正しい意味でのハメ
正確な意味での ハメ とは、
プレイヤーが特定の行動を取り続けることで、(相手が誰であろうと)相手キャラを
「完全に脱出不可能」もしくは「人間業では脱出が非常に困難な状況」に追い込み、
一方的な展開で相手が倒れるまで行動を継続するテクニックの総称のこと。
これを良しとするかどうかは意見が分かれている。
・賛成派(格ゲー古参プレイヤーに多い)
「バグでなければゲームのシステムは利用する限り利用する」
「勝つことが全て」
「コマンドが難しければれっきとした技術の一つだ」
・反対派
「人にされて嫌だと思うことはするべきでない」
「初心者離れや、ひいては格ゲーの衰退を招く」
現在はシステムの充実化に伴い、完全なハメが存在する格闘ゲームは存在しないと言っていい。
P4Uも例外ではなく、多数のシステムコマンドが存在し、仕切り直しの手段は豊富。
スキルやその他の技に関しては、調べれば防ぎ方・抜け出し方が記載されている場合もある。
初心者側から見た「ハメ」
一定以上熟練したプレイヤーによる洗練されたプレイングによって、初心者プレイヤーの主観から
見て「完全に脱出不可能」もしくは「人間業では脱出が非常に困難な状況」に追い込まれ、
一方的な展開で攻めを継続された場合、またはその結果大差をつけて倒された場合に
初心者側が「ハメられた」という表現を用いる場合がある。
広義のアクションゲームにおいて「キャラを思い通りに動かせる」事そのものがゲームの面白さの
ひとつであるが、故にその部分が著しく損なわれることを非常に不快に感じるプレイヤーは多い。
操作に不慣れなだけならまだしも、対戦相手の熟練度という不可抗力に比例して、強制的に行動を
制限される時間は長くなりやすいため、不満や怒りなどからやむなくこのような表現を用いられやすい。
「ハメられた」下級者側
・(意図的な初心者狩りでなければ)不正を働かずに対戦している以上、上級者側にも一切の落ち度や責任はありません。
心中察しますが、台パン・罵倒、回線の切断・暴言メールなどはご法度です。絶対にしないでください。
・「ハメられた」結果勝てそうにないと思っても、放置せずに最後まで対戦しましょう。
ささやかな抗議のつもりだとしても、失礼な行為に変わりありません。あなたの方が加害者になってしまいます。
また、諦め癖がついてしまうのは長期的に見た場合に、多少なり戦績に悪影響を及ぼす危険性があります。
誰でもはじめは初心者です。たとえ厳しい戦況でも最後までやりぬきましょう。
上級者側
・初心者はトレーニングダミーではありません。あくまで「対戦」を求めている生身のプレイヤーがいることを認識しましょう。
もちろん、真剣勝負である以上チャンスや勝利を譲る必要はありませんが、初心者側が後から振り返って学びのある試合ができるのが理想です。
逆ギレかバーストしかさせてもらえず、ミスをする暇すらないような一方的な試合から初心者が学べることはほとんどありません。
ハメと誤解されやすい行動
・各種通常コンボ、及び間隔の短い連続ヒット技
そもそも対戦ゲームやコンボゲーに不慣れな人は、極端な話、素早い連続攻撃や
連続ヒット技を受けて動けないというだけで「ハメ」だと表現する場合がある。
・執拗な固め、素早い固め直し、手堅い牽制、正確な起き攻め・受け身狩りなど
攻撃している上級者側の優れた立ち回りほぼ全般に言える。
システム上は特殊な切り返しを用いなくても凌ぎ切れる状況であっても、初心者当人が
反応できず攻めを継続させられたと感じた場合には、総じて「ハメ」と表現されやすい。
・当て投げ
投げ抜けが安定しない初心者からは、必ず投げが通ることから「ハメ」と表現されやすい。
・フェイタルカウンター始動の強烈なコンボ
バースト以外では一切の抵抗手段がないうえに、相手がミスしない限り長時間拘束され続け、大量のダメージを受けていく様子から特に「ハメ」と表現されやすい。