第十章 (上)より
475 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 21:53:56 ID:Yqa2.HEc





                         疑心暗鬼の無限連鎖…

                     日本から秩序が消えようとしていた…




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476 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 21:54:07 ID:Yqa2.HEc





               日本を急性無連帯(acute anomie)が覆いつつあった…




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477 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 21:54:20 ID:Yqa2.HEc



      アア
     「嗚呼、
     
     ミズカ コボ       マ      コレ コボ  トド     アタ
      自ら毀つの家は、復た、人の之を毀つを禁むること能はず、
     
     ミズカ     クニ   マ     コレ      トド     アタ
      自ら伐つの邦は、復た、人の之を伐つを禁むること能はず。」
     
     
     
     栗山潜鋒『保建大記』



※作者意訳
自分で壊れていく家は、人がその家を壊そうとするのを止めることはできない。
自分で壊れていく国は、人がその国を壊そうとするのを止めることはできない。


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478 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 21:54:32 ID:Yqa2.HEc





        武 者
       「 ム サ ノ 世 ニ ナ リ ニ ケ ル 也 ケ リ 。 」


       『愚管抄』




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480 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 21:56:15 ID:Yqa2.HEc

               //r'jr'゙        、 ,   V  !
                 !7´    {、     ゙メ-+、( ミ !
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄rぃ{ --、_  ヽーァ'^ _   i'⌒ヽ} ,゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             ぃ ゙L 、_'、 、` /,r   _ =-v { 〈、    【 源 為 朝 】
       r   、__ノ}rソ7 ヽ'='゙ミ、〉( ノ_r=ゥ≪, _ /〃゙ヽ
       {廴___ア { {,〈   `ー'゙ 「` r_(`ー'´ ミ 〉{ イ ハ    父・為義とはその後別行動をとったが、
      -‐ミ‐  _   `j ハ     }   ノ  ̄    ,/ リ /  ミt_  父同様に逃亡中に病を得る。
__  ´     ´フ´ イ///ハ{ 〉   └《__ ,.」    r‐'{{! '゙   ≪_ 闘病のための湯治中に近江国坂田で捕縛。
⌒i        '´ ノヘ小l丿/ __   ( ̄     Ly ,ツ7   いー____________________
l j          ハ! { '⌒こー---―x、 、メ ´jハ  !、v゙ ー
_ン           {{ F ‘、   、__ ̄ ̄ ̄  /` / /リ 小`}
               || lハ 丶      ̄`      イ トV7
こ二二 ヽ     ||   \ヽ{  __j、_,r  ミ, 彡ソコノ //
     \\    ぃ  〈\ 、ヽ ______ノ´彡'´ ,__//
       丶 ー  `、、 ト、 ヽ\`ァ,二 ,.  ィ  ノ //

『兵範記』 八月条 廿六日 乙未
「謀叛党類為義八郎源為知、前兵部尉源重貞搦進之、日来之間、窃経廻近江国坂田辺、
不慮之外、尋伺搦取云々、先参殿下、次奏聞公家、明朝可為参陣頭由蒙勅定了、」 


482 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 21:56:34 ID:Yqa2.HEc

     既に保元の乱から一ケ月経過しており、彼の武勇を惜しむ声から死罪を免れる。

                           ___
                          ,r'::::::::::::`:ヽ、
                         x彡イ´ `ヽ::ヽ
                          r'´   __  {::::ハ
                          リ  ィtュ,  }:::::ヘ
                           〈r。〉     〉〈 ヽ 、
                          l `__   彡:::: ノ:::::ヽ
                              | ├ーーヽ  `¨'i:::::::::ノ
                             | }_____丿 ,メ  ,八::::::ヽ
                            } -‐  、メ ./-‐ヽ从ノ
                ヘ   .∧    人___,ノ:::::::::ソ::::〉
                | ヘ   / 〉__,、___}::::::||:::r彡::::::::_,ィ≪ r'⌒ヽ
                |  〉'´       \:||‐':ノ>'´    |    \__
           、─-<_ノ .´ /ミ        ヽ'´      -‐ヘ、     `⌒ヽ
            \   ヽ /   /三≧x、   _,ィ≦ミx    __ヽ、__     ` ̄`ヽ
              >、__,ノ./ヽ、 /三三三/ /三三三ム   ´    ノ___,ノ: :/    人
             / イ  i    i三三三/ . /三三三ニ=---、_____,ィ´ : : : : : }    /
             | i   |ー-  寸三三i  i三三/            ヽ : : : : |  ヽ i
           二 ̄ ̄) ,ム    寸三:ノ  |三=人              : : :ヘ、  }
           三三ム  iミムー   `¨´   `゙寸三'ー──--、       : : : : `ーr'
           三三_ム |三ハ、 ハ  r≦三ミx   ___   ,/三=≧= 、___,r‐、__: : : :.:|
           三三三i .|三三三ミ   |三三三リ  |三ソ ,イ三三|        \: : |

弓を射ることができないように左腕の関節をはずし(一説には腱を切っ)て伊豆大島に島流しとなった。
残念ながら為朝の処分について信西がどれほど噛んでいたかは調べがつかなかった。 


483 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 21:57:54 ID:Yqa2.HEc

              ,xイ彡ィ≠=-ミムイ≧、
            ,ィイ彡'"      `'"'¨ヾ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /i|イ{!l}      __\  /   ', ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           iイ川イ    ___  、`" ,'   ',   彼のその後には、2つの伝説がある。
           |i|川i{   ー'" ,-。、リ '{イ__ ノ   記録として残されているが故に、伝説と呼ぶのも
          /`ゝil|{ i   ーニ' ;'、 ヽ゚‐' 〈    いささか微妙な表現ではあるが、
          i  {i川八     ィ' ---'  }    内容は伝説と呼ぶにふさわしい話である。
______ 入 ゞ='" ヽ   ,__,.二 __  〈__________________________
         川!lゝ┐     ,ムー'ー'ーイ. |      .,r──-、
         イ川l|ム !      i::::::::::::::::::::|  |     /、_i´   ヘ- 、
        彡'ィ川i|l}ヽ、     ゙ー──‐' .ノ  /`ヽ!  /⌒  ',  }_
       {:イ/l:|イ彡  ` ー 、  ィニ _,メ }  {  __ ,イ´   /`ヽ⌒ヽ
        ,从イィー r───‐人____ノ   ',  /       /  .〉`ゝ'、
  /i      .イ し、.´ ̄ ̄ ̄`ヽ | r─i.   ヽ'   / ./  ./  /  〉、
. / .|       | 人_ノ   三ニ弋_| | レ' |    i   /     /  /  ′.}
/  |_ , . -- ─ヽ、_     ニニ、_ | _|     {   {     ,         リ
.   |__   ヽ ヽ   イ `ニ==‐-、_ } | i_i、ヽr 、人      ,'       / , ィ
_,ノ `゙ヽ    //               ゙ー‐┴ ヽ            .// /
      \/ /      /三≧x、   /三ム __ }            /  / 


484 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 21:59:43 ID:Yqa2.HEc

その伝説の一つは…
__________________________________________
\ 丶 ヾ 丶v \ ヽ \\ \. 丶                 //r'jr'゙        、 ,   V  !
ヾ丶\ 、\ヽ 、丶\ \丶丶 丶丶                !7´    {、     ゙メ-+、( ミ !
 ヽ 、ヾ 、ゞ ヾ丶 ゝ丶\ ゝヽ丶ヽ                rぃ{ --、_  ヽーァ'^ _   i'⌒ヽ} ,゙
 ヽ \ 丶\丶ヽ\ 丶  ヽ ヾ ゞ\ヽ              ぃ ゙L 、_'、 、` /,r   _ =-v { 〈、
\ 丶 \ ヾ 丶丶\、 丶丶ヽ \           r   、__ノ}rソ7 ヽ'='゙ミ、〉( ノ_r=ゥ≪, _ /〃゙ヽ
ヾ丶\ 丶 ヽ丶 丶 \ヾ \ヽ \          {廴___ア { {,〈   `ー'゙ 「` r_(`ー'´ ミ 〉{ イ ハ
 ヽ 、ヾ \ 丶 ヾ丶\ \ \ ヽ\       -‐ミ‐  _   `j ハ     }   ノ  ̄    ,/ リ /
 ヽ \  \丶 ヽ \ \ヾ丶 丶丶丶 __  ´     ´フ´ イ///ハ{ 〉   └《__ ,.」    r‐'{{! '゙
\ 丶 \ ヾ 丶丶\、 ヽ \ \.   ⌒i        '´ ノヘ小l丿/ __   ( ̄     Ly ,ツ7  、_
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__,,.. .-‐ '''""~" .;",:;".;..;.,:;".;.".;" _ン           {{ F ‘、   、__ ̄ ̄ ̄  /` / /リ 小`
.;.;".;.;";".;.;"..;.;";.;.,: ;.;".             || lハ 丶      ̄`      イ トV7
.;.;".;.;".;.;".;. ,:. ;;: ;.;".;.;".;.; こ二二 ヽ     ||   \ヽ{  __j、_,r  ミ, 彡ソコノ //
".; ;".;.;" ".;..; .;".;..;".;.;".       \\    ぃ  〈\ 、ヽ ______ノ´彡'´ ,__//
.;.;".;.;";".;.;",:.;.;".;.  ;.;".;.        丶 ー  `、、 ト、 ヽ\`ァ,二 ,.  ィ  ノ //
".; ;".;.;".;.;".;..;".;.;".; ;".;.;  、        ̄\ 、 ヾ、\ └┘| {_/ ニノ ///
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                  伊豆大島へ向かう彼の船が嵐で遭難したという言い伝えから始まる。 


485 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 21:59:56 ID:Yqa2.HEc

為朝はとある島の村に流れ着く。
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        :...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:..:...:...:...:..:..:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...
       . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .          . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
       . . . . . . . . . . .                      . . . . . . . . . . .
                               / ̄ ̄\
                             /       ヽ
       ____________|_____|____________
                -−_─ - ─_−_─ - ─ - ─_−_─ - _−-
                  -  ̄─_─ ̄─ -−-- = ─− ̄-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                             やがて村の有力者の娘と結ばれ、息子をもうける。



        ./           i  ヾヽ、 ゙i. ヽ    ゙i
        i           , l . i i ))ノ .!     .i
       i"        ,. / ,/ ノ ,! !,リノ! .!    i l
 ̄ ̄ ̄ ̄ !       ////ノ_/"' ヽ. :.  :i l ! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       l     _/`ーーー'"'"      \:、 リ リ   息子は成人し、
       .i!    ./ ̄ニニヽ-、_   _,..-=ニニ二゙リ,! ,!    村長に留まらず、
        ヽ.  ,.-、!.ミ!"P0テ`     f"P0;)゙゙F !,.、. /    大臣にまで出世。
         \.トヽi ゙ヽニニ-'  ,.   ヽニニr'゙ /,: レ!
          ヾヽヾ、      .ハ       /レノ/     やがて、混乱の続いた島を
           \゙ー:、     ``      /‐"/      安泰に導いたという。
________Y! iヽ、    (  ̄.)   ./ ハl_____________________
             )ィ  _i:::....._   ̄ _,..ィ〔 ! (_.>
             "ヽ__ト‐i=ー==;=-≦'i.ト-‐'"
          ___,...-l.! :E ┌i l i'゙l ヨ.,!ヘ____
      _,..rニ'" 、__>-' -ミミ≧.ヽ川ノ_ノ",  ヽ<_>、,___
    _,.-'ー-ニ..><_,.-‐‐-、 二ニ十ニ---、┌' ̄`゙i7、__,.>、_
   / ,  i  、   、ヽ.__j l"   l.l.l    ! ゙ー--'/ i  、 .i ヾヽ
  ./ /  ハ  ヽ.i  .! !    l   l.l.l    !   ̄ソ! .!  l ∧ .l l.i 


486 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:01:22 ID:Yqa2.HEc

名を 『 舜 天 』。
__________________________________________
                       /           i |          ヽ
                     i            //          i
                     ト、        / ,//∧          |
                     ', \__∠ノノ/´   \、       |
                      ゙、 丁, 三_   ヽ,.二三  i ,- 、   /
                        ヽ i 、!Uj      lUj ,  } h } |   /
                        }l         ̄  ノ イ_/  /
                        `1    ` _         }   /
                         ヽ   ` ’      ジ   (
                          |:i\      _. ィ _>i | レ′
                            ̄`F寸斤一 i ´  レ'_____
                      ,.ィ===ァオ「 |.リ   /   // ニ二 ̄
                     //∧ ̄〕 \ヽ!_,∠ -'´ く_  //|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三代しか続かなかったが、琉球における2番目の王統となったと琉球正史『「中山世譜』は伝えている。 


488 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:03:01 ID:Yqa2.HEc

実際には為朝は遭難してはいない。
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               |  |  /          ミ     ,/:::::      |
              ,丿,., v:"   ,,ゝ~”"`\  ,i     ヽ::::      i
             ,/,,-"'ヾ   ゞ; ",,,,, `     /      ,):      ,i
             ,i ,";"`_ヾi ヾ,"ノ" o "`)         /:::    , へ i
             i "< ~o_/"  ;  `=~"''''~"        ,/::::   / " `i
             .ヾ ~ "丿     `ヾ,,__,,..        ヾ,    i  ,ヘ , i
             / ,,//               i    i::    i /   /
            .|  ,, i""   ヾ         ,/     |:::  i <~  i
              i  ((,, ,ゝ;._,,ノ          ヾ    /::    i  ヾ/,
              ,i  " "~丿 "           ヾ ,,,/::    ,i  / ヾ
             ヘ <   ,,,,,..........,,,,,,,,,.,,ゞ.---- "ヘヾ`iζ:     ソ__ソ   ヾ
              i ,`i""___;:._______,,,,ゝ------=,/ ,iξ    ,,i:::::    ,, ノ
              i ("ゝ--------:::::....______,..../ 丿ξ"" /i i i::::     .,ヾ
              i ヽ,,;;;;;;:::,.........,,           ξ,,,,/丿" i::::::     \
             丿   `;:::::=-'"      ソ,      i   ~  i::::::::      \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 そして、今ひとつの伝説は、彼が伊豆大島に流されてからの話である。 


489 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:03:16 ID:Yqa2.HEc

   .;      ./       \  /    /`´      /
   ! ^.ヽ−-'゜ ~|   相模   ヽ/     /       |
   .l       /   ,,.-─-ーt、}   _/  上総   /
\ /.  駿河  ヽ_   /      ;. ヽ ヽ         /
    ,..-‐、.._. _/.\r´      ヽ /  /__..-, ._..,;-^
  ./   __/.  (            | 安  ./゛      流罪から10年後、
 _..ノ    .l    .ヽ、        、-. 房 ./       左腕の傷が癒えた為朝は
/゜     r 伊豆 /          ヽ--´         伊豆大島と伊豆7島を斬り従え、
      |     /    .;..、                 舅となった伊豆大島代官を脅して
      ./   r^    ||←伊豆大島         伊豆諸島を所領としていた
      .\ /       ~~                 伊豆介・工藤茂光に対し
        ~      利島                 年貢を納めるのを拒否しだした。
          式根島 新島
         神津島                     信西が「避けるべき」としていた事態が
                                   発生したのである。
                  三宅島

                   御蔵島

               かなり南に ↓ ウキタアイランド 


490 :名無しのやる夫だお:2010/06/04(金) 22:04:13 ID:ezqrwepc
泳いでいける距離じゃねえな宇喜多アイランドw 


491 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:04:42 ID:Yqa2.HEc

嘉応2年(1170年)、伊豆介・工藤茂光は上洛して為朝の乱暴狼藉を訴える。
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   ,..    ./         ノl ̄ヽ ミ   ||   / \   ヽ\| ||      ./ \ヽ\   / ●  \
  / \/'''‐-,,,,,____,,-‐' /ヽ_ノ ミ   || / ●  \.  \| ||    / ●  \ヽ\ `''ー---ー''く
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/ ノ`ー' "'''‐-,,,,,______,,-‐'' 彡       ||ノ //_,,,......,,,_\.   | ||  ヽ\、,,-‐''ヽ ,/`l ヽ  / ● _,.-'"
/ ヽy,;--ー‐""'''‐-,,,,,_ヽ  ノヽ、 彡     || | `'ゝノ、,_、 ,ヽく   | ||   ヽソ-ー''''''`ヽ'  | /_,.-‐''"/`ヽ
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,,,-‐'''""~""'''‐-,,,,_ / 丿ヽ   |    , //|'''' ‐-ヾ)う"''' ‐- ,,,l' `'゛/ |     ー';'''  / ヽ、 ヽ-ー''
   //      `y':/‐'      |    .// |   / "く`"''' ‐/  /  /.      (  くヽ、ノ\ /≡/ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
彼の主張は受け入れられ、討伐の院宣が下る。
         同年4月、茂光は伊東、北条、宇佐美ら500余騎、20艘で伊豆大島に攻めよせた。 


492 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:04:56 ID:Yqa2.HEc

                ___
               ,r'::::::::::::`:ヽ、
              x彡イ´ `ヽ::ヽ
               r'´   __  {::::ハ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄リ  ィtュ,  }:::::ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                〈r。〉     〉〈 ヽ 、    この戦いでも為朝は弓の腕を発揮。
               l `__   彡:::: ノ:::::ヽ   攻め寄せる船の底を射抜き、
                   | ├ーーヽ  `¨'i:::::::::ノ   兵員を載せた船を兵員ごと沈めている。
__________| }_____丿 ,メ  ,八::::::ヽ________________________
                 } -‐  、メ ./-‐ヽ从ノ
     ヘ   .∧    人___,ノ:::::::::ソ::::〉            保元の乱では
     | ヘ   / 〉__,、___}::::::||:::r彡::::::::_,ィ≪ r'⌒ヽ         一矢で2人射殺したが
     |  〉'´       \:||‐':ノ>'´    |    \__      今回は一矢で何人葬ったかな!?
、─-<_ノ .´ /ミ        ヽ'´      -‐ヘ、     `⌒ヽ
 \   ヽ /   /三≧x、   _,ィ≦ミx    __ヽ、__     ` ̄`ヽ
   >、__,ノ./ヽ、 /三三三/ /三三三ム   ´    ノ___,ノ: :/    人
  / イ  i    i三三三/ . /三三三ニ=---、_____,ィ´ : : : : : }    /
  | i   |ー-  寸三三i  i三三/            ヽ : : : : |  ヽ i
二 ̄ ̄) ,ム    寸三:ノ  |三=人              : : :ヘ、  }
三三ム  iミムー   `¨´   `゙寸三'ー──--、       : : : : `ーr'



しかし、多勢に無勢…
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                         -‐ミ‐  _   `j ハ     }   ノ  ̄    ,/ リ /  ミt_
                   __  ´     ´フ´ イ///ハ{ 〉   └《__ ,.」    r‐'{{! '゙   ≪__,,
                   ⌒i        '´ ノヘ小l丿/ __   ( ̄     Ly ,ツ7   いー≦x、_
                   l j          ハ! { '⌒こー---―x、 、メ ´jハ  !、v゙ ー
                   _ン           {{ F ‘、   、__ ̄ ̄ ̄  /` / /リ 小`}
                                  || lハ 丶      ̄`      イ トV7
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                        本格的な上陸が始まる前に彼は自ら命を絶った。享年32。 


494 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:06:16 ID:Yqa2.HEc





こ れ が 記 録 と し て 確 認 で き る
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                    -‐ミ‐  _   `j ハ     }   ノ  ̄    ,/ リ /  ミt_
              __  ´     ´フ´ イ///ハ{ 〉   └《__ ,.」    r‐'{{! '゙   ≪__,,
              ゝ;:ヽ-‐―r;;,   '´ ノヘ小l丿/ __   ( ̄     Ly ,ツ7   いー≦x、_
          ,,_____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, '⌒こー---―x、 、メ ´jハ  !、v゙ ー
          "`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-r、__ ̄ ̄ ̄  /` / /リ 小`}
             〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 0  ソ;:;:;:;:;:;:;:}     ̄`      イ トV7
            ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ  __j、_,r  ミ, 彡ソコノ //
            (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、 〈\ 、ヽ ______ノ´彡'´ ,__//
            "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/、 ト、 ヽ\`ァ,二 ,.  ィ  ノ //
              (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:) ヾ、\ └┘| {_/ ニノ ///      / ,
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                 『  切   腹  』

                                 の 最 初 の 例 と な っ た …




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495 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:07:35 ID:Yqa2.HEc





                この自らの命の絶ち方は
                新たに世にはびこりだした

                  「 死 の 賛 美 」

                 「 散 華 の 美 学 」

          と相まって、武家の間に浸透していくこととなる。




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496 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:07:52 ID:Yqa2.HEc





          散華の美学、その一例なのが『平家物語』、一の谷の合戦。

                        ∩___∩
                        | ノ      ヽ
                       /  ●   ● | クマ──!!
                       |    ( _●_)  ミ
                      彡、   |∪|  、`\
                     / __  ヽノ /´>  )
                     (___)   / (_/
                      |       /
                      |   /\ \
                      | /    )  )
                      ∪    (  \
                            \_) 

我が子と同じ年頃の武士、平敦盛を斬ってしまったことに端を発する、熊谷直実のエピソード。

                 能の傑作演目の一つにもなった。




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497 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:08:06 ID:Yqa2.HEc





                     タイトルは 『 敦 盛 』

                             ∩___∩
                           /  ノ   \  ヽ
                           | ●    ● |
                         彡   (_●_)    ミ
                          /、   |∪|    ,\
                         /.|     ヽノ    | ヽ

            殺した方ではなく、殺された方がタイトルロールになっている。

           そして殺した方も殺された方も、両者とも涙を誘う対象であった。

                       まさに散華の美学。




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498 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:08:25 ID:Yqa2.HEc

        / ̄ ̄\
      /       \
      |::::::        |
     . |:::::::::::     |                 最高の歌詞を
       |::::::::::::::    |          ....,:::´, .   最高の節と
     .  |::::::::::::::    }          ....:::,,  ..    最高の声で…
     .  ヽ::::::::::::::    }         ,):::::::ノ .
        ヽ::::::::::  ノ        (:::::ソ: .
        /:::::::::::: く         ,ふ´..
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   . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /
   、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / /
   . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/
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          /  ノ_ ヽ,,\
        / ≦゚≧ミ:≦゚≧     オレ様の今様をきけえええええ!
        |    (__人__)|
        |     |r┬| }     ゲーッハッハッハッハッハ!!
         |     | | | }
       .  |.    `ニニ  }
       .  ヽ      }
          ヽ    ノ 


499 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:09:44 ID:Yqa2.HEc

              .r-、 _00           /::::'┴'r'
              .|::::'´::::r┘  !「`L00、|.l└ク_;厂  /
              .|::::「|:::|    l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
ノリノリなとこ      . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /
申し訳ないですが…  、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / /
              . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/
                      ____
                     /  ノ_ ヽ,,\
    / ̄|             / ≦゚≧ミ:≦゚≧
    |__|             |    (__人__)|   なんだ!?
   (,,゚Д゚)             |     |r┬| }
   (  P `O            |     | | | }    この新たな治天の君に
  /彡#_|ミ           .  |.    `ニニ  }   何の用だ?
   </」_|凵_ゝ          .  ヽ      }
                     ヽ    ノ



                     / ̄ ̄\
                    /  _ノ   \
これ、亡き鳥羽院の       |   ( =)( =)
遺言なんですが…         |      (__人__)
                   |     `⌒ ´l
    / ̄|             |         }      ああ?
    |__|              ヽ        }
   (,,゚Д゚)              ゝ     丿      今さらなんだ?
   (  P `O       ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
  /彡#_|ミ      i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
   </」_|凵_ゝ     i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;| 


500 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:09:56 ID:Yqa2.HEc

                           / ̄ ̄\
                         /   ノ_ ⌒\
                      |  ( _)( 。)
                         |      (__人__)     あれ…?
                        |     `⌒ ´l
                       |         }
                       ヽ        }
                        ゝ     丿
                   ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
                 i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
                 i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|



                           / ̄ ̄\
                         /   ノ_ ヽ,,\
                      |  ( 。)( 。)
                         |      (__人__)     どゆこと…?
                        |     `⌒ ´l
                       |         }
                       ヽ        }
                        ゝ     丿
                   ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
                 i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
                 i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|

鳥羽上皇の大量の資産は、彼の愛人・美福門院とその娘・損卞眇堂Α僻条院)に相続された。
そのため、やらない夫の資産は藤原頼長から没収した所領から形成するしかなかった。
「やらない夫が損卞眇堂Δ貌が上がらなかった」という表現をよく見かけるのは、これが原因。 


501 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:11:39 ID:Yqa2.HEc

                           / ̄ ̄\
                         /   ノ_ ヽ,,\
                      |  ( ◎)( ◎)
                         |      (__人__)     えーと…
                        |     `⌒ ´l
                       |         }
                       ヽ        }
                        ゝ     丿
                   ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
                 i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
                 i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|

あたり前である。院の所領は皇室のモノではない。「個人の資産」なのである。
誰に相続させるかにルールなんぞない。白河が、そして鳥羽が父や祖父から受け継いだものを
やらない夫は相続できなかった。



                           / ̄ ̄\
                         /   ノ_ ヽ,,\
                      |  ( ⌒)( ⌒)
                         |   i   (__人__)     でも…
                        | ∪   `⌒ ´l
                       |         }      治天の君だから
                       ヽ        }      まあ、気にしなくていいよね…
                        ゝ     丿
                   ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
                 i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
                 i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|

   治天の君は私的権力である。制度化されていない権力である。
   所有した個人が消えれば、個人とともに墓の中に行く可能性のある権力なのである。 


503 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:13:00 ID:Yqa2.HEc

  彼は治天の君を受け継げたのか? 受け継げなかったのか? いやそれ以前に…

                        / ̄ ̄ ̄\
                      /         \
                     ./          ヽ
                     .l           l
                      l             l
                      .l           l
                      ヽ          l
                       ヽ         l
                        .)     __,,../
                       /===、_〈
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                   l l       . l     l
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    治 天 の 君 と い う 権 力 は こ の 時 点 で ま だ あ る の か ?
_________________________________________ 


504 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:13:12 ID:Yqa2.HEc





             あれだけ徹底的に皇位の権威が破壊されたというのに
             
                治天の君という権力まで失われてしまったら…




. 


505 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:13:23 ID:Yqa2.HEc





                    天皇に何が残されるというのであろう…




. 


506 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:13:34 ID:Yqa2.HEc

好意的に解釈すれば、この時点でやらない夫は気づいたと思う。
「治天の君」という権力は、鳥羽上皇が墓に持っていってしまい、

     も う な く な っ て い た こ と に 。

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『現天皇と血縁的つながりを持たない者』が資産を継承した時点で、
それも集約ではなく分散、分割という形で継承した時点で

    治天の君というメカニズムは動作しなくなった。

『権力の基盤』とその『行使の機関』が別々になってしまったのだから。
                        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 


507 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:14:42 ID:Yqa2.HEc

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                    l             l
                    .l           l
                    ヽ          l
                     ヽ         l
                      .)     __,,../
                     /===、_〈
                   /       \
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                 .i       、    . l
                 .l i         l     l

      好意的に解釈しなければ、やらない夫は徳川埋蔵金のごとく

                「あるとしか言えない」

      治天の君という幻にとらわれ続ける生涯を送ることになる。

この時点でもし治天の君という権力が残っていたとすれば、可能性があったのは… 


508 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:14:54 ID:Yqa2.HEc

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        ,!.:.:l:: : : : il; : :゙ヽ,゙''、 : : : : :,;i'::l;";:;;;:;;;:;;;:゙ヾヽ,,〃f´;;,r'';;;:;/;;;゙レ'゙'、: : :,/:i';;;:;:: . .i .l': : ::;;r‐==ゝ,
       i;:.:.:l゙:.:. : : ::》; : : :i}'、.:ヽ,::./,、-i;;;::;;;::;;;::;;;::;;;},Y,{;;il;'",;''゙r''';;;;;ノ人 ',\/:/;;;;;.::.:: .i./:: :〃:: : : : : ::ヽ
       /;;:.::l: : : : :,il':: : ,;il'.:.:.:\`,rヘ ;゙'i:,l;;::;;;;;!;i!r";r'iク;il";;;;'";;;;, -'":..:i'^ヽ:/i;;;'.::::::::.,/: ,if":: : : : : : : : :゙',

損卞眇堂Α僻条院)ではないかと思う。 やらない夫でなく彼女が近衛の後継として女帝になっていたら…?
彼女に権力志向があれば、『権力の基盤』とその『行使の機関』が別々になることなく、
治天の君は機能し続けたかもしれない。 


509 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:16:18 ID:Yqa2.HEc

損卞眇堂Α僻条院)は最終的に美福門院の所領も継承。荘園の総数は220ヵ所以上に及んだという。

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          /:::::/::::/::::/::::::::::::::/ :::::::::::/二`ヽ、  `iヽ 、____/
         /:::::::::/:::/::::::::/::::::::::::彡.:::::::::::/三ミヽ、 ``=ヽ

    しかし、彼女には権力志向がほとんどなかったようで、この権力基盤を眠らせたまま、
    鎌倉幕府による守護・地頭を迎え入れることとなる。



一方、やらない夫の資産は『長講堂領』と呼ばれるようになる。頼長から没収した所領からスタートし、
権力を手中にした時期が断続的にあったおかげで、最終的に42ヵ国89ヵ所にまで増やした。

                             / ̄ ̄\
                           /  ノ ヽ、\
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                          . |   (_人_)│
                           |     ` ⌒´  |
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                          .  ヽ      /
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                              |     |

          しかしながら、それでも権力基盤は損卞眇堂Α僻条院)に比べれば半分以下。
          権力志向は強くても、これではいかんともしがたかった。 


511 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:18:15 ID:Yqa2.HEc

            なにより、全盛期の平家一門との比較に至っては比べるだけヤボ。

             ,ヘ/ /   / /.、: : / /: : : : : : : : : : : : : : : : :\  ヽ.. -‐ \  ヽ  \
            :/{:/ /ー .._// : : \| ./: : : : : : : : : : : : :_: :-‐ _ニ.:\. ヽ    ` 、ヽ : : }
            ' / /l \/`  .、  : : |:ヘ        ;/,. : '´: : : : : \.ヽ      `\: |
             { /ハ  \  〈心、:|: :ヽ     、 //:: : : : : :     ` \_____: :|
             jハ .ハ    `ー 二_>冫    ∨':∠_: : -一 弋:::歹 ̄  _. ' ´ : : |
            .   ∨ハ    . . : : : : ::/  ,. : <::::::`:.、.:`ー  .._..  -― '"´  : : : : : |
            .   ∨ハ     : : : : : /  / : : : : :`: : :_::`:::..._: : : : : . . .       : : : :|
                ヽ ヘ     : : /  /: : : : : : : : : : :  ̄:`: : : : : : : :       . : : : : |
                 `:ヘ       ./  /: : : : : : : : : : .  : : : : : :           . : : : : :|
                 ヽヘ     ./  /: : : : : : : : : : : : : .               . : : : : : |
                    ヾ:、   /  /: : : : : : : : : : : : : : : .            . : : : : : : |. /
                      、 /  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : .          . : : : : : : レ
                     У /: : : : : : : : : : ⌒ヽ: : : : : : .            . : : : : : :/:.:.:.
                    / ./: : : : : : :_: :-==: : : : : : : : : : .         . : : : : : /:.:.:.:.:.
                     / /: :  . :-=ニ_: : : : : : : :            _  . : : : : : /:.:.:.:.:.:.:
                  /  _..ィヘ´      ̄ ̄   ー―-----―一'` . : : : : :イ:.:.:.:.:.:.:.:

             平家一門全員を合わせた所領は全国で500にものぼったのである。
             その上、日宋貿易でさらなる富を加えていた。 


512 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:18:33 ID:Yqa2.HEc

この二人の所領は結局合わさることなく、後の南北朝にまで

                                            , -──--- 、..____
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     /: : : : :           '.,                 /:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::/:::::::/:/::::::::::::ミヽ
     |: : : :                 :|               /::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::/::::/:::::::::/:/:ハr'ヽ
     | : :u : : : : : .,           :|               /::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::/::::/::::::/:/:::レ::イ::T:l
     |:: : : :_ ノ゛,, ;、、、 '"ヽ_  :|              /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ:::|:::::ハ::::::|::|::/|::::::|:::::::|
     |::::;;;(  ●) ノヽ ( ● ) ;;:::|             /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__::::::::::::::://|::ト、::L|::::|!:||:!/::::/::::|::!
     |: : : ´"''",        "''"´ :l              |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::r'rヘヽ::::彡   |:! v!|--,.、`゙//:::::/リ
      ',: : . . (    j    )   ./              |:::::::::::::/::::::::::/:::::::{ (⌒ |:r'´       ` 、l:/ ///l:/〃
   _/二L___: :.`ー-‐´`ー-‐′ /ハー、__        /:::::::::::/::::::::::/::::::::;ハヽ. |:!             |'´  '′
 /: : r':| r' ̄二ユ         ./ : ',: :: :: :\__     /::::::::::/:::::::::::/:::::::/:::::::L°            ゙、
 : : : : | .| | /  ) `)        ./| : :.ヘ: :: :: :: :: :: :\__ /::::::::/:::::::/:::/::::::/::::::::::| l            _ ヽ
 : : : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_    /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : . /::::::::/:::::::/:::/::::::/::::::::::::|  l         ____r'´
 : :: :: :\         ヽ- ´   .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/:::::/:::::::/::::::::::::/::::::::::::::|          `7′
 : :: :: : l: `ー┬-、      ト、.  /: :: :\/: : : : {. /::::::/::::::::::/:::::::::::::/ :::::::::::/           /
  : : ┐|: :: :: :: :\)  7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: /:::::/::::/::::/::::::::::::::/ :::::::::::/二`ヽ、  `iヽ 、____/

持明院統(やらない夫領)、大覚寺統(八条院領)と、分裂したまま引き継がれていくことになる。 


513 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:20:17 ID:Yqa2.HEc

                                         __
                   _,. -┬ fニト、               /:::::::::::\
                 r'´ 、r | | ,.L |              /:::/⌒Y⌒ \
                 |   (_ノ j {. '、\            |::::/ ( ●)(●)
                 |    }‐イ-上 〉. \          |::::>   (__人__)
                 |    ノ´     /)゚o |           |     ` ⌒´ノ
                i      r‐‐人__) .|           |         }
                ヽ   .ノ ` ⌒´ . |           ヽ        }
                 i  !,       ノ            ヽ     ノ
                 .',  ヽ、 .   /             _,,ゝ    (,_
                   \  .     ヽ、          /´  `ー-一´`

そんな脆弱な権力基盤であったため、やらない夫は当初の約定通り、息子の守仁親王にシブシブ譲位。
常識の二乗の二条天皇が即位する。 ここで、


 やらない夫院政派(藤原信頼)、      協調派(信西)、      二条天皇親政派(美福門院)

      / '´,  、   、 `ヽ、     ,:i'      _   ----、`i, ゙i,    r‐z´   /         `ヽL_
    r´    / l ヽ  \ 、ヽ    ,l 'l      、 |   ,r-ッ---r゙i, ゙i,    |/|/ / /|  |   ト、 \ \ヽト \
    /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ   l, i' 、_,,,.-ッ'フ,)tr'"===='"  ゙i ,ト.、   V/|/| /‐|<|_,l  |_>‐ヽ| ト、|| ト、|
  /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、 ゙t,'i  `'フ",:"!,      `  |' i l  イ|イ |/y'´(.j`´|\|´ヒ)`'v|ノN`| |
  '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|   r' i, ''"  :  ! _       ゙ir'r l,   || | |∧      ・      /k)  | |
   | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|   |ヾi     ゙' i;:. ヽ      ゙'| ,!   || | |ヽヘ、  「  ̄`|  イ-'|  | |
    lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !   ゙i, ! !     ~;; ___,    ,、ノ   || | |:|:|:|:l\. |_  ノ.///:::|  | |
     l\l|    |    //ィ N    ゙i, ,,;   -''"~,、     ,/ |    |{< ̄ ̄\´\ ̄ 7/ ̄〉´ ̄\l.|
    | ハ ヽ  __   /ハ/ `      `" ト、    " `    /   |   ノ/ー(⌒ヽ:.:.:\ \/ .イ:.:.:.:.://、|
    '′lハn\ `ニ´/! !           | 'ヽ.   .|    /   .|   //  ヽ::::ハ:.:.:.:.:| >Xく |:.:.:.:.|/ \
     _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\          | ゙i,ヽ._ l  __,,./    .|  /〈  / ̄}::::::\:.:.ト、/∧ .>|:.:.:.:.}∠   \

    の3派に朝廷内は分裂。 これが平治の乱へと繋がって行く。
    誰が権力者なのか? 治天の君が存在するなら、こんな状態は本来発生するはずがない。
    鳥羽院とやる夫の権力関係と比べてみれば、一目瞭然であろう。 


514 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:21:48 ID:Yqa2.HEc

       平治の乱により、乱の首謀者、やらない夫院政派のトップ藤原信頼は処刑。

               `   、:.:.:.:.:7:.:.:.:.:.,、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
                  /:. /:.:.:.:.:. |ミ\:.:\:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.',
           .      /:.:/:/:.:.:.:.:.:.:.|  ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:.: i:. i:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.l
                /:.:/:.:.:.l:.:.:.:.:.:.: i    、:.:.:i:.:.:.:.:.:|i:.|ヽ:.:. i:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.!
                 |:./i:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.: !   _:.: ト、:.:.:.:l:l:!_:.!:.:.:|:.:.:.:.:.:.i:.: i:.:l:.:ヽ
                 !' |:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.| .ィ´   ヽl:.:ヽ:/:.|',‐ヽ:.:.l:.:.: i:.:.l:.: |:.:ト:.:.ト、_
                 |:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.!´ ィヽ7 i:!:.:.:!':.: l )i }:/:.:.:.:.l:.:.l:.:.|:.:| ヽ\
                 |:.: /i:.:.:.:.:.:/ヽ  ゞ'  lハ:.:.:.:.: ' ,´./!':.:.:.:.:.:l:.:.l:. |:.:l
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                 }'  丶: {、:/         .|:.:./ : : ヽ:l:.:.:.:.:.l、:.!: !:{
                       ヽ!. ` 、     | /  :   }:' ヽ: :リ ヽ -―― 、
                             ー、´   !'        i/  ´      l
                               ヽ    丶       '           ‐〈
                             ー ´  ヽ /         ´     \

               最終的勝者は二条天皇親政派か、とも思われたが



やらない夫もただでは転ばない。 二条天皇親政派がやらない夫に対して行った嫌がらせに激怒。
    __
   /  . \            .  ,' ,.イ    l||   / l ll/ l |l/ | ll/   l  | l     ||l     |
 /._ノ三ニヽ、\           / | lll  /|   / | / | /  | /    ヽl !.ヽト、      ||
 |  ()() .|          .    |  / :l lll /─|/‐-l/、 l/   ,. -─ヽ!ー` ヽ |ll  |ll |
. |  (__人__).. |「rー__ヽヽ      l ll /  | r:、 /         `    '´          ヽ  ,r‐、 |
  |   ` ⌒    |  .\  \┌ーz__ ┐! ./  |/| |ll|.====。==    ==。==== |l|l|'-、 l !
.  ヽ      , ィ==‐、/ / ̄ ̄乙/ / |/    | | |  ` ー--‐ ' | :   ー--‐ ' ´   | !` i | ||
   ヽ    ノ⌒) ∨/  / ̄ ̄/|        | | !          ::| :          | .|ヽl l !
   /   (_ ̄__/ ̄`く._ __∠ -┘」     /l |l|       :::| :          |ll!_ノ.,' !\
   |     /〃 \   '"  \    -┘  /  `i|         r_::| : _,         :| |_ノ ,'  \
    |    ./¨\    \,_ ``ヾ}     _, イ       ヽ   、     ー'       ,   ,|,! ll ,'    ト
     . 人''" \  、__ ` 、_/ ノ-‐' ´  .|        ヽ   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  /:|  /       !
      〈 " \ __.ヽ ヾ、._,)'´    -‐' ´|         |;;ヽ     ___     ./:: :| l /       :|
    /,ハ.  ヽ.  、__`ン{ 〃   .     |        |;;;;;;;\    ̄ ̄    /:::  │/       |
   く / ∧ !、_  `'_,/          |        !;;::::::::::\       ./::::     |/         :|

清盛に命じ、信西殺害に加担した二条天皇親政派の重要人物二人を拘束。解官の上、配流とした。
信西殺害という言い逃れのできない事実があったため、中立的な公家の支持も得られた結果だった。 


515 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:23:38 ID:Yqa2.HEc

この配流の結果、平治の乱は結局やらない夫院政派と二条天皇親政派、双方共倒れ的な状況に陥る。

                  .r-、 _00           /::::'┴'r'
                  .|::::'´::::r┘  !「`L00、|.l└ク_;厂  /
                  .|::::「|:::|    l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
                  . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /
                  、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / /
                  . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/
                          ____
                         /  ノ_ ヽ,,\
                       / ≦゚≧ミ:≦゚≧
                       |    (__人__)|
                       |     |r┬| }
                        |     | | | }
                      .  |.    `ニニ  }
                      .  ヽ      }
                         ヽ    ノ

そんな中、やらない夫に新たな皇子が誕生。自分の言うことを聞かない息子・二条天皇に替えて
その新たな皇子・憲仁親王(後の高倉天皇)を擁立しようとしたが



         二条天皇側に事が露見。中立的な公家の反感まで買うこととなり、
         平治の乱を生き残ったやらない夫スタッフの全員が官職剥奪、
         やらない夫は政治上の実権をほぼ喪失してしまった。

                          / ̄ ̄\
                        / ⌒  ⌒\
                        |::::::(○)(○) |
                       . |:::::::::::(__人__)|
                         |::::::::::::::` ⌒´ |
                       .  |::::::::::::::    }
                       .  ヽ::::::::::::::    }
                          ヽ::::::::::  ノ
                          /ヽ三\´
                  -―――――|:::::::::::::::: \-―

               一時、彼は信仰の世界に生きることとなる… 


516 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:24:58 ID:Yqa2.HEc

              ,,、r''''" ゙゙̄`''ー .、      ┌────────────────────┐
            ,rニ,_ ミ| ヽ./~~`ヽヽ       │【 信 西 】                         │
            ,;"    `-、,/     ゙!,゙'i, .     │保元の乱後、やらない夫の右腕として         │
          ,:i'      _   ----、`i, ゙i,    │政治を司り、壊れ行く日本の律令制度に代わる │
         ,l 'l      、 |   ,r-ッ---r゙i, ゙i,    │新たなシステムの導入を目指し、.           │
         l, i' 、_,,,.-ッ'フ,)tr'"===='"  ゙i ,ト.、   │『保元元年令』(新制七カ条)を発表。.       │
         ゙t,'i  `'フ",:"!,      `  |' i l   └────────────────────┘
          r' i, ''"  :  ! _       ゙ir'r l,
          |ヾi     ゙' i;:. ヽ      ゙'| ,!.  ┌─────────────────────┐
          ゙i, ! !     ~;; ___,    ,、ノ.   │その第一条冒頭(序文)で                 │
          ゙i, ,,;   -''"~,、     ,/ |    │「九州之地者一人之有也、王命之外、何施私威」 │
           `" ト、    " `    /   |     │と日本全土を天皇のものとする『王土思想』を導入.│
              | 'ヽ.   .|    /   .|.   │天皇の役目も諸勢力との「調停者」として、      │
             | ゙i,ヽ._ l  __,,./    .|.    │合わせて再定義している。                    │
                 !  _,,,二゙~r-:'::::::::::::::::┴┐ . └─────────────────────┘



               ,、
             //                  ┌───────────────────┐
           ///).                   │そういう意味では白河院以降の流れも把握し │
          /,.=゙''"/       _,r'三 ̄`ヽ、    │「保元の乱とは何か?」について.          │
         i f ,.r='"-‐'つ     /ヘ/" ゙̄\,ミ\  │その本質を的確に掴んでいた.            │
         /   _,.-‐'゙~     ,! 、!r r。-r ミ   i   │数少ない人物ではなかったかと思われる。   │
        ,i    ,二ニー;     ドツ ヽ ̄  fハ, il.  └───────────────────┘
        ノ    il゙ ̄ ̄      l ー-_゙   ,、/ /  ┌────────────────────┐
      ,イ「ト、  ,!,!         ゙! )二」゙  ,!i Y.   │院政によってボロボロになった皇位の再定義は │
     / iトヾヽ_/ィ"___.     ヽ.t  _/,!  i...   │早急に進めなければならない課題であった。.  │
    r;  !\ヽi._jl/゙_ブ,フヽヾーtー:、__ ,トf-≦-=、_,L.   └────────────────────┘
    ∧l   \゙7'゙ .j!/ / /\jr=ニ:ー-゙┴、 ゙ミ三ヽi]l「/l      _____
   ./ i !   \.// /./  ./   \ ┌‐ヽミ≦‐十'"!    r",.-、, \
  /  i゙i     /  ̄ ̄ ̄       i .l ッー-、\_ミ「彡゙'ー=‐ (_.人 ヽ._ ヽ
 ノ   ヾ、  /            i! ! \_ ̄i i l r‐へ.__ ゝ. \   /
/      ゙''y'              l .i  、 l  !.j .l l 「,> (  \   人 


517 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:26:39 ID:Yqa2.HEc

                   .:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙   |i(ヾ  |
                   .:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i':i  j  |
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                  .:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ハ   /   │しかし、そんな彼の努力も報われなかった。│
                .:.:}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/|-´.     │彼にしてみれば、くだらない理由で      │
                ____.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:/:.:|     │彼好みの俗世にできる機会を失った。   │
                   ̄ ̄ ̄.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:|     └──────────────────┘
                    :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:|
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   ./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;/..::::;/ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
  /,:'|:::i:::::::/i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._  /.:::://:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l    ┌────────────────┐
 ノ   |::l::::/.斤l::::|::;イ:::::::/_.|/ -、`メ::/ /::/-''7::::|::::|:::::|ヘ:l    │やらない夫のセ○レであった      │
    |::ト::ヽ,弋l:::|/:|::::;イ 攵;:cリ ̄`//  /,ィ-ァ/:::::|::::|:::::| |:!..  │藤原信頼が信西と権力争いを起こす。│
    .i:| l:::l.:\,l::::::|::/:|    ̄      /'゙ー゙イ;':::::::l|:::l|::::|  ヾ.  │京の軍事の中枢・平清盛が       │
     l|.ノ::|::::l:::|i::::|/:::|          /、  /:::::::/.|::l.|:: l.      │熊野行幸で不在の最中、          │
    ,ィ''〈 |::::j:::l !:::::::::|            ヽ./:::::::/ jノ.l::/      │源義朝を利用してクーデターを決行。. │
   /,.;:;:;:;//jメ ヽ:::::|          -‐.T:::::/    j/      └────────────────┘
  /{,.;.;.;.;.;.;゙ヽ, \.ヽ;::ト、   `ー-- -‐ ,:イ l::::/
/,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ,  \N. ` 、  ー /|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ.  ヾ、 /、゙ ー '     |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ、  \__. ヽ、::,\ 


518 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:27:13 ID:Yqa2.HEc





                         .  -‐…‐-
                       /            \
                         .         .:::::::::::::::::::::ヽ
                         ′        .::::::::::::::::::::::::::'.  ┌─────────────────┐
                           .:::::::::::::::::::::::::::::::'   │これが 『 平 治 の 乱 』 である。  │
                      i  |i    .::::::::i|:::::::::::::::::::::: }.. │京を逃れた信西は、潜伏したりなど    │
                      |   |i   .::::::::::|i:::::::::::::::::::::::′. │再起を図ることができたにもかかわらず .│
                      ∧   |i ..::::::::::::i|::::::::::::::::::::/}   │まるで全てをあきらめたかのように.    │
                  {∧ :::::::|i::::::::::::::::|i:::::::::::::::: //.   │生入定(僧侶としての自殺)を選択。   │
                    V∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://    └─────────────────┘
                    `|ヘ\:::::::::::::::::::::::::::::::::::/´
                       { |   ー=====‐ {
                     、|     _____  |
                     x≦二二二二八二≧x、
                        | |三三三|二  二|三三|
                      l| |ニニニニニ《 》ニニニ|l
                  _l|≦ニニニニニニニニニ≧|i_
            __   -=≦¨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨≧=-
  -=≦ ̄ ̄ ̄ ̄\ \ \ -=≦三三三三三》    《三三三三≧=-    ̄≧=-




. 


519 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:27:28 ID:Yqa2.HEc

信西には結果が見えていたのかもしれない。 だから、あっさりあきらめてしまったのではないか?

                             .  -‐…‐-
                           /            \
                             .         .:::::::::::::::::::::ヽ
                             ′        .::::::::::::::::::::::::::'.
                               .:::::::::::::::::::::::::::::::'     なぜ、
                          i  |i    .::::::::i|:::::::::::::::::::::: }   わざわざ封じ込めていた
                          |   |i   .::::::::::|i:::::::::::::::::::::::′  平家・源氏を…
                          ∧   |i ..::::::::::::i|::::::::::::::::::::/}   
                      {∧ :::::::|i::::::::::::::::|i:::::::::::::::: //.   軍事力を頼ったのだ!?
                        V∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://    
                        `|ヘ\:::::::::::::::::::::::::::::::::::/´     バカ者どもめが…
                           { |   ー=====‐ {      
                         、|     _____  |      ここで再起のために
                         x≦二二二二八二≧x、    平家を頼ったら
                            | |三三三|二  二|三三|     どういうことになるのか…
                          l| |ニニニニニ《 》ニニニ|l
                      _l|≦ニニニニニニニニニ≧|i_
                __   -=≦¨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨≧=-
      -=≦ ̄ ̄ ̄ ̄\ \ \ -=≦三三三三三》    《三三三三≧=-    ̄≧=-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    5 4 年 の 生 涯 を 閉 じ た 。
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520 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:28:48 ID:Yqa2.HEc

                      , -‐''"´ ̄ ̄`゛` ‐-、
                     r、/,,,__,_//,,,,,,,,/,,   ゛ヽ
                     l       // /  ゛ヽ
                     ヽ      〈//     !
                     〈r,,ィ-‐‐ー  \ 「⌒ヽ |_
                     /゛.'-'-‐‐`   〉 |..♭)l | ゛ヽ、
                    く_.  ヽ     ||.イ / \ ヽ
                     ヽ        | | レ´|l /〉  〉
                      ヽー     /|| ト、|l / |
                       iヽ   / |L/|/λノ/|/
                       ` ‐イ  /|/l  ,λ,/_/_,-‐'" ̄゛`‐
                        ,/⊥/ _/  /  /
                        | Y |/  //  |
                       人 ⊥― ̄/ /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【 源 義 朝 】

    その平治の乱で軍事面を担った義朝。一時はクーデターの論功行賞で出世を遂げるが

    「 人を多く殺した者が官位を得るなら、逃亡の際に多くのものが身を投げて命を落とした
     三条殿の井戸になぜ官位をやらないのか?」  と揶揄される。
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521 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:29:03 ID:Yqa2.HEc

                |  . }          ヽ   .〕   .  `. |
                ..|    |    _,,..-‐'"'''   ′ :ヽ‐--、 ゙' ゙ .|
                .| 、,,_ヽ.゙.、..,;;;:'''ヘ_フ.フ       \、゙' 二‐,.,!
                .|, ,'Tj7    ,., ` "          | `'i'゙⌒ヽ
                \.". !    ゙""           | . !"~ヽ |
                 |  ,|                 l.. .! ) i |
                 .|  ノ  _,,,,              |. .|ヽ .リ
                 | . `ヽミレ′             |.. .| ,i'./ ヽ、
                  .|  .    ___           ,| . |/;:|  ,ゝ
                    |   r'_"~‐'~          ,/| . l|:;:| ..`ヽ、
                    .|  . `゙,.,",,.          .,/ .| ..||:;:|. . ヽ、 ヽ
                    .|  .´          /.:;:;  l .||:;:;|  ヽ i゙'ゝ
         ..          .|           ,.,.'''´ .:;::;:  |.||:;:;;|  ゞヘ
                    ゝ __  .__,,,_--‐."   .;:;:;:;: _ ||_|:;;:;| ( ヽゝ
                        `i~''     ____---‐ニニ''′'''ト|:;:;| iゝ
                        l、_,,-:::=-‐‐‐''""   ...____,ノ゙|:;:|.. !、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 信西殺害後、彼と藤原信頼の立場は急速に悪化する。 信西がいなくなったことから
 反信西派の中心である二条天皇親政派にとって、やらない夫院政派の彼らは敵対者となってしまった。
 隠密裏に事を進めるクーデターだったため、彼の下には少数の兵しかおらず、合戦は想定外であった。
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522 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:30:19 ID:Yqa2.HEc

            .  ,' ,.イ    l||   / l ll/ l |l/ | ll/   l  | l     ||l     |
             / | lll  /|   / | / | /  | /    ヽl !.ヽト、      ||
            .    |  / :l lll /─|/‐-l/、 l/   ,. -─ヽ!ー` ヽ |ll  |ll |
               l ll /  | r:、 /         `    '´          ヽ  ,r‐、 |
               ! ./  |/| |ll|.====。==    ==。==== |l|l|'-、 l !
               |/    | | |  ` ー--‐ ' | :   ー--‐ ' ´   | !` i | ||
                       | | !          ::| :          | .|ヽl l !
                   /l |l|       :::| :          |ll!_ノ.,' !\
                  /  `i|         r_::| : _,         :| |_ノ ,'  \
                _, イ       ヽ   、     ー'       ,   ,|,! ll ,'    ト
            -‐' ´  .|        ヽ   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  /:|  /       !
              -‐' ´|         |;;ヽ     ___     ./:: :| l /       :|
            .     |        |;;;;;;;\    ̄ ̄    /:::  │/       |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 そこに平清盛が軍勢を伴って帰京。 京を離れていたため、清盛は安全に軍勢を集めることができた。
 清盛の不在を突くという計画の根本が仇となった形である。 致命的ミスと言えるかもしれない。
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523 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:30:34 ID:Yqa2.HEc

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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
二条天皇は身の安全を確保するため清盛を頼る。
その結果、京での軍事バランスは逆転。想定外の合戦となってしまい、義朝は清盛に敗北、逃亡。
尾張国、内海荘司・長田忠致の邸にたどり着いたところを、鎌田正清とともに殺害された。享年38。
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524 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:32:00 ID:Yqa2.HEc

そして、この男…

                        / ̄ ̄ ;;\
                      /(〇)  (●);\ 
                     / (__人__) :::::::;;;;;;;;;\
                    |;;;; ::::` ⌒´:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
                    \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,/
                    /    :::::::::;;;;;;;;;;;;;\
                    |::Y    :::::::::;;;;;;;|;;;;;|
                    || ::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;|

                                      時はかなり遡る。 


525 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:32:13 ID:Yqa2.HEc

_____________ _ _
 乱から10日ほど後  7月 22日
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄

... .. ..   . ... ...    ..::   . .. . .. . .. ..   .  ... ...      .. ..::   . .. . ..
 . .. . .. ... .. ..   . ... ...    ..::   . .. ...     ::  ◯    :   . .. .
. .:: : :.. . ... ::: :::..   §. .. . .. .. .. ..     ... ... ...   .... ..::   .
 . .. . .. .. .. ..   . . . .. .  §  . ... ...      . .. .
 .. . .. .:::: ::     -‐'" ゙''‐-  . ... ...     . ... ...    ..::   .
  ..::   . .. . ..    ``侖侖''"               . .. .       ____
              -‐'"韭 ゙''‐- . ... ...    ..::   .         /― ― \
゙''、,,_,,,,-‐'゛``''、,    ``侖侖侖''"                    /(●)  (●) \
;'' ;~'',;'''',;'';'' ;~'',;''゚ ;~'',;;-‐'"韭韭 ゙''‐-                 /   (__人__)     \
,;'',;''゚ ;~,;":;;;: : ;: ;: ;::::::``゙''ー-侖侖''"::;.-‐'゛~゙`゙''-、.,,,::    . ... ... |    ` ⌒´      |
::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:"゙''、,;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:`;'' ;``'‐.、;;;;;;;.,.,.,.,..,.,.,\           /
:;,':,:;.,:;'' ;~'',;''゚ ;~'',;;~'',;';~.:.:;,`:;,':,:;.゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.゙:.:゙ :: :;":;; ~゙"'ー-;;;;;;;;;;;/         \ 


526 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:32:26 ID:Yqa2.HEc

      ____
    /     \
   /  ─     \
    ' (●)       \   やっぱり
  (l、__)          |   流罪が濃厚ぽいお…
    ⌒´         /
   `l          \



                   ____
                  /― ― \
                /(●)  (●) \
               /   (__人__)     \   京のこの景色を
                |    ` ⌒´      |   見るのも…
                \           /
                  /         \ 


527 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:32:37 ID:Yqa2.HEc





                        ____
                      /:::     \
                    /::::::::::     \
                   /::::::::::         \
                   |:::::::::::::::         |     今宵が
                   \::::::::::::::       /ヽ    最後なんだお…
                    /:::::::::        くゝ  )
                   ;|::::::::::::          / ;
                   ;|::::::::::::::       イ ;

     都には こよひばかりぞ すみの江の きしみちおりぬ いかでつみ見ん
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(京は今宵が最後、住江の岸が満ちた様(海)を明日見たら、配流の刑って、どんな風に思えるのだろう)




         翌23日未明、やる夫、讃岐(香川県)への配流に向かう。
         鳥羽の辺りから船に乗り、おそらく淀川を下っていった模様。 


528 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:33:56 ID:Yqa2.HEc

  備中 / t__r--、    __,,.。
| ,,__..,rヽ/ 備前 r _,,/rt l^^  /
!t/. 。:;:;:;:;. .:;~.^ヽ-´:;ヾ゚l゜、゛:;/t_/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_/
、:。 ヽr. ;;.; r-..:;:;_,.,r-、, ___n-t_rt:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/
。:;.゛:;.:;. 。:;.:;":;:;./ ★      ":;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_/ 淡
:;:;:;:;:;^.-_.__/           ~ヽ:;:;:;:;:;,,。:;:;:;ヽ 路
:;:;.:;:;:;:;:;:;:;ヽ      讃岐  _,,.....__,,_.ヽ~゛"/l7.!:;:;:;ー- "      やる夫が配流された先は
:;:;.:;:;.:;。:;:;:;l         ,,,,.../         ~/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;     現在の香川県坂出市。
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;f  ,,--゛~~.ヽ-^           /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
,。.__:;:;:;:;/.^r                  't。:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
  ^^^^  |           阿波      ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
     。、/                   .;,,/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
--―^~   .\_ 。_,,ヽ             _..,r:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
             .l_.,,         _ ,,_-^゜:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
               |       _ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
 土佐             7     /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
                .ヽ _r-~. 。:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
   r~^^t -─ 、       ./:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
,,,v ^:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ     /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; 


529 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:34:09 ID:Yqa2.HEc

まだ正式な配流先御所が完成しておらず、「松山の津」(現坂出市林田町、林田小学校のある辺り)に上陸。

        ;;⌒  、
     (;;; ,,;;    ヽ、 _,,,...:-‐‐=-..,,,_
         (_,,,  ;;ノ,r'":: ::      ::\,,.....,            ;;⌒  、
            ,,r'":: :: :...     ::: . ::; :::.`'::.、      (;;; ,,;;    ヽ、
          ,:r'::: :: .::: ::      ::    :; ::: .:: `':.、      (_,,,  ;;ノ
        ,r'":::.. ..:: ..:::. ....      :  ::  :; :: ::. ::`'::、_
      ,r'"::::  ...::: :...::: :: ;,,, - '''' ''':‐-,, ,,      ::. ::`'::、_          __,, - ''""
    ,r'"...::::.. ......:::::               " ''''‐- ,..,,,...  __,, -‐- ,... / ̄ ̄ ̄ \
  ,r'":::,,,,,, :::::......:::::: ...               _,, - ''" ""'''"" `'' -,../       . \
    :::.....                     -‐"          /  _ ノ   ヽ、_   \
       ::::,,,::;;;;:::::::: :::::;;;;;::::::: ;;:::::;::;;;;::::,:::::;;;;;::;;; :::,,::::::: ::::; ;;;;:::::::;;; :::.|   (ー)  (ー) .  |
     ...:::::;;:::::::::::;;;;,::::::::::::::::::::://::::,,;;;;:::::::::::;;;;:::::::: :::::;;;;;::::::: ;;:::::;::;;;;:::;;::\    (__人__) .  /
   ::::;;; :::,,::::::: ::::; ;;;;:: :::::::::: //...::::.::::;;;;:;;;;;,:;;;;;::;;;;;;;;;;:::::::::: :::::::: ;;;;;;;;;;;; :::: /    `⌒´    ヽ
  WWWwwwjij,,.、,、,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.、,、,,,jiiij ヽ、二⌒)   (⌒ニノ

  その地にあった在庁官人・綾氏の邸宅の一部を仮の御所とした(林田小学校から南に500mほど)。



                          ____
                         /― ― \      ここもまた
                       /(●)  (●) \    あらぬ雲井と
                      /   (__人__)     \   なりにけり
                       |    ` ⌒´      |
                       \           /   空行く月の
                         /         \   影にまかせて

           この地について、こう詠ったことから『雲井御所』と呼ばれている。 


530 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:34:21 ID:Yqa2.HEc

               ____
             /:::     \
           /::::::::::     \
          /::::::::::         \
          |:::::::::::::::         |
          \::::::::::::::       /ヽ
           /:::::::::        くゝ  )
          ;|::::::::::::          / ;
          ;|::::::::::::::       イ ;

配流先のやる夫はいくつか歌を残しているが… 望京の歌が目立つ。



               ____
             /      \
            /  ─    ─\
          /    (一)  (一) \  ………
          |       (__人__)    |
           \      `_⌒ ´  /

      やがて、別の考えも浮かぶようになる。 


531 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:34:32 ID:Yqa2.HEc

         ____
        /―  ―\
      / (●)  (●)\
     /     (__人__)   \   嘆いてみたところで…
      |      ` ⌒´    |
      \           /
        /         \



           ____
          /    \
   .    /          \
   .  /    ―   ー  \
     |    (=)  (=)  |   京に帰れる
   .  \    (__人__)  /   わけではなし…
   .   ノ    ` ⌒´   \ 


532 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:34:43 ID:Yqa2.HEc

                    ____
                  /ヽ  /\
                 /(●) (●)丶
                /::⌒(__人__)⌒:::uヽ    それよりは…
                l    |r┬-|     l
                \   `ー'´   /



                 _____
                /        \
              /           \
             /   ‐-、      ,.-‐   \
           /    ., ーヽ   ,'. ー-、    \
          /     ( (℃) l    l i℃) )    \   後世の人のために
          |         `ー ノ    ヽ.ー '       |   役立つことを…
          |     "⌒(____人____)⌒゙       |
      .    \          ´ ̄ ̄`        /
            \                  /
             /                〈
        /⌒ソ/⌒ヽ、
      . /  //    ..\      ._,
       /  //      .`ヽ,.._,ィ''´  `'ー- 、      /i
      /  //                  \,.   _..ノ .|
   .   /  //                     ⌒´   .|
     /  //                          |
    /  //                           |
  . /  //                            .|
   /  //  .                          |
  /  //                             .|
 ./  //                            . |
 /  //                               |
ッ芝ヾシ⌒ヽ、                           |
.ヾニジ    \      ._,.イ⌒ヽ               |
         `ヽ,.._,ィ''´      `'ー- 、        .  |
                       .\,.   _., 、  . .リ
                          ⌒´   \._,ノ 


533 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:34:58 ID:Yqa2.HEc

やる夫、霊験あらたかとされる





                            ___
                          /;;;;:::::   \
                         /;;;;;;:::::     \
                        /;;;;;::::::         ヽ
                        |;;;;;;:::::         i
                        ヽ;;;;:::       __/‖ ))
                        /;;;;;;::::      \‖
               ______|;;;;;;;:::       __)_____
                        |;;;;;;::::        i





                                     五部大乗経の写経を始める。 


534 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:36:15 ID:Yqa2.HEc

            _
          /O \
           |. °  |
          \_,/
            |           五部大乗経とは、
        / ̄ ̄ ̄ ̄ \
      /            \       ・大方広仏華厳経(だいほうこうぶつけごんきょう)、
.     /              ヽ     ・大般涅槃経(だいはつねはんきょう)、
    /  /      \    |     ・大方等大集経(だいほうとうだいしつきょう)、
    |    ●    ●      |     ・大品般若経(だいぼんはんにゃきょう)、
    ヽ ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃   /      ・妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)
 /⌒ヽ_\    ゝ._)     / /⌒i
 \ /:::::/;l三三三三三三三l /  ./   という5つの仏経典のセットのことにょろ。
.   /:::::/ |_     ___ ヘ、__/
.  `ヽ< |  |    |     | ヾ:::彡' 


535 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:36:29 ID:Yqa2.HEc

         _
        /O \
         |. °  |
        \_,/
          |
    / ̄ ̄ ̄ ̄ \      『大品般若経』なんて
   /            \
.  /               ヽ    「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 …」
 /              |
 |    ⌒    ⌒     |   って続いて、260文字程度なんちゃう?
 ヽ ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃   /
  \_ /⌒l        /    とか思っているんじゃないにょろか?
   l/  /三三三三三l.
  / |   l   ___ ヽ 


536 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:36:44 ID:Yqa2.HEc

         _
        /O \
         |. °  |
        \_,/
          |
    / ̄ ̄ ̄ ̄ \
   /            \
  /               ヽ    それはダイジェスト版の
 /              |   般若 『 心 経 』 にょろ。
 |    ノ    `ヽ     |
 ヽ ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃   /
  \_ /⌒l        /
   l/  /三三三三三l.
  / |   l   ___ ヽ 


537 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:36:58 ID:Yqa2.HEc

            _
          /O \
           |. °  |
          \_,/
            |
        / ̄ ̄ ̄ ̄ \
      /            \     原典の『大般若経』は4,820,693文字。
.     /              ヽ
    /  /      \    |    4 8 2 万 文 字 にょろ。
    |    ●    ●      |
    ヽ ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃   /
 /⌒ヽ_\    ゝ._)     / /⌒i
 \ /:::::/;l三三三三三三三l /  ./
.   /:::::/ |_     ___ ヘ、__/
.  `ヽ< |  |    |     | ヾ:::彡'



                           _
                         /O \
                         |. °  |
                         \_,/
                         /
                 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ \
さすがにここで言う     ./             \
『大品般若経』は     /   \         ヽ
この原典とは違う    ./   ●           |
ダイジェスト版では   | 、_,、_, ⊂⊃        |
あるにょろが…     ヽ {_ノ           /
               \            /
              (`ヽ l三三三三三三三l
               ヽ、/     ___ ヽ 


538 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:37:13 ID:Yqa2.HEc

            _
          /O \
           |. °  |
          \_,/
            |           やる夫が行った
        / ̄ ̄ ̄ ̄ \        五部大乗経の写経は
      /            \      全140巻だったそうにょろ。
.     /              ヽ
    /  /      \    |     さっきの大般若経が
    |    ●    ●      |     482万文字で
    ヽ ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃   /     600巻だそうにょろから…
 /⌒ヽ_\    ゝ._)     / /⌒i
 \ /:::::/;l三三三三三三三l /  ./  これをモデルケースに
.   /:::::/ |_     ___ ヘ、__/   換算すると…
.  `ヽ< |  |    |     | ヾ:::彡'



         _
        /O \
         |. °  |
        \_,/
          |
    / ̄ ̄ ̄ ̄ \
   /            \      112万5千文字。
.  /               ヽ
 /              |     1巻あたり8,000文字って感じ。
 |    ⌒    ⌒     |
 ヽ ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃   /
  \_ /⌒l        /
   l/  /三三三三三l.
  / |   l   ___ ヽ 


539 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:38:36 ID:Yqa2.HEc

         _
        /O \
         |. °  |
        \_,/
          |
    / ̄ ̄ ̄ ̄ \
   /            \
  /               ヽ   巻の最後の8,000文字目で
 /              |   書き損じたら…
 |    ノ    `ヽ     |
 ヽ ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃   /
  \_ /⌒l        /
   l/  /三三三三三l.
  / |   l   ___ ヽ



         _
        /O \
         |. °  |
        \_,/
          |
    / ̄ ̄ ̄ ̄ \
   /            \
  /               ヽ    そう考えると
 /              |   まさに修業にょろね…
 |    ノ    `ヽ     |
 ヽ ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃   /    だからこそ、
  \_ /⌒l        /    強い法力を持つと
   l/  /三三三三三l.     考えられていたにょろ。
  / |   l   ___ ヽ 


541 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:38:49 ID:Yqa2.HEc

              γ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽγ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
              (;;,);;)ll .l(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll (;;,);;)ll .l;;;;;;[>−∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
              ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソ;;ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ
           γ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽγ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
           (;;,);;)ll .(;;,);;)ll .l(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll (;;,);;)ll .l;;;;;;[>−∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
            ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソ;;ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ
         γ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽγ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
         (;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .l(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll (;;,);;)ll .l;;;;;;[>−∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
         ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソ;;ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ
      γ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽγ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
      (;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .l(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll (;;,);;)ll .l;;;;;;[>−∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
      ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソ;;ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ
   γ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽγ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
   (;;,);;)ll .l(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .l(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll (;;,);;)ll .l;;;;;;[>−∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
   ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソ;;ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ
γ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽヽγ二ヽγ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .l(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .l(;;,);;)ll .(;;,);;)ll .(;;,);;)ll (;;,);;)ll .l;;;;;;[>−∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
..ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;ゞ二ソノ;;ゞ二ソ;;ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ

                  やる夫はこれを3年がかりで成し遂げた。 


542 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:39:04 ID:Yqa2.HEc

      ____
    /     \
   /  ─     \     せっかくの五部大乗経…
    ' (●)       \
  (l、__)          |    少しでも多くの人に
    ⌒´         /    役立ってほしいお…
   `l          \



                / ̄ ̄ ̄\
              /        \
             /    ─   ─ ヽ
             |    (●)  (●) |   ならば…
             \  ∩(__人/777/
             /  (丶_//// \ 


543 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:39:17 ID:Yqa2.HEc

やる夫、自ら詠んだ歌を添えて五部大乗経を





                 ..      ____
                      / ―  -\
                 .  . /  (●)  (●)
                   /     (__人__) \   やはり京で
                   |       ` ⌒´   |   役立ててもらうのが
                 .  \           /   一番よさそうだお
                 .   ノ         \
                  /´            ヽ





                          京都は仁和寺の実弟・覚性入道親王宛に送った。 


544 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:40:34 ID:Yqa2.HEc

平治元年(1159年) 春

... .. ..   . ... ...    ..::   . .. . .. . .. ..   .  ... ...      .. ..::   . .. . ..
 . .. . .. ... .. ..   . ... ...    ..::   . .. ...     ::  
. .:: : :.. . ... ::: :::..   §. .. . .. .. .. ..     ... ... ...   .... ..::   .
 . .. . .. .. .. ..   . . . .. .  §  . ... ...      . .. .
 .. . .. .:::: ::     -‐'" ゙''‐-  . ... ...     . ... ...    ..::   .
  ..::   . .. . ..    ``侖侖''"               . .. .
              -‐'"韭 ゙''‐- . ... ...    ..::   .
゙''、,,_,,,,-‐'゛``''、,    ``侖侖侖''"
;'' ;~'',;'''',;'';'' ;~'',;''゚ ;~'',;;-‐'"韭韭 ゙''‐-
,;'',;''゚ ;~,;":;;;: : ;: ;: ;::::::``゙''ー-侖侖''"::;.-‐'゛~゙`゙''-、.,,,::    . ... ...
::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:"゙''、,;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:`;'' ;``'‐.、;;;;;;;.,.,.,.,..,.,.,.,.
:;,':,:;.,:;'' ;~'',;''゚ ;~'',;;~'',;';~.:.:;,`:;,':,:;.゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.゙:.:゙ :: :;":;; ~゙"'ー-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;...
":;;;: : ;: ;: ;:  ; ::; : ;:; :; :  :: :; '' ;~'',;''゚ ;~'',;'',;' v'゚ ;~,;''゚ ;~゚''゚ ;~'',;'',;'~,;゙''、,,_ュiュ.



              /   ヽ  ヽ |  i.l. |  |  ! i liヽ、1∠,,_`
            /  'i,  ヽ l、,_|  |.! .|,  |  |. l゛ lヽ ヾ、''ヽ
        /, , .!ハ,i,、 rト,}|  |l |i  l  |.l | l. li ヽ`、\
        //,' , l ljl'" 」iヽ,|l''リ!. |  | ! '  | l |! /| j. ',`、ヽ
.       |' / ,l.| { lr''{i゙l' ヾ/.| . |   ヽ  ' .! l, l ' ,,_! '、 、    五部大乗経?
          l,イ| l'!. ',. ゞ'   /, l |     `ヽ   ヽ,_,, 、 `ヽ、. '、
         |! |' l.ハj    //_"`ヽ   `ヾヽ、 ヽ. ヽ`i,'、 ',. '、、',
           ! lヾ、_,.、f‐''"´  ヽ ヽ  ヽ`, ',  ', i | l  l l. ',',
              ,、‐'´   !     ', li    l. l  l.l | l   | !. l ',
         , '´     '. ,     l |l,   l | .|,i. l! .j l ,  |. j l |. ',
      ,. '´       i'     l. ハ   ハl. l' |,.i ,' | ,イ  / !|. ', 


545 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:40:47 ID:Yqa2.HEc

                         ,. -‐……- 、
はい、仁和寺の           .__ _/´         二,>r:ォ___
覚性入道親王が        //\___       ,. - ‐ヘ;::j:::|::l::}_
知らせて参りました。     / ,      `ヽ、     /人lノーく:..i
                 ,'.:/ :i    、.    ヽ ,. ' ノ /!i   l: |
歌も添えられて        lイ:i .:!.! :ハ、\::. ∨ . ::/:,.イ::i:l  :l: |    へえ…
いるそうで。          i;ハ::i::!::ト=斗-ヽ、_j:r‐く:/! l:::i:l  :l: |    どんな歌?
                   jハ:トヘ 'i行\} jノ<. 〉:|l :l:l   !. ',
    / ̄|              ' .ノ         rイ:: ! l :l !  l  ',
    |__|               ヽ._ ,.ィ    ' |::   l !   li   ヽ
   (,,゚Д゚)                \´    ,. |::i  l l   l.l    ',
   (  P `O                 `ー '´l/|::! j  !  l. l   ',
  /彡#_|ミ                   /  ,| !    l     ',    l
   </」_|凵_ゝ                  .j _,. -‐|:l     l       i | 


546 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:41:02 ID:Yqa2.HEc

       浜千鳥 跡は都に かよへども 身は松山に 音をのみぞ鳴く





                       _    _
                  /《/´`ヽ-'::::\二ニヽ_-‐-、
                 ,-‐ ̄::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\《 |_-‐、
               //::::/::::::::: l::::l:::::::::::::::::: ヽ::ヽ」二ヽ
                //l::::::/::/l::::l/|::::l:::::|ヽ::::|::|:::::ヾ::::l:ヽ `丶
               l//:l:::/i:/ !/_!:|:::::l、:l ニ_、l::|::|:::::l、::!::::丶
                  ! l::::l/, ,!、、´ftリ !ヽ、! ´{tリヽl:リ:ヽ!::!::::::ヽ}
    .             l::::l/〈〈 | ` ´  ,!   ` ,、,ヽl/´)::|:::l:::::::l
               l/::\| | ヽ   -‐-   l.|l |、'´::|:::|:::l:::::::|l
               l|::::::::ヽ  \    , ,l 〉 〉〉ヘ、〃:l:::::::|l :::
               l|::l二ニ`、   )、- ィ ' ' ' // .\>`ヽ|l ::::::::::::::.
    .              l:::/ くノ ll `i   |/  , '.ll        }|l :::::::::::::::::
               l:::l    ll |   |  /  ll  y     l::|l :::::::::::::::::::::.
    .            l|:::! \  ll|   |  l   ll  l    /::::|l :::::::::::::::::::::::
               l|:::.'   `、/l   |  l /\./    /|::l::::|l ::::::::::::::::::::::::..
          ___  l:|::::'.    ',l   .|.  l/   /    /_」:::l:::::|l :::::::::::::::::::::::::::.





「私の筆跡は都に帰るけど、私自身は松山で浜千鳥のように都を恋しがって泣くばかりです」 


547 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:41:14 ID:Yqa2.HEc

                       _    _
                  /《/´`ヽ-'::::\二ニヽ_-‐-、
                 ,-‐ ̄::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\《 |_-‐、
               //::::/::::::::: l::::l:::::::::::::::::: ヽ::ヽ」二ヽ
                //l::::::/::/l::::l/|::::l:::::|ヽ::::|::|:::::ヾ::::l:ヽ `丶
               l//:l:::/i:/ !/_!:|:::::l、:l ニ_、l::|::|:::::l、::!::::丶
                  ! l::::l/, ,!、、´ftリ !ヽ、! ´{tリヽl:リ:ヽ!::!::::::ヽ}
    .             l::::l/〈〈 | ` ´  ,!   ` ,、,ヽl/´)::|:::l:::::::l
               l/::\| | ヽ   -‐-   l.|l |、'´::|:::|:::l:::::::|l
               l|::::::::ヽ  \    , ,l 〉 〉〉ヘ、〃:l:::::::|l :::
               l|::l二ニ`、   )、- ィ ' ' ' // .\>`ヽ|l ::::::::::::::.
    .              l:::/ くノ ll `i   |/  , '.ll        }|l :::::::::::::::::
               l:::l    ll |   |  /  ll  y     l::|l :::::::::::::::::::::.
    .            l|:::! \  ll|   |  l   ll  l    /::::|l :::::::::::::::::::::::
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             へ|                        〈 `ノ/
             ⌒λ            __, -- 、      /_/
             ..._ ヽ      , -‐ _ニ ̄ ____二_ン    人:::::.
             :::::\_ゝ-、   ヾニ -‐ '  ̄        o  /::::::\:.
             :::::/::`- '、                    /:::::::::::::::::\ 


548 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:41:28 ID:Yqa2.HEc

  ..::∧≠'"_=ミ\| |::.  .::::/  f )ト、__ミx、 }:::::..
  .:::/,ィ≠イzx, :j   |/|::..::/     込ニrっ彡ヽ::::::::
、 :::,' {{ _.ノz込シ -   |/     o    `  |::::::::
::ト、:{ `o⌒  '´   ,, 、,.           。  |/∨
::ト、  ゚      (_ノ       ° O       } 〉|
へ|                        〈 `ノ/     素敵やん…
⌒λ            __, -- 、      /_/
..._ ヽ      , -‐ _ニ ̄ ____二_ン    人:::::.
:::::\_ゝ-、   ヾニ -‐ '  ̄        o  /::::::\:.
:::::/::`- '、                    /:::::::::::::::::\



  ..::∧≠'"_=ミ\| |::.  .::::/  f )ト、__ミx、 }:::::..
  .:::/,ィ≠イzx, :j   |/|::..::/     込ニrっ彡ヽ::::::::
、 :::,' {{ _.ノz込シ -   |/     o    `  |::::::::      めっちゃ、ええ歌やん…!
::ト、:{ `o⌒  '´   ,, 、,.           。  |/∨
::ト、  ゚      (_ノ       ° O       } 〉|      置いたって置いたって!
へ|                        〈 `ノ/
⌒λ            __, -- 、      /_/      石清水八幡宮でも
..._ ヽ      , -‐ _ニ ̄ ____二_ン    人:::::.       高野山でも置いたってーな!
:::::\_ゝ-、   ヾニ -‐ '  ̄        o  /::::::\:.
:::::/::`- '、                    /:::::::::::::::::\     その五部大乗経! 


549 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:41:39 ID:Yqa2.HEc

                     _,ノ: : : ヽ‐: 、:  ̄入》:::} _
えと…               <´: : : : : : : ヽ、-:マ:.ハL/:ヾ、》:ヽ
でも、いいんですか?      / : : : : 、: :\::.:ヽ: :/イ:j:|.:.:.:.l:.l`〈
                  /ィ: : : :| : :ト、:.: ド、:V:ノ|:.:.:.:.:.:.:.l:. .:ハ
                   |∧ i|\トj∠| Yメ^∨ .:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.l
    / ̄|             V  `トァ彳ノ  リ レ/.:j.:.:.:.:.:.:.:| :.:.:.l
    |__|                ヾ ~~_.ィ    7.:/:i.:.:.:.:.|:.:|i :.:.:|   何が!?
   (,,゚Д゚)               └ '‐'^1    l:/: l.:.:.:.:.:l :|:l.:.:.:|
   (  P `O                 _丿    〉: :l:.:.:.:.:.:l:.l:.l:.:.:|
  /彡#_|ミ                 ` ‐_ユ y′.:! : .:.:.:.:l:.:.:l:.:.:l
   </」_|凵_ゝ             _,、-べ ̄  /: :.:/! : : .:.:.:.l :.:.:.:.:.l





                    / ̄|
                    |__|
                    (,,゚Д゚)
    だって、この人…     (  P `O
                  /彡#_|ミ
                   </」_|凵_ゝ 


550 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:41:57 ID:Yqa2.HEc



あの頼長の同志だったわけですよね…
______________________________________
                 _/     /  /     \ ̄\\
               「/   \ / /          \  〉ノ── 、
                /    厂`  ´ ̄`丶、        ハ/ ̄` <
              / / ̄/            `ヽ、    / ∧  ̄\\\
            / /  /   l    l         \///l l     \\
             / //    l   l l  l      \//l | l  ', ト、|
            〃/ //  l | │l  | l│ ト、 \\  ∨/l│ | l  l l
            ∨レ| | /| l | │l │/∧ | \ヽ\ト、 厂 〉| | |  | |
               〉|/| | l | │|  |//‐=≦二、 \l V /| l | |  | |
               〈 | | l | │|  |/    ‐┴'′   __/ | | | |  | |
                八レl从人|\|            /|   | | | |  | |
               / / / | ト、   ヽ          |   | | | |  | l
              ' / /| │l \  ‐-−   /  |  /// | |  l  '、
              / //| │|ヽ、 \    /     ∨// /从  '、 ヽ、
              |│| | │|\__>┐´        ∨ //  ヽ ヽ、 \
              ', | | | │|\_/ ノ|         // //\  \ \
               ∨/| 人|/ ̄   / |   /   / / //   \   \ \
                / l /     〈  ′  /   / //   / ̄\   \ \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                        近衛院様を呪詛した…


. 


551 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:42:10 ID:Yqa2.HEc

そんな人が送ってきた
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  〃/ //  l | │l  | l│ ト、 \\  ∨/l│ | l  l l
  ∨レ| | /| l | │l │/∧ | \ヽ\ト、 厂 〉| | |  | |
     〉|/| | l | │|  |//‐=≦二、 \l V /| l | |  | |
     〈 | | l | │|  |/    ‐┴'′   __/ | | | |  | |
      八レl从人|\|            /|   | | | |  | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



______________________________________

                                    γ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
                                    (;;,);;)ll .l;;;;;;[>−∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
                                    ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                      五部大乗経なんですよ…? 


552 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:43:28 ID:Yqa2.HEc

間が悪かった。 のかもしれない。
『保元物語』ではやらない夫が対応したとなっているが、やらない夫は前年、二条天皇に譲位。
この年の暮には、「平治の乱」が起こる。





                    γ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
                    (;;,);;)ll .l;;;;;;[>−∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
                    ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ





つまり、朝廷内の三つ巴が頂点にあった時期であり、おそらくは主導権を二条天皇親政派、
すなわち美福門院の一派が握っていた時期と思われる。
この翌年美福門院は亡くなっているので、まさにピンポイントの間の悪さ、という気がする。 


553 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:44:48 ID:Yqa2.HEc

重犯罪者ですので、ご手跡であっても、京、並びにその近辺で保管することまかりならない、
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                  /⌒ソ/⌒ヽ、
               . /  //    ..\      ._,
               /  //      .`ヽ,.._,ィ''´  `'ー- 、      /i
               /  //                  \,.   _..ノ .|
           .   /  //                     ⌒´   .|
             /  //                          |
             /  //                           |
           . /  //                            .|
           /  //  .                          |
           /  //                             .|
          ./  //                            . |
         /  //                               |
        ッ芝ヾシ⌒ヽ、                           |
        .ヾニジ    \      ._,.イ⌒ヽ               |
                 `ヽ,.._,ィ''´      `'ー- 、        .  |
                                .\,.   _., 、  . .リ
                                   ⌒´   \._,ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と、朝廷から言われました。 尽力いたしましたが力及ばず。 お返しいたします。 


554 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:44:59 ID:Yqa2.HEc

やる夫が後世の人々のためにと思って写経した渾身の五部大乗経、


                          「呪詛が込められている恐れアリ」として



                 返   品   さ   れ   る   。
                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


                         ____
                      ,. -'"´ .,.、ァ≠メ、.`¨ー 、
                      . l´~`         `ヾ、  .ヽ、
                   /          _   ヽ   ヽ、
                   / / ,.`ヽ     イ ,r;.、`ヽ        ヽ、
                 /  .i ヾツ !        ゞ゙ン  |          .ヽ
                ./     --ノ´       ヽ ._ 、             .ヽ
               /       . ヽ  、                        i
               /     ._ ノ_                       l
              ,'      .{ 、_,、丶                      /
              i      冫ー 'ヽ、 __                     /
              ',      .` ー__‐                  /
               ヽ、                         /
                ヽ、_                     /
                   `¨i                     ヽ
                    /                      ヽ
                   /                     ヽ




封も切られず返品されたという伝承もあれば、ビリビリに破かれていたとの伝承もある。 


555 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:46:25 ID:Yqa2.HEc





                         ____
                      ,. -'"´ .,.、ァ≠メ、.`¨ー 、
                      . l´~`         `ヾ、  .ヽ、
                   /          _   ヽ   ヽ、
                   / / ,.`ヽ     イ ,r;.、`ヽ        ヽ、
                 /  .i ヾツ !        ゞ゙ン  |          .ヽ
                ./     --ノ´       ヽ ._ 、             .ヽ
               /       . ヽ  、                        i
               /     ._ ノ_                       l    ………
              ,'      .{ 、_,、丶                      /
              i      冫ー 'ヽ、 __                     /
              ',      .` ー__‐                  /
               ヽ、                         /
                ヽ、_                     /
                   `¨i                     ヽ
                    /                      ヽ
                   /                     ヽ




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556 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:46:36 ID:Yqa2.HEc





                    ____
                 ,. -'"´ .,.、ァ≠メ、.`¨ー 、
                 . l´~`         `ヾ、  .ヽ、
              /          _   ヽ   ヽ、
              / / ,.`ヽ     イ ,r;.、`ヽ        ヽ、
            /  .i ヾツ !        ゞ゙ン  |          .ヽ
           ./     --ノ´       ヽ ._ 、             .ヽ
          /       . ヽ  、                        i    後世の人のために…
          /     ._ ノ_                       l 
         ,'      .{ 、_,、丶                      /   何かすることも
         i      冫ー 'ヽ、 __                     /   許されないのかお…?
         ',      .` ー__‐                  /
          ヽ、                         /
           ヽ、_                     /
              `¨i                     ヽ
               /                      ヽ
              /                     ヽ




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557 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:46:48 ID:Yqa2.HEc

         ____
        /― ― \
      /(●)  (●) \
     /   (__人__)     \   ………
      |    ` ⌒´      |
      \           /



                      ____
                    /      \
                   / ─    ─ \    じゃあ、何なら
                 /   (●)  (●)  \  していいんだお…?
           .      |      (__人__)     |
                 \    ` ⌒ ´    ,/



                                     / ̄ ̄ ̄ \
                                   /       . \
                                  /  _ ノ   ヽ、_   \
                                 .|   (ー)  (ー) .  |   ………
                                  \    (__人__) .  /
                                   /    `⌒´    ヽ 


558 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:47:00 ID:Yqa2.HEc

       / ̄ ̄ ̄ \
     /       . \
    /  _ ノ   ヽ、_   \
   .|   (ー)  (ー) .  |
    \    (__人__) .  /
     /    `⌒´    ヽ



                      / ̄ ̄ ̄\
                    /       .\    そもそも…
                   /   ─ヽ  .─   \
                   |   (◎)  (ー)   .|   だお…
                   \.   (__人__)    / 


559 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:47:13 ID:Yqa2.HEc





                      / ̄ ̄ ̄\
                    / ─    ─ \     なんでお前らに
                   /  <◎>  <◎>  \   指図されなきゃ
                   |    (__人__)    |   ならんのだお…?
                   \     `⌒´    /
                   /              \




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560 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:47:25 ID:Yqa2.HEc





お前らは、本来、そこにいていい存在なのか…?
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                           ____
                        ,. -'"´      `¨ー 、
                       /   ,,.-'"      ヽ  ヽ、
                    ,,.-'"_  r‐'"     ,,.-'"`     ヽ、
                  /    ヾ (    _,,.-='==-、ヽ       ヽ、
                  i へ___ ヽゝ=-'"/ ◎   _,,>         ヽ
                  ./ / ◎ > ='''"  ̄ ̄ ̄             ヽ
                 / .ヽ-‐´''"       ヽ               i
                 /    i   人     ノ               l
                ,'     ' ,_,,ノ  `─-‐' ヽ               /
                i      `、  _y──‐ l                /
                ',       i_/  / _ '              /
                 ヽ、       ̄ ̄               /
                  ヽ、_                     /
                     `¨i                     ヽ
                      /                      ヽ
                     /                     ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                               そこでふんぞり返る資格はあんのか…?




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561 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:47:36 ID:Yqa2.HEc





そんなに筋の通らないことが好きか…?
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                           ____
                        ,. -'"´      `¨ー 、
                       /   ,,.-'"      ヽ  ヽ、
                    ,,.-'"_  r‐'"     ,,.-'"`     ヽ、
                  /    ヾ (    _,,.-='==-、ヽ       ヽ、
                  i へ___ ヽゝ=-'"/ ◎   _,,>         ヽ
                  ./ / ◎ > ='''"  ̄ ̄ ̄             ヽ
                 / .ヽ-‐´''"       ヽ               i
                 /    i   人     ノ               l
                ,'     ' ,_,,ノ  `─-‐' ヽ               /
                i      `、  _y──‐ l                /
                ',       i_/  / _ '              /
                 ヽ、       ̄ ̄               /
                  ヽ、_                     /
                     `¨i                     ヽ
                      /                      ヽ
                     /                     ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              そんなに道理に適わないことが好きか…?




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562 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:47:48 ID:Yqa2.HEc

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        ,. -'"´      `¨ー 、
      /   ,,.-'"      ヽ  ヽ、
    ,,.-'"_  r‐'"     ,,.-'"`     ヽ、
  /    ヾ (    _,,.-='==-、ヽ      ヽ、
  i へ___ ヽゝ=-'"/  ● _,,>       ヽ             わ か っ た お …
  ./ /  ●> ='''"  ̄ ̄ ̄          ヽ
 / .ヽ-‐´''"       ヽ             i
./    i   人_   ノ               ,r‐"':,        手 伝 っ て や る お …
,'     ' ,_,,ノエエエェェ了                ヾ;,::::::\
i       じエ='='='" ',           ,r- ..,    ヽ::::::::ゝ
',       (___,,..----'           (:::::::::::ヽ、   ゞ::: ヾ
 'ヽ、                     \:::::::::::\   'l:: -゛キ    お ま え ら の 大 好 き な
   ヽ、_               i,""'::,  "i,,:::.  キ  /::   |
'ュ,ノ'",;l `ゞ  ``ー- -‐'"´      i:::::::ヽ  'ヾ,"'" .ヽイ   ソ ⌒〉  世 の 中 に な る よ う に
シニi;∠(ヽ、':..          ;;;'";;_,,_'l:::::::::::i;,  'l,,   l::::  i /
ミ/::i:i:l'::::::\:::  ,,,__..  ;;,.::::i;::::::ヽ,,,_ 'キ:::-=.::\  l::.   "'i:::::  )    手 伝 っ て や る お …
/:::::/,l:::::::::::;;'i-:..,,_,,r‐‐'"::::::::,;ii;:r⌒ヽ:::::::\:::.... \r'-‐''" ..::::::::/
::::::l':;"';,,::::::::l'   l':::::::::::::;;;;ii//ヽ、:::ヽ、:::::\   "' ::::...:::::::::::::l'
i:::::,l;;':::::"'i;;-l-..,,_,,..l;;;:::::r'":://:::::::ヽ,:::::::::,,_:::::::::>= ノ ..::::::::::::::::::ノl;,
l:::,ll::::ヽ:::l:o;;:::::::::ノii;;;.......;;;;//:::::::::::::.'i.::::: ノ..""'"-;  ...::::::::::::::::;;:/ヽl;,
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:::,;ll::ヽ:::l';;:::::::::/:::::::::::::;;;; //::::::::::::::::::::::::::::::::::::"'';;"::::::::::::::::::::ノ /;;;/;
::;;ll:::::ヽl,::;;;:::::/:::::;;:::::::::: //::::;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::/〆"''""" ̄ /;;;//;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 


563 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:48:00 ID:Yqa2.HEc

   o
    ゝ;:ヽ-‐―r;;,               。
,,_____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, o  /
"`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-r
   〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 0  ソ;:;:;:;:;:;:;:}_________________________
  ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ
  (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、       筋  は  通  ら  な  い  !
  "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/
    (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
            ´  /;:ノ 。  。
                ()



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                   / \    / \
                 /   (◎)  (◎)  \   道  理  に  適  わ  な  い  !
                 |     (__人__)    .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    ` ⌒┃   ,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



                                /⌒ソ/⌒ヽ、
                             . /  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:.,;:.;:.:,..;:.;.,,.,. .
                             /  //      .`ヽ,.._,ィ''´  `'ー- 、      /i
                             /  //                  \,.   _..ノ .|
                         .   /  //                     ⌒´   .|
                           / ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:.,;:.;:.:,..;:.;.,,.,. .    |
                           /  //                           |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 そ  ん  な  世  の  中  に  …
________________________________________
                        ./  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:.,;:.;:.:,..;:.;.,,.,. .      . |
                       /  //                               |
                      ッ芝ヾシ⌒ヽ、                           |
                      .ヾニジ    \      ._,.イ⌒ヽ               |
                               `ヽ,.._,ィ''´      `'ー- 、        .  |
                                          ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:.,;:.;:.:,..;:.;.,,.,. .
                                                 ⌒´   \._,ノ 


564 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:48:13 ID:Yqa2.HEc




し て や ろ う じ ゃ あ な い か あ あ あ あ !
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                    ,. -─────────‐- .、
                   /  \  ::::::::::::::::::::::::  /  \
                 /     \ :::::::::::::::::::::::: /     \
                /     _  \:::::::::::::::::/   _    \
              /   / /::::::\\::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::://:::::\\  \
             /    |  |:::::::::::::::| | ::::;;;;;;;;;;;;;::::| |::::::::::::::| |    \
           /      \ \::::::// :::::::::::::::::: \\::::://     \
          /    ../ ̄ ̄\ ̄ /   ::|::   \  ̄/ ̄ ̄\..   \
         /         :::::      |      |      |       :::::      ヽ
        |               |      |      |              |
        |               \__/\__/               |
        |                |       |               |
        |                |r─‐┬──、|                |
        ヽ                |/   |    |              /
          \              ■■■■■■              /
           \               ̄ ̄ ̄ ̄┃            /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                                 こ の …



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565 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:48:25 ID:Yqa2.HEc



五   部   大   乗   経   の

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               /⌒ソ/⌒ヽ、
             ./  //:;:;:;:;:;:;..\      ._,
            /  //:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.`ヽ,.._,ィ''´:;:;:;:;`'ー- 、      /i
            /  //:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\,.   _..ノ:;.|
           ./  //:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;..,、,.,,,,.,、-ーーv,:;:;:;:;:;:;:;:;:;⌒´:;:;:;:;.|
          /  //:;:;:;:;:;:;:;..,...,__,.v-、)、 r-ー┐ .,フ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
          /  //:;:;:;:;:;:;:;:;:;.〔 ゙、、、 .{ .}:;:;:;,l′ノ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
         ./  //:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.} |,,} i^} .^¨´`.,、フ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.|
        /  //:;:;:;:;.:;:;:;:;:;:;:;:;:;} ,、v-「 .} ´) .ノ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
        /  //:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.゙'''′:;:;:;.,/ ../} .|:;:;:;:;..!'l.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
       ./  //:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.,./´,r'゙ .|  |:;:;:;:;_ノ .'i,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.|
      /  //:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;r'ニ/′:;.(_ .¨¨′ .,ノ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
     ッ芝ヾシ⌒ヽ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.゙''〜ー‐''″:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::|
     .ヾニジ    \:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;._,.イ⌒ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
              `ヽ,.._,ィ''´      `'ー- 、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:;:;:;|
                             .\,.:;:;:;:;_., 、:;:;:;:;.:;:;.リ
                                ⌒´   \._,ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                               法   力   を   も   っ   て   !


. 


566 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:48:36 ID:Yqa2.HEc

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,|!;;;;| !;";;;;;;i゙、;;;;;;.!!;;/.!;;;;;;‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;l|;;;;;;;;;;;;l.|;;;;;;|,!;;;;;;;;;;;;;;!.l゙;;;;!!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i、;;;;;;
!;;;|l;;;;;;;;;ケ;;;;;;;;;;;;;;;;;.! .!;;;;;;;;;;;;;;;;;,!|;;;;;|:!;;;;;;;;;;.!.!;;;;;;;l|;;;| l;;;;;;;;;;;.;;;;;;;;;|!;;;;,!;;;;;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;';.;;;;;;;;!l;;;;;;|!;;,l|;;;;;;;;;;、;;; ネ;;;;;;;
;;;;;|.!;;;;;;|l;;;;;;;;;;;;;;;;i、! l;;;;;;r‐i;;;;;;! !;;;;゙|;;;;;;;;;;/ |;;l゙};|!;;;! !;;;;;;;;;;||;;;;;;;;ll;;;;;li;;;;;‖;.!,!;;;;;;;;;;;;i!|;;;;;; ネ;;;;;;"/.|;;;;;;;;ili.!;;;";i;;;;
;;;;;}l;;;;/.|;;;;;;;;;;;;;;;|i.! .!;;;;;|                             ;;;.! |;;;;;;;";;;;;;;l゙ .l;;;;;;iリ;||;;;;;;l!;;;
;;;;;.!.l;;;l゙ |;;;;;;;;;;;;;/.|;.l .|;;;;|  願はくは、大魔王と為りて天下を悩乱せん  ;;;;;| |;;;;;;;;;;;;.;;;;|, ,!;;;;;|.!;||;;;;;;ミ;;;
;;;;;/.l;;,! .|;;;;;/l,;;;{ .!;;.! !;;;.!                             ;;;.! .l;;;;|L;;;l|;;;;'ヘ;;;/!;,l!;;;;;;;;;;;;
;;;/ l;;l .:!;;r;{ .!;;.! |_;l゙|;;;;} |;;;;;l゙.l;;;;;;;.! !;;;;{ .゙.!;;;;;l l;;;} |;;;;;| .!,!  l;;;;;;;|:ゞ .!;;;;;;、;;;;} l;;;|.|;;;;.!.!;;;;;;;;;;;l゙|;;l";;;;;;;;;l
;;;| .|;;} |;;;;;} .!;;.!  !;;;;| .|;;;/                        |;;;;/ .!;;".!;;.! !;;;;.! l;;;;;;;;;l |;;./ ;;;;;;;;|
;;;! |";| |;;;;;;.! |;;;;!  .|;;;;;|  l;;l゙ 五部大乗教を以て、悪道に廻向す   |;;;} !;;! !;;;! |;;;;;}/.i|;;;;| .!;,ll;、;;_;;;;}
;;;.! l;;;;l.!;;;;;;;! |;;;|  .ト;;;;;.!  !.!                         l;;;;| l;;.!.!;;,! .!;;;;|l゙/l;;;;,! :!;.!T` !;;;.!
;;;;.! !;;;||;;;;;;;| ,!;;l  l;;;;;;;} !;! l;;;;;;;;;;! l;;;;;l゙ ゝ./ .l;;;,!!;! l;;.!|;;;;;.!  |;;;;|   !;;;l゙ .!;;|` ゛ .l;;;;;;/ .!;;;;! .|;;{  .!;;;;|
;;;、| l;;;〔;;;;;;;! |;;,!                                      ;;;;| l;;;;,! .|;;.!  .l゙;;;;|
;;;;゙;| !;;;;;;;;;;;! .!;;l  日本国の大魔縁となり、皇を取って民となし、民を皇となさん ;;;l !;;;} .|;;}  |;;;;;l
、;;;;;| :!;;;;;;;;;;;l .|;;.l                                      ;;;;;| .ゞゞ |;;;l  .|;;;;;|
l;;;;;/ l、;;;;;;;;}.!;;.!    .l゙;.! |;;;;;;;;;;|  .|;;;;.!      !;| |;;;| `'"      .|;;;;|  |;;;;l゙  !;;;;;;.!   l;;;,!  .!;;;;;!
.゙‐'  l、;;;;;|゛.|;;;.!                                      ;;;;l゙   /;;;,!  ゙ー'゙
     !;;;;;l l;;;;l  人の福を見ては禍とし、世の治るをみては乱れを発さしむ ;;;;}   ,!;;;;l
     .゙'i;;.! l;;/                                      ;;;;!   .l;;;;,!
      `'゙ .!;;.!、  l;;;;|                |;.!                ゙''"  .!;;;;;;;l   `"
        l;;;;l   ゙''"                  l;;;!                 l;;;;;l゙
        `'"                   :!;;.!                 `''"
                             !./
『源平盛衰記』
「今生の事を思捨て、後生菩提の為にとて書奉る、五部の大乗経の置所をだにも宥されねば、
今生の怨のみに非ず、後生までの敵にこそと仰られて、御舌のさきを食切給ひ、
其血を以て御経の軸の本ごとに、御誓状をぞあそばしける。
書写し奉る処の五部の大乗経を以て、三悪道に抛籠畢。此大功徳の力に依、日本国の大魔と成て、
天下を乱り国家を悩さん、大乗甚深の回向、何の願か不成就哉、諸仏証知証誠し給へ、顕仁敬白」 


567 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:50:11 ID:Yqa2.HEc

己の舌先を噛みちぎり、その滴る血をもって送り返された五部大乗経に呪詛の言葉を記したという。





                      γ二ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ.__
                      (;;,);;)ll .l;;;;;;[>−∩_]仆;;;;;;;;;;;l l))
                      ゞ二ソノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;;;;;ノノ





この五部大乗経の行方についても諸説ある。松山の北、大鼻ノ岬の先に2つの島があり、
手前を小槌、奥を大槌と呼ぶが、その2つの島と岬との間、通称「槌ノ戸瀬戸」に沈められたという説。
「そもそもなかったんや」という説などなど… 


568 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:51:29 ID:Yqa2.HEc

これ以来、やる夫は髪も爪も伸ばしっぱなしにしていたという。

                             .rニYニヽ
               |レ               /    j |
               !!_           イ     } |
               ゙- '´ ,、       /j      j
                  -''´   ,r'´ ̄`゙}     j l|rニ二ト、
                       〉─7-'´l|jト、 -イl;|`--l一〈
                 __ii__    |   |  ルリ-ト、|州リ  |  .|
                 イi    j  |           |  |,
                  `  , イ  |     |      |  |
                    ノ  }        |         |
                  /           |          |
                //  /                  |
            .  //  /                   ',|
            / /    l                     |

            この直後、正式な御所が完成。やる夫は現在「鼓岡神社」が建っている地に移る。 


569 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:51:41 ID:Yqa2.HEc

やる夫が激怒して五部大乗教を呪詛の道具とした、という噂を聞きつけ
さすがに気になったのか、やらない夫は平康頼という人物に命じ

                / ̄ ̄\
               / _ノ  ヽ、_ \
             . | ( ●)(● ) |
             . |  (__人__)  │
               |   `⌒ ´   |
             .  |           |
             .  ヽ       /
                ヽ      /
                >     <
                |      |
                 |      |

やる夫の様子を見に行かせた。 平康頼の見たやる夫の姿は… 


570 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:52:06 ID:Yqa2.HEc

                ,. '"´三二二三`ヽ
              /,ィ彡'"´ ̄  ̄ ``ヾミヽ
              /   /    呪     ', ヽ
            /   /::(         ノ:::)  ヽ
              /   /く´‘`ヽ ',从,' ∠‘``',   ヽ
          /    ハ´ ̄`フ.:;;;;;:: ヽ ̄`フ',   ヽ
______ /    /     ,,   ,,      ',    \___________________
         /   /::、  /   .;;;;;;'  ヽ   /::ト、   ヽ\'
         ./   //:::::::; l /⌒ー一⌒ヽl ;:::::ト、V .
        /   // 1:::::;  V.:ViiiiiiiiiiiiiViiV  ;:::::ト、V ヽ,    まさに天狗の如き姿であったという…
      /   // ./.l:::::;. /l /´  ̄ ̄`ヽ  ;_ ___ノ)
       /   // /  l::::; l | .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|   ;::: ̄\ `
 ̄ ̄ ̄/   // /   1::; | |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|  ;::! i i           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.     /   // /   / l:::;.   |WWWWWW!  /1 | | .l,
    /   // /   / .|ヾ、  L二二二ニノ / | | |
.   /   // /   /   |(__ノ\ /xxxxxヽ/   /! ! !  .,
.      // /   /  ノ  ',  l}}}}}}}}}}}}}  /| | | |
     // /   /  ハ:::::::::.\ V´ ̄`Vく/  l | | |
.   // /   /   l  >.-、/   ヽ  ヽ  | | ! !
   // /   /    |/ /       \)  l/ | | 


571 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:53:27 ID:Yqa2.HEc

長寛2年(1164年) 8月26日。   46歳でやる夫、永眠。
       ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

             /      ./      呪       ヽ    ヽ
            /      ./               , .l,    .',
           ./     ,i!゙',、            _ノ.l/j    !
           !     .,'―‐`-lii、       . ,,rl┴''''ー l!    l,
          ./     i!'-、 .!ゝ . '.l、       /   .!′ ,..''7    .ヽ
          ./     ./ 'イ''ニ=rirr,'|./     .ヽ`-`-`-''',/゙l      l
         /      .l゙         "       ゙′     l      l.
        . /       !                       ,.|     ., ヽ.
       .'"       !ヽ   y     i;;;;;;、    'i,  ../ ;:;l     ..l゙‐'′
              |;:.!  ,/,' .,,r;;ニッiiiiiiiiiiiiii;;;;r、 .l',  .!;:;:;:.!      .ヽ
               |;:;:;:! .// i',{ .iー'''''''''''''ー'i i!|i ,!} l;:;:;:;l          l
               |;:;:;:| .{ ! ./ ゙"      !" l',./;,! l;:;:;:.!           !
               !;:;:;:.! ヾイ.,..-ー'''''''''''―- ..,..!!./  |;:;:;:|
                 !;:;:;:;.! /,ii/            l;,ii;| .l;:;:;/
              l;:;:;:;:;| .l;| }            !,!:l" /;:;:/
              l゙'-,;:;| !| .l         :l".! │;,イ
                 !、 `'',  │           !  l,i,'-/
                 i,',',iiiii、\ .!        . ! .r',゙.l'''7

一説には、二条天皇の密命により三木近安という人物が暗殺したという話もある。
江戸時代に作られた地方の様子を紹介する冊子での話であり、そもそも二条天皇に
どんな得があるかがサッパリ不明なので、おそらく創作の類とは思う。 が… 


573 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:53:41 ID:Yqa2.HEc

白峯寺の北西、稚児ヶ嶽の上にあるやる夫の墓、『白峯御陵』は

ゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;;  ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ゝヾ; ;;;ソ ヽ;;
 ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;; ゞヾ ゞヾヽ ヽ
ゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;
 ;ゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;; ヽゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;
    |;il|   |il| ヾ:|il,,,..,,,    |;il|   |il| ヾ:|il,,,..,,,    |;il|   |il|
    |;il|   |il| ヾ:|il,,,..,,,    |;il|   |il| ヾ:|il,,,..,,,    |;il|   |il|
    |;il| ,,((;;;ゝ);;));ヾ;;)    |;il| ,,((;;;ミ;;:)ゞ;:))ヾ::))   |;il|   |il|(
;;;;;| |;;;;;| |;;;;;| :|;;||;;|...| | :|;:;:;| :|;:;:;| :|;:;:;| :|;:;:;: |...|;;||;;|: |:|;;;;;| |;;;;;| |;;;;;| |;;
ニ| |ニ| |ニ| 二二 .| | :|;:;:;| :|;:;:;| :|;:;:;| :|;:;:;: |. 二二 |:|ニ| |ニ| |;;;;;| |ニ
;;;;;| |;;;;;| |;;;;;| |;;;;;;;;;| | | :|;:;:;| :|;:;:;| :|;:;:;| :|;:;:;: | |;;;;;;;;;| |.|;;;;;| |;;;;;| |;;;;;| |;;
;;;;;| |;;;;;| |;;;;;| |;;;;;;;;;| |//三三三三三三三...| |;;;;;;;;;| |,!;;;;;| |;;;;;| |;;;;;| |;;

現在でも「三木」の姓の者は上がることが禁じられている。 


575 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:55:04 ID:Yqa2.HEc

やる夫の遺体をどう扱えばよいか? 都からの指示が来るまで、

/           : :;_,,-''": ・゚・。・゚・。・。・。・:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`゙ '''ー:、:: ・。・/⌒ヽ-´`´´`"
           ::_,r'": 。・゚゚・ Y。・゚゚゚・゚,,r-ゝ、,,_,。・。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`゙ '' ソ : :.
      ,、_,,-'',´´ '¨`。・゚゚・,〆'')・゚。・゚丿::::::::::::ヽ、。;;、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ '''ー、,,,、_.
ヽ、    \ソiiiiii'¨`。・。人..(___ノ´・。/iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ、。゚。。 iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiフ./
i;`ヽ     \[ロ゚・゚・ソ・。・-゚・__・ノ´ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロヽヘ_..。ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=・゚・。・。゚・・。・
i;: ;.)  ・゚・。r゚・。・゚・-。・゚"""\,,・。・。___Y二二二j≡≡ソ≡f二二二Y______。/⌒´⌒`\・。
i;: ;;|・゚・。・;;_・。,,/´  | | ̄ ヽ。・ ゚・:。,...| | ̄ ̄||∧..;;. .∧|| ̄ ̄| |. ..   ||:: :..i!i:l| | ...      vi
i;: ::レ;´;;/´´     | |: : ::: ||⌒"ヽ、゚| | ̄ ̄||圖.. ..圖|| ̄ ̄| |. ..   ||:: :..i!i:l| | ...      ||i
i;: ;rソ''           | |:l;;l:..:...|| .. .  | | ̄ ̄||f´ ; ; ;; `l|| ̄ ̄| |. ..   ||:: :..i!i:l|゚・。゚・゚・。・。  ||!)
i;: ;|              | |l!i:!: : .||  ...  | | ̄ ̄||(YYYYY)|| ̄ ̄| |. ..   ||:: :..i!i:l。/´⌒`\、。。・i。ゝ
i;: ;|              | |i!i:l:: :..||. ..   | | ̄ ̄||.†.†.†.†.†|| ̄ ̄| |. ..   ||:: :..i!i:l| |    ヽ、(。・。・
i;: ;|        ゝ================| | ̄ ̄||__| ̄ ̄| || ̄ ̄| |================ソ   ∨ノ´
i;: ;|; : : : : ; : : : : ..`=|:|====|:|====|:|===| |三三三三三三三三^| |===|:|====|:|====|:|=" .; : : :||>; :
i;: ;) : : : : : : : :~ :..[二二二二二二二二| |,!================| |二二二二二二二二]・゚・゚゚・。・ゝ: :

高照院こと金華山天皇寺に二週間ほど遺体は安置された。
現在もこの天皇寺は四国八十八カ所第79番札所として存在するが、どちらかと言えば
崇徳天皇を祭る白峯宮の一部、という感じとなっており、参道などもすべて白峯宮に通じている。 


576 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:56:34 ID:Yqa2.HEc

       なお、通常神社では鳥居から先は下乗して進まねばならない。

               _ ______________ _
              (::.);;::.,-、________,-、..:;;(.::) ゞ;::;;;;:ゞゞ:.:ヾ::. ヽ
                     |;: !            | :;|  ゞゞ:;ヾ ソゞ:::ゞ:;ヾ ゞ
                     |;: `ニニニニニニニニニニニニ´ :;! :;ヾ ゞ:  ;: ::ゞ:;:; ゞ;ヾ ゞ
                     |;: |´          `| :;| :;ヾ ゞゞ:; ゞゞ:::ソゞ :ゞゞ
                     |;: |            | :;| ヾヽ::ヾソ;;;:;ヾ ゞゞ:;::;;;;:ゞゞ:;
                     |;: |            | :;|  ヾヽ::  |li/ ゞ ゞ:; ゞ:;ヾ
                     |;: |            | :;|   ヾ;li/::ゞゞ: ;::::ゞ:;ヾ ゞ
                     |;: |            | :;|    ゞ:;ソゞ'li|ヾ:li!:;ヾ ゞ
                     |;: |            | :;|       |li| li|:::ゞ'
                     |;: |            | :;|       ヽli//
                   ,i';;`^:〕          ,'^';,(;;〕       | ;il|
                ,';,;) 'l; :.`!、______,.!:;'「:' ;.:'ヾ,       | ;il|
              /^`'"''ー゙''"         ゙''"ー"゙''"\    | ;il|
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ,'l;i::ヾ
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\

皇族は例外なのだが、この神社では拝殿の手前の階段で皇族も下乗しなければならない。
大きく「皇族下乗」と表示された石碑が立っている。 


578 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:56:57 ID:Yqa2.HEc

9月に入って朝廷より指示が来た。やる夫の遺骸は白峯寺にて荼毘に付されることとなった。
そこで高照院から白峯寺に向けて、遺骸を運ぶこととなったのだが、

 | !|   ゞヾ ゞヾ  .ゞ;ゞヾ;ゞゞ; ,,ゞ.ヾ\\ ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ . ゞヾ ゞヾ  .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ !
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| ! ! | ! |!l ゞヾゞ___\\ ゞ ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ___// ;ゞゞゞ;ゞゞヾゞ;  | !|
 |! !  | !|  !l ;ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞヾ    ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞ  |!  !| !|!
!l |! !| !| !l |! ! | ! |!l |! !| lゞヾゞ;ゞ ヽ;iiiiii;;;;::::: :|;:/   ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ ! | ! |!l |!l |!  l|!
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"",,!l |! ,^^""",",,^^^^""""''",,,"^^" ",,""''""'|i;iiiiiii;;;; :::: |"",,^^""",,""''"",,^^""",,""'' バシャバシャ
!l 、|!, ""    ""   ""  ""        ~~"""~~~""  ""     ""    ""   バシャバシャ
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その途中、にわか雨が降ってきたため、あわてて雨宿りするはめになった。 


579 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:57:13 ID:Yqa2.HEc

さすがに皇族の棺を直接地面に置くわけにはいかない。たまたまあった石の上に棺を置いていたのだが

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     .゙'i;;.! l;;/   .l;;;;l   `'''″          !;|                |;;;;|  l゙;;;;;;;!   .l;;;;,!
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        l;;;;l   ゙''"                  l;;;!                 l;;;;;l゙
        `'"                   :!;;.!                 `''"
                             !./

雨に濡れたことで、棺から血が滴り落ちてきたという(『源平盛衰記』)。 


581 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:57:51 ID:Yqa2.HEc

雨宿りした場所は、現在、小さな神社があり、棺を置いた御棺台石も残っている。
「高屋神社」という名前だそうだが、別称として

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'´::.:..:.:..:.:.::.:ノ il| l| li i1:.:.:vイ/.:.:::`)
:::..:...::.:...::..:.::`)li l| i! il|.:.ノリ/.:.:.:.ノ
ゞ::.::.\、.:::::.:ソ i|l i| |;三シ________________
l、::.:.:::.::.ゞ\.:ノ il l| il|;:;;;:;|;:, .;゙:';, ,;:,__':゙;,;:,., ,,;:';:,..;: ,.;:;:,. ,.;:;':__;:,.;:; ;:,.';:゙|
 ヾー--`ヾ、:; il il l |l|;;::;:;;. ̄ ̄ ̄|;':| ̄ ̄ ̄|l ̄l| ̄ ̄ ̄|;,'| ̄ ̄ ̄
       |i| ! l|i l|i{;:;;::. :;;;:.__|;':|___|l_l|___|;,'|__
       | il| li l! |1;;::;:: .:;;| ;.;::; :|;:,|.,;:,.';:  ,;: ;:,. ';: ,.;:,. ,;,: |;:;|:;, ,;:':;|
       | li l| i! il|:.:; :;;::;;:; ̄ ̄|:;,| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|;:'| ̄ ̄
       |l| ! l|i l|i{;:;;.:::;:;; .:;.:::;;: |;,:|                |,:;|
       |li i|l !| |l|.:;:.:;.:;;::,::;;:;:.:;;|,':|                |,::|
       |l1|!l l|i il|.:::,:.;:.:::,:.;.:..:,:|;:゙|                |゙;:|
        | li| 1i|l |l{.:.:.::..:.:::.::.:.:. | ;;|                |;: |

             「 血 の 宮 」 とも呼ばれるそうである。 


582 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:59:10 ID:Yqa2.HEc

やる夫の遺骸は白峯寺にて荼毘に付された。

  ..::   . .. . ..    ``侖侖''"               . ..':::;:,;;;.:.
              -‐'"韭 ゙''‐- . ... ...    ..::   .  .':;;;;:,.:.
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::;...;;.;;ii:i;;:;i,'' ;~'',;''゚ ;~'',;'',;' '゚ ;~,;''゚ ;..;;.;;ii:i;;:;i'',;'',;''゚ ;~,;::;.:".:;.:'::;...;;.;;ii:i;;:;i|゙:.:゙,:;、,"コエ...HE

                   その立ち上る煙は、京の方へたなびいていたという。



遺灰は白峯寺の北西、稚児ヶ嶽の上にある『白峯御陵』に葬られた。
   
   ゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;;  ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ゝヾ; ;;;ソ ヽ;;
    ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;; ゞヾ ゞヾヽ ヽ
   ゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;
    ;ゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;; ヽゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;
       |;il|   |il| ヾ:|il,,,..,,,    |;il|   |il| ヾ:|il,,,..,,,    |;il|   |il|
       |;il|   |il| ヾ:|il,,,..,,,    |;il|   |il| ヾ:|il,,,..,,,    |;il|   |il|
       |;il| ,,((;;;ゝ);;));ヾ;;)    |;il| ,,((;;;ミ;;:)ゞ;:))ヾ::))   |;il|   |il|(
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   ニ| |ニ| |ニ| 二二 .| | :|;:;:;| :|;:;:;| :|;:;:;| :|;:;:;: |. 二二 |:|ニ| |ニ| |;;;;;| |ニ
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583 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:59:22 ID:Yqa2.HEc

無実の罪をかぶせられたりといった理不尽を強いられ、
     恨みを残して非業の死をとげた者。

    その者の霊は恨みを晴らすべく現世に祟る。

       この恨みを持って祟る霊のことを



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            『  怨  霊  』
________________________



               という。 


584 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:59:36 ID:Yqa2.HEc



この怨霊という概念が、いつ日本に定着したかはまだ議論百出の状態である。

    が、少なくとも、平安後期には一般的に認識されていたようである。


. 


585 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 22:59:51 ID:Yqa2.HEc



            怨霊の霊力の強さは、その恨みの強さに比例する。



             無実の罪で疑われて親に勘当され死んだ一般人。

            無実の罪で疑われて皇太子位を奪われ死んだ皇族。



               どちらの方が、恨みは強いだろうか?


. 


586 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 23:00:05 ID:Yqa2.HEc




                        身分の高い者ほど、

                   その恨みは大きいと考えられていた。



                   失ったものの大きさが比較にならない、

                一般人には手に入らない代物だったからだ。



               そんな時代背景の中で、やる夫は息を引き取った。



. 


587 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 23:00:21 ID:Yqa2.HEc





                       ここに、一人の怨霊が誕生した




. 


588 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 23:00:33 ID:Yqa2.HEc





                呪いの五部大乗経という、マジックアイテムを持って




. 


589 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 23:00:44 ID:Yqa2.HEc

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃                                            ┃
┃ や る 夫. が 日 本 に 呪 い を か け る よ う で す ┃
┃                                            ┃
┃                       第 十 章                   ┃
┃                                            ┃
┃               【 戦 後 処 理 】              ┃
┃                                            ┃
┃                  【 了 】                    ┃
┃                                            ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃                                            ┃
┃                  次  回                    ┃
┃                                            ┃
┃                       最 終 章                   ┃
┃                                            ┃
┃         【 か く て 日 本 は 呪 わ れ た 】.       ┃
┃                                            ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 


590 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 23:01:01 ID:Yqa2.HEc

お疲れ様でございました。
保元の乱のその後を、駆け足気味で追ってみました。

とうとう、やる夫は怨霊となりました。
次回が最終回、やる夫が日本一の魔王になっていく過程と、
人々が魔王・やる夫にどう対していったかを、現代までご紹介します。

投下は明日・土曜、19:30からです。 


598 :名無しのやる夫だお:2010/06/04(金) 23:07:18 ID:v7241Hms
乙です
そりゃ怨霊になるよな 


599 :名無しのやる夫だお:2010/06/04(金) 23:10:25 ID:C5TqSbxA
お疲れ様です。

崇徳天皇が他の怨霊と大きく違う所は「五部大乗経」がある所ですか。
しかも、本人が全身全霊を込め、国と民の事を思って書いた言わば強烈な「善」のアイテム。
これが「負」の側に振れた時、どのような効果をもたらすのか……。
考えるだけで恐ろしい話ですよね。 


600 :崇徳 ◆.qh1IqzafM:2010/06/04(金) 23:11:17 ID:Yqa2.HEc

一部の方はお気づきかもしれませんが、
このお話の骨格になったタネ本は

小室直樹著 初版1986年 『天皇恐るべし』

でございます。

なお、五部大乗経については、こちらが参考になるかも。
http://miuse.mie-u.ac.jp:8080/bitstream/10076/10399/2/20A12033.pdf  

(ここまでの出典: やる夫が日本に呪いをかけるようです 【巻の参】







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