オリロンパwiki - 海底ロンパ プロローグ
1 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 12:01:11.32 ID:pYL7WFUMo
初めに
・色んな作品を読んでるのでもしかしたら似てるところがあるかも、パクって…ないよ?
・とりあえず頑張る
・本編のネタバレ防止のためにパラレル設定で行こうかなと考えてます
・もういっその事舞台もオリジナルで行こうと思ってます



170 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 15:38:15.92 ID:pYL7WFUMo






俺が希望ヶ峰学園に?




何となく俺がそこに行くのは予想できていた。
通知が来たと言うことを知らされてもあまり驚けなかった、何となく俺自身の実力は分かっていたし、きっと来るだろうなと



そんな俺を母さんは「やっぱり不愛想ね」と言った


171 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 15:45:36.12 ID:pYL7WFUMo
有山「…行ってくる」

母「ライアン!ほら!ちゃーんと笑って?」

妹「無理無理。お兄ちゃん感情を犠牲に戦闘能力を手に入れた戦闘民族だから」

母「もう!そんなこと言ってぇ!。お兄ちゃんますます顔が固まっちゃうでしょ!」

母「ほら!ちゃんと笑って挨拶するのよ?できる?お母さん心配だわ」

有山「…出来るよ。心配いらない」

母「じゃあ練習しましょう!ほらほら!お母さんをクラスメイトだと思って!」

有山「いいよ。面倒くさい」

母「ライアンは良い子なのにいっつもそう言う所で損しちゃうのよ!お友達は大切よ?」

有山「大丈夫だって。俺には俺みたいな友達が出来るんだから」

妹「それに顔だけは良いしね」

有山「うるせぇ。黙ってろ」

妹「やーん。お兄ちゃん怖ーい!」

入学式の日は朝から大変だった。
母さんは俺の交友関係を限りなく心配して色んな事をしてくるし、妹は相変わらず茶々を入れてくるし

そんなに心配しなくても大丈夫だっての。ちゃんと俺は俺で上手くやってけんだから
そんなこと言った所で母さんの不安が解消されるとも思わないから何も言わないけどな


妹「…けどまあ。月一でメッセージくらいは送ってきなよ。ボッチになったときに妹ちゃんが相手してあげるからさ!」



有山「お前だけは頼んねえよ。心配すんな」




172 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 15:46:49.47 ID:pYL7WFUMo














有山「んじゃあまあ。行ってくる、ゴールデンウィークには帰るから」




これから俺はもう二度とこの家に帰る事はない。
過保護な母さんの顔を見る事もない、少しウザい妹と連絡を取り合う事もない


それを知っていたら…



俺はもう少し何かできたのか?








173 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 15:51:54.06 ID:pYL7WFUMo
希望ヶ峰学園。

そこは完全スカウト制、選ばれた学生しか入れない、まさしく「超高校級」が集まる学校
俺の他にも全国、いや、前世界各地から声のかかった生徒が今日一斉にここに集まるらしい


有山「…」

開かれた門はかなりデカい。いや…かなりデカく見えてるんだ。
門の奥に広がる校舎は明らかに別世界、門がこっち側とあっち側の完全な境界線になっている

俺は今からその「あっち側」に行く。


なんだか…かなり緊張する、どんな試合よりも。


有山「…行くか」

気合を入れるために頬を叩いてみた、少しの痛みが俺を現実に引き戻して、足を前に進ませる。
準備は出来た。俺も今から超高校級だ





174 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 15:54:05.01 ID:pYL7WFUMo

境界線を跨いであちら側に行った時

その時に地面がぐにゃりと感触を失った

まるでリング上、いや、それよりも柔らかい…



なんだこれ?



訳の分からないまま俺は地面に飲み込まれていった。
まるで底なしの海に沈むみたいに。ゆっくりと俺は沈んだ


そのうち視界も黒く染まりはじめ――――――






175 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 15:54:43.79 ID:pYL7WFUMo











【PROLOGUE】

海底アンダーグラウンド













176 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 16:00:34.83 ID:pYL7WFUMo
目を開けると、目の前には白と黒のツーカラーのイルカが泳いでいた。
取りあえず地面から起き上がって周りを見渡してみると、イルカや小魚が自由気ままに泳ぎ回っている

ここは学校?いや…どっちかというと水族館だよな。

気が付いたら行くはずの学校じゃなく水族館に居た?
いや、訳が分からないだろうが、状況的にはそれが一番当てはまってるはずだ


有山「…」

後ろには大きな門。左右には一本ずつの廊下、そして目の前にも廊下。
目の前に廊下の先には大きな扉があり、そこに何か張り付いている。張り紙?


有山「…頭が痛い……」

寝すぎた日の様に頭に鈍痛が走る中で、俺は張り紙が読める範囲まで近寄ってみた




『とりあえず中に入ってね!説明は後々するよ!』


中に入れってか、まあそうするしか今のところ行動方法は無いよな…
なんでこんな所に居るかもわからないし、とりあえず入ってみるか







177 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 16:10:01.56 ID:pYL7WFUMo
中に入ると大きな町が広がっていた。

中央には熊の銅像、そして円形に配置された様々な建物。
水族館?テーマパーク?とにかくよく分からないけれど、不思議な場所に居ると言うことだけは確かだ


有山「おい!誰か居ないのか!」


中に入れと言う割には誰も居ない。
もしかしたら俺と同じようにここに入って、この街を探索している奴がいるかもしれない



???「なんか来た!」

???「ていうか建物は全てハリボテだなんて。拍子抜けよ」


その考えは間違ってなかったみたいで、建物の影からぞろぞろと人が姿を現してくる。
どこかで見た事のある姿から明らかに高校生じゃない奴。そいつらが次は銅像近くまで一斉に集まって来た。


こいつら自身も他の存在にあまり気づいていなかったのか、驚いていたり談笑していたり


…で。この状況はいったい何なんだろうか?

取りあえず誰かに話を聞いてみるか


1 アリスの様な恰好をしていて暗いオーラを放っている金髪の少女
2 ベレー帽にオーバーオール姿の筋骨隆々の外人
3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
4 髪の毛を巻いている気の強そうなセーラー服の女
5 ブラウスに黒のズボンを穿いたショートヘアーでモノクルをかけた少女
6 ウェーブのかかった長い金髪に白衣を着たセクシーな女
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
9 学ランタイプの制服を着崩している金髪メッシュの入った不良っぽい男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男
13 袴姿に模擬刀を携えているカチューシャを付けた女
14 おさげ頭にクリーム色のセーターを着た少女
15 ロングスカート姿で腰まで髪の毛を伸ばした気品のある女性

↓1

178 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 16:11:12.17 ID:+ktV2laX0


179 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 16:19:21.81 ID:pYL7WFUMo
有山「おい」

愛野「おい。とは何?初対面の人間に向かってその口のきき方。いったいどうなの?」

…あ。こいつ俺見たことあるわ。確か最年少女性宇宙飛行士で…
なんかなんやかんやで凄いんだよな。母さんが絶賛してたな


   【超高校級の宇宙飛行士】

         愛野 空


有山「ああ。ごめんな」

愛野「で?ご用件は何?」

有山「いや、なんで俺がこんな場所に…っつうか。ここ何処か分かる?」

愛野「はぁ…分かるわけないでしょ!バカなのかしら?分かっていたら私はもうすでに入学式の開錠に居るけれど?そんな事も分かんないの?!」

…ヒステリックだな、なんか…げんなりするぞ……
まあけどこの人も俺と一緒で新入生?という事はもしかするとここに居る全員が?

愛野「ああ。そうだわ、あなたの才能を聞いておかなくちゃ。どこかで見た事がある気がするんだけど」

有山「一応ムエタイ選手でここに居る」

愛野「あら。野蛮ね、けどまあ一応同期生なんだし仲良くしてあげるわ。」

有山「おお、よろしくな」

とりあえず愛野はここに居る理由を知らねえってことが分かったな。

1 アリスの様な恰好をしていて暗いオーラを放っている金髪の少女
2 ベレー帽にオーバーオール姿の筋骨隆々の外人
3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
5 ブラウスに黒のズボンを穿いたショートヘアーでモノクルをかけた少女
6 ウェーブのかかった長い金髪に白衣を着たセクシーな女
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
9 学ランタイプの制服を着崩している金髪メッシュの入った不良っぽい男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男
13 袴姿に模擬刀を携えているカチューシャを付けた女
14 おさげ頭にクリーム色のセーターを着た少女
15 ロングスカート姿で腰まで髪の毛を伸ばした気品のある女性

↓1


180 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 16:20:23.21 ID:hoF+5tAy0
15

181 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 16:27:27.91 ID:pYL7WFUMo
麻生「申し訳ございません。少しよろしいですか?」

急に声をかけられた、誰だ?
…って。この人も見たことあるぞ、確か…

麻生「申し遅れました。私麻生カンパニーCEOを務めさせていただいております、麻生つかさと申します」


        【超高校級のCEO】

          麻生 つかさ



有山「あ、ども…。で…何?」

麻生「いえ…この場所がどこか…。もしかしたらお分かりにならないかと思いまして」

有山「いや、俺もさっき眼覚めたばっかだし」

麻生「そうですか…」

なんかさっきの人とは偉い違いだな、けどこの人もここに居る意味が分かってないのか…
もしかして俺ら全員が分かってないとか、あり得そうだよな…


麻生「…混乱の最中なのにお声をかけてしまい申し訳ありません。もしかすると緊急事態…かもしれませんね」

有山「そうかもしれないな」

麻生「恐縮ではございますが何か分かったことがございましたらご一報いただけると幸いです。では。」


有山「おう。」



1 アリスの様な恰好をしていて暗いオーラを放っている金髪の少女
2 ベレー帽にオーバーオール姿の筋骨隆々の外人
3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
4 髪の毛を巻いている気の強そうなセーラー服の女
5 ブラウスに黒のズボンを穿いたショートヘアーでモノクルをかけた少女
6 ウェーブのかかった長い金髪に白衣を着たセクシーな女
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
9 学ランタイプの制服を着崩している金髪メッシュの入った不良っぽい男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男
13 袴姿に模擬刀を携えているカチューシャを付けた女
14 おさげ頭にクリーム色のセーターを着た少女

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182 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 16:27:59.45 ID:Z2rbn5Bv0


183 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 16:38:27.97 ID:pYL7WFUMo
さっきから気になってるんだけど、あの外人はいったい何だ?
いや。俺も傍から見たら外人だけど、あの外人はマジでなんだ?何サップだ?
でも俺あんな格闘家見た事ないぞ…

有山「…おい」

ボブ「やあ!こんにちは。僕はボブさ!」

ボブ?という事はこいつが何サップかが判明した。やっぱりボブサ―――

ボブ「ボブは絵を描く。絵本を描く仕事をしているんだ、ボブの絵本聞いたことないかい?」

         【超高校級の絵本作家】

            ボブ=カールトン


有山「本は読まない」

ボブ「『ふわふわユニコーンのにじものがたり』名前だけでも聞いたことないかい」

確かそれってアメリカ生まれの大人気絵本で…キャラクターも可愛くてグッズ化されて大人気になった…妹もファンだったな
って…それの作者がこいつか!?何だか少し複雑だ…

有山「…聞いたことはある」

ボブ「おぉう!それは嬉しいよ!ボブはそんな絵本を描いていたらここの学校にスカウトされたのさ!」

有山「そうか。それは良かった」

ボブ「ボブはこの日本での経験を活かして素敵な夢物語を描くんだ!ハッハッハ!けれどここがどこかわからなくて参っているんだ」

有山「…大丈夫だ。俺もそうだから」

ボブ「そうかい!ならボブたちはフレンドだ!ハグをしようじゃないか」

有山「…いい」


とりあえず他に逃げよう。こんなのにハグされたら背骨がやられる
いくら俺でも折れる気がする


1 アリスの様な恰好をしていて暗いオーラを放っている金髪の少女
3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
4 髪の毛を巻いている気の強そうなセーラー服の女
5 ブラウスに黒のズボンを穿いたショートヘアーでモノクルをかけた少女
6 ウェーブのかかった長い金髪に白衣を着たセクシーな女
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
9 学ランタイプの制服を着崩している金髪メッシュの入った不良っぽい男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男
13 袴姿に模擬刀を携えているカチューシャを付けた女
14 おさげ頭にクリーム色のセーターを着た少女

↓1

184 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 16:39:48.43 ID:0KrGFFF+O
5

185 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 16:49:26.09 ID:pYL7WFUMo
師走門「やあ!僕は師走門 杏美!!師走に門で師走門さ!」

突如俺の前に降り立ったのは片眼鏡をかけた活発そうな女…だよな?
名前からして多分女で間違いないよな

師走門「僕は奇術師!まあ正確に言うとマジシャンなーんだけど。なんだか奇術師の方がかっこいいから僕はそっちの名前で呼んでもらっているんだ」

        【超高校級の奇術師】

          師走門 杏美


師走門「ちーなみーに僕は脱出マジックも得意だけれど、ここからの脱出は何故かできない。どーしてかってー?」

師走門「それは簡単!ここには種も仕掛けもないからさ!キャハハッ!」

有山「そうか」

師走門「けれどわかったことが一つあるよ!なにかなー?なにかなー?はーい?分かる人は居ますかー?」

…何だこいつのこのテンションの振り切れ様は……
俺の妹が間違えてお酒を飲んだ時と同じくらい鬱陶しい

師走門「おっと!わからないと来た!ならば正解を!」

師走門「ジャカジャカジャカジャカー!じゃ〜ん!正解は!ここは陸ではない!きゃー!杏美ちゃーん!だーいーせーいーかーい!!」

有山「そうだな。外にいるかが居たな」

師走門「かーらーの?ぼーんっ!」

有山「おう!?」

なんでコイツは急に手のひらから花を出したんだ…もうついていけないぞ

師走門「おーっと!急に何もない所からお花が咲いちゃったぞー!これは種も仕掛けもあるんだなー!」

師走門「この種ってのはね!お花の種って言う意味じゃなくて―?し・か・けって意味なんだ!おーっとこれはもしかすると意図せずダブルみーにんぐになっているのかなっ?」


だめだ。頭が痛い。次に行こう

1 アリスの様な恰好をしていて暗いオーラを放っている金髪の少女
3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
4 髪の毛を巻いている気の強そうなセーラー服の女
6 ウェーブのかかった長い金髪に白衣を着たセクシーな女
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
9 学ランタイプの制服を着崩している金髪メッシュの入った不良っぽい男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男
13 袴姿に模擬刀を携えているカチューシャを付けた女
14 おさげ頭にクリーム色のセーターを着た少女

↓1

189 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 16:56:14.63 ID:9m8AxLesO
14

191 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 17:04:14.16 ID:pYL7WFUMo
静寂「なんかさっきから大変ですね。罵倒されたり、変な人に絡まれたり…」

何だかさっきのハイテンションの後だからか物凄くこの子が普通に見える…
というより普通であってくれ

静寂「私!静寂 さざめって言います!えっと。少し聞きたいことがあるんですけど教えてくれますか?」

有山「…おう」

          【超高校級の学習委員】
 
             静寂 さざめ


静寂「じゃあ質問その1!えっと宇宙飛行士さんと話してたと思うんですがやっぱ宇宙の話とか聞けました!?」

静寂「今さっき花が出るマジックを見てましたけど。あれってやっぱり種ありますよね?」

静寂「あ…あとこれも気になるんですけど。ムエタイ選手さんってやっぱり鉄の棒を蹴って足を鍛えてるんですか!?」

有山「お…おう。ちょっと待て」

静寂「あー…ごめんなさい気になっちゃって。えっと取りあえずあと少し質問してもいいですか?」

有山「…少し?」

静寂「32個くらいなんですけど。気になっちゃって。えへへ…」

何だか無理に切り上げれるって感じの雰囲気でもないし…
答えるしかないのか…。クソ…何だこいつら、普通じゃねーぞ…



1 アリスの様な恰好をしていて暗いオーラを放っている金髪の少女
3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
6 ウェーブのかかった長い金髪に白衣を着たセクシーな女
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
9 学ランタイプの制服を着崩している金髪メッシュの入った不良っぽい男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男
13 袴姿に模擬刀を携えているカチューシャを付けた女

↓1

192 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 17:04:48.98 ID:c+cNZJZMo


194 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 17:11:01.02 ID:pYL7WFUMo
一応あの子にも話しかけておかねえとな。なんか知ってるかもだし
けど…見た目からしてなんかもう…な


有山「よう」

アリス「……何…ですか」


          【超高校級の人形作家】
 
             アリス・グリム


有山「いや…えっとちょっと気になる事があってだな」

アリス「ああ。……ここの…ことですよね…ここは…多分…」

有山「分かるのか?」

アリス「きっと地獄か何かです。……私たち出られない……。一生」

ああ…やっぱりこういうタイプの子か…どうしたらいい。
いや…別にこういう奴って放っておいた方が良いんだろうけど、なんか後々面倒なことになるのも…


アリス「……はぁ」

有山「ま…まあ、出れると思うぞ」

アリス「まあ…。…出たところで…外も地獄…生き地獄ですけど…ね」

有山「…ごめんな」

アリス「どうして謝るんですか…?ああ…きっとあなたも私の事…変だって。ああ…そう言うことなんだ…別に気にしてない」


一人でぶつぶつ言い始めた…
取りあえずあとはまともそうな奴しかいない…よな。次に行こう

3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
6 ウェーブのかかった長い金髪に白衣を着たセクシーな女
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
9 学ランタイプの制服を着崩している金髪メッシュの入った不良っぽい男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男
13 袴姿に模擬刀を携えているカチューシャを付けた女

↓1

195 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 17:15:16.71 ID:0KrGFFF+O
9

200 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 19:45:44.28 ID:pYL7WFUMo
ていうかさっきから軽快な音楽が聞こえてくるんだが、いったいどこからだ?
……――――――

ああ。アイツか


有山「おい。」

田中「――――♪」

イヤホンから音が漏れてる、声は聞こえてないよな

有山「おい…」

田中「んー?どしたどした!オレの肩なんて叩いちゃって!もしかして何か進展あった系か?」

有山「いや。何も起こってない」

田中「あちゃー!マジか。まあまあ気楽にたのしもーぜ!なんかここメチャ綺麗だしよ!」


             【超高校級の助っ人】

               田中 十一

田中「んまあ大丈夫っしょ!死なない限りはかすり傷−ってな!…あ?ガム食べる?」

有山「…いや。良い」

死なないから大丈夫ってのは極論だろ…
まあここに居る大半は俺みたいな奴とこいつみたいな奴で別れてるみたいだけどな…

田中「楽しもうぜ!相棒!」

…俺はいつからコイツの相棒に?


3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
6 ウェーブのかかった長い金髪に白衣を着たセクシーな女
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男
13 袴姿に模擬刀を携えているカチューシャを付けた女

↓1

201 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 19:56:17.88 ID:NI7+oH+b0
6


203 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 20:08:56.29 ID:pYL7WFUMo
あの人は校医か何かか?
大人っぽいしな。格好もまともだ、何か知ってるといいけど

有山「すいません」

善知鳥「…あら。なぁに?どうしたのぉ?」

有山「いや…先生はこの状況の事分かるかと」

善知鳥「ふふっ。アタシも生徒よぉ?状況はそうねぇ、よく分からないわ。」

               【超高校級の助産婦】

                  善知鳥 唯


有山「ごめん…間違えた」

善知鳥「…あ。良いのよぉ?良く間違われるしぃ…。もし本当に悪いと思ってる奈良ぁ。3万円で許してあげるわ」

有山「…お金!?」

善知鳥「もちろん。慰謝料って言うのよ?知らなーい?」

有山「いや。知ってるけど」

善知鳥「そ。じゃあ払ってねぇ、期日は…1週間ね」

あれ?なんだか払う流れに持ち込まれてないか?これ
いやいやいや…ふつうは払わなくていいよな?払うべきなのか?


善知鳥「…立派なセクハラよ?大声出しちゃおっかなー」

有山「っ?分かった。ここから出たらすぐに」

善知鳥「利子は一日に2万円ね」

善知鳥「待ってまぁす」

…さっさとこいつから離れよう。
凄い勢いで金がむしりとられていく…

3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男
13 袴姿に模擬刀を携えているカチューシャを付けた女

↓1

204 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 20:11:51.06 ID:dlnSYM6DO
13

205 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 20:19:06.31 ID:pYL7WFUMo
あれは…一回テレビで見た事ある人だな
剣道家だっけか?なんかそんなので紹介されてたような…

有山「あの」

辻斬「……」

有山「聞こえてるか?」

辻斬「聞こえているが、無視だ」

               【超高校級の侍】

                 辻斬 蘭


無視?ん?俺なんかヤバい事仕出かしたか?
いやでもまだ話してすらないよな?

辻斬「…男はあまり話しかけないでもらいたい。」

辻斬「私の気が。いや…気力が散る」

有山「…そうか」

俺が言えたあれでもないけど不愛想だな…
母さんにはいっつも俺がこんな風に見えていたのか?


辻斬「…話を終えたのなら去れ。斬るぞ」

有山「ああ。じゃあな」


それにしてもあの刀って本物なのか?



3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
11 両手に黒の皮手袋を付けたロングヘアーの女
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男

↓1


206 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 20:20:28.81 ID:xT0NZ6/k0
11

207 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 20:30:24.68 ID:pYL7WFUMo
桜庭「さっきから色んな事聞いてるけど。何か分かったことはあるかしら?」

この季節なのにあんな手袋して暑くないのか?
…それにこんな奴最初から居たか?

有山「…いや、無い」

桜庭「やっぱりね、多分私達。共通してここに閉じ込められているのよ」


                  【超高校級の幸運】

                     桜庭 春風

有山「閉じ込められている?」

桜庭「ええ、ここの外を調べていたんだけど。出口がないのよ」

桜庭「いえ、今の所はここ以外のフロアに立ち入れない様になっていると言った方が正しいかしら」

一人でこの場所を探索してたのか?だからか、コイツに見覚えが無いのは…
それにしても…こんな広そうなところ一人で回るなんて、意外と根性あるんだな


桜庭「緊急事態じゃないかしら。と思っているわ」

有山「例えば?何が起こっている?」

桜庭「集団誘拐事件。そんな感じじゃない?」

有山「集団誘拐?」

桜庭「ええ。けど、そんなこと馬鹿げているわね、私たち16人が居なくなれば…きっと警察が動くに決まっているわ」

有山「確かにな」

集団誘拐…か。
実のところはどうなんだろうな

3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
10 板前姿にねじり鉢巻きの元気のよさそうな青年
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男

↓1


208 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 20:32:53.55 ID:moCNq0HgO
10

209 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 20:39:02.02 ID:pYL7WFUMo
舘「よう!しけたツラして何やってんだァ?寿司食うか?寿司!」


               超高校級の寿司屋

                   舘 巳繰

なんだこいつ。急に人の肩を叩いて来て…
それに寿司って…どこにそんなのがあるんだ

有山「いや、良い。それに寿司なんてどこにあるんだ」

舘「んなもんここら辺見て見ろ!いっぱい泳いでんだろーが!この野郎」

有山「…外に出るつもりか?」

舘「あぁ?んな事したら死んじまうわい!バカ野郎!」

舘「こんなに魚がいっぱいいるんだ!寿司屋がここに無いって言う訳がねーだろ!この野郎!」

…その理屈はどうなんだ?
いや、別に…寿司を作るなら勝手に作ればいいと思うが

舘「とにかくそんなしけたツラしてんじゃねえ!こっちまでしけてくるわ!バカ野郎!」

有山「この状況だ。仕方ないだろう!」

舘「この状況?どの状況だァ?」

有山「…はぁ。もう良い」

舘「良くねえ!ちゃんと説明しやがれ!」


…結局コイツに出口が封鎖されている事、俺ら全員ここに連れてこられた意味を知らない事
俺が知ってること全部話してしまった


3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
8 ボサボサの頭で白シャツを着た背の高い男
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男

↓1



210 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 20:40:09.16 ID:NI7+oH+b0
8

211 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 20:47:49.98 ID:pYL7WFUMo
有山「さっきから頻りに外を見てるが、何かあるのか?」

九条「いや、素晴らしいなと思ってね」

             【超高校級の海洋学者】

                九条 浩一郎

有山「素晴らしい?何が?」

九条「生息する海洋生物から察するにここはかなりの深海だ。それなのにこんな施設が設けられている」

九条「更には見た事のない生物までいる。まああの種は特徴的には既存種だが…。何らかの原因で変異を起こしていることが分かる」

九条「さらにはだ」

有山「いや。もういい、俺にはわからない」

有山「それに俺はここから出る方法を探している」

九条「出る?君はここから出たいのか?」

有山「ああ。泳いででも外に出たい」

九条「ここから出たいのならばまずはここに入った方法を知り、それと同じ方法を使って外に出る事だな」

九条「もし生身で外に出たとするならば水圧で体がやられる、陸にあがるころには眼球は飛び出て内臓は口からはみ出し…」

有山「…そこまで言うなら出れる方法を知っているのか?」

九条「ああ。きっとこの施設のどこかに高性能の潜水艦か何かが用意されているはずだ。だが―――」

有山「だが?」

九条「…何でもない。私の思い違いだ」


3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
7 学ランを着込んで鼻に絆創膏を付けているやんちゃそうな少年
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男

↓1

212 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 20:56:20.86 ID:Z2rbn5Bv0


213 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 21:02:17.48 ID:pYL7WFUMo
ここにいるのは高校生だけって言う訳ではないのか?
現にあそこに中学生ぐらいの奴が一人

有山「おい。中学生が何してんだ?」

国木田「お…おい!誰が中学生だよ!れっきとした高校生だぞ!」

これが高校生?
童顔にも程があるだろ、チビだし…

            【超高校級のフードファイター】

                 国木田 織


国木田「つーか!オレの事知んないなんてお前マジかよ!」

有山「ん?そんなに有名なのか?」

国木田「おうよ!アメリカで世界大会優勝したことだってあるんだぞ!」

格闘かか何かだったら俺は知ってるし…
んじゃあ一体こいつは何だ?

国木田「フードファイター国木田!日本のテレビでも時々取り上げられるんだぞ!」

有山「…俺も日本に居ること少ないからな、お前の事は知らない」

国木田「んなっ!んじゃあこれから知れよな!」

有山「…食べるだけだろ?」

国木田「おい!怒るぞ!食べるだけじゃねえ!凄く一いっぱい早く食べれるんだ!」

有山「…そうか」

3 ワイシャツに黒いスラックス姿の腰にハタキを差した眼鏡の青年
12 派手な服に身を包んだ楽しそうな雰囲気の男

↓1


214 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2016/08/02(火) 21:03:16.11 ID:dlnSYM6DO
12


215 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 21:08:55.97 ID:pYL7WFUMo
花菱「なあなあなあなあ!さっきから自分えらい動き回ってるけど何してるん?」

花菱「あ!分かったで!なんかおもろいこと探してんねやろ?」

                   【超高校級の芸人】

                     花菱 香月

有山「…は?」

花菱「自分なんか面白い事探す能力と性欲だけは強いですー言う顔してるもんなー…うんうん」

有山「いや…は?」

花菱「あかんわぁ…そこは。誰の性欲が強いねーん言うてツッコんでこな!」

…この男はいったい。って、ああこいつは確か人気ピン芸人の花菱なんとかだっけ?
母さんが大ファンだったはずだけど…


花菱「んどうしたん?俺の顔ジッと見て…あー。もしかしていやらしいこと考えてるんちゃうーん?えっちー」

有山「いや。テレビで見たことあるなって」

花菱「うんうん。だってこう見えても有名人やしー」

花菱「そう言う君は大晦日の24時間テレビでお尻蹴る役してたムエタイ選手君やないの!」

有山「いや…俺はしてないぞ。俺が蹴ったらケツが飛ぶ」

花菱「ははは!おもろい例えやん…って。何その顔?マジで言うてる?」

多分尾てい骨骨折くらいはするんじゃないだろうか…
いや、割と純粋にそう思う。




216 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/02(火) 21:13:18.10 ID:pYL7WFUMo
羽田木「おい!そこの君!」

ああ、次は何だ?もう変な奴はやめてくれよ…
こっちもなんかもうへとへとなんだよ

羽田木「肩にゴミが付いているぞ」

有山「え?ああ…うん。ありがとう」

羽田木「服の汚れは心の汚れだ!身なりには気を使え、愚か者」


             【超高校級の美化委員】

                羽田木 純

有山「ああ…そうか。まあ気を付ける事にするよ」

羽田木「それに!先ほどから気になっていたのだが、どうしてブレザーのボタンをすべて開けているんだ?」

羽田木「ボタンは閉める物だと習わなかったのか?」

有山「暑苦しいだろ?」

羽田木「きちんと服を着こなせないというのは愚かなことだ!」

羽田木「ほら!私がボタンを閉めてやるから」

有山「さ…触るな!自分で出来るから!」

羽田木「なら最初から閉めるんだな、次ボタンが開いていたら服の全面を縫う」

有山「なんでそこまで徹底されないといけないんだよ」

羽田木「綺麗じゃないだろう!何事も綺麗から始まるんだ!愚か者が」





226 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/03(水) 20:32:13.64 ID:jKwZ6Mbwo
大体ここに居る奴ら全員とは話したよな…。
なんというか、俺が言って良いのか分かんねえけど、ほとんど変わった奴ばっかだったな…

ピーンポーンパーンポーン

次は何をしようか、出口でも探すか?
そんなこと考えてる時に、大きなチャイムの音が鳴り響いた。

花菱「なんやなんや?」

アリス「っ!?……なに…この音…」

モノクマ「あーあーあー。あ…ちゃんと動いた動いた、オマエラ!ボクだよ!」

今まで聞いたことのない声、声の聞こえる方に顔を向けると、そこに居たのはクマの人形…機械か?
とにかく白と黒にカラーリングされたクマがそこに居る。

師走門「わぁ!なになになに?クマ?え!着ぐるみ?あー、けど大きさ的に人は入ってないのかな?あ、けど…もしかしたら中に小さいおじさんが…」

愛野「黙りなさいよっ!…こんな場所に連れてこられたと思ったら何?次は熊?バカじゃないのッ!状況を説明しなさいよ!」

モノクマ「ちょ!おさわり厳禁だってば!師走門さん!それに今からオマエラに色々と説明することがあってボクも来たんだからね!愛野さんもそんなカッカしないでよね!」

モノクマ「あーあーあー!んっ!良い?」

麻生「…あの。説明と仰いましたが…ここに私たちを連れてきたのはその…えっと…」

モノクマ「あ。ボク?モノクマって言います、未来の国から来た熊型ロボットで…」

モノクマ「じゃなくて。オマエラが通う事になる希望ヶ峰学園の学園長なのです!」

舘「ああ?テメェが学園長って?バカな事言っちゃあいけねえぜ!」

モノクマ「バカって言わないでよ!バカって!退学にするよ!」

俺だってそう思うぞ…だって熊の人形が学園長とか、普通にあり得ないだろう…。


227 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/03(水) 20:32:41.16 ID:jKwZ6Mbwo
九条「分かった。君が学園長だとして話を進めようじゃないか。この素晴らしい海底施設は君が?」

モノクマ「んー。これはボクが作ったんじゃないんだよねー、もともとはシェルターとして開発途中だったのを、超高校級のテロリストが占拠してくれたんだ」

桜庭「テロリスト?占拠?」

善知鳥「それにしては…平和すぎなぁい?」

モノクマ「うん!そうだろうね、だってもうテロリストは鎮圧されたわけだし、それにある程度は有志たちの手によって復旧されてるしね!」

羽田木「そんなことはどうでもいいんだ。私たちは希望ヶ峰学園に帰りたいんだが、早く帰してくれないか?」

モノクマ「あ。それ無理」

羽田木「無理とは何だ!君はここから私たちを出すことはできないと言うのか?」

モノクマ「いやー…できるけどさ、できないんだよねー」

辻斬「…斬るわよ?」

モノクマ「斬ってもいいけど、模擬刀如きじゃ無理無理!ボクは沢山いるからね!」

モノクマ「まあまあ、オマエラのバカみたいな質問はそこまでにしてさ、ボクの説明をとりあえず黙って聞いてよ」

この熊が俺らをここに連れて来た?話の内容から察するにそう言うことだよな?けど…意味は何だ?
それに…テロリスト?そんなのニュースになってるはずだ。俺は聞いたことないぞ…


228 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/03(水) 20:33:10.43 ID:jKwZ6Mbwo
モノクマ「オマエラ新入生16名にはここであることをしてもらいます!」

田中「パーティー的な!?」

静寂「パーティーですか?それは楽しそうですね!ぜひともお手伝いさせていただきたいです!」

モノクマ「うん。まあそんな感じだね」

モノクマ「簡単に言うとオマエラが外に出れる方法とそれが関与してるわけなんだけど。聞きたい?」

国木田「早く言えよー!腹減ってきちまった!」

モノクマ「うん。じゃあ簡潔に言うね!一回しか言わないからね!」


そうして俺らに告げられた次の言葉。
それを聞いた時、誰も言葉を返そうとはしなかった


229 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/03(水) 20:33:37.39 ID:jKwZ6Mbwo











モノクマ「コロシアイです!」


















230 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/03(水) 20:34:14.78 ID:jKwZ6Mbwo
一瞬にして静まり返るこの場
耳を疑った、コロシアイ?何だそれ?コロシアイって殺し合いか?


モノクマ「あれ?皆聞こえてなかった?コロシアイ生活をオマエラにしてもらうんだよ!」

モノクマ「はっ!二回言っちゃったよ!もー!!」

ボブ「コロシアイとは何ですか?ボブよく分かりません、日本語難しいですね!」

モノクマ「オーケーオーケー!ディスイズ、デスゲーム!サバイバール!ゼロサムゲーム!オーケー?」

愛野「バカじゃないの?そんな冗談で誤魔化さないでほしいわ!!」

モノクマ「ウソじゃないよ!クマは嘘つかないよ!」

麻生「…けれど。その…殺し合いなんて…司法が」

モノクマ「うん。もう今は司法とか言ってられないんだよねー…って。あ、これはまだ秘密だった!」

モノクマ「とりあえずコロシアイ生活をオマエラにしてもらいます!」



辻斬「こういう形で刀を振るう日が来た…とは…。」

モノクマ「…ん?」

――――メシャァッ

辻斬が物凄い速さで刀を抜いてモノクマに切りかかった、刀はモノクマの頭部を見事にとらえて粉砕し、今まで喋っていたモノクマからはバチバチと電気がショートしている
侍…って本当だったんだな。

231 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/03(水) 20:34:40.66 ID:jKwZ6Mbwo












モノクマ「死んだと思うじゃーん?」

―――――バシュンッ

――――――バキンッ



















232 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/03(水) 20:35:31.09 ID:jKwZ6Mbwo
辻斬「…刀が!?」

モノクマ「もー。次ボクに暴力振るったら、辻斬さんに当てるからね!」

壊れたと思ったモノクマが辻斬の横から新しく現れて、辻斬の刀に槍の様な物を投げつけて粉砕した。
多分5秒もかかってない…。しかも刀を割る速度で槍を飛ばすってのは、手加減…してないよな…


モノクマ「今のは冗談じゃないよ。本気だからね」


ぞわっとした物が俺の背中を撫でる
殺気だ、今までどんな奴と戦ってきた中でも感じた事のない殺気。モノクマからそれが発せられていた

モノクマ「あれ?ボクどこまで話したっけ?」

モノクマ「んまあいいや、とりあえずオマエラにはコロシアイ生活をしてもらいます」

モノクマ「殺し方は問いません、圧殺から撲殺から銃殺なんでもいいです、とーにーかーくコロシアイをしてもらいます!」

麻生「…つまり殺し合いをしないと外には出れないと言うことでしょうか?」

モノクマ「はい!そう言うことです!」

モノクマ「コロシアイをした後も諸々あるけど、まあそれは後々説明するね!あ。個別に質問も全然OKだよ!」

モノクマ「お問い合わせ番号はー…――――――」


モノクマ「あ。あとこれね!オマエラのここでの快適な生活を約束する電子生徒手帳!」


ばら撒かれた電子タブレットと共に消えるモノクマ。
これから俺達の中で殺意に満ち溢れた共同生活が始まるなんて、誰が予想できたんだろうか


233 : ◆G6Mkk5eKUeb0  2016/08/03(水) 20:36:17.70 ID:jKwZ6Mbwo







【PROLOGUE】

海底アンダーグラウンド【完】


生存人数16名










生徒名簿


【元スレ】
【二次創作】オリジナルロンパ【安価とコンマ】