オリロンパwiki - 特急ロンパ チャプター6 学級裁判後半
487 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/12(土) 23:37:53.93 ID:vUHu/+1AO
亜里沙「ふふふ」

立木「……」

皐月「……」

目の前と隣、二人の立木さんがいる。
だけどその表情は、笑顔と顔面蒼白……全く対照的だった。

笹山「まさか立木……」

亜里沙「ミチルちゃん、亜里沙って呼んでくださいって言いましたよね?」

笹山「……」

墨染「ふふん、ミチルさんがそんな事言うわけないでしょう!というかミチルちゃんってなんですか、ボクだってさんで我慢して――」

笹山「ちょっと黙ってなさい」

墨染「ミチルさんがそう言うなら!」

石原「名前云々はともかく、黒幕としては随分と……」

亜里沙「明るくて気になります?」

石原「……伊方殿であれば惑わされるなと言うだろうな」

亜里沙「ふふふ、石原君は本当に死人に引きずられますね」

石原「ぐっ……!」


488 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/12(土) 23:50:59.89 ID:vUHu/+1AO
皐月「そんな事はどうでもいい!お前がこうして出てきたって事は……」

亜里沙「お、お前……?」

皐月「……?」

亜里沙「ぐすっ、酷いです……翼クンが私の事をお前だなんて……」

亜里沙「うえええええええええんっ!!」

皐月「なっ!?」

な、泣き出した……?
俺にお前って言われたそれだけで?

亜里沙「ううっ、でもしかたないですよね……翼クンは忘れてるんですから」

皐月「……」

亜里沙「積もる話もたくさんありますし、ここは質問タイムといきましょうか!」

墨染「あっ、それじゃあ……」

亜里沙「第一問!」

墨染「って、そっちが質問するんですか!?」

笹山「コントはやめなさい……それで質問はなんなの」

亜里沙「私と翼クンの隣にいる人……」

亜里沙「どっちが本当の【立木亜里沙】でしょうか!」

立木「っ!!」

490 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/13(日) 00:00:34.42 ID:e4KZfQjAO
石原「な、何を言いだしているのだ?」

笹山「あなたと立木のどちらがオリジナルか……」

墨染「そんなの決まってるでしょう!」

亜里沙「ふふふ、そうですね。聞くまでもない質問ですよね?」

亜里沙「というわけで、自分で答えてください……ね?」

立木「うっ……!」

亜里沙「ほら、どうしました?」

立木「ううっ……!」

亜里沙「自分が何者か答えるだけですよ?」

立木「わ、わたし、私は……」

皐月「やめろ!」

亜里沙「翼クン?」

皐月「俺が答える……それでいいだろう!」

亜里沙「翼クンがそう言うなら……許可します!」

石原「皐月殿は先ほど黒幕をどういう存在か言っていたな……」

笹山「それを繰り返すだけ……簡単ね」

墨染「まっ、ビシッと言ってやってください」

立木「…………」

亜里沙「さあ、翼クン答えをどうぞ!」

皐月「……オリジナルは」

【立木亜里沙のオリジナルは?】

・黒幕
・黒幕
・黒幕

正しい選択肢を選べ!

↓二

492 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/13(日) 00:03:50.00 ID:URJLO0Qk0
く、黒幕……

495 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/13(日) 00:11:14.89 ID:e4KZfQjAO






皐月「……」

わかってた。

捜査の段階で、もしもこの推理が正しければ……どういう意味になるかが。

だけど俺は一縷の望みに賭けた。

そして……賭けに負けた。

皐月「オリジナルは……」

もし黒幕と今隣にいる立木さん……

皐月「黒幕の方、だ」

オリジナルとクローンが逆だったら、少しはマシだったのか?








496 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/13(日) 00:19:13.71 ID:e4KZfQjAO
亜里沙「正解です!翼クンならきちんと答えてくれるって信じてました!」

石原「馬鹿な……今まで共にいた立木殿がクローンだと言うのか!?」

亜里沙「そうです。私の遺伝子から作られたモノ……それがそこにいるクローンですよ」

笹山「くっ……」

亜里沙「みんなも本当はわかってたんでしょう?そこまで私のクラスメート達はお馬鹿さんじゃありません」

墨染「……」

亜里沙「言ったでしょう?クロードクンを殺したのは【立木亜里沙】だって……」

皐月「本当に正解、だったんだな」

亜里沙「はい!ちなみにですね……」

石原「待てい!」

亜里沙「なんですか?」

石原「わ、吾にはやはり……信じられん!」

石原「立木殿がクローンなどと……!」

皐月「石原……」

亜里沙「はあ……それじゃあ議論でもします?」

亜里沙「それが終わった時には疑問の余地はなくなると思いますから」

497 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/13(日) 00:27:33.41 ID:e4KZfQjAO
【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|美影の言葉>


亜里沙「私が本物の立木亜里沙です!」

石原「そんな物は【黒幕がただ主張しているのみ】だ!」

亜里沙「そこにいるのは私のクローンなんですよ?」

笹山「……証拠なんてどこにあるのかしら」

亜里沙「みんなと過ごしたクラスメートは私なんです」

墨染「物的証拠は欲しいですよね……」

亜里沙「現実を見ましょう?」

立木「…………」

【】を論破しろ!

↓二

498 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/13(日) 00:35:58.40 ID:zw/x5L/M0
[|美影の言葉>【黒幕がただ主張しているのみ】

500 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/13(日) 00:43:08.54 ID:e4KZfQjAO
正解!

皐月「……!」


皐月「石原、それは違うんだ」

皐月「少なくとも、立木さんの存在に疑問を持った人がいる」

石原「誰だと言うのだ!?」

皐月「美影、さんだ」

石原「ま、団居殿、だと……?」

皐月「美影さんは処刑される直前、立木さんを見て【なんであなたがここに】って言ったらしいんだ……」

皐月「きっと、立木さんは本来ここにいるわけがなかったんだよ……」

石原「ぐ、ぐううう……!」

亜里沙「ふふふ、石原クンはわかったみたいですね……」


501 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/13(日) 00:45:55.63 ID:e4KZfQjAO
【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|墨染の証言>

亜里沙「私が本物の立木亜里沙です!」

石原「そんな馬鹿な……立木殿が……!」

亜里沙「そこにいるのは私のクローンなんですよ?」

笹山「……【証拠なんてどこにあるの】かしら」

亜里沙「みんなと過ごしたクラスメートは私なんです」

墨染「物的証拠は欲しいですよね……」

亜里沙「現実を見ましょう?」

立木「…………」

【】を論破しろ!

↓二

502 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/13(日) 00:51:20.22 ID:ce2ULGey0
[|墨染の証言> →【証拠なんてどこにあるの】

514 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/15(火) 23:11:39.10 ID:2oTYylFAO
正解!


皐月「それは違うんだ……!」


皐月「証拠、それは他でもない墨染の言葉だ」

笹山「なんですって?」

皐月「墨染は黒幕に刺された時、黒幕が咳をしたのを見たらしい……そして黒幕が病気なのはカルテから明らかだ」

皐月「そしてこのカルテは同時に治療法も合わせると病気の人間がオリジナルである事を示してるんだ……」

笹山「そんな物は憶測よ……立木は記憶がないのでしょう?」

笹山「だったら立木こそ病気の可能性があるはずよ」

皐月「だったら証拠を出す」

そうだ、現場のアレがきっと……黒幕の病気を示してたんだ。

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

516 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/15(火) 23:15:09.54 ID:Lq5PB3JI0
[|血溜まりの違和感>

517 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/15(火) 23:20:40.82 ID:2oTYylFAO
正解!

皐月「これだ!」


皐月「現場には他の物とは違う血溜まりがあった……あれはきっと吐血だ」

笹山「吐血……」

皐月「そもそも黒幕のあの姿を見れば……どちらが病気かなんて……」

笹山「……クローンは立木というわけ、ね」

亜里沙「ふふふ、わかってくれて嬉しいです!」

笹山「くっ……最低の気分よ……」


518 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/15(火) 23:23:56.99 ID:2oTYylFAO
【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|もう一つのナイフ>

亜里沙「私が本物の立木亜里沙です!」

石原「そんな馬鹿な……立木殿が……!」

亜里沙「そこにいるのは私のクローンなんですよ?」

笹山「……最低ね」

亜里沙「みんなと過ごしたクラスメートは私なんです」

墨染「[物的証拠]は欲しいですよね……」

亜里沙「現実を見ましょう?」

立木「…………」

[]に同意しろ!

↓二

519 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/15(火) 23:32:58.03 ID:Lq5PB3JI0
[|もう一つのナイフ>→[物的証拠]

521 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/15(火) 23:51:03.76 ID:2oTYylFAO
皐月「それに同意だ……!」


皐月「物的証拠……このナイフがそうかもしれない」

墨染「それ凶器じゃないですか!」

皐月「このナイフには文字が彫ってあった……SからTにってな」

墨染「SからT……イニシャルですか」

皐月「Sはともかく、Tは俺達の中で一人しかいない」

墨染「立木さん、ですね」

皐月「ああ……クロードの銃はクロードの手元にあったのに立木さんのナイフはこうして凶器になるまで出てこなかった」

皐月「他の証拠と併せてそれが何を意味するか……」

墨染「明白ですねぇ……残念ながら」


522 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/15(火) 23:54:02.13 ID:2oTYylFAO
亜里沙「ふふふ……ようやく納得してくれましたか?」

石原「ぐっ……」

笹山「……」

墨染「認めざるを得ませんね」

亜里沙「全く変な回り道をしてしまいました……それでは第二問にいきましょう!」

亜里沙「第二問!」

亜里沙「このコロシアイ特急列車を用意したのは誰でしょう!」

皐月「この列車を用意した人間……」

それはきっと……

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

523 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/15(火) 23:54:46.70 ID:Lq5PB3JI0
[|ディスペアー・エクスプレス>

525 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/16(水) 00:08:16.97 ID:gFYlArNAO
正解!

皐月「これだ!」


皐月「この列車を用意したのは……俺達、なのかもしれない」

墨染「はい!?」

亜里沙「正解です!さすが翼クン!」

石原「吾らが自分からコロシアイの舞台を用意したというのか!?」

笹山「元々この列車はコロシアイ以外の目的で作られたみたいよ」

笹山「書類にはその目的までは書かれていなかったけれど」

亜里沙「ふふふ、知りたいですか?」

亜里沙「このディスペアー・エクスプレス、その作られた目的は……」


亜里沙「私を安らかに眠らせるためです」

526 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/16(水) 00:25:12.18 ID:gFYlArNAO
皐月「安らかに……?」

亜里沙「無駄だったんですよ」

亜里沙「クローンを作ってその記憶を与えてもそれは今生きているこの私じゃありません」

亜里沙「私は結局死の運命から逃れる事は出来ませんでした」

亜里沙「みんなはそんな私がせめて悔いなく死ねるようにこの列車を作ったんです」

亜里沙「陸海クンの財源、伊方クンの人脈、岩崎さんの知識……みんなの力を結集させてこのディスペアー・エクスプレスは完成しました」

亜里沙「ふふふ、これでも私……みんなとの列車旅行を楽しみにしてたんですよ」

亜里沙「最も誰にも邪魔されないように、この列車は一日中同じ所をグルグル回るって聞いた時はガッカリでしたけどね……」

亜里沙「それで空気を壊さないように窓は封鎖され、私がいつ容態が急変しても対処できるように監視カメラも用意されて……」

亜里沙「設計が進むにつれて私は気付きました、まるであのコロシアイと似た状況だって」

亜里沙「だから」

亜里沙「私の最大の望みを叶えるために……この列車をコロシアイの舞台にする事にしたんです」

亜里沙「私はこの学級裁判の駅を地下に用意して、いつでも変えられるようにみんなの部屋をブロックに分けるように提案して……」

亜里沙「みんなは何か他の事をしてましたから、コッソリ動くのは簡単でした」

527 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/16(水) 00:43:19.50 ID:gFYlArNAO
皐月「……なんでなんだ」

皐月「なんでこんなコロシアイなんて……!」

亜里沙「ふふふ……それを知りたければ答えてもらいましょう」

亜里沙「第三問」

亜里沙「私は何のためにコロシアイ特急列車の旅を計画したでしょう?」

コロシアイを何のために計画したか……

皐月「…………」

なんなんだ、この胸騒ぎは……?

533 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/19(土) 22:39:36.77 ID:U00GskIAO
石原「このコロシアイを何のために行ったか……」

亜里沙「ふふふ、わかりますか?」

笹山「あなたのようなイカレた人間の気持ちなんてわかりたくもないわ」

亜里沙「ううっ、嫌われちゃいました……」

墨染「ふふん、いよいよ百期生嫌われ度ランキングがひっくり返る時がきましたね!」

亜里沙「それはないです」

墨染「ボクがコロシアイ計画した人より嫌われてるって言うんですか!?」

皐月「…………」

黒幕がコロシアイを計画した理由……一つずつ考えてみよう。

まず黒幕のターゲットは俺達百期生十六人。
だけど……そうだとしたらおかしい物があったはずだ。

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

534 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/19(土) 22:55:48.55 ID:h8SXOR2AO
冷凍室の箱

535 : 進めます ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/19(土) 23:15:11.79 ID:U00GskIAO
正解!

皐月「これだ!」


皐月「一号車にあった冷凍室……あそこには十五個の箱があった」

石原「それなら吾も見たぞ!十一の箱は閉じられて開かなかったが……」

墨染「十一?なーんか不吉な感じがするんですけど……」

そうだろうな……だってあの箱に入っていたのは多分……

【閃きアナグラム開始!】

○○○

語群
【シ ト ヲ ヘ イ コ エ タ オ ユ】

○を埋めて言葉を完成させろ!

↓二

537 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/19(土) 23:15:53.13 ID:R9acccGDo
シタイ

539 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/19(土) 23:38:31.54 ID:U00GskIAO
正解!

皐月「これだ!」


皐月「あの箱には……みんなの死体が入っていたはずだ」

石原「死体だと!?」

笹山「わざわざ冷凍室なんて物が一号車にあったのも、閉じられた十一の箱も……そういう意味だったのね」

皐月「冷凍室が死体保存の部屋だって根拠もある」

学級裁判からあの捜査時間で変わっていたもの……それが根拠になるはずだ!

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

541 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/19(土) 23:41:27.86 ID:iOT3Rhh10
[|消えた死体>

543 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/19(土) 23:57:31.37 ID:U00GskIAO
正解!

皐月「これだ!」


皐月「捜査時間の時、クロードの死体は展示室から消えていた……」

墨染「ああ、それなら箱とボク達のいなくなった人達との数も合いますね」

笹山「だけどおかしいわね」

石原「むっ?」

笹山「数よ。箱は死体が入ってないのも含めて十五。だけど私達は十六人」

墨染「確かにおかしいですね……そんな所に気がつくなんてさすがミチルさん!」

立木「……私の分がないんじゃないですか」

皐月「いや、黒幕はあくまでも立木さんを殺しにかかってた……もし冷凍室を見られた時のために箱は用意してたと思う」

石原「……皐月殿は何が言いたいのだ?」

皐月「……俺達は十六人、箱は十五個」

皐月「それが示す意味は……」

544 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/19(土) 23:58:26.56 ID:U00GskIAO






皐月「黒幕は俺達の中の誰かを死なせる気は最初からなかったんじゃないか?」








545 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/20(日) 00:06:46.18 ID:85oBSFxAO
墨染「死なせる気はなかったって……」

笹山「私達の中に黒幕の仲間がいるという事かしら?」

皐月「……」

石原「皐月殿?」

黒幕は俺達の中の誰かを死なせる気はなかった……

そしてそれは間違いなく……

人物を指名しろ!

↓二

547 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/20(日) 00:13:40.79 ID:gcPY9AUAo
皐月

548 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/20(日) 00:20:06.52 ID:85oBSFxAO
正解!


皐月「俺だ」

墨染「はい?」

皐月「黒幕が死なせる気がなかったのは……俺だ」

石原「どういう意味なのだ!?なぜ黒幕は皐月殿を……」

皐月「それはわからない……だけどそう考えるといくつかの疑問は解けるんだ」

【ロジカルダイブ改開始!】


  [|皐月のナイフ>

  [|動機の新聞>

[|モノクマの真意>

 [|もう一つのナイフ>
   [|車掌室>

【黒幕が皐月を死なせる気がなかった事を示すコトダマを全て選べ!】

↓二

549 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/20(日) 00:29:25.27 ID:gwl2DS1z0
[|モノクマの真意>
[|車掌室>


551 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/20(日) 00:56:08.85 ID:85oBSFxAO
正解!


皐月「一つ聞きたいんだ……みんなは車掌室に入ったか?」

笹山「車掌室?あの部屋は閉まっていたじゃない」

墨染「モノクマも開ける気はないって感じでしたけど」

……やっぱりアレは俺に見せるためか。

皐月「俺が学級裁判直前に見た時、鍵は開いてて中に入れたんだ」

石原「中にはいったい何があったのだ?」

皐月「部屋中に貼られた、俺の写真だ」

立木「部屋中に……」

皐月「あの写真を見た時、黒幕は俺に対して何か肩入れしてるような……そんな気がした」

思い出せ、黒幕は今まで俺に何をした。
最初の動機発表、黒幕は俺を狙って煽った。

…………

モノクマ『辛いよね?悲しいよね?絶望的だよね?』

モノクマ『誰にも信じられず、身に覚えのない罪を着せられ、今もこうして独りきり』

モノクマ『うぷぷ、本当に絶望的だよ』

モノクマ『そんな奴らに義理立てして脱出する必要ってあるのかな?』

モノクマ『……うぷぷ、キミがどうするか楽しみにしてるね!』

…………

その後、黒幕は俺にナイフを渡してきた……

…………

皐月『テーブルの上に何か……っ!?』

これ、ナイフだよ、な……?
なんでこんな物がここにあるんだ!?

…………

黒幕は俺が倒れた時に治療した……

…………

下田『腕の方は、モノクマがきちんと治療したみたいだよ』

皐月『モノクマが……?』

よく見ると、俺の腕には今までみたいな包帯じゃなくてしっかりとしたギブスが着けられていた。
これをモノクマがやったのか……

…………

黒幕は俺を殺そうとした物述さんに、怒りを露わにした……

…………

物述『……え、っ』

皐月『なっ!?』

一瞬の出来事だった。
物述さんの身体に、あの俺の腕に刺さった槍が……突き刺さっていた。

…………

思い返せば黒幕は俺に対してあからさまに肩入れしてたんだ……!

石原「しかしなぜ黒幕は皐月殿にそこまで」

亜里沙「ふふふ……」

墨染「なんでか答えてくださいよ!ボク気になります!」

笹山「……」

亜里沙「なんでかなんて決まってます」

552 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/20(日) 00:56:49.64 ID:85oBSFxAO






亜里沙「翼クンを愛してるからですよ」








558 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/20(日) 22:50:06.66 ID:85oBSFxAO
皐月「あ、い……?」

亜里沙「はい、私が翼クンに対して色々な事をしたのは愛してるからです」

笹山「やっと理解できたわ……だから物述を内通者にしたのね」

立木「えっ……」

笹山「元々疑問だったのよ。物述は小説作家、もっと内通者にするならいい人選があったはず」

石原「うむ……それは確かに」

笹山「物述は皐月が冤罪に苦しむきっかけであり、それを知らずに皐月を恨んでいた」

笹山「そんな存在は、あなたにとってはらわたが煮えくり返るような物だった……違うかしら」

亜里沙「ふふふ……さすがですね」

亜里沙「そうですよ。私が内通者を彼女にしたのは……彼女を確実に殺すためです」

亜里沙「抑止もあったんですよ。なんせ翼クンを殺人鬼だと思っていましたからね……返り討ちにならないように銃を渡すタイミング作るからって言えば我慢してくれましたよ」

墨染「内通者は黒幕がはっきり殺人の指示を行える存在……返り討ちにしろ、クロになるにしろ確実に物述さんは殺せるってわけですか」


559 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/20(日) 23:01:52.79 ID:85oBSFxAO
皐月「……待て」

亜里沙「翼クン、どうかしましたか?」

皐月「物述さんは実際に俺を殺そうとした……慧が来なかったら俺は殺されてたはずだ」

亜里沙「ふふふ、そんなの簡単ですよ。こうすればいいんです」


モノクマ「うぷぷ、下田クン……キミの親友が大変だよ?」


皐月「っ!!!」

やっぱりこいつは……慧の行動を、操作したのか!!

亜里沙「効果てきめんでした!下田クンなら間違いなく、翼クンを助けてくれるって信じてましたから!」

墨染「どーせそれだけじゃないんでしょう?」

亜里沙「はい?」

墨染「そこまで皐月さんに執着するあなたなら……平野さんが最初の被害者だったのも、何かしらの裏があったんじゃないですか?」

皐月「なっ……」

ま、まさか、こいつ、夢さんも……?

亜里沙「……てへっ♪」

ゾクリとした。

否定しなかった、それどころかバレちゃったと言わんばかりに舌を出した……

夢さんも慧も……行動を、操られてたんだ……

560 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/20(日) 23:14:04.36 ID:85oBSFxAO
石原「人の心がないのか!?仮にも吾らはクラスメートだったのだろう!?」

皐月「石原……」

石原「躊躇いも痛みも、何一つ感じなかったというのか……!」

亜里沙「……」

石原「答えろ黒幕よ!!」

亜里沙「悲しいに決まってるじゃないですか」

亜里沙「クラスメートを、友達を、苦しめて貶めて傷つけて殺して」

亜里沙「苦しいに決まってます……」

墨染「え、えー……ここで泣きますか、普通……」

わからない……なんでそんな悲しそうに泣けるんだ。
自分のやった事が産んだ結果だ、俺達を絶望させるためにここまでやってきたんじゃないのか。

亜里沙「だけど」

亜里沙「だけど、それでも、どんな事があっても」

亜里沙「みんなの何倍も何十倍も何百倍も何千倍も何万倍も……」

亜里沙「私は翼クンが大切で大事で大好きなんですよ!!」

笹山「結局、そこに行き着くのね……」

561 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/20(日) 23:34:20.01 ID:85oBSFxAO
なんなんだ。

なんでここまで俺に対して執着するんだ。

立木「……なんで」

亜里沙「なんか言いました?」

立木「なんで、そこまで大好きな人を傷つけられるんですか……」

立木「あんなにコロシアイの度に苦しんで、ほとんどの事件で犯人扱いされて、自分のせいだって責めてきたんですよ!?」

立木「大好きな人に、なんでそんな……」

亜里沙「はああああ……所詮クローンにはわかりませんか」

亜里沙「あなたみたいな浅い考えが翼クンを余計に傷つけるんですよ」

亜里沙「翼クンの特異体質……それを知っていればそんな台詞は言えません」

皐月「俺の特異体質……?」

亜里沙「ふふふ、ヒントはあったはずですよ?」

もしかして……

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

562 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/20(日) 23:36:11.09 ID:qkCdhXDw0
絶望根絶計画

564 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/21(月) 00:08:30.83 ID:3vHNSU+AO
正解!

皐月「これだ!」


皐月「絶望根絶計画……あれがヒントなのか?」

墨染「またそれですか……」


【絶望根絶の種を持つ人間のDNAを分析し、クローンを作り上げる。
そしていずれ全人類を絶望を持たない新人類へと昇華させる……それが絶望根絶計画だ。
我々はその第一段階として絶望している人間からそのきっかけを取り除いたクローンの作成を行い、それに成功した。
上手くいけば数年もしない内に第二段階へと移行が可能だろう……】


石原「この絶望している人間というのは……黒幕か」

笹山「なら皐月を示しているのは……【絶望根絶の種を持つ人間】かしらね」

立木「あっ……」

絶望根絶の種を持つ人間……俺が?

亜里沙「心当たりはありますよね?」

皐月「俺が……絶望出来ない、事か」

亜里沙「ふふふ、そうですよ。翼クンは絶望根絶の種を持つ特異体質なんです」

亜里沙「どんなに辛くても悲しくても絶望しない……そんな特異体質」

亜里沙「それに目を付けたのが希望ヶ峰学園でした」

565 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/21(月) 00:20:46.67 ID:3vHNSU+AO
亜里沙「希望ヶ峰学園は一度【超高校級の絶望】によって崩壊しました」

亜里沙「だけど希望ヶ峰学園は長い時を経て復活した……そして希望ヶ峰学園は絶望根絶のための研究に着手したんです」

亜里沙「その結果見つかったのが……アンチ絶望とも言える存在」

亜里沙「あなたですよ翼クン」

皐月「……なんで俺がそんな」

亜里沙「わかりません。だけど翼クンの特異体質を研究すればきっと絶望根絶が叶う……希望ヶ峰学園はそう考えて翼クンをこの学園にスカウトしたんですよ」

亜里沙「ただ翼クンは幸運には出来なかった。既に伊方クンが選ばれていましたから」

亜里沙「だから希望ヶ峰学園は翼クンの冤罪を利用して【超高校級の殺人鬼】という才能を作り出した」

亜里沙「全ては翼クンを自分達の管理下に置くために……」

俺が超高校級の殺人鬼としてスカウトされたのは……そのためだったのか。

566 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/21(月) 00:48:04.48 ID:3vHNSU+AO
亜里沙「絶望根絶計画……その第一段階は私を実験体として行われました」

亜里沙「私が絶望するきっかけだった病気、それに対する免疫力を格段に跳ね上げたクローン……」

立木「それが、私……」

亜里沙「私は確かに絶望していました。だけどそれと同じぐらい希望を持っていたんですよ」

石原「希望を?」

亜里沙「翼クンですよ」

亜里沙「まともに起き上がる事も困難で読書しかなかった私に、翼クンは色々な話をしてくれました」

亜里沙「私は翼クンのその話に勇気づけられて、希望をもらって、まだ生きていたいと思うようになって」

亜里沙「一緒に歩けるようにリハビリもしました。少しでも見てもらえるようにお洒落にも気を遣いました」

亜里沙「占いにもこだわるようになったのも、翼クンと過ごせる日の運勢を気にするようになったからです」

皐月「……」

亜里沙「でも話している内に知ったんです、翼クンが絶望出来ない事に苦しんでるって」

笹山「絶望出来ない事に……」

亜里沙「自分がおかしいんじゃないかって悩んで苦しむ翼クンを見て……思ったんですよ」

皐月「……!」

亜里沙「翼クンは絶望出来ない事に苦しんでる」

皐月「…………」

……まさか

亜里沙「翼クンは絶望出来ないからこれからも利用される」

皐月「…………」

だとしたら……は、ははっ、俺は……

亜里沙「だったらどうすればいいか……」

皐月「…………」

冤罪なんかじゃ、なかった。

567 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/21(月) 00:50:17.71 ID:3vHNSU+AO






亜里沙「そうだ、翼クンを絶望させてあげればいいんだって……」

俺はこのコロシアイのきっかけを作った、立派な殺人鬼じゃないか……








575 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/21(月) 23:50:46.33 ID:3vHNSU+AO
亜里沙「翼クンが絶望出来ればもう苦しまずにすむ!」

亜里沙「翼クンが絶望出来ればもう誰にも利用されない!」

亜里沙「わかります!?これがどれだけ素晴らしい事なのか!」

石原「しかし皐月殿は今度は絶望に苦しむ事になるではないか!」

亜里沙「だったら【超高校級の絶望】になればいいんですよ」

笹山「なんですって……」

亜里沙「あの世紀の大悪女江ノ島盾子のように絶望を受け入れられるようになれば、翼クンが苦しむ事は完全になくなります!」

亜里沙「今ならわかりますよね?第三問の答えが!」

墨染「皐月さんを超高校級の絶望にするために……コロシアイを計画したんですか」

亜里沙「正解です!」

亜里沙「翼クンに超高校級の絶望になってもらう事、それこそ私の最期の願いなんですよ!!」


582 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/22(火) 23:16:54.90 ID:1Tb/rIxAO
皐月「…………」

俺のせい、か……

俺のせいでこんなコロシアイが……

皐月「く、そっ……!」

亜里沙「さあ翼クン……そろそろ終わりにしましょうか」

皐月「終わり、だと?」

亜里沙「ふふふ、投票タイムですよ」

亜里沙「全ての謎は明かされました」

亜里沙「今からみんなには選択をしていただきます」

亜里沙「この私に投票するかどうかを」

墨染「はあ?そんなのわざわざ選択する必要ありますか?」

笹山「全くね……それともあれかしら?まだ切り札があるとでも?」

石原「吾らはもう立ち止まらん!このコロシアイで消えた命のためにもだ!」

亜里沙「……それじゃあ三つほどその決意を挫いてあげます」

亜里沙「まず一つ、そこのクローンは私からデータを貰わないと段々自我が崩壊していきます」

亜里沙「ふふふ、記憶がなくなっているのはその初期段階ですよ」

立木「!?」

亜里沙「二つ、私が死ねばこの学級裁判場に仕掛けた爆弾が爆発します」

亜里沙「逃げるためにはディスペアー・エクスプレスを動かさないといけません」

皐月「なんだと……」

亜里沙「そして三つ……」

亜里沙「ディスペアー・エクスプレスは私にしか動かせません」

亜里沙「つまり私に投票すれば……みーんな、おしまいです」

583 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/22(火) 23:27:26.63 ID:1Tb/rIxAO
石原「貴様……それでは吾らには選択の余地などないではないか!?」

亜里沙「そんな事ありませんよ?選択肢はちゃんと二つあります」

亜里沙「一つは私、立木亜里沙に投票する事」

亜里沙「もう一つは……」

亜里沙「立木亜里沙に投票する事」

皐月「……それは、まさか」

亜里沙「はい。私の代わりにクローンに投票すればいいんです」

立木「あ……」

亜里沙「ふふふ、どうせそのクローンは私が死ねばろくに生きていけませんし、みんなが助かりたいならそうした方が懸命ですよ?」

笹山「……それでなに、あなたはのうのうと助かって私達と脱出すると?」

亜里沙「いいじゃないですか……だって私自身ももうすぐ死にます」

亜里沙「黒幕のクローンは死んでみんなは脱出、黒幕自身も死んで終わる」

亜里沙「ふふふ、ハッピーエンドってやつです」

皐月「何が、ハッピーエンドだ……!」

どちらにしても立木さんは死ぬ……いや、黒幕自身だってそうだ。

こんな物の何が……

584 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/22(火) 23:39:49.64 ID:1Tb/rIxAO
立木「……私は、それでいいです」

皐月「立木さん!?」

立木「私は紛い物でした。名前も記憶も……何もかも」

立木「そして私は、長く生きていられない」

立木「今ここで私が死ねばみんなは無事に脱出出来るなら……私は」

立木「わ、私は…………」

立木「死に、ます……」ニコッ

なんで笑うんだ。
おかしいだろ、そんなの……

亜里沙「さあ、投票タイムですよ!」

亜里沙「そのクローンを生かして爆弾を爆発させるか、クローンを犠牲に無事に生きるか!」

亜里沙「みんなの選択をどうぞ!」

亜里沙「ああ……公平のためにクローンには投票はさせませんから安心してください」

石原「黒幕を選べば吾らは……だが……!」

笹山「無事を取りたければ畜生になれという事……ろくな事を考えないわね」

墨染「んー…………まあ、余計な事は言わないでおきますか」

皐月「…………」

585 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/22(火) 23:50:00.46 ID:1Tb/rIxAO
選ぶのなんて黒幕に決まってる……

だけどそのせいで爆弾が爆発すれば俺だけじゃない、みんなが死ぬかもしれない。

だからといって立木さんを犠牲にするのか?

助けられた命を、そんな形で奪うなんて……

そもそもどちらを選んでも立木さんは……

俺は……

俺は…………

586 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/22(火) 23:56:49.40 ID:1Tb/rIxAO






――もしさ、あたしと亜里沙が揃って危ない目に遭ってたらどーする?








587 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/23(水) 00:14:24.23 ID:RwvF1K9AO
皐月「……えっ?」

なんだ、今の。

これって…………記憶?


――
―――
――――


皐月「……は?」

平野「いや、だからさ。翼は亜里沙とも仲いいでしょ?」

皐月「まあ、友達だしな」

平野「だったらあたしと亜里沙が両方危なかったら、翼はどーするのかなーって」

皐月「……二人共助けるけど」

平野「だよねー……翼はどっちかなんて妥協出来るような人じゃないか」

平野「まっ、だからこそ亜里沙は翼大好きなんだろーし……」

皐月「……」

平野「まっ、そこまで言うからには頑張りなよ!翼ならきっと本当になんとか出来るだろーし!」

皐月「あ、ああ」

平野「だけど一人で頑張ったってダメだからね?困った時は頼りなよ?」

皐月「わかってる……慧も夢さんも心配性だな」

下田「呼んだ?」

平野「慧は過保護だってさー」

下田「えっ、そうかな……」

パシャッ!

皐月「わっ!?墨染、いきなり写真撮るなって!」

平野「にしし、いいじゃんいいじゃん!」

皐月「ちょっ、夢さん!」

下田「……翼くんも大変だね」

――――
―――
――

588 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/23(水) 00:29:00.68 ID:RwvF1K9AO
皐月「…………」

なんだ……簡単だった。
俺がこんな事で悩むのがそもそもおかしかったんだな。

皐月「……」

俺は……両方取ろう。

みんなと無事に脱出する事も立木さんの無事も。

そのためにも……

皐月「俺は決めた」

亜里沙「ふふふ、さすが翼くん!」

皐月「俺は黒幕に投票する」

亜里沙「……はい?」

立木「えっ?」

皐月「みんな!」

石原「むっ」

笹山「なに?」

墨染「なんですか」

皐月「みんなは立木さんを犠牲にして助かる事を……許容出来るか?」

石原「……出来るわけなかろう!」

笹山「そうね……というかそもそも黒幕の思い通りになるのが嫌」

墨染「ボクだってさすがにこれはねぇ……」

立木「み、みんな、なんでそんな……」


592 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/23(水) 23:08:32.67 ID:RwvF1K9AO
【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|皐月のナイフ>
[|もう一つのナイフ>
[|皐月への襲撃>

皐月「俺は黒幕に投票する!」

立木「【みんなだって危ない】んですよ!?」

石原「ここで【立木殿を犠牲にしても吾らは後悔する】だけだ!」

立木「私はどちらにしても長く生きていられないのに……」

笹山「長く生きるかは関係ないわ」

立木「私が死んでみんなが助かるなら私は死んだって……」

墨染「ボクって嘘が嫌いなんですよねー」

亜里沙「……」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓二

593 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/23(水) 23:09:55.52 ID:ozYntLPO0
【立木殿を犠牲にしても吾らは後悔する】→【みんなだって危ない】

595 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/23(水) 23:19:46.26 ID:RwvF1K9AO
皐月「石原、頼む!」

石原「任された!」


石原「立木殿、確かに吾らは立木殿を犠牲にすれば助かるのかもしれん」

石原「だがそれをしたところで吾らは十字架を背負う……立木殿を見殺しにしたという十字架を」

石原「立木殿!例えどんな険しい道だとしても吾らは立木殿と共に行く!」

石原「それが団居殿、いいや、十一人の仲間を失った……」

石原「吾の選択だ!」

立木「石原君……」

596 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/23(水) 23:21:33.88 ID:RwvF1K9AO
【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|皐月のナイフ>
[|もう一つのナイフ>
[|皐月への襲撃>

皐月「俺は黒幕に投票する!」

石原「吾らは立木殿を見捨てはせん!」

立木「でも私はどちらにしても【長く生きていられない】のに……」

笹山「【長く生きるかは関係ない】のよね」

立木「私が死んでみんなが助かるなら私は死んだって……」

墨染「ボクって嘘が嫌いなんですよねー」

亜里沙「……」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓二

598 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/23(水) 23:24:27.92 ID:c2kfj3DVo
[|【長く生きるかは関係ない】>→【長く生きていられない】

599 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/23(水) 23:35:55.62 ID:RwvF1K9AO
皐月「笹山さん!」

笹山「わかってるわ」


笹山「立木、そんな考えはやめなさい」

笹山「長く生きられるかどうか……それに捕らわれて自分を見失うなんてあってはならないのよ」

笹山「そんな考えを取り払って考えてみなさい」

笹山「あなたは生きたいの?死にたいの?」

笹山「どちらにしても……私はあなたを死なせるつもりはないわ」

笹山「そんな結末、私は嫌なのよ」

立木「笹山さん……」

600 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/23(水) 23:39:07.51 ID:RwvF1K9AO
【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|皐月のナイフ>
[|もう一つのナイフ>
[|皐月への襲撃>

皐月「俺は黒幕に投票する!」

石原「吾らは立木殿を見捨てはせん!」

笹山「どうしたいかは自分で選びなさい」

立木「わ、私が死んでみんなが助かるなら【私は死んだっていい】……」

墨染「ボクって【嘘】が嫌いなんですよねー」

亜里沙「……」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓二

601 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/23(水) 23:46:26.12 ID:ZThyEsMP0
【私は死んだっていい】←【嘘】


604 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 00:10:54.21 ID:4qe0MBOAO
皐月「……大丈夫なのか?」

墨染「ふふん、まかせといてくださいよ」


墨染「嘘ですね」

墨染「立木さん、本当は死にたくないんでしょう?」

墨染「だってそうじゃなかったらそんな自分に言い聞かせるような言い方しませんって」

墨染「死んでもいいなんて嘘、立木さんは自分がクローンだとしても生きたいはずですよ」

墨染「ほら、皐月さんに言ってあげてくださいよ」

墨染「あなたの本音ってやつを」

立木「墨染さん……」

605 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 00:21:48.95 ID:4qe0MBOAO
【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|皐月のナイフ>
[|もう一つのナイフ>
[|皐月への襲撃>

皐月「俺は黒幕に投票する!」

石原「吾らは立木殿を見捨てはせん!」

笹山「どうしたいかは自分で選びなさい」

墨染「本音を聞かせてくださいよー」

立木「わ、私は……」

亜里沙「……無駄ですよ」

亜里沙「どんなに足掻いてもそのクローンは【死ぬしかない】」

立木「【生きたい】……」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓二

607 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/24(木) 00:26:34.43 ID:7YMefDDeO
【死ぬしかない】←【生きたい】

612 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 21:44:55.81 ID:4qe0MBOAO
皐月「それは違うな!」

皐月「立木さんはこんな所で死なない!俺達もそうだ!」

皐月「どんなに絶望させようとしても、もうお前の思い通りになんてさせない」

皐月「立木さんは生きたいって言った……だったら俺達が選ぶ道は!」

石原「覚悟は決まっている!」ダンッ

笹山「無駄に回り道をしてしまったわね」ダンッ

墨染「ミチルさんとならどこまでもいきますよ!」ダンッ

立木「みんな……ありがとうございます……」

皐月「これで終わりだ!このコロシアイの……何もかもが!」

亜里沙「……」

亜里沙「…………ふふふ」

亜里沙「……みんなは、クローンを取るんですね」

亜里沙「クラスメートとして過ごしてきた私を切り捨てて」

亜里沙「ふ、ふふふ……あはっ」

亜里沙「……翼クン!」

皐月「……なんだ」

亜里沙「議論をしましょう。これで本当に最後」

亜里沙「ふ、ふふふ……」


亜里沙「愛してますよ翼クン……」反論!


613 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 22:03:15.71 ID:4qe0MBOAO
【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>431-432
[|医務室のカルテ>
[|皐月のナイフ>
[|皐月への襲撃>


亜里沙「翼クン、あなたは不思議に思いませんでしたか?」

亜里沙「なんで私がクロードクンを殺したのか」

亜里沙「ふふふ……」

皐月「何が言いたいかはわからないけど……」

皐月「今さら何を言っても無駄だ!」

亜里沙「まあまあ、慌てないでくださいよ!」

亜里沙「翼クンは【一時頃にナイフで襲われた】じゃないですか」

亜里沙「……ふふふ、あの犯人は誰なんでしょうか?」

亜里沙「そう、実はクロードクンこそ翼クンを殺そうとした犯人なんです!」

亜里沙「だから私はクロードクンを殺したんですよ!」

コトノハで【】を斬れ!

↓二

614 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/24(木) 22:09:51.48 ID:SxNN2Izd0
[|皐月への襲撃>→【一時頃にナイフで襲われた】

617 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 22:13:59.91 ID:4qe0MBOAO
皐月「その冤罪、晴らさせてもらう!」

亜里沙「ふふふ!まだまだですよ!」発展!


【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>431-432
[|医務室のカルテ>
[|禁じられた治療法>
[|絶望根絶計画>

皐月「クロードが俺を殺そうとした?」

皐月「デタラメを言うな!」

亜里沙「本当なんです!信じてくださいよ!」

亜里沙「翼クンをナイフで殺そうとしたのはクロードクンです!」

亜里沙「だから私は自分から動いて殺す事にしたんですよ!」

皐月「だったらなんでお前はそれを知ってるんだ!」

皐月「俺は襲われた事を誰にも話してないぞ!」

亜里沙「ふふふ、私は黒幕ですよ?」

亜里沙「簡単な話じゃないですか」

亜里沙「【監視カメラで翼クンが襲われていたのを見た】んですよ!」

コトノハで【】を斬れ!

↓二

618 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/24(木) 22:15:21.50 ID:SxNN2Izd0
[|医務室のカルテ>→【監視カメラで翼クンが襲われていたのを見た】

620 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 22:37:21.18 ID:4qe0MBOAO
皐月「もう冤罪なんて……俺はやらせない!」


皐月「クロードが俺を襲っていたのを見た」

皐月「だからいつも通りの監視をやめてクロードを殺す事にした……それが主張だな?」

亜里沙「はい、そうですよ?」

皐月「……それは違うな」

亜里沙「……なんでですか」

皐月「医務室にあったカルテ……あそこにはっきり書いてあった」

【患者名…×××××
元々心臓病を患っていたところに様々な合併症を引き起こしており、いつ容態が急変しても不思議ではない。
二十歳まで生きる事はほぼ不可能。
本人の希望もあり××××××に通わせているが……それでも一日二時間の治療をしなければならない】

亜里沙「ふふふ、これがなんですか?」

亜里沙「隠された文は私の名前と希望ヶ峰学園という文字ですけど」

皐月「……重要なのはそこじゃないんだ」

皐月「重要なのは……この文だ」

皐月「【一日二時間の治療をしなければならない】」

亜里沙「……!?」

皐月「俺が襲われていたのを見た?あり得ないだろう……」

皐月「だっていつも通りならその時間、お前はこの治療をしていたはずなんだからな!」

亜里沙「うっ……!」

皐月「…………」

亜里沙「……まだ、まだですよ!」

621 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 22:41:10.38 ID:4qe0MBOAO
【パニックトークアクション開始!】

亜里沙「私は一日二時間治療用のベッドで眠らないといけません」

亜里沙「それは確かです……」

亜里沙「だけどそれがこの時間だなんて言い切れませんよね?」

亜里沙「私は本当に見たんですよ」

亜里沙「間違いなく!この目で!」

亜里沙【一時頃に翼クンが襲われていたのを!】


○…伊方 △…結果 □…実験 ×…五右衛門の

正しい順に記号を並べろ!

↓二

622 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/24(木) 22:44:29.36 ID:SxNN2Izd0
○×□△
さすがイカターゴエ

624 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 22:51:10.74 ID:4qe0MBOAO
皐月「…………」

最後まで助けられたな……

亜里沙「ふふふ……反論なんて出来ませんよね?」

亜里沙「だって私は本当の事を……」

皐月「それは……」

間違いない。

お前は【超高校級の希望】だよ。

皐月「違うな!」

亜里沙「なっ!?」

皐月「お前は治療中だったから知らなかったんだろうな……」

皐月「伊方が一時から三時の間はモノクマが全く動かない事を突き止めてたんだ!」

亜里沙「嘘……!?」

皐月「その様子だと伊方がその時間にどれだけ色々してきたか、全く気付いてなかったんだな」

亜里沙「…………」

皐月「いつも通りなら一時には治療に入っていたはずのお前が一時半から二時にクロードを殺した」

皐月「それは最初からそうクロードを殺すつもりだったから……違うか?」

亜里沙「……あはっ」

亜里沙「ふ、ふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

亜里沙「もう嫌になっちゃいますね……」

亜里沙「伊方クンと陸海クンは危険だから……まとめていなくなった時は大嫌いな神様に感謝したのに」

亜里沙「……やっぱり神様なんて大嫌いです」


625 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 23:04:10.49 ID:4qe0MBOAO
終わった。


         VOTE

    亜里沙 亜里沙 亜里沙

       ジャンジャーン!


スロットに映し出されていたのは黒幕の顔……

俺達は最後の学級裁判を乗り切ったんだ。

亜里沙「結局最後のあがきも失敗しちゃいましたね……」

亜里沙「【超高校級の絶望】なら喜べたんでしょうか?」

石原「一つ、わからん」

亜里沙「なんです?」

石原「なぜクロード殿を殺したのだ?」

そうだ……クロードが俺を殺そうとしたなんて話はもちろん嘘っぱちだ。
だったらなんでクロードは……

亜里沙「……本当はクロードクンこそ目撃者役になってもらうつもりだったんですよ」

亜里沙「といいますか、私はそもそも展示室じゃなくて二号車のサロン辺りを現場にするつもりでした」

笹山「それは、まさか」

亜里沙「はい。私は墨染さんを殺すつもりでした」

墨染「はい!?」

亜里沙「むしろ私が墨染さんを殺さないわけないでしょう?」

亜里沙「あれだけ翼クンを傷つけておきながら……」

俺への執着からして確かに墨染を殺そうとしたなら……不思議じゃないな。

626 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 23:14:38.66 ID:4qe0MBOAO
亜里沙「なのに墨染さんは笹山さんが男子側に行かせてしまって……」

亜里沙「本来なら翼クンを襲うなんて真似だってやるつもりなかったんです」

亜里沙「翼クンには冤罪がいかないようにしたんですから……」

立木「もしかして、襲った理由は……」

亜里沙「翼クンが気絶してくれればそれでよかった」

亜里沙「怖い思いをさせてごめんなさい翼クン……」

皐月「……」

亜里沙「とにかく予定を変更して墨染さんを展示室で殺そうとして刺したら……」


――
―――
――――


クロード「何してんだタチキ!?」

亜里沙「クロードクン……!」

そのままクロードクンに怪我をさせてモノクマを使って偽装工作をする……それが筋書きでした。

クロード「スミゾメを……モノクマの言葉に乗っちまったのかタチキ……!」

亜里沙「わ、私……」

クロード「だけどよ、サツキの気持ちを考え…………」

私は失敗したんです。

墨染さんを殺せなかったのも。

そして……

627 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 23:16:05.50 ID:4qe0MBOAO






クロード「……オイ、オマエ誰だ?」

クロードクンを、目撃者役にした事も。








630 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 23:40:44.84 ID:4qe0MBOAO
皐月「……」

クロードは気付いたのか。

目の前の人間と立木さんの殺気とかそういう物が……まるで違う事に。


亜里沙「気がついたらクロードクンを刺し殺してました」

亜里沙「私は慌てて墨染さんを目撃者役にする計画に変更して……彼女をモノクマ用の通路から展示室に移動したんです」

笹山「それがこの事件の真相……」

亜里沙「何もかも失敗。私は駄目ですね……」

墨染「なんかスッゴく複雑なんですけど!?」

亜里沙「さて、そろそろ……最後のオシオキといきますか」

石原「むうっ、本当に自分を処刑するつもりなのか……!」

亜里沙「当たり前じゃないですか。それぐらいは本当にやりますよ」

亜里沙「ふ、ふふふ……全く絶望的ですね」

亜里沙「みんなが私が死んだ後どうするか……見せてもらいますよ」

亜里沙「……それじゃあ皆さん、さようなら」

亜里沙「運が悪かったらまた会いましょうね」

亜里沙「ああ、それと翼クン……」

椅子から降りてくる。

そして黒幕の彼女は席を越えて真っ直ぐ俺の前に来ると……俺にキスをした。

皐月「!?」

亜里沙「愛してますよ、死んでも」

亜里沙「さようなら」

そして俺の腕を掴むと……取り出したスイッチを、押させた。

631 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/24(木) 23:44:52.91 ID:4qe0MBOAO






     CONGRATULATION!!

  タチキさんがクロにきまりました。

    おしおきをかいしします。








632 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/25(金) 00:05:27.09 ID:bf4FZddAO
真っ暗な舞台に立つ立木さんの周りには十五人の人形がいます。

それは立木さんのお友達……彼女が欺き続けた十五人。

【そしてみんないなくなった】

【超高校級の読書家立木亜里沙処刑執行】

ベースを抱えた人形が包丁を立木さんのお腹に突き刺して倒れます。

小さな人形がカチンコで立木さんの腕を挟んで骨を折って倒れます。

車掌の服を着た人形が立木さんの手首をカッターで切り裂いて倒れます。

巫女服を着た人形が立木さんの頭をダンベルに叩きつけて倒れます。

猫耳を着けた人形が立木さんの身体に火をつけて倒れます。

男女の人形が立木さんに毒を飲ませて倒れます。

眼鏡を着けた人形が立木さんの背中に包丁を刺して倒れます。

男の人形が銃で立木さんを撃って倒れます。

女の人形が槍を突き刺して爆弾を立木さんの側で爆発させて倒れます。

男の人形が立木さんの胸をナイフで刺して倒れます。

崩れ落ちる立木さんの周りには四体の人形。

しかしその人形達は遠くにいる人形に呼ばれたのか立ち去っていきます。

立木さんは離れていく人形の一人……ナイフを持った男の人形の足を掴みます。

縋るような眼をする立木さん……

しかし男の人形はその手を振り払うと他の人形の所に歩いていきました。

立木さんの周りからはみんないなくなりました。

そしてゆっくり動き出した床に乗ったままの立木さんは目を閉じると……

本をバラバラにする機械へと飲み込まれていきました。

633 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/25(金) 00:14:16.30 ID:bf4FZddAO
皐月「……」

黒幕……立木亜里沙は処刑された。

立木「……」

石原「……」

笹山「……」

墨染「……」

みんな黙ったままだった。
もしかしたらみんなも心のどこかで、感じたのかもしれない。

今死んだのが、間違いなく俺達のクラスメートだった立木亜里沙だったんだって……

ドォン!!

立木「きゃあ!?」

だけどそんな感傷に浸ってる暇は……俺達にはなかった。

石原「これはもしや!?」

笹山「爆弾……本当だったみたいね」

墨染「いやいや、どうするんですか!このままだとボク達も……」

皐月「とにかく列車まで戻るんだ!」

走る俺達の後ろで瓦礫に学級裁判場が埋まっていく。

それが……俺達を苦しめた学級裁判場の終焉だった。

634 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/25(金) 00:19:22.09 ID:bf4FZddAO
【一号車・車掌室】

石原「むうっ、どうすれば動くのだ!?」

笹山「鍵がいるみたいね……それも二つ」

墨染「それって絶対彼女が持ってましたよね!?」

皐月「くそっ!」

もう学級裁判場には戻れない……どうしたらいいんだ!?

立木「……あ、あの!」

石原「どうされた立木殿?」

立木「この鍵穴……鍵というより、刃物を刺すように見えませんか?」

刃物……?

皐月「まさか、この列車の鍵は……」

>>431-432から正しいコトダマを二つ選べ!

↓二

636 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします  2015/12/25(金) 00:23:24.92 ID:sDkxcIXr0
[|皐月のナイフ>
[|もう一つのナイフ>

637 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/25(金) 00:43:11.12 ID:bf4FZddAO
皐月「このナイフが……鍵なのか?」

取り出した二つのナイフ……俺はそれをゆっくりと鍵穴に差し込む。

墨染「なんかつきましたよ!」

笹山「動作確認……車掌の網膜認証を行います?」

石原「車掌とはモノクマの事か!」

立木「だ、だったら私の網膜で動くはずです!」

立木さんが画面に顔を近づけると音と一緒に列車が動き出す。

石原「動き出したぞ!」

笹山「誰かサロンから岩崎の遺品を持ってきなさい!あの子はマニュアルで動いていたから列車の操縦マニュアルもあるはずよ!」

墨染「わかりましたー!」

慌ただしく動く俺達を余所に列車は動き続け、そして……


638 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/25(金) 00:44:39.14 ID:bf4FZddAO






地下から飛び出した列車の車掌室、その窓から差し込む光。
俺達が久々に見る……

日の光だった。








639 : ◆5IONXlxNzTMN  2015/12/25(金) 00:47:17.83 ID:bf4FZddAO






LAST STATION

【絶望の真実という名の終着駅】

【END】

【死亡】

立木亜里沙(黒幕)…黒幕として処刑

最終生き残りメンバー

皐月翼
笹山ミチル
墨染優里
石原カイ
立木亜里沙(クローン)

以上5名。











エピローグ


【元スレ】
【オリロンパ】冤罪殺人鬼と絶望のコロシアイ特急列車【安価】【五路線】