P4U/P4U2 まとめWiki - P4U2 皆月翔 設定
プロフィール
P4U2
人物像
性能
プロフィール
名前:皆月翔(みなづき しょう)
使用武器:二刀流
使用ペルソナ:なし
タイプ:本体攻撃タイプ
CV:鈴村健一
P4U2
人物像
ミナヅキショウ
と同じ外見、名前、声を持った今回の事件の「黒幕」を自称する少年。
事ある事にダジャレを連発し陽気に笑う、見た目以上に子供っぽい性格。ただし、少しでも自分の気に食わない事があると激昂し周りに当たり散らす等、かなり不安定な人柄の持ち主。
一人称は「僕」。同じ顔をしたミナヅキショウは「俺」。1人でも「僕たち」という不思議な言い回しをする。
ミナヅキに向かっては「お前は出てくるな」と発言する事もある。(対戦勝利セリフ参照)
ペルソナを持たないにも関わらず、ペルソナ使い達と互角に渡り合う驚異的な身体能力を持つ。持ち前の激しい気性もあって、かなり戦闘に特化した人物。
アルカナは太陽。正位置では「成功、誕生、祝福、約束された将来」、逆位置では「不調、落胆、衰退、堕胎・流産」を意味し、マルセイユ版タロットでは双子の絵が共に描かれる。
対するミナヅキのアルカナは月となっている。
またアイギスは、彼から対シャドウ兵装のコアとして用いられる"黄昏の羽根"の反応を彼から検知しており、皆月自身アーケードモードにおいて「(アイギスに対して)お前と同じなのに、お前とは違って、ちゃんとした人間だもんな!」と発言している。このことからアイギスやラビリスと違い、「人間の体でありながら黄昏の羽根を宿している」ことがうかがえる。
ペルソナ使い(と言うよりは、機械の身でペルソナを扱えるアイギスだろうか)に対してコンプレックスを抱いているらしく、アイギスのアーケードモードでは「(機械の分際で)ペルソナまで出せるんだからムカつく、僕の気持ちも知らないで」と怒りを露にする様子が見られる。
P3では同じようにダジャレを好む幾月修司、重要な立ち位置にある望月綾時と名字に月を持つ点で共通する。
キャッチコピーは『
天衣無縫の二刀流! 掟破りの駄洒落マシーン 皆月翔!
』と自分本位な性格とダジャレを好む性格を正確に表している!なんつってな。
家庭版P4Uストーリーの最後に少しだけ言葉を発した黒幕も似たような口調、そしてペルソナが使えない発言があったが、真相は…?。
ちなみに腰に巻いている服やズボンは八十神高校の制服である(独特のラインが入っているなど全身イラスト見ると分かる)
上記の通り一風変わった性格・性能を持ち、家庭版発売前から様々な憶測が飛び交う謎多きキャラクターだが、そのバックグラウンドとは…。
以下ストーリーモードネタバレ
第一に皆月から黄昏の羽根の反応が見られた理由は、皆月が
体内に黄昏の羽根を埋め込むことで人工的にペルソナ使いを生み出そうとした実験の被験者だから
である。孤児だった皆月は育ての親となる、ある桐条グループの研究者(P3の幾月修司)に引き取られ、その者の手によって行われた実験により、皆月(ミナヅキ)の身体には黄昏の羽根が埋め込まれた。それがアイギスたちと共鳴していた。
ダジャレ好きなのは育ての親である幾月からの影響であり、物心ついた時から幾月としか接していなかったため親への親愛の情のようなものがあったと思われる。
それ以外にも幾月の偽物を創り上げたり、幾月の真似事をしてみたり(ミナヅキがそう語っていた)、「あのクズヤローが喜ぶのが嬉しくて何でもやった」とストーリー中語っていた。見下したような発言も多いが、隔離された環境で過ごしていた皆月にとって「唯一の他人」であった幾月の存在はとても大きく、何度か「父さん」と呼んでいた。
結果的にその実験は失敗し、ペルソナ能力は発現しなかった。しかし実験によって、ペルソナを扱うことのできるミナヅキショウという第二の人格が誕生。単なる二重人格者になったというわけではなく、アイギスたち同様に黄昏の羽根によって後から生まれた新しい人格であり、皆月とはある意味別人。(ミナヅキは埋め込まれた黄昏の羽根の人格と言える)その為にミナヅキにしかペルソナが扱えないようだ。皆月の精神には皆月とミナヅキ二人の人格が宿っており、二人で皆月の身体を使っているという状況。
また皆月は実験の過程で幼い頃から戦闘訓練もさせられており、その身体能力は驚異的だった。ペルソナを扱えないながらもペルソナ使いに引けを取らない強さは度重なる訓練と才能の賜物だろう。更に
「制止がかかるまで相手を徹底的に打ちのめす」
など残虐性も持ち合わせていた。
皆月の「僕たち」という発言はもう一人の人格、ミナヅキを含めて指した発言だった。「お前は出てくるな」という発言も、ミナヅキは皆月の意識を比較的自由に乗っ取れる(ストーリーモード中、激昂した皆月を諌めるようにミナヅキが割り込んで人格を表に出していた)ことから「自分を差し置いて勝手に表に出るな」という意味での発言だったのだろう。
このようにミナヅキは皆月とは完全に異なった意識として独立している存在。故にミナヅキは幾月を「育ての親」として慕っておらず、むしろ皆月の障害になり得る邪魔な存在だと疎ましく思っていた。その為、最初はミナヅキに興味を持っていた幾月だったが
ペルソナ能力だけを残し、ミナヅキを消そう
と画策。ミナヅキは抵抗するも不安定だったため力及ばず、捕獲。その実験の影響により、ミナヅキの存在は残ったものの、
植物人間状態になってしまう。
(皆月は幾月がミナヅキを消そうとしていたことは知らなかった)
実験の影響で意識を失っている間に幾月が死に、病院に入院させられていた皆月は意識を取り戻してから稲羽で時を過ごす。ペルソナ4本編における事件の顛末を見届け、事件解決間際
とある存在(カグツチ)
に声をかけられ、ミナヅキが今回の作戦を立案。皆月が同意し、事件を引き起こすこととなる。
目と傷が赤くなって発動する能力はカグツチからの貸与品、使用すると消耗も激しく重要な場面で使わない(使えない?)事も多い。アーケードモードクリア時のムービーでも発動している。
真のエンディングと思われる覚醒ルートではミナヅキは消滅?し、皆月のままでミナヅキより引き継いだツキヨミを喚ぶ姿が見られる。
ストーリーのプロローグでベルベットルームを訪れたがイゴールの協力を断りそのまま帰った人物と思われる。しかしエピローグでマーガレットが再びお客としてくる可能性があると発言している。
覚醒ルートではマーガレットとエリザベスが言葉を交わし、その中でマーガレットが皆月には「新たな"客人"」として、多くの出会いと戦いが待っている、と語った。
性能
設定通りにペルソナを持たず、己の身体と二刀のみを駆使して戦うキャラとして参戦。
ペルソナを持たないため、実質的にペルソナブレイクが発生することがない。また、
ペルソナがなくても各種バーストは使用可能という特徴を持つ。
状態異常の魔封を受けた場合、バーストは使用できなくなるが各種技は通常通りに出せる。
技性能は二刀を駆使した連続攻撃や高速移動など、スピーディーな連係を生み出せる技を豊富に持つ。
高速移動を崩月斬・翔牙でキャンセルすることによる高速のめくり攻撃、SB版の崩月斬・滅牙を低空で出すことによる見切りづらくガードされても攻め継続できる中段攻撃など、
テクニカルながら強烈な攻め手が持ち味。
また、このゲームでは唯一、その場での「避け」が使用可能なキャラ。フェイントや反撃に利用することができる。
2CやJ2Cなど、相手の虚を突く用途に特化した攻撃技も備えており、ただ単純にまっすぐ突っ込んで殴るだけには留まらない奥深さもある。
溜めコマンドながら飛び道具であるサバイバルナイフも備え、この技を盾にして接近の糸口にするといった立ち回りも可能。
総じてキャラクター自身の性格通りに、いわゆる
ガン攻め
にもってこいな性能を持っていると言える。
似たような剣術に加えペルソナを使用できるミナヅキと比べると、万能さでは大きく差をつけられている。代わりに、近接での択一の豊富さでは皆月に分がある。
ミナヅキより優れていると言える点は、概ね格闘ゲーム(特にアーク製格ゲー)に手馴れたプレイヤーでなければ実感できないようなマニアックな部分が多い。
初心者が使っても動かしやすいキャラではあるが、劣化ミナヅキにならないようにするには「テクニカルな連係、コンボを正確に使いこなさなければならない」という玄人仕様な側面もある。
「P4U2」に精通してやり込んだ上級者が使用してこそ、ミナヅキにはない強さと面白みを発揮できるキャラと言えるだろう。