オーバーロードwiki

　ゼンベル・ググーとは、蜥蜴人リザードマンの部族の一つ、竜牙ドラゴン・タスクの族長兼旅人である。
　本来なら煙たがれる旅人という立場であるが、強さを重視する竜牙ドラゴン・タスクでは村人たちから尊敬されている。

　230センチを越える巨躯のリザードマン。
　シオマネキのように右腕が鍛え上げられた筋肉で異常なほど太く大きくなっている。
　他にも左手の薬指と小指が根本から無く、口は何かに切り裂かれたように裂けている。*2
　尻尾はワニの尻尾のように潰れて平べったい。
　胸にはザリュースと同じく、旅人の焼印がある。
　その姿は、ザリュースをして「異形」と評された。*3

　第一に強さを重視する非常に豪胆な性格をしている。
　悪く言えば粗野な乱暴者でありとりあえず力で物事の解決を図ろうとする。
　だが、強さを重視するだけに自分に勝利したものには素直に従う。
　自分に勝利したザリュースが他所の部族の代表であるにもかかわらず、竜牙ドラゴン・タスクの族長になるように頼み、村の者たちにもザリュースに反抗しないよう厳命している。
　また、難しい話は苦手で、曰く「偉いやつらの会話は頭が疲れる」とのこと。*4
　敬語を使うことも苦手。
　ザリュースとクルシュの関係を煽ったりからかったりして、無視されたり手痛い反撃を食らったりしている。

　泥カニが好物。

　修行僧モンク。
　モンクとして熟練者の域に達しており、肉体を硬化させるスキルで鋼鉄あたりまで硬くすることが可能。
　それを行使して、凍牙の苦痛フロスト・ペインを使うザリュースを相手に無手で渡り合っている。
　イグヴァ=41との戦いでは、イグヴァが召喚した四体の骸骨戦士スケルトン・ウォリアーをクルシュの支援を受けつつ撃破している。
　単純なステータスだけならザリュースよりも高い。

　何時から族長になったのかは不明。
　およそ五年前*5、かつての凍牙の苦痛フロスト・ペインの所有者である、鋭剣シャープ・エッジの族長に敗北したことで強くなるためにドワーフの知識を求めて旅人になることを決意。*6
　ドワーフの都市の一つ、フェオ・ライゾに訪れて様々な武術を教えてもらいながら暮らして自信をつける。*7

　作中では、コキュートスが送った宣戦布告の先触れが全リザードマンの部族村に送られる。
　それに伴い、ザリュースが緑爪グリーン・クロー代表の同盟の使者としてクルシュと一緒に竜牙ドラゴン・タスクの村に到着した場面で登場。
　新たなフロスト・ペイン所有者に己の雪辱を果たすべく意気揚々とザリュースと一騎打ちを持ちかけるが、ザリュースの冷静な判断とフロスト・ペインの能力の前に再び敗北する。
　同盟後、最高指揮官であるシャースーリューとも決闘を行った*8。

　アンデッド軍との開戦後は切り札のメンバーとして待機し、イグヴァ=41が出てきた段階で参戦する。
　イグヴァが召喚した四体の骸骨戦士スケルトン・ウォリアーを相手に、支援魔法を使えるクルシュを守りながら戦うことで戦いに大きく貢献。ザリュースがイグヴァを撃破してリザードマン側が勝利した。
　アインズ率いる第二陣では、クルシュを除く戦士たちと共にコキュートスと戦って死亡する。
　以後蘇生されてザリュースやハムスケと共にナザリックで訓練に励む。
　
　魔導国建国後、アインズがドワーフの国と国交を開くため、道案内役に抜擢される。
　到着後、酒を酌み交わした友人のドワーフに出会えたかどうかは不明。記述がない。

• ハルバード …… ドワーフから出会った印として貰ったが、残念ながら槍を扱う技術はない。

※ゼンベルは武技とスキルで表記揺れがある。

• 《アイアン・ナチュラル・ウェポン》
• 《アイアン・スキン》
• 《レジスタンス・マッシブ/抵抗する屈強な肉体》

• 不明。MPが無い。

• 鋭剣シャープ・エッジの族長
  • かつて敗北した相手。そのときはあっさり負けたのでフロスト・ペインの能力がわからなかった。
• ザリュース・シャシャ
  • かっこ良いオス。鋭剣シャープ・エッジの族長を倒した新たなフロスト・ペインの所有者。
• クルシュ・ルールー
  • 植物系モンスター。怒ると怖い。
• コキュートス
  • 意外に良い奴。
• ハムスケ
  • ハムスケさん。訓練した友達。「そうでござるか？」「そうでござるよ」