スーパーチタンプロテクトV(室内用光触媒塗料)の過酸化物発生機構は殺菌のみならず、
ウイルス類の不活性化にも理論上応用は可能なため、PGSホームはインフルエンザウイルスやノロウイルスの
不活性化効果に関しても検証を進めてきた。
ノロウイルスは重症化するにもかかわらず、ワクチンを含めていまだ感染後の治療方法がないことに加えて、
消毒用アルコールが効かない強靭さを持っているため、光触媒等の過酸化物による不活性化は現在唯一の対処法と注目されていた。
実際に光触媒塗料に蛍光灯を照射してノロウイルス(代替ウイルスとしてネコカリシウイルス)の感染能力TCID50の変化を調査。
蛍光灯は市販のいわゆる20W直管型と、従来の室内型光触媒と異なり極めて日常生活条件に近い光源を使用。
(ノロウイルスそのものは培養が不可能なため、一般的な代替特性ネコカリシウイルスを使用。(日本食品分析センターに依頼))
光を当てるだけでもノロウイルスの感染力はかなり減退するが、ノロウイルスの厄介な点は、
TCID50が10,000程度の低い値でも発症することがあること。「完全無害化」というレベルまで感染力を殺ぐ必要がある。
スーパーチタンプロテクトVは、6時間の光照射で感染力が780/3,000,000=0.00026つまり、
「ノロウイルスを限りなくゼロに近づける性能を有する」ことが明らかとなった。