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対戦カード

レポート

 団体としての歴史の浅さ故に、リリィが戴冠してからは長期政権の雰囲気しかしないヘビー級とは違い、伸び率はともかくとして次世代の選手たちが溢れかえっており、群雄割拠の様相を呈するジュニアヘビー級。メインイベントには、現在頂点に立つ八神司牧原美華を迎え撃った。牧原とて、シングルマッチで5連敗と苦しんでいるが、着実に力はつけてきており虎視眈々とそのベルトに焦点を合わせている。
 立ち上がり、主導権を握ったのは現チャンプの八神。牧原の様子をうかがうように、ビンタやチョップ、弓矢固めで仕掛ける。対する牧原は組んだ状態から八神をフロントスープレックスで叩きつけ、さらにノーザンライトスープレックスで反撃していく。
 互角な試合展開が動いたのは8分間近。八神は牧原の腕を捉えて、そのまま1分にわたって脇固め。逃れようともだえる牧原と、それをさせまいとねじり上げる八神。さらにロメロスペシャルで完全に自由を奪い牧原にとどめを刺しにかかる。
 だが、それをしのぎ切った牧原はお返しの脇固めから、八神の頭を自分の脇に捉えてドラゴンスリーパー!完全に入ってしまった八神は窒息間際にタップ。ベルトはかかっていなかったとはいえ、まさかの王者敗北に、今後のジュニア戦線が風雲急であることを示したかのようであった。
 
スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
八神司13分28秒 ドラゴンスリーパー?牧原美華

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