上り坂も、下り坂も、どちらから見るかだけ。もともとは上りでも下りでもない。食べる前のリンゴは、甘くも、酸っぱくもない。食べる人が甘いとか酸っぱいとか大騒ぎしているだけ。チョコレートでも食べた後なら、どんなリンゴでも酸っぱく、激辛カレーでも食べた後なら、どんなリンゴでも甘いものです。

　物事はどう見るか、どう接するかでいろいろ変わる。こういう考え方を相対主義と言います。こういう考え方を最初に生み出したのが、ブッダ