クアゴア氏族
 
詳細
タイプ氏族
リーダークアゴア統合氏族王ペ・リユロ
種族土掘獣人クアゴア
人口全8氏族 合計約8万
(1氏族約1万)
創立不明。
所属各氏族長。
所在地アゼルリシア山脈
Media
登場作品書籍

概要

 クアゴア氏族とは、アゼルリシア山脈で生活しているモグラのような姿をした、クアゴアと呼ばれる亜人の八氏族のことである。種族史上最高の王であるペ・リユロによって統括され、ドワーフの元王都を占拠して本拠地にしている。

 作中ではさらなる繁栄を目指して支配領域を広めるべく、ドワーフの国の現首都「フェオ・ジュラ」へ大軍で侵攻を開始。ドワーフという鉱物をめぐるライバルを一掃できるあと一歩のところ迫ったが、アインズ・ウール・ゴウン魔導国がドワーフ側についたことで状況が一変した。
 アインズが知らないため、ユグドラシルに存在しない現地のオリジナル種族である可能性が高い。

 この項目では氏族の社会体制と、クアゴアの種族特徴のどちらも説明する。

種族の特徴

 土の種族で地底で生活している。
 外見はモグラのような姿で、平均身長140cm・体重70kg。ずんぐりとした体格をしている。視力は人間よりも鋭く、金属武器への耐性を有しており、幼少の頃に希少な金属を食べた者ほど大人になった時に強くなり、金属武器の耐性をも高くなる。

 爪や体毛が並の武具より優れているため、文明レベルが低いこともあるが、武器を使うことはない。
 毛皮の色は焦げ茶色が最も多い。次いで黒色、茶色が多い。赤色や青色の体毛を持つ者は上位種族に分類される*1(※ブルークアゴアが上位種族という記述は無く、強者、精鋭、英雄など)。全身を覆う体毛は金属鎧並の硬度に匹敵し、レッド・クアゴアでオリハルコン並の硬度を誇る*2
 耐性の高さは体毛の色で判別することが可能*3

 また、牙は「一部(支配階級)のクアゴアの牙はミスリルに匹敵すると言われている(11-188)」とされている。

弱点

 雷攻撃に脆弱性を持ち*4、太陽の下だと完全に盲目になる*5。また、優れた金属耐性を持つが、金属以外の武器、例えば木の棍棒や、爪や牙だと普通にダメージが入る*6
 文明レベルが低いため、魔法や他種族の特徴など、他の文明種族が持っているような知識が殆ど無い。

社会

ペ・リユロ誕生以前*7

 太古の英雄プの子孫を名乗る三氏族と、プと競い合ったポやズの子孫を名乗る五氏族を合わせた八氏族が存在する。一氏族あたり、おおよそ一万。合計八万のクアゴアたちが広大な山脈に点在するように暮らしている。氏族の新しい族長が生まれると、それまでの族長の血族を根絶やしにすることで政権交代を行っていた。
 食料はトカゲや土中生物(ミミズなど)を食べているようで、恐らく雑食性。

 アゼルリシア山脈の劣等種族であり、他の強い存在にとっての捕食対象でしかなく、敵という認識すらされていない。クアゴアにとっての最大の天敵は同族である。クアゴアは幼少期に食した鉱物によって成長度合いが変わるため、別氏族はもちろん、自分の氏族ですら希少な鉱物を奪い合う敵に成り得る。

ペ・リユロ誕生以後*8

 太古の英雄プを超える存在、ペ・リユロが生まれ、その圧倒的な力を背景に全ての氏族をまとめ上げた。

 統合氏族王という地位についたペ・リユロは、今までのクアゴアでは考えつかなかったような様々な改革を行い、彼の指揮の元で各氏族は組織的な行動を取るようになる。また、フロスト・ドラゴンの竜王オラサーダルクの一族と同盟を結び、支配領域を広げてさらなる発展を目指すようになった。

 しかし、優れた王がいても元々の文明が低いため、デス・ナイトをゴーレムと判断したり、ダークエルフのアウラを「ドワーフとは違う種族」*9アインズを「骸骨の兜を被った奴*10」と見るなど、色々と知識が乏しいと言える。
ペ・リユロの改革*11
  • ドワーフの元王都フェオ・ベルカナの発見
  • ドワーフの王城で暮らすドラゴンと建前上の同盟を結ぶ。
  • 対モンスター用の組織の作成
  • ドワーフの捕虜の利用
    • 農耕技術・畜産技術の獲得
      • 魔獣ヌークを飼いならして畜産をしている模様。*12
  • 族長交代の変更(ペ・リユロが氏族王になっても今までの各氏族長の一族を根絶やしにしない)
  • 希少な鉱物を優れた働きをした者へ報酬として与える。
  • ドワーフの国への侵攻方法の模索

軍事力

  • ペ・リユロはゴーレム(デス・ナイト)よりも強いモンスターと激戦の末に勝利したことがあり、全てのクアゴアを相手にしても勝利し得る*13
  • ヨオズという頭脳明晰なレッド・クアゴアがいて、リユロの配下の中でも一、二を争う評価を得ている*14
  • 数は少ないが、レッド・クアゴアの毛皮はオリハルコンと同等の硬度があり*15、同じくエリートのブルー・クアゴアもそれに近い硬度があると思われる(記述がない)。
  • およそ八万のクアゴアが存在し、戦えるクアゴアは六万以上(妊娠、出産していないメスを含む。)*16
  • ドワーフの国に侵攻するために集めた兵力が、各氏族から二千、総勢一万六千*17
  • 疾走で疲労を一切しないクアゴア・ライダーという者たちがいる*18

氏族

  • プ・リミドル
  • プ・ランデール
  • プ・スリックス
  • ポ・ラム
  • ポ・シュネム
  • ポ・グズア
  • ズ・アイゲン
  • ズ・リュシュク

関連項目

その他

  • ことわざ「穴に潜り込まれたミミズは大きい」*19。恐らく「逃した魚は大きい」のクアゴア版。
  • 勇敢な死者はデレの地で子孫の繁栄を見守り、子孫が恥ずべき行いをすれば、先祖はそこで嘲笑の対象となるという伝承がある。*20
  • ヌランというアゼルリシア山脈で採掘される鉱物と思われる物がある。クアゴア氏族では、勇気ある者の証としてこれを砕き塗料にしたもので毛皮に2本の線を走らせる*21

このページへのコメント

オラサーダルクもリユロも、縄張りである山が全てで外界の情報を知らなかったから対応を
間違えて、一方は命を落として、一方は種族の大半を間引きされてしまった。
ヘジンマールは本から知識を得ていたおかげでギリギリで命拾いした。
どっちもある意味「引きこもり」だけど、情強と情弱の違いともいえるかな。

0
Posted by 名無し 2022年11月23日(水) 01:40:51 返信数(2) 返信

オラサーダルクはともかくリユロに関しては対応そのものは間違っちゃおらんのでは?
交渉相手がよりによってあいつらだっただけで。

3
Posted by 名無し 2022年11月23日(水) 11:49:09

リユロも"言外に"だったのがミスだっただけで意図そのものは全く間違ってなかったのよね…
相手が「ちゃんと口にして支配下に入るor入らない」しか考えてない2人だったという致命的な噛み合わせが悪く作用しただけで…

4
Posted by 名無し 2022年11月23日(水) 12:43:08

38レベルのリユロでさえバザーに負けるあたり種族全体が酷いビルド構成なんだろうな…

0
Posted by 名無し 2022年08月20日(土) 20:56:34 返信

生物の素材としても、種族としても特色のある技術があるわけでないし、経済市場としての魅力もないから、生存が競合しているドワーフと比較しても、いらない子、扱いになってたと思う。

 

1
Posted by 名無し 2022年08月14日(日) 02:39:13 返信

このモグラ、独自の文化や文明が無く、内紛を繰り返してて、ドワーフと比較しても、いいところがない。
凄いトップが出現してようやく、統一された、状態。トップが死んだらおそらく、内紛に逆戻り。また、現在のトップも臣従してるドラゴンを陥れようと策略を企てたり、潜在的な裏切り体質を持っている。 唯一の特技は、モグラだけに穴掘りがあるけど、疲れ知らずの餌要らずのアンデットを鉱山で使った方が効率がよさそう。
  
 魔道国としたら、珍獣として以上の価値が無いと思う。

2
Posted by 名無し 2022年08月12日(金) 18:49:53 返信数(3) 返信

強者には従う性格してるから、むしろ魔導国としては扱いやすいと思うのだけどね。

1
Posted by 名無し 2022年08月13日(土) 16:16:26

でも外に出ると盲目なんでしょ。

0
Posted by 名無し 2022年08月17日(水) 00:44:14

盲目くらいは安い装備品で何とかできそう
状態異常対策なんて当たり前なゲームだし

0
Posted by 名無し 2022年08月17日(水) 17:31:02

>基本は焦げ茶色、黒色、茶色の順に強くなる
焦げ茶、黒、茶というのはあくまで個体数の多少の順にすぎず、強さの優劣について明記があったのは、焦・黒・茶<<<青・赤なのだけでは?

0
Posted by 名無し 2022年06月05日(日) 20:54:59 返信数(1) 返信

本当だごめんなさい修正しました……。

2
Posted by  tanaka203 tanaka203 2022年06月06日(月) 07:51:04

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

データベース


どなたでも編集できます