【個人評1】
遠距離からの支援に長けるサポート。覗くと即着になるメイン攻撃は遠くに行った味方にも十分なヒールを届けることができる。二つのスキルはどちらもヒットすればキルに直結する強力なもので、一部ヒーローとの相性が良いナノ・ブーストの存在もあって戦況を動かす能力が高い。弱点はまず本人の戦闘力が低いことで、孤立しないよう、かつ前に出すぎないように立ち位置を常に考える必要がある。範囲回復の手段がCT12のバイオティック・グレネードしかないため味方全員がダメージを貰い続けるような乱戦では回復を回しきれないことも。
自身さえまともにプレイできていれば少なくともタンクは十分にヒールすることができるアナは多くのサポートプレイヤーのメインヒーローであり、敵味方のピックに関係なく試合を通してアナが出続けることも珍しくない。アナが汎用性の高いヒーローであることは間違いないが、タンク以外にもヒールは回っているか、自身が先に死んでいないか、ウィンストンに分断されて無力化されていないか、ナノと相性がいいヒーローが味方にいるのか等いろいろな基準でピック変更を考えられるようになるとサポートプレイヤーとしてさらに上を目指せるかもしれない。
OW1から競技シーンではウィンストンが出る際の必須ピックだったが、OWL2023ではウィンストン・ブリギッテ・ソンブラといった相性が良いヒーローが長期間にわたって強い状態にあったことで、彼らとともに数か月に及ぶダイブ環境の中心となった。シーズン9以降は新dpsパッシブによってアナであってもタンクへのヒールが追いつかないことが増え、トレーサーやボール、ドゥームフィスト、モイラなど自身を狙ってくるヒーローが軒並み強いこともあって大きく使用率を落としている。
by Y, 2024/3/18
【個人評2】
汎用性と決定力を兼ね備えた強力なアビリティをもったサポートヒーロー。
バイオティックグレネードは味方の戦線の立て直しや緊急時の自己回復に使えるだけでなく、敵に当てることで動きを鈍らせたり、状況によってはそれだけで戦闘に勝つだけの力があり、スリープダーツも自衛からスキルコンボ、敵のULTのシャットアウトなど、様々な場面で使い道がある。
ULTのナノブーストもULTコンボだけでなく、即時回復と防御UPを利用して味方を守るためにも使えたりと応用範囲がなかなか広い。
距離を選ばないメイン攻撃/回復の性能も強力で、総じてハイスタンダードなサポートと言える。
ただし、移動系スキルがないため立ち回りは非常に難しく、攻撃防御両面に使えるアビリティが多いために最適な場面で使うためのリソース管理に頭を悩ませることになるが、それらを上手くかみ合わせることができれば非常に強力なヒーローとなる。
by C,2022/10/23