オリロンパwiki - 神名ロンパ チャプター6 学級裁判中編
534 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:05:31.23 ID:oakrXW9qO

【学級裁判  再開!】

モノクマ「うぷぷ…議論するも何も、ボクには中の人なんていないよ?」

神名「いいえ、あなたを操っている人は間違いなく存在します」

モノクマ「しつこいよ! さっき消去法でもういないって結論が出たよね!」

モノクマ「それでも違うって言うなら…根拠か証拠を見せてみなよ!」

菊名「神名さん……!」

神名「…わかりました。あなたの正体を見極める為にも、私達が進むためにも……」

神名「この議論……引くわけにはいかないんです!」

モノクマは明らかに焦っている…だから強引に打ち切ろうとしているんです

だけど、ここで諦めていてはいけないのです。そうしないと……

菊名「……お姉ちゃん……!」

菊名くんのお姉さんの事も、わからなくなってしまいますから……



535 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:06:54.54 ID:oakrXW9qO

【ノンストップ議論  開始!】
 コトダマ一覧>>457
【地下シェルター】
【モノクマ三原則】
【オシオキの安全装置】
【ゴフェル計画】

モノクマ「ボクの中の人? そんなのいるワケないじゃん!」

黒城「嘘つくんじゃないわよ! ならアンタは何で動いてるワケ!?」

モノクマ「皆の…夢と絶望さ……」

クロエ「壊すわよ?」

モノクマ「そんな事はともかく、ボクの中の人を《当てるのは無理》だよ」

モノクマ「だって《全く根拠がない》んだもんね!」

守矢「しかし、オシオキの安全装置を仕掛けたのがモノクマでない以上…」

守矢「【モノクマ以外の誰か】が仕掛けたと考えるのが妥当では?」

藤山「《菊名の姉ちゃんが仕掛けたのかもしれねー》しな!」

モノクマ「ないないあり得ない!」

モノクマ「何故ならば! 《ボクはモノクマ》なのだからだー!」

↓論破or同意してください


536 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2017/07/02(日) 14:17:28.94 ID:5fppXIyh0
《菊名の姉ちゃんが仕掛けたのかもしれねー》に【オシオキの安全装置】

537 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:18:34.73 ID:oakrXW9qO

《菊名の姉ちゃんが仕掛けたのかもしれねー》←【オシオキの安全装置】

正解!

神名「それに賛成です!」同意

神名「藤山くんの言う通り、安全装置を仕掛けたのは……」

神名「菊名さんのお姉さんである可能性が高いのです」

藤山「だろ? 黒幕じゃねえのに仕掛ける必要は無えもんな!」

守矢「そして、この場にいる我々には不可能であり、死した皆様にも不可能……」

クロエ「ならば仕掛けが出来たのはただ一人……菊名と入れ替わっていて、尚且つ私達も知らない人物……」

クロエ「菊名の姉しか有り得ないわ」

モノクマ「うっ…」

モノクマ「だ、だからなんなの? ボクが菊名くんのお姉さんじゃないって証拠は……」

モノクマ「『黒幕だから贔屓しない』ってだけじゃん!」

モノクマ「実は菊名クンは生かしておきたかったんだよ! うん!」

神名「それだと、私までリミッターが掛けられていた事への説明がつきません」

神名「あれは黒幕以外の人物が仕掛けたと考えるのが、一番自然なんです!」

モノクマ「う……うぅーん……!」



538 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:19:11.86 ID:oakrXW9qO

モノクマ「あーっもう! だったらなにさ、なんなのさ!」

モノクマ「そうだったとしても、ボクの正体なんてわかるワケがないじゃん!」

菊名「だけど…俺のお姉ちゃんが黒幕じゃないのは確かだ!」

黒城「でももう候補いないわよ?」

守矢「何か見落としや他の可能性は無いのですかな?」

クロエ「この学園には17人しかいない以上、他の可能性は無いと思うけど…」

藤山「わっかんねぇ…どうなってんだ?」

神名「…………………………」

この学園にいるのは17人のみ、これは間違いないと思います

でも、そうすると菊名くんのお姉さんが黒幕ではないという説が成り立ちません

菊名くんのお姉さんは未だに姿を見せていないから疑われている……でも、そうすると次は私達が怪しくなる……

他の可能性として有り得るのは…………

……………………………………………………………………。




539 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:19:47.81 ID:oakrXW9qO

神名「……一度、考えを整理しましょう」

神名「皆さん、これまでの議論の流れを振り返ってくれませんか?」

菊名「あ、うん! えっと、最初は姿を見せないお姉ちゃんが怪しいって事だったんだよね」

藤山「だけど、オシオキの安全装置は明らかに菊名と千鶴ちゃんを狙って使われていたんだぜ」

守矢「神名殿は一度モノクマが謀殺しようとした身。わざわざ安全装置を使う意味は有りませぬ」

クロエ「それに、モノクマからしてみたらこの事自体予想の範疇外の出来事よ」

クロエ「黒幕が特定の生徒を無条件で守るなんて、理由がないもの」

黒城「でも、菊名の姉貴が黒幕じゃないなら誰も候補がいなくなるじゃない!」

黒城「アタシ達はムリ! 死んだ連中もムリ! もうどうしようもないわ!」

神名「何か、何か私達が考えていない可能性があるのでしょうか…………」

他の可能性……それはいったい何なのか、私が考えもつかないその方法……

それは……いったい…………?



解:い○○○。た

↓1


540 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2017/07/02(日) 14:25:03.35 ID:y1C4h149o
いれかわった

541 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:26:24.14 ID:oakrXW9qO

解:いれかわった→入れ替わった

正解!

神名「…………見つけました!」解!

神名「入れ替わっていたのは…菊名くん達だけじゃなかった……!」

菊名「え…?」

モノクマ「…ほへ?」

神名「簡単な事だったんです。菊名くんがお姉さんと入れ替わったように……」

神名「黒幕も…! また、菊名くんのお姉さんと入れ替わっていたんです!」

藤山「はっ…!? はああああっ!?」

守矢「何を言っているのですか!? 遂に正気を失いましたか!?」

神名「私は至って正気ですよ守矢くん…」

クロエ「だけど、そんな事…!」

神名「全ての条件を総合すると、それしか有り得ないんです! 例え、どんなに有り得なくても…!」

神名「私達は全部の裁判で、そうやって納得してきたんじゃないですか!」

守矢「……っ! 神名殿……………………」

そう、そうして納得して、私達はここまで来たんです

私が処刑台に立たされたのも、全ては皆さんがそうして納得したからです

だからこそ、どんなに有り得なくても…それを信じるしかないんです……



542 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:27:00.69 ID:oakrXW9qO

黒城「でも、入れ替わるってそんなに簡単に出来るモンなの?」

クロエ「難しいでしょうね…顔や姿を変えるには、莫大な資金と時間が必要よ」

守矢「むぅぅ……変装にしろ変身にしろ、別人になるという事は、何かしら違和感が出るのでは?」

藤山「違和感なぁ……そんな奴いたか?」

菊名「…………わからない」

菊名「神名さん…どうしよう?」

神名「ならば、これまでの事件や生活を振り返って探してみましょう!」

神名「誰かと入れ替わっているにせよ、そこには必ず違和感やおかしな部分があるはずです」

クロエ「それを洗い出していって暴いていこうって魂胆ね」

モノクマ「うぷぷ…そんなものあるの?」

神名「例えあろうと無かろうと、これは話し合う価値はあります!」

そう。これは賭けです。

もし無ければ私達は手詰まり…菊名くんのお姉さんが黒幕という事を覆せません

でも、私だけじゃ解らない…だから皆さんを信じるんです。皆さんの発言を信じるんです

神名「さあ…いきますよ!」



543 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:27:44.88 ID:oakrXW9qO

【ノンストップ議論  開始!】
 コトダマ一覧
【ゴフェル計画】
【謎の音声記録】
【地下シェルター】
【奇妙な電子時計】
【17人目のオブザーバー】

菊名「えっと…最初の事件は…」

菊名「小田切くんが【後頭部を叩かれて絞殺】されて…」

菊名「江野森さんが【両手と両足と首をもぎ取られた】んだよね…」

守矢「そして、次の事件では…」

守矢「糸長殿が【暗闇から不意打ちされて即死】してしまい…」

守矢「千里山殿が【砂嵐でズタズタにされ溶かされた】のでしたな」

クロエ「三回目の事件は…」

黒城「黒崎と射和が、【ナイフと銃弾でメッタ撃ち】されて死んだのよね!」

クロエ「犯人の夜桜は【ガラスで身体を突き刺され】死亡したわ」

藤山「四回目の事件はよ…」

藤山「福島が【練炭を焚いたせいで中毒死】しちまって…」

藤山「共犯だった鈴木は、【教室でプレス】されたんだ…」

モノクマ「どこにも《不自然な所はないね!》思い違いだよ!」



↓1論破してください

544 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2017/07/02(日) 14:38:13.31 ID:aHobnEcDO
【謎の音声記録】で【後頭部を叩かれて絞殺】を論破?

545 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:40:05.78 ID:oakrXW9qO

【後頭部を叩かれて絞殺】←【謎の音声記録】

正解!

神名「…! それは違いますっ!」論破!

神名「ちょっと待ってください! 菊名くん、今なんて言いました!?」

菊名「うえっ!? 後頭部から叩かれて絞殺された。って……」

守矢「それがおかしいのですかな? 小田切殿の死因はクロエ殿が確認したはずですが…」

クロエ「小田切の死因は間違いないわ。私も実際に見ているのだもの」

神名「いや、私が気になったのは、小田切くんの死因ではなくて…!」

神名「小田切くんがあの現場で『後頭部を叩かれた事』なんです!」

モノクマ「……え?」

モノクマ「それの何処が変なの? 小田切クンは江野森さんに叩かれたんだよ」

神名「私達も最初はそう思って、結論を付けていました。でも……」

神名「この音声記録が、それを否定してくれたんです!」



546 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:41:02.81 ID:oakrXW9qO

神名「皆さん、この音声記録では小田切くんはどんな体勢になっていると思いますか?」

藤山「んー…? どんな体勢かっつったってよ…」

藤山「話し合ってるんだから、真正面に立ってるんじゃねぇのか?」

神名「そうですね…では、江野森さんはどうすれば小田切くんの後頭部を叩く事が出来ますか?」

黒城「そんなの思いっきりド突き飛ばしたのよ! がつーんと!」

神名「そう。突き飛ばした…最初はそう結論が出ましたよね?」

モノクマ「そうだよ! もう、何が言いたいのさ!?」

黒城「最初はって…何よ、違うの?」

神名「小田切くんは向かい合って話していた…当然警戒しているはずです」

守矢「ええ。音声でも小田切殿は江野森殿を牽制しておりましたが…?」

神名「でも、音声での小田切くんはまるで何かに驚いているようでした……」

神名「まるで、何かに予期せぬ事態に襲われたみたいに…!」



547 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:42:19.58 ID:oakrXW9qO

モノクマ「は…!? い、いやいや、それは神名さんの推測でしょ!?」

神名「はい。推測です」

黒城「言い切ったー!? アンタ、フカシこいてんじゃないでしょうね!?」

神名「フカシかどうか決めるのは、もう少し待ってください」

神名「小田切くんと江野森さんは口論になり、突き飛ばしたんでしたよね?」

藤山「そういう事になってるけどよ…」

神名「ですが、この音声では争うような声や物音は聞こえていません…」

守矢「気を失う程の衝撃があったならば本来なら聞こえるはず。ですな」

菊名「…あれ? じゃあどうして小田切くんは気絶したんだろう」

クロエ「…もしかして、争ってすら無かったのかしら……?」

そう。争う音が聞こえない理由…それはそもそも争いが無かったから

私はこう思うんです、小田切くんはきっと……


問:争いの音が聞こえず、後頭部に攻撃された理由は?
1:自分で転んだ
2:後ろから殴られた
3:江野森はエスパーだった
↓1


548 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2017/07/02(日) 14:44:18.47 ID:aHobnEcDO


549 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:46:02.19 ID:oakrXW9qO

選択→2:後ろから殴られた

正解!

神名「これですね!」解!

神名「それは…そもそも小田切くんが無抵抗だったからではないでしょうか」

藤山「はぁ…っ!? 無抵抗って、んな事があり得るのか!?」

黒城「小田切と江野森よ? 幾ら小田切がスカしたヤツだからって…」

黒城「あんなヘンテコな格好したヤツに押し負けるとは思えないけど?」

守矢「ヘンテコな格好は黒城殿も当てはまりますが…確かに不自然でありますな」

神名「確かに、真正面から相対していた相手に攻撃されて、なんの抵抗もしないのはおかしいですね」

神名「本当に相手が真正面から攻撃してきた場合は、ですが……!」


550 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:46:46.17 ID:oakrXW9qO

クロエ「……つまり、貴女はこう言いたい訳なのね?」

クロエ「小田切は、背後から不意を突かれたから容易く意識を奪えたって!」

菊名「えっ……!?」

神名「糸長くんの事件を思い出してください。彼は暗闇の中、背後から攻撃された為に…」

神名「何の抵抗もなく、殺害されてしまいましたよね?」

守矢「あれは環境による条件が整っていたが故に、糸長殿から完全な無抵抗が取れましたが…」

守矢「人間とは背後は見えぬもの。確かにそれならば、無抵抗で倒されてもおかしくありませぬな」

神名「はい、そして、これこそが黒幕の正体を暴く決定的な事実でも…!」


           反

モノクマ「いやその理屈はおかしい!」

        論

      !

551 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:47:25.19 ID:oakrXW9qO

モノクマ「なんだよ! さっきから適当な事ばっかり言っちゃって!」

モノクマ「ここはいつからそんな空想を語る場所になったのさ!?」

モノクマ「認めないからね! そんな空想はさっさと打ち切ってやるよ!」


【反論ショーダウン  開始!】
 コトノハ一覧
【ゴフェル計画被験者リスト】
【謎の音声記録】
【隠しエレベーター】
【奇妙な電子時計】
【モノクマ三原則】

モノクマ「さっきから黙って聞いていたら…」

モノクマ「後ろから攻撃された? 不意打ちで倒された?」

モノクマ「そんなのそっちの勝手な妄想じゃん!」

モノクマ「【隠れる場所がない】のに背後なんて取れるの?」

モノクマ「はいロンパー! 神名さんのばーかばーか!」

↓反論してください

552 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2017/07/02(日) 14:49:21.58 ID:y1C4h149o
【隠しエレベーター】で【隠れる場所がない】を反論

554 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:50:24.46 ID:oakrXW9qO

【隠れる場所がない】←【隠しエレベーター】

正解!

神名「それは違います!」論破!

神名「あそこの空き教室には、エレベーターが隠してありましたよね?」

モノクマ「あぐっ!?」

藤山「千鶴ちゃんが乗って、帰ってきたヤツだよな?」

神名「あのエレベーターは、私達六人が乗っても、スペースに余裕があります」

神名「人が一人隠れるくらい…なんて事はないと思いますが?」

モノクマ「ぐぎゃーっ!?」

守矢「…もう、何も言えませんな?」

菊名「決まりだね…小田切くんの事件は、黒幕が関与していたんだ…!」

クロエ「さあ、反論はあるかしら? 黒幕さん?」

モノクマ「あ…う、ぐぅ…!」

黒城「ふふん! どうよ、何も言い返せないわね!」



555 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:51:04.18 ID:oakrXW9qO

黒城「…あれ? でもこれ黒幕に繋がる情報じゃないんじゃ…?」

神名「黒城さん、それは違います」

神名「もう、黒幕の正体は…解ったも同然じゃないですか」

黒城「ええっ! 嘘、どうしてよ!?」

守矢「…! そうか!」

藤山「うおっマジで言ってんのかよ千鶴ちゃん! 守矢!」

菊名「ええっと…ごめん、解らないや」

クロエ「…この犯行は、黒幕と菊名の姉、裏切者の協力の上で成り立っているの」

守矢「そうでなければ、事件現場が都合よく黒幕が隠れていた場所になる等あり得ませぬからな」

クロエ「つまり黒幕は江野森が事件現場に空き教室を選ぶ事を知っていた…いや、ある程度操ったのかも…」

クロエ「…ここまで言えば、解るわね?」

…守矢くんとクロエさんは気づいてくれたみたいですね

黒幕は、小田切くんが話を聞くのに空き教室を選ぶ…いや、小田切くんが選ぶように仕向けた人…

そうして小田切くんを操作して、黒幕の都合のいいように事件を造り上げたんです……!

その人は…!

神名「………黒幕は、あなたですね?」


↓黒幕を指名してください(フルネームでお願いします)

556 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2017/07/02(日) 14:52:10.00 ID:5fppXIyh0
江野森 柚希

557 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:53:48.22 ID:oakrXW9qO

【江野森 柚希(えのもり ゆずき)】

正解!

神名「……あなたしか、いません!」

そう宣言し、私は……

神名「江野森柚希…彼女こそが、このコロシアイ学園生活の黒幕です」

黒幕の名前を、言い放ちました

藤山「は、え、江野森が、か……!?」

黒城「そうなの!? 菊名!?」

菊名「え、いや解らないよ……!?」

神名「あの事件、小田切くんは、江野森さんから防音設備を聞かされていた…」

神名「あれは教室ならば話が聞かれない事を示唆すると同時に……」

神名「小田切くんを、あの教室に誘導する為に教えた情報なんです」

クロエ「それに、黒幕が入れ替わっている事。そしてこの事件に黒幕が関わっている事を考えると…」

クロエ「他の生徒達は黒幕にならない。自ずと江野森が黒幕になるのよ」

黒城「どうしてなの!? 説明しなさいクロエ!」



558 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:54:57.86 ID:oakrXW9qO

守矢「えー、では僭越ながら小生が解説していきましょう…よろしいですかな?」

神名「はい、お願いします」

守矢「まず、最初に候補から外せるのは神名殿、黒城殿、クロエ殿ですな」

黒城「アタシ達は今ここにいるからモノクマの捜査やその他諸々が出来ないものね! まずは13人よ!」

守矢「そして、生徒の中に菊名殿の姉上が入れ替わっていた事も踏まえると、小生ら男子も除外できます」

藤山「俺らと菊名の姉ちゃんじゃ性別そのものが違ぇからな、入れ替わる事自体無理だろ…」

守矢「次に候補から外せるのは夜桜殿ですな。彼女は極めて高い専門知識を所有しておりました」

菊名「お姉ちゃんは虫しか殺せない人だから、銃なんて使えないよ……」

クロエ「……それはそれで問題がある気がするのだけど」

守矢「同感ですなぁ…これで、残った候補は江野森殿、福島殿、黒崎殿ですが……」

神名「黒崎さんと福島さん…二人は、事件当時は外にいて、互いが互いの存在証明になっています」

神名「これで、残った人は一人だけ……」

神名「ですよね? モノクマ…いいえ、江野森柚希!」



559 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:56:02.87 ID:oakrXW9qO

モノクマ「……知らないなぁ」

藤山「この期に及んで、まだシラを切るつもりかよ!」

モノクマ「だって、今の神名さんの説明には穴があるからね、認めないよ」

黒城「穴…? それってどんな穴よ!」

モノクマ「神名さんが言うには、黒幕は江野森さんと入れ替わっていた人なんだよね?」

モノクマ「でも、それだとおかしな事があるんだよ!」

神名「おかしな事…とは?」

モノクマ「声だよ! 幾ら江野森さんに化けてたとはいえ…」

モノクマ「実の家族である、菊名クンが聞き間違えると思うの!?」

藤山「…どうなんだ? 菊名」

菊名「わ、解るわけない! 覆面をつけてたから声がくぐもってたし…」

菊名「あ、でも…学級裁判で聞いた声は、お姉ちゃんとは違っていたよ…」

守矢「あの時…一際大きな声が出ていましたな。流石にあれだけの声量は…」

モノクマ「ほら! 菊名クンは違うってさ! どうするの!?」

菊名「ご…ごめん…! でも、裁判で聞いた江野森さんの声は…」

菊名「お姉ちゃんの声とは、違っていたんだ…!」

モノクマ「ほら! ほら! 神名さんは何か反論はあるのかな?」

神名「…勿論、ありますよ」

モノクマ「…へぇ? そんなに自信があるなら聞かせてもらおうかな…」

モノクマ「そのくだらないシナリオをさぁ!!」



560 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 14:57:08.72 ID:oakrXW9qO

【パニックトークアクション 開始!】

モノクマ「その幻想をぶち壊す!」

モノクマ「ボクは学園長なのだー!」

モノクマ「違う違う違う違う違う!!」

モノクマ「そんな空想は頭の中だけにしてよね!」

モノクマ「くだらない物語に意味なんて無いんだからさぁ!」



モノクマ「【声が違うなら、入れ替わるなんて出来ないんだよ!】」


問:裁判場で聞いた声は誰のもの?

解:1モ 2ク 3マ 4ノ

↓1


561 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2017/07/02(日) 14:59:28.84 ID:y1C4h149o
1423
モノクマ

562 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 15:02:01.93 ID:oakrXW9qO

解:モノクマ

正解!

神名「これで…終わりです!」

神名「裁判場での発声は…モノクマ越しにしたのではないですか?」

モノクマ「…!?」

神名「これならば菊名さんのお姉さんの声と違うことの説明もつきますし…」

神名「なにより…江野森さん。あなたがモノクマを操っている事の証明にもなるんですよ」

モノクマ「…………………………」

神名「……最後に事件を振り返って、何も反論が無いならば……」

神名「もう諦めて出てきてください! これで終わり―――」



563 : ◆Wd9XQcLkjx0n  2017/07/02(日) 15:03:05.05 ID:oakrXW9qO

モノクマ「―――いいや、事件をまとめる必要は無いよ」

モノクマ「だって……まだ終わりなんかじゃないんだからね!」

神名「!? どういう……っ!?」

黒城「きゃっ!? 眩しっ……!」

クロエ「フラッシュ……! 今すぐ眼を閉じて! 潰されるわよ!」

私が疑問を口に出そうとした瞬間、裁判場が突然眩しく光始めました……

「はははっ……流石皆だね、こんなにトントン拍子に進むなんてさ」

菊名「……! この、声って……!」

何も見えないその中で、私達は彼女の声だけが響くように感じられました

「だけど、まだまだ終わらないぜ? これから解答編に突入するからなぁ!」

「さあ……貴方達は真相を知り、それを受け入れるのか、それとも……」

「……それは神のみぞ知る。って所かな」

視界が戻ってきて、私達が見たものは……

江野森「…初めまして。ラストまでは一息なんだし、ここでもう一度自己紹介をしておきたいな」

金髪の髪を揺らす、中性的な姿をした……

江野森「ボクの名前は江野森柚希……ただの普通の語り部だよ」

江野森さんの本当の姿。コロシアイ学園生活の黒幕の正体でした



【超高校級の語り部/超高校級の首謀者】
  江野森 柚希(エノモリ ユズキ)









学級裁判真相編


【元スレ】
【二次創作】安価で進めるオリロンパ その2