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「アッ、アッ、アァァァン!!」
「出るよ、全部出ちゃうよぉ!!」

 大きな部屋に集められた男女が部屋中に響き渡るほど大きな喘ぎ声を出している。六台のダブルベッドで六組のカップルが性行為をしている。
 ひたすら腰を振ってパートナーに挿入し続ける男もいれば、自ら馬乗りになってパートナーの精子を搾り取る女もいる。
 そしてそんな様子を眺める子供のカップルもいた。

「何と言うか……俺たちだけ置いてかれてる感じだね」
「見て見て。お父さんすっごく嬉しそう。試合に出ている時と全然違うでしょ? ベッドの上だといつもああやってお母さんに甘えてるの。あ、お母さんが上に乗るみたい」

 そんな様子を眺めていた小波と紗矢香。小波は周りのセックスを観察しながら紗矢香の後ろに回り込んで尻を撫でている。
 きっかけは単純なもので、夫がプロ野球選手で遠征が多いためどうしてもセックスレスになりがちな瑠璃花、桜華から相談を受けた漣が彼女たちに夫を虜にするセックスを教えてもらうために集まってもらった。
 そうすれば浮気される心配も無いし遠征中に風俗に行く事も無い。何よりどんなに疲れていても帰って来たら真っ先に抱いてくれる。
 参考として五十鈴夫婦やシズヤ夫婦、今後の性生活の勉強として紗矢香たちも呼んだわけだ。

 ゴスロリ系のメイド服に扮し猫耳と猫しっぽを付けた紗矢香に小波のペニスは早くも反応していた。
 
 他の五組も激しさを増していた。まずは紗矢香の両親。五十鈴はナース服を着ている。今は興奮してギンギンになった夫のペニスを触診するというシチュエーションらしい。

 次に漣とその彼氏。最近婚約して近々結婚するそうだがこちらは今の時点で完全に漣の尻に敷かれているようだった。漣は女子生徒の制服を着ており、彼氏は担任の先生という設定らしい。
 教え子に性的欲求を覚える教師を漣がお仕置きと称して手足を拘束した上で馬乗りになっている。

 四組目は漣の後輩の桜華とその夫だ。まだ新婚の二人だが、どうやらこちらは夫がイニシアティブを握っているらしい。チャイナドレスを着た桜華をひたすら攻めている。
 まだシチュエーション云々は無いらしく、ただひたすら愛し合う事に集中しているようだ。

 五組目はシズヤとその夫だ。魔法少女に扮したシズヤを夫がひたすら攻め続けている。シズヤは実際に魔法が使えるので年齢を考えなければある意味はまり役だともいえる。
 セックスの際にもその力はいかんなく発揮される。シズヤが最も得意なのは男性の性欲を復活させる魔法だ。これを使えば体力が尽きるまで何度でも射精が出来る。
 たとえ溜めこんだ精子が空っぽになってもシズヤにかかれば一瞬で復活する。
 今回は紗矢香を除く四人の女性からの要望で男たちの性欲が尽きたら魔法で強制的に復活させるように頼まれていた。

 そして最後の五組目が瑠璃花とその夫だ。料理がとても上手く、五十鈴と漣と比較すると料理は一番得意だ。
 漣はセックスが一番得意で、五十鈴はどちらも二番目に得意というのが紗矢香の評価だ。
 彼女は婦警に扮している。日頃から性欲が強すぎる夫に困惑している瑠璃花が今日は逮捕して懲らしめてやるという意味でチョイスしたらしい。
 と思ったのだが、夫に攻め続けられているうちに感じてしまったらしく、今は彼女が腕に手錠をはめられた状態でバックから挿入されている。

「俺もそろそろ興奮してきたかな。紗矢香はどう?」
「私はいつでもOKだよ。ホラ、もうびしょびしょだし」

 紗矢香が下着を下ろして小波に見せつける。それは既に紗矢香の愛液で濡れていた。
 それを見てますます興奮した小波はズボンを下ろしギンギンになったペニスを紗矢香に挿入した。

「アン、お兄ちゃんもっとぉ。気持ち良いよぉ」
「紗矢香の中、すごい締め付けだ。気を抜いたら今のでも出しちゃいそうだ」

 まだ子供という事もあってか紗矢香の中はとても狭く小波の勃起したペニスを入れただけで容赦なく締め上げる。
 セックス自体は何度も経験しているが、いつも小波が我慢できずに射精していた。
 そして最後は紗矢香が馬乗りになって一滴残らず精子を搾り取られる。そんな事が続いていた。

「ううう……もう出ちゃうよ紗矢香」
「お兄ちゃんのチンチンまたおっきくなってるよ。私の中に全部出してぇ」
「紗矢香ぁぁぁぁぁ!!」

 ドピュッという音とともに紗矢香の中に小波の白濁液が注ぎ込まれる。今回もものの数分で耐え切れなくなってしまった。
 まずは一発目を出した小波は疲労でそのまま紗矢香の横に倒れ込む。まだ子供なので体力が戻るまではゆっくり休む事にしたようだ。


「二人ともなかなか手慣れてきたみたいで良かった」
「うーん。父親としては可愛い娘が他の男に抱かれているのを見るのはちょっと複雑だけどなぁ」
「私をこんなにした人がそれを言っても説得力が無い気もするが……」
「ごめんなさい失言でした」

 普段は頼れる夫であり父であってもベッドの上では全く逆らえない。紗矢香がセックスが大好きなのは間違いなく五十鈴の遺伝だった。
 初めて洞窟で夫に抱かれて以来五十鈴は性に目覚めた。結婚してからは彼女の独壇場だったように感じる。
 特に友人の漣が彼氏を作って性に目覚めてからは彼女経由で激しいプレイが増えた気がする。
 ナース服の五十鈴はいつも以上に扇情的だった。胸元はわざと大きく開けており、騎乗位で腰を振る度に彼女の胸が上下に揺れる。
 最初は触診と称した手コキでイカされた。その次は五十鈴の得意技のフェラで。そして今は騎乗位でイカされそうになっている。

「二回出してもまだこんなに元気。よっぽど溜まってた?」
「遠征で一週間もいなかったからそりゃあ溜まるさ」
「じゃあ今日はいっぱい出させてあげる」
「はぅぅ。イクぅぅー!!」

 甘言と共に五十鈴の締りがますます強まった事で夫は耐え切れずに三度目の射精をする。今日は安全日なのでコンドームも付けずにひたすら中出しが出来る。
 量が多すぎたためか五十鈴の中から夫の精液が漏れる。無論彼のペニスも精液まみれだ。
 五十鈴はそれを舌で丁寧に拭き取ると、今度は豊満な胸で挟んで口に咥える。彼女のパイズリフェラの前に夫はすぐに四度目の射精をした。

「ふふふ……鈴ちゃんも絶好調みたい」
「漣も今日はいつも以上にすごいよ。こりゃあ二日は足腰立たなくなりそうだ」

 彼氏が息を切らしながら話すように、今日の漣は一味違った。手コキ、フェラ、パイズリに騎乗位に加えアナルでも一発。既に五度も射精して相当疲れているようだ。
 このままではパートナーの体力が持たないという事で漣は妥協案として顔面騎乗をしてもらっていた。制服のスカートの中に顔を入れいた。
 息苦しくならないようあまり体重をかけずに顔面に馬乗りになる。それによって興奮したのか、彼氏は漣の秘部を何度も何度もペロペロと舐め回す。

「アンッ、そこ、気持ち良いです……」

 漣の喘ぎ声が余計に性欲を駆り立てる。クンニは彼氏が好きなプレイの一つで、そこからシックスナインに派生する事も多い。
 これをやると漣はいつも決まって潮を吹く。当然顔面を性器に押し当てている彼氏にはそれがもろにかかる事になる。
 漣は今日初めてイッたようだ。潮を吹きながら暫く痙攣してまともに動けなかった。彼氏はそんな漣をベッドに寝かしつける。

「今日の桜華はいつもよりも感じやすいね。やっぱり他の人に見られると興奮しちゃう?」
「私はそんなにはしたなくありませんわ」
「いやぁ。さっきから喘ぎまくってるのにそれ言っても説得力無いよ。開始早々俺のペニスを美味しそうに咥えていたのに」
「止めて。そんな事言わないで。恥ずかしいですわ」

 顔を真っ赤にして今にも泣きそうな桜華流石に少々いじわるが過ぎたと夫も反省する。
 しかしペニスが大好きで酷い時は遠征から帰った直後に玄関でそのままフェラでイカせる事もあるほどなのにそれを言われるとここまで豹変するのはどうなのだろうか?
 彼としてはエロイ嫁は大歓迎だ。桜華は好みのタイプだしスタイルも良い。何より自分のためだけにこんなにも一生懸命になってくれる。
 風俗でいくら大金をはたいてもこんなに素晴らしい女性は買えない。こんなに心から安らげる事は無い。

「ごめんね。ちょっと興奮しすぎてテンションがおかしくなってたみたいだ。今日の桜華はいつも以上に素敵だよ」
「それではいつものあれをしてさしあげますわ」

 チャイナドレスのスリットから除く生足を丹念に撫でる夫。それは夫婦間で決めたあるプレイの合図だった。
 夫はベッドに正座すると腕を後ろで組む。桜華は立ちあがると足の指でペニスを踏みつけるように刺激する。

「あっ、良いよ。桜華。もっと激しくしてくれ」
「激しくしてください桜華様でしょう。卑しい豚の分際で私に歯向かうなんてよほどきついお仕置きが必要ですわね」
「激しくしてください桜華様。桜華様のおみ足で射精させてくださいー!!」

 夫のその言葉を聞いた桜華の足使いが激しくなる。彼は正座したまま桜華の胸の辺りまで届く射精をした。疲れが溜まったのか二人はそのままベッドに横になる。

「やっぱ桜華の足コキは最高だよ。それに女王様の役も板についてきたと思うよ」
「あなたに喜んでもらえるなら私も嬉しいですわ。最初にSMプレイがしたいと言われた時は驚きましたが、実際にやってみると思いの外楽しくて……」

 当初は大体夫の方がSだったが、最近では桜華の方がSになりつつあるようだ。どうも夫の方が妻に服従する喜びを覚えてしまったらしい。


「うーむ。皆気合が入っておるのう」
「シズヤのフェラもいつもより激しい気がするけどなー」

 シズヤ夫婦は特に焦る事も無く淡々とプレイを続けている。フェラを筆頭に正常位、騎乗位、バックに素股とその内容は様々だ。
 他の組との一番の違いは夫がまだ一度も射精していない事だろう。理由はシズヤが寸止めを繰り返しているから。
 彼女は溜まりに溜まった精液を口内にぶちまけられるのが好きらしく、そのために数時間単位で寸止めを繰り返される拷問を受ける事が少なくない。
 とはいってもシズヤもそこまで鬼ではない。彼女は魔法で一時的に夫から射精する力を奪っていた。その間はペニスの感覚が遮断されるという欠点はあるが。
 つまりどれだけ出したいと思っても出す事が出来ないわけだ。どうやらシズヤは夫が一度に溜めこめる精液の量を完全に把握しているらしく、その限界まで溜めこませてから魔法を解除する。
 するとまるでダムが決壊したかのように夫のペニスからは凄まじい量の精液がシズヤの口の中にぶちまけられる。その精液を一気飲みするのがシズヤの楽しみらしい。
 解除した瞬間夫のペニスの感覚は元に戻り、シズヤに射精したという快楽だけが残る。
 彼はその瞬間をもう死んでも良いというくらいの想像を絶する気持ち良さと称してきた。

「ところでシズヤ。そろそろ良いかな?」
「うむ。そろそろ頃合いじゃろう」
「はぅぅ!!」

 シズヤが睾丸を人差し指でピンと弾くと、溜まりに溜まった精液がシズヤの口内にぶちまけられる。
 シズヤはそれをゴクンゴクンとペニスを咥えたまま美味しそうに飲み干すが、量が多すぎて口の中から漏れてしまっている。
 ある程度出し切ったと思ってペニスを引き抜くが、まだ射精は終わっていなかったようで、シズヤの顔に精液がかかる。

「思ったよりも出たようだな。感心感心」
「シズヤ。もっと出すぞ」

 顔に精液をかけられて恍惚の表情を浮かべるシズヤにさらなる興奮を覚えた夫は彼女の口に無理矢理ペニスを入れるとそのまま力任せに何度も何度も腰を動かしていた。

「瑠璃花。中に出すよ」
「はい。あなたの精子をいっぱいください」

 瑠璃花夫婦は特に代わりの無い普通にセックスだった。夫は妻を包み込むように優しく抱きしめながら正常位で射精していた。
 今日は安全日なので遠慮なく射精できる。まだ二回だけだが、瑠璃花は漣たちほどセックスが好きというわけでもない。
 あまり変態な要求をすると怒られるので夫もその辺りはなるべく自重しているようだ。それでもその場の勢いでいろいろとやらかしてしまう事が多いのだが。
 瑠璃花の両手はまだ手錠で繋がれている。以前と比べれば少しは変態プレイにも慣れてきているらしい。勿論桜華たちのような本格的なSMプレイはとても無理だが。

「今日の瑠璃花はとっても可愛いよ。二回出してもまだ全然ビンビンしてるし」
「本当。そんなに興奮しちゃったんですか?」
「うん。婦警の制服、すごく似合ってるよ」
「本当はあなたを逮捕したかったんですけど、私が逮捕されちゃいましたね」

 本来の目的とは真逆だが、瑠璃花は特に嫌な気持ちは無かった。他の組は紗矢香を含め皆女性の方が優位らしいが、ここだけは夫の方が圧倒的に優位だった。

「でも今日はそろそろこの辺りにしておいた方が良いかもなぁ。あんまり激しくし過ぎてお腹の子供に影響が出たら嫌だし」
「そうですね。後は他の人たちを見て今後の夫婦生活の参考にさせてもらいましょう」

 瑠璃花のお腹を擦る夫。彼女はつい先日妊娠している事が分かり、今日は単純に他の組の様子を見るためだけに来ていた。
 それでも夫に来てもらったのはこんなにも堂々と見せつけられたら性欲が抑えきれなくなると判断したからだ。
 本音を言えば夫の方はまだまだ全然足りなかったが、瑠璃花とお腹の子供の事を考えるとあまり無理は出来なかった。
 結局瑠璃花が眠るのを待ってからそっと一人で処理する事になった。


「ふぁぁぁ。よく寝たなぁ」
「ううん……もう朝になったの?」

 いつの間にか眠りについていた小波と紗矢香が目を覚ます。まだ瞼が重いが、周りを見ると、ある事に気付く。瑠璃花夫婦は二人共寝ていたが、それ以外の四組の女性たちが全員起きていて真ん中で服装はそのままで談笑していた。
 そして男性たちはというと全員足腰立たなくなるまで搾り取られてボロボロになっていた。後で聞いた話では、勃起しなくなっても無理矢理シズヤの魔法で復活させられて一晩中腰を振り続けた疲労のせいらしい。

「うわぁ……」
「お母さんたち張り切ってたのもん。お父さんたちは暫く立てなさそう」

 見慣れた光景なのか、紗矢香は全く動じる様子が無い。それどころか小波に満面の笑みを向けるとそのまま彼のズボンを下ろしてペニスを咥えはじめた。

(俺も近いうちああなるのかな……)

 当然ながらその予想は近い将来実現する事になる。小波は毎晩のように紗矢香に限界まで搾り取られる生活を送ったようだ。

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