最終更新:ID:bDiCf8mFQg 2021年05月09日(日) 03:17:09履歴
いよいよ天気予報で真夏日という単語が並び始め、蝉達が大音量で喚き散らす今日この頃。 山奥に佇む伝統のあるというか時代錯誤な感じすらするこの親切高校の森の中に潜むさらに古い旧校舎の裏で、1人の少女が小学生の忍者ごっこのようにコソコソと歩いていた。 その緑髪の少女―――高科奈桜は、悪戯を楽しむ子供のような表情で、しかし普段と比べ少し暗い表情で、いつものように旧校舎裏の彼女(もしくはもう1人)専用の扉から校外へと抜け出そうとしていた。 「だれもいませんね。いたらびっくりしますよ〜♪」 奈桜の所属する、といっても親切高校は運動部への参加が義務付けられているため真偽のほどは定かではないが、新聞部には読者の読みたい、見たいと思うものを発行するのが第一なのだ。 彼女の2年次から教室が男女合同となり、男子校舎の生活があまり女子にとって希少なものでなくなった今、やはり新鮮なものといえば、校外で探すのが一番だ。 本当は1人でではなく彼氏とデート気分で…といきたかったのだが、生憎甲子園連覇に向かって高校球児まっしぐらの彼は、毎日の鬼監督によるしごきと拷問の境界線を遥かにぶっちぎった練習と、 それが休みの日も補習・課題に追われ、遊ぶような時間も体力も皆無だった。 自身も彼と成績は同じ位目も当てられないのだが、親切で(彼と違って)優秀な友人たちの助けもあって、何とか難を逃れていた。 「持つべきものは友達ですね〜…でもやっぱりいっしょにいきたかったなあ」 はあ、とため息をついた後ぱっと妹の顔が浮かんだが、姉と違って出来がよくクソ真面目なあの子に言ったって無駄だろうとすぐに考え直し、また重い息を吐いた。 「はっ!こんなのナオちゃんらしくありません!小波君もさらも高校最後の年を自分の目標のために頑張ってるんですもんね!あたしも元気出していきますよ〜! 高科奈桜!いっきまーす!!」 自分に懐いている元気な妹分のことも、自分も2人と同じく3年であることも、仮にもこっそりと行動していることもすっかり忘れつつ、奈桜は元気よく扉に手をかけた時、 「高科!」 背後から急に名前を呼ぶ声がした。 「きゃっ!?す、すみません!すみません!!青い鳥を探して入ったお菓子の家の中にいた鬼さんにきびだんごもらってたら道に迷ったんです!!…ってあれ?」 どこの国のお話?とツッコミをあげることなく、声の主たち―――青葉、原田、荷田の3人は、何を考えてるか読み取れない妙な笑みを浮かべただ奈桜を黙って見つめていた。 「青葉君に原田君にニュダっち?どうしたんですかこんなとこで。勝手に森の中入っちゃダメですよ〜」 一応周りに注意していたのに突然現れたので驚きはしたが、同じクラスの友人たちを見て奈桜は気が緩んだ。 「自分のこと棚に上げて何言ってるでやんすか!ニュダって言うな」 「静かにな荷田君。いやね、荷田君の練習が休みでこの忙しい中やっと皆の予定が空いたから、立ててた計画を実行しようと思ってね」 青葉が軽い口調で言った。 「計画?なんですかそれ?ナオお姉さんも混ぜてくださいよ〜♪」 何をしようというのかはわからないがこんな所へ来てこっそりやろうというのならきっと面白いことだろう。 しかも普段から何かしらペラを集めて謎の悪だくみしているような青葉が言っているのだ。 もしかすればその謎も解けるかもしれないとも思い、好奇心の塊のような生き物である奈桜は無邪気に胸を弾ませて尋ねる。 「そりゃ当たり前じゃないか。高科を襲おうって計画なんだから。」 さっきと同じ、いやさっきよりもっと軽い口調で、青葉が平然と述べた。 「……………はい?」 一瞬、彼が何を言ったのかわからず、ものすごく間抜けな声を上げてしまう。 目の前でそう言った友人も、横にいる2人も、普段と全く変わらない。 いや、原田に関しては元から何を考えているかわからないが、それでも彼らの様子と今聞いた言葉の意味がどうしても一致しない。 その様子が、逆に奈桜の中に言い知れぬ恐怖を生む。 だがそんな混乱の中で、奈桜はある答えに結びつく。 「あ、じょ、冗談ですね!?だ、ダメですよ〜!乙女の若い体はお宝です!宝石です!世界遺産です!! 簡単に触れていいようなものじゃいなんですからね!」 急いで笑顔で応答したが、言葉に隠しきれなかった戸惑いが口調として漏れる。 「ちがうちがう。聞いた通りそのまんまの意味だよ」 そんな奈桜の恐怖と懇願も含んだ応対も、青葉にあっさりと打ち砕かれる。 「な、何回言われてもつまんないですよ青葉君!ねえニュダっち!?原田君も!!」 「別に本気で言ってるから面白くなくていいでやんす。ニュダって言うな。というかなんでオイラだけそんな呼び方なんでやんすか!!」 「…………うるさいぞ、ニュダ」 「伝染った!!でやんす!!」 「はは、まあ落ち着けよニュダ君」 変わらない。 いつものように騒いでいて、いつものように笑っている。 目の前で話している彼らは、奈桜が知っているいつも通りの彼らなのだ。 そんな彼らが、自分を襲うというただ一点の不自然については何も否定しない。 その状態が、奈桜の頭を一層混乱させていた。 自分が一年以上共に過ごしてきた彼らは、普段からこんなことを平然と考えている人達だったんだろうか? 信じられない、信じたくない。 そんな気持ちを否定しても、確実に奈桜の中には恐怖心が芽生えていた。 だが、混乱している脳に本能が呼びかける。 逃げなければ。 こんな異常な空間から早く抜け出したい、後で会えばきっと皆元通りに、自分が信じている彼らに戻っているはずだ。 そう自らを鼓舞し、とにかく3人から離れるために強張っていた体を動かした。 「おっと」 だが笑っていたはずの青葉は、即座に彼女を逃がすまいと左腕を捕らえる。 「っ!?嫌っ!!」 思わぬ反応の速さに驚きつつも、思いっきり力を込めて腕を引き離す。 が、いつの間にか原田と荷田の二人が背後に回り込んでいた。 「う…嘘ですよね?そんな…こんなこと…」 囲まれてしまった。 取り柄である無邪気な笑顔も、今や完全に引きつっている。 「大丈夫大丈夫。あんま痛く無いようにはするよ」 最後の望みも絶たれ、何に対するものかわからない畏怖が膨れ上がる。 しかし奈桜の中では、恐怖心に比例するほどに焦りは存在しなかった。 昔偶然出会った謎の情報屋のお姉さんに気に入られ、素手で暴走族を壊滅させる、程の超人技はさすがに無理だったが、隠密術とそこそこの護身術の手ほどきを受けていた奈桜は、 異様な状況に戸惑いつつも自分がすべきことを考えるだけの心の余裕があった。 (とにかくここから逃げないと…) 困惑したり、悩んだりするのは後でもいい。 今はまず安全圏に非難するのが第一だ。 迷いから一旦頭を切り替えて、逃げる算段を巡らせる。 そうやっておとなしくなった奈桜の様子を、無抵抗と見てか、警戒してか、背後の荷田が彼女を捕らえんと腕をつかむ。 「!!」 捕まるわけには行けない。 いくら仲のいい友人で会っても、加減しては男の力からは逃れられない。 (ニュダっち…勘弁です…!!) 意を決して、後ろからは見えない角度で軽く握り拳を作り、 ガンッ!! 腕を引き寄せる力に逆らわず、振り向きざまに荷田の顔面に全力で打ち込む。 「ウガッ!!でやんす!」 運よく眼鏡からは外れたが、さすがにここまで見事なクロスカウンターは予測してなかったらしく、 そんな様子に目もくれず、奈桜は空いた隙間から一目散に飛び出し、真っ直ぐに森へ走り出す。 森へ入ってしまえば通い慣れて道を知り尽くしている分こちらが有利だし、逃げるなり隠れるなりして撒けるだろう。 警備員やドーベルマンに見つかると厄介だが、この状況よりは遥かにマシだ。 かなりおざなりであまり練習熱心ではなかったものの、陸上部で鍛えられた足があった奈桜には、このまま逃げ切れる自信があった。 が――― 「……逃がさん」 ガシッ!! 「きゃ!!?」 (は、速!!) 包囲網を抜け、森に入るまであと七・八歩といったところで、奈桜は突如として減速した。 背後を見ると奈桜のダッシュに瞬時に反応した原田が、すぐ後ろまで来て彼女の左腕を捕らえていた。 青葉はまだずっと後ろで走っているし、荷田に至ってはようやく鼻を押さえながら起き上ろうとしていた。 あっさりと追いつかれた原田のその謎のポテンシャルに一瞬の焦りを覚えるも、すぐに体を反転させる。 彼らまでもが来る前に、この手を解かなければ、逃げるのは困難になる。 奈桜は荷田の時と同様、おもいっきり拳を彼の頬に叩き込む、 ……と見せかけて、腕を止めて原田が前に出している、重心の乗っている左足を柔道選手の如く足払いする。 顔を守るのに気を取られた原田は、予期せぬ部分への攻撃に何の反応もできず、バランスを崩され倒れる。 だが、奈桜のそんな考えに反して、渾身の足技には、何の手応えも感じられなかった。 咄嗟に足を浮かせて回避した原田は、蹴りを空振って大きくスキができた奈桜を見逃さず、右腕も素早く掴み取り背後から組み敷く。 「ああっ!!!」 (しまった!?) 想像していなかった動きに呆然としてしまった奈桜は、 必死に両腕に力を込めるも、純粋な腕力で男子に勝てるはずもない。 「いや〜さすが原田さん。あんなプロの格闘家みたいな動き初めて見たよ」 「いだだ…いきなり殴られるなんてびっくりしたでやんす…。でも、ホントにすげ〜でやんす! まるでマンガみたいに次に何をしてくるのかわかってみたいでやんす!」 20秒ほどして青葉が荷田を肩を担いで追いついてきた。荷田はまだフラフラしている。 「……………勘だ」 「「「うそ!!?」」」 思わず奈桜までリアクションしてしまった。 そんな場合じゃない。このまま捕まったままでいたら、このよく知る友人たちに、何をされるか分からない。 しかし、楽に逃げられると高をくくっていたはずが、こうも簡単に捕まってしまった。 その事実に、奈桜の胸に軽い絶望がのしかかり、再び体を強張らせていた。 「しかし危なかったなあ。いきなり右ストレートはないよなあ」 「マジで痛かったでやんす!!つーか軽く言うなでやんす!あのまま逃げられてたらオイラ達終わってたでやんすよ!?」 奈桜を無視して談笑を再開させた2人に、無性に悔しくなって体を揺らしておもいっきりもがく。 自由を封じられた両腕の代わりに、背中に密着している原田に何度も蹴りを入れ、かかとで踏む。 が、がっちりとホールドされているせいで、下半身にも思うように力が入らない。 そんな奈桜の様子が、逆に彼らを本願へと駆り立ててしまう。 「あー、高科いいかげんあきらめたらどうでやんす?」 「離して、離してください!!」 「ハハハ、まー無理だよね。じゃさっそく」 軽く一瞥して青葉が奈桜の胸に掌全体で触れた。 制服の上からでは弾力も大きさも分からないはずだが、ゆったりと弱い力を込めていく。 「やあっ!!?ダ、ダメっ、やめてください!!なんでこんな!?」 せめて高校卒業までは清楚な関係でいようという2人の約束から、まだ彼も犯していなかった体を突然触られて、大きく悲鳴を上げる。 「なんでって…ヤリたいからかな?」 「そんなの理由になって………んっ!!」 胸だけでは飽き足らず、青葉は空いた手で奈桜の頭を押さえ、実耳を舐め回す。 胸を他人に触られる事も、耳を舌が這う感触も経験したことがない奈桜は、恥ずかしさと未知の恐怖ですっかり抵抗を緩めてしまっていた。 その隙をつき、それまで黙って眺めていた荷田が自由だった足を抑える。 「っ!?あっ!!」 「ふふふ…これでもう抵抗は無理でやんすね……ってうおおおおおおおおお!!! 絶対領域でやんす!!白いでやんす!!!」 いきなり叫んだ荷田を、奈桜はすぐに察し、顔を真っ赤にして視界を阻もうとするも、足はもはや動かしようがなく、逆にスカートが揺れて荷田を余計に喜ばせてしまっている。 「やあっ!!見ないでぇ!!んんっ!!」 「ずるいぞ荷田くん!!うるさいぞ荷田くん!!そこはもうちょっと順序立ててからだ!」 「わかってるでやんす!見るだけでやんすよ!」 漫才のような掛け合いをしているがこの状況はどう考えても異様だ。 人を呼ばなければ。 もはや余裕の全くない状況の中で、そう判断した奈桜は、胸と耳の妙なくすぐったさに耐えながら深く息を吸い、 「んむっ!!?」 どこからか取り出されたガムテープで口を塞がれてしまった。 「うん、まあ警備員とかに来られると厄介だしね」 (そんな……このままじゃ……) 抵抗する手段をことごとく潰された奈桜の顔には、はっきりと絶望の色が浮かんでいた。 「じゃあ、始めようか」 青葉はそういうと、奈桜の制服のリボンに手をかけ、ゆっくりと解いた。 「んん……!」 「原田、これで両手縛っといて」 「うむ」 ぎっちりと両手を後ろで掴まれたまま、手首をリボンで硬く縛られる。 こうなっては、もはや隙を伺う事もできず、両腕を自由に動かす事は不可能だ。 「んん…!んん〜!!!」 ジタバタと体を動かして抵抗するも、奈桜自身もうこの抵抗に何の意味もない事は気付いていた。 「早く、早くするでヤンス!」 両脚を押さえながら荷田が叫び、スカートの中へ注がれる視線と、内腿にかかる鼻息のくすぐったさがより一層奈桜の羞恥心と恐怖を煽る。 「さて、と。順序立てて行こうか」 そういうと、青葉は奈桜のワイシャツのボタンに手をかけ、一つ一つ外していく。 奈桜は変わらず体を振るって抵抗するが、もはや多少鬱陶しいに過ぎず、その姿がより一層青葉たちを興奮させた。 「おお!見ろニュダ君、ブラも白だ!」 「JKでヤンス!清純でヤンス!!!」 「んん〜〜!!!!」 奈桜の目にうっすらと涙が浮かんで来た。 家族以外の誰にも、彼氏にすら見せた事のない下着姿を、気心知れたクラスメイトに慰みの目で見つめられている。 状況を脳が把握しきれず、パニックになり、もはや抵抗にもならない声をあげてもがくしか出来なかった。 「しかし、こう暴れられると進まないな……よし」 青葉は奈桜の制服の中に手を入れ、背中に手を伸ばし、 ブラのホックを外した。 (嫌だ、ダメ、やめて!!) 「んむぅ!!んぅ……!!」 「はは、なに言ってるかわからないよ」 そういうと青葉はホックの外れたブラをそのままずらし、どこからか持ち出したハサミで肩の紐を切り、完全に脱がせた。 大きさこそ控えめだが、形の整った乳房が青空の下に晒される。 「うほーーー!!!ピンク!ピンクでヤンス!」 「うるさいぞニュダ!誰かきたらどうするんだ!」 (いや…………嫌ぁ…………) 「んぅっ………!うぅ……っ!」 こうなってはもはや、抵抗する気力もない。涙が抑えきれなくなり、恥ずかしさと悔しさで頭がいっぱいになり、全身に力が入らなくなった奈桜は、ただただ下を俯いた。 「原田、よく撮れてるか?」 「……ああ」 「!!」 両腕を抑える役が縛った事によって浮いた原田が、ビデオカメラをこちらに向けて回している事に気付く。 (嘘………!撮られてるの……!?) そう意識すると同時に、露わになっている乳房の、乳首の先端がジンジンと熱くなってきた。 それを察したかのように、青葉がまた掌全体で奈桜の胸に触れた。 「んぅ……っ!」 「うおお……柔らかいな。制服の上から触るのとは全然違うぞ」 「青葉くんばかりずるいでヤンス!!オイラにも回してくるでヤンス!」 「ハハ、焦るなよ荷田君。あとでいくらでも触れるんだから」 喋りながら青葉は、胸を撫で回す手を徐々にすぼめていき、乳首を軽くつねった。 「ン…ッ!」 ビクン、と奈桜の体が今迄とは違った反応を示す。 奈桜自身、くすぐったさとも違う、初めての感覚に戸惑っていた。 「お……高科、感じてる?」 「!!」 自分の反応が青葉を喜ばせてしまった事に気がついた奈桜は、泣きながら首を必死に横に振る。 「はは、無理するなよ。そうだなあ…この状況だともう人来られても高科も困るだろうし……」 青葉は奈桜の方のガムテープを剥がした。 「ぷはっ!……お願い、もうやめて下さい…」 力なく、ぐったりと潤んだ上目遣いで懇願するが、完全に逆効果だった。 「はは、まー無理だよね。」 青葉が、今度は奈桜の乳房を舌で舐め回し始める。 「あぁう……はぁ……んっ……」 「ほら、撮ってるんだからもっといい声聞かせてよ」 青葉は、奈桜の制服のシャツとブレザーをまくりあげ、後ろ手に組ませている手の部分でまた硬く縛った。 上半身全体が裸にされ、きめ細かな肌色がしっかりとカメラに記録された。 「うう……っ!やめて……もうやめてぇ…」 「おおっ!見るでヤンス!シミでヤンス!」 「っ!」 先ほどから自分の両脚を抑えている荷田が叫んだ。 何のことか察した奈桜は、反射的に両脚を精一杯内股にして隠そうとする。ただ、そうする事で荷田の顔を太ももで挟む事になり、一層彼を喜ばせた。 「むほーーーっ!!もう我慢の限界でヤンス!こっちはこっちで始めるでヤンスよ!」 奈桜の内股を、ペロリと舐める。 「やっ!」 不意の感触に、奈桜の脚から力が抜けて、そのまま膝から崩れ落ちてしまう。 荷田は、恐ろしい手際で奈桜のスカートをハサミを利用しながら外し、奈桜はパンツ1枚残すのみとなった。 「全く……荷田くんは我慢が効かないなあ」 「まどろっこしいでヤンス!荷田ジュニアはもう限界でヤンス!」 そう言いながら、荷田は奈桜のパンツに手をかけ、そのまま脱がせようとする。 「ひっ……!やだ!やめて!」 犯される!その危機感が目の前まで迫ってきた奈桜は、折れかけていた抵抗心をもう一度奮い立たせ、両脚をジタバタさせる。が、 「ひんっ!」 手の空いた青葉が奈桜の後ろに回り、胸を揉みながら耳を軽く甘噛みした。 不意の感触に抵抗を緩めてしまい、その隙に、荷田は素早い手際で奈桜のパンツを剥ぎ取り、そのままポケットにしまう。 奈桜の、誰にも見せた事のない秘部が、荷田の眼前に晒された。 「やぁ………っ!」 「うひょーー!!マンコ!高科の生マンコでヤンス!オイラ初めてマンコ見たでやんす!原田君、撮れてるでヤンスか?」 「……荷田、お前が邪魔で映らん。」 「仕方ないでヤンスねえ」 「うぅぅ……うっ…やだ、やだよぅ………」 恐怖と恥ずかしさと悔しさが入り混じり、頭の奥がジンジンと熱くなる。 形容し難い未知の感情で頭がごちゃまぜになってしまった奈桜は、子供のように啜り泣くしか出来なかった。 抵抗したくとも、最早体に思うように力が入らない。 原田のカメラが覗き込むようにして奈桜の秘部を映し、荷田が画像を確認しながら何か話している。 「よーし、原田、そのままだぞ」 奈桜の後ろにいる青葉が、その体勢のまま、 胸を揉んでいた両手の内の片方を、胸、脇腹、腰、鼠蹊部から内腿にかけてなぞるように下ろす。 奈桜は独特のくすぐったさを感じながらも声を出すのを我慢していたが、 青葉の右手はそのまま晒された秘部に触れた。 「あっ…!」 「うーわ、高科、ビッチョビチョじゃないか。嫌よ嫌よも…….ってやつかい?」 「っ!違……!」 「ハハ、どうだか。ほら、ちゃんと撮ってるから、後で自分でも確認してみるといいよ。ほーら、高科のマンコでーす。」 青葉がいやらしい手つきで奈桜の性器を広げる。 その数センチの距離で、原田がカメラを回し、荷田はそのカメラの映像を凝視していた。 「今、ヒクッて動いたでやんす!尻の穴までバッチリ映ってるでヤンスよ!」 (見られてる………!!撮られてる……っ!!) 歯をグッと噛みしめ、目を瞑る。 そんな奈桜をよそに、青葉はそのまま愛撫を続行する。 「アアぅ…っ!だめっ、だめだめだめ!んん…っ」 人差し指と中指を膣内に挿し込み、他の指でクリトリスを細かく弾きながら膣内をかき混ぜる。 ぐちゅぐちゅと、液体をかき混ぜる音がだんだんと強くなってきた。 「おねが…っ!待って、待ってやめて、ああああっ!!」 ブシュッ!と、先程から音を立てていた液体が溢れる。 ビクビクビク、と、体の芯から快楽が突き抜け、奈桜は体をのけぞらせて痙攣した。 「………っ!?ハッ……ハァ……」 「あーあ、イッちゃったよ。そんなに良かったの?無理やり触られてるのに」 (イッた………??何………?) 人生で初めて味わう感覚に、思考が痺れてしまい、 もう羞恥心を感じる余裕もない。 放心していると、目の前で荷田が下半身を露わにしていた。 「もういいでヤンスね?ずっと青葉くんばっかりでやんすし、1番乗りはオイラが貰うでやんす!」 「ひ……!ま、待って……」 首を横にふり、脚を閉じようとするが、全く力が入らず、荷田は自分の性器をナオの股の間に押し当てる。 「ストップ、ストップだよ荷田君。だから順番が大事なんだって」 「もう!またでやんすか!?」 そう荷田を制した青葉は、ナオの両腕を縛っていたリボンを解き、両腕を自由にした。 「……!?」 「高科、口でしなよ。」 「口……?」 「うん。僕らも鬼じゃないからさ。3分でイカせられたら、処女は奪わないであげる。逃げてもいいけど、この動画を学校中にばら撒かれたりするの嫌でしょ?」 「……………!」 「まだるっこしいでヤンスねぇ〜〜、仕方ないでヤンス。ホラ、高科!」 ナオに選択肢はなかった。 目の前に突き出されたソレに、屈辱に顔をしかめながらゆっくりと唇を当てる。 臭いし、ブニブニしてて気持ちが悪い… 「あ〜〜違う違う。荷田くん、座って」 「ほら、高科。自分から咥えに行けよ」 「!」 「蒼葉くん、いい趣味してるでヤンスねえ」 荷田が座り込んだ事で、それを迎えに行くためにナオは四つん這いに近い格好になる。腰が浮き上がり、後ろにいる青葉たちに自分の下半身がよく見える。 「うぅ……もうやだ……」 「あと2分〜〜」 青葉がニヤニヤしながらカウントダウンをする。 ナオは心を無にして、荷田の性器を咥え込んだ。 「おお……高科の口の中いいでヤンスねぇ………」 下品な目でニダがナオを見下ろす。 髪を撫でられ、神経がゾワゾワした。 「あーもうじれったいでやんす!もっと舌使って奥まで咥え込むでやんすよ!」 頭を押さえ込み、無理矢理奥へと押し込まれる。 「んん〜〜……!んぅ……!」 「あれ?こっちも慣れてきたんじゃないか?どれ……」 「ひゃっ!」 青葉が突き出されたナオの性器を舐めはじめた。 それと同時に、原田が下に回り込んで乳首を舌で弾き始める。 「あっ、やっ、やめ……!!」 「サボるなでやんす!」 2人を制しようとしたナオだが、すぐに荷田に頭を抑えられてもう一度咥えさせられた。 「んんぅ………うぅ……っ」 苦悶の声を上げるナオに更に興奮したのか、 青葉は舐めるだけでなく、指をナオの膣内に入れて、 先ほどよりも深い場所でかき混ぜ始めた。 「あ……っ!ひや、ひゃらああ!」 プシュッ!と潮を吹き腰がガクガクと震えてなおの体が力なく垂れ下がる。 咥えるために上体を支えていた腕にも力が入らず、 腰を浮かせた状態でビクビクと土下座をするように項垂れていた。 「あーあ、先に逝っちゃったよ。これはお仕置きが必要だね」 そう言って青葉は自身の性器をナオに押し付け 「あ…っ」 「ほら!」 「ぅああっ!!」 勢いよく挿入した。 「あ"…っ;ああ…!やっ、はっ、アッ、やめ!…っ!」 体が裂かれるような痛みが襲い、 ナオは苦悶の表情を浮かべるが、 青葉はそんなものはおかまいなしに腰を振る。 「うおおお……っ!締まる……!いいもん持ってんな!高階!」 「ハァ…ッ!や……っ!」
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最後まで書ききってええんやで
待っても来ないから書きました(真顔)
この続きをもう何年待ってるか…