69 ID:ssb1NvA90
コトダマ
【工具セットの中身の差異】
【書庫整理】
【現場検証】
【モノクマファイル02】
【金属扉の殴打痕】
【死体発見アナウンスの条件】



紡「ちょ、ちょっと…ちょっと待ってよ!」

新島「待たないわ…事実は決して揺るがない」

紡「いや、待ってって!そもそも…」

新島「そもそも何故言い出さなかったの?それは貴女が犯人であることの裏付けにもなる」

紡「違うよ!だって…『手を挙げたら疑われるのは』間違いない…から…!」

新島「貴女がやっていない証拠でもあるのかしら?それとも弁明?…言ってご覧なさいよ」

紡「…言うよ!だって違うんだから…」

紡「『私のドライバーは…倉庫に置き忘れたのよ…』」

紡「『そ、そのドライバーは…私のじゃない…国大君か典羽矢君のでしょ…!』」

紡「だいたい…私のドライバーがないからって…凶器のドライバーが…私の物ってことには…ならないでしょ…!」



加賀(…切り崩すのみ!)

↓1 

576 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 17:28:14.45 ID:lMWsUftI0
【工具セットの中身の差異】で『そ、そのドライバーは…私のじゃない…国大君か典羽矢君のでしょ…!』

577 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 17:54:42.88 ID:ssb1NvA90
紡「『そ、そのドライバーは…私のじゃない…国大君か典羽矢君のでしょ…!』」
コトダマ【工具セットの中身の差異】


加賀「…それは有り得ないよ」

紡「有り得ない…?どういうこと!?」

加賀「…現場に落ちていたドライバーは…『プラスドライバー』」

加賀「…でもね…男子に支給されていたのは『マイナスドライバー』…」

加賀「その二人のどちらかが紡さんのドライバーを使って自分のところに入れたとしても…残されたドライバーの種別は合わない…」

加賀「勿論貴女のドライバーが倉庫に無いとは断言できない…でも少なくともあのドライバーは…」

加賀「…亡くなった二人の物じゃない!」

紡「…っ!」

578 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 18:18:47.97 ID:ssb1NvA90
コトダマ
【書庫整理】
【現場検証】
【モノクマファイル02】
【金属扉の殴打痕】
【死体発見アナウンスの条件】
【(身体的特徴)】


紡「じゃ…そのドライバーは私のってこと!?」

加賀「そう…それ以外に考えられない…」

新島「他の人の工具セットは開封跡が見られなかった…十分な証拠ね」

紡「ふざ…ふざけないで…ふざけないでよ!」

紡「じゃ、じゃあいいよ、もしその!ドライバーが…私の物だったとしても!」

紡「『それを…私が使った証拠にはなんない!』」

紡「はは…そう…そうよ!誰かが私のドライバーを盗み出して…私をはめたのよ!私に…全て擦り付ける為に!」

芦本「…言い訳がましいな」

不知火「みぐるしい…」

紡「煩い!これは…冤罪よ…冤罪!」


加賀(…逃げ場は作らせない)

↓1 二弾

579 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 18:33:02.46 ID:GGSSnh0C0
【(身体的特徴)】
【書庫整理】

580 : 発言力2 ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 18:51:00.47 ID:ssb1NvA90
加賀「…書庫整理」

紡「書庫整理が…何よ…!」

加賀「書庫整理をしていたのなら…ドライバーを使っていても何らおかしくはない…」

加賀「…そうしてそのまま放置したドライバーで…」

紡「何を…言ってるの…?」

紡「例えそんな事実があっても…それは私が…殺した証拠になんてならない…!」

亜堂「これに関しては俺もそう思うぞ…書庫整理で使ったとしても戻して盗まれたかもしれない、他人が使った可能性を否定できてない」

紡「そうやって…あなたは私に…全部…全部!擦り付けようと…!」



加賀(違う…もっと正確に彼女を追い詰める…弾丸の組み合わせがあるはず!)
↓1

581 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 19:38:15.42 ID:lMWsUftI0
【現場検証】
【(身体的特徴)】


582 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 20:20:17.38 ID:ssb1NvA90
コトダマ【現場検証】 【(身体的特徴)】 ⇒ 【左利き】




加賀「…飯田君の遺体」

加賀「ドライバーで間違いないとは思うけど…凶器が刺さったであろう穴」

加賀「…どうなってたと思う?」

紡「そんなの…私が知ってる訳ないじゃん…!」

加賀「…ねえ、知ってる?」

紡「何を…」

加賀「右腕を振りかぶるときと…左腕を振りかぶるときって軌道が違うんだよ?」

紡「何が…言いたいの…?」

加賀「飯田君の遺体の穴。…心臓を一突きにされてたけど」









加賀「左腕を振りかぶった軌道だったんだよ、紡さん?」

紡「…ぁ…」

加賀「紡さん、左利きでしょ?…これで」

紡「証明完了…?そんな…左ってだけで私を…」

紡「ばかげてる…ばかげてるよみんな…」

583 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 20:26:07.53 ID:ssb1NvA90
コトダマ
【書庫整理】
【モノクマファイル02】
【金属扉の殴打痕】
【死体発見アナウンスの条件】



紡「…とうとう…暴論まで持ち出し始めたよ…」

芦本「…暴論を振り翳しているのは貴様の方だ!」

紡「いい加減に…してよ…!」

紡「やってない…やってないの…!」

亜堂「ホント見苦しいな」

紡「だ、大体左利きなら…誰でもいいんでしょ…!」

紡「じゃ『銀二君は…翼君は』どうなの…!」

亜堂「なんで俺が出てくるんだよ」

城須賀「頑なに…認めようとしませんね…」

紡「元々左利きの人と…左利きを練習してた人…!」

紡「…ねぇ…こんな…可能性がごろごろ転がってるのに…私を…犯人扱いするの…?」

紡「酷いよ…紅香さん…」

紡「私…信じてたのに…」

紡「紅香さんはそんな…人に罪を擦り付ける人じゃないって…!」

紡「…信じてたのに」




加賀(…終わらせる。一発で不足しているのなら"二発"撃つだけ)

↓1 コトダマを"二つ"選択

※現在発言力2

584 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 20:36:17.43 ID:lMWsUftI0
【書庫整理】と【死体発見アナウンスの条件】



585 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 20:45:32.37 ID:ssb1NvA90
加賀「…書庫整理」

紡「さっきから…何…!」

加賀「あなたは…因幡君と書庫整理をしていたから…」

新島「…さっきからどうしたの?周知の事実ばかりを辿って…」

大江「…誤魔化しが効かなくなった…とか?」

加賀「いや…そういう訳じゃ…!」

城須賀「何だか…怪しくなって…」



違う…!ならば…!


↓1 コトダマを"二つ"選択 (片方は正解)
※発言力1 次ミスると終了

586 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/11/06(日) 21:22:03.39 ID:GGSSnh0C0
【死体発見アナウンスの条件】
【モノクマファイル02】

587 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 21:27:22.76 ID:ssb1NvA90
加賀(まさに…背水…!この二弾に賭ける!)



紡「…信じてたのに…!」

加賀「…信じてたのに?…なんて」











加賀「…信じやしないでしょう?」

588 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 21:34:16.96 ID:ssb1NvA90
加賀「もし…城須賀君や亜堂君が犯人だとしたら」

加賀「…一つだけ辻褄が合わない状況になるの」

加賀「…死体発見アナウンス。…あれの条件は」

加賀「…ねぇ、モノクマ?」

モノクマ「うぷぷぷぷ…あれはクロ以外の三人が死体を発見することで流れるのです!」

加賀「…もし…飯田君を…その前に誰かが発見していたのなら」

加賀「それを隠す理由はないはず…」

紡「ふ…二人しか…いない、じゃん…学園長が…嘘を…吐いて…!」

加賀「…モノクマファイル」

加賀「飯田君の死亡推定時刻は昨夜十時三十五分まで」

加賀「対して因幡君の死亡推定時刻は昨夜十時五十五分から」

加賀「…これが示すところは自明、の筈」

加賀「…何故因幡君は殺されたのか、それも説明できるこの顛末…」












加賀「因幡君は倒れた飯田君を見てしまったのよ」

加賀「だから死体を発見したのは因幡君、亜堂君、城須賀君で三人、これで条件を満たす」

加賀「あなたは恐らく隅に隠れて様子をうかがっていた…そしてバレたと思い"衝動的に"因幡君を殴った」

加賀「…後は皆の知っての通り…違う?」

紡「…」









紡「あーあ、バレちゃったか…」

589 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 23:12:52.97 ID:ssb1NvA90
加賀「…じゃやっぱり…」

紡「…もう…言い逃れできないし…」

露寺「…嘘…でしょ…ムギちゃん…」

加賀「…何で…」

紡「…お金が必要だった」

紡「…二人は知ってるでしょ、この包帯の下のこと」

紡「…夢を叶えるにも…お金がいる…気付いてたけど」

紡「それに…聞きたいこともあったから…」

露寺「…ねぇ…あたし…ここから無事に出られたら…手首…治してあげるって…ちゃんと…綺麗にしてあげるって言ったよ…?」

露寺「ムギちゃん…どうして…?」

紡「…無事に出られる…確証なんてなかった…」

紡「…そんなの夢の…また…夢だって…」

露寺「うそ…うそ…ムギちゃん…嘘って言ってよ…!」

紡「…ごめん、ね」

露寺「いや…ねえ…ねえってば…!」



モノクマ「うぷぷぷぷぷ…!クロがしっかりと罪を認めたところで投票タイムだよ!手元のボタンをポチッとしてね!」

モノクマ「あ、民主主義の下投票だからね!一人が別の人に投票しても最多得票した人を皆さんの判決と見なしますよ!」

露寺「まって…ねえムギちゃん!」

紡「…」

モノクマ「それでは…投票スタートッ!」

590 : ◆MHdQKyTE3k  2016/11/06(日) 23:13:19.18 ID:ssb1NvA90
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