改めてこれを見てみる。
わかりやすいように5色のぷよで5連鎖を作っているが、基本的に初代ぷよは4色ルールで対戦するため、初代の5色目である青の代わりに、別の色ぷよを使って残りの1組を作らなければいけない。
対戦において、もっとも偏った色を2連鎖分使った連鎖が最速になる。そのため、単純に5連鎖だけを狙う場合、5個目の同色は同じ組に連結させるより分離して使うほうがいいだろう。
一方でデスタワーを見てみると、
メジャーなデスタワーの初手の置き方だと、序盤で最も多く偏った色を発火色に割り当てる。
この画像の土台を例にすると、4色タワーに求められる各色は、
"その他"は4色16個タワーが完成した後に、致死にするために必要な残りの連結数であり、色は何でもよい。
この中で最も要求数が多いのは発火色である赤である。
デスタワーは傾向として発火色が最も要求数の多い色になることが多く、タワーを完成させる上においてボトルネックになりやすい。このボトルネックのことを律速と呼ぶ。
純粋な確率だけで見ると最後に揃うのは赤か、今回の場合はまだフィールドに1個もない緑のどちらかだろう。逆にこの赤と緑が揃うまでに黄色と紫は4つ来ているだろうし、黄色に対しては余っているかもしれない。
ボトルネックの色が来るまでにツモる余計なぷよを使って"その他"の3連結部分を埋められるのなら、実はデスタワーを作る上に置いて致死に必要な追加の3連結はあまり足かせになっていない。
連鎖に視点を戻す。
こういう5連鎖で赤待ちをしている場合、最短では11手で発火することができる。
問題は、8個目の赤がいつ来るかということである。
17手目で赤が来たとすると、たいていデスタワー側も完成しているだろうし、同手数発火になって連鎖数の短いデスタワーが勝つ。無慈悲。
逆に、11手目で発火できた場合は、タワーは確実に致死タワーが完成していないので有利をとれる。タワー側はそのあとの手数でタワーが完成した後に発火色を引くというフェーズに入らないといけず、連鎖をまくるためには14手くらいでタワーが発火できなければいけない。