オリロンパwiki - マギカロンパ チャプター6 学級裁判後半
387 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/24(火) 00:08:31.52 ID:cXo749/M0
【学級裁判 再開!】


涌井「ここまでであなた方は、このコロシアイ生活の謎と……」

涌井「黒幕の正体について、明らかになさって参りました……!」

涌井「やはり、あなた方こそ……世界を代表する超高校級の絶望……!」

涌井「できそこないの絶望とは、格が違いますわ……!」

宜保「戯言の類に耳を傾ける余裕はない」

宜保「……この学級裁判で、俺達が勝利するためには」

宜保「俺達自身の過去について解明しなければならないんだったな」

リアナ「だが……私達の過去を解き明かせ、と言うのはどういうことなんだ?」

藻根「確かに……僕達の過去を解き明かすと言う言い回しは、少し謎がありますな」

藻根「まるで、僕達の過去がどこかに忘れ去られているような……」

愛鬼「確かに、私達には失われている記憶があったわね」

愛鬼「それこそ、超高校級の絶望だったころの記憶……」

愛鬼「ただし、その中身については裁判の冒頭で明らかにした筈よね?」

マギカ「……だったら、この裁判はもう終了なんじゃないかな?」

マギカ「これですべての謎を解明したと……」

涌井「いいえ、まだ最後の謎は解明されておりませんわ」

涌井「私が提示する最後の謎……」

涌井「この学級裁判で解き明かしていただきたい最後の謎は……」

涌井「あなたたちはどうして、超高校級の絶望へと堕ちてしまったのか……!」

涌井「そして、超高校級の絶望として、一体どのようなことをしてきたのか……!」

涌井「この二点を解明し……そして……」

マギカ「そして……?」

涌井「その全てを受け入れた上で……心機一転として希望として生きるのか」

涌井「あるいは、ここまで抱いてきた希望の全てを捨て去って絶望として生きるのか……」

涌井「最後の決断を下していただきたいのですわ!」


388 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/24(火) 00:15:32.94 ID:cXo749/M0
愛鬼「……希望を捨て去って、絶望として生きるかどうか、ですって?」

愛鬼「……絶望として生きる価値が見いだせないわ」

宜保「そのようなもの、聞くまでもないことだ」

宜保「絶望として生きるなど、愚かな選択を取る人間がいるとも思えんな」

涌井「それは、全てを思い出してから判断していただければ結構ですわ」

涌井「あなた方は……今までの絶望を受け止めて……」

涌井「それでも、希望として生きる道を選び続けることが出来るのか……」

涌井「最後の最後まで、お供させていただきますわ……!」

リアナ「……悪趣味なことこの上ない」

マギカ「こんな、支離滅裂なのが……超高校級の絶望……?」

マギカ「つまり……昔の……私達?」

宜保「何人もの人間を死に追いやって来た外道、と言うわけか」

藻根「正直、全く、これっぽっちも想像がつかないのですがね……」

愛鬼「それはここにいる人間全員が同じよ」

愛鬼「……すっかり記憶として失われているんだもの」

愛鬼「いくら指摘されたとしても、他人がやったことだと脳が認識するわね」

宜保「……出来るのか、そんな状態で……」

宜保「俺たちの記憶を解き明かすことが……!」

リアナ「できるかどうかじゃないんだろうな……」

リアナ「解明しなければいけない……そして、その上で……」

マギカ「私達の過去と向き合わないといけないんだね……」

マギカ「そして、それを乗り越える……!」

マギカ「それが……約束、だから」

涌井「皆様の心意気は、この涌井留峰にしっかりと伝わってまいりました」

涌井「それでは、これより最後の議題へと話を進めてまいりましょう!」


389 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/24(火) 00:18:10.81 ID:cXo749/M0
リアナ「最後の議題、と言えば……私達の過去についてだが……」

リアナ「いきなり分かりもしない過去の話をするのは得策ではないだろうな」

宜保「その通りだな……俺達は、微塵も過去について覚えていない」

宜保「ならば、分かっているところから話し合うべきだな」

愛鬼「……超高校級の絶望に、希望ヶ峰学園の人間が堕ちた理由、ってわけね」

藻根「先ほどの議論を振り返ってみますと……超高校級のプログラマー殿が堕ちた理由は分かりますな」

リアナ「元々は、過去のいじめを発端とする殺人事件から、ってわけだな」

マギカ「それが、彼が世界に絶望する理由となった……」

マギカ「つまり、世界を憎むきっかけがどこかにあったってことじゃないかな……」

涌井「流石は円様、鋭いご指摘ですわね」

涌井「その通り、希望ヶ峰学園に集められた超高校級の才能を持つ生徒は……必ず絶望の種を持っているのですわ」

愛鬼「絶望の……種?」

涌井「何かを憎むきっかけ、とでも申しましょうか」

涌井「たとえば、愛鬼様はどうして違法薬物に手を出されたのでしょうか?」

愛鬼「……私は、どうして……?」

宜保「何も覚えていないのか……?」

愛鬼「……それが、いつの間にか当然になっていたから」

愛鬼「そのきっかけなんて……覚えて……」

涌井「そこに絶望の種があるのですわ」

涌井「そして、絶望の種は同じ理由の元に誕生するのです」

藻根「同じ理由の元……?」

マギカ「全員が同じ理由の元で絶望する、ってこと……?」

涌井「その理由……希望ヶ峰学園の生徒のプロフィールを読んだ円様なら分かりますわよね?」


マギカ(……希望ヶ峰学園の生徒が絶望の種を有する理由か)

マギカ(……それは恐らく)



1. 自分の才能に縛られたから

2. 自分の性格に縛られたから

3. 世界の運命に縛られたから


安価↓2

391 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/06/24(火) 00:20:18.24 ID:y2IMNzx+0


392 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/24(火) 00:29:27.86 ID:cXo749/M0
>>391 1. 自分の才能に縛られたから  正解!



マギカ「これだよ!」解!



マギカ「……自分の才能に縛られたから」

リアナ「才能に縛られたから……?」

マギカ「生まれ持って、あるいは日々過ごした中で生まれた私達の才能が……」

マギカ「私達を縛っているんじゃないかな……」

マギカ「それこそが、私達に仕組まれている、絶望の……種……」

愛鬼「才能に縛られる……生き方が、固定される……?」

リアナ「盗みの才能に縛られて……怪盗として生きざるを得なくなった……?」

宜保「霊能力者の一族に生まれたから、血に塗れた生き方しかできなくなったのか……」

愛鬼「生まれたころから薬品と過ごして来た私は……薬品が危険だと思わなくなったの……?」

藻根「絵と美術の才能で……いったい何が、縛られると言うのですかな……」

マギカ「魔法少女としての才能に縛られて……そのあと……」

涌井「皆様方、それぞれ少しは思い当るところがあったのでしょうか?」

涌井「では具体的に、どのように皆様が才能で縛られていたのかを考えてみましょうか」

涌井「……これは、皆様方と同じく超高校級の絶望に堕ちた生徒についての問題です」

涌井「はてさて、彼らはどのように才能で縛られて……」

涌井「絶望の種を生み出してしまったのでしょうか……?」

宜保「……何を言い出すつもりだ?」

涌井「いいえ、思惑なんてございませんよ」

涌井「分かりやすく、例を挙げさせていただこうかと思っただけですもの」

リアナ「……それも、また戯言の一つなのか?」

涌井「戯言などと聞こえの悪い……」

涌井「皆様が真実にたどり着くためのフォローをしているだけですわ」

マギカ「フォロー……ね」

涌井「では、お聞きしますわ」

涌井「本人の才能によって、家族環境が縛られ……何度も死の危険にあったのは誰で御座いましょう?」

宜保「……そんな人間が、俺以外にいるのか?」



マギカ(……何度も殺されかけてただけでなく、才能によって家族の愛情を縛られたのは……)



1. 超高校級のギャンブラー セレスティア・ルーデンベルク

2. 超高校級の保健委員 罪木蜜柑

3. 超高校級の日本舞踊家 西園寺日寄子

4. 超高校級の幸運 狛枝凪斗


安価↓2

393 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/06/24(火) 00:32:14.30 ID:xVRjPQ5TO


397 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/24(火) 00:38:13.73 ID:cXo749/M0
>>393 3. 超高校級の日本舞踊家 西園寺日寄子  正解!



マギカ「彼女しか……いない!」解!



マギカ「日本を代表する、日本舞踊の家元、西園寺家に生まれた時期家元……」

マギカ「……超高校級の日本舞踊家、西園寺日寄子さん」

マギカ「彼女こそが、才能で家庭環境に縛られ……何度も命の危険にさらされてきた人だよ」

涌井「大正解ですわ」

涌井「今でこそ、ビックバンボディな姿に育たれた西園寺様は……」

涌井「まだその容姿がちんちくりんであったときに、何度も殺されかけたのですわ」

涌井「時には、飲料に毒を混ぜられ」

涌井「時には、乗っている自動車に追突され」

涌井「時には、舞台照明を落とされ」

涌井「時には、直接的に暗殺まで差し向けられましたの」

リアナ「……そんなの、ただの犯罪じゃないか」

宜保「……各業界の家元と言うのは、強大な力を持つ」

宜保「俺の家系でも同じような事実はあるが……」

宜保「全て、闇に葬り去られるだけだ」

リアナ「……死んだ方が悪い、とでもいうのか?」

宜保「西園寺家ではそうだった、つまりそう言うことなのだろう……」

宜保「信じたくはないことだが……な」

愛鬼「それが、西園寺日寄子が絶望に堕ちる種、と言うことね」

涌井「彼女は絶望に堕ちてから、一家全員に復讐しましたけれども、ね」

藻根「……全員、ですと?」

涌井「当然ですわ……自分の希望を、根こそぎ奪われていたんですもの」

宜保「……狂気の沙汰、だな」

愛鬼「はじめからわかっていたことじゃないの……」

涌井「次に参りますわね?」

涌井「続いては……そうですわね……」

涌井「生まれ持った才能の所為で、愛する母親を失った人を聞きましょうか」

藻根「今度は……才能で母親を失った、ですかな?」


マギカ(……才能の所為で母親を失ったのは、確か)


安価↓2


398 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/06/24(火) 00:41:10.12 ID:xVRjPQ5TO


400 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/24(火) 00:46:13.48 ID:cXo749/M0
>>398 1. 超高校級のギャンブラー セレスティア・ルーデンベルク  正解!

選択肢が入ってなかった……すまなんだ。



マギカ「彼女しか……いない!」解!



マギカ「本名を常に偽って希望ヶ峰学園で生活してきた彼女……」

マギカ「超高校級のギャンブラーである、セレスティア・ルーデンベルクさん」

マギカ「彼女以外には考えられないよね……」

涌井「ええ、まさしく大正解ですわ」

涌井「生まれ持ったギャンブラーと言う才能によって、母親を失ってしまったのです」

リアナ「ギャンブルにでも失敗したのか?」

リアナ「だが、それでは才能に縛られていることにはならないのか……」

愛鬼「才能を父親に利用されたのよ」

愛鬼「賭博が趣味だった、彼女の父親にね」

涌井「そして、母親はそんな父親に猛反発……」

涌井「最終的に、母親は父親によって殺害されてしまったのです」

藻根「そして彼女は……どうなったのですか?」

涌井「父親を恨みに恨んで、彼女の名前を捨てたのです」

涌井「安広多恵子、という本名を、ですわ」

リアナ「そして、別の人生を歩み始めたというのか……」

宜保「それこそが、彼女の絶望の種と言うことだな……」

宜保「理不尽な仕打ちに、世界を憎むのも分からなくはないが……」

涌井「まだまだ続きがございますわよ」

涌井「今度はそうですわね……才能によって、自分の居場所を奪われ続け……」

涌井「その才能によって生きながらえつつも、不幸にし続けられている人物はどなたでしょうか?」


マギカ(……才能によって振り回され続けていたのは、きっと)


1. 超高校級のギャンブラー セレスティア・ルーデンベルク

2. 超高校級の保健委員 罪木蜜柑

3. 超高校級の日本舞踊家 西園寺日寄子

4. 超高校級の幸運 狛枝凪斗


安価↓2

402 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/06/24(火) 00:47:15.16 ID:yrpGiqxFO


403 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/24(火) 00:59:08.88 ID:cXo749/M0
>>402 4. 超高校級の幸運 狛枝凪斗  正解!



マギカ「彼しか……いない!」解!



マギカ「超高校級の幸運にして、数々の不運に苛まれてきた人……」

マギカ「それだけ不幸な目にあいながらも、幸運にも生き残って来た……」

マギカ「一つ下の世代の超高校級の幸運、狛枝凪斗君だよね」

涌井「ぱんぱかぱんぱんぱーん! またしても大正解ですわ」

リアナ「確か、希望ヶ峰学園では毎年抽選で選ばれる幸運枠があるんだったな」

リアナ「だが、あくまでもそれは抽選枠で……本当に幸運かどうかは」

愛鬼「いいえ、抽選枠で選ばれた人間も、本当に超高校級の才能なのよ」

愛鬼「幸運にもホテルの異常を起こしてクロを指摘した」

愛鬼「幸運にも自分の望む相手をクロにすることが出来た」

愛鬼「破魔耶の持っていた幸運も、こういった異常性のある幸運だったわ」

藻根「彼も、その類だとおっしゃられるのですかな?」

愛鬼「いや、その比じゃないわね」

マギカ「彼の幸運は、破天荒なことこの上ないね……」

マギカ「家族旅行でハイジャックに合って不運見舞われると……、幸運にも落下してきた隕石がハイジャック犯を打ち殺した」

マギカ「だけど、不運にも彼以外の乗客は死んでしまい、両親を失うことになって」

マギカ「……幸運にも遺産が彼の元へと転がり落ち、自由と金を手に入れるんだ」

宜保「……あり得ない、と言いたいところだが」

藻根「何とも恐ろしい話ですな……」

リアナ「それなら、自分の幸運と言う才能を疎むのも分かる気がするが……」

涌井「まだまだ参りますわよ?」

涌井「次は……そうですわね……」

涌井「自らの才能によって、イジメられるに至ってしまった方は誰でしょうか?」


マギカ(才能によってイジメの対象に選ばれてしまったのは……きっと)


1. 超高校級のギャンブラー セレスティア・ルーデンベルク

2. 超高校級の保健委員 罪木蜜柑

3. 超高校級の日本舞踊家 西園寺日寄子

4. 超高校級の幸運 狛枝凪斗


安価↓2

405 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/06/24(火) 01:07:11.87 ID:y2IMNzx+0


406 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/24(火) 01:10:41.08 ID:cXo749/M0
>>405 2. 超高校級の保健委員 罪木蜜柑  正解!



マギカ「彼女しか……いない!」解!



マギカ「自分が発揮した才能の結果、イジメの対象になってしまったのは……」

マギカ「超高校級の保健委員、罪木蜜柑さん」

マギカ「おそらく、彼女だったはずだよ」

愛鬼「罪木蜜柑……確かに、その救急センスは話題になっていたわ」

愛鬼「かつては、下手すれば死亡事故につながりかねなかった急患に適切な処置を施し」

愛鬼「その患者の命を取り留めさせた、とも」

宜保「……それがどうしてイジメにつながるのだ?」

リアナ「……確かに、理解に苦しむが……」

愛鬼「学校には当然保険医がいる」

愛鬼「でも、その保険医には急患を助けることはできなかったのよ」

マギカ「結果、保険医は無力さを感じ……自殺してしまった」

涌井「その結果、彼女を待っていたのはとんだ掌返しだったのですわ」

涌井「少し前まで救世主だ何だと囃し立てていた者たちは……」

マギカ「総じて彼女をイジメるに至った……ってわけだね」

藻根「ふ、ふざけておりますな……」

藻根「彼女は何も悪いことをしていないではありませんか!」

涌井「学校側は、保険医の死の責任を……彼女に被せたかったのですわ」

涌井「担当する保険医が自殺した原因が学校側にあったことを隠すために……」

愛鬼「そのために、彼女はスケープゴートにされたの?」

涌井「……そのイジメは仕組まれたものではありましたが……」

涌井「結果的に学校側には、名誉しか残りませんでしたものね」

宜保「自殺した保険医はどうなったのだ?」

涌井「勝手に自殺した心の弱い人物、と切り捨てられましたわ」

涌井「自殺の原因は、罪木蜜柑にあるとして、ですけれどね」

涌井「それも、名前は明るみに出ないように隠しながら、彼女の心だけを責めたてたのですわ」

宜保「外道どもめ……」

涌井「希望ヶ峰学園の、絶望の種を抱えた次世代の希望には少なくない事例ですわね」

涌井「中には、その才能によってもっと大きいものを奪われた人がいるのですから」


407 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/24(火) 01:11:33.69 ID:cXo749/M0
リアナ「……もっと、大きなもの?」

藻根「家族を奪われ、希望を奪われ、名前を奪われた挙句、才能によって世間に恨まれ、その手を汚して来た……」

藻根「そんな人々よりもひどい目に合った方がいる、というのですかな?」

リアナ「だが、普通に考えればそれよりも大きいものなど……」

宜保「家族を奪われたものに残るのは何だ?」

リアナ「きゅ、急にどうしたというんだ……」

愛鬼「そりゃあ、自分個人が残るんじゃないの?」

宜保「名誉が傷つけられたものに残るものは……?」

リアナ「どちらにせよ、命は助かっているだろう」

宜保「では、世間に恨まれたものに残るものは……?」

藻根「いくら恨まれようとも、自分個人は消えませんからなぁ」

宜保「己の手を汚した者でも、持ちうるものは……?」

マギカ「自分の命だけは、残り続ける、よね?」

宜保「……つまり、才能によって失われる最も大きなものは……」

宜保「生命、ということか?」

マギカ「……生、命?」

愛鬼「は……? 才能によって、殺されるってこと?」

涌井「ええ、大まかには正解ですわね」

愛鬼「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」

愛鬼「死んでいたら、そもそも希望ヶ峰学園に入ることなんてできないじゃない!」

涌井「あら、そうでしょうか?」

涌井「別に生命を失うと言っても、死んだわけでは御座いませんわ」

リアナ「死んだわけではないのに……生命を失う?」

涌井「単刀直入に申しましょうか」

涌井「その方は、自分の才能によって……人としての生命を……」

涌井「つまり、人生を奪われてしまったのですわ」

マギカ「人生を奪われた……?」

宜保「……人間として、存在しなくなったわけじゃないな」

愛鬼「どういうことなの……?」

涌井「そして、才能によって人生を奪われた方がこの中にいらっしゃいます!」

涌井「どなたのことなのか……わかっていただけますか?」


マギカ(……才能によって、人生を奪われた人って誰のことだろう?)


怪しい人物を指定しろ!


安価↓2

409 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/06/24(火) 01:13:30.36 ID:y2IMNzx+0
マギカ

426 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/30(月) 22:43:44.79 ID:IDI/xvwR0
>>407→>>409より再開


マギカ(もしかして……私……?)解!


マギカ「……その、この中って言うのは、生き残った私達、ってことだよね?」

涌井「ええ、お察しの通りですわ……」

マギカ「愛鬼ちゃんは、薬物の取り過ぎで体がボロボロ……私なら、魔法で治癒できるけど」

愛鬼「……否定は、出来ないわ」

マギカ「宜保さんは、家族殺しの汚名。……一族の長になるための宿命を越えた」

宜保「……そうだ」

マギカ「藻根君は芸術家のさだめ……芸術への精神的傾倒の激しさ……」

藻根「そこは認めざるを得ないところがありますけれども……」

マギカ「リアナちゃんは、盗みの才能。……犯罪者として生きる道を選んだ」

リアナ「それを選んだのは他でもない私だからな」

マギカ「……私は?」

愛鬼「……マギカは、何かを失わなかったの?」

マギカ「……分からない、何も……覚えてないの……」

マギカ「家族がいて……皆がいて……私は魔法を使えるようになった」

マギカ「みんなを助けるために魔法を行使する魔法少女に……」

マギカ「私の人生は魔法に奪われた……?」

マギカ「もう、魔法使いと言う生き方から逃れられないってこと……?」

涌井「いいえ、それだけなら人生を奪われた、などと言いませんわ」

涌井「あなたが生涯の仕事に魔法少女を選んだから……それが理由ではありませんの」

マギカ「でも……人生を奪われたのは、私?」

涌井「ええ、その通りですわ……」

涌井「あなたは、自分の才能によって人間として生きることを奪われ、魔法少女になった」

涌井「そして、希望ヶ峰学園によって……希望の魔法少女であることをも奪われた」

愛鬼「希望の魔法少女であることを……奪った?」

宜保「……魔法少女に希望だとか絶望だとかの派閥があるというのか?」

涌井「いいえ……少なくとも、私が把握している限り……」

涌井「魔法少女の才能を有する方は……彼女以外にはおりませんわ」

藻根「では……なぜ、そのようなことを……?」

涌井「そもそも、この一連の事件の発端は、希望ヶ峰学園に責任があるのですから」

リアナ「希望ヶ峰学園の責任……だと?」

涌井「……では、まずは希望ヶ峰学園がどうして……この事件に責任を負うのかについて」

涌井「話し合っていただくことに致しましょう」


427 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/30(月) 22:46:42.82 ID:IDI/xvwR0
リアナ「希望ヶ峰学園が、今回発生した絶望的事件の発端だと言ったな?」

涌井「ええ、あの学園があのようなことをしなければ……」

涌井「少なくとも、このような事態には陥らなかったと言えるはずですわ」

愛鬼「……あのような、こと?」

涌井「希望ヶ峰学園が、私たち絶望を作り出してしまった要因は大きく分けて二つです」

涌井「一つは、既に皆様の知るところになっているはずですわ」

藻根「……絶望の種、ですかな?」

宜保「……希望ヶ峰学園にスカウトされた人間の大半が持っている、そう言っていたな」

宜保「だが、絶望の種の元々の要因は俺達の才能にあるのではなかったのか?」

涌井「基本的には、私達の中の才能が絶望の種を植え付けていることに変わりはありません」

涌井「希望ヶ峰学園は、その絶望に水をやり、大きくしたのですわ」

リアナ「待て、希望ヶ峰学園のキャッチコピーは次世代の希望を育てることだろう?」

リアナ「ならば、どうしてわざわざ絶望を育てるようなことをするんだ?」

涌井「希望ヶ峰学園の総意ではなかった、そう言っておきましょう」

涌井「少なくとも、希望ヶ峰学園の学園長である霧切仁は、そのような方ではありませんわ」

愛鬼「……なら、誰が絶望の種を育ててしまったのか」

愛鬼「考えられるのは、ただ一つね」

藻根「……なにか、お分かりになるので?」

愛鬼「さっきまでの、絶望に堕ちた生徒達のことを考えれば必然的に、ね」

愛鬼「マギカは……それに伴う証拠とか持っていないかしら?」



マギカ(……希望ヶ峰学園が、絶望の種を育ててしまった証拠、か)



【コトダマを提示しろ!】


コトダマリスト >>238 >>239


安価下2

429 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/06/30(月) 22:52:29.47 ID:PL202CRw0
【スカウトの記録】

430 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/30(月) 22:54:21.27 ID:IDI/xvwR0
>>429 【スカウトの記録】 正解!



マギカ「確か、スカウトの記録にこんなのが残っていたんだよ」

マギカ「正直許せる話じゃないけど……」

宜保「超高校級の保健委員、罪木蜜柑のスカウト記録、か」

愛鬼「罪木蜜柑がいじめの対象になっていたのはさっきの話からも明らかよね」

愛鬼「そして、このスカウトの記録を見る限り……」

リアナ「イジメは……教育機関ぐるみで行われていた、か」

マギカ「学校側がいじめを黙認するどころか、助長していたんだよね」

マギカ「それを知っていた警察機関、教育機関みたいな国の機関も見て見ぬふり……」

マギカ「このスカウトは、彼女の心が弱まるように追い詰め、誘導して」

マギカ「あたかも救いの手を差し伸べるかのように、彼女を希望ヶ峰学園にスカウトした」

涌井「……超高校級の生徒をスカウトすることが出来れば」

涌井「彼らには莫大な報奨金が振り込まれるから、ですわね」

マギカ「つまり、罪木さんは……」

藻根「希望ヶ峰学園の闇によって、被害者にさせられたというところでしょうかな?」

涌井「……そうですわね」

涌井「そして、これは氷山のほんの一角にすぎませんわ」

涌井「果たして希望ヶ峰学園の在校生の内、何人がこのような汚い手に晒されてきたのか……」

涌井「その結果は、推して知るべし……ですわね」


431 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/30(月) 22:55:46.25 ID:IDI/xvwR0
リアナ「いや、ちょっと待て」

リアナ「確かに、希望ヶ峰学園によって自分の人生がゆがめられたとすれば……」

リアナ「私達は希望ヶ峰学園に対して恨みを抱くだろうし……」

リアナ「場合によれば、反旗を翻すことだって考えられなくはない」

リアナ「……だが、ことはそう簡単ではないのだろう?」

藻根「全世界を巻き込んだ、絶望的な事件……」

藻根「果たして、希望ヶ峰学園に対する恨みだけで発現するものなのでしょうかな?」

涌井「それが、もう一つの希望ヶ峰学園の責任につながるのですわ」

涌井「寧ろ、此方が本題……」

涌井「先ほどまでの絶望の種は、あくまで希望ヶ峰学園に……」

涌井「もっと大きいスケールで言えば、大人、世界に不信感を抱かせるものだけですもの」

涌井「希望ヶ峰学園の最も大きな責任はそこには御座いませんわ」

リアナ「最も大きな……責任?」

涌井「皆様は、どうしてこの世界を絶望に陥れている存在が……」

涌井「『超高校級の絶望』などと呼ばれているか、考えたことがありませんか?」

宜保「……その答えは、順当なところで一つしかないな」

宜保「……希望ヶ峰学園が生み出したからこそのブラックジョークな名前なのだろう?」

宜保「だからこその……『超高校級の絶望』……違うか?」

涌井「いいえ、その通りでございますわ」

涌井「そして、希望ヶ峰学園が『超高校級の絶望』を生み出す要因を作ったことこそ」

涌井「希望ヶ峰学園が逃れることのできない、大きな責任なのでございますわ」


432 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/30(月) 22:59:04.41 ID:IDI/xvwR0
【ノンストップ議論 開始】


▶【人工メシア計画】
▶【円天寺美菜輝のメール】
▶【不二咲千尋の日記】
▶【新聞の切り抜き】
▶【コロシアイ自然教室のDVD】
▶【遺体安置所のランプ】
▶【研究者の独白】



涌井「希望ヶ峰学園が、この事件に大きくかかわっているのは……」

涌井「既に説明したとおり、ですわ」

リアナ「希望ヶ峰学園が……私達の中に根付いた【絶望を育て】あげ……」

リアナ「……【世界に不信感を抱かせた】と言うことではないのか?」

愛鬼「世界に不信感を抱く程度で、あんな支離滅裂な行動に出る人間はごく少数よ」

愛鬼「単発的な自爆テロとかならともかく……」

愛鬼「【集団的に世界を壊す】なんて、普通は考えられないわね」

宜保「そもそも、絶望を抱いた人間が、世界を壊すためとはいえ……」

宜保「【手を取り合って】仲良くすることが出来るのか?」

リアナ「……主義も主張も違う人間同士が、手を取り合うのは難しいだろうな」

藻根「……誰でもが主として仰げるような……【絶対的な存在がいた】とかでは?」

リアナ「そんなことがありえるのか……?」

宜保「いくら才能あふれる希望ヶ峰学園の生徒とはいえ……」

宜保「【どの人間をも圧倒する才能を持った人間などいない】と思うがな」



【コトダマ】→【ウィークポイント】で論破せよ!


安価下2

434 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/06/30(月) 23:03:04.05 ID:PL202CRw0
【絶対的な存在がいた】→【どの人間をも圧倒する才能を持った人間などいない】

435 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/30(月) 23:12:20.47 ID:IDI/xvwR0
>>434 【絶対的な存在がいた】→【どの人間をも圧倒する才能を持った人間などいない】 正解!


   B R E A K !


マギカ「そんなの絶対おかしいよ!」論破!




マギカ「才能を生まれ持っていなくても……作れるよね」

宜保「才能を作れる……とはどういうことだ?」

愛鬼「アンタは読んでないかもしれないから分からないけど……」

愛鬼「この世界に奇跡を起こす才能を作り出すプロジェクトがあったわ」

リアナ「奇跡を起こす……人工的にか?」

藻根「流石にそれは……人工的に才能を作り出すだなんて、そんなことが……」

愛鬼「でも、奇跡を起こせるほどの才能の持ち主なのだとしたら……」

宜保「他の誰をも圧倒できるだけの存在……」

宜保「それこそ絶対的な存在になれる、と言うわけだな……」

マギカ「……そして、その情報は、手元にあるんだよ」



【コトダマを提示しろ!】


コトダマリスト >>238 >>239


安価下2

436 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/06/30(月) 23:16:53.42 ID:PL202CRw0
【人工メシア計画】

438 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/30(月) 23:39:59.21 ID:IDI/xvwR0
>>437 → >>436 【人工メシア計画】 正解!



マギカ「これで証明できる……!」解!



宜保「……人工メシア計画、か」

藻根「それは、もはや奇跡と言うのでしょうかね……」

愛鬼「細かいことは私にもわからないわ」

愛鬼「ただ、希望ヶ峰学園がそうしたオカルト染みた奇跡の才能を作り出そうとする」

愛鬼「人類史上最低最悪の人体実験に手を出しているのは確かなのよ」

宜保「そうすると、主義も主張もばらばらだった絶望の種を……」

宜保「その人間がまとめあげた、と言うことなのか?」

愛鬼「他にも可能性のある者はいるわ」

愛鬼「いずれにしても、可能性があるのは希望ヶ峰学園の才能育成プログラムの被験者ってこと」

愛鬼「奇跡を起こす天才か、万能な天才かの違いだけよ」

涌井「そして、その才能育成プログラム……」

涌井「通称、人工メシア計画の被験者は……」

マギカ「希望ヶ峰学園、第76期生……」

マギカ「つまり……私達の中の……誰か、だね」

愛鬼「……そして、その見当はもうついているってわけよね」

リアナ「……もう、誰が被験者か分かっているのか?」

宜保「……薄々気づくレベルの話だな」

宜保「言いにくければ、俺から言ってもいいが……?」

マギカ「……ううん、大丈夫」

マギカ「おそらくその実験の被験者……私の筈なんだよ」


439 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/06/30(月) 23:41:34.80 ID:IDI/xvwR0
リアナ「実験の被験者がお姉ちゃんだった……?」

リアナ「いやいや、お姉ちゃんが魔法少女だったとしてもさ」

リアナ「そんな話、信じられるわけないじゃないか!」

リアナ「お姉ちゃんは、今まで私達と同じように生活してきたじゃないか!」

リアナ「お姉ちゃんが、奇跡を起こす天才だなんて……そんな片鱗なんて……!」

藻根「いえ、もともとこの生活の中では……そんな片鱗を見せようがないのではないでしょうかね?」

リアナ「……片鱗を見せようがない?」

愛鬼「……藻根の言う通りなのよね」

愛鬼「……間違いない、マギカが実験の被験者だとしても」

愛鬼「この生活上ではマギカが天才の片鱗を見せることは無いはずよ」

宜保「……俺達の記憶が失われているのと同義だな」

宜保「仮に円が被験者だったとしても……」

リアナ「そもそも、その記憶が失われているってことか……」

リアナ「ただ、それじゃ……お姉ちゃんが被験者かどうかを判断することどころか」

リアナ「誰が被験者かを判別することすら難しくなるんじゃないのか?」

マギカ「……そんなこと、ないんだよ」

マギカ「私が被験者だったってことを示す過去の証拠が……ね」

愛鬼「……そんな証拠、私も知らないわよ?」

マギカ「……この証拠品、研究所で手に入れたものじゃ……ないからね」



【コトダマを提示しろ!】


コトダマリスト >>238 >>239


安価↓2



441 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/06/30(月) 23:49:02.31 ID:3PeTpqQN0
島武彦のラブレター

442 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 00:03:10.00 ID:PvWJjW0j0
>>441 【島武彦のラブレター】 正解!



マギカ「これで証明できる……!」



愛鬼「その手紙は……?」

マギカ「ある人から私に対して書かれたラブレターだよ」

マギカ「……自分で言うのも恥ずかしいんだけどね」

宜保「誰かが……この生活中にラブレターを出していたということか?」

宜保「いや……それでは、円が被験者だったことの証明にはならないな」

リアナ「……誰からのラブレターなの?」

マギカ「……島君、だよ」

藻根「美容師殿、ですと?」

藻根「ですが、美容師殿とは第二の事件で対立しておりませんでしたか?」

愛鬼「あいつがここでの実験を知っているとも考えにくい……」

愛鬼「なら、どうしてここで島の名前が出てくるの……?」

宜保「……円、そのラブレター……いつ書かれたものだ?」

リアナ「ラブレターがいつ書かれたものか、大事な質問なのか?」

宜保「この上なく大事な質問だ……」

宜保「そのラブレター……ここでの生活よりもっと前に書かれたものじゃないか?」

マギカ「……具体的にいつ書かれたものかまでは分からないんだ」

マギカ「でも、このラブレターに書かれた私への一文が……」

マギカ「私が実験の被験者であったことを証明してくれるんだ」

マギカ「……告白の返事は、手術後に欲しい」

リアナ「……手術、後?」


443 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 00:04:25.69 ID:PvWJjW0j0
愛鬼「人工メシア計画は、その性質上……」

愛鬼「ロボトミー手術を必要としているのよ」

リアナ「ロボ……トミー……?」

藻根「聞いたことはありますが……具体的なことは……」

宜保「早い話が……頭を切り開く、と言うことだろう?」

涌井「ええ、愛鬼様ではなく宜保様が答えられるとは思いませんでしたが……」

涌井「確かに、件の被験者はロボトミー手術を受けておりますわ」

愛鬼「そして……過去に希望ヶ峰学園で行われた手術において」

愛鬼「被験者が分からないものは存在しないのよ」

愛鬼「少なくとも、この研究所にある資料の中には……ね」

宜保「ちょっと待て、もう一つ……カムクライズルプロジェクトがあるのではないのか?」

愛鬼「あの実験においては、被験者がある程度判別できるわ」

愛鬼「少なくとも、マギカではないのよ」

リアナ「その実験の被験者がお姉ちゃんではないと言える証拠はあるのか?」

愛鬼「被験者が予備学科……それで十分でしょう?」

涌井「ええ、あの実験に関しての情報は保証致しましょう」

マギカ「そうなると……実験における手術の経験者である私が……」

マギカ「人工メシア計画の被験者だってことになるよね?」

藻根「……確かに、それはそうなのかもしれませんが……」

藻根「それが、例の絶望的事件とどのような関係があるのでしょうかね?」

涌井「では、皆様には選択肢でお尋ねしましょうか」

涌井「予想でお答えくださいませ……」

涌井「人工メシア計画自体はなんとか成功いたしましたが……」

涌井「その後、円様はいったいどうなってしまったのでしょうか?」



1. 絶望してしまった

2. 絶望してしまった

3. 絶望してしまった


444 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 00:05:14.74 ID:PvWJjW0j0
リアナ「……ふ、ふざけるな!」

リアナ「こんな選択肢……認められるわけが……!」

マギカ「答えは簡単なことだよ……そうでしょ?」

宜保「だが、それを認めるということは……!」

マギカ「……認めないと、ダメなんだ」

マギカ「どんな絶望が待っていても……それが、皆との約束だったから」

マギカ「だから……私は、過去のことを……認めるよ……!」

マギカ「手術後の私は……絶望してしまった……」

マギカ「絶望に……堕ちてしまったんだ!」

愛鬼「……マギカが、それでいいんだったら私はついていくわ」

愛鬼「……他でもない、マギカがそれを認めるなら」

涌井「……さて、円様が絶望してしまったことはもう皆様理解してくれましたか?」

藻根「……認めたくなど、ありませんぞ」

リアナ「……でも、お姉ちゃんが認める、って言うんだ」

リアナ「私達に、それを邪魔することなんてできないさ」

宜保「……一番つらいのは、円のはずだ」

宜保「あいつは……自分が絶望に堕ちたことを認めるということが……」

宜保「俺達をこの事件に巻き込んでしまったことと同じだと分かった上で……」

宜保「前に進もうとしているんだからな」

涌井「ふふ、宜しいですわ」

涌井「では、絶望に堕ちてしまった円様が作り上げたものは次のうちどれでございましょう?」

マギカ「……私が作り上げたもの、か」



1. 未来機関

2. 希望ヶ峰学園

3. 超高校級の絶望


安価↓2

445 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/01(火) 00:07:26.26 ID:lwjv5Y280
3. 超高校級の絶望

447 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 00:21:19.18 ID:PvWJjW0j0
>>446 → >>445  3. 超高校級の絶望  正解!



マギカ「……こうとしか、考えられない!」解!



マギカ「……絶望した過去の私が作り出してしまったのは」

マギカ「……超高校級の絶望、そうとしか考えられないよ……」

愛鬼「……この質問、そもそも考えさせるつもりすらなかったみたいね」

宜保「円が超高校級の絶望を創設した……」

宜保「人工メシア計画の被験者である……円が……」

愛鬼「だからアンタは言っていたのね……」

愛鬼「世界を巻き込む、絶望的事件のきっかけを作ったからこそ」

愛鬼「希望ヶ峰学園が負うべき責任は重い、って」

涌井「ええ、当然でありましょう?」

涌井「希望ヶ峰学園が余計なことをしなければ……世の中は、こんなことにはなりませんでした」

涌井「……全知全能の力を、人間に宿そうなどと言う愚かな真似をしなければ」

藻根「……全知、全能ですと?」

藻根「神を作り出したとでも、そう仰りたいのですかな?」

涌井「……知る必要のないことを、知ってしまったのですわ」

涌井「だからこそ、円様は絶望してしまった」

涌井「折角忘れていたものを、思い出してしまったから」

涌井「だから、世界を亡ぼすために……超高校級の絶望を組織して……」


リアナ「お姉ちゃんは……そんな人じゃない!」反論!


リアナ「違う、違う違う違う違う……!」

リアナ「お姉ちゃんが、たとえ絶望していたとしても……」

リアナ「私達を絶望させた、超高校級の絶望の創設者だなんて……」

リアナ「そんなこと絶対に、絶対にありえないんだ……!」


448 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 00:23:58.14 ID:PvWJjW0j0
【反論ショーダウン 開始】


▶【人工メシア計画】
▶【円天寺美菜輝のメール】
▶【モノクマプロジェクト】
▶【新聞の切り抜き】
▶【コロシアイ自然教室のDVD】
▶【遺体安置所のランプ】
▶【研究者の独白】
▶【冷凍装置のルール】
▶【全世界絶望計画】


リアナ「お姉ちゃんは、人工メシア計画の被験者だったかもしれない」

リアナ「……確かに、お姉ちゃんは絶望してしまったのかもしれない……!」

リアナ「それでも、お姉ちゃんが……世界中の人々を絶望させるための組織を作ったり」

リアナ「世界を滅ぼそうとするはずなんてないんだ……!」


マギカ「……私にだけは、それよりも前の失われた記憶がある」

マギカ「それに……私が創設者だとすると……納得のいくこともあるんだよ」


リアナ「今までの情報だって、全部希望ヶ峰学園のデータからの推論じゃないか!」

リアナ「お姉ちゃんが超高校級の絶望の創設に関係する証拠がない限り……」

リアナ「今までの話は、全部【涌井のほら話】だったとしてもおかしくない!」

リアナ「そうだよ……【お姉ちゃんと超高校級の絶望との間のつながりなんてない】じゃないか!」



【コトノハ】→【ウィークポイント】で論破せよ!


安価下2

450 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/01(火) 00:28:34.85 ID:lwjv5Y280
【モノクマプロジェクト】→【お姉ちゃんと超高校級の絶望との間のつながりなんてない】

452 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 00:36:34.02 ID:PvWJjW0j0
>>450 【モノクマプロジェクト】→【お姉ちゃんと超高校級の絶望との間のつながりなんてない】 正解!



マギカ「……その言葉、斬らせてもらうよ!」論破!



マギカ「……私が超高校級の絶望を創設したと考えれば、納得できることがあるんだよ」

リアナ「……そんなもの、どこにあるっていうのさ!」

愛鬼「……うーん、私もそれは分からないけど」

マギカ「……涌井さんに一つ聞きたいんだけどさ」

マギカ「涌井さんが操っていた、モノクマについて……」

涌井「モノクマについて、ですか……?」

涌井「元々は、希望ヶ峰学園のマスコットキャラクターですけれど……」

マギカ「そのマスコットキャラクター化計画を実働したのは……」

マギカ「確か、カリスマギャルとして有名な江ノ島盾子だったよね?」

涌井「ええ、そこまでは正しいですけれども……何がお聞きになりたいので?」

マギカ「どうして、モノクマが超高校級の絶望のマスコットになったのか」

マギカ「……トップが、決めたんじゃないの?」

涌井「……と言うよりは、創設にかかわった人が、クマが好きだったからそのまま使うことになったと」

リアナ「……そう言えば、資料館でそんな資料を見た気がするな」

リアナ「お姉ちゃんはクマが好きだ……とか」

愛鬼「ええ、インタビューの一つに書いてあったわね」

藻根「……まさかとは思うのですが」

藻根「超高校級の絶望がモノクマをマスコットにしているのは……」

マギカ「……私が、そう決めたから、だよね」

マギカ「だって、モノクマを完成させるプロジェクトには私もかかわっているんだから」

愛鬼「……もう、リアナからの反論は無い?」

リアナ「反論する材料がなくなっただけだ」

リアナ「本当は認めたくはないが……いつまでも、議論を止めるわけにもいかないだろう……」

涌井「では、反論もやみましたので、議論を続けていきましょうか」

涌井「では、超高校級の絶望を創設した円様は最初に誰を絶望に堕としたのでしょうか?」



マギカ(……誰を、最初に絶望させたのか……)



1. 超高校級の幸運 苗木誠

2. 予備学科 日向創

3. 超高校級の幸運 狛枝凪斗


安価↓2

453 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/01(火) 00:37:54.53 ID:wq8z/pdS0


455 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 00:57:07.71 ID:PvWJjW0j0
>>454 → >>453 2. 予備学科 日向創 正解!



マギカ「……これだよ!」解!



マギカ「ここからは予想の範囲を抜けないけど……」

マギカ「おそらく、最初に絶望させたのは……予備学科の日向創だったはずだよ」

宜保「……俺も同じ考えだ」

宜保「希望ヶ峰学園の実情と、実験のことを考えるとな」

愛鬼「……おそらく、それで間違いないはずよ」

愛鬼「……対象となる日向は、普通の予備学科じゃないからね」

藻根「……普通の予備学科じゃない?」

藻根「……えっと、ど、どういうことなのですかね?」

愛鬼「件の予備学科、日向創を絶望させることは……」

愛鬼「多くの77期生を絶望させるきっかけになるってことよ」

リアナ「……どういうことだ?」

リアナ「なんで予備学科の人間が本科の人間を絶望させることが出来るんだ?」

藻根「そもそも予備学科は……本科の人間との関わりなどないのでは……」

マギカ「……いや、彼だけは本科の人間との関わりがあったんだ」

マギカ「……それを示す証拠、あるよ」

涌井「では、教えていただきましょう!」

涌井「……どうして、日向創が本科生を絶望させるきっかけになるのか……を!」



【コトダマを提示しろ!】


コトダマリスト >>238 >>239


安価↓2

456 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/01(火) 01:05:32.63 ID:Wa9jZq0m0
【超高校級の相談窓口】

461 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 22:34:09.79 ID:PvWJjW0j0
>>457 → >>456 【超高校級の相談窓口】 正解!



マギカ「これで証明できる……!」解!



マギカ「予備学科に所属しているものの、日向創は本科の人間と友好的だったんだ」

マギカ「特に77期生とは、だね」

愛鬼「そんなことから日向につけられたあだ名が、超高校級の相談窓口」

愛鬼「彼は、悩みを抱える77期生の人間のカウンセラーのような人間だったのよ」

宜保「……保険委員の罪木、日本舞踊家の西園寺、写真家の小泉からは恋心を」

宜保「メカニックの左右田、極道の九頭竜、飼育委員の田中辺りとはより深い友情を……」

宜保「日向と言う男は、77期生の人間の中心と言っても差支えのない存在だったというわけだ」

藻根「……予備学科の人間が、本科でもなじめるだなんて……」

リアナ「そもそも、私達は予備学科についてはあくまで情報の上でしか理解できていないがな」

リアナ「私達には、本科や予備学科の記憶なんてないわけだからな」

宜保「だが、日向が最初に絶望に堕とされた理由は納得できるだろう?」

愛鬼「中心人物が絶望したとなれば、やがて絶望は伝染するのよ」

マギカ「……好きな人が絶望した、親友が絶望した、親族が絶望した……」

マギカ「人は簡単に、絶望してしまうんだよね……」

リアナ「……だが、どうやって日向を絶望させたんだ?」

リアナ「別に、その男はお姉ちゃんに傾倒していたわけじゃないんだろう?」

愛鬼「……日向創の経歴を考えれば、なんとなく想像はつくはずよ」

涌井「では、日向創を絶望させた方法について、考えてみていただきますわね」


462 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 22:41:53.05 ID:PvWJjW0j0
【ノンストップ議論 開始】


▶【人工メシア計画】
▶【カムクライズルプロジェクト】
▶【クローン個体識別番号】
▶【カムクラハジメプロジェクト】
▶【希望ヶ峰ドリープロジェクト】
▶【絶望更正プログラム】
▶【超高校級の生徒による殺人事件】
▶【モノクマプロジェクト】
▶【全世界絶望計画】


リアナ「確かに、日向を最初に絶望に堕とした理由については納得できる」

リアナ「だが、どうやってその対象を絶望させたんだ?」

リアナ「日向は<お姉ちゃんのことを慕っていた>りでもしたのか?」

藻根「最初に絶望させたということは……」

藻根「当然、<他の生徒を利用して>絶望させたわけではないのですよね?」

愛鬼「そもそも、最初に絶望していたのは……<日向創じゃなかった>とかね」

リアナ「日向が最初に絶望させられた、と言うのは貴様らが言い出したのだろう!」

宜保「本当に最初に絶望したのが、【日向自身だったのかどうか】と言うことだ」

宜保「もしも日向が日向でなくなっていたとすれば……」

愛鬼「……生まれたばかりの日向に、<記憶を一から刷り込むことも可能>よね」

リアナ「日向が日向じゃなくなるとか……貴様らは一体何を言っているんだ!」

リアナ「私達にもわかるように説明してくれ!」


463 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 22:42:27.73 ID:PvWJjW0j0
>>462訂正


【ノンストップ議論 開始】


▶【人工メシア計画】
▶【カムクライズルプロジェクト】
▶【クローン個体識別番号】
▶【カムクラハジメプロジェクト】
▶【希望ヶ峰ドリープロジェクト】
▶【絶望更正プログラム】
▶【超高校級の生徒による殺人事件】
▶【モノクマプロジェクト】
▶【全世界絶望計画】


リアナ「確かに、日向を最初に絶望に堕とした理由については納得できる」

リアナ「だが、どうやってその対象を絶望させたんだ?」

リアナ「日向は<お姉ちゃんのことを慕っていた>りでもしたのか?」

藻根「最初に絶望させたということは……」

藻根「当然、<他の生徒を利用して>絶望させたわけではないのですよね?」

愛鬼「そもそも、最初に絶望していたのは……<日向創じゃなかった>とかね」

リアナ「日向が最初に絶望させられた、と言うのは貴様らが言い出したのだろう!」

宜保「本当に最初に絶望したのが、【日向自身だったのかどうか】と言うことだ」

宜保「もしも日向が日向でなくなっていたとすれば……」

愛鬼「……生まれたばかりの日向に、<記憶を一から刷り込むことも可能>よね」

リアナ「日向が日向じゃなくなるとか……貴様らは一体何を言っているんだ!」

リアナ「私達にもわかるように説明してくれ!」


【コトダマ】→【ウィークポイント】で論破せよ!


安価下2

464 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/07/01(火) 22:45:44.23 ID:CGHHWUfAO
記憶を一から刷り込む事も可能→カムクライズルプロジェクト

466 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 23:17:36.88 ID:PvWJjW0j0
>>465 → >>464 【カムクライズルプロジェクト】→<記憶を一から刷り込むことも可能> 正解!



マギカ「愛鬼ちゃんの意見に賛成だよ!」賛同!



マギカ「……愛鬼ちゃんの言う通り、過去の私は恐らく……」

マギカ「生まれたばかりの日向創に記憶を刷り込んだんだと思う」

リアナ「生まれたばかりの日向ってどういうことさ!」

リアナ「さっきまで、日向創は超高校級の相談窓口とまで呼ばれていると……」

リアナ「クローンの日向、ってことなの?」

愛鬼「それも不正解ね……」

愛鬼「日向創は、カムクライズルプロジェクトを受けた際……」

愛鬼「日向創ではなくなってしまった、と言うことよ」

リアナ「日向ではなくなった……?」

マギカ「カムクライズルプロジェクトは成功したみたいなんだけど」

マギカ「被験者である日向創は、記憶を失ってしまったみたいなんだ」

宜保「そして、記憶が無くなった状態で、この希望ヶ峰ラボに眠らされていた」

涌井「当然、人工メシア計画が行われたラボもこちらでありますので……」

藻根「絶望に堕ちた魔法少女殿が、件の日向創に記憶を刷り込むことが出来る、ということですな……」

リアナ「そうなると……希望ヶ峰学園が生み出した天才二人は……」

愛鬼「ともに絶望してしまった、と言うことになるわね」

宜保「皮肉なことながら……希望の為に行われた実験が絶望を生み出した、と言うことだ」

マギカ「そして……超高校級の絶望を創設した私は……」

マギカ「いつの間にか……超高校級の魔法少女ではなくて……」

マギカ「別の呼ばれ方をするようになった、と言うわけだよね……」

リアナ「……別の呼ばれ方、か」



(……絶望に堕ちた私のことを指す言葉、確かあったはずだよね……)



【コトダマを提示しろ!】


コトダマリスト >>238 >>239


安価↓2

468 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/07/01(火) 23:24:02.23 ID:tXHn/ilXO
超高校生級の災厄

469 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 23:30:54.72 ID:PvWJjW0j0
>>468 【超高校級の災厄】 正解!



マギカ「これで証明できる……!」解!



マギカ「……超高校級の災厄」

マギカ「それって、他でもない私のことを指している言葉だったってことだよね?」

涌井「ええ、そうでございますわね」

涌井「希望ヶ峰学園が行った人工メシア計画によって誕生したのは……」

涌井「超高校級の奇跡でも、超高校級の希望でもなく……」

涌井「ひたすらに絶望を振りまく、超高校級の災厄だった、と言うわけですわ」

リアナ「お姉ちゃんと日向創と言う、希望ヶ峰学園が生み出した人工的な天才二人は……」

愛鬼「数多くの生徒のトラウマを刺激して、徐々に絶望させていったのでしょうね」

宜保「イジメ、家族問題、後継ぎ、事件事故、異常性……」

宜保「希望ヶ峰学園のスカウトが行ってきた数多くの失態が……」

宜保「最悪な形で結びついた、と言うことだな」

藻根「特に、希望ヶ峰学園にはそれぞれの分野で一線級の実力を持つ方々ばかり……」

涌井「メディアに露出の多い人間は、その知名度を生かして人々を絶望させたのです」

涌井「医学にかかわる人間は、治療の出来ない奇妙な病原菌を作り出し……」

涌井「公安に属する人間は、治安をボロボロに染め上げていった」

涌井「各国で地位を築いた人間は、談合して戦争を起こしあい……」

涌井「機械に詳しい人間が、ロボットやインターネットを反逆させた」

涌井「次々に、人間を絶望させていったのですわ」

藻根「……その目的は、あったのでしょうかね?」

藻根「世界を絶望させて……その先の、目的が」


470 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 23:34:59.66 ID:PvWJjW0j0
涌井「……そうですわね、超高校級の災厄だったころの円様には……」

涌井「明確な目的がありましたわ」

マギカ「……明確な、目的?」

涌井「ええ、世界を……ふふ、滅ぼすこと、ですもの」

リアナ「世界を……滅ぼす?」

愛鬼「それが……世界中の人々を絶望させた理由だって言うの?」

宜保「いや、そもそもどうしてそう言った希望に達した!」

宜保「円は魔法少女になる際に、人生を失ったと言ったな?」

宜保「よもや、それこそが世界を滅ぼそうとした理由なのか?」

涌井「それは……やはり、円様ご自身に思い出していただくのが一番だと思いますわね」

涌井「ですが、記憶と言うのはなかなか思い出すのに勇気がいるもの……」

涌井「まずは考えてみていただきたいのですわ」

藻根「……考える、ですかな?」

涌井「ええ、円様はそもそもどうして絶望してしまったのか、から遡れば分かるのではありませんか?」

マギカ「私が絶望してしまった理由……?」

マギカ「それこそが人工メシア計画なんじゃないの?」

愛鬼「いいえ、それは直接的な理由にならないわ」

愛鬼「実験メンバーの中に、あなたを絶望させようとした人間がいれば別だけど……」

愛鬼「そうとは考えられないもの……」

宜保「ともすれば、実験で得られた状況の副産物、と言うことか?」

リアナ「……実験では、確か……奇跡を生み出す存在を作り出そうとしたんだったな」

涌井「ええ、全知全能の……まさしく神を作り出すような、そんな行為ですわ」

愛鬼「全知、全能……」

愛鬼「もしかして……マギカは、その実験の中で……何かを……」

愛鬼「マギカ……あなたが絶望したとすれば、その絶望の種がどこかにあるはず……!」

愛鬼「それを踏まえて、一度考えてみて……!」


マギカ(……人工メシア計画で、私にあったこと?)

マギカ(……きっと、私が知らないことを知ってしまったことだと思うけど……)

マギカ(……一体、何を……?)


1. 学園生活の記憶を思い出した

2. 魔法少女になってから失っていた記憶を思い出した

3. 魔法少女としての戦闘の記憶を思い出した


安価↓2

472 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/07/01(火) 23:47:46.82 ID:J0JyTmXNO


473 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/01(火) 23:53:46.45 ID:PvWJjW0j0
>>472 2. 魔法少女になってから失っていた記憶を思い出した  正解!



マギカ「えっと……こう、かな?」解!



マギカ「私が忘れている、絶望の種……」

マギカ「存在するとしたら……失っていた記憶の中にあるとしか思えないよ」

愛鬼「失っている記憶って言っても……」

愛鬼「その内容までは、思い出せないんでしょ?」

リアナ「そもそも、どうしてその記憶を失ったの……?」

藻根「記憶を失うとなると……考えられるのは……」

愛鬼「一つは、物理的な外傷」

愛鬼「頭部を激しく打ったとか、そう言う類による記憶喪失よね」

愛鬼「もう一つは、精神的なショック」

愛鬼「……何か、忘れたいような何かがあったのかどうか」

宜保「思い出して絶望するようなものなのだろう?」

宜保「……そうであれば、当然」

リアナ「……異常なほどの絶望を煽るような記憶だということだよな?」

愛鬼「それも、世界を憎むほどの……ものでしょ?」

涌井「あら、確か皆様には既にその証拠品をお渡ししておいたのですけれど……」

涌井「お分かりになりませんの?」

マギカ「……私の、失われた記憶に関する証拠品?」

愛鬼「……マギカが知れば、絶望するような事実」

愛鬼「あるいは、その記憶に関する証拠品……」


マギカ(……それって、多分、あれのことだよね?)



【コトダマを提示しろ!】


コトダマリスト >>238 >>239


安価下2

474 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/07/02(水) 00:02:47.05 ID:J923hCH9O
記憶の玉

476 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 00:25:04.97 ID:UYam9mKl0
>>475 → >>474 【記憶の玉】



マギカ「……そうだ、この記憶の玉を使えば……」


愛鬼「いや、それじゃないんじゃないかな」

愛鬼「もっと何か……マギカのことが分かりそうなデータとかがあれば……」

宜保「円が絶望するようなデータだと……」

リアナ「何か、衝撃的な事実とか、そう言うのじゃないのか……?」



マギカ(うぐっ……私の発言力が……)


発言力 5 → 4


愛鬼「……マギカが知れば、絶望するような事実」

愛鬼「あるいは、その記憶に関する証拠品……」

愛鬼「他に何かないのかな……!」


マギカ(……それって、多分、あれのことだよね?)



【コトダマを提示しろ!】


コトダマリスト >>238 >>239


再安価に伴い、安価下1

477 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/02(水) 00:29:14.42 ID:+ce0r1ht0
【研究者の独白】

480 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 22:07:22.53 ID:UYam9mKl0
>>477 【研究者の独白】 正解!



マギカ「これで証明できる……!」解!



マギカ「えっと……確か、院九さんっていう研究者が書いた独白文に……」

マギカ「あまり見たくない記述があったのを覚えてるよ」

リアナ「あまり見たくない記述……?」

愛鬼「その内容、思い出せたりしないかな?」

宜保「思い出さずとも、そこの黒幕ならすべてを知っている気もするがな……」

マギカ「えっと、書いてあった内容は結構シンプルだったんだけど……」

マギカ「まず、魔法少女になる際に何かしらの願いを引き換えるみたい」

宜保「願いを引き換える……とは、どういうことだ?」

マギカ「えーと、魔法少女になる代わりに願いが叶うってことみたいだね」

愛鬼「……でも、それっておかしくない?」

愛鬼「まるで、魔法少女になることが何かしらのペナルティになるような……」

愛鬼「そんな契約内容だよね……それじゃあ」

涌井「あら、おかしいことなんてありませんわよ?」

涌井「だって、実際に……魔法少女になるということは、ペナルティを背負うのと同じですもの」

リアナ「……どういうことだ?」

リアナ「私達には魔法少女に関する知識が足りなすぎるから分からないんだが……」

マギカ「問題となるのはその後の記述……ってことだよね」

マギカ「……魔法少女は、生命の在り方を変えるって言う記述」

マギカ「でも……私にはその部分の意味が分からないんだ」

マギカ「生命が血肉でなくて、魔力に宿るらしいんだけど……」

愛鬼「血肉じゃなくて、魔力に宿る……?」

愛鬼「それ、本当にそう書いてあったのよね……?」

愛鬼「……そう、そう言うこと」


481 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 22:11:37.76 ID:UYam9mKl0
リアナ「な、何かわかったのか?」

涌井「ああ、愛鬼様は当然理解されてしまいますよね」

涌井「その絶望的なまでの事実に……ですわ」

宜保「絶望的なまでの事実……だと?」

宜保「さっきの記述が、その絶望的な事実だというのか……?」

愛鬼「……私の推論が正しいことを前提にすれば……」

愛鬼「……マギカにとって、耐えられる内容じゃないわ」

藻根「な、そんな内容なのですかな?」

愛鬼「……でも、これは証明できない」

愛鬼「もう、証明する手立てなんてない……」

愛鬼「なら、思い出す必要なんてないわ!」

マギカ「……愛鬼ちゃん?」

涌井「いいえ、これは学級裁判ですわ」

涌井「……現実から目を反らすことだけは、認められないのです」


愛鬼「……こんなことが、証明できるはずが……ないのよ!」反論!


涌井「学園生活を送っていた愛鬼様はご存知でしたのですけれど……」

涌井「今の私たちにそれは、本当に証明できないのでしょうか?」


482 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 22:12:37.48 ID:UYam9mKl0
【対論ジャッジメント 開始】


▶【カムクラハジメプロジェクト】
▶【円天寺美菜輝のメール】
▶【希望ヶ峰ドリープロジェクト】
▶【新聞の切り抜き】
▶【モノクマプロジェクト】
▶【超高校級の生徒による殺人事件】
▶【超高校級の災厄】
▶【記憶の玉】
▶【超高校級の相談窓口】


愛鬼「過去に何があったのかなんて知らないけど……」

愛鬼「私の立てた絶望的な推論なんて証明できない……!」

愛鬼「こんな、こんな非科学的すぎる推論なんて……!」

涌井「あら、そもそも魔法少女と言う存在自体が……」

涌井「非科学的すぎて証明できないと思いますけれど?」

愛鬼「……知らないわ、そんなこと」

愛鬼「そう、過去に何があったのかなんて……ここでは議論なんてできない!」

愛鬼「過去を確かめる方法なんてないんだから、一方的な議論の押し付けにしかならないわ!」

涌井「本当にそうなのでしょうか……」

涌井「皆様が過去のことを思い出せば、先ほどの疑問の答えも出るでしょうに」

涌井「あなたの推論がどのようなものなのかを……!」

愛鬼「過去を思い出すことなんて……出来ないのよ!」



安価↓2 どちらに賛成 + 根拠のコトダマ

484 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/02(水) 22:17:13.09 ID:N90vYYuG0
涌井に賛成←記憶の玉

485 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 22:22:53.86 ID:UYam9mKl0
>>484 涌井に賛成←記憶の玉 正解!



マギカ「……悔しいけど、涌井さんの言う通りだよ」論破!



マギカ「……過去のことを思い出す方法なら、ある」

マギカ「今が、その時だってことだよ……」

愛鬼「き、記憶の玉……」

宜保「……この玉を使えば」

リアナ「私達の失われた記憶が……」

藻根「戻ってくるのですな……」

愛鬼「ダメ、それを使えば……!」

愛鬼「もう、戻ってこれなくなる……!」

マギカ「……でも、ここで現実から目を反らしたら」

マギカ「今までの皆の頑張りも、皆の犠牲も……何もかも意味がなくなるんだよ?」

マギカ「……私は、皆と約束したんだ」

マギカ「どんな絶望が待っていたとしても……乗り越えて見せるって」

マギカ「魔法少女の前に、一人の人間として……!」

愛鬼「違う、そうじゃないの……そうじゃないのよ……!」

マギカ「……ごめんね、愛鬼ちゃん」

マギカ「……私、記憶の玉を使うよ」

宜保「……構えろ、愛鬼」

藻根「……皆で乗り越えましょうぞ」

リアナ「……何が待っているのかは分からないけど」

リアナ「私達なら乗り越えられる」

マギカ「……そうでしょ?」

涌井「ご安心くださいませ」

涌井「記憶以外の全ては、今のあなた方が残りますから」

涌井「感情も、意見も、気持ちも……今のあなた方のままです」

涌井「そこに、過去の記憶をインストールするだけ……」

マギカ「……それじゃあ、皆!」

マギカ「……使うよ!」


486 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 22:28:06.23 ID:UYam9mKl0
……そして、私は記憶の玉を使った。



私の中に、全ての情報が流れ込んでくる。

人を殺した記憶。人を騙した記憶。人を引きずり込んだ記憶。

……そして、私の過去。

私の正体、私の代償。



そして、私の……ネガイゴト。



マギカ「……嘘、嘘だ」

涌井「嘘ではありませんわ」

マギカ「嘘だよ……こんなの、私じゃない……!」

涌井「それがあなたの失われた過去ですわ、円様」

涌井「思い出せた感覚はいかがでしょうか?」

マギカ「私の……願い事は、こんなことじゃない……」

マギカ「一人でも多くの人を助けたいから魔法少女に……!」

涌井「円様のお爺様が刷り込んだ都合のいい記憶ですわね」

涌井「あなたの本当の願いはそんなものではありません」

涌井「あなたは幼い頃から、異質でした」

マギカ「違う……異質なんかじゃ……」

涌井「イジメの対象になり、視力を失い……」

マギカ「そんな過去ない……」

涌井「実の親から虐待をふるわれて……」

マギカ「お母さんも、お父さんもいい人だよ……」

涌井「親友に裏切られて死にかけて……」

マギカ「そんなことする人じゃ……ない」

涌井「その時にあなたはこう願ったのですわ」

涌井「世界なんて滅んでしまえ、って」

マギカ「違う、違う違う違う違う!」

マギカ「私の願い事は……!」

涌井「もう、全てお分かりなのでしょう?」

涌井「その記憶が……本物だってことを」

マギカ「……そんなこと、ないはずだよ」


487 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 22:33:55.90 ID:UYam9mKl0
涌井「では、あなたの見えないはずの目が見える理由は?」

涌井「動かないはずの足が動く理由は?」

涌井「ベッドから起き上がれないほどの大けがを負ったあなたの身体が無事な理由は?」

涌井「体中の骨と言う骨が折れたのに、動ける理由は?」

マギカ「……私が、魔法少女だから」

涌井「分かっているではありませんか」

涌井「そう、あなたは魔法少女になったからこそ……」

涌井「自分の身体を再生させることなんて、わけもないのですわよね?」

涌井「それをあなたは、知識として覚えているのですわ」

マギカ「……魔法少女は、魔法少女だから」

涌井「ええ、人間ではありませんものね」

涌井「魔法少女は、人間ではありませんもの」

マギカ「……私の本体は、ただの魔力」

涌井「根源が尽きない限り、あなたは死ぬことがないのですわよね?」

マギカ「ただ、この体が動かなくなるだけ……」

マギカ「私は……化け物だったんだね」

マギカ「こんなこと、思い出したら……冷静じゃいられないよ」

涌井「当然ですわ」

涌井「……円マギカと言う人間は、もう死んでいるんですもの」

マギカ「魔法少女は……自分の抜け殻を動かしているだけに過ぎないんだよね……」

マギカ「こんなこと、思い出したくなかった……」

マギカ「魔法少女の前に、一人の人間として……」

マギカ「希望を抱いて、生きていこうと思っていたのに……!」

マギカ「こんなんじゃ……皆との約束、果たせないよ」

涌井「そもそも人間じゃないんですものね」

涌井「……では、あなたを救うために犠牲になった人々って」

涌井「何のために死んだのでしょうね?」

涌井「元々死んでいる人間を救い上げるなんて、ただの無駄死にですわね」

涌井「ふふ、無様ですわね……まさか、ただの抜け殻を救うために命を捨てているなんて……!」

マギカ「私は……私は……」

マギカ「……皆を、犠牲にして生き残ったのに……」

マギカ「それも……無意味、だったの……?」


488 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 22:39:47.31 ID:UYam9mKl0
涌井「あなたにとって、一番いい解決法を教えて差し上げます」

マギカ「……解決、法?」

涌井「ええ、ここでの出来事をすべて忘れて、元の絶望に戻ればいいのですわ」

涌井「あなたが超高校級の災厄に戻れば……」

涌井「そうやって、思い悩むこともなくなるのですわよ?」

涌井「あなたの願いはもうそろそろ成就しそうなのですから」

マギカ「すべてを忘れて……超高校級の絶望に戻る……」

マギカ「ここで過ごした、皆との記憶を……忘れて」

マギカ「果たすことのできない約束も忘れて……」

マギカ「私の為に命を投げ捨てた人のことも忘れて……」

涌井「辛い事なら、すべて忘れてしまえばいいではありませんか」

涌井「私は、あなたを見捨てませんわよ?」

マギカ「……違う」

マギカ「もっと、いい方法があるよ……」

涌井「あら、そんなものが……?」

マギカ「私の肉体を殺して……、もう復活しないんだ」

マギカ「……そうだよ、もう……死んでもいいよね」

マギカ「こんな辛い世界になんていたくない……」

マギカ「もう、いいよね……」


489 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 22:51:33.63 ID:UYam9mKl0
【ノンストップ議論 開始】


▶【検視マニュアル】
▶【使い込まれた台本】
▶【希望の指輪】
▶【高価な竹櫛】
▶【黒いコート】
▶【議員バッジ】
▶【カウンセリングノート】
▶【赤いリボン】
▶【瑠璃色のピアス】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

マギカ「私では……【笑顔を作ることなんて出来ない】」

マギカ「私は、【皆を幸せにすることなんて出来ない】」

マギカ「私に【希望なんて作れない……】」

マギカ「私が【振りまけるのは……絶望だけ】」

マギカ「……【皆を巻き込んだ】のは私」

マギカ「……【皆を殺した】のも私」

マギカ「私と出会ってしまったことが……【皆の不幸だった】」

マギカ「私が生きていることこそが……【世界の不幸だった】」

マギカ「私なんて……【生き残らないほうが良かった】」

マギカ「もう……いいよね? ここで死んでも……いいよね?」


安価↓2

491 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/02(水) 22:58:42.65 ID:+ce0r1ht0
これどれでもいけるパターンかな…?
【振りまけるのは……絶望だけ】←【希望の指輪】

493 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 23:22:04.46 ID:UYam9mKl0
>>491 【振りまけるのは……絶望だけ】←【希望の指輪】



破魔耶『それは……違うよ……!』論破!



破魔耶『マギカさんが絶望しか振りまけない、だって……?』

破魔耶『そんなことないんだよ……!』

破魔耶『君はいつも……僕達に希望を振りまいていたじゃないか』

破魔耶『僕達は、いつだって君に励まされてきたんだ』

破魔耶『……僕達にとって、過去なんてどうでもいいんだよ』

破魔耶『そして、マギカさんがどんな存在であっても構わないんだ』

破魔耶『僕達にとっての君の存在は、人間だからとか、魔法少女だからとかじゃないんだから』

破魔耶『少なくとも……僕にとっての君の存在は……』

破魔耶『……絶望の象徴なんかじゃない』

破魔耶『君はいつも、僕に希望をくれる憧れだよ』

破魔耶『……だから、そんなに思いつめないでほしいんだ』

破魔耶『心配しないで……!』

破魔耶『君は今まで、希望をたくさん振りまいてきたじゃないか……!』

破魔耶『マギカさんは……、いつだって……』

破魔耶『希望の象徴なんだ……奇跡の象徴なんだよ……!』

破魔耶『だから、もう一度立ち上がって……!』


破魔耶『希望は前に……進むんだ!』

494 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 23:23:04.93 ID:UYam9mKl0
【ノンストップ議論 開始】


▶【検視マニュアル】
▶【使い込まれた台本】
▶【希望の指輪】
▶【高価な竹櫛】
▶【黒いコート】
▶【議員バッジ】
▶【カウンセリングノート】
▶【赤いリボン】
▶【瑠璃色のピアス】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

マギカ「私では……【笑顔を作ることなんて出来ない】」

マギカ「私は、【皆を幸せにすることなんて出来ない】」

マギカ「私に【希望なんて作れない……】」

破魔耶『いつだって……希望を振りまいてくれていたじゃないか!』

マギカ「……【皆を巻き込んだ】のは私」

マギカ「……【皆を殺した】のも私」

マギカ「私と出会ってしまったことが……【皆の不幸だった】」

マギカ「私が生きていることこそが……【世界の不幸だった】」

マギカ「私なんて……【生き残らないほうが良かった】」

マギカ「もう……いいよね? ここで死んでも……いいよね?」


安価↓2

496 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/07/02(水) 23:26:35.00 ID:zAWzTCqYO
【生き残らないほうが良かった】←黒いコート

497 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 23:39:48.40 ID:UYam9mKl0
>>496 【生き残らないほうが良かった】←黒いコート



矢倉『それは違うな……!』論破!



矢倉『……俺は、お前がたとえ人間じゃないと分かっていても』

矢倉『守ることを止めなかっただろうな』

矢倉『俺にとって、お前は魔法少女やら人間やらの前に……』

矢倉『かけがえのない……仲間だった……!』

矢倉『……俺には、何かを守るだけしかできない』

矢倉『……守ることはできても、その先のことは何もできない』

矢倉『政治的手腕もなければ、料理の才能も無い』

矢倉『口もまわらないし、頭もまわりはしないさ』

矢倉『だが……それでも、俺は一つだけ言えることがある』

矢倉『俺が守り通した人に……死んでいい人なんていないってことだ』

矢倉『人がなんと言おうと、俺はそれを信じている』

矢倉『俺の勘が守れと言った相手を、信じている』

矢倉『……お前は、昔から俺達一人一人のことを案じてくれた』

矢倉『……絶望に堕ちたお前を見て、俺は守れないことの辛さも知った』

矢倉『だが……今度こそ、俺は守り通して見せる』

矢倉『……一度目はお前の肉体だけだったが』


矢倉『今度はお前の心まで……守り通すと誓ったんだ!』

498 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/02(水) 23:40:44.94 ID:UYam9mKl0
【議論開始】


▶【検視マニュアル】
▶【使い込まれた台本】
▶【希望の指輪】
▶【高価な竹櫛】
▶【黒いコート】
▶【議員バッジ】
▶【カウンセリングノート】
▶【赤いリボン】
▶【瑠璃色のピアス】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

マギカ「私では……【笑顔を作ることなんて出来ない】」

マギカ「私は、【皆を幸せにすることなんて出来ない】」

マギカ「私に【希望なんて作れない……】」

破魔耶『いつだって……希望を振りまいてくれていたじゃないか!』

マギカ「……【皆を巻き込んだ】のは私」

マギカ「……【皆を殺した】のも私」

マギカ「私と出会ってしまったことが……【皆の不幸だった】」

マギカ「私が生きていることこそが……【世界の不幸だった】」

矢倉『今度こそ……俺は最後まで、お前を守り抜いて見せる……!』

マギカ「もう……いいよね? ここで死んでも……いいよね?」


安価↓2

500 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/02(水) 23:44:38.85 ID:qzQeSyGD0
【笑顔を作ることなんて出来ない】←【高価な竹櫛】

501 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/03(木) 00:02:30.59 ID:XbaAC8830
>>500 【笑顔を作ることなんて出来ない】←【高価な竹櫛】



島『それは違うぜ!』論破!



島『俺様は、お前に言いたいことがあったんだ』

島『……どうして、あの時、お前を止めることが出来なかったのかって正直悩んだ』

島『俺様にとって、お前って大きい存在だったんだぜ?』

島『ここでの共同生活の間は、すっかりそんなことも忘れて……』

島『俺様の起こした事件の時は、思いっきり当り散らしちまったけど……』

島『俺様、お前のこと……好きだったんだぜ?』

島『まぁ、ラブレターが見られた時点で、もう分かってくれているとは思うんだけどよ』

島『でも、俺……改めてこの場で言わせてもらうわ』

島『俺は、お前の見せてくれる笑顔が好きだった』

島『たまに見せる、困ったような顔が好きだった』

島『俺達のことで一喜一憂して、時には泣き出してしまうお前が好きだった』

島『俺達の問題を親身になって聞いて、悩んでくれる姿が好きだった』

島『後輩ができて、頑張って先輩っぽく振舞うお前が好きだった』

島『俺様は……お前のことが、ずっと好きだったんだ!』


島『皆の笑顔を作る……そんなお前が好きだったんだからな……!』



502 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/03(木) 00:03:35.15 ID:XbaAC8830
【議論開始】


▶【検視マニュアル】
▶【使い込まれた台本】
▶【希望の指輪】
▶【高価な竹櫛】
▶【黒いコート】
▶【議員バッジ】
▶【カウンセリングノート】
▶【赤いリボン】
▶【瑠璃色のピアス】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

島『俺様たちの笑顔を作っていたのは、いつもお前だったんだぜ?』

マギカ「私は、【皆を幸せにすることなんて出来ない】」

マギカ「私に【希望なんて作れない……】」

破魔耶『いつだって……希望を振りまいてくれていたじゃないか!』

マギカ「……【皆を巻き込んだ】のは私」

マギカ「……【皆を殺した】のも私」

マギカ「私と出会ってしまったことが……【皆の不幸だった】」

マギカ「私が生きていることこそが……【世界の不幸だった】」

矢倉『今度こそ……俺は最後まで、お前を守り抜いて見せる……!』

マギカ「もう……いいよね? ここで死んでも……いいよね?」


安価↓2

504 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/03(木) 00:07:52.03 ID:uRg5RuR80
【皆を殺した】←【検視マニュアル】

506 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/03(木) 00:26:52.16 ID:XbaAC8830
>>504 【皆を殺した】←【検視マニュアル】



矢田『間違いが大概にしたまえ!』論破!



矢田『何を気にしているのかはわからないが……一つだけ言えることがある!』

矢田『君が私達を巻き込み……』

矢田『そして、殺してしまったなどと言うのは全くの誇大妄想だ』

矢田『いいかね、円君!』

矢田『君がいくら魔法少女とは言え、操れないものもあるのだよ!』

矢田『私達の感情、私達の運命……』

矢田『私達の決定権……』

矢田『もしも、その全てを操ることが出来ると思っているのであれば……』

矢田『それは思い上がりも甚だしいというものだ!』

矢田『いくら君が非常に素晴らしい才能の持ち主だったとしても』

矢田『たかがそれだけで私達がホイホイと君についていくとでも思っているのかね?』

矢田『否だ! 全くの否だ!』

矢田『私達は、私達の意思で君に従い……』

矢田『私達の意思で、この生活に参加したのだ!』


矢田『君の所為で死んだなどと……あまり私達のことを舐めないで欲しいものだ!』


507 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/03(木) 00:28:19.97 ID:XbaAC8830
【議論開始】


▶【検視マニュアル】
▶【使い込まれた台本】
▶【希望の指輪】
▶【高価な竹櫛】
▶【黒いコート】
▶【議員バッジ】
▶【カウンセリングノート】
▶【赤いリボン】
▶【瑠璃色のピアス】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

島『俺様たちの笑顔を作っていたのは、いつもお前だったんだぜ?』

マギカ「私は、【皆を幸せにすることなんて出来ない】」

マギカ「私に【希望なんて作れない……】」

破魔耶『いつだって……希望を振りまいてくれていたじゃないか!』

マギカ「……【皆を巻き込んだ】のは私」

矢田『いいかね! 君がそのことで思い悩む必要はないのだ!』

マギカ「私と出会ってしまったことが……【皆の不幸だった】」

マギカ「私が生きていることこそが……【世界の不幸だった】」

矢倉『今度こそ……俺は最後まで、お前を守り抜いて見せる……!』

マギカ「もう……いいよね? ここで死んでも……いいよね?」


安価↓2

509 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/03(木) 00:32:12.19 ID:4+ygSNJE0
【世界の不幸だった】←【カウンセリングノート】

519 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/03(木) 23:46:42.96 ID:XbaAC8830
>>509 【世界の不幸だった】←【カウンセリングノート】



三菱『それは違うわね!』論破!



三菱『……あなたは、いつまでも変わらないのね』

三菱『どこまでも純粋で……他人思い……』

三菱『いつか、壊れてしまうんじゃないかと思っていたもの』

三菱『死んで、全てを思い出したとき、ハッとしたわ』

三菱『ここに揃っている、私達って……』

三菱『あなたを絶望させてしまったことに、絶望してしまったんだってこと』

三菱『この希望ヶ峰学園の生徒のほとんどは、絶望的な事実、過去を持っている』

三菱『その絶望を取り除いて、希望の学園生活を送らせてくれたのは……』

三菱『他でもない、あなただったじゃないの』

三菱『……カウンセラーとしては、正直悔しかったわ』

三菱『……どんなカウンセリングでも取り除けない絶望を、あなたは底なしの笑顔と』

三菱『……純粋に人のことを思いやれる気持ちで、取り除いていったんだもの』

三菱『……私の最大の失態は、あなたの絶望に気付いてあげられなかったこと』

三菱『私達は……あなたを救い上げたいがために……』

三菱『同じ絶望に、身を窶したのよ』

三菱『私達にとって……あなたは、大事な人だもの』

三菱『才能なんて関係ない、出自なんて関係ない』


三菱『私達が大事だと思っている以上、あなたが生まれたことは世界にとっての不幸じゃないのよ!』

520 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/03(木) 23:47:51.92 ID:XbaAC8830
【議論開始】


▶【検視マニュアル】
▶【使い込まれた台本】
▶【希望の指輪】
▶【高価な竹櫛】
▶【黒いコート】
▶【議員バッジ】
▶【カウンセリングノート】
▶【赤いリボン】
▶【瑠璃色のピアス】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

島『俺様たちの笑顔を作っていたのは、いつもお前だったんだぜ?』

マギカ「私は、【皆を幸せにすることなんて出来ない】」

マギカ「私に【希望なんて作れない……】」

破魔耶『いつだって……希望を振りまいてくれていたじゃないか!』

マギカ「……【皆を巻き込んだ】のは私」

矢田『いいかね! 君がそのことで思い悩む必要はないのだ!』

マギカ「私と出会ってしまったことが……【皆の不幸だった】」

三菱『あなたが生まれたことは、世界にとっての幸福なのよ!』

矢倉『今度こそ……俺は最後まで、お前を守り抜いて見せる……!』

マギカ「もう……いいよね? ここで死んでも……いいよね?」


安価↓2

522 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/03(木) 23:50:08.15 ID:yzoNN6wP0
【使い込まれた台本】→【皆を巻き込んだ】

524 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/04(金) 00:14:41.15 ID:7RMQ6EH50
>>522 【使い込まれた台本】→【皆を巻き込んだ】


円扇『それは違い……げほっごほっ!』論破!


円扇『久しぶりに声を張り上げようとしたら、咳が出てしまいました……』

円扇『全く、この私が声を張り上げることになるとは……』

円扇『死んだ私達も、生き残っている皆さんも……』

円扇『誰一人あなたの所為だとは思ってなど居ないというのに』

円扇『昔からあなたはそうでしたね……』

円扇『他の人の起こしたことでも、まるで自分のことかのように思い悩んでくれて……』

円扇『お家騒動に巻き込まれた私を……絶望した私を奮起させてくれたのは、あなたでした』

円扇『私が超高校級の落語家でいつづけられたのは、あなたのおかがなのですよ?』

円扇『私達は、自分の意志であなたと共にあることを選びました』

円扇『私達の思いは、ただ一つ』

円扇『手術の後、絶望してしまったあなたを、連れ戻したいという気持ちだけです』

円扇『……そして、たとえ絶望したとして、あなたがいなければ』

円扇『私達、76期生は成り立たないからなのです』

円扇『この生活に参加したのも、当然……私達の意思ですよ』


円扇『そうです……私達は、自分達の意思でここにいるのですよ……ふふふ、ふははははははっ!』

525 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/04(金) 00:16:28.21 ID:7RMQ6EH50
【議論開始】


▶【検視マニュアル】
▶【使い込まれた台本】
▶【希望の指輪】
▶【高価な竹櫛】
▶【黒いコート】
▶【議員バッジ】
▶【カウンセリングノート】
▶【赤いリボン】
▶【瑠璃色のピアス】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

島『俺様たちの笑顔を作っていたのは、いつもお前だったんだぜ?』

マギカ「私は、【皆を幸せにすることなんて出来ない】」

マギカ「私に【希望なんて作れない……】」

破魔耶『いつだって……希望を振りまいてくれていたじゃないか!』

円扇『あなたと共に在ろうとしたのは、他でもない私達の意思なのですよ!』

矢田『いいかね! 君がそのことで思い悩む必要はないのだ!』

マギカ「私と出会ってしまったことが……【皆の不幸だった】」

三菱『あなたが生まれたことは、世界にとっての幸福なのよ!』

矢倉『今度こそ……俺は最後まで、お前を守り抜いて見せる……!』

マギカ「もう……いいよね? ここで死んでも……いいよね?」


安価↓2

526 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/04(金) 00:26:56.23 ID:HkCxk2Ty0
【議員バッジ】→【皆の不幸だった】

529 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/04(金) 00:47:47.60 ID:7RMQ6EH50
>>527 → >>526 【議員バッジ】→【皆の不幸だった】


円天寺『それは違いますよ!』論破!


円天寺『政治家にとって、一番大事な物ってなんだと思う?』

円天寺『……私は、公約を守ること、だと思ってる』

円天寺『政治って、人と人との緩衝をすることだと思うから……』

円天寺『人との関わり合いを、何よりも大切にしたいって思うんだ』

円天寺『……私、あなたとお友達に戻れたんだよね?』

円天寺『今まで、あなたとは上下関係しかなかったけど……』

円天寺『もとの、友人関係に戻れたんだよね……?』

円天寺『大丈夫……お友達として、政治家として、私はこれだけは約束できる』

円天寺『誰もが笑って暮らせる世界を作る、とか、そう言う理想じゃなくて……』

円天寺『こんな私にでも守ることのできる、たったひとつの公約』

円天寺『あなたの笑顔を作るってこと』

円天寺『……私の笑顔を作ってくれた、あなたへの恩返し』

円天寺『人々の笑顔を作る、政治家としての責務を……果たすよ』


円天寺『ここに約束するよ! 私は、絶対にマギカちゃんの笑顔を取り戻してみせるから!』

530 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/04(金) 00:48:55.03 ID:7RMQ6EH50
【議論開始】


▶【検視マニュアル】
▶【使い込まれた台本】
▶【希望の指輪】
▶【高価な竹櫛】
▶【黒いコート】
▶【議員バッジ】
▶【カウンセリングノート】
▶【赤いリボン】
▶【瑠璃色のピアス】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

島『俺様たちの笑顔を作っていたのは、いつもお前だったんだぜ?』

マギカ「私は、【皆を幸せにすることなんて出来ない】」

マギカ「私に【希望なんて作れない……】」

破魔耶『いつだって……希望を振りまいてくれていたじゃないか!』

円扇『あなたと共に在ろうとしたのは、他でもない私達の意思なのですよ!』

矢田『いいかね! 君がそのことで思い悩む必要はないのだ!』

円天寺『あなたの笑顔を……取り戻して見せるから!』

三菱『あなたが生まれたことは、世界にとっての幸福なのよ!』

矢倉『今度こそ……俺は最後まで、お前を守り抜いて見せる……!』

マギカ「もう……いいよね? ここで死んでも……いいよね?」


安価↓2

532 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/04(金) 00:50:35.50 ID:gO/Ep00j0
【希望なんて作れない……】←【瑠璃色のピアス】

533 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/04(金) 01:14:46.16 ID:7RMQ6EH50
>>532 【希望なんて作れない……】←【瑠璃色のピアス】


地院家『それは違うな!』論破!


地院家『俺達が、希望ヶ峰学園で生活できていたことこそが……』

地院家『俺達にとって、希望だったんだ』

地院家『それぞれが、途方に暮れるほどの絶望を抱いて入学して……』

地院家『そこから二年間だ』

地院家『女神様は、俺達の絶望と言う絶望をどこかへと追いやってしまった』

地院家『それぞれ、重い絶望を抱いていたはずだったのに……』

地院家『気が付いたら、俺達って笑いあえてたんだよな』

地院家『あのとき、俺達は希望ヶ峰学園に感謝したんだ』

地院家『この学園に入ることが出来なかったら……』

地院家『俺達は、女神様に会うことすらできなかったんだからな』

地院家『俺達の希望は、女神様が作り出してくれたんだぜ?』

地院家『そんな女神様が……希望を作れないなんて、言っちゃいけない!』


地院家『女神様のことは、死んでもこの俺が守り通して見せるからさ!』

534 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/04(金) 01:15:33.14 ID:7RMQ6EH50
【議論開始】


▶【検視マニュアル】
▶【使い込まれた台本】
▶【希望の指輪】
▶【高価な竹櫛】
▶【黒いコート】
▶【議員バッジ】
▶【カウンセリングノート】
▶【赤いリボン】
▶【瑠璃色のピアス】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

島『俺様たちの笑顔を作っていたのは、いつもお前だったんだぜ?』

マギカ「私は、【皆を幸せにすることなんて出来ない】」

地院家『女神様のことは……俺達が助け出すんだ!』

破魔耶『いつだって……希望を振りまいてくれていたじゃないか!』

円扇『あなたと共に在ろうとしたのは、他でもない私達の意思なのですよ!』

矢田『いいかね! 君がそのことで思い悩む必要はないのだ!』

円天寺『あなたの笑顔を……取り戻して見せるから!』

三菱『あなたが生まれたことは、世界にとっての幸福なのよ!』

矢倉『今度こそ……俺は最後まで、お前を守り抜いて見せる……!』

マギカ「もう……いいよね? ここで死んでも……いいよね?」


安価↓2

536 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/04(金) 01:17:55.62 ID:kqsRJ1Uz0
【赤いリボン】→【皆を幸せにすることなんて出来ない】

541 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/04(金) 23:38:05.30 ID:7RMQ6EH50
>>536 【赤いリボン】→【皆を幸せにすることなんて出来ない】 



蜜岡『それは違うわよぉ!』論破!



蜜岡『うふふ、寂しくなってまた会いに来ちゃったわ』

蜜岡『私ねぇ、本当は……こっちの世界でもマギカちゃんと一緒にいたいと思っているわ』

蜜岡『でもね……私、あなたと一緒にいる以上に……』

蜜岡『大事なことに気が付いてしまったのよねぇ……』

蜜岡『……一緒にいるのも大事だけど、あなたの笑顔を見ている方がもっと大切だってこと』

蜜岡『あなたの笑っている顔が……一番好きだったみたいなの』

蜜岡『私とマギカちゃんは女の子同士で、お友達の筈なのに……』

蜜岡『あなたを見ていると、胸のドキドキが止まらなくなってしまうのよぉ?』

蜜岡『あなたを見ていられることが幸せ……あなたと一緒にいられたことが幸せ……』

蜜岡『だから私は……私自身の幸せを掴むためにも……』


蜜岡『あなた自身にも……幸せになって欲しいのよぉ!』

542 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/04(金) 23:39:46.76 ID:7RMQ6EH50
【議論開始】


▶【おそろいのストラップ】



マギカ「私は……世界を滅ぼすために、魔法少女になった」

マギカ「私の本当の願い事は……この世界を……滅ぼすこと……」

島『俺様たちの笑顔を作っていたのは、いつもお前だったんだぜ?』

蜜岡『今度はあなた自身が……幸せになる番なのよぉ?』

地院家『女神様のことは……俺達が助け出すんだ!』

破魔耶『いつだって……希望を振りまいてくれていたじゃないか!』

円扇『あなたと共に在ろうとしたのは、他でもない私達の意思なのですよ!』

矢田『いいかね! 君がそのことで思い悩む必要はないのだ!』

円天寺『あなたの笑顔を……取り戻して見せるから!』

三菱『あなたが生まれたことは、世界にとっての幸福なのよ!』

矢倉『今度こそ……俺は最後まで、お前を守り抜いて見せる……!』

マギカ「もう……いいよね? 【ここで死んでも……いいよね】?」


安価↓2

543 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/04(金) 23:41:38.84 ID:2FxOi40m0
【おそろいのストラップ】→ 【ここで死んでも……いいよね】

546 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/05(土) 00:10:44.55 ID:AUIxjB2E0
>>544 → >>543 【おそろいのストラップ】→ 【ここで死んでも……いいよね】


   B R E A K !



茅ヶ崎『それは違うよ!』論破!


茅ヶ崎『マギカ、私は約束したよね?』

茅ヶ崎『マギカがもし絶望しようとしたら……』

茅ヶ崎『私は、皆を引き連れてでもそれを止めにくるって』

茅ヶ崎『マギカが弱音を吐いたら……』

茅ヶ崎『蘇ってきて、叱咤激励するって』

茅ヶ崎『私は……約束を守ったよ?』

茅ヶ崎『私が、人間であるマギカと交わした約束じゃなくって』

茅ヶ崎『私が、マギカと言う存在と交わした約束を』

茅ヶ崎『マギカの生命の形なんて、私たち誰も気にしないんだ』

茅ヶ崎『一緒に過ごしてきたマギカが偽物だったわけじゃないんだもん』

茅ヶ崎『人間かどうかじゃないの』

茅ヶ崎『私にとってのマギカは、今のマギカしかいないんだ』

茅ヶ崎『誰も無駄死だったなんて思ってない』

茅ヶ崎『私はマギカを守れて、誇らしい気分だよ』

茅ヶ崎『こっちでお姉ちゃんに会えた……喜んでくれたよ』

茅ヶ崎『親友である、マギカを助けたこと』

茅ヶ崎『……やり方は怒られちゃったけどね』


茅ヶ崎『……さ、私達は約束を果たしに来たんだ……!』


茅ヶ崎『次はマギカ!』

茅ヶ崎『マギカが約束を守る番だよ……!』

茅ヶ崎『何があっても絶望しない……希望を胸に抱いて生き抜いていくんでしょ……!』

茅ヶ崎『私達の声が聞こえない不届き者達に……マギカが声をかけてあげてよ!』

茅ヶ崎『マギカの希望を……私達に、見せてよ!』

547 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/05(土) 00:29:27.79 ID:AUIxjB2E0
マギカ「……聞こえる」

マギカ「死んだはずの……皆の声……」

茅ヶ崎『マギカ……!』

蜜岡『やっと、目をあけてくれたわぁっ……』

円扇『今までの経緯は常に見てきました……どうやら、大詰めのようですね』

マギカ「なんで……皆が……?」


藻根君の描いた着色済みの遺影から、光が溢れだすようにしてみんなの姿がぼやけて見える。

まるで、そこに皆がいるみたいに。

この裁判場に、初めて16人が勢ぞろいしたかのような現実味を帯びて。

……皆が、席に立っていた。


島『安心しろっての。俺様達が、仲間のピンチに来ないわけねーだろ?』

地院家『この学級裁判は、俺達が絶望から足を洗えるかの最後のテストなんだろ?』

矢倉『憶することは無い……今のお前には、俺達がついているだろう』

マギカ「……み、皆」

マギカ「どうして……ここまで……!」

三菱『皆を助けに来るのに、何か理由がいる?』

矢田『私達は、昔からずっと仲間だったではないか!』

破魔耶『……皆の希望が、届いているでしょ?』

円天寺『私達にできるのは……こうして、あなたを後押しすることだけだから』

マギカ「……私は、これで」

茅ヶ崎『……今も、他の四人は絶望に苦しんでるよ?』

548 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/05(土) 00:39:31.23 ID:AUIxjB2E0
ナミちゃんの言葉に耳を傾けて、改めてみんなの姿を見渡してみた。


宜保「……俺が、奴らを殺したのだ」

宜保「それが分かった瞬間にこの怨嗟……止めろ」

宜保「それ以上俺に恨み言をぶつけるなぁぁぁっ!」


リアナ「……私が、弟を殺した?」

リアナ「母を……父を……殺した?」

リアナ「私は一体何のために……犯罪に手を染めたんだ……?」


藻根「僕はどうしてあのようなものを……」

藻根「お、思い出すだけで寒気がしてきてしまいますぞ……」

藻根「あんな血みどろで奇怪なオブジェを……僕が作ったなどと……」


愛鬼「……絶望病だけじゃない、あれも、これも」

愛鬼「私が自分で作り出して……散布したんだ」

愛鬼「私が……皆を、殺したんだ」

愛鬼「ひひひっ、そ、そうよ……私が、殺したのよぉっ!」


マギカ「……皆」

茅ヶ崎『皆を救えるのは、マギカだけだよ?』

マギカ「私なんかじゃ……」

円天寺『私達の声が、あなたに聞こえるだけで奇跡なんだよ?』

矢倉『お前は、正真正銘の……』


『超高校級の奇跡』、なんだ。


蜜岡『マギカちゃんは、もう絶望なんかじゃないでしょぉ?』

破魔耶『君なら希望が作れる……僕はそう確信してるんだ!』

島『怖がるな……俺様達がついてる』

円扇『一人で背負わずとも、皆で背負っていきましょう』

矢田『さぁ、いまこそもう一度、宣言してくれたまえ!』

三菱『絶望を作り出してしまった私達だからこそ……出来るってものでしょ?』

地院家『俺達の手で、希望を作り出しに行こうぜ?』

茅ヶ崎『さぁ、ほら! 後はマギカの……』

蜜岡『号令があれば……すぐにでも動けるわよぉ?』

円天寺『私達は今こそ……超高校級の希望になれるんだから!』


……そうだ。

私には、皆がいるじゃないか。

私が人間かどうかなんて、些細なことは関係ない。

私は……自分の友達を、仲間を……助けたい。

549 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/05(土) 00:46:28.94 ID:AUIxjB2E0
涌井「あら、円様……いかがなさいましたか?」

マギカ「涌井さん……私は、皆の希望を背負っているんだ」

マギカ「私は……皆の命を背負っているんだ」

涌井「……絶望されていないのですか?」

涌井「あなたという抜け殻を救うために……」

円天寺『抜け殻なんかじゃない!』

茅ヶ崎『……マギカは、どんな形でもマギカなんだからね』

涌井「……なにやら幻聴が聞こえてきましたが」

マギカ「……幻聴なんかじゃないよ」

マギカ「だって……私は、希望ヶ峰学園が作った……」

マギカ「……『超高校級の奇跡』、なんだからね」

涌井「……では、さっきの声は?」

円天寺『……きっと、マギカちゃんはあなたをも救おうとするはずだよ』

円天寺『……だから、私達にもあなたを救わせてほしいの』

円天寺『超高校級の希望の一員として……!』

涌井「そ、そんなことがあるはずありませんわ」

涌井「あなたは、以前にもこのようにして絶望したではありませんか」

涌井「だからこそ、世界をこのように破壊しつくして……」

涌井「『超高校級の災厄』として……」

マギカ「そうじゃないんだよ……」

マギカ「私が、ここで過ごした短い日数と……」

マギカ「学園で皆と過ごした希望の日々が……」

マギカ「私を本当の奇跡にしてくれた……」

マギカ「……こんな、奇跡を起こしてくれたんだ」

涌井「……そんなこと、あり得ませんわ」

マギカ「ううん、そんなことない」

マギカ「ここからは……私達の反撃だよ」


マギカ「奇跡も……魔法も、あるんだよ!」

561 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/08(火) 23:26:23.58 ID:qWcI9ffe0
【 議 論 開 始 ! 】



▶【超高校級の災厄】



マギカ「私達は負けない……」

マギカ「【仲間】がいる限り……負けないんだ!」

涌井「もし私が処刑されたりしましたら……」

涌井「このモノクマテーキョーランドは爆破処理ですわ」

藻根「【もう僕は何も信じませんぞ……】」

涌井「ちなみに、外の世界はもうほとんど滅んでおりますよ?」

涌井「ここが平気なのは……」

涌井「希望ヶ峰ラボの誇る、特殊な除染技術のおかげですもの」

愛鬼「【……薬、薬飲んで落ち着かないと】」

涌井「私が死んだら、当然その除染技術も無に帰します」

涌井「つまり……私が処刑された時点で……」

涌井「このテーマパークでの共同生活は終了ですわね」

リアナ「【私が……自分の家族を、殺すだなんて……】」

涌井「そして、皆様は出て行かなくてはなりません」

涌井「絶望と死だけが存在する外の世界に……」

涌井「そして、皆様を殺そうと躍起になっている希望のレジスタンスどもの目の前へと……」

宜保「【……死んだ人間の声が……怨嗟の声が……聞こえてくる】」

涌井「さて……いかがなさいますか?」

涌井「決断できないのなら、私から提案して差し上げましょう!」

涌井「私と一緒に……もう一度絶望へと堕ちてしまいましょう?」

涌井「それこそが……私達の愛した、円マギカの願いでありましょう?」



↓2 【コトダマ】→【ウィークポイント】

562 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/08(火) 23:30:07.18 ID:A++K3tIp0
【仲間】→【もう僕は何も信じませんぞ……】

って良かったっけ?


564 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/08(火) 23:50:12.42 ID:qWcI9ffe0
>>563 → >>562 【仲間】→【もう僕は何も信じませんぞ……】


マギカ「奇跡はここにあるんだよ!」論破!



藻根「僕は……超高校級の絶望で」

藻根「死んだ人間を使って、あんなオブジェを……」

涌井「あら、あれはあなたが喜んで作ったのではありませんか?」

藻根「ひぃ……あんな、奇怪で恐ろしいオブジェを……!」

藻根「そんなの、そんなの認めるわけにはいかないのですぞ」

マギカ「違うよ、そうじゃないよっ!」

マギカ「藻根君が作ってくれた絵のおかげで、奇跡が起きたんだもの」

マギカ「諦めちゃだめだよ……!」

藻根「それでも……僕は……!」



↓ 3 までで打ち込む希望を自由安価

断片だけでも繋ぎつつ書いていきます。

565 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/08(火) 23:59:43.90 ID:A++K3tIp0
【何時だって、
誰の為でもない、
自分の為の絵を
描いていいんだ。
今、描ける絵は前のオブジェとは違うでしょ】


566 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/07/09(水) 00:07:55.20 ID:Qfl6sluAO
円扇さんや円天寺さんは藻根君が絶望する事を望んでないよ!


567 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/09(水) 00:22:20.98 ID:TebBu4ow0
絶望も希望も知っている…だからこそ作れる世界だってあるんだよ!

568 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/09(水) 00:35:14.11 ID:On/dcMOt0
>>565〜>>567


マギカ「……ねぇ、藻根君!」

マギカ「藻根君と仲の良かった二人が……今、藻根君が絶望して折れることを望んでいるのかな?」

マギカ「円扇さんも、美菜輝ちゃんも……藻根君が絶望することなんて望んでいないはずだよ?」

藻根「……そ、それはそうかもしれませんけれども」

藻根「ですが……僕のこの手は、もはや真っ赤でして……」

マギカ「私は、そんなことないと思うけどね」

マギカ「だって、ここに並ぶ皆の絵を描いたのは、他でもない藻根君だよ?」

マギカ「みんな生き生きしてる……皆があそこに宿っているんだ」

藻根「皆さんが……宿って……?」

マギカ「ほら、円扇さんも……美菜輝ちゃんも……笑って手を振ってくれてる」

藻根「僕は……僕の芸術を……?」

藻根「あんな、笑顔を作り出すことが……」

マギカ「これからは誰の為の絵でもない、自分の為の絵を描こうよ!」

マギカ「絶望も希望もここで知ることのできた藻根君の芸術なら……」

マギカ「あんな血みどろのオブジェなんか、もう作らないはずだよ!」

マギカ「私と一緒に……新しい世界を作っていこうよ!」

藻根「……新しい芸術の世界」

藻根「……そうですな、ここでこうしてうじうじしていたらお二人に笑われてしまいますな」

藻根「不肖、この藻根蔵人!」

藻根「希望も絶望も超越した芸術を……ここに打ち立てて見せるのです!」

569 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/09(水) 00:36:04.36 ID:On/dcMOt0
【 議 論 開 始 ! 】



▶【超高校級の災厄】



マギカ「私達は負けない……」

マギカ「【仲間】がいる限り……負けないんだ!」

涌井「もし私が処刑されたりしましたら……」

涌井「このモノクマテーキョーランドは爆破処理ですわ」

藻根「僕は、僕なりの芸術を生み出すことしましたぞ!」

涌井「ちなみに、外の世界はもうほとんど滅んでおりますよ?」

涌井「ここが平気なのは……」

涌井「希望ヶ峰ラボの誇る、特殊な除染技術のおかげですもの」

愛鬼「【……薬、薬飲んで落ち着かないと】」

涌井「私が死んだら、当然その除染技術も無に帰します」

涌井「つまり……私が処刑された時点で……」

涌井「このテーマパークでの共同生活は終了ですわね」

リアナ「【私が……自分の家族を、殺すだなんて……】」

涌井「そして、皆様は出て行かなくてはなりません」

涌井「絶望と死だけが存在する外の世界に……」

涌井「そして、皆様を殺そうと躍起になっている希望のレジスタンスどもの目の前へと……」

宜保「【……死んだ人間の声が……怨嗟の声が……聞こえてくる】」

涌井「さて……いかがなさいますか?」

涌井「決断できないのなら、私から提案して差し上げましょう!」

涌井「私と一緒に……もう一度絶望へと堕ちてしまいましょう?」

涌井「それこそが……私達の愛した、円マギカの願いでありましょう?」



↓2 【コトダマ】→【ウィークポイント】

570 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/09(水) 00:37:18.49 ID:TebBu4ow0
【仲間】→【……薬、薬飲んで落ち着かないと】

572 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/09(水) 01:02:24.85 ID:On/dcMOt0
>>571 → >>570 【仲間】→【……薬、薬飲んで落ち着かないと】


マギカ「奇跡はここにあるんだよ!」論破!



愛鬼「私が絶望病を作ったのよ」

愛鬼「それだけじゃない……未知の病原菌を、これでもか、ってほど」

愛鬼「ひひっ、おしまいよっ!」

愛鬼「もう何もかもおしまいだわ……!」

愛鬼「私なんて、もう生きている価値もない……」

愛鬼「いひひひっ、お薬の世界に埋没することしか出来ないんだわ……!」

マギカ「……違う、違うでしょ!」

マギカ「愛鬼ちゃんが変わったのを、私は良く知ってる」

マギカ「ここで出来た友達のために頑張る、って言ってたじゃない!」

マギカ「ダメだよ、薬なんかに逃げちゃ……!」

愛鬼「く、薬の所為かしら……げ、幻聴が……」



↓ 3 までで打ち込む希望を自由安価

断片だけでも繋ぎつつ書いていきます。

573 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/07/09(水) 01:04:38.06 ID:AyrsSwkAO
作ったのが愛鬼ちゃんなら治せるのだって愛鬼ちゃんしかいないんだよ
作ったことに罪悪感を感じている愛鬼ちゃんはもう昔の愛鬼ちゃんじゃない!

574 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/09(水) 01:06:54.72 ID:SSnrMb3I0
毒も扱いに寄っては薬になるし
薬も扱いに寄っては毒になる。
今の愛鬼ちゃんは毒じゃないでしょ。
もし、また毒になりそうになっても
今度は私が、私たちが愛鬼ちゃんの薬になるから。

576 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/09(水) 01:37:58.49 ID:LyVA5aWl0
幻聴なんかじゃないよ 
私にはあなたが必要だよ

581 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/10(木) 00:18:51.01 ID:icM2zbjY0
>>573 >>574 >>576


マギカ「幻聴なんかじゃないよ!」

マギカ「愛鬼ちゃんは……、今もここに生きているんだ!」

マギカ「そして、私の声を聴いてくれているはずなんだよ……!」

愛鬼「わ……た、しは……現実に……?」

愛鬼「でも、現実は……こわいところだから……」

愛鬼「ひひっ、毒である私は薬に頼って……!」

マギカ「愛鬼ちゃん……毒も薬も、表裏一体なんだよ」

愛鬼「ど、毒は薬じゃない……薬は……毒じゃないのよ」

愛鬼「私とは違う……そう、違うはずなの……」

マギカ「毒は使い方を変えれば薬になるし……」

マギカ「薬は使い方を間違えたら毒になっちゃうんだよ!」

マギカ「大丈夫……もし、愛鬼ちゃんが過去に毒だったとしても……」

マギカ「今の愛鬼ちゃんは毒じゃない……もう、薬なんだよ!」

愛鬼「わ、わたしが……く、すり……?」

愛鬼「ひひひっ、あんな毒を作った私が薬になれるわけないじゃないっ!」

マギカ「……あの毒を作った愛鬼ちゃんは」

マギカ「見事にその薬を作ったんだよね?」

愛鬼「あ……そ、それは……」

マギカ「罪悪感を感じているだけでも、昔から変わったことの証明なんだ……!」

マギカ「大丈夫、恐れないで……」

マギカ「もし、愛鬼ちゃんがまた毒になろうとしても……私達が、薬になってみせるから」

マギカ「だから私の……この手をとって……!」

マギカ「世界で一番の薬剤師の力を……猛威をふるう病魔に見せつけてやろうよ!」

愛鬼「わ、私は……く、薬になっていいのかしら……」

愛鬼「……ううん、違うわね」

愛鬼「私が、世界から病を消し去りたいんだもの……」

愛鬼「私はドラッグじゃなくて……抗生物質……」

愛鬼「もう、この誓いは破らない……!」

愛鬼「ドラッグになんて、もう頼らない……」

愛鬼「私が頼るのは……友人で……仲間だけよ!」


582 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/10(木) 00:19:47.68 ID:icM2zbjY0
【 議 論 開 始 ! 】



▶【超高校級の災厄】



マギカ「私達は負けない……」

マギカ「【仲間】がいる限り……負けないんだ!」

涌井「もし私が処刑されたりしましたら……」

涌井「このモノクマテーキョーランドは爆破処理ですわ」

藻根「僕は、僕なりの芸術を生み出すことしましたぞ!」

涌井「ちなみに、外の世界はもうほとんど滅んでおりますよ?」

涌井「ここが平気なのは……」

涌井「希望ヶ峰ラボの誇る、特殊な除染技術のおかげですもの」

愛鬼「私はもう、ドラッグになんて頼らないわ!」

涌井「私が死んだら、当然その除染技術も無に帰します」

涌井「つまり……私が処刑された時点で……」

涌井「このテーマパークでの共同生活は終了ですわね」

リアナ「【私が……自分の家族を、殺すだなんて……】」

涌井「そして、皆様は出て行かなくてはなりません」

涌井「絶望と死だけが存在する外の世界に……」

涌井「そして、皆様を殺そうと躍起になっている希望のレジスタンスどもの目の前へと……」

宜保「【……死んだ人間の声が……怨嗟の声が……聞こえてくる】」

涌井「さて……いかがなさいますか?」

涌井「決断できないのなら、私から提案して差し上げましょう!」

涌井「私と一緒に……もう一度絶望へと堕ちてしまいましょう?」

涌井「それこそが……私達の愛した、円マギカの願いでありましょう?」



↓2 【コトダマ】→【ウィークポイント】

583 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/10(木) 00:21:12.09 ID:uEjPfUgF0
【仲間】→【私が……自分の家族を、[ピーーー]だなんて……】

586 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/10(木) 00:33:41.99 ID:icM2zbjY0
>>584→>>583 【仲間】→【私が……自分の家族を、殺すだなんて……】



マギカ「奇跡はここにあるんだよ!」論破!



リアナ「わ、私は弟を助けるために……」

リアナ「お、お母様を助けて……」

リアナ「お、お父様を助けて……」

リアナ「ささやかでもいいから、幸せな生活をするために……」

リアナ「そ、そのために怪盗になったのに……!」

リアナ「私にはもう……愛していた、家族もいない」

リアナ「この手で……奪った……!」

マギカ「落ち着いて……落ち着いてよリアナちゃん……!」

マギカ「家族の為に怪盗になったリアナちゃんを犯罪者って呼ぶ人はもういないんだ……!」

マギカ「リアナちゃんとかかわってきた人は、そんな姿……見たいと思わないよ……!」

リアナ「うるさいっ……! 私のことなんて、何も知らないくせにっ!」



↓ 3 までで打ち込む希望を自由安価

断片だけでも繋ぎつつ書いていきます。

587 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/10(木) 00:38:48.09 ID:uEjPfUgF0
そんなことは無いよ
忘れないで私たちは切れることのない信頼で繋がってるんだ
前に進もう、今までだってそうやってきたんだから
未来を、奇跡を信じて


588 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/07/10(木) 00:43:08.92 ID:g+vWKNSKO
ここに来て初めて仲良くなったとき妹ができたみたいで嬉しかった
またやり直そう
絶望からいろんなものを盗み返そう
私も手伝うよ

589 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/10(木) 00:44:56.53 ID:N60LiE8/0
今度は私たちが
リアナちゃんを助ける
例え、家族を失っていても
幸せになれるように手助けする。
それでもし少しでも余裕が出来た時に、
近くで誰かが困っていたら
その人を助けらるようになってほしいんだ。

591 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/10(木) 01:11:52.54 ID:icM2zbjY0
>>587 >>588 >>589


マギカ「リアナちゃん……私は、リアナちゃんのこと……」

マギカ「本当に妹ができたみたいで……ずっと……ずっと!」

マギカ「リアナちゃんのことを見て来たんだよ?」

マギカ「私達とリアナちゃんは、切りようのない信頼で繋がってるんだよ?」

リアナ「人と人のつながりなんて……絶望で、全部消せたじゃないか」

リアナ「私の家族は……私の思いは……絶望で、どこかに……」

マギカ「リアナちゃんの家族……ここに、まだ一人残ってるでしょ?」

マギカ「お互いに天涯孤独だったかもしれないけど……二人そろえば寂しくないよ?」

リアナ「……わ、私は……!」

リアナ「弟と、お母様と、お父様と……愛する人達を殺した……」

マギカ「……過去は変えられないよね」

マギカ「でも、未来は変えられるはずだよ……?」

マギカ「……私、お姉ちゃんとしてリアナちゃんを絶対に幸せにして見せるよ」

マギカ「私が奇跡を起こして、何だってしてあげる!」

マギカ「ほら、絶望に奪われたものを……私達の幸せを、盗み返しに行こうよ!」

マギカ「お姉ちゃんが手伝ってあげる……!」

マギカ「そしていつか……その幸せを周りの人に振り撒けるようになろうよ!」

リアナ「……どうして、お姉ちゃんはそう言うことが平気で言えるんだか」

リアナ「……私の過去と幸せは、絶望に盗まれたんだよね」

リアナ「……仕方ないな、私の愛するお姉ちゃんにそこまで言われた仕方ないよね」

リアナ「私がモノを盗まれたままって言うのも納得がいかないし……」

リアナ「何より、たらしのお姉ちゃんを監視する役がいないといけないよな!」

リアナ「……だって私とお姉ちゃんは、家族なんだから!」

597 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/12(土) 22:12:48.05 ID:2loUCTgM0
【 議 論 開 始 ! 】



▶【超高校級の災厄】



マギカ「私達は負けない……」

マギカ「【仲間】がいる限り……負けないんだ!」

涌井「もし私が処刑されたりしましたら……」

涌井「このモノクマテーキョーランドは爆破処理ですわ」

藻根「僕は、僕なりの芸術を生み出すことしましたぞ!」

涌井「ちなみに、外の世界はもうほとんど滅んでおりますよ?」

涌井「ここが平気なのは……」

涌井「希望ヶ峰ラボの誇る、特殊な除染技術のおかげですもの」

愛鬼「私はもう、ドラッグになんて頼らないわ!」

涌井「私が死んだら、当然その除染技術も無に帰します」

涌井「つまり……私が処刑された時点で……」

涌井「このテーマパークでの共同生活は終了ですわね」

リアナ「私は……今度こそ、家族を守って見せる……!」

涌井「そして、皆様は出て行かなくてはなりません」

涌井「絶望と死だけが存在する外の世界に……」

涌井「そして、皆様を殺そうと躍起になっている希望のレジスタンスどもの目の前へと……」

宜保「【……死んだ人間の声が……怨嗟の声が……聞こえてくる】」

涌井「さて……いかがなさいますか?」

涌井「決断できないのなら、私から提案して差し上げましょう!」

涌井「私と一緒に……もう一度絶望へと堕ちてしまいましょう?」

涌井「それこそが……私達の愛した、円マギカの願いでありましょう?」



↓2 【コトダマ】→【ウィークポイント】


安価↓2

598 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/12(土) 22:14:01.62 ID:SmJFxjqj0
【仲間】→【……死んだ人間の声が……怨嗟の声が……聞こえてくる】

600 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/12(土) 22:25:36.22 ID:2loUCTgM0
>>599 → >>598 【仲間】→【……死んだ人間の声が……怨嗟の声が……聞こえてくる】


マギカ「奇跡はここにあるんだよ!」論破!


宜保「奇跡など存在しない」

宜保「あるのは常に、惨たらしい現実だけだ」

宜保「どれだけ非道な殺され方をしたのか……」

宜保「怨嗟の声が……断ち切れないのだ」

宜保「そう、これが現実だ……夢のような奇跡など、存在しない!」

マギカ「違う……奇跡だって現実なんだ!」

マギカ「怨嗟の声に苛まれて、絶望するんだったら……」

マギカ「その絶望を超える奇跡を……流し込んで見せる……!」



↓ 3 までで打ち込む希望を自由安価

断片だけでも繋ぎつつ書いていきます。

601 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]  2014/07/12(土) 22:31:58.17 ID:olD/XUAPO
私達が見えないものから目を逸らさなかった貴方を知っている
私達を真っ先にまとめようとした貴方を知っている
ナミちゃんからの思いを正面から受け止めた貴方を知っている
こんなところで絶望に堕ちるような人じゃないということを私達は知っているんだよ

602 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/12(土) 22:41:10.41 ID:ZZ7kPbPW0
凄惨で、辛くて、逃げたいような現実でも、目を背けなかった、引っ張ってくれた、諦めなかった貴方はどうしたの?

603 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/12(土) 23:03:37.29 ID:SmJFxjqj0
ナミちゃん言ってたよね?
宜保さんは当主としても皆のリーダーとしても魅力的だって
例え現実がどんなに辛くたって宜保さんなら正面から立ち向かえるはず
今度は…貴方が皆を救う救世主になる番だよ!

605 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/12(土) 23:22:41.27 ID:2loUCTgM0
>>601 >>602 >>603


マギカ「……ねぇ、宜保さん」

マギカ「宜保さんは、私達のリーダーなんだよ?」

マギカ「ナミちゃんだって言ってたじゃんか……!」

マギカ「宜保さんは……私たち、全員のリーダーで……」

マギカ「霊能力者の当主としても、私達のリーダーとしても魅力的だって……!」

宜保「それは……俺の仮面にすぎない……」

宜保「この手は既に真っ赤に染まっていて……今も、地獄の底から、声だけが響いて来るんだ……!」

マギカ「それでも……! 今までも、どんな絶望的な状態だって……」

マギカ「宜保さんは目を反らさずに……引っ張ってきてくれたでしょ!」

マギカ「仲間が仲間を殺していく、そんな辛くて逃げたい現実からだって……」

マギカ「私達を救い出してくれたでしょ……!」

宜保「俺は……、何も知らなかっただけだ」

宜保「……俺が殺した人間の声が……今になって激しく耳を打つんだ!」

宜保「なぜ俺は霊能力者に……生まれてしまったんだ……!」

マギカ「宜保さんはこんなところで……絶望に屈する人じゃないんだ!」

マギカ「……ナミちゃんの思いを真っ向から受け止めた時の決意を、思い出してよ!」

宜保「……俺は、なんで今もまだ……生き残った……!」


茅ヶ崎『しゃきっとしろ! マギカの足を引っ張るな!』

茅ヶ崎『……昔のアンタも、ここでのアンタも!』

茅ヶ崎『怨嗟の声程度で止まる人間じゃないでしょ!』

茅ヶ崎『さっさと目を覚まして……マギカと共に救世主になる、くらい言ってくれないと』

茅ヶ崎『おめおめ成仏も出来ないでしょうが!』


宜保「……そうか、お前が」

宜保「お前達が、あの恨み言を……上塗りしてくれたのだな……」

宜保「……恥ずかしいところを見せた」

宜保「もう大丈夫だ……もう、俺は……迷わない」

宜保「……俺が殺した人間からの、怨嗟だと思えば……俺を後押しするようなことを言いやがって……」

宜保「これでは、立ち止まることもできないじゃないか……」

宜保「いいか、一つだけ言っておく……」

宜保「ここにいる全員で、ここを出る」

宜保「いいな、これはリーダー命令だ!」

606 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/12(土) 23:24:51.12 ID:2loUCTgM0
【 議 論 開 始 ! 】



▶【超高校級の災厄】



マギカ「私達は負けない……」

マギカ「【仲間】がいる限り……負けないんだ!」

涌井「もし私が処刑されたりしましたら……」

涌井「このモノクマテーキョーランドは爆破処理ですわ」

藻根「僕は、僕なりの芸術を生み出すことしましたぞ!」

涌井「ちなみに、外の世界はもうほとんど滅んでおりますよ?」

涌井「ここが平気なのは……」

涌井「希望ヶ峰ラボの誇る、特殊な除染技術のおかげですもの」

愛鬼「私はもう、ドラッグになんて頼らないわ!」

涌井「私が死んだら、当然その除染技術も無に帰します」

涌井「つまり……私が処刑された時点で……」

涌井「このテーマパークでの共同生活は終了ですわね」

リアナ「私は……今度こそ、家族を守って見せる……!」

涌井「そして、皆様は出て行かなくてはなりません」

涌井「絶望と死だけが存在する外の世界に……」

涌井「そして、皆様を殺そうと躍起になっている希望のレジスタンスどもの目の前へと……」

宜保「ここにいる全員で……このテーマパークを出るぞ!」

涌井「さて……いかがなさいますか?」

涌井「決断できないのなら、私から提案して差し上げましょう!」

涌井「私と一緒に……もう一度絶望へと堕ちてしまいましょう?」

涌井「それこそが……私達の愛した、【円マギカの願い】でありましょう?」



↓2 【コトダマ】→【ウィークポイント】


安価↓2

607 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/12(土) 23:28:19.92 ID:SmJFxjqj0
【仲間】→【円マギカの願い】

613 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/13(日) 22:52:27.81 ID:zCH0Lnc10
>>608 → >>607 【仲間】→【円マギカの願い】


マギカ「そんなもの、私の願いじゃない!」


   B R E A K !



マギカ「……私が魔法少女になったとき、最初に願ったものは世界の滅亡だった」

マギカ「私が奇跡の少女になったとき、次に願ったものは世界を絶望させることだった」

涌井「ようやくお認めになられましたね」

涌井「では、私と一緒に世界に絶望を……」

マギカ「……違う!」

マギカ「今ここにいるのは……、魔法少女になりたての私でも……」

マギカ「絶望に堕ちた、災厄の私でもない」

マギカ「私は……16人の仲間と共に、ここで生きて来た私なんだ!」

マギカ「ここにいる皆が愛してくれたのは、ここで生きている私なんだよ!」

マギカ「もう、誰のことも裏切らないよ」

マギカ「私は、ここにいる皆で希望の世の中を作っていくって決めたんだから!」

614 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/13(日) 23:01:57.77 ID:zCH0Lnc10
涌井「……何故、どうしてなのですか」

涌井「どうしてあなたは……希望なんかに改宗してしまうのです!」

涌井「私に……その使命まで果たさせるおつもりなのですか……?」

涌井「……私は、超高校級の絶望なのです」

涌井「たとえ一人になろうとも……超高校級の絶望なのです」

涌井「例え、あなたが相手であろうとも……」

涌井「希望は全員根絶やしにするまでなのですわ!」

茅ヶ崎『……なりふり構わないみたいね』

円天寺『こうなったとき、無理やりでも希望を絶望に変える方法があったね』

円扇『絶望病……もともと、このために作ったものでしたっけ』

涌井「……これで、無理やりでも絶望させて差し上げましょう!」

破魔耶『問題ないよね……皆なら』

矢田『その程度の苦行、当然乗り越えられるのだからな!』


……そう、もう私達には、絶望病なんて効かない。


愛鬼「残念だったわね」

愛鬼「もう絶望病の予防薬は接種済みよ」

愛鬼「自分で作ったものくらい、一日で特効薬でも予防薬でも作って見せるわ」

宜保「……流石は、生き残りメンバーで最も優秀な頭を持つだけあるな」

リアナ「……こいつの作る薬なら、安心できるからな」

涌井「な、な……そんな……!」

涌井「どうしてそこまで……絶望を拒むのです……!」

涌井「思い出してください……あなた方は、絶望なのです!」

涌井「そう、絶望なんですわ!」

涌井「希望に生まれ変わるぐらいなら……!」

涌井「私自身をオシオキするまでです!」

615 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/13(日) 23:08:45.83 ID:zCH0Lnc10
【パニック・トーク・アクション 開始】


涌井「私は超高校級の絶望なのです!」

涌井「さぁ、絶望してください!」

涌井「論破するおつもりですか?」

涌井「一足先に……あの世に……!」

涌井「これが……本当の絶望……」

涌井「希望の手先になんてなりませんわ!」

涌井「……オシオキしかありませんわね」

涌井「論破なんて無駄ですわ!」

涌井「絶望に殉じて死ぬまでです!」


涌井「私の主は超高校級の災厄だったあのお方ただ一人……」

涌井「あなた方に従うつもりはありません……!」





               円

               △

    マギカ  □            ○ の命令

               ×

             の 最 後




安価下2

617 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]  2014/07/13(日) 23:11:22.01 ID:l0S0mFF/0
△→□→×→○

619 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/13(日) 23:22:51.11 ID:zCH0Lnc10
>>617 △→□→×→○   円マギカの最後の命令  正解!



マギカ「これで本当におしまいだよ!」論破!



マギカ「……涌井さん、そこまで取り乱している理由、私にはわかってるよ」

円天寺『全ての記憶を取り戻した彼女なら……』

矢倉『自分で出した命令も覚えているのが道理だろうな』

宜保「今まで何もかも忠実に従ってきたのだろう?」

宜保「最後の目入れにも忠実に従ったらどうだ」

涌井「……い、嫌ですわ」

涌井「希望になんて戻りたくないですもの……」

三菱『最後の命令の内容……』

地院家『もし、女神様が希望に戻るようなことがあれば』

島『監視役である者も希望に戻ること』

リアナ「……何を迷っている」

リアナ「希望の道に一歩踏み出せばいいではないか」

涌井「……い、今更希望に戻りたくないのです」

涌井「私の壊れた理性を……元に戻さないでください……!」

蜜岡『……最後の最後まで、マギカちゃん自身の手でたどり着いて』

茅ヶ崎『マギカの意思で希望に戻った……』

藻根「ならば、今度はあなたが元に戻る番でしょうな」

愛鬼「……ほら、犯罪者仲間同士、仲良く希望を作り上げましょう?」

愛鬼「どうせここにいる人間全員、前科有の大犯罪者集団なんだからさ」

涌井「嫌ですわ……希望に戻るくらいなら……!」

涌井「……死んで見せるまでですわ!」


そう言って、涌井さんはスイッチを押そうと腕を振り上げた。


620 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/13(日) 23:25:59.15 ID:zCH0Lnc10
         G A M E O V E R !






      ワクイさんがクロマクに決まりました。
         おしおきをかいししま

621 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/13(日) 23:40:01.94 ID:zCH0Lnc10
リアナ「……何を押すつもりだったんだ?」

リアナ「そのボタンは、何の意味もないボタンだぞ?」

涌井「……な、何を言っているのか分かりませんわ」

涌井「私は、自分自身をオシオキするためにこのボタンを……」

リアナ「オシオキ用のボタンか……それなら、ここにあるぞ?」

宜保「貴様が死のうとすることくらい読めていた」

宜保「ボタンを手元に用意する前に、リアナに盗ませていたのさ」

宜保「残念だが……オシオキなどさせん」

涌井「……き、希望なんかになるわけには……」

マギカ「……涌井さん」

マギカ「……怖いかもしれないけど、希望に戻るのは私の命令だったよね?」

マギカ「……命令に、背いていいの?」

涌井「そ……それは……」

涌井「私が仕えるのは……円マギカ様……おひとりで……」

マギカ「……それじゃあ、言われた通りに希望になってもらうよ」

マギカ「……怖くなんかないよ」

マギカ「大丈夫……私達に仲間がいるように……」

マギカ「涌井さんにも仲間がいるんだから……!」

愛鬼「……ほら、一緒に行くわよ」

藻根「此処を出るときは、16人揃って……」

リアナ「そう言う約束だったんだからな」

宜保「一人の欠けも許さん……それが、黒幕である貴様であってもな」

涌井「……皆様、どうして」

涌井「私は……皆様を殺し合わせて……」

マギカ「その責任は私のモノだよ」

マギカ「……次に目覚めるときは昔の涌井さんだから」

マギカ「……ごめんね、私の所為で……こんなことさせちゃって……」


……気絶させた涌井さんを背負って、テーマパークを後にする。

私の背中には、涌井さんも含めた生き残った皆と……。

宜保さんの力なのかわからないけれど見えるようになった、死んでしまった皆がいる。

……希望に生まれ変わったとしても、まだまだやることは沢山ある。

まずは、今もまだコロシアイに興じている……皆を助けることから始めよう。

……私達が掴んだ奇跡で、今度こそ未来を創るために。

622 : 1 ◆t1HVecfVyk [saga]  2014/07/13(日) 23:40:39.11 ID:zCH0Lnc10
チャプター6:彼女が世界を恨んだら

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