オーバーロードwiki - トブの大森林
トブの大森林
詳細
タイプ土地
所在地アゼルリシア山脈の南端
エ・ランテルの北側
Media
登場作品web、書籍、アニメ、ドラマCD
◎イラストは、いらすとや様からお借りしています。

概要

 トブの大森林とはアゼルリシア山脈の南端を包むように広がっている森林地帯のことである*1。書籍版とweb版で勢力事情が大きく違い、ハムスケリュラリュースはweb版には存在しない。

特徴

 膨大な広さを持つこの大森林は、「web前編:準備-3」によると横幅120キロ、縦幅40キロ、面積4800平方キロほどで、王国で暮らす人間の生活圏とされる領地24000平方キロ(王国の全領土はもっと広く、平野部が主な生活圏はさほど大きくない)の1/5に匹敵するほどの広い敷地を持っているとされている*2

 山脈と大森林の間には山脈の麓から流れ込んだ川によって、ひっくり返した瓢箪のような形の湖(web)が存在し*3、トードマンやリザードマン等の亜人が棲家としている。森の地下には山脈に向かって結構な洞窟があり、マイコニドの集落が存在している。*4 また、時折天井が崩れて洞窟がその姿を見せるときがあり、そういった洞窟は様々なモンスターたちの住居となっている。

 書籍版登場時は、南側『森の賢王(現ハムスケ)』、東側『』、西側『リュラリュース・スペニア・アイ・インダルン』の三大とよばれる強大なモンスターが縄張りを持ち、三すくみを形成していた。かつてはダークエルフが大森林を支配していたものの、魔樹から逃げて現在は南方の大森林の奥(エイヴァーシャー大森林?)に棲み家を移しているとされている*5
 書籍11巻の段階で森の地表部の大半はナザリックによって支配され、あと幾つかの亜人種と異形種を支配すれば終わりの予定となっている*6。大森林にある大空洞は手付かずだが、アインズとしてはメリットがあれば支配下に置くつもりでいる*7

web版

 web版では三大と呼ばれる者たちは確認されていない。少なくともハムスケはおらず、web版カルネ村は今までモンスターが来たことがないから防護柵を作らないと言うスタンスを取っている。書籍版カルネ村がハムスケの縄張りの恩恵を受けている点では大きく違う。ナザリックによる森の支配状況は不明だが、アウラによってドライアド(ドライアード)やトリエント(トレント)が勧誘され、ナザリックの第六階層で働くことになった*8。巨大な空洞に棲み着いた1万以上のゴブリンを掃討するために、陽光聖典と漆黒聖典第5席次クアイエッセ・ハゼイア・クインティアが登場している*9

人との関わり

 トブの大森林は入って直ぐであれば人の手が入った程度の森ぐらいの雰囲気しかないが、一直線に150メートルも進めば先ほどの雰囲気は一変する。足場は悪く、頭上に茂った木々によって視界は遮られ、周囲は昼でも暗く、あちらこちらに闇がわだかまっており15メートル先が見えれば良いほうだろう。この辺りからモンスターの姿が現れる確率も急上昇し、何時何処からモンスターに襲われるか絶えず注意をしなくてはならない。そのため原生林の冒険は非常に神経をすり減らす作業となる。
 それらの理由により探検する者は少なく、詳しい地形はあまり判明していない。どこかの国が本腰を入れて調査を行ったということも歴史上一度たりとて無い。

 森の奥にまで入っていけば希少で高価な薬草が豊富に自生しており、自然の宝として存在している。薬草に詳しい者にとっては宝の山である。一部の冒険者たちがロマンやこの地でしか取れない薬草などの宝を求めて冒険を繰り返してはいるが、多様なモンスターが住み脆弱な人間を拒む世界のため、帰ってこないことも多い。

森の支配者

  • 東の巨人『
    • 種族はウォー・トロール。東側を支配していたがアインズにより価値無しと判断され殺された。
  • 西の魔蛇『リュラリュース・スペニア・アイ・インダルン
    • 種族はナーガ。西側を支配していたがアインズの実力の一端を知り配下となった。
  • 南の大魔獣『森の賢王
    • ハムスケである。縄張りに入る者はすべて殺すといわれていたが、アインズと出会いペットとなった。
  • 世界を滅ぼす魔樹『ザイトルクワエ
    • レベル八十を超え転移後の世界では文字通り世界を滅ぼせる存在だったが、アインズにより守護者の連係プレー確認の実験に使われ滅ぼされる。
  • 滅びの建物の主『暗闇に潜る小さな影』*10
    • アンデッドを多数使役して滅びの建物と呼ばれる物を作っている存在。ぶっちゃけアウラである。アインズの命「大森林内を探索し、把握せよ。ナザリックに従属する可能性を持つ存在の確認や、物資蓄積場所の設営も重ねて行え」により大森林内の勢力分布が大いに狂った。物資蓄積所(偽ナザリック)は魔導国建国時点ではひとまず完成しており、現在防備の強化と隠蔽工作を行っている。

関連項目

その他

  • web版の大森林はアゼルリシア山脈に住むフロスト・ドラゴンたちの縄張りに入っているらしく、他のドラゴンが住居にしたことはないという説がある。*13
  • web版の大森林には巨大な力を持つ「魔樹の竜王」と言われる存在が封印されているため、ドラゴンは近寄らないらしいという説がある。*14
  • web版ではスレイン法国がトブの大森林内に調査隊を送り込んで脅威となりそうな亜人などを確認し、間引きを行っている。