初代ぷよぷよ 拡散不定形 -DIFFUSION- - ヘルクロス

ヘルファイアの変化形の一種で、1色の偏りが大きい時に使いきれるズラース定形(階段連鎖)。
赤の形がヘルクロス。特徴として同色連鎖のつなぎを左右どちらからでも発火可能。

拡散不定形でのヘルクロス移行例。

縦3タワーを見るなら4縦だが、そのあとにさらに赤が寄ると破綻しやすい上、裏発火を選択しても連結が伸びにくく弱い展開が多い。

上のツモからの展開の解説。
最優先は上側の赤を縦3にすること。ここに赤を足さないと絶対につながらなくなる。
ゾロを引いた場合は2列目に立てる。

ヘルファイアはどうしても中央が高くなりやすく、周囲の高さを稼げる時に稼いでおくのが定石。これが果たす役割は具体的にはこう。
 
左図は典型的なヘルクロス化。赤発火を1連鎖前伸ばしして黄色発火に。連鎖の流れは完全にズラース。
右図は中央の黄色発火に変形。本来のROI式ヘルファイアに回帰したともいえる。

要するに、鉄ぷよの部分に赤を置くか黄色を置くかで連鎖の方向性が決まる。そのどちらもすぐに決められるように2列目の高さを稼いでおいたほうが良いという話である。

裏発火

ヘルクロスは本来どちらからも組み立てられる変形なので、拡散不定形(あるいは縦3タワー)からの変形でも発火点を左右選ぶことができる。ただ、2色発火を構えるというよりはツモに応じて適切な連鎖をどちらか選ぶ感覚に近い。

 
裏発火例。こちらも鉄ぷよ部分に何を置くかで裏発火の繋がり方が変わる。
左図は典型的なヘルクロス両側発火で反対側の発火点を選んだ形。こういう状態だとほぼ左右対称みたいなものなのでどちらかを表と定義するのは難しい気もしてくる。
右図は黄色のL字板発火から赤で1連鎖前に伸ばす形。拡散不定形の連鎖型では頻出する前伸ばし。こちらは比較的両側発火を並行しやすい。前伸ばしを赤以外で行おうとすると(例えば緑発火など)、必ず2ダブになるので注意。


こうみると結構わかりやすい連鎖定形だが、4連鎖目以降を作るのがアドリブに近く、難しめ。
ただ、ヘルクロスになる配ぷよはそもそも組みづらいことが多いので速度より致死量を重視した積みを意識することで勝率が上がるので変に短縮などを意識しないで組むとよい。