58 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 22:01:06.44 ID:bWg2o2n60
chapter1 絶望トロピカル 非日常編
最咲「っ……き、棋儀さん!?」
正道「これは……!?」
姶良「な、なんでこんなことに……!?」
五十隅に連れられてやって来た他の面々も、俺がプールから引き上げた棋儀の変わり果てた姿を見て言葉を失う。
モノクマ「いやいや……大変なことになりましたなぁ……」
夏目「モノクマ!?」
さらにそこにモノクマまでもが現れる。
モノクマ「うぷぷ……ついに始まりましたね! 最初の殺人が!」
殺人……?
影山「ま、待ちなさい! じゃあ、これは……!」
モノクマ「当然! オマエラの中の誰かが棋儀クンを殺したんだよー!!」
甘露寺「なん、だと……!?」
61 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 22:09:24.02 ID:bWg2o2n60
湯川「嘘ですっ! き、棋儀さんが殺されたなんて……!!」
モノクマ「ダメだよ! そんな弱気じゃ学級裁判を乗り切れないから!」
学級、裁判……?
砂射「……俺たちの中で殺人が起きたとき、その犯人を突き止める……だったか」
言乃木「棋儀を殺した犯人を捜せってことかい……」
モノミ「いけまちぇん! モノクマの言うことを鵜呑みにしては……!」
さらにモノミまでもがここにやって来た。
モノクマ「ん? 負けウサギのモノミちゃんが何か用なの? あのステッキが無ければ何もできないのにさぁ!」
モノミ「うっ……!?」
モノクマ「まあ! そういうわけだからさ! 騙し愛と疑い愛の精神で頑張ってよ!」
モノミ「ま、待ちなさい!」
立ち去るモノクマと、それを追うモノミ。
……俺たちは、絶望にうちひしがれたまま呆然としていた……。
62 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 22:18:47.56 ID:bWg2o2n60
□■□■□
雪咲「…………」
不意に、雪咲が俺たちに背を向ける。
ジョー「お、おい……どこ行くんだ?」
雪咲「お前はモノクマの話を聞いてなかったのか?」
雪咲「これから起こる裁判に備えて捜査をしなければ、裁判を乗り越えることはできない」
雪咲「そして犯人を間違えると僕たち全員が殺される……」
雪咲「やらなければ殺されるのなら、やるしかないだろう」
姶良「確かにそれは、そうだけど……」
姶良「でも! 私は堪えられないよ! せっかくできた仲間を疑うなんて……!」
雪咲「おめでたい思考を持ってるようだが、その人殺しの仲間のためにお前は自分の命を差し出すのか?」
眼鏡の奥の瞳が姶良を捉える。
足立「……俺も、言い方こそ賛同できないけど雪咲君の意見に賛成かな」
言乃木「やるかやらないかなら……やるしかないだろう」
影山「……私はこの中の誰かが棋儀さんを殺したとは思いたくありません……だから……」
影山「……私もやります」
影山「そして、この中に犯人がいないということを証明してみせます……!」
64 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 22:25:38.69 ID:bWg2o2n60
影山「私たちの本当の敵は、この絶望的な状況ただそれだけなんです……!」
……そうだよな。
殺された棋儀のためにも、やるしかない……よな。
そうして俺も決意を固める。
何ができるかはわからないけど……やるしかないんだ……!
□■□■□
湯川「あ、始める前に一ついいですか?」
湯川「証拠隠滅されないよう、見張り役を決めておいた方がいいと思うんですが……」
最咲「そうですね……最低でも二人、見張り役を決めるべきですね……」
兎呑「……一人は私が残るとしよう。一応、検死もできないことはない」
夏目「そうか。なら兎呑、頼む」
一人は兎呑。もう一人は……。
↓2
夏目、影山、雪咲以外で生徒の名前をどうぞ
66 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/23(木) 22:27:33.67 ID:4cBF7HsDO
正道
67 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 22:36:29.00 ID:bWg2o2n60
正道「……俺がやろう」
筆原「正道さんなら……安心ですね」
ジョー「俺を殴り飛ばしたときみたいにもし犯人が来たら頼むぜ!」
正道「……妙に引っ掛かる言い方だが、わかった」
なにはともあれ、これで決めることは決めた。
あとはやるしかない。じゃないと俺たち全員で生き残ることができない……。
湯川「でも、こうでしか生き残る方法がないなんて……」
湯川の言葉がやけに耳に強く残った。
これが……希望なのか? 生き残るための、希望なのか……?
--捜査開始!
モノクマ「さて、捜査が始まるかと見せかけてのー……」
モノクマ「ザ・モノクマファイルー!」
68 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 22:45:34.38 ID:bWg2o2n60
夏目「なんだよこれ……」
モノクマ「いや、オマエラって結局のところは素人じゃん?」
モノクマ「だからボクが捜査がスムーズに進むように事件をまとめておいたの! やっさしー!」
夏目「…………」
モノクマ「じゃ、頑張ってね!」
……モノクマファイルか。
目だけは通しておこう……。
【Info】
コトダマ【モノクマファイル1】GET!
被害者は棋儀歩。死体発見場所はホテルミライ前のプール。
死亡時刻は午後9時30分頃。
腹部を包丁で一突きにされている。
薬物を摂取した痕跡はない。
↓2
1捜査(場所も)
2聞き込み(相手の名前も)
3ヒント(メダル消費)
71 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/23(木) 22:49:16.75 ID:wD/iebGAO
繁華街なんて場所は無い
1 プール
72 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 22:57:03.94 ID:bWg2o2n60
事件現場の捜査は基本だろう。
とはいえ、俺に何ができるのかはわからないが……。
↓2
1棋儀の死体
2プールサイド
74 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/23(木) 22:58:08.53 ID:OqHBOpzro
1
75 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 23:08:49.05 ID:bWg2o2n60
棋儀の死体……腹に包丁が刺さってるあたり、おそらくこれが凶器なのだろう……。
影山「その包丁……たぶん、旧館の厨房にあったやつです」
夏目「そうなのか?」
影山「おそらくは……それに、私が襲われた際もそのような包丁を使われたみたいですし」
旧館で襲われた影山のときと同じ包丁……。
なら、旧館の包丁なのかもしれない……一応、確認はしておかないとな。
影山「それと、一つ気になる点が」
夏目「気になる点?」
影山「棋儀さんの首元……よく見てみると、縄で首を絞められたような痕があるんです」
夏目「……確かに」
それなら、棋儀はロープのようなもので首を絞められもしたんだろうけど……。
どっちが本当の死因なんだ?
【Info】
コトダマ【包丁】GET!
棋儀の腹部に突き立てられた包丁。影山が襲われた際に使われたものと同じタイプらしい
コトダマ【棋儀の死体】GET!
腹部の傷の他、首を絞められたような痕が見つかった。他に目立った外傷はなし。
↓2
1プールサイド
2他の場所へ
77 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/23(木) 23:11:44.99 ID:4cBF7HsDO
1
78 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 23:22:39.52 ID:bWg2o2n60
プールサイド……というよりは、少し離れた場所か? そこに血溜まりが広がっていた。
影山「おそらくここで棋儀さんは刺されたんでしょうね」
夏目「そうだな。それはこの血溜まりを見れば一目瞭然だ」
でも、この量の血溜まりなら犯人も少なからず返り血を浴びてるはずだけど……。
……そんな奴、いたか?
【Info】
コトダマ【プールサイド】GET!
プールサイドに血溜まりがあり、そこで棋儀は刺されたのだと思われる。
その際に犯人も返り血を浴びてるはずだが……?
↓2
1捜査
2聞き込み
3ヒント
80 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/23(木) 23:24:29.84 ID:ot3leBNs0
2五十隅
81 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 23:33:01.99 ID:bWg2o2n60
……五十隅にも詳しい話を聞いておかないとな。そう思い俺は五十隅を捜しに行こうとし……。
夏目「……っと。影山、悪いけどお前も一緒に来てくれるか?」
影山「私もですか?」
夏目「俺一人じゃよくわからなくてな……お前の意見もあればと思って」
影山「……わかりました。ご一緒しましょう」
【Info】
以降の捜査で影山が同行します
□■□■□
【ホテル ミライ ロビー】
五十隅「……あ、夏目君に影山さん」
五十隅はロビーの中にいた。声には当然ながら覇気がない。
夏目「……五十隅。聞きたいことがあるんだけどいいか?」
五十隅「私に? うん、なにかな……?」
↓2
1こんな夜中に外出してたみたいだけど、何してたんだ?
2何か気になることはないか?
3スーパーの品揃えについて
83 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/23(木) 23:33:57.87 ID:3xIrA7HSo
1
85 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 23:42:55.18 ID:bWg2o2n60
夏目「こんな夜中に外出してたみたいだけど、何してたんだ?」
五十隅「ふえぇ……それは、そのぅ……」
? 何か言いにくいことでもあるのだろうか。
五十隅「……私のコテージのポストにこれがあって」
【今日の夜時間のアナウンスが鳴ってから、ホテル ミライのロビーに来るといい。
お前の大好きな物をくれてやろう】
……は?
影山「これは?」
五十隅「わかんない……でも、大好きな物って言ったら気にはなるじゃない?」
まあ、なるかもしれないけど……。
夏目「……ちなみに、お前の好きなものって……」
五十隅「もちろん、甘いものだよぉ!」
だよな。それはわかってた……。
↓2
1追求する?
2追求しない?(しないのなら一つ前の選択肢から聞きたいことを選択。何もなければ別の場所にと書き込みしてください)
87 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/23(木) 23:44:55.87 ID:3kUanjC70
1
89 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/23(木) 23:55:07.72 ID:bWg2o2n60
追求選択
夏目「……具体的にどんな甘いものが好きなんだ?」
影山「…………夏目さん、それは今関係あるのですか?」
いや、確かにそうだけど……。
五十隅「えーっとね、具体的に言うならシロクマっていう会社の作るホワイトチョコがいいかなぁ」
五十隅「ちなみにこれは私しか知らない秘密情報なのだ!」
夏目「ああ……うん……」
どうでもよかった……すごく。
影山「それで、そのホワイトチョコはあったんですか?」
五十隅「それが……偽物ならあったんだぁ」
そうして五十隅はポケットから板チョコを取り出す。
五十隅「むぅー、騙されたよぉ……」
【Info】
コトダマ【呼び出しの手紙】GET!
夜時間になってからホテルのロビーに来るよう仕向けてある手紙
コトダマ【五十隅の好物】GET!
五十隅はシロクマという会社の作るホワイトチョコが好物らしい
コトダマ【板チョコ】GET!
五十隅が呼び出されたロビーに置かれた板チョコ。紙が貼られていて『シロクマとくせいホワイトチョコ』と書かれてある
↓2
1スーパーの品揃えについて
2別の場所へ
91 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/23(木) 23:57:51.41 ID:3xIrA7HSo
1
92 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 00:03:28.12 ID:jgdntQak0
夏目「ついでに改めて確認しておきたいんだけど、スーパーの品揃えについて覚えてる限りで教えてくれないか?」
五十隅「あそこはお菓子とか飲み物が凄いあって、いいところだと思うよぉ」
影山「……そうですね。他にも雑貨品とかもありましたし」
五十隅「ジョーさんもマジックに使えそうなのがあるって喜んでたしねぇ。ロープとか、あと雨ガッパとかもあったらしいよぉ」
……そう思い返すと確かにあのスーパーなかなか品揃え豊富だよな。
【Info】
コトダマ【スーパーの品揃え】GET!
食料飲料の他にロープや雨ガッパ、その他の雑貨品も取り揃えてる。
↓2
1捜査
2聞き込み
3ヒント
94 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 00:06:57.81 ID:eJ+nohWZo
1 棋儀のコテージ
96 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 00:11:28.34 ID:jgdntQak0
【棋儀のコテージ】
棋儀のコテージに何かないかと思い俺たちはやって来たが……。
夏目「まあ、普通に考えて鍵掛かってるよな……」
モノクマ「そんなことないよー!」
影山「……また出ましたね」
モノクマ「捜査のときは被害者のコテージは開放してあるからね! じゃないと捜査捗らないでしょ?」
モノクマ「ボクってやっさしー!」ピョーン
…………行くか。
□■□■□
さて、棋儀のコテージの中に入ったけど……どこを調べよう?
↓2
1ベッドの下
2本棚
3机の上
98 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 00:13:14.88 ID:eJ+nohWZo
3
117 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 15:04:15.01 ID:jgdntQak0
夏目「これは……」
棋儀の机の上に置かれた一枚のメモ用紙に視線が行く。
【脱出に関わることで話がある。
今日の午後9時20分頃にホテルの前にあるプールのところに来てほしい。
今朝の件もあるし、その頃なら他の奴等もいないだろう】
影山「……犯人からの呼び出しの手紙、ですかね」
夏目「だな……」
影山「これ、先程の五十隅さんの手紙と筆跡が違いますね。おそらく、別人が書いたものでしょう」
夏目「筆跡を使い分けただけじゃないのか?」
影山「……簡単に言いますが、筆跡を使い分けるなんて簡単にできることじゃありません」
影山「それこそ、そういう字を書くことに長けた人でもない限りは……」
【Info】
コトダマ【呼び出しの手紙2】GET!
午後9時20分頃に犯行現場に棋儀を呼び出す内容の手紙。棋儀のコテージで発見。
なお筆跡を使い分けた可能性は低く、字を書くことに長けた人でもない限りは難しいとのこと。
ここで気になるものはこれくらいか……
次はどうしたものか。
↓2
1捜査
2聞き込み
3ヒント
119 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 15:11:49.31 ID:lU/OdnF20
1ホテル旧館
121 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 15:38:48.74 ID:jgdntQak0
【旧館】
事件前夜のパーティーで起きた不可解な出来事も、もしかしたら関係があるかもしれない。
するべきことは……停電の原因と、包丁の有無くらいか……?
↓2
1大広間
2倉庫
3事務室
4トイレ前
123 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 15:40:33.83 ID:Fpyb10sQ0
4
124 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 15:52:33.86 ID:jgdntQak0
夏目「影山が襲われたのは、このあたりか?」
影山「はい。血の跡も付いてますし、間違いありません」
おそらく足立あたりが掃除したのか、血痕はあまり明確にはわからなかったがそれでも確かに付いていた。
となると、ここで影山が襲われたのは間違いないか。
【Info】
コトダマ【トイレ前の血痕】GET!
ここで影山は襲われたものだと思われる。
夏目「? でも、影山を襲ったときに使われた包丁が見当たらないな」
影山「そうですね……おそらく、犯人が私を襲った際に持ち去ったのでは?」
それもそうか……確かに、余計な証拠は残しておきたくないだろうしな。
でも、影山が襲われた際の状況……詳しく聞いておくか?
↓2
追求する? 追求しない?
125 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 15:54:05.02 ID:OJJPWD6Yo
追及する
128 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 16:04:57.14 ID:jgdntQak0
夏目「影山が襲われた際の状況、もう少し詳しく教えてくれないか?」
影山「構いませんが……別段、言えることはありませんよ?」
影山「トイレに行ってるときに停電になり、どうしたのだろうと思ってトイレから出てきたところを襲われた……それだけです」
……となると、影山が襲われたのは停電中の出来事だったわけか。
【Info】
コトダマ【影山が襲われた状況】GET!
影山が襲われたのは停電中の出来事だと思われる。
↓2
1大広間
2倉庫
3事務室
4他の場所へ
131 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 16:10:25.79 ID:GexBBSPC0
1
135 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 20:14:37.11 ID:jgdntQak0
【大広間】
さて、事件前夜はここでパーティーをしてたんだけど……なにか気になることはないか?
姶良「あ! 夏目君に影山さん!」
影山「あら、姶良さん」
そこには姶良がなにやら神妙な顔つきでエアコンの設定パネルとにらめっこしていた。
姶良「ちょうどいいところに来ました。お二人はこのエアコンのパネル、いじりました?」
夏目「いや……」
影山「私も触ってません」
姶良「そっか……」
姶良「他の人も触ってないみたいなんだけど、見てよこれ」
言われ視線をそちらに向けると事件前夜の午後11時にタイマーが設定されていた。
姶良「こことあと、事務室のエアコンも昨日の午後11時にタイマーが設定されてたんだよね」
午後11時……昨日停電したのもそれくらいの時間だったな。
【Info】
コトダマ【エアコンのタイマー】GET!
旧館の大広間と事務室のエアコンは昨夜午後11時にタイマーが設定されていた。
↓2
1倉庫
2厨房
3他の場所へ
137 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 20:16:59.57 ID:ve9X930ao
2
138 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 20:28:22.57 ID:jgdntQak0
【厨房】
最咲「あっ、夏目さん……と影山さん?」
夏目「最咲……」
影山「最咲さん、こんなところで何を?」
厨房には最咲がいた。
最咲「あ、いえ……棋儀さんのお腹に刺さってたあの包丁、確か厨房のと同じタイプだったはずなので……」
夏目「そうか。それで、結果は?」
最咲「やはり同じタイプのものでした。ほら、見てください」
最咲はそうして包丁を一つ手に取り、俺に見せてくる。
142 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 20:38:03.01 ID:jgdntQak0
夏目「……間違いないな」
そうなると、やはり犯人はここの包丁を使ったのだろう。
最咲「あと、気になる点というか……一応言いますと」
最咲「そこに厨房の備品リストがありますよね? それには調理器具の個数が書いてあるんですが……」
夏目「みたいだな」
俺が厨房の掃除をしたときには見なかったけど、こんなものがあったのか。
最咲「私と甘露寺さんが料理を作ろうとしたとき、一つ足りなかったんですすでに」
影山「それでしたら、私や夏目さんが掃除したときからそうでしたよ」
夏目「そうなのか?」
影山「はい。古い建物でしたし、一本くらい不足していても当然かと思い言ってませんでしたが……」
最咲「それで、先程確認したらさらにもう1つ減ってたんです」
つまりパーティー前から一本不足してたのが、パーティー後にはもう一本無くなってるわけか……。
【Info】
コトダマ【厨房の備品リスト】GET!
このリストと現物を照らし合わせるとパーティー前から一本、パーティー後にさらにもう一本無くなってる計算になる
↓2
1倉庫
2他の場所へ
144 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 20:39:37.46 ID:oMBibKQ80
1
145 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 21:06:23.83 ID:jgdntQak0
【倉庫】
夏目「うわ、汚れてるなここ……」
倉庫はなんというか、凄まじいほどに汚れていた。
影山「……大広間や厨房の掃除に手一杯で、ここまで手が回らなかったんです」
夏目「そうか……でも、さすがにここを影山一人で掃除させるのは無茶だしな」
夏目「それにこんなところ一人で掃除させたらそれこそ影山が倒れるだろうし……」
影山「ふふ……お気遣いありがとうございます」
なんて話をしながら倉庫を一応調べると……。
夏目「なんだこれ! アイロンが三つも使われてるじゃないか!」
夏目「よく火事にならなかったな……とりあえず切っておこう」
【Info】
コトダマ【倉庫のアイロン】GET!
倉庫にあった三つのアイロン。事件後に夏目が見たときは使われてる状態だった。
さて、旧館はこれくらいか……あとするべきことは……。
↓2
1捜査
2聞き込み
3ヒント
147 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 21:08:43.15 ID:OJJPWD6Yo
3
150 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 21:11:35.95 ID:jgdntQak0
【モノミ げきじょう】
モノミ「死体について調べてる兎呑さんに何か気になることはないか聞き込みするでちゅ!」
↓2
1捜査
2聞き込み
メダル
2枚→1枚
152 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 21:13:24.85 ID:ve9X930ao
2兎呑
153 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 21:16:38.75 ID:jgdntQak0
【ホテルミライ 前】
夏目「兎呑……」
兎呑「ん……夏目君と影山さんか」
兎呑「捜査は捗ってるかな? 本当は私も手伝いたいところだけど……」
影山「いえ、ご心配なく」
影山「それよりも……兎呑さんに聞きたいことがあります」
兎呑「私に?」
↓2
1棋儀の死体について気になることはないか
2事件発生の時間帯で何か気になることはないか
155 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 21:17:41.81 ID:OJJPWD6Yo
1
157 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 21:26:52.56 ID:jgdntQak0
夏目「棋儀の死体について気になることはないか?」
兎呑「……服の着衣に乱れがないこと、かねぇ」
? 服の着衣に乱れがないことが気になること?
兎呑「今回棋儀は腹部を包丁を刺されてる他、首をロープのようなもので絞められてる」
兎呑「さすがにどちらが死因なのかは私にはわからないけど……仮に包丁で殺したあと、首を絞めたとしよう。そうなると犯人は棋儀の前から包丁を刺したことになるが……」
……そうか、そういうことだな。
兎呑「前から襲ったとなれば、普通は乱闘になる。その際に着衣の乱れがないのはおかしいんだよ」
影山「……プールに沈められたことで乱れが直っただけでは?」
兎呑「だとしても乱闘になれば服だって少しは破けるだろうし、血だって乱闘の影響で周りに飛ぶだろう?」
兎呑「でも服は包丁が刺さってるところを除けばどこも破けてないし、血だって一点に固まってるだけで周りに飛んでない」
兎呑「……まるで棋儀が無抵抗のまま、刺されたみたいにね」
158 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 21:32:58.25 ID:jgdntQak0
夏目「そうなると……」
兎呑「私としては棋儀は刺されてから絞められたんじゃなく、絞められてから刺されたんだと思うよ」
兎呑「それなら背後から首を絞めるだけのこと。棋儀はロープの拘束をなんとかしようとしても犯人と乱闘なんてできやしない」
兎呑「……とまぁ、これはあくまで獣医であり医者ではない私の見解だ。参考程度に留めておいてくれ」
【Info】
コトダマ【兎呑の見解】GET!
死体の状況、血痕の状態から兎呑は棋儀は刺されてから絞められたんじゃなく絞められてから刺されたのだと推測。
↓2
1それ以外で何か気になることはないか
2もう聞くべきことはない
160 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga] 2014/01/24(金) 21:35:00.38 ID:6vXh3b4Bo
1
162 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 21:43:41.22 ID:jgdntQak0
夏目「それ以外で何か気になることはないか?」
兎呑「それ以外……ううん、それ以外ねぇ……」
兎呑「……今日の午後3時頃だったかな? 気晴らしに島の方を散歩してたんだが……そのとき、スーパーに入ってく人影が見えたんだ」
夏目「スーパーに?」
兎呑「ああ。遠目でよくわからなかったけど、あの身長は間違いなく男だったな……」
【Info】
コトダマ【兎呑の証言】GET!
午後3時頃、島の方を散歩してた兎呑がスーパーに入ってく人影を発見。
遠目で誰かまではわからなかったが、背丈からして男とのこと。
キーン、コーン……カーン、コーン……。
と、そこで不意にチャイムの音が鳴った。
167 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 21:53:47.40 ID:jgdntQak0
モノクマ『はーい、お待たせしましたー!』
モノクマ『そうです! お待ちかねの学級裁判の時間でーす!』
モノクマ『さて、ジャバウォック公園のある中央の島、そこに愛らしいボクの顔が彫られた岩山がありますのでそこに集まってください!』
モノクマ『そしてそのモノクマロックから地下へと行きます!』
モノクマ『そんじゃまた後でね!』
…………。
兎呑「……始まるみたいだね」
影山「学級裁判……」
夏目「行くしかないんだよな……」
中央の島にある、モノクマの顔が彫られた岩山か……。
モノクマロック、とか言ったか……。
168 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 22:07:27.49 ID:jgdntQak0
【モノクマロック】
ジョー「お、おいおい! なんだよあれ!?」
足立「あんな岩山……いつの間に……」
指定された場所はあっさりと見つかった。
……あんな悪趣味極まりない岩山なんて、すぐにわかって当たり前だが。
モノクマ「あ、全員揃ったみたいだね」
モノクマ「ならさっそく……」
モノミ「待ちなちゃい!」
そこで再びモノミが現れる。
モノクマ「ん? 何無力な妹よ。オマエも参加したいのかな?」
モノクマ「仕方ないなぁ……お兄ちゃんが特別に許してあげるよ!」
モノクマ「じゃあ入り口開けてくるから待っててね!」
言うや否やモノクマはここから去る。
そしてそれと同時に……。
ゴゴゴゴゴ……!!
砂射「……なんだ?」
甘露寺「おい、あれ……」
甘露寺が示した先。モノクマロックに刻まれたモノクマの顔の一つからエレベーターのようなものがこちらに向かって伸びてきた。
……は?
夏目「な、なんだよこれ……!?」
ジョー「おかしすぎだろこれ! マジやめろっての……!!」
雪咲「…………」
筆原「見るからに怪しいですけど……」
最咲「行くしかないんですよね……」
169 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 22:15:54.76 ID:jgdntQak0
……そうだ。行くしかない。
行って、犯人を突き止めるしか道はないんだ……。
メンバー全員がエスカレーターに乗り、中に入る。
するとその岩山は口を閉じ、先ほどのモノクマのアナウンス通り地下へと潜っていった……。
□■□■□
言乃木「なんていうか……改めて、モノクマのやりたい放題だな……」
夏目「だな……」
ガチガチと、自分の歯と歯がぶつかる音がした。
周りに聞こえないようにと、強く力を入れる。
五十隅「ふえぇ……」
湯川「…………」
最咲「ずいぶん深く潜るんですね……」
兎呑「だね……」
そんなことを女子陣が話していると、不意にエレベーターが止まり扉が開かれる。
モノクマ「いらっしゃーい! どう? ここがオマエラの命運を握る学級裁判場だよ!」
足立「悪趣味な……」
モノクマ「さて、時間と充電が勿体ないのでオマエラ自分の名前が書かれた席についてくださーい!」
ここで逆らうことになんの意味もないと察した俺たちは言われるがまま、席に向かう。
170 :
◆3RS0Ar30bE[saga] 2014/01/24(金) 22:22:02.04 ID:jgdntQak0
超高校級の棋士、棋儀歩……。
口が悪くて、人を見下してるような態度だったけど……話したこともあまりなかったけど……。
それでも、棋儀だって俺たちの仲間だった。
そんな棋儀を殺したヤツが……この中にいる?
そんなの信じられない。
信じられるわけがない。
でも、それが本当なら何が何でも突き止めなければならない。
だって、それしかないんだ。
ここで犯人を犠牲にするしか……俺たちが生き残る術はないんだ。
--そして始まる。
希望と絶望が渦巻く、命がけの学級裁判が……。
始まる。
→
学級裁判前半 【元スレ】
【スーパーダンガンロンパ】安価でキャラ作る2【安価進行】