POG-16：第2試合

対戦カード

レポート

　第2試合は望月と東郷のシングルマッチ。前大会で東郷のPOG入団に待ったをかけた望月。前回のタッグマッチでは東郷に失神寸前まで追い込まれてしまったがシングルで先輩としての威厳を保ちたいところ。
　試合は序盤から望月ペース。ドロップキック、チョップ、ヘッドロックを基礎的な技が中心ながらもハイスパートに攻め立てる。東郷も隙をみてヘッドロックをかけるなど応戦しているがやや押され気味。
　9分過ぎ。望月が東郷をフロントネックロックに捕えるとニーリフト一閃！　これがモロにストマックに入ったか、東郷の身体から力が抜け膝から崩れ落ちる！　望月はこの機を見逃さず、コブラツイストでじっくりダメージを与えるとリング中央で必殺のサソリ固め！　背骨とアキレス腱を極めながら一気に勝負をかけていく！

ギブアップしろ～～～～！！

ノオオオオォオオォオ！！

望月の必殺技を耐え抜きなんとか東郷ロープブレイク。しかしダメージは深刻か、腰と足を抑えたまま立ち上がれない。しかし、望月はここで攻撃の手を緩めない。

ほら、休んでないでさっさと起きろ！

髪を掴んで東郷を起き上がらせるとロープに振る。しかしここで東郷、反撃のレッグラリアット！　痛みの残る右足で望月をなぎ倒す！　さらにコーナーに登ると観客にアピールし、必殺のローリングギロチンドロップ！　会場全体が揺れるような威力抜群の一撃が望月に炸裂！　このままフォールかと思われたが東郷はフォールにいかず、レフェリーに望月のチェックを要求。

…………。

強烈な一撃を浴びてしまいピクリとも動けない望月の様子を見て、レフェリーはゴングを要請。「首刈り桐野」の異名を持つ強烈な首攻めで意識を刈り取り、今度は誰にも文句を言わせない圧勝劇でPOGへの入団権を手中に収めた。