POG道場-13：第1試合

対戦カード

レポート

　第１試合はＰＯＧの練習生としてデビューしてから15戦目になる川原あかねの対戦相手として選ばれたのは、同じく10戦目になる来島順子。両者ともに相応の試合数をこなしてきたことから、この試合の勝者がプロデビューを認められる『勝者正規選手昇格マッチ』が組まれた。POG-29での来島のデビュー戦では川原が敗北しており、年上とはいえ後輩相手に連敗はできないと川原も普段以上に闘志を滾らせていた。
　まず先手を取ったのは川原。ゴングが鳴ると同時にダッシュして来島の懐に飛び込むとアッパーで顎を撃ち抜いてからチョップの連打で積極的に攻め立てていく。だが、威力が軽いのか来島をダウンさせるには到らず、逆にヘッドロックに捕らえられてしまうと来島のパワーによって締め上げられ、試合開始から僅か２分弱でギブアップ寸前にまで追い詰められる。
　川原も延髄斬りを皮切りに必死で反撃していくが、コブラツイストを来島に力づくで振り解かれてしまうと因縁のライガーボムの体勢に捕らえられてしまう。川原をクラッチしたまま来島がジャンプしてマットに叩きつけてからフォールに入ったが、レフェリーがカウントを数えるまでもなく川原の失神が確認されたことにより試合をストップ。来島が川原を失神させてのＫＯ勝ちにより正規選手への昇格権利を獲得した。　