ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

×

背景

PBSToolsの導入、特に各種サンプルツールを実行するためには、Windows環境の端末にJDKをインストールする必要があります。
また、サンプルツールを使用する場合は、サンプルツールからJDKの実行ファイルを参照できるように環境変数を設定する必要があります。

以前の手順では、JDKの配布元のページの構成の変更に対応できなかったり、自端末のインストール前の設定次第では上手く環境変数が書き変わらなかったりしており、上手く行ったり行かなかったりする不安定な手順でした。
そのため、今回は、安定的に使用できる手順を用意しました。

前提

JDKのインストール方法として、「Pleiades All in One」をインストールする手順としています。
これは、Javaの開発に必要なツールの一式をインストールできるというものであり、JDKの他、Javaの開発者向けツールであるEclipse等もインストールすることができます。
(この手順では触れませんが、Eclipseを使用すると、PBSToolsの本格的な開発が可能になる他、Eclipse上からPBSToolsをデバッグ実行(変数の内容を表示したり途中で止めたりしながら実行)することも可能になります。Mac端末上で動かすこともできます。)

今回の手順は、64bitのWindows10/11の端末を前提とします。
ただし、他のWindows端末だとしても、インストールする「Pleiades All in One」のバージョンを変更したり、手順に示していない方法で環境変数の設定画面に遷移したり、環境変数の設定内容を変更したりすれば、対応可能です。
(JDK 1.7以上をサポートしていれば動くようにコーディングしているため、極論、32bitのWindowsXPにも導入可能です)

導入手順

「JDKのインストール」と「環境変数の設定」に2つに分けて説明します。
これらの手順を実施することにより、PBSToolsの各種サンプルツールのバッチファイルの実行が可能になります。

JDKのインストール

手順1:Pleiades All in Oneのダウンロードページへ遷移する
下記リンクを押下する。
https://willbrains.jp/
手順2:バージョンを指定する
Pleiades All in Oneのページで、「旧バージョン表示」をクリックして全てのバージョンのEclipseを表示する。



その後、「Eclipse 2022」をクリックする。


手順3:Pleiades All in Oneのダウンロードを行う
Windows x64のUltimateの「Download」をクリックする。



自動でダウンロードが開始されない場合は、「Preparing to download Eclipse Pleiades All in One」の下に書かれたリンクをクリックして続行する。



ここで、ブラウザの設定次第で、ポップアップブロックが発生する場合がある。



この場合は、まず「保存」をクリックする。



次に「詳細表示」をクリックする。



そして「保持する」をクリックすることで、ダウンロードが再開される。



※上記の「保存」→「詳細表示」→「保持する」のクリックは、ポップアップブロックが表示されなかった場合は不要。

ダウンロードが完了すると、ダウンロードフォルダに圧縮ファイル(自己解凍書庫ファイル)が格納される。


手順4:Pleiades All in Oneのインストールを行う
この圧縮ファイルをダブルクリックすると、下記の画面が表示されるため、設定変更せずに(下記の画面の設定の通りにしたまま)「解凍」をクリックする。



解凍が完了すると、C:\pleiades\2022-12 に各種ファイルが展開されるので、それを確認する。


環境変数の設定

以下の手順では、C:\pleiades\2022-12\java\11 に格納されているjavac実行ファイルとjava実行ファイルを、PBSToolsの各種サンプルツールから参照可能にします。
(これは、PBSTools固有の設定ではなく、Javaの実行環境導入で一般的に用いられる設定です)


手順1:環境変数の設定画面への遷移
デスクトップ左下の「スタートメニュー」を右クリックし、表示されたメニューの中から「システム」をクリックする。



すると、システムの「設定」のホーム画面が表示される。
その後、「設定の検索」検索欄に「詳細設定」と記入し、「システムの詳細設定の表示」を選択する。



すると、システムのプロパティ画面が表示される。
次に、「環境変数」をクリックする。



これで、環境変数の設定画面へ遷移できる。
手順2:環境変数「JAVA_HOME」を設定する
システム環境変数に「JAVA_HOME」が無いことを確認した後、「新規」をクリックする。
(ある場合は、「削除」ボタンにより削除する)



すると、環境変数の追加画面が表示される。
ここで、以下の内容を記入する。
  • 変数名
    • JAVA_HOME
  • 変数値
    • C:\pleiades\2022-12\java\11
そして、「OK」を押下する。



すると、環境変数の設定画面が閉じる。
環境変数の設定画面には、先ほど入力した環境変数「JAVA_HOME」が表示される。
手順3:環境変数「Path」を設定する
システム環境変数「Path」を選択した後、「編集」を押下する。



環境変数の編集画面が開くので、「新規」をクリックした後、以下の内容を入力する。
    • %JAVA_HOME%\bin



入力した変数値がリストの一番上に来るまで、「上へ」ボタンを何度もクリックし続ける。
一番上に来たら、「OK」を押下する。



これで、環境変数の編集画面が閉じ、入力した内容が環境変数の設定画面に表示される。
環境変数の設定画面でもう一度「OK」を押下し、環境変数の設定を終了する。
(環境変数をシステムへ反映させる)


手順4:環境変数の設定反映完了の確認(確認手順のため割愛可能)
タスクバーの検索ボックスに「コマンド」と入力し、候補として出てくる「コマンド プロンプト」を押下する。



コマンドプロンプト上で「java -version」と入力し、下記の出力がされることを確認することにより、設定の完了を確認する。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

メニュー

メニューバー

メンバーのみ編集できます