オリロンパwiki - マギカロンパ チャプター2 捜査編
409 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/28(木) 22:52:45.61 ID:G50OYib80
取り敢えず、水路に落ちてビショビショになってしまった服を、適当に倉庫にあったジャージに着替えて、私は現場に戻った。

死んでしまった破魔耶君を除いた、十ニ人が私のことを見つめていた。

宜保「……疑いたいわけではない」

宜保「疑いたいわけではないが……」

円天寺「……やっぱり、あなたが?」

愛鬼「……そんなこと、あるわけ無いと信じたいけど」

リアナ「……私は、こんなことを信じないけど……」

矢倉「……起きてしまった以上、真実を突き止めなければ」

藻根「そして、その真実が辛いものであっても……」

藻根「受け入れなくては……ならないのでしょうなぁ」

マギカ「……み、皆? ど、どうしちゃったの……?」

マギカ「早く捜査を開始しないと……」

地院家「いやー……いくら女神様の頼みでもさー……」

涌井「……申し訳ありませんが、円様には今現在容疑がかかっておりますので」

マギカ「よ、容疑……え、どういうこと?」

島「しらばっくれてんじゃねーぞ! 俺様達に薬を盛って……」

茅ヶ崎「あの希望狂いを殺したのは、マギカなんじゃないかってことだよ」

茅ヶ崎「ま、私はマギカが殺したとは思っていないんだけどさ」

茅ヶ崎「この頭でっかちどもが、マギカが犯人だって聞かないわけ」

マギカ「え? だ、だって私は眠ってて、気づいたらここで起こされただけじゃ……」

愛鬼「ねぇ、マギカ? だったら、なんで……」

愛鬼「マギカが起きた場所から、この瓶が出てくる……の?」

マギカ「その……瓶は?」

蜜岡「睡眠薬の小瓶よねぇ、それ……?」

マギカ「え……? え……!?」

宜保「それが動かぬ証拠になってしまっているんだ……」

宜保「貴様が、睡眠薬を盛った……ことのな」

宜保「なにせ貴様が……」

矢倉「睡眠薬を隠し持っていたということだからな……」

マギカ「えっ!? し、知らないよ!」

愛鬼「信じたいけど……」

マギカ「う、嘘じゃないのにっ! ねぇ、リアナちゃん! 蜜岡さん! ナミちゃん!」

リアナ「……」

蜜岡「……」

茅ヶ崎「私は、マギカのお味方だけどねー」

マギカ「ねぇ、皆っ、信じてよぉっ!」


コトダマ:睡眠薬の小瓶を獲得しました。
睡眠薬の小瓶:マギカが倒れていた場所にあった小瓶。元々は愛鬼が管理していた睡眠薬の空瓶のようだ。

413 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/28(木) 23:11:54.42 ID:G50OYib80
宜保「……ともかく、貴様が本当のクロかどうかは置いておくとしても……」

宜保「今の貴様を一人で捜査させるわけにはいかん」

三菱「……こういうのは、クロであるかどうかにかかわらず……」

三菱「一度でも疑いを持ってしまった場合に、人は凝り固まってしまうものですから」

三菱「嘘も付き続ければ、真実になってしまうのと同様です」

マギカ「……それじゃあ、皆は……」

三菱「あなたが犯人だと、思い込んでしまっている……」

三菱「あなたが本当に行動を起こしていなかったとしても……」

三菱「……それは、証拠を持ってしか説明できないってこと」

三菱「目に見えない証拠は……人を動かしてはくれないの」

宜保「そういうことだ……わかってほしい」

円天寺「死刑囚が水を滴る音だけ聞かされて死んでしまった、とかいう話もあるでしょ?」

円天寺「……マギカちゃんが、犯人だって……思い込んでしまいたいって思いもある」

リアナ「もう、あんな学級裁判は……」

リアナ「経験したく、ないからな」

地院家「もう、女神様が犯人でいいんじゃねーかなって……」

地院家「いや、信じたいのはやまやまなんだけどよ……」

地院家「物的証拠が出てきた限り、それを上回る証拠がないと……なぁ」

……そんな、そんなことって、ある?

どうして、どうして……皆、私のことを……。

茅ヶ崎「心配しないでいいって。マギカの無罪は私が証明する」

茅ヶ崎「いいよね、クズ霊媒師。私がマギカと一緒に行動すれば」

茅ヶ崎「それとも、何か異論でもある?」

宜保「……いや、ない。それでいいだろう」

宜保「共犯の可能性はないだろうからな……」

宜保「……任せたぞ、茅ヶ崎」

茅ヶ崎「……ふん、任せておいて構わないわよ、クズ霊媒師」


……結局、皆私のことを信じてくれていないみたい。

みんな、私のことを疑ったまま、捜査へと出て行ってしまった。

この場所を監視するのは、三菱さんと矢倉さんらしい。


茅ヶ崎「それじゃ、行こ? ね、マギカ?」

マギカ「う……うん……」

……願いてても仕方ない、よね。

どこに行こうか……。

場所・人・捜査場所を安価でお願いします。

場所→スプラッタ・スプラッシュコース内/ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/スタイリストルーム/倉庫



>>415

415 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2013/11/28(木) 23:13:55.04 ID:q1K5BKL20
スタイリストルーム

416 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/28(木) 23:27:55.94 ID:G50OYib80
>>415

スタイリストルーム、採用


取り敢えず、私はあの後睡眠薬で眠ってしまったわけだから……全然状況がつかめていないんだよね。

まずは、その現場から見に行ってみないと……。

矢倉「……待て」

茅ヶ崎「なーに、のっぽ野郎?」

三菱「矢倉さんは、その……モノクマファイルを確認するように言っているのではないかしら?」

矢倉「そうだ……着替えている間にモノクマが……」

矢倉「……確認しておいたほうが、いいだろう」

マギカ「……そうだね、行く前に確認しておこう」


コトダマ:モノクマファイル02を獲得しました。
モノクマファイル02:被害者は破魔耶麗司。死因は水中に沈められたことによる水死。死亡推定時刻は午後二時四十五分頃。


マギカ「……水死かぁ。それにしても……死亡推定時刻は、私が眠ってしまってから十五分後ってところかなぁ」

茅ヶ崎「これだけじゃ、無実を証明できないね。まずは、スタイリストルームに行ってみようか」


【スプラッタ・スプラッシュ スタイリストルーム】

スタイリストルームの中は、私が眠ってしまった直後のようだった。

スタイリストルームの中には、複数の紙コップが散乱しているし、破魔耶君の髪の毛が床に散らばったままだ。

それに、島君も破魔耶君も、間違いなく冷水を飲んで眠ってしまっているみたいだった。

その証拠に、人型の跡が破魔耶君の髪の毛を押しのけて存在している。

……うーん、犯人は誰なんだろう?

取り敢えず、調べられるところから調べてみないとね……


調べる場所を選択して下さい

スタイリストルーム内:ウォーターサーバー・雑誌置き場・洗面台・藻根


>>418

417 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2013/11/28(木) 23:32:14.06 ID:q1K5BKL20
ウォーターサーバー

418 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2013/11/28(木) 23:34:11.50 ID:eDGLscpW0


419 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/28(木) 23:47:38.55 ID:G50OYib80
>>418 ↑ なので、 >>417 ウォーターサーバー 採用


うーん、やっぱり気になるのはこのウォーターサーバーだよね?

やっぱり、このウォーターサーバーに睡眠薬が盛り込まれてると考えたほうがいいと思うんだよね。

……うーん、やっぱりすぐには出てこないよね……?

マギカ「……うーん、やっぱりこれに……?」

茅ヶ崎「飲んじゃダメだよ? 飲んだらあれこれ変なことしちゃうから」

マギカ「飲まないよ! ……睡眠薬が入っているとしたら、誰が飲むの……」

茅ヶ崎「そうだよねぇ……。それで、なにか怪しいところとかあったかな?」

マギカ「うーん、多分……だけど、ここに睡眠薬が入っている……とは思うんだけど」

マギカ「それを証明する手立てはないかなぁ」

茅ヶ崎「あのヤク中にまかせておくしかないかな」

茅ヶ崎「あのヤク中ならなんとかしてくれるとは思うんだ」

マギカ「……そうだよね。そうすると、怪しいのは寧ろ……」

茅ヶ崎「備え付けだった紙コップ、かな」

ここにはたしかに三杯の紙コップが存在しているわけだし……

茅ヶ崎「気持ち悪いからマギカの以外触りたくないんだけど……無実を晴らすためだからよく見ておくね?」

茅ヶ崎「さっき、ヤク中から唾液に反応する試薬を借りてきたの」

茅ヶ崎「これで、三杯とも使われているか、はっきりするね」

マギカ「……それで、結果は?」

茅ヶ崎「三杯とも使用済み。……島のいうことは間違いなさそうだね」


コトダマ:スタイリストルームの紙コップを獲得しました。
スタイリストルームの紙コップ:スタイリストルームの床に散乱した紙コップ。どうやら、マギカ・破魔耶・島が使用したらしい。


他に気になるのは……雑誌置き場と、洗面台、かな?
藻根君にも話を聞いてみないといけないんだけど……

421 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/28(木) 23:57:32.71 ID:G50OYib80
マギカ「うーん、やっぱりこの雑誌棚……ちょっとおかしいよね」

茅ヶ崎「明らかにおかしい隙間が存在すること、だよね?」

マギカ「……ともすれば、ここにはなにかがったはずなんだけど……」

茅ヶ崎「何が、あったのかな?」

マギカ「そこまではわからないけど……う、ん?」

マギカ「あれ、この雑誌……ちょっと焦げてる?」

茅ヶ崎「え、焦げ……?」

マギカ「しかも、よく見ると壁にも焦げ跡みたいなのがあるね」

マギカ「雑誌で隠してあるみたいだけど……」

茅ヶ崎「……ってことは、誰かがここで証拠を処分したってことかな?」

マギカ「うーん、焼いて処分するようなものが……?」


コトダマ:スタイリストルームの焦げ跡を手に入れました。
スタイリストルームの焦げ跡:スタイリストルームの壁が一部焦げていた。誰かが雑誌を置いて隠していたらしい。


茅ヶ崎「あ、やっぱりあったあった!」

茅ヶ崎「ここで誰かが焼却処分をしたと考えてみると、ここに燃えカスがあると思ったけど」

茅ヶ崎「想像通りだったよ!」

マギカ「な、何を見つけたの?」

茅ヶ崎「これは、なんだろう……? 新聞の切れ端、かな?」

茅ヶ崎「流石に記事の全貌は見えないけど……」

マギカ「えーと……都内、男性? ……司容疑者を指名手?」

うーん、さっぱりわからないけど……。


コトダマ:新聞の燃えカスを獲得しました。
新聞の燃えカス:雑誌棚にあった新聞と思われる燃えカス。都内男性という言葉と、司容疑者を指名手と書かれている。

422 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/29(金) 00:07:00.30 ID:TKaHSX870
茅ヶ崎「それから、この洗面台が気になるって言ってたよね?」

茅ヶ崎「なんでここが気になるって思ったの?」

マギカ「そこ、破魔耶君が座っていた席なんだよね」

マギカ「私が来た時にはカットも終わっていたし、これから洗髪に入るところだったんだよね」

茅ヶ崎「だから洗面台が開いてるんだね」

茅ヶ崎「他の席は洗面台が開いていないもんね」

マギカ「でも……それだけで何か証拠になるのかな?」

茅ヶ崎「うーん、どうなんだろう?」

茅ヶ崎「って、あれ? 島も破魔耶も眠っちゃったんだよね?」

マギカ「そのはずだけど……」

茅ヶ崎「髪を洗ってから眠っちゃったってことなのかな?」

マギカ「……え、なんで?」

茅ヶ崎「だってさ、この洗面台、使用されたあとがあるよ?」

マギカ「え……?」

茅ヶ崎「ほら、洗面台の内側に水滴がびっしりとついてるし……」

マギカ「うーん、髪を洗っている間に眠気が来ちゃったてことなのかな?」

マギカ「そこは、島君に聞いてみないとわからない、よね」

コトダマ:使用された洗面台を手に入れました。
使用された洗面台:水が内側に付着しているため、使用したと思われる洗面台。どうやら、島は洗髪中に眠ってしまったようだ。


藻根「ふむ、魔法少女殿。折角ここにいらっしゃったので、ボクから……一つ情報をさし上げましょうぞ」

藻根「実は、ボクはスプラッタ・スプラッシュを二度ほど乗っているのですが、おかしいところを一ヶ所見つけたのですぞ」

藻根「もし、気になるのであれば確認してみてはいかがですかな?」

藻根「事件に関係があるのかまでは……わからないですが……」


茅ヶ崎「さて、ここはこれぐらいでいいんじゃないかな?」

茅ヶ崎「次はどこに行こうか?」


場所・人・捜査場所を安価でお願いします。

場所→スプラッタ・スプラッシュコース内/ボルカニック・マウンテン/ラウンジ//倉庫

人→藻根・茅ヶ崎以外

捜査場所:破魔耶の遺体

>>424

424 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2013/11/29(金) 00:15:16.96 ID:JtMy3pkJ0
とりあえず遺体

425 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/29(金) 00:26:15.86 ID:TKaHSX870
>>424 遺体 採用


……やっぱり、つらいけど、見ておかないといけないよね。

破魔耶君の遺体……。

私のことをあんなに心配してくれて、初回の裁判からずいぶんと更生してくれたと思っていたのに。

どうして、こんな形で終りを迎えなくちゃならなかったのか……。

茅ヶ崎「辛いのはわかるけど、現実を見ないと……ね?」

茅ヶ崎「希望は前に進むんだ! って……あの希望野郎なら言うと思うんだ」

マギカ「そう、だね……。見ておかないと、ね」


【スプラッタ・スプラッシュ 暗黒の間】

結局、この場所に戻ってきた。

ナミちゃんの言うとおりに、現実に向き合わないとね。

モノクマが捜査のために、と雷以外にあかりのないこの暗黒の間も明るくしてくれている。

今じゃないと、破魔耶君の遺体もよく見えないからね。

矢倉「遺体の……捜査、か」

三菱「まぁ、ナミちゃんはともかく、マギカちゃんならなにもしないわよね」

茅ヶ崎「私ならともかくってどういう意味よ」

三菱「……そういう意味だけど? ってのは冗談よ」

三菱「ま、私もマギカちゃんが犯人だと本気で思っているわけじゃないから」

三菱「思う存分、捜査していって頂戴?」


……破魔耶君、君を殺したクロを突き止めるため、また私に協力して欲しいの。

……お願い、ね?

マギカ「……えっと、破魔耶君の遺体には、ジェラルミン製の矢が四本……」

茅ヶ崎「両手両足にぐっさりと突き刺さってるけど……」

矢倉「両手のひらと、両足の付け根の部分だな……」

矢倉「正確無比に、しかも寸分の狂いもなく直角に突き刺さっている……」

矢倉「相当の手練、だな」

マギカ「この矢を持って、おもいっきり振りかぶったら下の板に刺さるかな?」

矢倉「……無理、だったぞ」

マギカ「それじゃあ、誰かが打ったってことだよね……」

マギカ「でも、どこから? 誰が……?」


コトダマ:ジェラルミン製の矢を獲得しました。
ジェラルミン製の矢:破魔矢の両手両足に突き刺さり、下の板へと貫通している四本の矢。誰かが矢を番えて、破魔耶を貼り付けにしたらしい。



426 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/29(金) 00:42:17.04 ID:TKaHSX870
……あれ、破魔耶君ってこの水路に貼り付けにされて水死したんだよね?

それって……どうなんだろう?

確かに、水路の床に貼り付けにされているからか、流れている水も赤黒く変色してしまっている。

そこだけみればおかしくはないんだけど……。

茅ヶ崎「この希望野郎、なんで貼り付けにされてるのに苦悶の表情一つ浮かべてないんだろう?」

マギカ「表情……?」

茅ヶ崎「だってさ、マギカはヤク中の犬に舐められただけで目を覚ましたんでしょ?」

茅ヶ崎「人並みの痛覚があれば、普通矢で射られたら表情が苦悶のものになると思うんだけど」

三菱「……確かに、ちょっとおかしいわね」

三菱「……矢で射られているのに、どうして抵抗の一つもしなかったのかしら?」

マギカ「うーん、なんでなんだろう……?」

マギカ「そもそも、どうして水路で貼り付けにする必要があったんだろう……?」

矢倉「それがわかれば……何か、新しい情報も分かりそうだが……」

マギカ「うーん、どういうこと、なんだろう……?」


コトダマ:破魔耶の遺体の状況を獲得しました。
破魔耶の遺体の状況:破魔耶の遺体は水路の床に矢で磔にされてしまった状態で発見されたにも関わらず、その表情は安らかなものだった。


茅ヶ崎「ちょ、ちょっと待って! それより、この部屋の中でどうやって矢を破魔耶に撃ちこむの?」

マギカ「……どういう、こと? まぁ、矢で貼り付けにするなんて普通に考えたらおかしいけど……」

茅ヶ崎「いや、そこが問題じゃないんだって!」

茅ヶ崎「だってさ、この部屋、普通だったら雷のなっている間しか明るくならないんだよ?」

茅ヶ崎「照明もない暗い部屋で、どうやって犯人は希望野郎に矢を撃ち込んだのかな?」

茅ヶ崎「それも、何度も失敗したわけでもなく……」

茅ヶ崎「用意されていた四本の矢を、正確に撃ちこんで……」

茅ヶ崎「板に垂直になるようにっするなんて、さすがに人間業じゃないよ」

矢倉「……確かに、難しいだろうな……」

三菱「そうなると、どういうことなのかしら?」

マギカ「どうやってか、犯人は矢を打ち込む方法を見つけたか持っていたってことかな?」


コトダマ:スプラッタ・スプラッシュの暗黒の間を獲得しました。
スプラッタ・スプラッシュの暗黒の間:暗黒の間は雷がなっている間しか目の前すらも見えない状態。犯人は何らかの方法で、その暗闇を攻略して、破魔耶を矢で磔にした。

427 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/29(金) 00:51:08.96 ID:TKaHSX870


後は……破魔耶君の遺体だけど……本当に、凄い安らかな表情で死んじゃってる。

……どうして、だろう?

矢で四股を撃ちぬかれてるのに……どうして、こんな安らかな表情で?

茅ヶ崎「マギカ、しっかりしないと!」

茅ヶ崎「破魔耶が苦しんで死んだわけじゃないってだけでも、マギカにとっては朗報、でしょ?」

マギカ「うん、そう……だよね」

茅ヶ崎「それじゃあ、破魔耶の遺体についてもっと詳しく見ないと」

茅ヶ崎「今の私は、マギカの無実を証明するための助手なんだからね」

マギカ「そう、だね。しっかりやらないと……」

マギカ「って、あれ? 破魔耶君の髪の毛、なんか色々付着してるなぁ……」

茅ヶ崎「髪の毛? なんで、そんなところに」

マギカ「いや、わからないけど……」

マギカ「でも、きっと、何らかの理由があると思うんだ」

マギカ「もしかすると、これも破魔耶君の幸運、なのかもしれないね」

茅ヶ崎「あの希望野郎なら、分からなくもないけど……」

茅ヶ崎「髪の毛に付いているのって一体何だったの?」

マギカ「うーん、これは……シャンプー……かな?」

茅ヶ崎「シャンプー? 洗い残しってこと?」

マギカ「そこまではわからないけど……」

マギカ「でも、これ……凝固してるみたいだね」


コトダマ:凝固したシャンプーを獲得しました。
凝固したシャンプー:破魔耶の遺体で、水路に触れていない髪の毛の部分にシャンプーが固まっていた。

441 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 15:43:23.08 ID:/DAhyloz0
取り敢えず、この部屋に関しては一度きりあげてもいいのかもしれない……。

そう言えば、藻根君がスプラッタ・スプラッシュにおかしいところがあるって言ってたけど、何なんだろう?

見に行ってみたほうがいいのかな……?

茅ヶ崎「それとも、他の人の証言を聞きに行く?」

茅ヶ崎「私はマギカの隙な方でいいと思ってるんだけどね」


さて、どうしようかな?

場所・人・捜査場所を安価でお願いします。

場所→スプラッタ・スプラッシュコース内/ボルカニック・マウンテン/ラウンジ//倉庫

人→藻根・茅ヶ崎・三菱・矢倉以外


>>443

443 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2013/11/30(土) 15:44:50.04 ID:tgANT4ODO
スプラッタ・スプラッシュ

444 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 16:03:17.41 ID:/DAhyloz0
>>443 スプラッタ・スプラッシュコース内 採用


取り敢えず、藻根君はスプラッタ・スプラッシュのコース内に違和感があると言っていた。

だったら、まずはスプラッタ・スプラッシュにもう一度乗ってみたほうがいいかな?

茅ヶ崎「えぇ……あのコースに乗るの? 私あんまりこれ好きじゃないんだけどなぁ……」

マギカ「……私の無実を証明してくれるんじゃなかったの?」

茅ヶ崎「いや、うん……そうなんだけどさ……」

茅ヶ崎「私、あんまり怖いの好きじゃないから目をつぶっててもいい?」

マギカ「いや、だめでしょ!」

茅ヶ崎「うぅ……怖いの嫌だなぁ……」

ごねるナミちゃんを諭して、取り敢えずスプラッタ・スプラッシュに乗ってみるとして……。

確か、コースの内側は、ゾンビのはびこる街、死人が歩く村に、怪物が跋扈する建物、青い巨人の部屋、暗黒の間の順番だったよね?

どこに違和感があるんだろ……。

茅ヶ崎「……ゾンビの街は、前と変わらない気がする……」

マギカ「乗ったことあるの?」

茅ヶ崎「一回目で懲りた。もう二度と乗らないって思ってたのに……」

マギカ「それはしかたがないと思うけど……」

マギカ「それなら、何かが違うって言っても気づけるよね?」

茅ヶ崎「怖かった分、内容はしっかり頭に入ってるけど……!」

茅ヶ崎「あ、マギカ! あれだよ、おかしいの!」

ナミちゃんが指を指しているのは、死人が歩く村のエリアだった。

マギカ「……うーん、何がおかしいんだろ……」

茅ヶ崎「よく見て! あの一体だけ、死人じゃないよ!」

茅ヶ崎「あれ、隣のエリアのゾンビのはず……」

茅ヶ崎「機械仕掛で動いてる人形が、エリアの壁を超えてやってきたとは思えないよ」

マギカ「誰かが動かしたってこと……か」

茅ヶ崎「多分、そうだと思うよ?」

茅ヶ崎「誰か、まではわからないけどね……」


コトダマ:死人の部屋の異変を獲得しました。
死人の部屋の異変:死人の部屋に、一体だけ何故かゾンビの部屋のゾンビ人形が紛れ込んでいた。体格は平均校の男子高校生くらいのようだ。

445 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 16:12:16.32 ID:/DAhyloz0
……そのままコースを進んでいっても、他に気になるところはなかった。

ただ、よくよく考えると暗黒の間で弓矢を撃った方法がわからない……。

垂直に地面に対して矢を撃ったということは部屋の上の方か……あるいは空中から撃ったということになるわけだけど……。

……問題は、上に行く方法がわからないってことかな。

暗黒の間にアトラクションが差し掛かったところで、普段は暗い部屋の全体像が見えるようになっていた。

茅ヶ崎「マギカ! あれ、上の方に通路があるよ!」

マギカ「通路……確かに上の方に通路があるみたい」

マギカ「でも、あの通路どこからつながってるんだろ?」

マギカ「青い巨人の部屋からつながっているとは思うんだけど……」

茅ヶ崎「でも、見える範囲にあの通路に上がる場所なんかなかったよね?」

マギカ「うーん、どこからか入れるってことなのかな?」

茅ヶ崎「どうする? あの通路に入れる場所を探ってみる?」

マギカ「上から矢を撃ったって言うなら、しらないとまずいよね」

マギカ「探ってみるしかないと思うよ」


コトダマ:スプラッタ・スプラッシュの構造を獲得しました。
スプラッタ・スプラッシュの構造:蒼い巨神の部屋から暗黒の間に向けて空中に通路が走っている。どこから入れるのかは不明。


……取り敢えず、もうこれ以上スプラッタ・スプラッシュの内部には何もなさそうだね。

あの通路がどこから続いているのか、スプラッタ・スプラッシュ以外の場所から入れるってことなのかな?

一応、ここのアトラクションって三つとも隣接しているみたいだし……。


茅ヶ崎「うぅ……怖かった、マギカ……おんぶぅ」

マギカ「なんでよ……」

茅ヶ崎「えへへ……それで、どうする?」


場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/倉庫

人→藻根・茅ヶ崎・三菱・矢倉以外


>>447

446 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2013/11/30(土) 16:14:31.31 ID:GecCT3wAO
リアナ

447 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2013/11/30(土) 16:15:43.11 ID:ZpG0fTtv0


449 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 16:33:00.46 ID:/DAhyloz0
>>447 リアナに話を聞きに行く 採用


マギカ「そう言えば、どうしてリアナちゃんって倉庫に捕まってたのかな?」

茅ヶ崎「うーん、聞いた話だと、マギカに会いにスタイリストルームに行ったらしいんだけど……」

茅ヶ崎「底は本人に聞いてみないとなんとも言えないかなぁ……」

マギカ「それじゃあ、本人に話を聞いてみようか」


テーマパーク内を探しまわってみたところ、リアナちゃんはサイケデリックコースターの入口にいた。

どうやら、このアトラクションを捜査しに来たみたいだけど……

リアナ「お姉ちゃん……」

リアナ「私に何か用か?」

リアナちゃんの態度が少しよそよそしい。

しかたのないことかもしれないけど……少し寂しいな。

マギカ「ねぇ、リアナちゃん? リアナちゃんはどうして倉庫に捕まってたの?」

リアナ「うーん、結論から言うと……分からないんだけど」

茅ヶ崎「わからないってどういうことよ」

リアナ「結論通りだよ……」

リアナ「私はスタイリストルームに入ったところで、覆面をかぶった誰かに襲われて……」

リアナ「気づいたら倉庫で島と一緒に換金されていたんだから」

茅ヶ崎「……それを証明できるものは?」

リアナ「あるよ、ほら……」

リアナちゃんが自分の髪の毛を掻き分けて、私達に頭皮を見せてくる。

そこには、確かに何かで殴られた跡のような切り傷がひとつ存在していた。

リアナ「ね、確かに襲われている、でしょ?」

マギカ「うーん、確かに……」


コトダマ:リアナの傷跡を獲得しました。
リアナの傷跡:リアナの後頭部に誰かから殴られたような傷跡があった。その際に意識を失ってしまったらしい。

450 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 16:51:16.41 ID:/DAhyloz0
茅ヶ崎「ところでさ、あんたがスタイリストルームに入った時ってどういう状況だったの?」

茅ヶ崎「マギカも、島も、あの希望野郎も眠っちゃってたわけでしょ?」

茅ヶ崎「普通に考えたら、一番怪しいのはアンタの気もするんだけど……」

リアナ「……いや、私はこの場合圧倒的に被害者だからな」

リアナ「そもそも、両手を後ろで縛られ、足も縛られた状態でどうやって殺せっていうんだ」

茅ヶ崎「……まぁ、そうなんだけどさ」

リアナ「それで、スタイリストルームの中だったか?」

リアナ「……私もそれほど細かくはわからないわけだが……」

リアナ「少なくとも、もうお姉ちゃんは部屋にはいなかったはずだよ」

茅ヶ崎「……他の二人は?」

リアナ「……島は既に地面に眠ってしまっていたはずだな」

リアナ「……破魔耶は洗面台に突っ伏して眠っていたみたいだな」

茅ヶ崎「……なんで、そこの記憶が曖昧なんだ?」

リアナ「……仕方ないだろ。部屋に入ってすぐに殴られたから、全然細かいことはわからないんだ」

リアナ「島の顔は見えたが……」

リアナ「破魔耶の顔までは分からなかったんだ」

リアナ「あいつは、下を向いていたからな……」

マギカ「そうなると……本当にわからないってことなんだよね」

リアナ「うん、お姉ちゃんが部屋にいなかったってことは確かだよ」

茅ヶ崎「……リアナを殴った犯人がマギカだってことはあり得ないの?」

リアナ「……それは、多分あり得ないと思う」

リアナ「……ごめん、希望的観測なんだけどさ」

リアナ「私からは他に何も言えないよ」

リアナ「お姉ちゃん、頑張って無罪の証拠を手に入れてね?」

コトダマ:リアナの証言を獲得しました。
リアナの証言:スタイリストルームの中にいたのは、島と破魔耶しかいなかった。既にマギカは部屋におらず、島は床で、破魔耶は洗面台に突っ伏して眠っていた。その直後、覆面をかぶった誰かに殴られてしまった。


茅ヶ崎「……‥なんだかだんだんわからなくなってきたよね」

茅ヶ崎「……結構時間が経っちゃったけど……早く他の場所も見ないとね……」


場所・人・捜査場所を安価でお願いします。

場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/倉庫

人→藻根・茅ヶ崎・三菱・矢倉・リアナ以外


>>452

452 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2013/11/30(土) 16:57:35.62 ID:ZpG0fTtv0
蜜岡

453 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 17:15:26.09 ID:/DAhyloz0
>>452 蜜岡に話を聞く 採用


マギカ「うーん、なんだかわからなくはなってきたけど」

マギカ「あんな暗い部屋でも正確無比に相手を射抜くなんて……」

マギカ「蜜岡さんにしか出来ないんじゃないかな?」

茅ヶ崎「まぁ……そんな気もするんだけど……」

茅ヶ崎「……破魔耶の死亡推定時刻には、蜜岡はまだホテルにいたみたいなんだよね……」

マギカ「そうなると、彼女は犯人じゃないってこと?」

茅ヶ崎「そこまでは……言い切れないけど」

茅ヶ崎「取り敢えず、話を聞いてみようか」


蜜岡さんは、テーマパークの入口付近でなにか探しものをしているみたいだった。

蜜岡「あら、お二人ともぉ」

蜜岡「どうかしら? マギカちゃんの無実の証拠は見つかったのかしらぁ?」

マギカ「いや、まだ……なんだけど」

蜜岡「……その目はぁ、私を疑っている目よねぇ?」

蜜岡「あぁん……愛しのマギカちゃんからそんな目で見られるなんてゾクゾクしちゃうぅ……」

茅ヶ崎「……キモっ」

蜜岡「それはともかくとして……私に何か聞きたいのぉ?」

マギカ「えーと、蜜岡さんがなにか気になったこととかあれば……教えて欲しいかなって思うんだけど」

蜜岡「そうねぇ……事件に関係がある家まではわからないけど、いいかしらぁ?」

マギカ「うん、それは構わないんだけど……」

蜜岡「実は昼食時のときのことなのよねぇ……」

マギカ「昼食……? リアナちゃんと蜜岡さんと一緒にご飯食べたよね?」

茅ヶ崎「私は誘ってくれなかったの?」

マギカ「そういうわけじゃないけど、ほら……いなかったからさ」

蜜岡「それでねぇ……リアナちゃんはずーっと、マギカちゃんの膝の上を占拠していたわよねぇ?」

蜜岡「そのとき……何かをマギカちゃんのポケットに入れていたみたいなのぉ」

蜜岡「動きだけしか分からなかったけど……一応、伝えておくわねぇ」


コトダマ:蜜岡の証言を獲得しました。
蜜岡の証言:昼食のタイミングで、リアナが何かをマギカの服のポケットに入れたらしい。


茅ヶ崎「リアナも怪しいけど、蜜岡も怪しいよね」

マギカ「……なんか、皆隠し事してるみたいだけど……」

茅ヶ崎「証拠を集めて解き明かすしかないね……」


場所・人・捜査場所を安価でお願いします。

場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/倉庫

人→藻根・茅ヶ崎・三菱・矢倉・リアナ・蜜岡以外

>>455

454 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2013/11/30(土) 17:16:30.48 ID:F14WDlLq0
倉庫

455 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2013/11/30(土) 17:18:34.65 ID:ZpG0fTtv0


456 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 17:38:43.21 ID:/DAhyloz0
>>455 倉庫、採用


マギカ「取り敢えず……倉庫に行ってみようか」

茅ヶ崎「そうだね……やっぱり、怪しい場所の筆頭だし……」

茅ヶ崎「あのちびっ子怪盗からも、何かボロが出てるかもしれないし……」

私達は、一路、倉庫に向かうことにした。


倉庫の中には、地院家君と島君がいた。

私が入るなり、露骨に敵意をむき出しにしてくる島君と……申し訳無さそうに視線を泳がせる地院家君が対称的だ。

島「けっ、人殺し様が何かお探しかよ?」

島「何か証拠になりそうなものでも処分しにきたのか?」

地院家「……女神様を疑うわけじゃねーけどよ……」

地院家「証拠の処分くらい、犯人なら思いつきそうだしよ……」

地院家「すまねぇ、女神様! 今だけは、疑わせてもらうわ!」

マギカ「それはしかたのないことだけど……」

茅ヶ崎「で、まるで駄目男と役立たず男はなにか見つけた?」

マギカ「相変わらず毒舌……」

島「見つけたのは、これくらいだぜ」

島「って言っても、俺とリアナの両手を後ろで拘束していたものだぜ?」

茅ヶ崎「手錠……ね。しかも、その上から縄で縛られたんだっけ?」

島「よほど俺たちを外に出したくなかったんだろ?」

島「外に出した瞬間に破魔耶を殺したことがバレるわけだからな」

島「その間に証拠の隠滅でも図ろうとしたんだろ、こいつは……」

地院家「本当に……そうなのか……?」


コトダマ:金属製の手錠を獲得しました。
金属製の手錠:島とリアナの両手を後ろで拘束するのに使われていた。その上で、更に縄によって縛られていたらしい。


地院家「それと……女神様が犯人じゃないって言うなら役立てて欲しいんだけど」

地院家「自由時間中のスケジュールはある程度三菱が知っているみたいだからよ」

地院家「……話、聞いてみてもいいんじゃねーか?」

マギカ「そうだね、ありがとう、地院家君……」

茅ヶ崎「それじゃあ、どうする? 証言を聞く? それとも、通路の謎を解き明かす?」



場所・人・捜査場所を安価でお願いします。

場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/倉庫

人→藻根・茅ヶ崎・矢倉・リアナ・蜜岡。地院家・島以外


>>458

457 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2013/11/30(土) 17:41:10.73 ID:ZpG0fTtv0
三菱

458 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2013/11/30(土) 17:46:41.73 ID:F14WDlLq0
うえ

459 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 18:06:13.86 ID:/DAhyloz0
>>458  三菱に話を聞く 採用


マギカ「やっぱり、行動スケジュールを把握しておくのは大事なことだよね」

マギカ「アリバイがあるかどうかはしっかりと確認しておかないと……」

茅ヶ崎「それじゃあ、あのカウンセラーのビッチに話を聞きに行くんだね?」

マギカ「び、ビッチじゃないと思うんだけどなぁ……」

茅ヶ崎「ビッチだよ。昨日もきっとノッポ相手にハッスルしたんじゃ……」

マギカ「な、ナミちゃん!」

茅ヶ崎「冗談だってば、マギカは初心だなぁ……」


矢倉「お前たち、か……」

矢倉「まだ遺体で確認したいことがあるのか?」

茅ヶ崎「あ、違う違う。マギカがそっちのビッチに用があるってさ」

三菱「私に? ……何の用かしら?」

マギカ「地院家君から聞いたんですけど……三菱さん、当日のスケジュールをある程度把握してるんですよね?」

三菱「ああ、アリバイ調査に来たってことね?」

三菱「本当はカウンセリングの相手の情報を流すのは良くないんだけど……」

三菱「今回ばかりはしかたないわよね……」

三菱「まず、写生大会が終わってすぐのカウンセリングはリアナちゃんだったわ」

三菱「そのすぐ後が円天寺さん。これはご飯前だったわね」

三菱「ご飯後には、茅ヶ崎さん、藻根君のカウンセリングを行った後……」

三菱「死亡推定時刻中は蜜岡さんのカウンセリングの途中だったわ」

三菱「その後、三時までの十五分はリアナちゃんの二度目のカウンセリングだったわね」

……そうなると、事件が起きたあたりの行動が読み取れるってことか。

三菱「矢倉さんと宜保君、それに涌井さんはラウンジで一緒にいたから……」

三菱「その三人もアリバイがあるってことじゃないかしら?」

三菱「それと……円天寺さんは、最近不眠症に悩まされてるって聞いたわ」

三菱「愛鬼ちゃんに欲しいと言っているらしかったけど……」

三菱「愛を注いでるからあげられない、とかって断られてるらしいわ」

コトダマ:カウンセリングの順番を獲得しました。
カウンセリングの順番:午前中はリアナと円天寺。午後は、茅ヶ崎とカウンセリング行った後、死亡推定時刻中には蜜岡、その後三時まではリアナの順番だった。証明できるのは、矢倉、宜保、涌井の三名。


コトダマ:三菱の証言を獲得しました。
三菱の証言:円天寺は最近不眠症に悩まされているらしい。愛鬼と睡眠薬を巡って交渉していたが、ずっと断られ続けている。


三菱「私から伝えられることは以上よ?」

三菱「あなたたちも……早めに捜査を進めておいたほうがよさそうね」

三菱「二人共、頑張ってちょうだいね」


場所・人・捜査場所を安価でお願いします。

場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ

人→藻根・茅ヶ崎・矢倉・リアナ・蜜岡・三菱・地院家・島以外


>>461


461 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2013/11/30(土) 18:14:57.00 ID:GecCT3wAO
ボルカニック・マウンテン

465 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 19:21:31.92 ID:/DAhyloz0
マギカ「……うーん、ボルカニック・マウンテンに行ってみようか」

茅ヶ崎「え……なんで? あそこは事件に何の関係もないんじゃ」

マギカ「大丈夫だよ、ジェットコースターに乗るわけじゃないんだから」

マギカ「それに……必要な情報がもしかするとあそこにあるかもしれないんだ」

茅ヶ崎「え、どういうこと……?」

マギカ「よく見てみて。三つのアトラクションは隣接しあっている」

マギカ「それも、それぞれが背後に来るように……」

茅ヶ崎「まさかとは思うんだけど……」

マギカ「ボルカニック・マウンテンからスプラッタ・スプラッシュに抜ける道があるかもしれない」

茅ヶ崎「かもしれないって……」

マギカ「取り敢えず、行くだけ行ってみようよ!」


茅ヶ崎「……それで、来てみたはいいんだけど」

茅ヶ崎「……火口で止まっちゃってどうしたの?」

マギカ「あそこ……よく見ると入口になってる」

マギカ「かすかにランプが灯っているみたい」

茅ヶ崎「いや、火口から落ちたら死んじゃうんだよ!?」

茅ヶ崎「あんなところにどうやって……!」

マギカ「……ロープだよ」

茅ヶ崎「ロープ……? いや、命綱もなしにあんなところに」

マギカ「つべこべ言わない。ほら、ついてきて」

茅ヶ崎「ちょ、ちょっとマギカ!」

茅ヶ崎「嘘でしょ、本当にこんなところ降りていくの……?」


私達は、ロープを使って壁伝いに出入口とみられる扉の前に降りてきた。

隣で、ナミちゃんはぜーはーと息を荒く切らして入るけど、取り敢えずは無事だ。

茅ヶ崎「し……死ぬかと思った」

茅ヶ崎「それにしても、このロープ途中で切れてるね……」

マギカ「誰かがしようした後に切ったのかも……?」


コトダマ:途切れたロープを獲得しました。
途切れたロープ:ボルカニック・マウンテンの秘密の入口に繋がる場所におりていたロープ。刃物のようなもので切断されている。

466 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 19:36:19.56 ID:/DAhyloz0
茅ヶ崎「と、取り敢えずここまで降りてきたんだからさ……」

茅ヶ崎「ここの扉がスプラッタ・スプラッシュにつながっててくれないと……」

茅ヶ崎「無駄足もいいところどころか、ここからロープで上がらないといけないんだよ?」

マギカ「まぁ、そうなっちゃうんだけどさ……」

茅ヶ崎「そんなのむーるぃー!」

マギカ「つながってれば無問題だよ……ほら、開いた」

茅ヶ崎「って、マギカっ! ちょ、ちょっと待ってよ!」

ボルカニック・マウンテンの秘密の扉を開けた先には、青色のシルエットが見えた。

あれは、確か……ブルー・オーガと言う名前だった気がする。

茅ヶ崎「ここって……青い巨人の部屋?」

マギカ「ということは……ここはボルカニック・マウンテンから入れるわけだね」

茅ヶ崎「それでさ、戻るときはどうするんだろ?」

茅ヶ崎「まさか、またボルカニック・マウンテンから戻るの?」

マギカ「うーん、取り敢えず進んでみないことにはわからないかな……」

茅ヶ崎「取り敢えず……行くだけ行ってみようか」

ボルカニック・マウンテンから青い巨人の部屋に、青い巨人の部屋からは暗闇の間を抜けて、その先の扉をくぐり抜けたところで、猛烈なめまいに襲われた。

……と言うより、気持ち悪くなったと言ってもいいのかもしれない。

茅ヶ崎「なんなの……ここ……」

マギカ「鏡と鏡が乱反射して……私達の姿がねじ曲がって映ってる……」

マギカ「うえっ、吐き気が……」

茅ヶ崎「まさか、ここって……」

茅ヶ崎「サイケデリック・コースター?」

マギカ「……そういうことなんだろうね」

マギカ「取り敢えず、早くここから出よう」

マギカ「おそらく、出口がちゃんとあるはずだよ……」

サイケデリック・コースターの通路を走り抜けた先には大きい自動ドアが一つ。

私達の姿を確認すると、自動ドアが開き従業員用の出口から出ることが出来た。

マギカ「一方通行、なんだね……」

茅ヶ崎「でも、誰かがこの道を使った可能性は高そうだね」

マギカ「記憶しておいたほうが良さそうだね」


コトダマ・アップデート:スプラッタ・スプラッシュの構造→三つのアトラクションの構造
三つのアトラクションの構造:ボルカニック・マウンテンの火口を入口に、スプラッタ・スプラッシュの上部を通り、サイケデリック・コースターに出る通用口がある。三つのアトラクションは連結している。


茅ヶ崎「う、気持ち悪い……」

マギカ「愛鬼ちゃんにお薬貰う?」

マギカ「それとも、他の場所を調べる?」


人・場所を安価でお願いします。

場所→倉庫(再) 回るべき場所をすべて回ったため、ダミー選択肢のラウンジは消滅しました。
         モノクマメダル五枚獲得。

人→藻根・茅ヶ崎・矢倉・リアナ・蜜岡・三菱・地院家・島以外

>>468

468 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2013/11/30(土) 19:38:54.53 ID:tgANT4ODO
円天寺

470 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 20:05:29.06 ID:/DAhyloz0
>>468 円天寺採用


茅ヶ崎「もうちょっと……我慢してみるぅ……」

マギカ「それじゃあ、円天寺さんにお話聞いてみようか?」

茅ヶ崎「あの隠れ桃色オタクは……えっと……」

茅ヶ崎「確か、ホテルに居るはずだよ」

マギカ「それじゃあ、ホテルまで戻らないといけないね……」


ホテルのロビーまで戻ってきた私達は、そこで顔を青ざめさせた円天寺さんと、彼女をフォローする涌井さんの姿を見つけた。

円天寺「私のせいで……殺人事件が起こってしまいました……」

円天寺「私は、誰も犠牲を出さないようにと今日のことを企画したのに……」

円天寺「他でもない私のせいで、殺人事件を……」

涌井「あれは……美菜輝様のせいではないのですよ」

涌井「誰かに聞かれる可能性は、十分にあったはずなのに……」

涌井「周囲を警戒していなかった私がいけないのです……」

涌井「これでは、秘書失格ですわね」

円天寺「私だって、政治家失格だよぉ……!」

マギカ「えっと、何かあったの?」

円天寺「マギカちゃん……」

円天寺「まさか、あなたがあの話を聞いていたの?」

マギカ「話って……何の?」

円天寺「もう、とぼけなくてもいいんだよ?」

円天寺「私が不眠症だから、愛鬼ちゃんから何とかして睡眠薬をもらおうとしてることを」

涌井「だからこそ円様は愛鬼様から睡眠薬を強奪できた……」

涌井「違いますか?」

茅ヶ崎「……多分、違うと思うよ?」

円天寺「でも、私は、動機が発表されてすぐにその相談を……」

茅ヶ崎「なら余計に違うね。そのとき、私とマギカは一緒にいた」

茅ヶ崎「動機発表後すぐ、なら間違いなくね」

円天寺「では……誰が……?」

涌井「わかりませんわ……。ただ、円様、疑ってしまって申し訳ありません」

マギカ「それはいいんだけど……」

涌井「それより、そろそろ裁判が始まってしまいますわ?」

涌井「体調が悪いなら、愛鬼様のところにいかれたらどうですか?」

マギカ「考えとく……」

特にコトダマは入手できませんでした。


人・場所を安価でお願いします。

場所→倉庫(再) 回るべき場所をすべて回ったため、ダミー選択肢のラウンジは消滅しました。
         モノクマメダル五枚獲得。

人→藻根・茅ヶ崎・矢倉・リアナ・蜜岡・三菱・地院家・島・円天寺・涌井以外

>>472

472 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2013/11/30(土) 20:10:00.39 ID:tgANT4ODO
愛鬼

473 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 20:25:16.78 ID:/DAhyloz0
>>472 愛鬼のところに行く 採用

茅ヶ崎「うぅ……もう、限界だよ……」

マギカ「取り敢えず、愛鬼ちゃんにお薬もらおうか」

涌井「そうですね……愛鬼様なら、今頃はドラッグストアにいると思われますわ」

円天寺「流石に嘔吐系ヒロインは昨今でも人気でないからねぇ」

涌井「えぇ、流石に嘔吐系ヒロインは……」

マギカ「二人が何を言っているのかさっぱりだよ……」


取り敢えず、ドラッグストアにやってきた私達は、さっそく薬に囲まれて幸せそうにしている愛鬼ちゃんを見つけた。

……捜査はどうした、捜査は。

愛鬼「はっ、マギカ!? わ、私はちょっとオクスリに浸ってただけで……」

愛鬼「他に睡眠薬がないかを確認してたんだからね……」

愛鬼「ほ、本当よ! あれでしょ、私がクマだらけでひどい顔だから嘘だと思って……」

愛鬼「って、二人共顔色が非常に悪いけどどうしたの?」

マギカ「ちょっと、操作中に色々あってさ……」

愛鬼「取り敢えず……これ、吐き気止めね」

愛鬼「全く……どうして、今日に限ってそんなに気持ち悪いっていう人が出てくるの……」

愛鬼「蜜岡もそうだったしぃ……」

マギカ「……それ、いつくらいの話?」

愛鬼「確か、三時半くらいだったと思うわ……」

愛鬼「凄い気持ちが悪いとか何とかって言ってたんだけど……」

マギカ(……あの通路に気づいていたのは蜜岡さん、なのかな?)


コトダマ:愛鬼の証言を獲得しました。
愛鬼の証言:三時半頃、蜜岡が吐き気を訴えて愛鬼から吐き気止めをもらっていた。

474 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 20:33:36.80 ID:/DAhyloz0
マギカ「そう言えば、盗まれた睡眠薬について聞きたいんだけど……」

愛鬼「どっちかっていえば、どうしてマギカがあれを持っていたのかを聞きたいところなんだけど……」

愛鬼「まぁ、マギカを疑いたくはないから……本当のところを話そうかな」

愛鬼「睡眠薬の何について知りたいの?」

愛鬼「名前? 効能?」

茅ヶ崎「ちょっとヤク中……そんな細かいところを聞いても私達にはわからないし」

茅ヶ崎「裁判中だって理解されないでしょ?」

茅ヶ崎「それじゃ証拠にもならないじゃないの!」

愛鬼「うーん、確かに……」

マギカ「取り敢えず、あの睡眠薬についてのあらましと中身について教えてほしいな」

愛鬼「う、うん……」

愛鬼「まず、睡眠薬の中身について知っていたのは宜保と円天寺、そして私だけ」

愛鬼「涌井も知ってるかもしれないけど、中身の色まではわからないはずだよ」

愛鬼「中身まで見たのは私と宜保だけだから」

マギカ「それでそれで?」

愛鬼「あの小瓶が茶色で、中の睡眠薬はオレンジ色なんだ」

愛鬼「一般人なら、二粒程度で眠らせることが出来るはずだよ」

愛鬼「……だから、あんなに溶かした水を飲んだら、意識を保っていることは難しいはず」

茅ヶ崎「……ということは、水を飲んだ人はクロにはならない?」

愛鬼「いつ飲んだかまではわからないかラ偽装工作は出来ると思うけど……」

愛鬼「そこは、せ、専門分野じゃないのよ……」

マギカ「その話、他の人には?」

愛鬼「してないわ。マギカが最初で最後だから……」

マギカ「そっか。睡眠薬はいつまで入ってたの?」

愛鬼「メディカルバッグには、写生前に入ってるのを見たよ」

愛鬼「でも、表彰式の後にはなくなっていたはずだわ」

マギカ「それだけわかれば十分だよ、ありがとうね」

愛鬼「私にはこれくらいしか出来ないけど……頑張ってね、マギカ」


コトダマ・アップデート:睡眠薬の小瓶
睡眠薬の小瓶:マギカが倒れていた場所にあった茶色い小瓶。元々は愛鬼が管理していた睡眠薬の空瓶のようだ。睡眠薬の色はオレンジ色で、写生中に紛失した。


475 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 20:42:54.81 ID:/DAhyloz0
茅ヶ崎「……ねぇ、マギカ」

茅ヶ崎「一つ気になることがあるんだ……」

マギカ「なーに、ナミちゃん?」

茅ヶ崎「あのロープ……私、どこかで見た記憶があったの」

愛鬼「ロープ?」

マギカ「あ、ボルカニック・マウンテンにあったロープなんだけどね」

茅ヶ崎「ねぇ、ヤク中? 倉庫で縛られた二人って……確か、手錠の上にロープをまいてたよね」

愛鬼「わ、私の記憶でもそうなってるけど……」

愛鬼「そ、それが一体なんだって言うの?」

茅ヶ崎「あのとき、宜保が言っていなかった? このロープ、刃物で切られた後があるって」

宜保「あぁ、たしかにそんなことを言ったが……それがどうかしたのか?」

茅ヶ崎「……そのロープの断面、覚えてる?」

宜保「ああ、このロープだ。なんだ、何かに気づいたのか?」

茅ヶ崎「やっぱり! これ、あそこのロープと一緒だ!」

マギカ「……ってことは、秘密の通路に行った人間も、二人を監禁した人間も」

茅ヶ崎「同一人物、だね」


コトダマ・アップデート:途切れたロープ
途切れたロープ:ボルカニック・マウンテンの秘密の入口に繋がる場所におりていたロープ。刃物のようなもので切断されている。どうやら、島とリアナを縛っていたロープと同じらしい。


宜保「それと、貴様に伝えておこうと思ったことがあってな」

マギカ「何……今の、私は疑われてるんでしょ?」

宜保「……私は貴様を犯人だと思っているわけではない」

宜保「故に、信頼の証にこの情報を伝えておくぞ?」

宜保「倉庫で発見された当時、間違いなくリアナも島も眠っていた」

宜保「そのことには、何の間違いもなかった、とな」

マギカ「……分かった、覚えておくよ」


コトダマ:宜保の証言を獲得しました。
宜保の証言:監禁されていた二人を倉庫で見つけた時、島もリアナも確実に意識を失っていた。その時、発見したのは宜保以外に愛鬼、茅ヶ崎がいたらしい。

476 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2013/11/30(土) 20:46:09.10 ID:/DAhyloz0
モノクマ「オマエラ、時間になりました!」

モノクマ「チケット売り場に集合してくださ―い!」


……捜査の時間が終わった。

今回の学級裁判、私が一番疑われてる……。

なんとしてでも無実を証明して、真のクロを炙りださなければ……!

死んでしまった、破魔耶君のためにも!


【裁判に必要なコトダマがすべて集まりました】
【これより、裁判パートに移行します】



学級裁判前半


【元スレ】
【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】2