CoC(クトゥルフの呼び声)TRPGのハウスルールです。現代日本を舞台に、ペルソナの力をもった人間達が時にシャドウと戦い、時に超常なる存在に弄ばれ、そしてそれでも抗っていく。


F.E.S.T.Aとは

正式名称『Fatal Extra Spatio-temporal Tactical Anti-organizations』(異界化現象対策組織群)、頭文字を取って通称『F.E.S.T.A』である。
この世界の日本でシャドウやペルソナ、異界化現象の対策に、積極的に働きかけているのは当組織及び、その母体であるヤタガラスと呼ばれる霊的護国機関のみである。
この組織は複数の異なる民間組織から成り立っており、母体であるヤタガラスも干渉は各組織の折衝等に留まるもので、意思決定は個々の組織で行われている。

前身である民間組織の成り立ちについて

F.E.S.T.Aという組織の成り立ちは昭和中期頃まで遡るとされているが、
そもそも、日本という国を異界化やシャドウという災害から守護を行っていたのはヤタガラスと、それを中心とした幾つもの公的守護機関であった。
だが太平洋戦争の終結の折、GHQの主導の元彼らは大幅な弱体化を求められる。
その結果、政も担っていたヤタガラス以外の組織は歴史の闇に消えていく事になる。
(その意向には外国のシャドウやペルソナに着目していた企業や機関が暗躍していたとされているが定かではない)
しかし、彼らが歴史から消えたとしてもシャドウや異界現象、そしてペルソナは依然として発生し、人知れず被害を広げていった。
では、人々はそれらに無力であったのか?・・・否、人々はそれらに対抗する力を自らの力で作り上げていく。
そう、前身である民間組織群の誕生である。

F.E.S.T.Aの誕生

それは国内の企業の秘密威力部隊であったり、古くから山に住まう僧達であったり、市井の人間が力を募った集団であったり、
かつて消えた公的機関の残党であったり・・・。だが確実に力は生まれ始めた。
それに着目したヤタガラスは各地のこれら民間組織に結集を呼び掛け、シャドウの撃破及びペルソナ使いの保護を彼らに協力を募る。
公的に力は持てなくとも、外部に委託する図式がこうして出来上がったのだ。
かくして、呼び掛けに応じた複数の民間組織は便宜上ひとつの巨大組織として成り立つこととなる。
それがF.E.S.T.Aと呼ばれる現在の対シャドウ民間組織の成り立ちである。

公的機関『ヤタガラス』

その成り立ちは、古くは日本という国が産声を上げた頃まで遡るとされているが定かではない。
だが、常にこの国を霊的災害より影から守護を行っているとされており、その中には現代ではシャドウや異界化、そしてペルソナ使いと呼称される現象も含まれていた。
現代に於いてはF.E.S.T.Aの母体組織という立場を取っており、各組織同士の調整や情報提供、警察組織への協力交渉、更には資金提供等も行っている。

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