P4U/P4U2 まとめWiki - 足立透 設定
プロフィール
P4本編
人物像
P4U2
人物像
性能
プロフィール
名前:足立透(あだち・とおる)
使用武器:銃
使用ペルソナ:マガツイザナギ
タイプ:翻弄タイプ
CV:真殿光昭
P4本編
人物像
都会(本庁)から八十稲羽署へ転属されてきた若手刑事。堂島遼太郎の相棒にして、後輩でもある存在。
厳格な堂島には叱られっぱなしだが、自宅に招待されるなどそれなりに信頼はされている模様。
所々でだらしのなさが目立ち、いつも曲がっているネクタイと寝癖・サボり常習犯・相次ぐ仕事のミスなどまさに「ダメ刑事」の一言に尽きる人柄。
お調子者で軽口な一面もあり、主人公達に捜査情報を垂れ流しては堂島にドヤされる光景が絶えない。
その無能ぶりからは想像もできないが、一応は本庁出身のエリート刑事である。
高度な手品をやってみせるなど、手先が器用な面もある。
ファンの間での愛称は「キャベツ」。由来は、あるイベントで「安売りしていたキャベツを買いすぎて料理に困っている」という台詞からきたもの。
初めは堂島を通してのみの面識だったが、後に主人公含む自称特別捜査隊の向かう先に神出鬼没で現れる。
P4U2ではP4時点での主だった人物像からは想像もできない、主人公たちへの敵意と悪意に満ちた人柄となっているが・・・・?
以下、P4本編の本質に迫るネタバレ注意!
足立の正体
その正体こそ、主人公たち自称特別捜査隊が追い求めた八十稲羽市連続殺人事件の真犯人。
山野真由美と小西早紀をテレビの世界に突き落とすことで殺害、かつ生田目太郎を言葉巧みに騙して誘導し、連続誘拐犯となるよう教唆した張本人である。
初めは傍観しながら刑事としての職務権限を利用し裏で工作し続ける愉快犯として暗躍していたが、次第にボロが出て主人公一味と堂島に発覚。
遂にはテレビの世界に逃げ込み、「世の中の人間すべてがシャドウになってしまえばいい」という願いからテレビの中にダンジョン「禍津稲羽市」を形成し根城を張る。
本性は極めて傲慢で排他的。
山野真由美や小西早紀を殺害したのもマヨナカテレビに映った人は自分の運命の相手と信じ大元は一方的な思い込みからであり、模倣事件を含む一連の殺人・誘拐事件すべてに関しても「そっちの方が面白いから」とまるでゲーム感覚。
殺人に関しては「殺したのはテレビの世界だから僕は何もしていない」、誘拐事件に関しては「僕は少し背中を押しただけで生天目がやったこと」と悪びれる様子一切ナシ。
刑事という職に就いたのも「合法的に銃を所持できる」というそれだけの理由だと断言していた。
しかし警察学校時代での銃の発砲実習ではいつも上位、わざと対象物スレスレの所に当てるなど銃の腕前は確かなものらしい。
そもそも本庁出身のエリートでありながら田舎である稲羽署に飛ばされたのも、同僚との足の引っ張り合いの果てに左遷されたに等しい形での異動。それらを理由にして世の中に絶望したと嘆き悪行を働く様は、まさに
完全自己中
である。
そんな同情の余地の無い足立ではあるが、その一方で「自分の願いや存在価値が認められず世の中に絶望した大人」という彼の人間臭い一面には共感を覚えるファンも少なくない。
特に「努力しても報われない」「情熱も沸かず変わり映えの無い日々を悶々と過ごす」足立の鬱屈と失望は現代社会を生きる多くのユーザーにとっても他人事ではなく、そういった側面の魅力もあって悪役としての人気は非常に高い。
そういった人気を受けてか、アニメ版やP4Gでは出番も増えている。
また、堂島を慕っていたのは本心のようで、主人公に必要以上に絡んだのも堂島家という居場所に入り込み、自分以上に堂島親子と親密になりつつあることへの嫉妬心によるものが大きいと考察されている。
主人公たちに対しては散々な暴言を浴びせるものの、堂島親子を批難するような言葉は最後まで口にしなかった。
『P4A』では禍津稲羽市で足立の本体が居た場所は堂島家のリビングであり、座っていたのは現実の堂島家で主人公が座っていた場所である。
ファンの間でも人気度の高い名言「世の中クソだな」はまさに彼を象徴する台詞と言える。
マガツマンダラでの決戦に破れた後は、主人公たちの情に少しだけほだされたのか、大人しく警察にも捕まり、全ての罪を白状し法の裁きを待っていたはずだったが・・・
ちなみに本心か建前かは分からないが、足立曰く『ゲームに負けたのだから現実のルールに従うべきだ』という自身の考えに基づいて捕まったらしい。
敵としての能力
ダンジョン「禍津稲羽市」のボスキャラとして登場。戦闘前に異形に変身した生天目と違い、生身での戦闘となる。
更に、主人公の操るイザナギにそっくりなペルソナ・マガツイザナギを引っさげて襲いかかってくる。
ヒートライザによる全ステータス上昇に始まり、デビルスマイル→亡者の嘆きのコンボ、空間殺法や各種属性魔法(マハ〜ダイン)等バラエティに富んだ攻撃を繰り出してくる。
とは言えこの佳境まで進んできたパーティのステータスとプレイヤーの腕前を持ってすれば、さほど手こずる要素は無く戦える程度の強さである。
このいかにも最終ボスといった面持ちで現れた足立の歯応えのなさから、戦闘終了後に更なる黒幕であるアメノサギリとの連戦が待ち構えていることまで予想できた者は生粋のアトラスゲーマーと言えるだろう。
ちなみに彼の使用するマガツイザナギはP4Gでのみ主人公も合成で使用することができるようになる。
主人公が足立コミュMAX後に合体で手に入れられるマガツイザナギは即死呪文無効耐性を2つも備えており、またヒートライザやチャージなども自力で覚えるためなかなか優秀。
継承タイプが闇である為物理スキルを覚えさせることは不可能だが、メギドラオンをスキル変化させイノセントタックへ置き換える事も可能で、チャージやヒートライザも覚えさせればそこそこの物理アタッカーになれる。
パステ成功率UP・恐怖成功率UPを積み、自力で覚えるデビルスマイルと亡者の嘆きを使えば雑魚クラッシャーにもなれる。
即死呪文無効である耐性から、ハマムド成功率UP・パステ成功率UPとマハンマオンマハムドオンを覚えさせれば、反射を気にせず開幕早々敵を殲滅させる事もできる。
P4U2
人物像
主人公たちの活躍により、現在拘留中の立場だったはずの足立が突如主人公たちの前に現れるが、その真意とは・・・?
P4の後日談らしく、その性格もP4終了後のまま。相変わらずの自分中心の考え方と周りをバカにした言動を炸裂させる。
だが重大な事件を起こした確かな経験と反省から「人を死なせない」というP4U2での自分のルールを作り、そのルールに則って特捜隊や皆月を誘導する為にわざと相手を煽る様に振る舞う節もあったようだ。
キャッチコピーは『
相も変わらず世の中クソだな!完全自己中キャベツ刑事
』はまさにこれ以上ない足立を形容する煽り文と言える。
P4の面子からは黒幕と思われ、P3の面子にも悪行が知られている悪い意味での有名人。ただし、P4主人公(鳴上悠)とだけはお互いに思うところがあるようだ。
性能
プレイアブルキャラとしては、若干色物寄りながら様々なことをこなせる万能タイプとして参戦。
ヒートライザやデビルスマイルを始め、原作で見られたスキルやモーションもしっかりと再現。
足立本体の攻撃は平凡な性能だが、代わりにペルソナ攻撃が軒並み優秀な性能を誇る。
豊富な飛び道具、突進技、判定の強いペルソナ攻撃、コマンド投げなど一通りの武器は揃っている。
目立って優秀なのはSPスキルの木っ端微塵斬りであり、自分と相手が画面のどこにいようと一瞬で攻撃できるという高性能な技。
特にSB版は発生が凄まじく速いため見てから回避が困難・無敵あり・ガードされても自分側が有利・ヒット時はコンボに繋げられる、と実に恐ろしい技となっている。
デビルスマイルで恐怖を付与してからのコンボ火力も侮れないものとなっている。
また、ヒートライザやマガツマンダラには自己強化効果も付与されており、さながら原作における補助魔法を駆使した状況作りのような戦略性も併せもつ。
自己強化と状態異常を付与してからの攻撃力は全キャラ中でも最高クラス。対戦における駆け引きや布石などを全て無に帰すといっても差し支えない、暴力的な攻めを押し付けていける。
欠点はとにかく下段が薄い点で、ガードの上からQEやバックステップを擦る相手を咎めることが難しい。
また、ダッシュやジャンプの挙動が比較的ふんわりとしており、全体的な素早さに劣る。そのため、陽介やアイギスといった高機動型キャラとの対戦では立ち回りで遅れを取りやすい。
優秀な技がペルソナ攻撃に偏っている一方でペルソナの耐久値が4と平均的なもの。そのためペルソナブレイクを起こしやすく、かつブレイクしてしまうと非常に辛い戦いを強いられる。
対空も隙が大きくフォローの難しい2Bくらいしかないため、防御を主体とした立ち回りを取ることも難しい。翻弄することには長けているものの、真っ向から力比べをするには不向きな性能と言える。
使いやすいが性能を使いきるのは難しいと何ともひねくれた性能であり、まさに変則スタンダードの言葉が相応しい。
安定して勝つには目先のダメージを取る事に拘ることなく、先を見越して状況作りに勤しむスキルが求められる。目先の欲に捉われずその場を凌ぐ大人の対応力と自分の状況を作ったが最後理不尽な攻めで叩き潰す大人気なさを両立させて戦おう。