ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

55ポリ2は55カビゴン捨て身急所で倒れるので有名だが、残飯を持ったらどうなるか調べてみた。
ついでに55サンダーも調べてみた。
(55タンクとの差別化で重要なため)

ポリ2の型は以下を想定する。
(なお、タンクとポリ2は攻撃種族値が同じであり、主力技を恩返しにしてしまうと55残飯カビゴンを急所待ちでも倒せなくなる)
55ポリゴン2すてみタックルのろいれいとうビームじこさいせいたべのこしFFFF63-63-63-63-63

対55カビゴン

捨て身2回(≒捨て身急所1回)を食らってからの復帰力を確認する。
平均的なダメージを想定して計算する。

55タンクの場合、55カビの捨て身(77〜91(平均84)/220)を2発貰ってから捨て身急所圏内から抜け出すためには、
 タンク何か、捨て身(HP136)
→タンク何か、捨て身(HP52)
→ミルクのみ(HP162)、捨て身(HP78)
→ミルクのみ(HP188)
で抜け出せる。ミルクのみ2回が必要となる。

55残飯ポリ2の場合、55カビの捨て身(85〜100(平均92)/209(残飯13))を2発貰ってから捨て身急所圏内から抜け出すためには、
 ポリ2何か、捨て身(HP107)、残飯(HP120)
→ポリ2何か、捨て身(HP28)、残飯(HP41)
→自己再生(HP145)、捨て身(HP53)、残飯(HP66)
→自己再生(HP170)、捨て身(HP78)、残飯(HP91)
→自己再生(HP195)
で抜け出せる。自己再生3回が必要となる。
ただし、捨て身急所からの復帰の場合、残飯回復が1回減るため、自己再生3回で足りるかギリギリのラインになる。

この計算結果だけ見ると、捨て身2回からの復帰に関しては、55残飯ポリ2でも55タンク程の精度は確保できないことがわかる。
しかし、ポリ2でも捨て身2回中1回が急所に入らなければ(生起確率約87.24%)復帰でき、仮に自己再生4回が必要だとしても捨て身3回中1回が急所に入らなければ(生起確率約81.48%)復帰できるため、55残飯ポリ2でも十分高い精度を持っていると言えるだろう。

また、PPが16しかないミルクのみと異なり、自己再生のPPは32あり、捨て身タックルのPP24を上回ることに注意する必要がある。
ポリ2の場合は、捨て身タックルを食らう度に自己再生で回復することができる。寝言で捨て身が9回以上出る確率も低いため、寝言を考慮しても捨て身タックルを食らう度に自己再生を使うことができる。
地震で自己再生のPPを削る立ち回りについても、地震のダメージは残飯回復も込みで考えると軽微なものであり、その分ポリ2側は冷ビ凍結を試行できるようになるので、勝率の低下には結びつかないと思われる。
これらのことを考慮すると、55残飯ポリ2の精度は55タンクとほぼ変わらないと評価することができるだろう。

参考(55タンクの対55カビゴンの勝率)

対55サンダー

55ポリ2は55タンクよりも特殊耐久が高く、55サンダーの雷で確3となる(90〜106/209(残飯13))。ポリ2が交代際に撒きびしを踏んでいたとしても急所率・命中率未考慮で1.78%の確率で2発である。55サンダーが磁石雷だとしても、急所率・命中率未考慮で10.45%の確率で2発となる。
また、55ポリ2の冷凍ビームは55残飯サンダーを確3で倒すことができ、2回分余計に残飯回復を稼がれても急所率未考慮で99.84%の確率で3発で倒せる(88〜104/215(残飯13))。
雷が3連続命中しないか、冷凍ビームで凍ればポリ2が勝つことができる。雷が3連続で命中する確率は34.30%であり、冷凍ビームで2回中1回以上凍る確率は19.00%のため、単純計算ではポリ2の方が対面の勝率は高い。

サンダーの威張るが絡むと微妙だが、攻撃ランク+2の混乱自滅は32〜38のダメージであり、サンダーが雷を外せば残飯回復で持ち直せるダメージである。
また、威張るで捨て身のダメージが上昇し、冷凍ビーム+捨て身(サンダーがめざ氷持ちの場合、148〜175/215(残飯13))で確定で倒せるようになる。
そのため、威張るが絡んでもポリ2の有利は変わらないだろう。
身代わりまで絡むと攻撃ランク+2捨て身で大ダメージを与えられなくなるためポリ2は不利を取られるかもしれないが、威張るターンを読んで捨て身を打つという手はある。上手く攻撃ランク+2の捨て身を直撃させれば、サンダーは身代わり1回がやっとのHPしか残らなくなる。

サンダーが寝言型の場合は若干分が悪いかもしれない。
冷凍ビームは確3のため粘られてしまう。
捨て身で殴る場合も、中途半端に殴ってしまうと反動で雷2発圏内に入ってしまい墓穴を掘りかねない。
鈍いを4回積めば確1で倒せるようになる。サンダーに寝言で粘られてしまう場合は、鈍いを4回積んでから捨て身で殴ると良いだろう。

総合的に見た場合の55タンクとの差別化ポイント

ポリ2はタンクほど物理耐久や素早さが高くないのがネックとなる。
特に致命的なのが爆破耐性で、55タンクなら確定で耐える50パル・50ナッシーのリボン大爆発を、55ポリ2は急所率未考慮で61.54%の確率で1発で倒れてしまう。仮に爆破に耐えたとしても、相手の残りのポケモンによっては素早さの関係で先手を取れず回復技で持ち直せない可能性がある。
また、55タンクが確定で耐える55ケンタロス遺伝子光線を55ポリ2は急所率・命中率未考慮で82.05%の確率で1発で倒れてしまう、鈍いを1回積むと55カビゴンに先手を取れなくなる(→55タンクと異なり55太鼓カビに対面で勝てない)、といった違いがある。
ただ、50パル・50ナッシーのリボン大爆発は2018年現在はあまりメジャーとは言えず、これを上回るダメージが出る爆破は50カビ自爆(55タンクも84.62%の確率で1発で倒れる)ぐらいしかない。55遺伝子ケンタロスや55太鼓カビといった速攻戦術も2018年現在は下火なので、2018年時点のメタであればこれらの点はあまり重視しなくて良いかもしれない。

また、ポリ2の地味ではあるが重要なデメリットとしては、持ち物のコストが高いということが挙げられる。
タンクの場合はテンプレ型がリボンであるため、単純にタンクをポリ2に置き換えると残飯を取られて困ることがある。

55タンクとの差別化点としては、まずは特殊耐久の高さがある。
対55サンダーに関しては前述の通りだが、対55ライコウに関しても磁石雷を確定で3発耐えることができる。
55ライコウを倒すためには冷凍ビーム凍結か鈍いを3〜4回積んでからの捨て身タックルが必要(鈍い3回で46.15%の確率で1発、鈍い4回で確1)であり、その前に雷麻痺痺れや雷急所を引いて倒れる危険があるが、少なくとも非分身の55タンクよりは善戦できるだろう。

また、冷凍ビームも55タンクとの差別化点になる。
ノーマル同士の殴り合いに比較的強い型としては、珍しくムウマ・ゲンガーに無抵抗にならないという利点がある。
50ムウマを急所率未考慮で24.99%の確率で3発で倒すことができ、55ゲンガーも確4で倒すことができる。
また、弱点を突けるゴローニャ(50ゴローニャ確2)は勿論、特殊耐久が低い50エアームド(急所率未考慮で99.00%の確率で3発)や50ハガネール(96.27%の確率で3発)も倒すことができる。
55ミルタンクだと苦戦間違いなしの50ナッシーも、冷凍ビームで確2で倒すことができる。
55タンクよりも物理耐久・素早さで劣るのにも関わらず55ガラガラが弱体化しないのは、55ガラガラを確2で倒す(対面で勝てるようになる)冷凍ビームのおかげである。
ミルタンクも冷凍パンチは覚えるが、ダメージがまるで違う。例えば、55タンクの冷凍パンチは50ムウマを6〜8発(平均的なダメージだと7発)となる。サイクルし続ければ回復技無しムウマ・ゲンガーぐらいなら倒せるかもしれないが、ダメージの少なさからほとんどの場合は凍結狙いオンリーの技になってしまう。

例えば、サンダーエースの場合、どうしてもサンダーエースミラーや対55ライコウで課題が残る。
意外なことに、対エアでも課題が出ることがある(もう片方のエースや50取り巻きがエアで止まるケースが多い)。
そのような場合、これらの課題に対する解を出せるポリ2の方が、タンクよりもWAの片割れとしては適している可能性がある。
(ただし、残飯がサンダーに回らなくなるため、サンダーの型は雷めざ氷飛ばし眠る奇跡あたりになるだろうか)

このページへのコメント

対カビゴンについて、自己再生PP切れ狙い地震には冷ビ凍結試行で対抗できることを追記しました。
また、55ミルタンクの対カビゴンの勝率のリンクも追加しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2021年09月13日(月) 13:16:22 返信

対55サンダーについて、サンダーが寝言持ちだった場合の立ち回りについて簡単に追記しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2019年12月26日(木) 23:33:53 返信

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