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kanata_06_87 2023年08月18日(金) 09:25:49履歴
パニグレ(パニシング:グレイレイヴン)を起動中、ロード時に表示される画像に書かれた文章を一覧化したものです(カスタムは除く)。
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- 本編第9章「黒星失墜」関連
- 本編第10章「永久列車」関連
- 本編第11章「九龍夜航」関連
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- 外伝旧聞2章「極夜再臨」関連
- 外伝旧聞3章「在りし日の残照」関連
- 本編第13章「終焉の福音」関連
- 外伝旧聞4章「響鳴のアリア」関連
- 本編第14章「視線の捕囚」関連
- 本編第15章「ラストスパーク」関連
- 本編第16章「永夜の胎動」&17章「滅亡照らす残光」関連
- 特別編「幻奏のレチタティーヴォ」関連
- 本編第18章「綺羅星の誓い」関連
- 本編第19章「暁の境界」関連
- 本編第20章「絶海の異途」関連
- 本編第21章「刻命の螺旋」関連
- 本編第22章「紡がれる彩華」関連
人類初の超光速宇宙移民艦「空中庭園」の建造は人々の注目を浴び、歴史に残る偉大な建設プロジェクトであった。
地球全体を挙げて成し遂げたこの協力プロジェクトは、人類社会をかつてない「統一と進歩」の黄金時代へと導いた。
パニシング爆発の後、止むを得なく建造を中止された空中庭園は、宇宙へ逃げ込んだ人類のほとんどを収容した。
現在この船は人類が地球を奪い返すスタート地点として、長らくアーク軌道ドックの中に停泊し、地上へ派遣された部隊との連絡を維持している。
逆元装置とは、全ての構造体がパニシングに対抗するための障壁である。
人類の計画では、構造体は逆元装置を通して近くにいる指揮官のマインドビーコンを受信する
現在の「指揮官+構造体」の戦術体系が可能となった重要な前提となる。
空中庭園執行部隊「グレイレイヴン」は、誰もが知る伝説的な小隊。
数多くの戦場を潜り抜けた隊長のルシアは、作戦経験が豊富。
彼女が小隊に率いた仲間も全員がエリートである。
その一方、グレイレイヴンの創設に関するさまざまな噂は、いまだに絶えることなく囁かれ続けている。
昇格者たちは「昇格ネットワーク」を通じてある特殊能力を共有し、その能力によってパニシングに侵蝕されても自我を保ち、なおかつ強大な力を得ることができる。
彼らの目的は不明だが、パニシングを利用して、全人類ないし全世界に彼らの理想を「伝播」しようとしていることは間違いない。
侵蝕体には電子設備や施設、機械体、構造体等様々な種類がある。
侵蝕体はそれぞれの特徴に合わせて、改造、増殖、破壊等様々な行動をとるが、より効率的に人類意識を持つ個体を消滅する目的を全うすることを最終目標としている。
体内のパニシング濃度が高ければ高いほど、攻撃意欲はより強くなり、破壊能力も上がる。
人類初の零点エネルギーリアクターの真空チャンバーから出現した、極めて高密度の存在。
質量展開を繰り返した結果、チャンバーを破り漏洩爆発を起こし、大気の流れに沿って全世界へ蔓延した。
生物の体細胞を直接破壊でき、ロジックサーキットを操縦することにより機械体を侵蝕することもできる。
侵蝕された個体は、人類意識や行為を表していようとも極めて強烈な破壊衝動が沸く。
特殊巨大機械生物。主に南極・北極海域で目撃されている。
全身が武器システムで覆われており、一番の特徴である伸縮可能な長いツノは、意識系統と直接繋がっている。
キカイイッカクに関して残された資料はわずかだが、その誕生は意識海システムと関係していると思われる。
核融合技術の進歩が生み出した高速砕氷船によって、人類は北極海を完全に征服した。
その結果、北極海航路は人類史上最も隆盛した交易航路となった。
貿易港によって形成された「北極航路連合」も、黄金時代4大経済圏の一角をなすに至った。
その特殊な地理環境により、パニシングの濃度は長らく低〜中程度に維持されている。
特殊環境下でパニシングが集積して形成される。
構成物質は非常に緻密で硬く、通常のパニシングより複雑な行動が可能である。
周囲のパニシング侵蝕物を操り、さまざまな異重合体を形成する能力があり、さらに高密度のパニシングを内包している。
現在、この物体に対する人類の知識は限られており、侵蝕された国際宇宙ステーションにおいて1体が発見されたのみである。
長い歴史を持つ最先端の科学実験施設であり、黄金時代初期に主に物理関連の実験が行われた。
大統一理論の実証に成功し、人類史上初の重力生成及びコントール実験を行った。
マスコットキャラクターの「コロリョフ」はこの地で誕生した最先端の科学理論を、一般人にわかりやすく普及することを目的としたもの。
パニシング発生後、制御を失った重力がパニシングや宇宙機の残骸を引き寄せ、成長し続けている。
中東で興ったアディレ商業連盟は、永久列車アジール号をその拠点とする勢力である。
「走る城塞」と称されるアジール号は、長い年月をかけて独自の列車文化を形成しながら、今も走り続けている。
君主制を戴く組織であり、ユーラシア大陸全土をカバーする商業交易が主産業である。大陸の各勢力とも一定の繋がりを持つ。
利益至上主義は一貫しているものの、組織内部は決して一枚岩ではない。
現在の君主は4代目
沿岸部はその地理的優勢から貿易及び造船工業が非常に発達している。
大力神級武装巨船「九龍夜航船」は、九龍商会によって黄金時代に建造された。
日が落ちる薄暮の頃、船は港に一時停泊する。
まるで白日のように明るい舞台で、舞い踊る操り傀儡。
今宵も、夜の幕が上がる。
九龍コーポレーションの前身は、黄金時代に東アジアの沿岸都市で設立された「九龍商会」。
その初期技術の結晶
首領の曲はその演算結果に基づき「万世銘(バンセメイ)」計画を発動し、地球文明を全て保存した。
それ以来、九龍コーポレーションは完全に封鎖され独立した組織として地球にとどまり、構造体技術も人類が空中庭園に退避する前のレベルに留まっている。
九龍商会は、黄金時代に東アジアの沿岸都市で成立した商業組織であり、金融から政治まで掌握した。
配下の九龍衆は「龍生九子」に由来して命名された構造体で、商会のさまざまな実務を担っている。
黄金時代、商会は巨額の資金と労力を投入して「ゲシュタルト」と同規模の研究を進めていた
パニシングに対応すべく華胥(カショ)が作り出した人類救済計画
実態は華胥が構築したバーチャル空間に九龍の民衆をデータサンプルとして保存し、人類を現実世界の苦痛から救わんとしたもの。
九龍環城は万世銘計画のために建築された、偽装のための地上都市であり、人類のデータを保存したサーバーは九龍環城の地下の「九龍古都」にある。
現在、古都に入る方法を知るのは曲ただひとり。
地球が滅びるその日まで人類を永らえさせるため
「指揮官+構造体」戦術体系の早期に使用された技術。
人間の指揮官が遠隔リンクポッドを通じて構造体を制御するものだが、後に「ある理由」で空中庭園によって廃止された。
戦況が厳しさを増すにつれ、化学理事会は遠隔リンク技術の研究を再開し、グレイレイヴン隊の指揮官が九龍夜航船で入手した「枷」を基に、アシモフが携帯用遠隔リンク装置を開発した。
九龍環城の戦いの後、科学理事会はアシモフの研究成果を一部の小隊で試験運用し、実践に投入して一定の成果を得ている。
パニシング濃度に基づき、空中庭園は地上の汚染状況を「軽度」「中度」「高度」「重篤」に分類した。
血清と逆元装置では高濃度パニシングには抵抗できず、さらには狂暴化した侵蝕体が彷徨く重篤汚染区域では、人類と構造体が生存することは極めて困難である。
特殊な構造体は短期間の探査が可能だが、長時間の作戦遂行は望むべくもない。
空中庭園が把握している同区域の情報は先行小隊の構造体が持ち帰ったものが全てだが、生還した構造体はごくわずかである。
ショーメイグループが建設したウォーターテーマパーク。カリブ海の孤島に位置する。
辰星スタジオリゾートの建設には世界政府統合計画の後押しがあった。
パーク内はゴージャスなムードたっぷりで、巨大なサメピー像がそのシンボルとなっている。
諸事情により辰星スタジオリゾートが正式オープンを迎えることはなく、昇格者の到来によってようやく固く閉ざされたゲートを開くことになった。
北極航路連合の管轄エリアで活動する武装護衛組織。
メンバー全員が「罪人」の汚名を着せられた亜人型構造体である。
守林人は極地の環境に合わせて機体と装備に調整が施されており、極寒の環境でも機動性の高い戦闘が可能。
黄金時代の九龍商会の統治下にあった古都。
沿海に位置し、街中を水路が縦横に流れる。
天に屹立する九本の柱と建物をつなぐ桟道が、九龍の象徴的な建築様式である。
黄金時代の九龍古都の前では、「栄華」という形容詞さえ色褪せる。
ユニバーサルトイ社と協力関係を結び、ロボットとバイオニックを普及させた最初の都市でもある。
九龍衆が設立した9部門が商会の運営を支えた。
九龍商会の生産力と技術力は大いなる発展を成し遂げたが、その後のパニシング侵蝕により、その全ては戦火に消えた。
異合生物はパニシングの赤潮から生まれた個体。
生態環境における地球上の生物の進化過程を模倣したパニシングの一形態である。
その具体的な進化過程は解明できておらず、地球上の生物と同じ生理現象を有しているのかすら判明していない。
生物化の傾向に至る理由も不明である。
唯一確認できた事実は、自我を生成する機能を備えている可能性があること。
自己意識が芽生える潜在能力を持つようだ。
黄金時代に科学理事会が全世界の知能を集結して開発したスーパーAI。
ゲシュタルトが構築した公共サービスのネットワークは人類生活の発展に多大な影響を与えた。
科学理事会の技術が宇宙の飛行や探査に飛躍的な進歩を成し遂げたのもゲシュタルトの功績である。
現在ゲシュタルトは空中庭園の最高管理AIとして人類に尽くしている。
長い年月の間に、ゲシュタルトにも新たな変化があったようだ。
パニシング赤潮は異合生物誕生の温床である。
機械と生物を呑み込み、エネルギーや養分に転換して大量の異合生物を発生させた。
異合生物は赤潮から恩恵を受け、地上の生物を模倣して自己進化を開始した。
本来、進化の過程には長い時間を要するが、外在的要因により進化は爆発的に加速。いまや地上で一定規模の勢力を形成するに至った。
赤潮には特有の潮汐現象があるが、「満潮」や「干潮」は天体の引力に影響されず、それは生物の「捕食現象」に近い。
執行部隊所属の「ストライクホーク」は特別な斥候小隊である。
他精鋭小隊における基本編成「指揮官+構造体」と異なり、全隊員が構造体だ。
特化型の逆元装置を装備できる隊長クロムが、指揮官の存在を補って可能となった編成である。
個別に組まれた通信方法を利用し、常に迅速な情報交換を行う。
ストライクホークの隊員は単独での作戦遂行能力に秀でている。
ゆえにそれぞれが各地へ散開して斥候任務に就く場合が多く、チームとして活動するのは珍しい。
彼らが行動をともにしている時は、極めて危険度の高い任務に従事していると推測できる。
月日が流れ、チームは「ストライクホーク」に配属された4人目の「新たな仲間」を迎えた。
昇格者の中でより高次な存在。通常の昇格者よりも高い権限と大きな力を持つ。
代行者はパニシングに侵蝕された構造体や機械体に昇格ネットワークの「選別」を受けさせる。
それを乗り越えた個体を昇格ネットワークとリンクさせ、パニシングの力を使用する権利を与える。
現時点の情報から判断する限り、ネットワークへのリンク権限を付与できるのは代行者のみらしい。
ある意味、代行者は昇格ネットワークに選ばれた特別な昇格者ともいえ、昇格ネットワークの「選別」を代行する。
代行者との交戦記録を分析すると、戦闘力及びパニシング濃度、脅威レベルは通常の昇格者を遥かに上回る。
代行者が生まれた経緯やその数は不明であり、各々の目的のため密かに計画を進める代行者が多数存在する可能性もある。
空中庭園中期軍用構造体開発計画中の実験構造体の総称。
現段階では「ウィンター計画」で得た実験データをもとに開発された特化機体のことを指す。
初期の軍用構造体と比べてあらゆる点が飛躍的に向上しており、より高い性能と起動能力を有する。
特化機体開発用基礎データの出所が特殊なため、このタイプの機体は意識海の安定に難があり、長期的なリンクテストと調整が必要となる。
調整完了前に使用を強行すると、記憶データの紛失や意識海偏移による機体の暴走等の副作用が生じる。
機体の改良と適応性の向上を模索し続けた科学理事会は、今ようやく画期的な成果を得た。
黄金時代、人類は超光速航行を実現するために、いくつかの零点エネルギーリアクターを建設した。
しかし、零点エネルギー探索の最終段階を迎える直前で、極めて高濃度なパニシングが零点エネルギーリアクターの真空チャンバーから出現し、全世界へ広がった。
アトランティスは、実験の進度や方向性が異なることからパニシング爆発後に実験を中止し、研究方針を調整して現在に至る。
彼らの出現は兆候の一端にすぎない。
パニシングによって与えられる人類の試練が、新たな次元に達したことを示している。
同時に、この星にパニシングが存在する限り、決して災難からは逃れられないと改めて人類に思い知らせる存在。
会長のアレン率いる世界政府芸術協会は芸術分野のあらゆる面を監督しており、協会の指導の結果、今日の芸術にはアートとテクノロジーを兼ね備えたハイテクなものが多い。
戦争が繰り返されるこの時代においても、芸術の最先端を行く「先駆者」たちはさまざまな作品で人々の乾いた心を潤す。
芸術家と同じように、世界政府芸術協会の歩む道にも避難と称賛が満ちている。
それでも彼らは「芸術は大衆のもの」という理念を貫き、生活の隅々まで芸術を広げようと日々活動している。
世界政府芸術協会は流行の先駆者であり、旧時代芸術復興における最大の推進者でもある。
戦火の燃え盛る時代においても黄金時代の芸術作品が失われていないのは、協会に所属する考古小隊の努力の賜物といえる。
地球で誕生した全ての外術の回収、復元、継承、拡散こそが世界政府芸術協会の理念なのだ。
セージ・マキナの啓蒙から誕生。
パニシングが全てを破壊していく中、まるで火花が広がるように機械は覚醒していった。
機械の言語から生まれたグラフィティから、機械たちが知性への道を見つけだし、知識が鋼鉄の躯体の中で育まれていった。
自らを縛る枷から解き放たれた彼らは、セージ・マキナの足跡をたどる巡礼の旅に出る。
覚醒の波が大地に流れこみ、複雑な計算が見知らぬ景色を描き出す中、ゲシュタルトはビーコンを点灯して観察、記録、研究を行った。
その微かな光は未来の訪れを導き始めた。
多様性を開花させた機械たちは、かつての創造主に目を向けだした。
服従なのか超越するのか、彼らの出す答えは人間と何ら変わらないかもしれない。
機械体で構成され、「セージ・マキナ」を核とする秘密組織。
パニシング爆発後、侵蝕されなかった機械体たちはセージ・マキナの啓蒙を受け、「自我」と「仲間意識」が芽生えた。
セージ・マキナの思想を広めることを新たな使命として、自発的に集まった機械体たちは「機械教会」の名のもとに地球上で活躍している。
孤独な宇宙の果てにある月面基地。
管理権限は黄金時代最大の採鉱事業者
人類初の超光速宇宙移民艦・空中庭園の建造当初、低重力の宇宙環境下における零点エネルギーリアクター動作保証のため、リアクターやそれを搭載する超光速エンジンの建設を月で行う予定だった。
しかし、パニシング爆発によって零点エネルギーの実験は中止され、月面基地の零点エネルギーリアクターも以降ずっと放棄されていた。
黄金時代の世界的な大博物館。
近海地域に位置し、カッパーフィールドの単独資本で建設された。
最先端のバイオニック技術により海洋生物の生態や習性が生き生きと再現された。
環大西洋経済共同体の重要人物でもあったカッパーフィールドはバイオニック技術の発展に注力し、本館は博物館として開放されるのみならず、バイオニック技術の研究に大いに貢献した。
遡源装置はパニシングの収集及び情報の簡易透析機能を備える。
パニシングの情報記録を遡行する技術はいまだ確立せず、したがって回収した異重合母体の組織を特化処理済みのファウンスの槍システムと組み合わせて視覚化することがこの装置の肝である。
とはいえまだ初期段階の装置であり、使用者は意識海の高度な安定性を求められる。
無数の高濃度パニシングで構成された塔。
その内部を探査できる装置もなく、光学観測で得た構造の真偽も不明なため、いまだに形成原因および形成過程は解明されていない。
しかし重力波で探査した結果、内部には無数に折り重なった時空が存在する可能性があることが判明した。
この現象は塔が高くなるにつれて顕著になり、一番高いところでピークに達する。
異重合塔の「頂上」から検出された赤い可視電磁波は、人間のマインドビーコンを汚染する。
汚染の影響はマインドビーコンの強度に応じて差が生じるが、その蔓延は阻止しなければならない。
さもなくば、地球がこの可視電磁波に覆われた時、現存するすべての人間は永遠の狂気へと陥るだろう。
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