初代ぷよぷよ 拡散不定形 -DIFFUSION- - ディヴィジョンの考え方
ディヴィジョンは土台として紹介しているが、どちらかというと【中盤定形】に分類されると考えてよい。中盤定形とは、任意の序盤の土台に対して概念として土台に役割を与えるものである。
簡単に言えば、初手の土台は作れる形であるのに対し、中盤定形は作りにいく形と考えてよい。
実戦では「本来単純な連鎖を組んでいたけどこの中盤定形が出てきたからこういう変形もできるな」という気づきを得るのに使う。ハンバーガー積みも中盤定形と言える。技術の話。

実際にどう考えるのかは実戦の流れを見るのが手っ取り早いだろう。というわけで、

実戦例1

 
赤ゾロを立てるか寝かせるかは自由。立てた場合は元始に近い形となり、基本3トリ系になる。

寝かせた場合も、基本的には3トリを見ている。


緑紫を引いた。3トリを見るなら23で千切りたくなるが、後述の通り最善ではないので2縦。この時点でディヴィジョン土台が出てくる。


紫ゾロを引いた。これを3縦すると赤→緑の流れから赤→紫に変わる。ディヴィジョンの特性である赤の上に緑を置いても紫を置いても成り立つ例だ。


赤→緑の4ダブテンプレ的流れに則るなら2縦。こうなると赤の上には緑を置きたくなるが、確率は低いものの緑が遅かった場合に形が崩れる。先ほどの紫3縦の場合は緑が最後(5連鎖目など)にきても最悪成り立たせることができる。


黄紫を引く。全てのぷよを回収できる形として一番スムーズ。ここで赤紫でL字合わせの土台があることを少し意識。


赤緑を引いて3縦。当初赤発火だったのが紫発火に。しかもこの時点で紫→赤→緑の流れが確定しているため、隙のない移行になっている。


紫緑→緑赤。2列目の緑が縦に2連結伸びたので赤発火でもそれっぽい形が作れるようになった。
さらに、拡散不定形的発想として赤発火の前伸ばしにあたる緑発火も狙えるようになっている。当然、現時点での本線である紫発火もスムーズに消える形が維持されている。
 
左:緑発火5連鎖(緑が寄った場合)
右:赤発火4ダブ(赤が寄った場合)


赤紫、黄ゾロを置く。黄紫を引いて発火。左側の紫から撃てば4ダブだが、今回は右から3ダブ4連鎖で撃っても完全致死になる。
蛇足だが、ハチイチ5連鎖でもある。前伸ばしの前伸ばし。
途中はあった赤発火は2ダブになりやすい形になってしまい微妙な形になった。多色発火を残すかどうかはお好みで。

最短紫発火だが赤紫がデビルなのが怖いねえ