ヴィクティムとは、ナザリック地下大墳墓、第八階層の階層守護者の設定を与えられたNPCである。戦闘力よりも死ぬことで発動する強力な足止め系スキルで敵の動きを阻害する事ができるNPC。*1

　言葉は全て和名の色を使った「えのぐ語」を喋り、その上にルビが振られているという大変読みにくい喋り方をする。
　異世界の翻訳機能のお陰で会話は成立しているものの、アインズから「エノク語ではない気が……」と微妙な違和感を与えている模様。*2
　ちなみに、ページ最上部の台詞は「はじめまして」である。ページ最下部一覧参照。

　web版には登場しない。

　外見は体長1メートルの胚子。尻尾がにょろっと生えており、やけに明るいピンク色の肌をしている。
　頭上に天使の輪あり、背中には羽のない枯れたような翼が生えていて、基本的に飛んで移動する*3。　ヴィクティムには首がないため、周りを見渡すときは体の向きを変えて視界を確保する。

　ちなみに服を着ていないため、コキュートスを筆頭としたナザリックにいる全裸キャラの1人。

　自分が死ぬために生まれたことを理解しており死ぬことで役に立てることを誇りに思っている。
　言葉遣いも礼儀正しく？　天使であるため性格は”そんなに”悪くない。*4
　

　ゴーレムのガルガンチュアを除けば階層守護者では唯一レベル100ではない存在で、自分が死ぬことで強力な足止め系のスキルを発動させることが目的で作られたNPCの模様。
　では、足止めした後の攻撃はどうするのかというと、第八階層には「第八階層のあれら」というナザリック最強の存在（ルベドではない）がいるため、そちらが攻撃担当ではないかと思われる*5。

　第八階層はナザリックの実質的な最終防衛ラインと考えられており、八階層を突破された時点でナザリック側の勝率はかなり低くなる*6。
　かつて1500人からなる討伐隊を迎撃した地も第八階層であり、*7　当然ヴィクティムの移動阻害スキルが使用されたと思われる。

　作中ではいまだそのスキルは発動してない（死んでいない）。
　しかし、アインズが誰かと謁見するときはメイドに抱えられて登場することがあり、アインズも場合によってはヴィクティムを殺さなければならないことに必要性を理解しつつも罪悪感を感じている模様。*8

　ナザリックの転移初期は「第八階層のあれら」の監視をしていたため*9、モモンガが「アインズ・ウール・ゴウン」を名乗ることを玉座の間で宣言するときも出席していなかったが、二巻の幕間であるデミウルゴス出立時には既に監視が必要無くなったらしく、デミウルゴスから緊急時の低層配置が提案されている。

　以降、四巻で玉座の間に出席したり第一階層に一時的に配置されたことがある。*10　

• 不明

• 足止め系の強力なスキル

• アインズ・ウール・ゴウン
  • 至高の御方。死ぬことでお役に立てるならこれ以上の喜びはない。
• 第八階層のあれら
  • 監視対象。ナザリック最強の存在。第八階層はアインズの許可が無ければ入ることは許されていない。*11

• VICTIMとは、犠牲者、被害者、宗教における人身御供の意味。
• Twitterアイコンプレゼント＆リツイートキャンペーン開催されてアイコンとなった。そして台本のような怪しいものもアップされた。公式Twitter
• 守護者級は魔法を宿していない飛び道具の無効化ができる*12。
• 「オバマス」だと、『死せる忠誠（アフシフォシー・タナトス）』という名前の死亡奥義が登場している。