オリロンパwiki - 特急ロンパ チャプター5 おしおき編
354 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/11/27(金) 00:25:05.79 ID:JlqU2xFAO
モノクマ「大正解!」

モノクマ「今回〔超高校級のガンマン〕クロード・イーストウッドクンを殺したクロは」

モノクマ「〔超高校級の読書家〕立木亜里沙さんでしたー!」

皐月「……」

立木さんがクロ?

立木さんがクロードを殺した?

なんだ、何かがおかしい。

立木「……やっぱり、私だったんですね」

石原「ぐ、ぐむうっ、立木殿がまさか……!」

伊方「…………」

墨染「ボクは嘘ついてませんから、当然ですよ」

笹山「なんだか歯切れが悪い結末ね……」

皐月「……」

モノクマ「それでは!今回は〔超高校級の読書家〕立木亜里沙さんに相応しいスペシャルなおしおきを用意しました!」

墨染「えっ、ちょっと早くないですか」

皐月「……」

おかしい、おかしいおかしいおかしいおかしい。

なんでモノクマはこんなに急ぐ。
なんでさっき議論を遮るような事をした。

立木「……皐月、君」

皐月「……!」

立木「ありがとう、ございました」

立木「最後まで、信じてくれて……嬉しかったです」

そう言って立木さんは笑う。

皐月「……」

違う。

やっぱり立木さんが犯人だとは思えない!

モノクマ「それでは張り切ってまいりましょう!」

皐月「やめろ…………」

モノクマ「おしおきターイム!!」

皐月「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

立木さんに手を伸ばす。

止めないと。

この裁判はおかしいんだ。
だから止めないといけないんだ!

立木「……」

皐月「っ!?」

伸ばした俺の手を、立木さんは避けるようにする。

立木「最期にこれだけ言うのは許してください」

立木「翼君」

立木「生きてください……」


355 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/11/27(金) 00:26:23.23 ID:JlqU2xFAO






       GAME OVER

  タチキさんがクロにきまりました。

    おしおきをかいしします。








356 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/11/27(金) 00:38:23.67 ID:JlqU2xFAO
立木さんが連れていかれる。

閉まった扉が俺達を遮る。

扉を開けようと必死な俺をよそに。

立木さんは処刑場に連れて行かれた。


【古本廃棄】

【超高校級の読書家立木亜里沙処刑執行】

立木さんが連れていかれたのは工場のような場所。

そこではモノクマが流れてくる縛られた本を機械に向かって投げていました。

投げられた本は機械に入ると粉々になって下のゴミ箱に溜まっていきます。

縛られた立木さんもその本達と同じようにモノクマの所へと流れていきます。

自分の前の本が粉々になっていくにつれ立木さんの目から涙が溢れ出ます。

しかし時すでに遅く、立木さんの出番がやってきました。

モノクマが立木さんを持ち上げて……機械へと投げます。

しかし次の瞬間機械が急に止まりました。

立木さんはバラバラにされる事なく、紙の溜まったゴミ箱の中に落ちていきました。

358 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/11/27(金) 00:49:23.87 ID:JlqU2xFAO
皐月「……」

今、立木さん……助かった?

モノクマ「ちょっ、はっ!?何今の、どういう事!?」

モノクマが慌てだしてる……やっぱり処刑は失敗したのか!?

モノクマ「こんな事が出来るのは……!」

伊方「くっ、くくっ……うまくいったか」

石原「い、伊方殿!?」

伊方「モノクマ、その処刑装置はもう動かん。俺が止めたからな」

モノクマ「そのケーブル、充電用に偽装してるけどまさか……!」

伊方「石原が理解していなくて助かった」

伊方「おかげでハッキングが出来るようになったのだからな!」

笹山「石原にやらせたのは、そういう事に詳しくないだろう石原にやらせる事でモノクマを油断させるため……」

墨染「石原さんなら確かに一番そういう頭脳プレーしなさそうですしね!」

石原「う、うむうっ、褒められているのか?」

伊方「はっ、無様だなモノクマ」

モノクマ「……」

伊方「どうした?ショックで黙りか?」

伊方「所詮その程度の存在というわけか」

皐月「い、伊方?」

伊方「ふん、雑魚が」

モノクマ「…………オマエェェェェェェェェェェッ!!」

359 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/11/27(金) 00:49:55.42 ID:JlqU2xFAO






ガシャン!!








360 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/11/27(金) 00:59:26.40 ID:JlqU2xFAO
皐月「あっ……」

笹山「なっ……!」

墨染「嘘……」

石原「い、伊方殿ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

俺達が見たもの、それは……

モノクマの爪で貫かれた、パソコン……

モノクマ「たかだか人工知能の分際でよくも舐めた真似してくれたね……!」

伊方「…………」

モノクマ「うぷぷ、だけどもうこれでオマエも消えるけどさ!ねぇ、どんな気持ち?勝ち誇ってたら消える気持ちはさぁ!?」

伊方「……最…の気分だ」

モノクマ「は?」

伊方「…月、笹…、墨…、…原……」

伊方「今、こいつは、何…した?」

伊方「散々……生きている者として、あつか、かったお、おおれを……」

伊方「挑発に、ののののって、ガッ、殺し、にかかっ、た」


モノクマ「……まさか、これを狙って!?」

伊方「モノクマ……学級裁判だ」

伊方「被害者は、俺、伊方五右衛門」

伊方「そしてお前の正体によっては……」

伊方「クロード・イーストウッド殺害事件のクロも変わる可能性がある……」



362 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/11/27(金) 01:14:20.96 ID:JlqU2xFAO
皐月「伊方!」

なんで、せっかくこうして生き返ったのにまた死ぬって言うのか……!

伊方「皐月、立木を救え。そして全てを明らかにしろ」

伊方「その時、俺の行動は……希望を繋ぐ、物になる」

伊方「そんな俺は、〔超高校級の希望〕と呼べるはず、だだだ……」

伊方「石原、笹山、墨染、立木……そして皐月」

伊方「あ、と、は…………」

伊方「頼む」

ブツン!

その言葉と、笑みを最後に……パソコンからは何も聞こえなくなった。

石原「伊方殿……!」

墨染「……」

笹山「かっこつけて……死んでどうするの……」

伊方は……二度、殺された。

モノクマ「くそっ、くそっ、くそっ、まさかこんなつまらない挑発に……!」

皐月「モノクマ……」

モノクマ「……!」

皐月「最後の学級裁判だ……」

皐月「伊方五右衛門を殺したクロ、それを何者かはっきりさせる学級裁判をさせてもらうぞ!!」

伊方の行動は無駄にさせない。

必ず全てを明らかにしてみせるんだ!

363 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/11/27(金) 01:17:07.51 ID:JlqU2xFAO






STATION5

【そして笑顔で希望(きみ)は消えていく】

【END】

【死亡】

クロード・イーストウッド…立木亜里沙により刺殺?
伊方五右衛門…モノクマにより破壊

生き残りメンバー
皐月翼
笹山ミチル
墨染優里
石原カイ
立木亜里沙

以上5名。











チャプター6


【元スレ】
【オリロンパ】冤罪殺人鬼と絶望のコロシアイ特急列車【安価】【五路線】